※この作品はR-18です。

インテグラル・ノア サイドストーリーユリ物語   作:やす、

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ユリのキャラクエ

僕の隊に新しいキル姫が加入した。彼女の名前はユリ、使用する武器は双剣、高い戦闘力を誇るキル姫らしい。

 

 

歓迎会をするよ、みんなに紹介もしたいし

 

別に、いらないわよ

 

 

初対面だからか素っ気ないユリ、そのうち慣れてくれるだろう。そんな楽観的な事を考えていた。

 

 

マスター、向こうから異族の気配だよ

 

 

僕の隊のキル姫、カドケウスが異族の接近を教えてくれた。

 

 

ありがと、みんなお願いね!

 

マスター、私の側に

 

私は、援護にまわりますね?

 

 

エクスカリバー、アバリスも既に戦闘態勢をとっていた。

 

 

ストレスを発散してくるわ

 

待って!!って居ない…

 

 

僕が静止するのも聞かず敵陣に単身で突っ込んで行たユリ、それを僕達が追い掛けて行った時には異族の群れは壊滅しており戦場に立っているのはユリ一人だった。

 

 

ありがとうユリ、助かったよ

 

 

お礼を言うと煙草に火を付け僕を睨んだ。

 

 

私はあんたの事をマスターだとは認めないわ、バイブスとキラーズが共鳴しただけで私を支配しようだなんて思わないでよね

 

 

そう言って何処かに行ってしまったユリ、僕だけじゃ無くて他の隊のキル姫とも話そうともしなかった。

 

 

みんな帰ろっか

 

 

僕はため息をついて家へと戻る事にした。

 

 

嫌な感じの子だね

 

そうですね、、、

 

まだ慣れてないだけだよ、ちょっと部屋に行ってくるね

 

 

そう言って自室に戻りキル姫のデータが記された書物を開いたがどこを見てもユリの事は書かれていなかった。少しでも彼女の事を知ろうと思ったのに。

 

 

…おかしい、この書物はこないだ教会から貰った最新版なのに。天上編からインテグラルノア編まで完全収録と書いてあるのに。

 

 

頭を悩ませながら次の策を探す事に。こうなったらユリを観察して情報を得よう。僕は1人のキル姫を呼ぶ事にした。

 

 

アバリス

 

はい、お呼びでしようか?

 

今日入隊したユリって子の行動を教えて欲しいんだ、お願いできるかな?

 

構いませんがなぜ私なのですか?

 

僕の隊で1番影の薄い君ならできる、いや、君にしかできない事なんだ!

 

 

アバリスの両肩に手を置いてお願いすると困った顔をされた。

 

 

あの…それって褒めてますか?それとも貶してませんか…?

 

褒めているよ、君の影の薄さはユグドラシル大陸一だ

 

やっぱり貶してますよね…?

 

とにかく頼んだよ、隊にいるキル姫の事はなるべく把握しておきたいからね

 

…分かりました、なるべく良い情報を掴んできますね

 

 

そう言ってアバリスは姿を消した、正確には気配を感じられなくなっただけなのだが。彼女ならユリに気づかれる事なく情報を持ってこれるだろう、好みとか趣味が分かればそれから話を広げていけば上手くいくだろう、その時はそう思っていた。

 

 

あの、マスター?

 

あ、うん、おかえり、随分と早かったね

 

それが私の気配を感じられて、、、すぐに追い払われてしまいました…

 

えっ!?アバリスの気配を!?

 

はい…草原で寝転んでいる所に近寄ったのですがすぐに気づかれて剣を向けられてしまいました

 

そうか…ありがと、ゆっくり休んでてよ

 

はい、失礼します

 

 

そう言って姿を消したアバリス、次の手を考えなければ、また頭を悩ませいたらドアが開き1人のキル姫が入ってきた。

 

 

マスターどうしたの?

 

あぁ、カドケウスか、今日入隊したユリの事で悩んでいるんだよ

 

あの子ね、良いよ、報酬を貰えるなら私が手伝ってあげる

 

ん、助かるよ、報酬は何が良い?

 

こないだ街で見かけたコッホの絵がいいかなー

 

 

僕の顔を見ながらウインクをした。

 

 

………あれっていい値段したよね?

 

さぁー?頼んだからね♪

 

 

そう言ってカドケウスは姿を消した、ユリの事にあの絵を買う事、悩みが一つ増えてしまったけど必要経費と割り切る事に。

 

 

煙草を吸おうとカーテンを開けて窓を開けると草原に寝転がるユリの姿が見えた、それに近づいてゆくカドケウスも見える、煙草に火をつけてそれを見守る事に。

 

 

!!

 

 

カドケウスが何かを話していると起き上がり双剣を構えた、手を振り敵意はない事を示しているカドケウス、だがユリは戦闘態勢だ。こうしちゃいられない、煙草を乱暴に灰皿に押し付け2人の元へと走ってゆく。

 

 

ユリ!!やめてくれ!

 

やっと来たわね、さっきから小賢しい真似ばかりして私を怒らせたいの?

 

そんなつもりは無いよ、ただ君の事を知りたかったんだよ

 

 

なるべく刺激しないようにゆっくりと話しかけるが、ダメだったようだ。

 

 

私の事を教えるつもりは無いわ、それにあんたに従うつもりも無い

 

従って貰わなくても良いよ、だけど仲良くしたいんだよ

 

仲良くする必要を感じないわ、それに私は私が認めた奴以外と仲良くするつもりは無いわ

 

ならどうしたら認めてくれるのかな?

 

私と戦いなさい、そして勝つ事ができたなら認めてあげる

 

 

双剣を構え僕を睨むユリ、この目は…本気だ。

 

 

待ってよ、人間がキル姫に勝てるはずがないだろ?

 

そんな事知っているわ、私は気に入らないのよ、弱い人間に従う事が、さぁ、どうするのよ

 

…分かった、カドケウス、部屋から剣を取ってきてくれないか?

 

マスター本気なの!?やめときなって

 

良いから、頼むよ

 

 

目を見ながら頼むと諦めた様にため息を付いた。

 

 

はぁ、、、分かったよ、怪我したらすぐに治してあげるからね

 

 

カドケウスが家へと走って行った、その間もユリは僕の事を睨み続けていた。

 

 

はい、無理しないでね

 

ありがと、ついでに試合開始の合図を頼んでも良いかな?

 

分かったよ

 

 

カドケウスに持ってきて貰ったミスリルソードを構える。

 

 

本気で行くわ、覚悟しなさい

 

 

ユリの闘気が風となり吹き抜けてゆく、圧倒的な強さを感じる、だけど、ギュッと柄を握り力を込め気合を入れた。

 

 

試合、開始!

 

 

カドケウスの声が響いた瞬間に僕の持っていた剣は弾き飛ばされ片方の剣が僕の首に突き付けられていた。おぉ〜とカドケウスの呑気な声が聞こえたけど僕はそれどころじゃなかった。

 

 

ねぇ、生きるか死ぬか選んで

 

マダイキテイタイデス

 

ん、じゃあ早く私の前から消えてね

 

 

そう言って双剣を納め煙草に火をつけたユリ、この煙草の香りは僕のと同じか。

 

 

マスター行こ

 

あ、あぁ、、、

 

 

カドケウスの声で我に返り家へと戻ってゆく、すると僕の隊のリーダーであるエクスカリバーが玄関の前で待っていた。

 

 

マスター!あのキル姫は私が討ちます、マスターに手を出した事許す事はできません!

 

 

苛立ちを隠せないエクスカリバー、普段クールな彼女がここまで怒りをあらわにするなんて珍しい。

 

 

そんな事しなくて良いよ、僕が奏官としてダメなだけなんだよ

 

しかしっ!!

 

彼女の力はこの部隊の役に立つよ、それとエクスカリバーに頼みがあるんだ

 

はい、何なりとお申し付け下さい

 

僕と修行して欲しいんだ

 

本気で仰っているのですか?

 

僕は本気だよ、ユリに戦って勝つんだ

 

 

何か言いたげな表情のエクスカリバー、だけど真剣に目を見つめるとため息をつき「分かりました」と言ってくれた。

 

 

今日はもう日が暮れます、明日の早朝から鍛錬を始めます

 

分かったよ、ありがと

 

マスターを御守りするのが私の使命ですから、失礼します

 

 

そう言って家の中に入って行ったエクスカリバー、玄関前に残っているのはカドケウスと僕だけだった。

 

 

らしくないじゃん、そんなに熱くなるなんてさ

 

そんな事無いよ、君達の時だって苦労したんだから

 

そーだっけ?

 

そうだよ

 

 

舌をぺろりと出し笑うカドケウス、自覚があるのだろう。

 

 

マスター、マスター?

 

 

何処かから僕を呼ぶ声が聞こえた、カドケウスと二人で辺りを見渡しても姿が見えない。

 

 

マスター、カドケウス、ここです、ここに居ます…

 

あぁ、アバリス、どうしたの?

 

夕飯の支度ができましたので呼びに来ました

 

ん、ありがと、少し待ってて、直ぐ行くから

 

分かりました

 

 

そう言って僕は草原に寝転がるユリの元へ。

 

 

ユリ、夕飯ができたから一緒に食べよ

 

嫌よ、私は敗者の言う事を聞くつもりは無いわ

 

そんな事言わずにさ、お腹空いてるだろ?

 

早く消えなさいよ

 

 

寝転がったまま目線を合わせずにそう言うユリ。だけどこれは想定の範囲内だった。

 

 

君に提案があるんだけどどうかな?

 

ちっ、聞くだけ聞いてあげるわ

 

ありがと、一週間後僕と再戦して欲しいんだ

 

本気で言ってるのかしら?

 

うん、僕は本気だよ、それに条件がある

 

何よ

 

その一週間は僕の部隊のキル姫として過ごして欲しいんだ、僕の言う事を聞いて欲しいって訳じゃないよ、一緒にご飯を食べてあの家に住んでくれるだけで良い

 

 

そう言うと煙草に火をつけて僕を睨んだ。

 

 

そんな苦痛を私に味合わせるならよっぽど良い条件なんでしょうね?

 

もちろんさ、僕に勝つ事ができたなら教会に頼んで君との共鳴を断ち切ってもらうよ

 

 

僕を見ずに話を聞いていたユリが僕の方を見た、どうやら乗り気のようだ。

 

 

その言葉に嘘偽りは無いでしょうね?

 

もちろんだよ、どうかな?

 

乗ったわ、はい

 

 

そう言って煙草を咥え右手を僕に差し出した。

 

 

これは?

 

誓いの握手よ、嫌だったかしら?

 

ありがと、全力を尽くすよ

 

ん

 

 

草原でユリと誓の握手を交わした、彼女の目は本気だった、僕も負けてはいられない。

 

 

早速夕飯にしよう

 

分かったわ

 

 

ユリを連れて家のダイニングへ、既に料理が並べられており他のキル姫達も席に着いていた。そんな中ユリとみんなの前に立った。

 

 

今日から僕の部隊に仮入隊のユリだよ、みんな仲良くしてあげて欲しい

 

しばらく世話になるわ、よろしく

 

 

そう言うもエクスカリバーはユリを睨みアバリスはオドオドしていてカドケウスは楽しそうに笑っていた。

 

 

頂きます

 

いただきまーす

 

 

そう言ってみんなで食べ始めたけどユリはみんなより少し遅れて食べ始めた、それも一品ずつ少しだけ口に含み何かを確かめるように。

 

 

あの…私の作ったご飯、美味しくありませんでしたか…?

 

 

悲しそうな顔で尋ねるアバリス、ユリの答えは。

 

 

美味しいわよ、この味噌汁も、卵焼きも、魚の塩焼きも、ご飯も

 

ならどうしてその様な仕草を?

 

 

そうアバリスが尋ねると少し驚いた顔をして「癖なの、悪気は無いわ」そう答えた。

 

 

…………………

 

 

ユリを睨みながらご飯を食べるエクスカリバーに悪戯を思い付いた様な顔のカドケウス。そして美味しいと言われた事が嬉しかったのか笑顔のアバリスを見ながら夕ご飯を食べ終わりみんなでのんびりする事に。

 

 

煙草を吸ってくるわと言うユリにコーヒーを淹れるから待っててと言うと一瞬目を輝かせたのを見逃さなかった。いつもより念入りに豆を挽いてコーヒーを淹れる、それをみんなに渡して僕も煙草を吸いに行く事に。

 

 

玄関前の喫煙所に行くとユリが居た、コーヒーを飲みながら煙を吐き出していた、その顔は少しだけ穏やかだ、その横で僕も煙草に火をつける。

 

 

ねぇ

 

どうしたの?

 

コーヒー淹れるの上手いわね、美味しいわ

 

ありがと

 

 

その後は無言だったけど少しだけユリとの距離が縮まった気がした。

 

 

 

………………………………………………………

 

 

 

 

そんな次の日のまだ太陽が薄っすらとしか顔も出していない時間に僕は起こされた。

 

 

マスター、おはよう御座います

 

んん…おはよ、エクスカリバー

 

鍛錬の時間です、準備をお願いします

 

………はい

 

 

パジャマからいつもの服に着替えて家の前の庭に居るエクスカリバーの所へ。

 

 

マスターには剣の基本から全てを叩き込みます、宜しいですね?

 

はい

 

 

ミスリルソードを構えエクスカリバーと対峙する、いつもは優しいエクスカリバーの事だから優しく教えてくれるだろうと思っていたが検討違いだった。

 

 

マスター、しっかりして下さい

 

 

「」

 

 

疲れ果てて声すら出せなくなった僕を心配するエクスカリバー、そんなに心配するならもっと優しく教えてもらいたい。

 

 

ん、ありがとエクスカリバー

 

 

なんとか身体を起こしエクスカリバーにお礼を言うと一枚の紙を渡された。

 

 

これは?

 

マスターの為にトレーニングのメニューを考えてきました、マスターの事を思い軽めにしてありますけど

 

………

 

 

そう言われてその紙を見ると悪魔の様なトレーニングが書かれていた。

 

 

マスターが居なくても私が隊の指揮を取るので安心して下さいと言ってエクスカリバーは自宅へと戻って行った。

 

 

…………………………はぁ

 

 

ため息を吐いていてもしょうがない、頑張ろう、気合を入れてまずはランニングから始める事に。

 

 

「」

 

 

なんとか昼までにはこのラグナ大陸を一周する事ができた、家の前で力尽きている僕にカドケウスが回復魔法をかけてくれた。

 

 

はい、次は腕立て伏せ1000回ね

 

 

………はい

 

それが終わったら腹筋と背筋を1000回と10000回の素振りね

 

 

エクスカリバーに貰った紙をピラピラと振りながら笑顔のカドケウスが絶望する僕を見ていた。

 

 

再び気合を入れ直して腕立て伏せをする事に。

 

 

12、13、14、

 

私が数えててあげるよ

 

助かるよ

 

マスターの上でね♪

 

………………

 

 

腕立て伏せをする僕の上に乗っかり回数を数えてくれた、小柄なカドケウスとはいえ重たい、けどお尻の柔らかさが背中に伝わる。

 

 

腕が止まってるよ、ファイトー

 

はい

 

 

泣きそうになりながら腕立て伏せを終えて次は腹筋、カドケウスが足を押さえててくれた。

 

 

「」

 

 

はい

 

ありがと

 

 

僕が力尽きる度に回復魔法をかけてくれた、もちろん何かを企んだ目で。

 

なんとか腹筋と背筋を終えて素振りを終えるともう日が落ちていた。

 

 

帰ってご飯にしよっか

 

そうだね♪

 

 

カドケウスの頭を撫でてから自宅へと戻りアバリスが作ってくれた夕飯を頂く。

 

 

おかわり!

 

えっ、今日は良く食べますね

 

うん、お腹空いちゃって

 

今持ってきますね

 

ありがと

 

 

いつもは少食なのだがご飯を茶碗三杯程食べていた、ご飯を食べ終わり食後の煙草を吸ってからお風呂に入ろうとしてドアを開けたら。

 

 

…………………

 

ごめん!

 

 

身体を拭いているユリが居た、少し膨らんだ乳房、美しくくびれたお腹、それに肩から臍にかけて大きな傷跡が左右に付いてるのが見えた。

 

 

 

直ぐにドアを閉めてもその裸体がしっかりと脳裏に焼き付いていた、しばらく待っているとユリが出てきた。

 

 

その胸の傷はどうしたの?

 

別に、私の生きた証よ、おやすみ

 

 

そう言って部屋に入って行った、過去に何かあったのだろうか?

 

 

疑問を持ちながらシャワーを浴びて自分の部屋へ、何故か僕の部屋で眠るアバリスの頭を撫でてから眠りの世界へ。

 

 

そんな生活が続きユリとの決戦の日がやってきた、エクスカリバー、アバリス、カドケウスが見守る中草原で剣を構える僕とユリ。

 

 

簡単には負けないよ

 

その根性は認めてあげるわ

 

 

二人が睨み合い試合開始の合図を待っていた時だった。

 

 

マスター!東から異族の大群です!

 

 

エクスカリバーが異族に気付き声をあげた。

 

 

分かったよ、ユリ!勝負は異族が片付いてからね

 

分かったわよ

 

 

そう言って異族に向かって駆け出して行くユリ、その後をエクスカリバー、アバリスが追う。

 

 

カドケウスも行くよ

 

はーい♪

 

 

僕達が少し遅れて戦場に辿り着いた時。状況は最悪だった。

 

 

エクスカリバー!しっかり!!

 

私とした事が…マスター申し訳ありません

 

カドケウス!早く回復魔法を!

 

待って!アバリスもやられてるから!

 

うぅぅ、、、ごめんなさい…

 

一旦離れよう、カドケウスはアバリスを頼む

 

分かったよ!

 

 

二人を背負い離れた所に避難させる、だがユリの姿が無い。

 

 

エクスカリバー、アバリス、ユリを見てない?

 

見ておりません

 

私も、見ていません

 

………分かった、直ぐ戻って来るから待ってて!

 

マスター!?何処に行くのですか!?

 

いけません!マスター!!

 

 

アバリスとエクスカリバーが止めるのを聞かずに異族の群れに飛び込みユリを探す。

 

 

 

………………………居た、異族に囲まれながらなんとか応戦していた。その身体は無数の傷がつけられて息を荒げながら双剣を振るっている。

 

 

ユリ!!

 

 

なんとか間をすり抜けユリの背後に立ち剣を構えた。

 

 

あんた馬鹿じゃないの!?人間が異族に勝てるはず無いわよ!

 

そんな事知っているさ、だけど自分の隊のキル姫を見捨てる事はできないよ

 

ちっ、その根性は認めてあげるわ、あんたは私が守ってあげるわよ!

 

 

己を奮い立たせ力強く双剣を握り直した時だった、僕のバイブスがユリのキラーズと強く共鳴した。

 

 

力が湧いてくるわ、この力があれば…!!

 

 

そう言うと目を瞑り意識を高めてゆくユリ、そして。

 

 

壊滅させてあげるわ

 

 

そう言うと無数の剣を召喚してそれを自在に操りながら異族を壊滅させてゆく。

 

 

すごい…

 

 

あっという間にあれだけ居た異族を壊滅させたユリ、少し照れた表情で僕の隣に来て煙草に火をつけた。

 

 

あんたが来なかったらやられていたわ、ありがと

 

そんな事ないよ、それよりさっきの技は?

 

あんたを守ろうと思ったら勝手に出てきたのよ、そうね、「双剣の乱舞」って名前にしようかしら

 

 

そのネーミングセンスはどうかと思ったけど煙草を咥え笑顔のユリに何も言えなかった、僕も煙草に火をつける事に。

 

 

ねぇ

 

どうしたの?

 

もう少しだけマスターの部隊に居させて貰っても良いわよ

 

どういう風の吹き回しなの?

 

別に、あんたが私を守ろうとした事を認めただけよ、口だけじゃない、立派な奏官だってね

 

 

そう言って右手を僕に向けるユリ。

 

 

この手は?

 

握手よ、次はちゃんと私があんたを守るって誓いの握手よ

 

ん、お願いね

 

 

しっかりとユリと握手をする、こないだした時よりも暖かく優しい手だった。

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

 

って夢を見たのよ

 

良い夢じゃないですか♪

 

私は誰かの下に付くなんてごめんだわ

 

そう言うと思ってましたよ

 

 

朝起きて夢の話をしながらアスカロンとコーヒーを楽しんでいた、私にもマスターができる事はあるのだろうか?できたとしても従う気にはなれないけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ユリキャラクエ絵いただきました!




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