※この作品はR-18です。

インテグラル・ノア サイドストーリーユリ物語   作:やす、

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怠慢のルシファー

ベルベブブを退けた後にミネルヴァ達はラグナ大陸を駆け回っていた。もちろん次の悪魔を討伐する為だ。

 

 

馬の手綱を引くミネルヴァ、その背中でお昼寝をしているレーヴァテイン、竜を操るグラーシーザ、その背後で楽しそうなフライグーゲル。

 

 

グラーシーザ、ゴーゴー!!

 

うむ!おちぬようしっかり掴まっているのだぞ!

 

 

フライクーゲルの煽りを受けて空高く舞い上がって行く、それをミネルヴァが微笑みながら見ていた。

 

 

ふぁぁぁっ、まだ次の悪魔は見つからないわけ?

 

そのようですね、今上空から2人が見ているのですけど

 

じゃあもう一眠りするから

 

はい、ゆっくり休んでいて下さいね

 

 

再び背に持たれお昼寝を始めたレーヴァテイン、その温もりを感じながら2人を追いかけて行く。

 

 

……………………………………………………………

 

 

スイハさん、もっと上空を飛んでも大丈夫ですよ

 

はい、しっかり掴まっていて下さい

 

 

ロンギヌスがスイハにしがみつくのを感じてから上昇して行く、その様子をネスとアルマスが見上げていた。

 

 

私も竜に乗りたかったわ

 

アルマスが竜に乗ると落ちてしまうので

 

もう大丈夫よ

 

あまり信用できませんね、先ほどもスイハが気付かなかったら地面に落ちていましたよ

 

あれはたまたまよ!

 

 

文句を言うアルマスをネスが叱っていた、恨めしそうに2人を見上げるアルマス。

 

 

……………………………………………………

 

 

大地を物凄い勢いで駆けて行く黒い馬、それを操るエルキュールの姿が、その背後にパラシュがしっかりとしがみ付いていた。

 

 

もう少しスピードを落としてくれないか?怖いんだけど

 

ダメです、あの2人に追いつかなきゃ!

 

 

エルキュールの目線の先には楽しそうに竜を操るダモクレスの姿が、その背後でアルテミスが震えている。

 

 

ダモクレス、怖いのですが

 

なーにー?分かったよ、もっとスピードを上げれば良いんだね!

 

 

竜の羽の音と風を切る音に遮られアルテミスの声が聞こえなかったようだ、何を思ったのか竜を煽り加速した。

 

 

恐怖に震える姿にいつものクールな姿は無かった、よく見ると少し涙目になっていた。

 

 

 

 

 

……………………………………………………………

 

 

グラーシーザ!あれってスイハ達じゃないかな?

 

おぉ!あのりゅうはスイハのだな!うしろにロンギヌスがのっているのか?

 

 

きっとそうだよ!おーーーい!

 

 

フライクーゲルが手を振るも気づいていなさそうだ。何処かに旋回して行った。

 

 

おいかけるとしようか

 

それなら足止めしちゃうよ!ゴーシュぅ!

 

 

フライクーゲルがスイハ達に向かい魔弾を放った、それを竜に当たる直前に避けていた。

 

 

もう少しで当たるところだったぞ?

 

あの2人なら避けてくれるって思ってたよ

 

 

ケタケタと笑うフライクーゲル、魔弾を放ったのがフライクーゲルだと気が付いたのかこっちに向かって来た。

 

 

フライクーゲル!危ないじゃないですか!

 

ソーリーソーリー♪君達が私達に気づかずに旋回するからだよ♪

 

 

講義するロンギヌス、それを笑いながら宥めていた。

 

 

スイハ達はあくまを倒したのか?

 

はい、私達は色欲のアスモデウスを、グラーシーザ達は?

 

あたしたちは暴食のベルベブブをたおしたぞ!

 

私達のコンビネーションでイチコロだったよ♪ね、グラーシーザ♪

 

うむ!

 

それならみんなと合流しましょう、それに他のチームの動きも知りたいですね

 

 

下を見るとミネルヴァ達とネス達も合流していた、そこに降りて行く事に。

 

 

皆さん無事だったのですね

 

私が居れば絶・余裕なんだから!

 

アルマスはそんなに活躍していなかったじゃないですか

 

余計な事言わないでよ…

 

 

みんなで談笑している時に悲鳴が聞こえた、周りを見渡しても人の姿は見えなかった。

 

 

何処からでしょう?

 

聞いた事のある声だったわね

 

あれじゃないですか?

 

 

スイハが空を指差していた、見上げると誰かが落ちて来ていた。

 

 

えぇっと?

 

助けないと!

 

 

みんなで受け止めようとした時に空を舞う竜がそれを拾い上げた、良く見るとダモクレスだった。地上にいるみんなに気がついたのかそのままみんなの所に降りて来た。

 

 

みんなクレスだよー♪

 

アルテミス!大丈夫ですか!?

 

しっかりして!

 

 

竜の背の上で目を回しているアルテミス、きっと高い所が怖かったのであろう。

 

 

また無茶な運転をしましたね?

 

クレスは普通に運転してたよ!ほんとだってば!

 

 

ギロリとダモクレスを睨むミネルヴァ、それに慌てて弁解していた。その時にエルキュールとパラシュがやって来た。

 

 

皆さん無事だったのですね!

 

誰か僕を乗せて欲しい、もうエルキュールの背後は嫌だよ…

 

 

青ざめた顔のパラシュ、きっと散々な目にあったのだろう。

 

 

とにかく戦果の報告をしましょう、それと次に目指す所も決めたいです

 

 

ミネルヴァの案により戦果の報告、これからの事を話し合っていた。現在倒した悪魔はベルベブブ、アスモデウス、ベルフェゴール。ラグナロクやユリ達が倒した悪魔は不明だが彼女達なら戦果を上げているだろう。

 

 

それなら合流しませんか?その方が戦いを有利に進める事ができます

 

ラグナロク達の気配を感じる事は出来ないのかい?君達はバイブスで繋がっているんだろ?

 

そうですね、少し気配を探ってみます

 

 

ミネルヴァが目を閉じて集中していた、しばらくして目を開けた。

 

 

ラグナロク達もこっちに向かって来ています、同じように気配を探ったのだと思います

 

それならここでゆっくりしていようか、酔いも覚ましたいし

 

そうですね

 

 

しばらくのんびりしているとラグナロク達がやって来た、その後ろにはユリ達の姿もあった。

 

 

お待たせ、やっぱりここに居たのね

 

はい、バイブスを感じたので待っていました

 

レーヴはお昼寝中のようですね

 

きっと疲れたのでしょう

 

 

馬の背に寝そべっているレーヴァテインの頭をミネルヴァが撫でていた。

 

 

それよりラグナロク達は悪魔を倒したのですか?

 

私達はレヴィアタンを、ユリ達はマモンを、それに協力してサタンを倒したわ

 

なら残る悪魔は後1人ですね

 

クレスがみんなを癒やしてあげるね♪

 

 

そう言ってみんなに回復魔法をかけてくれた、これで万全の体制で残る悪魔と戦える。

 

 

ありがとクレス、早く最後の悪魔を叩くわよ!

 

 

私が意気込んだ後に空に雲が集まり周囲が暗くなって来た、その後に大粒の雨が打ちつけてきた。ここは雨を凌げるような木もなければ雨具を持っているはずもなかった。ただ雨に打たれていた。

 

 

風が変わったわ、気をつけて

 

 

ラグナがそう言った後に雷鳴が轟いた、その雷と共に空から舞い降りて来た1人の人。

 

 

何を突っ立っておる、不遜だな、木偶如きが

 

 

地上に降り立つなりそう告げた、白い髪に白い肌、白く濁った様な瞳に背中に大きな翼、そして強大なオーラを纏っている。

 

 

誰よアンタは!

 

口を慎め小娘よ、まぁ良い、我はルシファー、この世界を統べる悪魔の王だ、他の悪魔共を倒し良い気になっている様だがここまでだ

 

 

仁王立ちをしながらそう言い放った、私達を前にしてここまで余裕でいられるという事は自信があるのだろう。皆武器を構え戦闘体制をとっていた。

 

 

断言してやろう、お前らが生き残る可能性は1%にも満たないと

 

 

不敵に笑いながらそう言った。ならどれ程の力なのか見せてもらおうか。ニヤリと笑い双剣を構えソイツを目掛けて駆け出して行く。

 

 

お前の様な弱者が我に抵抗するのは構わん、さぁ、我を楽しませてみせろ!

 

うっさいわね!このゴボウ野郎!!

 

 

一気に加速してソイツの前に、そのまま斬り込んで行く。

 

 

どうした小娘よ、痛くも痒くもないぞ

 

 

ゴボウを捉えてはいるのだが何かに阻まれてダメージを与えられていないようだ、無駄な攻撃と判断して後方へ飛び跳ねて行く。

 

 

逃さぬ

 

 

そう言うと手に魔力を込めて魔弾を放ってきた、それをジャンプして回避した。

 

 

そんなの当たらないわよ!

 

ならこれならどうだ

 

 

両手に魔力を込めたと思ったら一瞬にして私の目の前に現れ振りかぶった拳が私に迫る。回避しようとしても間に合わなかった。

 

 

すぐ無茶な事するんだからっ

 

どっちに似たのでしょうか

 

僕じゃないと思うよ?

 

 

アスカロンに身体を引っ張られ迫る拳をティルフィングとユウが防いでくれた。

 

 

ふん、お前がこの不純物共の奏官か

 

違うけど

 

…まぁ良い、その横行を許す事は出来ぬ、種に対する冒涜、愚の骨頂だ

 

だってティル

 

何を言われようと構いません、勝った方が正義ですから

 

ふはははは、その通りだ、ならばその力、我に示してみせよ!

 

言われなくても見せてやるわよ!アスカロン!

 

はいっ!

 

 

ルシファーを左右から斬りつけてゆくがやはり何かに阻まれて攻撃が通らなかった。

 

 

どうした、力を見せるのではかったのか?

 

このっ!

 

ユリ!

アスカロン!

 

 

2人の声と同時に頭を抑えられそのスレスレを魔弾が通って行きルシファーに直撃した。

 

 

イエーイ!ナイスヒッツ!このままやっちゃうよ!

 

 

フライクーゲルの声が聞こえてその方を見ると魔力を込めた銃を向けるフライクーゲルとラグナの姿があった、慌ててみんなの所へ逃げて行く。

 

 

アルテミス!

 

はい、援護します

 

 

2人の弓使いが矢を放ってゆく、少し遅れてラグナが魔弾をルシファーへと放った。

 

 

効かぬ、所詮は不純物か

 

 

何本かの矢は刺さっているのだが効いている様子が無かった。

 

 

黄昏の弾丸、その身で味わいなさい!

 

ぬぅ!

 

 

ラグナが放った魔弾を避けていた。フライクーゲルの時とは違う反応。

 

 

ユリ、怪我はありませんか?

 

なんとか助かったわよ

 

そんな簡単にやられたら笑ってあげるからね

 

そう言うアルマスもね!

 

 

そう言いながらアルマスと2人でルシファーへと向かってゆく。

 

 

どっちが先に一太刀入れれるか勝負よ!

 

望むところよ!

 

 

まだ力の差が分からぬか

 

 

放たれる魔弾をヒラリと躱し接近し斬り込んで行く。

 

 

っつ!

 

 

私の剣は確かに当たっているのだが何かに阻まれていた。

 

 

せぇぇぇい!

 

ぐっ!

 

ユリ!私の勝ちみたいね!

 

ちっ

 

 

私の剣は通じないのにアルマスの剣はダメージを与えられるようだ。その違いはなんだ?

 

 

ユウ!

 

娘ばっかに良い格好させておけないね

 

 

左右からユウとティルフィングが向かう、放たれる魔弾を回避しながら懐へ飛び込んだ。

 

 

はぁっ!

 

せやっ!

 

 

ユウの一閃は躱した様だがティルフィングの剣技はルシファーを捉えた。

 

 

ユリ!アルマス!退いてくださいっ!これが魂の一撃っ!!

 

 

2人が抑えている所に氷を纏わせた大剣で斬り込んで行くアスカロン、その一撃はルシファーの頭部に直撃した。

 

 

効かぬ、そろそろ我の力を見せてくれよう

 

 

そう言うと身体からドーム状に魔弾を放った、それを後方へと避けてゆく。

 

 

あぁいう攻撃は厄介ね

 

それなら届かない所から撃ち抜きます!

 

いつでもいけますよ

 

レディーーーーファイヤーー!!

 

 

ミネルヴァ、アルテミス、フライクーゲルが矢と魔弾を放ってゆく、それに合わせて進軍してゆく3人。

 

 

さっさと帰りたいんだけど

 

愚痴なら後で聞いてあげるよ

 

あたしも聞いてやるぞ!

 

 

3人が接近したのを見て矢と魔弾の猛攻が止んだ、先陣を切ったのはレーヴァテインだった。一気に加速してルシファーの上へと飛び上がりそのままくるりと回り大剣を振り下ろした。

 

 

レーヴァテインだけに良い格好はさせないよ

 

今こそせいぎを示すときだ!

 

 

左右からパラシュ、グラーシーザが斧と槌を振り上げ迫る、それを涼しげな表情で避けてゆくルシファー。だがパラシュはそれを許さなかった。振り下ろした衝撃で地面に少し埋まってしまった斧を力ずくで引っこ抜き勢いをつけ投げ飛ばした。

 

 

やった!

 

ぬぅん!!

 

 

直撃した斧を物ともせず弾き飛ばしパラシュへと迫る、両手に魔力を込め拳を振り上げた。

 

 

なかまに手だしはさせないぞ!

 

 

それをグラーシーザが阻止した、槌を振り回すと慌てて後退したルシファー。

 

 

助かったよグラーシーザ

 

うむ!ちょうじょう!

 

 

その様子をラグナロクが見ていた、何か違和感を感じながら。

 

 

マサムネちゃん!

 

任されよ

 

私も行きます

 

 

次に駆け出して行くのはフライシュッツ、マサムネ、スイハだった。マサムネが斬り込みその隙を2人が狙って行く。

 

 

マサムネの刀もルシファーには効かない様だ、だがフライシュッツとスイハの攻撃は通じるみたいだ。

 

 

ミネルヴァ、どう思う?

 

はい、ずっと私も違和感を感じていたのです、私達の攻撃は避けるのにティルフィング達の攻撃は避けずに当たる、何か法則があるのでしょう、それさえ見つける事ができれば有利に戦う事ができると思います

 

私達とティルフィング達の違い、一体なんなの、、、?

 

 

2人が疑問を抱える中ルシファーの反撃が始まった。雄叫びをあげながら魔弾を放ち始めた。

 

 

貴様等を滅ぼしこの世界を再び悪魔の物にしてくれよう

 

 

そんな事はさせないわよ!アンタはここで私達が倒してみせる!

 

 

双剣を構え魔弾を弾きながら前進してゆく、その後ろにエルキュールとネスの姿が合った。

 

 

ユリばかりに良い格好はさせません!

 

私も一撃入れてあげます!

 

小賢しい

 

 

魔力を込めた拳を振り回して行く。やはり私を狙う様だ、拳が当たる瞬間にしゃがみ込む。

 

 

させませんよ

 

ほほう、良い連携だ

 

 

その拳はロンギヌスの槍により軌道を逸らされた、その隙に乱舞を叩き込んで行く。

 

 

やっぱりダメね

 

そろそろ茶番は終わりだ、さらばだ不純物共

 

 

そう言うとさらに強いオーラを纏った、ビリビリと大地が振動してゆく。それに気づきみんなの所へ下がって行く。

 

 

ユリの攻撃は効かないみたいね

 

そうなのよ、殺す気で斬りつけているのに

 

拙者もだ、斬ってもまるで手応えを感じぬ

 

そうかな?頑張れば勝てそうだよ?

 

私も違和感を感じていますね

 

私の方がユリより強いって事ね

 

それは認めないわよ

 

そっちも違和感を感じていたのね

 

ラグナ達も?

 

うん、私達の攻撃だけは避けていてユリ達の攻撃は受けているのよね

 

何が違うんだろね?

 

 

私達の考えが纏まる前にルシファーが動き出した。両手で魔力の球を作り出し私達に向かって放ってきた。

 

 

こんなもん弾き返してやるわよ!

 

ダメですっ!

 

 

私がそれを剣で弾こうとした瞬間にアスカロンに止められた。その魔弾はそのまま通り過ぎて行き大地をえぐり爆発した。

 

 

助かったわ

 

ちゃんと見極めて下さいね?

 

次からそうするわ

 

ふはははははは!さぁ!絶望の中もがく姿で我を楽しませるのだ!

 

 

次々と魔弾を放ってゆくルシファー、それをなんとか避けてゆく。当たれば命は無いだろう。

 

 

分かりました!!皆さん回避しながら聞いて下さい!

 

 

そんな中ミネルヴァが大きな声をあげた。何かを思いついた様だ。

 

 

聞かせて、ミネルヴァ

 

はい、私達とティルフィング達の何が違うかを考えていたのですが私達と一つだけ決定的に違う所があるのです!それは悪魔の力を宿していると言う事です!

 

そう言われてみればそうですね、私は強欲の大罪を、それはユリにも流れています

 

拙者は憤怒の業を宿しておるな

 

私は色欲ですね

 

私は傲慢だよー♪

 

私は嫉妬を

 

僕は暴食だね

 

私は怠慢

 

私はレヴィアタンがd.plugされていますねっ

 

そちらの攻撃は避けませんけど私達の攻撃は避けていたので、まだ仮説の段階ですけど、、、

 

十分試す価値があると思うよ、問題はどうやってアイツに接近するかだけどね

 

あの魔弾を防げは良いのね?

 

そうですけど、、、

 

アスカロン、お願いできるかしら?

 

はいっ、だけど魔力が持たないと思います

 

回復ならクレスにお任せだよー!

 

ならアスカロンに氷で盾を作ってもらい接近して攻撃しましょう、お願いできるかな?

 

はいっ!嫉妬の氷よ、私達に力を!!

 

 

アスカロンが呪文を唱えると巨大な氷の壁が作り上げられた。魔力を使い果たしヘロヘロになったアスカロンをダモクレスが回復させてゆく。

 

 

さぁ!私達の進撃を始めましょう

 

みんなで押すよー!

 

おぉーーー!!!

 

 

氷の壁をみんなで押しながら進んで行く、魔弾に押されながらもジワジワと進撃してゆく。

 

 

この程度の氷、打ち砕いてくれる

 

 

ガリゴリと削られているけどすぐ修復してゆく、ついに氷はルシファーの目の前まで迫っていた。

 

 

アスカロン、氷のドームでアイツを包めないかな?

 

できると思いますけど

 

 

チラッとダモクレスを見た、それに笑顔で頷くダモクレス。

 

 

任せてよ!私の魔力、全部注いであげるね!

 

 

杖を輝かせアスカロンに魔力を流し込んで行く、それを冷気へと変換しルシファーを氷のドームで包み込んだ。中でルシファーが暴れているが破壊される様な様子は無かった。

 

 

そのまま動きを封じて!

 

任せて下さいっ!!

 

ジワジワと氷の厚みが増して行きルシファーの動きを封じてゆく。ついに身動きがとれなくなっていた。

 

 

ラグナ、任せたわよ!

 

うん、任せて

 

 

ラグナが銃を構え魔力を注ぎ込むとそれに答えるかのように紅く輝いてゆく。

 

 

終わりよ、ルシファー!!

 

 

太陽の様な魔弾が発射されそれは分厚い氷を難なく突き進みルシファーを貫いた。

 

 

我がこの様な不純物に退けられるとは、、、だが地上世界は既に冥界に飲み込まれている、精々足掻くと良い

 

 

そう言って砂の様に消えていった。

 

 

不吉な事を言っていたね

 

とにかく地上世界に行きましょう、まだ私達の力を必要としている人が居るわ

 

でもユグドラシルは封鎖されているんでしょ?

 

なんとかなるよ

 

そうですよ

 

ひとまずユグドラシルに向かいましょう!

 

 

おぉーーー!!

 

 

ここで悩んでいても何も始まらないだろう、みんなでユグドラシルに向かって駆け出して行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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