※この作品はR-18です。

インテグラル・ノア サイドストーリーユリ物語   作:やす、

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未熟な奏官

ラグナロクくん達が地上世界に降りてから私達はデュカキスくんのキル姫達と天上世界を駆け回っていた。その目的は一つ、地上世界から溢れ出した化け物達を倒す為。そうは言ってもただの奏官である私はその戦いを見ている事しかできないのだけど。

 

 

弱ーい♪久しぶりに血の匂いが嗅げると思ってたのにコイツら血が出ないんだね

 

そういう化け物もいるんだね

 

マスター!まだ魔物が残っています!私の側に!

 

いえ!このがエクスカリバー、この身に変えてもマスターを御守りします!

 

二人共!言い争いをしている場合ではありません!

 

 

私の部隊はルーンくんが先頭に立ち化け物達を薙ぎ倒していた。その後ろをアロンダイトくんが、エクスカリバーくんとロンゴミアントくんが私を守ろうと私の側に居てくれた。いつもの陣形だね。

 

 

私達のすぐ隣にはデュカキスくん達がいた。勘のいいケラウノスくんがアポロンくんに指示を出しそれを持ち前の機動力を活かして化け物の群れに矢の雨を降らしていた。ケラウノスくんも指示だけで無く魔弾によるアポロンくんの援護だけで無く的確に敵を撃ち抜いていた。

 

 

このまま全員撃ち抜いちゃうよ♪

 

魔弾は考えて撃ちなさいよこのバカ!もう体力が残って無いじゃない!

 

アクスレピオスが側に居るからこんだけ撃てるんだよ♪一人だけならもっと考えてるよ

 

アポロン、癒すから戻っておいで

 

僕はまだ全然大丈夫!まだまだ行くよ!

 

ダメだって、まだまだ先は長いんだからさ

 

はーーい

 

 

二人の杖使い、テュルソスくんとアクスレピオスくんが前線を担う二人を回復させていた。体力を消耗するケラウノスくんにはアクスレピオスくんが。戦場を駆け回るアポロンくんにはテュルソスくんが付いていた。

 

 

モニカ殿、そろそろ姫達に休んでもらうのである

 

そうだね、みんなー!この辺は片付いたみたいだしおやつ食べよっか♪

 

 

デュカキスくんは良く戦場を見ていた。化け物達の事だけで無く姫達の消耗具合、バトルフィールドの状態まで。一見ケラウノスくんが指揮しているように見えるけどそれはデュカキスくんのバックアップがあるからこそケラウノスくんが自由にできている。完璧なチームワークだ。

 

 

それに比べて私達の方は、、、悪口じゃないけど前線に飛び出すルーンくん、アロンダイトくんは問題無いけど私の側を離れないエクスカリバーくんとロンゴミアントくん。私が奏官として未熟だからってのもあるんだけど、、、。

 

 

どうしたのですか?マスター

 

顔色が悪いですね、体調が悪いので有れば私の側を離れないで下さい

 

ううん、全然元気だよ♪いつもみんなありがとうね♪

 

 

休憩している間も私の側を離れない二人、今回はデュカキスくん達と連携を組んでいるのだから私よりも他の姫達とコニュミケーションをとって欲しいな

 

 

そんな二人を置いてデュカキスくんの元へ。少しでも奏官としての役目を果たせるように色々教えて貰おう。

 

 

ねぇデュカキスくん、良い奏官ってどういう人なのかな?

 

うむ、奏官としてのセンス、技量、状況を瞬時に判断できる観察力、姫達に的確な指示を出せる判断力、それれらを合わせ持った奏官の事である

 

じゃあ私は良い奏官じゃ無さそうだね

 

 

デュカキスくんの言葉に俯いてしまった、私にはそんな事が出来るとは思えなかった。少し落ち込んだ私にデュカキスくんが言葉を続けた。

 

 

だが、それだけでは良い奏官ではないのである、良い奏官とはキル姫とお互いがお互いを理解し合い深い絆で結ばれた奏官の事である、これは余の持論であるが

 

 

そう言ってデュカキスくんは少しだけ恥ずかしそうに笑った。

 

 

はいはーい、みんなユグドラシルの方から魔物が攻めてきてるよー

 

うむ、皆の者、今一度力を借りるのである。

 

僕に任せてよ!あんな奴等なんて的にしか見えないよ

 

無茶な事しないでよね、誰が怪我人治すと思ってるのよ

 

それが私達の役目だよ、ほらほら行くよ

 

 

ケラウノスくんの報告を受けてデュカキスくん達が動き出した。それに合わせるように私達も動き出した。

 

 

みんなお願いね♪

 

次の獲物は血が出て欲しいね、あたい血がないと盛り上がらないんだよ

 

随分と物騒な事を言いますね

 

ルーンの口が悪いのは今に始まった事ではありませんよ

 

そうですよ、マスターはなるべく安全な所に居て下さいね

 

うん♪ありがと、だけど私も奏官としてみんなと一緒に戦いたいんだ!

 

 

私がそう言うとエクスカリバーくんとロンゴミアントくんが驚いた顔をして私に詰め寄った。

 

 

いけませんマスター!そんな前線に立ち指示をするなど危ない事など私が許しません!

 

そうですよ!もしマスターに万が一の事が有れば私は生きてはゆけません!考え直して下さい!!

 

うん、だけどみんなだけに戦ってもらうなんてできないよ、私だってみんなの役に立ちたいんだ!

 

 

そう言い切った私に二人が反論していた。それを宥めていたらルーンくんが二人の首を掴み話し始めた。

 

 

あたい達はマスターの言う事を聞いてれば良いんだよ、そうだろマスター?

 

その言い方だと誤解されそうだよ、私もみんなと一緒に戦いたいの

 

何なりとお申し付け下さい、私はいつでもマスターの剣ですから

 

ありがとアロンダイトくん、みんなも良いかな?

 

あたいは何でも構わないよ、血の匂いが嗅げるならね♪

 

エクスカリバーくんもロンゴミアントくんも良いかな?

 

 

私がそう言うと不満そうな顔をしたけど「分かりました」と頷いてくれた。

 

 

じゃあ早速デュカキスくんの所の姫達と仲良くしよっか♪今回は私達だけじゃないから連携して戦わないとね♪

 

 

そう言うとみんなが嫌そうな顔をした、特にルーンくんは苦虫を噛み潰したような顔をしていた。

 

 

おいマスター、あたいは他の奴らと馴れ合うなんてごめんだよ!

 

そうですよ!デュカキスさん達が嫌と言う訳ではありませんが

 

私は別に構いませんよ

 

私達だけでもあの程度の魔物なら討ち払う事はできます!

 

えっと、さっき私の言う事聞いてくれるってみんな言ったよね?

 

 

私がそう言うと諦めたように返事をしてくれた。先に言質を取っておいて良かった。

 

 

じゃ行こっか♪

 

 

そう言って先を進むデュカキスくん達に追いつき協力して化け物を倒す事を提案した。するとみんな快く返事をしてくれた。

 

 

やっとそう言ってくれたね♪私もそう言おうと思ってたんだ♪

 

ケラウノスくんにはお見通しだったのか♪、私はまだ未熟だけど頑張るからね!

 

うんうん、その顔堪んないね♪後でイイコトしようよ♪

 

 

ケラウノスくんがそう言うと私の後ろから槍と剣がケラウノスくんに向けられた。

 

 

一時的に手を組むだけです、マスターには指一本触れさせません

 

次にそんな言葉を吐いたらこの槍で貫きますよ

 

おぉ怖い怖い♪それよりもう魔物の群れとぶつかるよ♪

 

 

ケラウノスくんがそう言って視線をユグドラシルの方へ向けた、その目線を追うと沢山の化け物達がこっちへ向かって来ていた。

 

 

あはは、喧嘩は後でだね、みんなお願い!

 

 

そう言って化け物達の方へ走るととみんながついて来てくれた。まずは状況の把握から、敵の数を数え扱う武器の種類を把握する。

 

 

ルーンくんとロンゴミアントくんは10時の方向へ、アロンダイトくんとエクスカリバーくんで2時の方をお願い!

 

 

私が指示を飛ばすとそのように動いてくれた。そして私達だけで捌き切れない化け物達の方へデュカキスくん達のキル姫が向かう。

 

 

勇敢なる姫達よ!その力遺憾なく発揮するのである!

 

 

デュカキスくんの命を受けてケラウノスくんが姫達に指示を飛ばしながら魔弾を放ってゆく、その指示通りにアポロンくんが動きそのフォローをアクスレピオスくん、テュソルスくんが行う。見ていて気持ちが良い程のコンビネーション。って見惚れている場合じゃなかった。

 

 

みんなー!確実に一体ずつ仕留めて!もし無理なら4人で固まって動いて!

 

 

私は見ているだけだから分からないけど少し手こずっているような気がした。それでもみんな果敢に攻めてくれていた。

 

 

ケラウノス!

 

うん、分かってるよ!

 

 

ケラウノスくんが両手に銃を構え次々と化け物を殲滅させて行く。その魔弾を掻い潜りながらアポロンくんが戦場を駆け矢を放ってゆく。

 

 

僕に当てたら怒るよ!

 

大丈夫大丈夫、ちゃんと狙ってるからさ♪

 

無駄口叩く暇があったら魔弾を放つ!後撃ちすぎよ!

 

私も手伝うから大丈夫だって

 

もぉぅ!

 

 

二丁の銃を使っている為体力の消費が激しいのだろう、2人がかりでケラウノスくんを回復させていた。

 

 

モニカ殿、後一息なのである

 

そうだね、みんな後少しだよ!

 

 

みんなの動きを見ていたから敵の数に気付かなかった。もっと良く周りを見ていないと。

 

 

最後の1人の化け物をルーンくんが貫いた。周りを見渡しても他に化け物の姿は無かった。私達の勝ちだ。

 

 

みんなありがとね♪カッコよかったよ♪

 

当たり前だってーの、おいロンゴミアント

 

なんですかルーン

 

お前良い槍捌きしてるじゃない

 

お互い様ですよ

 

見事な剣捌きでした

 

いえ、アロンダイトも結構なお手前で

 

 

お互いを褒め合う4人、そっか、いつも前線と私の護衛に分かれているからか、だからこうしてみんなで戦う事でお互いの知らなかった事が分かったんだね。これは計算外だったけど嬉しい収穫だった。

 

 

そっちもなかなかやるじゃん、良く見たらみんな可愛いし♪

 

はいはい、そっちの姫も傷口見せなさいよ

 

お酒もあるから飲んで飲んで♪

 

お酒を飲むのはどうかと思うよ

 

 

デュカキスくん達の姫も話しかけてくれた。みんな打ち解けてくれたみたいで良かった。

 

 

モニカ殿、見事な指示だったのである

 

そんな事ないよ、まだデュカキスくん達には及ばないかな

 

幾つもの修羅場を潜れば更なる高みへと登れるのである

 

うん、そうだね♪

 

だが、モニカ殿とその姫達からは深い絆を感じるのである、余と同じように家族当然の繋がりを持っているのである

 

それは当然だよ♪みんな一緒に居てくれる家族なんだからね♪

 

 

ーーーーーーーーーー!

 

 

私がそう言った後に何かが聞こえた気がした。

 

 

今何か聞こえなかった?

 

むっ?

 

 

何かの雄叫びの様な物が聞こえた気がした。2人で耳を澄ませるとやっぱりどこかからか聞こえてきた。

 

 

ーーーーーーーーAAAA!!!

 

 

みんなもそれに気が付いたのだろう、喋るのをやめて戦闘態勢をとっていた。

 

 

ーーーーーーーーーYAAAAA!!!

 

 

ねぇ!あれ!!

 

 

ケラウノスくんが大きな声で叫んだ、その指差す方を見るとユグドラシルの地上世界に繋がる穴から巨大な手が伸びていた。長い爪を生やしたその手は穴を無理矢理開きその姿を見せていた。

 

 

ひっ!!

 

モニカ殿!我々が怯える訳にはいかぬ!しっかりと相手を見極め指示を出すのである!

 

 

怯んだ私にデュカキスの激が飛んだ。その言葉で逃げ出したい気持ちをなんとか抑え込み前を向いた。

 

 

ケラウノス!アポロン!まだ奴は出て来てはないのである!先手必勝である!

 

任せてよ!神の雷霆の力見せてあげるよ♪

 

ケラウノスなんて居なくても僕だけで十分だよ!

 

 

2人の魔弾が、矢が、それに向かって飛んでいった。が、怯む様子も無くそいつは天井世界へとその姿を表し咆哮を上げた。

 

 

BYAAAAAAAAAAAAA!!!!!!

 

 

その姿を見て声を失った。大きな家ぐらいはある巨体、それに似合う大きな両手に後ろ足、骸骨の様な顔に口元から左右に伸びた角、背中に何本も剣の様な棘を生やしその根本には茶色い毛が生えていた。異族とは違う、さっきの化け物とも違う、異形の者が私達に敵意を向けていた。

 

 

やっとあたいの好みの奴がでてきたね!

 

ルーンくんダメ!!!

 

 

そう言うとルーンくんが私の静止を聞かずそいつ目掛けて走って行き槍を振りかぶった。

 

 

おらぁぁぁぁっ!!

 

 

その槍はそれの顔面に突き刺さった。ように見えた。

 

 

あん?なかなか硬いわね

 

 

そう言って飛び退きそいつから距離を取ろうとした時だった。巨大な手がルーンくんをとらえた。

 

 

ルーンくん!!!

 

がぁっっ!!やるじゃねーか、、、

 

 

身体中に怪我を負ったルーンくんがこっちに吹き飛ばされて来た。それをなんとか抱き止める事ができた。

 

 

早くルーンを診せて!

 

こりゃ酷い傷だね、、、

 

 

モニカ殿!接近するのは危険である!こちらに任せるのである!

 

うん、ごめんね、お願いするよ!

 

 

デュカキスの指示を受ける前に2人は動いていた。左右に分かれ大地を駆けながら魔弾と矢を放っていた。

 

 

僕の矢が効かないよ!

 

私の魔弾もダメみたいだね

 

 

効果がない事を悟り身を引こうとした2人にその両手が迫った。

 

 

うわっ!!

 

くぅぅっ、!

 

 

たった一撃で2人も戦闘不能の傷を負わされてしまった。

 

 

ぬうっ!!

 

ちょっと!!どこ行くのマスター!?

 

もぉぅ、あのバカ!!

 

 

気づいたら戦場に倒れている2人の元にデュカキスくんが走り寄って行った。そして2人を抱えこっちに走って来ていた。

 

 

その背後からそいつが迫っていた。もっと相手の事を観察したかったけどもうそんな呑気な事を言っている場合じゃ無かった。

 

 

みんな!!デュカキスくん達の救助をお願い!!!

 

 

私がそう言い終わる前に3人が駆け出してくれていた。アロンダイトくんはそいつと対峙し2人がデュカキスくんの援護にまわってくれた。

 

 

BYAAAAAAAAAAAAA!!!!

 

 

そいつの咆哮が響き渡りそれと同時にアロンダイトくんを攻めたてていた。それでもアロンダイトくんは一歩も引かずに戦ってくれた。

 

 

だけどその抵抗も長くは続かなかった、そいつは力尽くで剣を弾き飛ばしアロンダイトくんに爪を立てた。

 

 

アロンダイトくんっ!!!

 

 

私がアロンダイトくんの元に走ろうとした瞬間にそいつがデュカキスくん達の方へ飛び跳ねて行き腕を振り上げた。

 

 

ロンゴミアント!

 

はいっ!!

 

 

それに気が付いた2人が応戦するも長い腕で振り払われてしまった。そしてそれは2人を抱えたデュカキスくんを無情にも斬り裂いた。

 

 

ぐぅぅぅっ!これしきの事で余の歩みを止められると思うな!

 

 

背中から血を流しながらアクスレピオスくん達の元へと進んで行った。

 

 

2人を頼むのである

 

 

そう言って2人に姫を渡すとその場に崩れ落ちた。

 

 

本当っバカなんだから!!!

 

アクスレピオス!取り乱さないで!早く治療するよ!

 

 

2人が3人に懸命な治療を施していた。私はただそれを見ている事しかできなかった。

 

 

みんなが倒れている事を思い出し戦場を見渡すと倒れているアロンダイトくんに迫るそいつの姿があった。それを見た瞬間に私は駆け出していた。

 

 

掴まって!

 

マスター、、、申し訳ありません、、。。。

 

良いからしっかり掴まっててよ!!

 

 

服にべったりと血が付いているアロンダイトくんを何とか背負い少しでもそいつから遠ざかろうとしていた。

 

 

BYAAAAAAAAAAAAA!!!

 

 

だけどそいつがそれを許すはずもなく私達の前に立ち塞がった。ただそいつが前にいるだけなのに物凄いプレッシャーが私に襲いかかった。

 

 

アロンダイトくん、一人で歩ける?

 

少しだけなら歩けると思います

 

なら私が時間を稼ぐからその間に逃げてよ

 

いけません!!マスターを護る事が私の騎士道、その精神に反する事はできません!!!

 

ならこれは私の命令だよ、私を置いて今すぐ逃げて

 

しかし、、、

 

良いから早く!!

 

 

そう叫びアロンダイトくんの剣を引き抜きそいつに向かい構えた。

 

 

私の愛に掛けてみんなを守るんだ、私の覚悟を無駄にしないで!

 

 

口ではそう言えるけどすごく怖かった。足は震えて言う事を聞かないし気温は低いのに汗がダラダラと落ちてゆく。だけどみんなの為ならと自分を奮い立たせて私はそいつと対峙した。

 

 

んっっっんんんんっっっ!!!!!

 

 

涙と鼻水で声にならない声をあげながらそいつに向かって走り出した。あの爪で斬り裂かれたら、あの歯で噛み砕かれたら。そんな心配を全て捨ててただ仲間を護る為に。

 

 

そいつが腕を振り上げた。それでも私は目を見開き歩みを止めなかった。

 

 

どんな時でも私はマスターのお側に居ます

 

マスターを御守りできなかった弱い私をお許しください

 

共に参りましょう、来世では必ずマスターを御守り致します

 

抜け駆けは許さないね、あたいも一緒に死んでやるよ

 

 

気がついたらみんなが私の側に居てくれた。ここに居れば死ぬだけなのに、それでも、それなのに、みんなが、、、

 

 

じゃあみんな来世でもよろしくね♪

 

 

みんなで覚悟を決めた時だった。

 

 

やれ!シユウ!!

 

ウガァァァァァ!!!シユウいっくぞぉ!!!

 

 

そいつの手が私達に当たる直前にそいつの巨体が何かの攻撃を受けて宙に浮いた。それを見て身体の力が抜けて私は気を失った。最後に黒いフードを被った女の子の姿を見ながら。

 

 

モニカ大丈夫!?それにみんなも!

 

そっちの救助は任せたわよ!死者の怒りで焼き尽くしてあげるわぁ!

 

ヴァナルガンドみんなを頼む!

 

わぉぉぉぉん♪

 

ムラマサは拙僧とあやつを!

 

承知いたした!

 

んふふ、奏官がキル姫を護るなんて愛を感じますわ♪

 

後で聞くからあいつを頼んだよ

 

はい♪

 

 

 

……………………………………………………

 

 

 

次に私が目を覚ました時にはそいつは力無く地面に横たわっていた。それに見覚えのある5人の奏官と5人のキル姫がいた。

 

 

えっと、どうなったの?

 

アイツなら俺達で倒したぜ、安心して休んでな

 

そうだ!みんなは!?

 

 

私が起き上がり見渡すと私に向かって微笑んでくれるみんながいた。

 

 

良かった、、、

 

 

それを見てまた地面に寝転がった。

 

 

なんでカミトくん達はこの世界にいるの?

 

フォルカス達の手伝いでラグーナ島に行ってたんだよ、その帰りに嫌な気配を感じてみんなでここに来たんだ

 

やっぱり南の島はいいな、あの島も俺が統一してやるぜ

 

それは多分無理だと思うよ?

 

 

起きたばっかりなのに安心したのかまた眠くなってきた。デュカキスくんがみんなに現状を説明しているのを聞きながらまた私は目を瞑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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