※この作品はR-18です。

インテグラル・ノア サイドストーリーユリ物語   作:やす、

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逮捕されたユリ 後日談

あれから私は二日程眠り続けていた。アスカロン、みんなに会えたって安心感と睡眠不足、体力不足の状態で自身のバイブスに自身のキラーズを無理矢理適合させたその反動だとアクスレピオスが教えてくれた。万全の状態なら大丈夫の様だ。

 

 

あの裁判の時に西の者はラグナ、そうは言っても神令された方のラグナに襲われその時の悲鳴やら命乞いやらがマイクを通じてスピーカーで会場に響き渡りそれで支持率が急低下しその地位を失脚。それを助けに行ったラグナが英雄の様な扱いを受け代わりに西の街を治めてくれと言う声が多数上がったけどやんわりと断ったみたい。

 

 

そもそも私を逮捕した理由が私があのキル姫を操る実験の邪魔をしたからであの放火が私を逮捕する決め手になった様だ。その事に関しては流石にやり過ぎたと反省はしている。因みに公開裁判にした理由は見せしめであり蘇らせた3人の力量を計るつもりだった様だ。

 

 

後これはまた別の話となるのだが今回はキャラを出し過ぎた、キャパオーバーだったし全くセリフ、出番が無い人も居た。あの場にエンクウ、カミトも居たのだがこうやって言わなければ誰も気付かないだろう。これは本当に反省している。

 

 

じゃあユリも目を覚ましたし僕達は島に戻って準備をしてくるよ

 

明日ラグーナ島までお越し下さいね♪知っているとは思いますけどラグーナ島は水着じゃないと入れませんからね?

 

二人は僕達と一緒に準備を手伝ってよ

 

はい、お世話になります

 

よろしくお願いしますね

 

 

そう言ってユウ、ティルフィング達は島へと帰って行った。西に着いていていたシタ、ミトゥムは今日からラグーナ島で働く様だ。それを見送ってから朝食を食べる事に。

 

 

もう体力は大丈夫なの?

 

もう全回復よ、今ならどんな敵でも倒せる気がするわ

 

なら私が相手をしよっか

 

…それはやめておくわ

 

どんな敵でも倒せるんじゃ無かったの?

 

 

そう言っていたずらそうに笑うラグナ、多分私ではラグナに勝つ事は無理だろう。

 

 

朝食を食べ終わりベランダに煙草を吸いに行こうとした時だった。

 

 

ユリ、悪いんだけどこれを君に渡さなければならないんだ

 

何よこれ?

 

 

そう言ってツカサから一切れの紙を手渡された、読んで見ると何かの請求書の様だ。おぞましい金額が書かれていた。

 

 

……………………この金額は何よ?

 

ユリが燃やしたビルの解体、再建設にかかった費用だよ。君が寝ている時に中心街で会議があってね一応これでも半分はこちらで負担しているんだよ

 

 

そう言われたけどそんな話は全く頭に入ってはこなかった、フラリと意識が遠のきその紙切れを持つ手が震えその震えが止まらない。

 

 

一体いくら請求されたのよ、見せなさいよ

 

 

アルマスが横からその紙を覗き込み金額を数えていた。

 

 

何々?十、百、千、万、十万、百万、千万、億、、、頑張りなさいよ…

 

どうしたのですか?アルマス?これって!?

 

 

それを横から覗き込んだアスカロンが声を荒げた。その紙を机になんとか置いて震える身体で煙草を吸ってくると声を絞り出しベランダへ。

 

 

はぁ…………

 

 

ため息しか出てこなかった。明日はラグーナ島に行くというのにそれすら忘れてしまう程の衝撃だった。

 

 

無意識のうちに煙草を吸っては消しまた火をつけてと繰り返していた、箱を開け指で弄り空になった箱で意識を取り戻した。

 

 

はぁ、、、でもそのまま凹んだままではいられない。そうだ、踏み倒そう、そして何処か遠くへ行こう。そんな事を考えながら部屋へと戻って行った。

 

 

ユリくん、焼石に水だけど良い話があるよ

 

どうしたのよモニカ

 

ユリくんが逮捕された時にユリくんの家の権利を私に移したんだけどこのまま私が家を買い取ってあげるよ♪

 

買い取られたら私達の住む場所が無くなるじゃない、私は構わないけどアスカロンの住む場所だけは欲しいわ

 

流石にそんな事はしないよ、あの家を3000万で買い取るからその借金の頭金にしたらどうかな?そのかわり家賃を取るけどね、それが3000万になったら家の権利をユリくん達に返してあげるって話だよ、どうかな?

 

あぁ、うん、んんん??

 

 

モニカが良い話をしてくれているのだと思うのだけどショックが大き過ぎてぼんやりとしか考えられなかった。

 

 

それなら私達も少しならお金を払ってあげるよ

 

悪いわよ、そんなの

 

世界を救ってくれたお礼もしてなかったしさ、ね、みんな

 

 

ラグナがそう言うと他のみんなが頷いてくれた。

 

 

俺も少しぐらいなら払ってやるぜ、この世界を守った奴が借金まみれなんて笑えないしな

 

じゃあ僕も、まだ就職したばかりだからそんなに払えないけど

 

ユリ、二人で働けばすぐ返せますって♪一緒に頑張りましょう!

 

みんなっありがとっ…!

 

 

みんなの優しさに私はその場で泣いてしまっていた。少し恥ずかしかったけどそれよりみんなの気持ちが嬉しかった。

 

 

一度天上世界に戻り準備をするのである、確かに今は気が滅入ってしまっているが時間をかければ返せない額ではないのである

 

そうね、ねぇツカサ、例えばの話だけどこのお金って踏み倒せないの?

 

そうするのは構わないけどユリの身元が割れているって言えば分かるよね?

 

ジョークよ、3億かぁ…

 

どれだけ時間がかかっても良いからね、無理に取り立てはしないから安心して

 

のんびり払うわ、みんな仕事があるなら遠慮なく呼んでね、直ぐに行くわ

 

 

そんな訳で私達は一度天上世界へ戻る事に。ツカサが手配してくれた電車に乗り込みユグドラシルを目指して行く。

 

 

はぁ

 

 

矢の様に流れる景色を見ていてもため息しか出なかった、以前はアルマスと窓を奪い合いながら見ていたのに。。。そろそろ切り替えよう、悩んでいてもお金が増える訳でもないしクヨクヨしているのは性に合わない。

 

 

よしっ!!!

 

 

 

 

何よ急に大声出して、びっくりしたじゃない

 

気合いを入れたのよ、さっさと借金を返して自由になるわ

 

教会に頼んで優先的に仕事を回すように言っておくね

 

ありがとラグナ。助かるわ

 

余も仕事を探しておくのである

 

助かるわデュカキス

 

私もユリくんにとっておきの仕事があるよ♪

 

へぇ、どんな仕事なのよ?

 

簡単だよ♪欲しい土地があるんだけどそこの人がどう頼んでも首を縦に振らないからさ、そこの家族を冥界に送ってくれれば良いだけなんだ♪

 

…それはやめておくわ、流石に罪の無い人を殺める気にはなれないわ

 

残念だなぁ、コレくらいなら出せるのに

 

 

モニカが提示した金額に心が揺さぶられたけど「やめておくわ」と断る事に。そうだ、プータの家に強盗に行って遺産を奪い取ろう。

 

ユリ

 

何よ?

 

それもやめておきましょ?

 

そうね

 

 

そんな話をしている間に電車は終点であるユグドラシル前へとたどり着いた。以前はここに駅は無かったけど町おこしの一環でユグドラシルをパワースポットとして街の人がすぐに来れるようにしたらしい。

 

 

電車を降りてユグドラシルの前へ。座り疲れた身体を伸ばし歩き出そうとした時だった。何処からかエンジン音が聞こえてきた。どうやらこっちに近づいて来ている様だ。しばらくすると一台のバイクが私の前に止まった。

 

 

何も言わずに帰るなんて酷いよ

 

ごめんごめん、色々あって忘れていたわ

 

もぅ、はい、約束のバイク

 

ありがと、大事にするわね

 

 

その主はクリスだったライダースーツを着ており颯爽とヘルメットを脱いでいた。

 

 

でも私は乗り方が分からないわ

 

うん、教えてあげる

 

 

みんなに少しだけ待ってもらい乗り方を教えてもらう事に。バイクに跨り操作方法を教えてもらっていた。

 

 

あののりものに乗ったらりゅうよりも速くいどうができるのか?

 

どうだろー?クレスが走った方が速いんじゃないかな?

 

 

エンジンをかけたら左手のクラッチを握って、それから左足でここのレバーを踏むの

 

こう?

 

そう、そしたらゆっくり右手のアクセルを回して、そしたら動くから

 

ふむ

 

 

言われた通りにするとバイクが動き出した、と、言ってもフラフラと進んでいるだけなのだが。

 

 

ある程度スピードが出てきたらまた左手のレバーを握って左足のレバーを踏む

 

さっきと同じことね

 

そうしながら徐々にアクセルを回していって、後右手のレバー、右足のレバーがブレーキだよ、スピードを落とす時はこっちを操作してね

 

分かったわ

 

 

言われた通りにするとピタッと止まりエンジンも止まってしまった。

 

 

止まる時は左手のクラッチ操作と左足のレバーを上に上げてギアをニュートラルにしないとエンジンが止まるからね

 

難しいわね、、、

 

それと曲がる時はハンドルじゃなくて曲がりたい方に体を傾けるの

 

ふむふむ

 

やってみて

 

分かったわ

 

 

言われた事を思い出しながらやってみる事に。エンジンをかけてクラッチを握る、そしたらギアを入れながらアクセルを回してスピードが出てきたら再びクラッチを握りギアを上げてゆく。

 

 

 

 

 

……………………………………………………………

 

 

 

しばらく練習すると乗りこなす事ができ私は風になる事ができた。

 

 

クリスの言う通り嫌な事も忘れられるわね

 

でしょ?でも現実は何も変わってないんだけどね

 

…それは言わないでよ

 

それでユリはそのバイクをどうやって持って帰るつもりですか?

 

えっ?

 

 

そうミネルヴァに言われた、確かに天上世界に続く穴は人が一人入るのがやっとだしとてもバイクが通れるとは思わなかった。

 

 

一度やってみるわ

 

 

バイクを押してユグドラシルにある入り口へ、そぉーっと通そうとしたがハンドルが引っかかり通す事は出来なかった。

 

 

あははっ、じゃあうちに置いとくから好きな時に乗りにきなよ

 

そうするわ、それに今の私にバイクに乗る余裕なんてないし

 

そうみたいだね、じゃあみんなまたね

 

 

そう言ってクリスは帰って行った。それを見送ってから私達も天上世界に帰る事に。

 

 

私達も帰ろっか、明日の準備もしておきたいし

 

ラグナロク楽しそうですね

 

うん、久しぶりにのんびりできるし海を眺めるの好きなんだ

 

ラグナロクちゃんって水着あったっけ?

 

去年着たのがあるはずよ、スタイルも変わってないし着れると思う

 

水着かぁ、、、水着だったらどれだけ見てても不自然じゃ無いよね♪

 

あんまり人の事ジロジロ見るんじゃないの!

 

私も水着買いに行かないと、だね♪

 

明日の7時に教会に集合で良いわね?

 

 

ラグナがそう言ってみんなを見渡していた、皆異論はなさそうだ。

 

 

ラグナ達って何処に住んでるのよ?

 

私達は教会に住んでいるわ、何かあってもすぐ動ける様にって

 

流石ね、じゃあアスカロン、帰ろっか

 

そうですねっ

 

じゃあユリくん、アスカロンくん、みんな、また明日ね♪

 

余らも帰り支度をするのである

 

その前に一杯やりましょーよ向こうで全然飲んでなかったし

 

飲む前に準備をする!それからなら良いわよ

 

はいはーい♪

 

アルマスくんって水着持ってたっけ?

 

持ってないわ、買わないとね

 

なら家がある街においでよ、あそこの雑貨屋なら色々置いてあると思うからさ♪

 

そうさせてもらうわ、ユリは水着持ってんの?

 

ちゃんと持ってるわよ、私の水着姿に見惚れても良いんだからね

 

じゃ、世話になるわモニカ

 

うん♪行こっか♪

 

 

みんなそれぞれの家に帰って行った。私とアスカロンも帰り道に雑貨屋に寄ってご飯と必要な物を買い込み家に帰る事に。

 

 

ご飯を食べる前に今手元にあるお金を数えてみよう。そう思い金庫のお金を広げて数えていた。

 

 

こないだの賞金と任務の報酬を合わせても15.000.000ゼニーしか無いわね…

 

それとモニカさんの三千万ゼニーと、合わせてもまだまだ足りませんね…

 

後はみんながくれたお金を合わせても五千万ね、残り2億五千万かぁ

 

皆さんが仕事をくれるみたいなのでのんびり返していきましょう、ねっ

 

そうね、無理に取り立てられる訳じゃ無いのが唯一の救いね、まぁ良いわ。明日のラグーナ島を楽しみましょ

 

そうですね♪早くご飯たべないと冷めちゃいますよ?

 

それもそうね、いただきまーす

 

 

やっとのんびりする事ができる。それに久しぶりにアスカロンと二人っきりだ。

 

 

私の顔に何かついてます?

 

何も付いてないわよ、気にしないで

 

変なユリですね

 

 

それから一緒にお風呂に入りやっと寝床に着く事ができた。

 

 

やっぱり自分の家は良いわね

 

そうですね、牢屋では何をしていたのですか?

 

ずっとボーッとしてたわ、あんな所で寝る気にもなれないし出されたご飯も食べる気になれなかったわよ

 

良く我慢できましたね、私ならすぐ食べちゃいそうです

 

アスカロンが牢屋に入れられる事なんて無いから大丈夫よ、もし入れられたとしても私が助けに行くわ

 

頼りにしてますね♪

 

 

アスカロンに腕枕をしてもらいそのまま少し体制を変えて柔らかな胸に顔を埋めていた。

 

 

落ち着くわ…

 

よしよし♪

 

 

そのまま頭を撫でて貰っていたらいつの間にか眠りの世界に導かれていた。

 

 

 

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