【シャニマス】中年プロデューサーの華麗なる暗躍 作:黒胡椒サラミ
「オーディションへの応募は、現時点でこれだけですね~」
「う~ん……やっぱりそんなに数は無いな」
「うちは零細プロダクションですからね~」
「社長が聞いたら怒るぞ、はづき」
「でも、事実ですから~――あっ♡」
口の悪い事務員に、陰平は後ろからチンポでお仕置きする。はづきの着る事務服のタイトスカートはまくり上げられ、ストッキングの股間部分はチンポを挿入するために破かれている。深夜のプロダクションの会議室で、陰平ははづきと「残業」の真っ最中だ。
「んっ、くっ、んんっ♡ プロデューサーさん、そこ、もっとくじってくださいぃっ♡」
テーブルに手をついたはづきのバックから、社会の窓から出した肉棒をずっぷりとハメ込んで、ゆるゆると腰を前後させる。陰平は忙しい。最近は恋鐘ばかりにかまけていたが、陰平が愛を与えなければならないメスは他にも居るのだ。彼女たちのご主人様として、平等にハメ犯してやる義務が彼にはある。仕事と一緒にこれをこなすのは、なかなかスケジュール調整が難しかった。
「はづき、出すぞ。孕め」
「はいっ♡ はいぃっ♡ はづき、プロデューサーさんの精液で妊娠しますぅっ♡」
「ううっ!」
「ああああっ! 熱いの、奥、来てる……っ♡」
はづきは愛おしそうに下腹部を撫で擦る。その奥では、ドクンドクンと陰平の肉棒が激しく脈打っていた。
「……ふぅ……オーディションには、社長も審査に参加するんですか?」
「いや、社長はその日別件が入ったそうだ。俺と伊庭君だけで審査する」
「そうですか~。あっ、まだ抜かないでくださいよ、プロデューサーさん」
出すものを出したので、陰平が腰を引こうとすると、はづきが不満げな顔をした。やれやれと、彼は再びはづきの子宮口に蓋をしてやる。亀頭と子宮がキスをすると、はづきは「んっ♡」と喘いで、艶っぽく微笑んだ。
「また出したくなったら、いつでも出して構いませんから。ずっと塞いでてくださいね~」
「本当に欲張りだな、はづきは。――うっ、おい、そんなに締めるな。本当にすぐ出るぞ」
「じゃあ出してくださいね~♡ あっ――♡」
抜かずの二発目を流し込み、絶頂後の荒い息を整えてから、彼らは再びオーディションの打ち合わせを進める。
「まあ、がっかりしないでください。応募人数は少なくても、その中にいい子がいるかもしれませんから」
「それはそうだがな」
「写真を見てみますか?」
「ああ」
はづきが送られてきたプロフィール画像のPDFを、机上のPCに映し出す。アイドルになろうというだけあって、どれも容姿は整っている。だが、陰平のチンポは反応しない。
「う~ん……」
「ダメですか……?」
「厳しいな……。そこそこ行けそうな子もいるが、うちが零細なのは事実だから、出来るだけ少数精鋭で行きたい」
だから「そこそこ」どまりでは駄目なのだ。他のプロダクションの目に留まらなかったとは言え、恋鐘だって、絶対にトップアイドルとしてのポテンシャルがあると確信したからこそ、陰平たちは採用したのだ。
「社長も言ってるが、最高の輝きを発掘するのが俺たちの仕事だ。……よそのプロダクションでやってる使い捨てみたいなのは、絶対にやりたくないしな」
その点において、社長以下283プロの事務方は意識を共有しているはずだ。はづきはしばらく考えこんでから、また陰平のチンポをきつく締め上げてきた。
「うっ――」
「プロデューサーさんは、女の子なら誰でもいいわけじゃないんですね。私には手を出したくせに……」
「じゃあ、はづきもアイドルをやるか? はづきなら、絶対にトップアイドルになれる」
「――っ♡ 都合の良いことを言っても、騙されませんよ~。それなら特別ボーナスでもください」
「……こっちの口にか?」
「……はい♡ ――あっ、……はぁ♡」
陰平はもう一度、はづきの欲しがりマンコに射精してやった。恍惚とした表情をし、ぷるぷる全身を震わせるはづきの胸をまさぐりながら、首筋にキスをしていく。
「……プロデューサーさんは、よく私に『孕め』とか、『種付けする』とか仰いますけどぉ」
はづきは背後の陰平に向かって手を伸ばし、その髪を弄りながら、そんな事を言い始めた。
「でも、危険日に中出しはしてくれないんですよね……。今日だって、しっかり安全日ですし」
「……たまたまだろ?」
「アイドルの子たちにも、どうせそうなんですよね?」
陰平はアイドルのプロデューサーだから、彼女たちの生理周期は把握している。別にそんな事はないと言い、陰平ははづきの胸を荒々しく揉みだした。
「んっ、ふぅ……っ♡ あっ……♡ アイドルのっ、子たちの将来を、考えてるんですよねっ♡ 酷いのか酷くないのか、相変わらずよく分からない人ですっ♡ んぅっ♡!」
「妊娠は、さすがにアイドル業に差し支えるからな」
「やっぱりっ♡ でも、プロデューサーさん、私なら――」
私なら大丈夫ですよと、はづきが切ない声で言った。陰平の腰の動きが止まる。
「事務員が妊娠しても、別に構いませんよね……♡」
「……俺の子だと、絶対に不細工になるだろ」
「そんなの構いませんよ……! ……ねぇ、今日、実は危険日なんです……って言ったら、どうしますか? やめちゃいますか?」
「…………」
「……あ…………」
陰平が腰を引こうとすると、はづきの声に哀しみが混じる。困らせてごめんなさいと、彼女は言った。
「……嘘です。ちゃんと大丈夫な日ですから……もっとしてください」
「どうして急に、そんな事言い出したんだ?」
「…………赤ちゃん、欲しくなったから」
「……わがまま言って、はづきのほうが赤ちゃんみたいだな」
「……赤ちゃんでいいですから、抱っこしてください」
はづきのおねだりに応じて、陰平は体位を駅弁に変える。よしよしとはづきの頭を撫で、あやすようにしながら、マンコには肉棒をしっかりとハメ込んでやる。色々な場所でアルバイトをし、家族の生活費を稼ぎだしている逞しい彼女だからこそ、時にはこんなふうに誰かに甘えたくなるのかもしれない。
「……好きって言って下さい」
「好きだぞ、はづき」
「……もう一度お願いします」
「好きだ」
「……あと十回」
その夜の陰平は、はづきがわがままを言うままに、彼女が求める体位や方法でセックスを続けた。
――――――――――
「ここが収録んスタジオ? 霧子はここでラジオば出とーんやね」
「うん……そうだよ、恋鐘ちゃん」
ウサギの耳を思わせるリボンをふわふわ揺らしながら、恋鐘は興味深そうに、並んだ音響機材やガラスの向こうのスタジオを眺める。
恋鐘と霧子、アイドルが二人並ぶと、地方局の狭いスタジオは驚くほどに明るく華やいだ。
「今日は霧子ちゃんのコーナーへのゲスト出演、ありがとうございます、月岡さん」
「こちらこそよろしくお願いします。いつもうちの霧子がお世話になっております」
「こ、恋鐘ちゃん……」
ラジオ局のアシスタントディレクターに対し、恋鐘が方言を抑えて頭を下げると、霧子はあせあせと恥ずかしがった。
恋鐘は今日、霧子がレギュラーで出演しているラジオ番組のゲストとして、このスタジオを訪れていた。彼女がうちの霧子をよろしくお願いしますと言ったのは、からかいや冗談ではなく半ば本気だった。恋鐘は自身にかなりドジな部分があるにも関わらず、霧子に対しては、そんな風にお姉さんぶる事がよくある。
「うちも、霧子に恥ばかかせんよーに頑張るけんね!」
「う、うん……」
「そうかしこまらずに、自然体で――いつもの月岡さんで話して下されば結構ですから」
「はいっ!」
収録の打ち合わせ開始までは、ラジオ局内を見学する時間があった。このADに案内されて霧子と共に各所を見回る間、恋鐘は常に元気いっぱいの笑顔だった。
「それから……ちょっといいですか? 月岡さん」
「はい、何ですか?」
「これは仕事の外なんですけど……、良かったら、サインを頂けませんか」
「はいっ! ……え、サイン? ……うちに? ……うちの?」
「このスタジオ宛てと、もし差し支えなければ、若い奴にどうしても欲しがってるのが居まして、そいつ宛てにも書いてもらえたら、大変ありがたいんですが。ああ、ちょうどそこに……おい!」
ADが呼んだのは、機材のチェックをしていた若者だ。彼はずっとチラチラと恋鐘の姿をうかがっていたが、呼ばれて慌てて駆け寄ってきた。
「は、はい! あの、月岡恋鐘さん! ファンです!」
恋鐘の前で直立した体育会系っぽい若者は、いきなりそう言った。恋鐘は目を丸くしている。
「この前のライブも、見に行きました! その前に動物園でやってたイベントで初めて見て! あの、応援してます! 頑張ってください!」
「は、はい……」
「すみません月岡さん、暑苦しくて。こいつがどうしても挨拶したいって泣き喚くもんですから。サインのほうも……」
ADが言う前に、若者は自前らしい色紙とペンを差し出している。その目にある期待は、偽りではない。
「恋鐘ちゃ――いえ、月岡さんが良かったらでいいので、お願いします!」
「すみません、ほんとに。また泣かれても困るので、サインしてやってもらえませんか」
直角に礼をする若者の横で、ADは苦笑している。だが、泣きそうなのは、むしろ恋鐘のほうだった。
一般的な「売れている」アイドルならば、この程度の事は日常茶飯事なのだろう。しかし、彼女にとっては――
「もちろん……、うちのサインで良かったら」
恋鐘は上ずった声で、そんな返事をした。
そして、一生懸命考えて一生懸命練習した、アイドル月岡恋鐘としてのサインを、若者が差し出した色紙に書く。そのペン先は、少し震えていた。
「こ、ここに、ここに○○君へって書いてもらえたら――、あと、何かメッセージも書いてもらえたら――」
「おい、図々しいぞ」
「いーえ、大丈夫です」
恋鐘は笑顔のまま、細心の注意を払って若者の名前を書き、そして最後に「ありがとう」と書き添えた。若者はその色紙を家宝にすると宣言し、恋鐘に握手を求めてきた。それにも恋鐘は笑顔で応じる。ついでにスタジオ宛ての色紙も書いて、その一幕は終わった。スタジオへの色紙は、別に恋鐘だから特別という訳ではない。壁の上のところには、色々なアイドルや俳優の色紙が飾られている。恋鐘のサインも、そこに並ぶというだけだ。
「恋鐘ちゃん……? どうしたの……?」
霧子が気遣わし気に尋ねたのは、恋鐘の肩が少し震えていたからだろう。
「なんでもないばい。……ちょっと、うち、プロデューサーば探してくる」
そして、恋鐘は霧子をスタジオに置いて、そそくさとその場を立ち去った。
(……恋鐘ちゃん、大丈夫かな)
数分たち、霧子はにわかに不安を覚えた。恋鐘は少し方向音痴なところがある。案内されたとは言え、初めて訪れたラジオ局の中で、迷わないとは限らない。そう言えば、恋鐘はプロデューサーを探しに行くと言っていたが、今の恋鐘のプロデューサー――陰平は、恋鐘を放ってどこに行っているのだろう。
霧子は、陰平という人間がよく分かっていなかった。あの男は、同じ283プロに勤めるプロデューサーでありながら、霧子たちのプロデューサーである伊庭の純粋な感じとは違う、何かよく分からないもので満ちている。
「…………」
打ち合わせ時刻まで、もう間が無い。色々と考え併せて、霧子は自分から恋鐘を探しに行くことにした。
「――――――仕事をしてろ!!」
霧子がびくりと身体をすくませたのは、廊下にそんな大声が響いたからだ。
大声の主は、廊下の向こう、霧子の視線の先にいる。それは恋鐘のプロデューサーである陰平だった。彼が乱暴に怒鳴りつけたのは、他ならぬ恋鐘である。陰平の放つ怒りに満ちた暴力的な気配が、霧子の居る場所にまで伝わってきた。
「ごめんなさい、プロデューサー」
陰平に怒鳴りつけられ、恋鐘はしゅんと頭を下げている。それを見て、霧子はハッとした。
(恋鐘ちゃん……、やっぱり……)
陰平という人間は、霧子の前ではいつも何かの仮面を被ったように、にこにこと愛想の良い笑いを浮かべている。言葉遣いも丁寧だ。しかし、どうしてそんな人が、恋鐘が慕うプロデューサーの伊庭の下から、彼女を引き離すような真似をしたのか、霧子には分からなかった。伊庭の指導から離れると決まった時、恋鐘は泣いていたのだ。
陰平という男によって、確かに恋鐘は成功し、表面上は笑顔を取り戻したように見えた。しかしやはり、陰平は恋鐘の事を暴力で支配するような、悪辣な本性を隠していたのだ。
陰平は恋鐘を怒鳴りつけた後、頭を下げたままの彼女に背を向けて、どこかへ去っていく。
「…………」
霧子は、自身の胸の前で、きゅっと拳を握り締めていた。
―――――――――――――
思わぬところでサインを求められて、恋鐘は嬉しかった。
今までサインを書いてこなかった訳ではない。でも、ああいう熱烈な感じのは初めてだった。
求めに応えてサインを書いた後、彼女はどうしても陰平にその事を報告したくなった。自慢したかったし、褒めてもらいたかった。そしてそれ以上に、恋鐘が今感じている喜びを、彼と共有したかった。
だから、恋鐘はラジオ局の中で走っていたのだ。
陰平は恋鐘を霧子とADに任せて、どこかに姿を消してしまっていたから。
(プロデューサー!!)
廊下の先に陰平の姿を見つけた時、恋鐘は彼を大声で呼びたくなった。走る速度を上げて、彼の胸に思い切り飛び込みたくなった。
それでも彼女がその足を緩めたのは、陰平の前に、偉そうな男が二人ほど立っていたからだ。一人はさっき挨拶をしたこのラジオ局の局長とかで、もう一人は恋鐘の知らない精力みなぎるという感じの口髭の男だ。
「月岡恋鐘君か……。いいじゃないか、彼女は」
口髭の男がそう言ったのが聞こえた。それに礼をした陰平の口から、社長という単語も聞こえた。それやラジオ局の局長の言葉から推測すると、口髭の男はどうやらこの局の重要なスポンサーらしい。
それに恋鐘が褒められているのだ。きっと陰平は喜ぶだろう。恋鐘はまた嬉しくなった。
「ああ、本当に良い。特にあの――」
胸がいい。
しかし、その言葉を耳にして、恋鐘の笑顔は曇った。
陰平も、スポンサーの言葉に同意するように「ありがとうございます」と言っている。
「テレビ映えしそうじゃないか。確かに良い素材だ。なのに、どうしてあんな方言を喋らせているんだ? 283プロというのは、色モノで売っているのか?」
そこで、恋鐘の足は完全に止まった。
男たちの話は続く。
「あれさえ直せば、もっとよくなるだろうに、なあ局長。」
「はあ……、まあ……」
「ウチのラジオに出すんだろう? 標準語で喋らせた方がいいんじゃないのかな?」
「まあ……、そうですね……」
局長は困ったように笑い、言葉を濁している。
それからも、口髭の男は恋鐘が耳をふさぎたくなるような事をいくつか言った。陰平も何かを言っているようだが、こちらに背を向けているせいか聞こえにくい。
だが、「ありがとうございます」とは言っていないようだ。
「そうだ、今度ウチでパーティーがあるんだが」
口髭の男は思い出したように言った。
「局長、あの恋鐘君も連れてきたまえ」
「え、それは……」
局長は陰平のほうに目をやった。
「そうしたまえ。私なら、彼女にもっと大きな仕事を回してやれるぞ」
露骨な誘い。
陰平は何と答えたのだろうか。
「そうか、じゃあ、また次の機会があればな」
分からないが、口髭の男はそう言って帰っていった。特に機嫌を損ねた様子もない。恋鐘がその「パーティー」とやらに出席する事になったのでもなさそうだ。
深く礼をして男を見送っていた陰平が頭を上げると、局長が言った。
「まあ、あんな感じの人でね……。でも、うちにはお得意様だからなぁ……。……堪えてもらって悪いね、283さん」
そして局長もその場から去り、陰平だけが残った。
恋鐘には、そのやり取りがどういう意味を持っていたのか分からない。でも陰平が、恋鐘を守るために、何かを耐えたのだという事だけは分かった。きっと、物凄く怒りたくなるような何かを。
陰平の肩が震えている。恋鐘は前に歩き出した。
「……プロデューサー」
「――――っ!!!!」
恋鐘が背後から声を掛けると、拳を握り締めて立ち尽くしていた陰平が、勢いよく振り返った。
彼は恋鐘がそこに居ることに本当に驚いていたし、慌てていた。表情を見て、恋鐘にはそれが良く分かった。
「プロデューサー……今の、何?」
「……別に何も無い。裏方の話し合いだ」
「……うち、標準語で喋ったほうが、いい?」
腸が煮えくり返るとは、こういう顔の事を言うのだろう。恋鐘がそれを口にした時の陰平の表情は、まさにそんな風だった。
「……プロデューサーがそうしろって言えば、そうする、よ」
たどたどしい標準語を、恋鐘が使う。
「……長崎弁アイドルが、長崎弁を捨ててどうする」
内側にあるものを飲み込んで、陰平は冗談っぽく笑った。
「バカな事言ってないで、スタジオに戻れ。もう収録だろ」
「……パーティーに、プロデューサーが出ろって言ったら、出るし」
「早く行け、霧子が探しに来るぞ」
「……おっぱいがお仕事に必要なら、それでもいいし。プロデューサーが、魅力的だって言ってくれたから」
「さっさと戻れ、お前がどこでどんな仕事をするかは、俺が決める。口出しするな」
陰平の口調が、段々と荒く、早口になっていく。
「……だからプロデューサー」
恋鐘の瞳には、涙すら浮かんでいた。
陰平は、自分がアイドルとしての恋鐘の事を理解していると思っているようだが、それを言うなら恋鐘にだって、プロデューサーとしての陰平の苦労が、痛いくらいに伝わってきたのだ。
「だからプロデューサー……、わたしに内緒で、我慢、しないで」
「――さっさと戻れ!! お前はアイドルだ!! お前はお前の仕事をしてろ!!」
「…………」
陰平が、言ってはいけないことを言ってしまったという表情をする。口をぱくぱくと開け閉めする彼の前で、恋鐘の大きな瞳から、涙が一粒落ちた。
「……ごめんなさい、プロデューサー」
恋鐘が頭を下げると、陰平はその場から逃げるように去っていった。
そのあと、恋鐘は完璧に仕事をした。
ラジオから聞こえる彼女の明るい長崎弁は、対照的な喋りの霧子との掛け合いと共に、SNS上でちょっとした話題になった。
その夜、寮に帰ると、恋鐘は自分から寮監室の扉を叩いた。