※この作品はR-18です。

【シャニマス】中年プロデューサーの華麗なる暗躍   作:黒胡椒サラミ

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19.愛があればいい

「なんか、カラオケみたいな雰囲気やね……」

 

 そう言いながら、恋鐘はそわそわとラブホテルのロビーを見回す。言われてみれば、そんな雰囲気があるかもしれない。だが、ぱっと見ロビーには人が居ないように見え、カラオケハウスよりもずっと薄暗い。

 

「こんまま、中に入ってもよかね……? あ、それでお部屋を選ぶん? あ、あ~、なるほど~」

 

 陰平が部屋を選ぶためのタッチパネルを操作するのを、恋鐘は興味深そうにのぞき込む。彼女はこの場に相応しくない明るい振る舞いをしているようだが、それは八割がた照れ隠しのためであった。その証拠に顔は耳まで火照っており、やたらともじもじ手や脚を擦り合わせたりしている。

 

「そんお部屋がいいん? なんか、広そうやけど、やらしい感じ……。え? ううん、うちも……そこでよかよ」

 

 陰平は迷わず、最も高級な部屋を選んだ。今から恋鐘とセックスするというのに、ケチケチする思考など無い。

 

「ご休憩……と、ご宿泊……。あ…………」

 

 その選択肢も、選ぶ方は決まっている。宿泊のボタンに陰平の指が触れた瞬間、恋鐘は熱い息を吐いた。今日は彼女から誘ったようなものだ。きっとこれから一晩中、どんなに泣いても喚いても、許してもらえない。陰平の逞しいモノで、気が狂うような快楽を与えられて、どろどろのぐちゃぐちゃにされてしまうのだ。

 陰平が事前清算を済ませると、コトリとルームキーが落ちてきた。陰平は右手でそれを掴むと、左手で恋鐘の腰をぐいっと引き寄せた。

 

「行くぞ」

「……はい」

 

 腰を触られた瞬間、恋鐘の身体からは力が抜け、陰平に体重を預けるような感じになってしまった。しおらしい淑女のように返事をした恋鐘とは対照的に、陰平は荒々しい、恋鐘に有無を言わせぬ空気を纏い始めている。

 エレベーターが降りてくるのを待つ間も、陰平は恋鐘の腰を抱き続けていた。一階まで降りてきたエレベーターの扉が開くと、その中には、事を済ませた若いカップルが乗っていた。そのカップルの身体は密着しており、非常に親密そうだ。まるで、「僕たちはたくさんセックスをして、愛を確かめ合ってきたんです」とでも言いたげである。

 

「――っ」

 

 恋鐘はそのカップルから顔を逸らし、ごくりと唾を飲み込んだ。彼らが、もしも恋鐘がアイドルだと知っていたらどうしようという思いもあった。しかしそれ以上に、相手の方から見ても、自分と陰平が、「これからセックスするんです」と宣言しているように映っているに違いないと考えたから。

 カップルの男のほうは、正直に言って陰平よりもずっと顔立ちの整った好青年に見えた。どこか、雰囲気が伊庭に似ている。しかし恋鐘は、これから陰平に抱かれる自分のほうが、カップルの女のほうよりもずっと幸せだと確信してしまった。

 なぜなら、自分たちはアイドルとプロデューサーだからである。仕事の時は一心同体で、お互いがお互いのために必死で頑張っている。プライベートでも、今日はたくさん楽しいデートをしてきた。だから、私のほうが愛されている。私はあなたよりも、ずっとこの人の愛に包まれている。メスとしての本能的な優越感のようなものが、恋鐘を陶酔状態に陥らせる。恋鐘は無意識に、カップルに見せつけるように、陰平の身体にぎゅっと胸の谷間を押し付けていた。

 

 カップルの男のほうは、恋鐘を見て目を見開いた。顔も身体も完璧な極上の若い娘が、冴えないデブ親父にしなだれかかっているのだから、それは無理もない。しかも、デリヘルやキャバ嬢のように、彼女が「お仕事」としてその仕草をしているのではないという事は一目瞭然だ。娘は相手の男を信頼し、完全に身体と心を任せてしまっている。中年男の胸に嬉しそうに頬擦りをして、これから始まる愛の行為を想像し、熱い吐息を漏らしている。

 それに比べて、己の傍らにいる女はどうだろうか。肌には染みがあり、スタイルも貧弱だ。顔のことなど、この娘と比べるだけで失礼である。ついでに性格にも難が有った。こんな親父を羨ましいとは思いたくないが、羨ましくて仕方ない。しかしそれにしても、この娘の巨乳を、一分で良いから好きに出来れば、それで死んでも惜しくは――

 

「――いてっ!」

 

 相方に腕をつねられて、恋鐘に鼻の下を伸ばしていた若い男は去っていった。

 

「陰平さん……」

 

 エレベーターの扉が閉じ、陰平と二人きりになると、恋鐘は我慢できなくなった。男の名を呼び、さらに身体を密着させる。だが、もうこれ以上は近づけないほど、彼らの身体はくっついている。

 恋鐘の下着はとっくに濡れている。太ももまで垂れて来ないか心配なほどだ。陰平の股間を見れば、そこはもう膨らんでいた。

 触れたい、触れたい、触れて欲しい。あの熱いものを挿入して、中になみなみと注ぎ込んで欲しい。

 

「部屋まで我慢しろ、恋鐘」

 

 胸に頬擦りをする恋鐘に、陰平は残酷なことを言った。エレベーターには監視カメラがあるから、部屋まで耐えろと。しかし既に発情してしまった恋鐘にとって、エレベーターの階数表示は、恐ろしいほどにゆっくりと動く。胎内の疼きに耐えていると、目尻に涙が浮かんできた。

 どうして自分はこんなにいやらしい娘になってしまったのだろう。それは全部この人のせいだ。だから、責任を取って欲しい。溶けるまで、壊れるまで愛して欲しい。

 我慢の限界に来ていたのは、陰平もだったのだろう。チンと音が鳴り、扉が開き始めると、その隙間に割り込むように、二人はエレベーターを降りた。そして半ば小走りに、部屋を探して廊下を進む。ガチャガチャとせわしなく鍵を開け、部屋に入る。

 

「恋鐘――!」

「陰平さ――んぅっ」

 

 室内の様子を観察する余裕すらなく、扉の裏で、二人は抱き合い、熱烈なキスをした。

 

「――ちゅ、陰平さん、プロデューサー、ちゅぅ、好き、好きぃ♡」

「恋鐘、恋鐘ぇ……!」

「好き、ばり好きぃ♡ ちゅ――もっと、んちゅ、もっと、もっと、キスばしてぇ♡」

 

 買い物袋も腕に下げたままである。それくらいは床に下ろしてからにすれば――とは、言えないくらいに彼らは夢中だ。

 

「ちゅ、ちゅぅ、あむ、あ、ちゅぅ♡」

 

 唇を食み、舌を絡めて互いを貪る。実を言えば、デート中も恋鐘はずっと、陰平とこうしたくて仕方無かった。人目さえなければ、キスをねだって抱きしめてもらい、胸を揉んで股間をまさぐって欲しかった。どうして自分がそう思うのか、恋鐘はもう、ごまかしようが無いほどに自覚していた。

 

「好き、ばり好き! 陰平さん、ばり好き!」

 

 唇を離すと、陰平の頬を両手で挟み、至近距離で彼の目を見つめ、荒い息で恋鐘は叫んだ。胸の内から溢れ出てくる感情を、抑えきれずに相手に吐露した。

 

「好いとーよ? ほんなこつ、ほんなこつ好いとーよ? 陰平さん、プロデューサー、好きぃ! ――んぅう!」

 

 恋鐘はもう訳が分からなくなり、頭突きしそうな勢いで陰平の胸に額を当て、ぐりぐりと擦り付けた。

 恋鐘はずっと伊庭に恋をしていた。それは紛れもない事実だ。前回の霧子と二人のライブの時まで、その恋心はまだあるのだと信じていた。しかし、あのライブが終わった時、そうではないのだと気が付いた。

 あの時、恋鐘は楽屋に居て、ステージ衣装のまま、霧子に抱きついて泣いていた。わんわんと声を上げて、小学生のように鼻水をすすり上げながら。恋鐘ほどみっともなくは無いものの、霧子も泣いていた。

 二人が泣いたのは、ようやく二人が「アンティーカ」としてステージに立つことができたからだ。まだ五人全員ではない。それでも、ソロで一人寂しくではなく、ユニットとして二人で歌えた。その事がどうしようもなく嬉しくて、嬉しくて、嬉しくて、二人は抱き合って泣いたのだ。

 泣き疲れる程に泣いた後は、赤く腫れた目で微笑み合った。絶対にまた、五人で歌おう。恋鐘と霧子は指切りをして約束した。

 

 ――うん、絶対やけんね。えへへ……、あ、ぷろでゅーしゃーに、お礼ば言わんと!

 

 まだしゃくり上げながら、恋鐘はそう言った。このステージを用意してくれた人に感謝を伝えなければならないのは当然だったし、自分たちの歌の感想を、早く聞きたかった。霧子と二人で楽屋を出ると、妙に騒がしい通路を歩いて、陰平を探した。しかし、どこにも見つからない。

 

 ――恋鐘。

 

 陰平の前に、伊庭を見つけた。そこでがっかりとした自分には、恋鐘はまだ気づいていなかった。真っ青な顔をした伊庭から、その事を教えられるまでは。救急車の音は楽屋には聞こえなかったのかと、伊庭は言った。

 

 ――救急車?

 

 ――陰平さんが……。

 

 ――………………………………え?

 

 ライブの高揚感はどこかに消え失せ、目の前が真っ暗になった。床にへたり込んだ恋鐘を、霧子が支えた。伊庭が、すぐに病院に行くと言っている。自分がどうするべきか、恋鐘には分からない。プロデューサーが居ないからだ。

 

 ――プロデューサー……?

 

 茫然と見回しても、陰平はどこにも居ない。本番前の舞台袖で、自信を持って恋鐘を送り出してくれたはずなのに。彼はいつでも、恋鐘を見守ってくれているはずなのに。

 

 ――………………………………?

 

 あまりに意味不明なので、恋鐘はただ首を傾げた。

 恋鐘が正気を取り戻し、タクシーに乗って陰平が運ばれた病院に着くまでは、それから大分時間がかかった。

 

「好き、好き、好き、好き、ばり好き!」

 

 その単語を口にするたび、それでいいんだと、恋鐘は納得できた。

 

(好き、好き、好き、プロデューサー、好き! 陰平さん、好きぃ!)

 

 口にするだけでなく、頭の中も、心の奥もそれで一杯になっている。そしてそれは、陰平も同様だった。

 

「俺もだ……俺も、お前を愛してるぞ、恋鐘! 恋鐘! 恋鐘!」

「うん、うん! うちも、うちも好き! 愛しとーよ?」

「恋鐘――!!」

 

 再び恋鐘との口づけに没頭しながら、自分は愚かだったと陰平は思った。

 そもそもいったい、自分は何のために恋鐘を伊庭から奪い取ろうと考えたのか。それはただ、彼女をアイドルとして輝かせたいと思ったからではないか。では、なぜそう思うのか。それはただ、恋鐘の全てが愛しかったからではないのか。

 愛おしいから自分のものにしたい。それの何が悪いのか。自分の容姿や年齢など、下らない事で悩んでいた自分が馬鹿らしい。そんな事をくよくよと悩むくらいなら、初めから彼女たちに手を出すべきではなかった。部屋に引きこもって、一人で獣欲を発散していれば良かった。

 

 俺は恋鐘を含め、彼女たち全員を愛している。それの何が悪い。

 

 何の皮肉か、恋鐘の純粋な愛情のこもった囁きは、陰平をそんな風に吹っ切れさせた。陰平は、己の抑えきれない獣欲もまた、一つの愛の形であると悟った。法やモラルを恐れる心など、その愛の前では些末な事である。何をしてでも、俺は彼女たちを輝かせる。何をしてでも、俺は彼女たちを手に入れてみせる。その決意は陰平の肉棒にも伝わった。陰平のズボンがビチリと音を立てる。あまりにも硬く勃起したペニスに耐えかねて、繊維が千切れ飛んだのだ。

 

「ちゅっ、エッチしよ? 陰平さん、エッチしよ? ちゅっ――ね?」

「もちろんだ、恋鐘! 俺はお前を犯すぞ! 犯しまくって、ハメまくって、俺以外の事を考えられないようにしてやる!」

「うん、うん! して、うちを陰平さんのもんにして!」

 

 二人はキスをしながら、ベッドに近づいていく。陰平の心は獣欲に染まっていたが、恋鐘と買い物した紙袋を床に落とした時も、恋鐘の服を脱がせた時も、その手つきはどこか優しかった。それもひとえに、彼女への愛ゆえにだ。

 陰平の手で、恋鐘はあっという間に下着だけにされた。自分のワイシャツは荒々しく引きちぎって、陰平は恋鐘をベッドに寝かす。今夜の恋鐘の下着は、陰平が初めて見るものだった。勝負下着と言えば良いのだろうか。大人っぽいデザインで、布面積が少し少ない。これをデートの前から身に着けていた恋鐘は、こうなることを予感していたのだ。――期待していたのだ。

 

「恋鐘……」

 

 愛しさで胸がはち切れそうになる。犯して、イキ狂わせて、種付けしたくてたまらない。それでも陰平は、優しい声で恋鐘の名を口にすると、その肢体をまじまじと鑑賞した。

 何度見ても、驚嘆するほどに美しい裸体だ。

 

「――――んっ!」

 

 恋鐘は一つ喘ぐと、ビクビクと腰を震わせた。既に濡れそぼっていたショーツに、じゅくじゅくと愛液が染みていく。

 

(な、なに? う、うち、陰平さんに見られるだけで……)

 

 恋鐘は軽くイってしまったのだ。陰平の燃え滾るような視線に晒されただけで、ペニスを挿入されたと身体が勘違いしたように。

 

(お腹――うちんお腹、苦しいばい……!)

 

 下腹部がきゅうきゅうと切なくて仕方ない。欲しい。早く挿れて欲しい。

 

「下着……脱がして……?♡」

 

 媚びるような声色で、口が勝手に言葉を紡ぐ。陰平がショーツに手をかけると、まるで淫らな娼婦のように、恋鐘の腰は持ち上がった。下ろされていくショーツと股間の間に、泡立った白い糸が引く。

 ブラのホックも男の手で外された。どっしりとした重量感のある巨乳がまろびでる。恋鐘は、ずっと嫌いだったこの大きな胸の事も、今は誇らしいと思えていた。陰平が、この胸の事を好きだと言ってくれるからだ。――それに、いつか彼の赤ちゃんを産むときにも、ミルクをたくさんあげられるに違いない。

 

(赤ちゃん……陰平さんの、赤ちゃん……!)

 

 それを想像して、恋鐘の心に更なる強い火が宿った。

 産みたい。アイドルだから妊娠は駄目だけれど、いつか絶対。

 

「陰平さん……忠治さん……!」

 

 恋鐘はその気持ちを、どうしても陰平に伝えたくなった。自分の股の間に座り、肉棒をあてがおうとする陰平に、恋鐘は両腕を伸ばした。

 

「うち、赤ちゃんが欲しか……! 忠治さんとの、赤ちゃんが欲しかばい……! いつか、絶対」

「……! ああ、産ませてやる! 俺の子ども、俺と恋鐘の子どもだ……!」

「うん、約束……。嬉しかよ……! ぁっ――――!!♡」

 

 両手を硬く握りしめる。それだけで、幸福感に心が壊れそうになる。

 陰平の亀頭が、蜜を流し続ける恋鐘の割れ目に触れる。それだけで、身をよじるほどの電流が背骨に走る。そして、陰平が恋鐘に入ってくる。

 

(――なに、なにこれ!? 幸せ、幸せぇ……♡♡ 忠治さんのおちんちんに触られるだけで、うち、幸せになっとーよ……♡♡)

 

 快感がまぶたの裏でスパークしている。だがそれ以上に、幸せという感覚が全身を包む。好きと認めた相手とセックスするという事は、こんなにも幸福なのか。こんな幸福を知ってしまったら、もう絶対に手放す事などできはしない。

 

「んぅううううううううっ――――――!!!!♡♡♡♡」

 

 陰平の肉棒が奥に到達するまでに、恋鐘は何度か自分の人生観を作り変えられるくらいの快楽と幸福を味わった。そしてさらに幸福な事に、恋鐘の膣で、陰平も感じてくれている。激しくイキ散らかしながら、恋鐘は膣内に入り込んだ肉棒が、ビクビクと暴れ馬のように震えるのを感じ取っていた。

 

「――くっ、出るぞ恋鐘!」

「出して! 出してぇ! うちん中で、全部出してぇ! あっ――あっあっあっ!!!!♡♡♡♡ うち、また、イク――!!♡♡」

「ぬううっ!」

「お゛っ――――――!!??♡♡♡♡」

 

 恋鐘の子宮口に押し付けられた亀頭から、煮え滾った精液が直に発射される。尿のようにビシャビシャと排泄されるザーメンに反応して、恋鐘はまた幸せになってしまう。彼女はようやくのところで、意識が途切れるのを防いでいた。

 

(出とーよ♡ うちん中で、忠治さんのがいっぱい出とーよ♡ 赤ちゃん、うちと忠治さんの赤ちゃん♡)

 

 今日は紛れもなく安全日だ。しかし、もう既に恋鐘は陰平の子どもを妊娠する気満々だった。

 

(頑張って♡ 忠治さんのおちんちんも、せーえきも頑張って♡)

 

 恋鐘には、自分の子宮内で、卵子を探して必死に泳いでいる精子の様子まで分かる気がしていた。彼女が流しているのは嬉し涙だ。好きな人と、最高に気持ちよくなりながら子どもを作る。これこそ、最も幸せなセックスの形に違いない。

 

 ――ドチュドチュドチュドチュドチュドチュ!!

 

「――はぅんっ♡ おっおっおっおっおっ♡♡♡♡」

 

 追い打ちをかけるようにピストンする陰平の腰の動きは、恋鐘を完全に自分の所有物にするためのものだった。少女の意思も人権も何もかもを奪い取り、彼女を自分の愛の奴隷にして、彼女を強制的に幸せにするものだった。

 それは決して非道な行いなどではない。実際、恋鐘もそうなる事を望んでいる。なぜならば、ある意味陰平も彼女の奴隷だからだ。陰平は、恋鐘を幸せにし、彼女がトップアイドルへ至る道を開くためならば、ためらいなく己の全てを捧げるだろう。だから当然の見返りとして、恋鐘は自分の人生の全てを、陰平に捧げる気になったのだ。

 この行為を介して二人が結ぶ契約は、今後決して切られる事が無い。世の中の一般的な夫婦など歯牙にもかけないような、魂そのものが結びついた関係に、二人はなろうとしている。トップに至るプロデューサーとアイドルは、そうでなければ成り立たないのだ。

 

 ――ビュルルルルルルルルル!!!!

 

 当然のように、陰平のチンポは恋鐘の膣内に二発目の中出しを行った。

 射精がもたらす官能に打ち震えながら、陰平は心の奥で思っていた。恋鐘だけでなく、めぐるにも、真乃にも、灯織にも、霧子にも、それからはづきにも、改めてこうやって中出しを行う必要があるだろう。改めて自分たちの関係を見直し、互いが互いの愛の奴隷である事を自覚する必要がある。

 

「はぁっ、はぁっ、はぁっ――……もっと。忠治さん、もっと、うちにせーえきちょーだい……? ……えへへ……――――んぃいいいっ!!♡♡♡♡」

 

 微笑んだ陰平は、恋鐘の頭をよしよしと撫でると、再び獣のようなピストンを再開した。陰平は恋鐘の事が愛おしくてならなかった。恋鐘は自分の事を分かってくれる。そして、恋鐘の事を一番理解しているのも自分だ。

 恋鐘が傷つくことを恐れ、めぐるたちや霧子との関係を秘密にしたいと思う気持ちがどこかにあったが、それは逆に彼女のためにならない。タイミングを見て、同じ奴隷として、恋鐘をめぐるたちにも紹介しよう。霧子と横に並べ、一日中でも二日ぶっ通しでも種付けしまくろう。

 

「――きゃぅ!? ちくびっ、忠治さんにつねられて、うち、ちくびでも感じとーよっ♡ おっぱい好き? 忠治さん、うちんおっぱい好き?」

「ああ、恋鐘。俺はお前の胸が大好きだ。胸だけじゃなくて、恋鐘の全部が好きだ!」

「――え、えへへ♡ 揉んでよかよ? 好きなだけ、うちのおっぱい揉んで?♡ ――んゅぅっ!?♡♡ あ、あとで、忠治さんが好きな、おっぱいでおちんちん挟むやつも、やってあげるばい♡」

「恋鐘――――!!」

「あっ――、ビクビクって、熱いの、来たァ――!!!!♡♡♡♡」

 

 そして、二人はひたすらセックスした。どこまでも深い快感と幸福の沼に浸かって、お互いの全てで愛し合った。

 

――――――――――――

 

「――んしょっ、んしょっ、んしょっ」

 

 恋鐘は掛け声をかけながら、陰平の肉棒を挟んだ自分の乳房を、一生懸命に上下に揺する。ベッドの端に腰かけた陰平のモノを、床に膝立ちになった恋鐘がパイズリしている格好だ。

 

「――ふぅ、――んしょっ、んしょっ……んふふ」

 

 自分の胸があまりに重たいので、恋鐘は疲れてたまに息を吐く。その姿がいじらしく愛おしく、陰平は彼女のふわふわの髪を撫でる。そうすると、恋鐘はふやけて蕩けきった笑みを返した。

 

「――ちゅ♡ 出すばい、早く出すばい♡」

 

 谷間から覗く亀頭にキスをして、恋鐘は陰平のチンポを煽る。そうされると、充実した射精感が尿道にせり上がって来た。

 

「きゃう!?♡ ――も~、出すときは、ちゃんと言うて? びっくりしたばい」

 

 突然、ぶびゅるぶびゅると噴水の様に噴き出す精液に、恋鐘は抗議した。

 

「お前が早く出せって言ったんだろ? ――うっ!?」

「むぅ……気持ちよさそーな顔して……。…………も~~っと気持ちよーなって♡ 忠治さん♡」

 

 もはやこれは、完全に愛し合う者同士のやり取りである。彼女は顔にザーメンを浴びながら、胸でのチンポ圧迫を続けて射精をサポートしていたが、やがて思いついたように、ザーメン噴き出し口である亀頭にぱくりとかぶりついた。そして、まだゆるゆると出ていた精液を飲み始める。

 

「――んくっ、んくっ」

「おいおい、恋鐘……」

「ぷほっ――。…………苦ぁ……」

「嫌いな味なら無理するな」

 

 陰平の全てを受け入れる気になった恋鐘だが、精液の味にはどうにも馴染めないようだ。眉をひそめて舌を出すしぐさが可愛らしい。そうしながらパイズリを続ける姿は淫靡そのもので、そのコントラストが陰平の肉棒を萎えさせようとしない。

 

「忠治さんのおちんちん、ほんなこつ元気やね~。男の人って、皆そーなん……?」

 

 雑誌や女子同士の話で聞いていた知識とはだいぶ違うと、恋鐘は首を傾げている。この点は、陰平が特別製であることは間違いない。既に四発の精を恋鐘の膣内に放ち、パイズリで一発射精したにも関わらず、まだ序の口という顔をしている。

 陰平は恋鐘の頭をぽんぽんと優しく叩くと言った。

 

「恋鐘、パイズリはもういいぞ」

「――え。…………うちのおっぱい、もう飽きたん?」

「そんな顔するな。そんなわけ無いだろ。……ちょっと一回、風呂に入ろう」

「お風呂?」

「ああ」

 

 恋鐘はきょとんとしている。陰平がこのタイミングで入浴を提案したのは、今しがた吐き出した精液が、恋鐘の髪にかかってしまったからだ。それはそれでソソるかもしれないが、放っておくと洗い落としにくくなる。

 

「忠治さんが洗うてくれる?」

 

 陰平の意図を読み取って、亀頭にもう一度キスしてから、恋鐘は胸を動かすのを止めた。陰平は恋鐘の手を取り、自分も立ち上がりながら彼女を立たせてやった。

 恋鐘の裸体は、まさに出るところが出て、引き締まるところが引き締まった最高のプロポーションだ。彼女の腰のくびれに手を回して、暖かな体温を感じていると、すぐにまた押し倒したくなってしまう。だが、夜はまだ長い。陰平は恋鐘を抱き寄せ、寄り添いながら浴室に向かった。

 

「ふわ~、おっきかお風呂やね~」

 

 恋鐘が感嘆したように、その浴室はラブホテルの最上級の部屋だけあって、一般の家庭やホテルではあり得ないほどに広かった。壁の一面は鏡になっており、他の面は大理石風だ。浴槽は、「そういう事」をするために、横たわって入浴しやすい構造になっている。

 

「なして紫と……?」

 

 浴槽に湯を入れ始めると、湯がエロティックなパープルに発光する。恋鐘はそれが面白いようで、浴槽の傍で観察している。彼女の股からは、陰平が注ぎ込んだ精液が溢れ、太ももに垂れ落ちてきていた。それが、彼女が自分のものになった証のようで、陰平は肉棒をさらに硬くしつつ、彼女をトップアイドルにしてやりたいという思いを新たにする。

 

「ほら恋鐘、髪を洗うぞ」

「うん」

 

 陰平はシャワーヘッドから出るお湯の温度を確かめながら、恋鐘に風呂椅子に座るよう促した。その椅子の構造も、「そういう事を」するためのものになっているが、恋鐘はそれには疑問を抱かなかったらしい。ただ、使いにくいデザインだと思ったようだ。

 

「洗うからな。大人しくしてろよ」

 

 恋鐘が頷いたのを見て、陰平は恋鐘の髪に付着した自身の精液を落とし始めた。陰平の手つきは手慣れている。プロデューサー業を始めてから、メイクなどと一緒に、彼は女性の洗髪やヘアケアの方法についても勉強した。

 

「熱くないか?」

「ううん」

 

 シャンプーやリンスも、できればホテル備え付けのものではなく、恋鐘の髪に合ったものを使いたかったが、そう贅沢は言えない。陰平は、太い手指に似合わない丁寧な調子で、丹念に恋鐘の髪を手洗いしていく。アイドルにとって髪は命だから、どんなに時間をかけてもかけ過ぎる事は無い。だがそれ以前に、この美しい髪も、恋鐘の大事な一部である。

 

「――んふふ」

 

 恋鐘はたまにくすぐったそうに笑みをこぼす。彼女はしばし、陰平にされるがままになっていた。

 

「よし、いいぞ。終わった」

 

 ある程度タオルで水分を吸い取って乾かし、湯に浸からないように恋鐘の髪をまとめると、陰平はそう言った。その頃には、浴槽にも十分な量の湯が溜まっている。陰平は、今度も恋鐘に手を貸して立ち上がらせた。二人は当然のように手をつなぐと、一緒に入浴するべく浴槽に近づいた。

 

「……これ、ちょっと、やらしかね」

 

 そこで恋鐘は改めて、浴室の一方が鏡張りになっている事に目を止めた。そこには全裸の美少女と中年男が、仲良く手をつないでいる様子がありありと映っている。

 

「……風呂から上がったら、この鏡の前でハメるぞ」

「あ………………はい、お願い、します。いっぱい、ください……」

 

 その光景を想像したのか、恋鐘は急にしおらしくなると、顔を赤くして頷いた。

 

 

 

「んっ、くぅ……、ぁっ」

 

 湯舟の中で背後からクリクリと乳首を弄ばれ、恋鐘はぴくぴくと身体を震わせている。

 入浴中は、次の行為を盛り上げるため、挿入を我慢して愛撫だけに専念する事にした。陰平は恋鐘の胸を重点的に虐め、恋鐘はそのほっそりした指で、陰平のチンポの裏スジを優しく撫でている。

 

「もう、温まったばい。そろそろ、上がろ? ――んぅっ」

 

 陰平は、返事の代わりに恋鐘の乳首を摘まみ上げた。恋鐘はさっきから、しきりに入浴を切り上げたがっているが、陰平がそれを許そうとしない。

 

「ね? もうのぼせるから、ね? ――あっ♡」

 

 快感から逃れようと恋鐘が身をよじり、水面が波立つ。そこまで風呂から上がりたいとは、そんなにチンポにハメられたくてたまらないのか。陰平は恋鐘の耳元で言葉責めをした。

 

「――ちが、うち、んきゅぅっ!!♡」

 

 また水面が波打ち、恋鐘の秘所から、湯以外の何かが漏れていく。

 

「お願い、お願い忠治さん。ハメて♡ 欲しがりなうちに、おちんちんハメて♡ 我慢できん、いやらしか身体に、おチンポで中出しして♡」

 

 三十分も焦らすと、恋鐘の思考はふにゃふにゃになり、陰平の命じるがままに淫語を吐き散らしておねだりするようになってしまった。それに、ハメたくて仕方ないのは陰平もだった。彼は恋鐘を立たせると、脱力した彼女の身体を転ばないように支えながら、最初の宣言通りに鏡の前に立たせ、手をつかせた。床はタイル張りだが、滑り止めの様にザラついている。これなら、バックからガンガン突いても転倒する心配は無いだろう。

 

「恋鐘、もっと尻を上げろ」

「うん。……こう? ひゃうっ!?」

「撫でられただけでこんなに跳ねるか……。尻の感度も上がって来たんじゃないか……?」

「だって、忠治さんが、あがん揉むけん――んぅっ!!」

「ハメるぞ、いいか?」

 

 陰平は恋鐘の大きな尻に両手を添え、その割れ目になぞって肉竿をあてがった。正直、こうして尻に擦り付けているだけでも、十分に射精が可能な素晴らしい触り心地だ。

 

「ハメて♡ うちとセックスして♡ お腹ん中にせーえき出して、赤ちゃん産ませて♡」

「――! 恋鐘――!!」

 

 ゆらゆらと尻を振って誘う恋鐘に、陰平も辛抱しきれなくなった。恋鐘のトロトロのマンコは、バックから侵入したご主人様のモノを熱烈に歓迎し、ぎゅうぎゅうと握り締めた。

 

「クソっ! こんなもん、すぐに出るに決まってるだろうが!」

 

 陰平は、誰に対するでもない悪態をついた。永久に楽しみたいと思わせる極上のマンコなのに、あまりに具合が良すぎるせいで、まるで精通したての童貞のように、すぐに射精欲求がこみ上げる。チンポの膨らみを察知して、恋鐘のマンコがさらにねっとりと絡みついてくるために、十往復もピストンすると限界が来た。

 

「出すぞ! 出すぞ恋鐘!」

「出して! 出して忠治さん! うちに、うちに赤ちゃんちょうだい!」

「おおおお!!」

 

 ――ドチュン!!

 

 ――ブビュッ!! ブリュリュリュルルルル!!

 

「ん―――――――っっっっっ!!!!!!♡♡♡♡」

「恋鐘! 恋鐘! 恋鐘!」

「あっあっあっあっあっ!!♡♡ お゛っ!!♡♡」

「恋鐘――!!」

 

 陰平はうわごとのように恋鐘の名を呼び、射精しながら激しく腰を前後させた。大きな鏡に押し付けられた恋鐘のたわわな双丘が、潰れたマシュマロのようになって酷く卑猥だ。そんな自分たちの痴態に羞恥を覚える暇すらなく、二人は絶頂を繰り返した。

 

――――――――――――

 

「ねぇ、忠治さん」

「ん?」

 

 風呂場で獣のように盛った後、二人はベッドの中に居た。恋鐘は陰平の腕を枕にして、彼の胸に片腕を乗せている。布団の下は二人とも全裸のままだ。今夜のセックスはまだ終わらない。今の時間は、セックスの合間の、違った形で愛を確かめ合うためのコミュニケーションだ。

 

「次の連休の時、うち、またお出かけしたか」

 

 そう言いながら、恋鐘は陰平の胸毛を弄っている。どこに行きたいんだと、陰平は聞き返した。またデートするなら、今度は男として、自分がデートコースの予定を立てたい。そういう思いがあった。しかし、恋鐘が行きたいところというのは、陰平の予想に反して、もっと遠い場所だった。

 

「あんね、前の、ライブが終わった時の――」

 

 恥ずかしそうに恋鐘が囁いた場所は、最初にプロデュースしたライブの後、陰平が恋鐘を連れ去ったコテージだった。

 そこでもう一度、普通にオフを楽しみたい。それが恋鐘の提案だった。

 

「エッチだけじゃなくて……エッチも、少しはするかもしれんばってん……」

 

 今日のデートのように、二人で普通に、普通の恋人のような事を楽しんでからにしたい。

 こんなことを言われれば、昨日までの陰平ならば、罪悪感に心を苛まれたかもしれない。しかし、陰平は優しく恋鐘の頭を撫でると、その提案を承諾した。

 

「ああ、キャンプ道具とかも持ってくか」

 

 それは、恋鐘を篭絡するための誤魔化しとか偽りの類ではない。そうやって普通の恋人のように彼女を愛する事も、陰平は望んでいたからだ。ありとあらゆる方法で、恋鐘に愛を注ぎたい。それは決して偽りなどではない。

 

「忠治さんも、たまにはちゃんと休まんといかんばい」

「それも、分かったから。仕事が立て込んだ時は、ちゃんと相談する」

「ほんなこつ?」

「ああ」

 

 そして、それから二人は何気ない日常会話をした。恋鐘は陰平の胸毛が気に入ったのか、その間ずっといじくりまわしていた。

 

「――――あっ♡」

 

 会話が途切れた時、どこからか、小さく淫らな声が聞こえた。それは恋鐘の声でも、増してや陰平の声でもない。おそらくは、別の部屋から響いてきた喘ぎ声だ。恋鐘は、少し呆れたように、不思議そうにつぶやいた。

 

「……こん建物ん中におる人たち、今、ぜ~んぶエッチしとーんやろうか?」

「そりゃあ……そうに決まってるだろ。俺たちだって……な?」

「……じゃあ、うちん声も、誰かに聞かれとった?」

「…………う~ん」

「聞かれとったよね。うち、いっぱいエッチな声出したもん」

 

 再び会話は途切れた。耳をすませば、確かにあちこちから。色々な形の喘ぎ声が聞こえてくる。高級そうな部屋でも、実は壁が薄いのだろうか。それとも、わざと聞こえるようにしているのだろうか。

 これを聞いて、恋鐘は何を考えているのだろう。陰平が首を動かすと、彼女の大きな瞳と目が合った。

 

「忠治さん……もう一回、しよ♡」

 

 んふふといたずらっぽく微笑むと、恋鐘は布団を掴んで、自分と陰平の身体を完全に覆い隠した。

 

「こん中なら、誰にも聞かれんよね」

 

 一寸先に居るはずの恋鐘の顔すら見えない暗闇で、彼女の囁き声だけがする。恋鐘はもぞもぞと動き、陰平の上に跨った。

 

「忠治さんの……やっぱり硬いままやし……♡ ――ン♡」

 

 肉棒に伝わる、ぬるりとした感覚。恋鐘の鼠径部に生えた密やかな陰毛が、陰平の肌に擦れる。あっという間に布団の中の湿度が上がり、鼻から吸い込む空気が、淫気に満ちたものになる。

 

「ン、ン、ン、ンンっ♡ あっ、ンン――♡」

 

 控え目な、鼻にかかった喘ぎ声。陰平も、目に見えないまま恋鐘の身体をまさぐり、腰を下から突き上げ始める。

 

「ンンっ、ンっ、ンっ、ンっ……うちと忠治さん、息ぴったりやね……♡ ン――♡」

 

 視界が遮られていても、二人の腰のリズムはしっかりと合っていた。お互いがお互いの感じる場所を理解し、布団の中での最小限の動きですら、いくらでも気持ちよくなれる。

 

「ン、あっ、ンっ、ンっ、ンっ……。うちの、こがん声聞けるん、忠治さんだけやけん。……嬉しかろー? あっ♡ そこ、ゴリゴリされたら――」

「もっと聞かせてくれ、恋鐘」

「ンっ、ンっ、ンっ、ンっ! いーよ?♡ うちん恥ずかしか声、い~っぱい聞いて?♡ あんっ!♡ ふ、とい……っ。あっ、ああっ、あああ!!♡♡♡♡」

 

 恋鐘の声には、段々と余裕が無くなっていく。動きだけでなく、恋鐘の膣内は、もうすっかり陰平のチンポで最大限に気持ちよくなれるように成形されてしまった。今さら他の誰かのモノを受け入れたところで、このチンポの百分の一も快感を得られるか怪しい。

 

「キスしよ、忠治さん。キス、キスしよ♡」

 

 それ以前に、恋鐘はもう、陰平以外の男を受け入れる心も失ってしまっていた。そして、一旦好きだと決めてしまったら、とんでもないエネルギーの好きを相手にぶつけるのが恋鐘という娘だ。暗い布団の中で深くつながったまま、恋鐘は陰平と貪るようなキスをし、夢中で愛を囁き、彼が気持ちよくなれるよう懸命に奉仕した。

 陰平もそれに応え、自分の持てる性技の全てを尽くし、恋鐘に快感を与えていく。

 

「忠治さん、好いと~よ。うち、忠治さんのこと、ばり好き。ばり、ば~り好き。好きぃ♡ ちゅ♡」

「恋鐘」

「――ちゅ。――ん? なぁに?」

「俺は、お前を絶対にトップアイドルにするぞ」

「………………うん、知っとーよ」

「霧子も、咲耶も、摩美々も、三峰も。アンティーカ全員を、アンティーカ全員で、トップアイドルにする」

「――うん。――うん」

 

 恋鐘の声が震え、陰平の胸に、熱い雫が落ちる。

 

「283プロのアイドルは、皆トップアイドルにする。――絶対に」

「うん」

 

 そこで恋鐘の唇が、陰平の唇を塞いだ。

 

「――――――――!!!!!!♡♡♡♡♡♡♡♡」

 

 無言で恋鐘が絶頂し、膣内が今までにないほどでたらめに引き締まる。暴れまわる腰を、彼女は必死に陰平の腰に押し付けていた。陰平もまた、大量の熱い精を、彼女の中に吐き出していた。

 

 

 

 もしかしたらこの夜、恋鐘の愛情は、陰平をさらなる怪物へと成長させてしまったのかもしれない。

 だが、例えそうだとしても、恋鐘の中にある幸せな想いは、決して偽りではなかった。

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