【シャニマス】中年プロデューサーの華麗なる暗躍 作:黒胡椒サラミ
「おや? 陰平さん、こんな朝早くから何をしているんだい?」
「おお、咲耶。いや、ちょっと日課の筋トレをな」
「――筋トレ? それは熱心なことだね」
美少女揃いのアイドル界でも際立つ美形。群を抜いて秀でたモデル体型。常にそこに居る観衆を意識しているような、瀟洒かつ優美な仕草。
「最近あなたが頑張っていると聞いたけど、本当なんだね。私も陰平さんを見習わないといけないな」
少女たちをときめかせる無二の笑顔を、彼女は陰平に向けても放つ。この白瀬咲耶という娘は、いつでも隙なく完璧に見える。
それでも、恋鐘は咲耶についてこう言っていた。
――咲耶はあれで、寂しがり屋やけんね。
それを聞いた時は、ユニットメンバーに対して姉ぶりたい恋鐘の、一種の愛らしい誇張なのかと考えたが、そうでもないのかも知れないと近頃は思う。
最近の咲耶は、陰平に対しても、こうやってちょくちょく自分から話しかけてくる。それは彼女の面倒見の良さを示しているというよりも、恋鐘の言う通り、寂しがり屋で構われたがりな咲耶の性格が表れているという気がする。
「咲耶は今日は、伊庭君と女子高の文化祭か」
「――おや」
咲耶はちょっと目を見張ってから、再び爽やかに微笑んだ。
「あなたは、そうやって皆のスケジュールを把握しているのかい?」
「そりゃあもちろんさ。プロデューサーだからな。伊庭君だってそうだよ」
「ふふ、そういう風に気をかけてもらえるのは、嬉しい事だね。……ところで、それは何だい? 筋トレの道具には見えないけれど」
ジャージ姿の陰平は、手に工具を持っていた。
「ああ、こりゃあちょっと、部屋の模様替えをするためにな」
「模様替え? 寮監室の?」
「いや、違う。――この寮、空き部屋が多いだろ?」
「――? そうだね、女子五人には、少し広すぎるくらいかな」
「だから、空き部屋の二つくらいを、咲耶たちの自主練に使えるようにしようと思ってな」
言葉通り、陰平は朝夕の暇を見て、寮の空き部屋を改装していた。と言っても、そんなに本格的なものではない。ベッドなどの備え付けの家具を取り払えば、ちょっとしたステップの練習ができる広さは確保できるし、運動用の器具も置ける。部屋の一つはそうやって簡易トレーニングルームに改装し、もう一つはエステ室に作り替えた。
「エステ?」
当然、咲耶はその単語に首を傾げる。だが、ここで変に誤魔化したりすることは、かえって咲耶たちを警戒させることになりかねない。陰平は何ら悪びれずに言った。
「そうさ、俺は整体の資格も持ってるんだぞ? めぐるたちにも、俺のマッサージは好評なんだ」
天地神明に誓って、これは紛れもない事実である。性技という観点を除いても、多くの女子の身体に触れてきた陰平のマッサージ術は一級品になりつつあった。
「良かったら、咲耶もマッサージしてやるぞ」
「いや、私はいいよ。でも、トレーニングルームは有難く使わせてもらおうかな」
「鍵は寮監室で管理するから、使いたい時はいつでも言ってくれ。壁に防音材も入れてみたから、そこまで激しい動きをしなきゃ、周りにも迷惑じゃないと思う」
「それは本格的なDIYだね」
「うん、正直、結構楽しかった」
その会話が終わると、陰平は咲耶と共に食堂に行き、恋鐘が作った朝食を食べた。三食のほとんどが恋鐘の手料理になったことで、体調がぐんぐんと良くなっている気がする。朝食後はスーツに着替え仕事に出かける。今日は恋鐘と一緒に外回りだ。
「……忠治さん。うちが、いってらっしゃいのちゅーしてあげるばい♡」
他の寮生が全員先に出払ったのを良い事に、玄関に立った時、恋鐘は陰平の首に腕を巻き付けてそんな事を言った。一緒に出掛けるのに、いってらっしゃいのキスはおかしいだろうと陰平が突っ込むと、恋鐘は頬を膨らませた。
「じゃあ、忠治さんは、うちにいってらっしゃいのちゅーして?」
あまりに可愛らしい事を言うので、唇だけのキスでは収まらず、舌を絡め合うディープキスに発展し、胸も思うさま揉みしだいてしまった。その夜は当然、獣のように恋鐘をバックから犯し、愛ある種付けをキメまくった。
陰平は、既に恋鐘ときちんと向き合って、彼が他のアイドルと交わるという事を許可してもらった。恋鐘も最初は不満に思っていたようだが、それで彼の恋鐘に対する愛が薄まるはずが無いという事を知っているからか、意外とあっさり折れた。
しかしそれ以降、まるでマーキングするように、どこでもキスを求めてくるから少し困る。彼女としては、そうやって自分こそが一番愛されているのだという実感を得たいのだろうが、そんないじらしい事をされると、陰平は恋鐘に対する愛おしさが溢れて、気絶するまで彼女を犯してしまうのだ。恋鐘もそれを分かっていて、わざと陰平を煽っている節がある。
恋鐘のためにも、早く元のアンティーカとして活動させてやりたいという思いが募る。そのための準備も、陰平は裏で着々と進めていた。だが、彼が面倒を見ているユニットは一つではない。イルミネはゴールデンでの出演機会が増えていたし、アルストロメリアの曲の手配もしなければならない。アンティーカだけに注力するという事は、どうしてもできないのだ。
だが、それすら恋鐘は――そして霧子も受け入れてくれた。彼女たちは、陰平の事を信じてくれている。そんな彼女たちに、さらにその輝きを発揮できる場を用意しなければならないと、陰平はせっせと働いていた。
しかし、全てが順調に行くとは限らない。陰平は、自分でも知らないうちに一つの失敗をしていた。
「やあ、甘奈ちゃん」
「……!!」
陰平が事務所に居た甘奈に声を掛けると、彼女は陰平をキッと睨みつけ、彼を避けるようにどこかに行ってしまった。陰平は憮然とした表情でため息をついた。
(やれやれ……まだ誤解が解けないのか)
甘奈が自分に対してこんな態度を取る理由を、陰平は伊庭に聞いて知っている。先日、甘奈が陰平と甜花の後をつけてきた時、彼女は繁華街の裏道に迷い込んで、相当怖い思いをしたそうなのだ。しかも彼女は、陰平が甜花を怪しげなプロダクションに連れ込んだと誤解していた。そのとき陰平が甜花を連れて行った雑居ビルには、AV制作の事務所なども入っていたから、そこと勘違いしたと思われる。
アダルトビデオ程度で動揺してしまうとは、ギャルっぽく見えても、甘奈も所詮は思春期の少女である。可愛らしいものだ。だが、いわれのない誤解が原因で、こうも冷たい態度をとられ続けると、温厚な陰平でも、ほんの少し腹が立つ。
加えて、誤解が解けるよう、伊庭が甘奈を説得すると申し出てくれたが、それはそれで問題があった。どうやら、甘奈が伊庭に本格的に惚れてしまったようなのだ。もともと好意を抱いていた上、路地裏で泣いていた甘奈を伊庭が助けた事が決定打になったらしい。
千雪も相変わらず、伊庭の前で卑しい色目を使うのを止めようとしない。イケメンはやはり得だと思うと同時に、誰が本当のプロデューサーであるのかを、早いところ彼女たちに教えてやらなければならないと、陰平は考えていた。
そして、そう考えたらいつまでも手をこまねいている陰平ではない。千雪に対しては、はづきに協力してもらって次の飲み会を企画しているし、甘奈に対しては、甜花の調教が順調に進んでいた。
「あ……プロデューサーさん。おはよう――ございます」
「おう、おはよう甜花」
甘奈と入れ違いで入って来た甜花は、陰平を見ると、にへらと嬉しそうに笑う。陰平はさも当然のように、挨拶しながら彼女の頭を撫でた。
「今日もレッスン頑張ろうな。――前に言った通り、今日は外でダンスの先生に見てもらうからな?」
「うぐ…………が、がんばる……。甜花、がんばるから……」
「――ああ、もちろんだ」
「にへへ……」
彼らのやり取りの省略された部分には、レッスン後に恒例となった「ご褒美」が入る。既に甜花は、陰平によるマッサージを、レッスン後の義務として行うのではなく、褒美として受け取っていた。
「今日も甘奈には、一緒に帰れないって言っておくんだぞ」
「うん……!」
先日の件の誤解以上に、陰平が甘奈に嫌われた理由は、こういう部分のほうが大きいのかもしれない。陰平の指示のせいで、甘奈は甜花と別行動しなければならない時間がますます増えている。
「プロデューサーさん、ちゃんとレベル上げ、してる……?」
「う~ん、それがなかなか忙しくてなぁ」
「ダメだよ、ちゃんとレベル上げないと……イベントクリアできないから」
一方で陰平のほうは、甜花とのコミュニケーションを密に取るようにしていた。ゲームを介してのやり取りも続けている。と言っても、さすがにプレイする時間を確保することが難しいので、この点については陰平は甜花に怒られっぱなしだ。
「そうだ甜花、一昨日出来上がったコラムは、甘奈には見せたのか?」
「うん、見せた。なーちゃん、凄いって褒めてくれたよ」
「そうか、良かったな」
「うん。……プロデューサーさんの、おかげだよ」
「甜花が頑張ったからさ。向こうの社長さんも喜んでたぞ。しばらく連載してくれないかって」
陰平はよしよしと甜花を褒めながら、さっきの甘奈の表情を思い返していた。あれはとても、甜花の初仕事の成功を喜んでいるという顔ではなかった。自分が嫌いな中年男に与えられた仕事を、甜花が楽しんでやっているという事が気に食わないのか、それとも――
(甜花に先を越されたことが不安なのか……?)
案外、甜花のほうが自分より先にアイドルとしての仕事を形にしたことに、言い知れぬ不安を抱いたというのが本音かもしれない。
本当に可愛らしいものだ。
それだけに、そんな甘奈が、甜花が自分よりも先に大人の階段をのぼってしまったらどういう反応を示すのか。その時の彼女を表情を見てみたくもあった。
「よし甜花、準備ができたら車に移動しろ」
陰平は意気揚々と手を叩いた。
――――――――――――――
「プロデューサーさん、今日の甜花、どうだった?」
「ああ、とっても良かったぞ。ちゃんとステップも覚えられたし、先生も褒めてくれたじゃないか」
「にへへ……そうでしょ」
陰平が運転する横で、助手席に座った甜花は少し胸を反らしている。ようやく基礎体力も付いてきて、今日は初の外でのレッスンだった。そこの教室の先生は厳しい事で有名だから、甜花が練習について行けるか少々心配だったのだが、それは陰平の杞憂に終わった。甜花自身も、今まで陰平とやってきたことに自信が持てたようだ。
「これなら、三人でライブする時もちゃんと踊れるな」
「三人……? 甜花と……なーちゃんと……千雪さんと……?」
「そうさ、お前たちは三人でユニットなんだから、最初のライブは三人でやるぞ」
陰平が甜花を他の二人と引き離してレッスンしているのは、純粋に、甜花の体力が甘奈、千雪と比べて劣り過ぎていたからというのも大きい。何も彼は甘奈への嫌がらせだけでそうしているのではないのだ。
今日のレッスンの様子だと、甜花が他の二人のレッスンに合流できる日は遠くない。陰平が彼女を褒めるのは、単なるお世辞ではないのだ。甜花は本当に努力している。そして、そう思った事を、彼は甜花に素直に伝える。
「最初はすぐにへばったのに、今日は最後までへばらなかった。かなり体力がついてきたな。甜花が頑張ってるからだ。ちゃんとレッスンしてるし、家でもちゃんと自主練してる」
「プロデューサーさん……」
「まあ、甜花ができるってことは、元から分かってたけどな。だからオーディションで、お前を合格させたんだし…………ん? おい、甜花」
陰平は、思わずハザードランプを付けて、車を路肩に停車した。
「……どうした?」
助手席の甜花が、べそべそと泣いている。
「何でも、ない……」
「何でもないって……何でもないのに泣かないだろ」
「何でもないよ……でも、わかんないけど……」
「ほら甜花、ティッシュだ。鼻かめ」
「ん――」
陰平が差し出したティッシュに、甜花は鼻を押し付ける。別に今日は甜花を追い詰めるような真似はしていないのに、どうして彼女は泣き出したのか。陰平は少しオロオロした。
そして、しばらくしゃくり上げてから、甜花は再びにへへと笑った。
「甜花……泣いちゃった」
「……何か、俺が嫌な事を言ったか? もしそうなら――」
「ううん、嫌じゃないよ。甜花……プロデューサーさんのこと、大好きだよ」
「甜花…………」
陰平は目を見張る。甜花のその大好きは、とても無邪気な親愛の情が籠った大好きだった。
「……甜花、なーちゃん以外に、こんなに褒められたの……初めてだから。だから……なんか、嬉しくなっちゃった」
どうしてこの無垢な娘は、涙で赤く腫らした目で、恥ずかしそうにもじもじとしながら、こんなにいじらしい事を言うのだろう。
こんな事を言われて、どうしてもこの娘を自分のものにしたいという欲求が、陰平に抑えられるわけが無いではないか。
いや、違う。抑える必要などない。
俺は、この娘を、俺だけのアイドルにするのだ。
例え外道鬼畜と呼ばれても知ったことか。
それを邪魔できるものなど何もない。
「……甜花は、本当に頑張り屋だ。甜花なら、誰よりも凄いアイドルになれる」
陰平は酷く真剣な表情をし、甜花の頭を撫でながら、本心からの言葉を吐いた。甜花がうんと頷くと、陰平は微笑んだ。
「……寮に行くぞ」
そして、二人を乗せた車は、再び車道の流れの中に戻った。
―――――――――――
「なんか、このお部屋、前と違ってる……」
甜花は陰平によって、寮の空き室だった部屋に連れて来られていた。甜花が前回ここに来た時には、ここは普通のアパートの一室という雰囲気だった。だが、その時とは部屋の様子が色々と違っている。
部屋の脇にあったベッドは、どうしてか中央に移動している。ベッドの上にかけられているのは、シーツではなく何枚ものバスタオルであった。そして陰平は、壁の棚にある何かにライターで火をつけた。
「良い匂い……」
甜花は鼻をひくひくとうごめかした。部屋中に、アロマの香りが広がっていく。
「甜花、これを飲め」
「うん」
陰平から渡された小瓶を、甜花は何のためらいも無く飲み干した。少しとろりとした、甘ったるいシロップのような味の液体だ。
「なぁに……これ?」
「栄養ドリンクみたいなもんだ」
これからマッサージをするのに、栄養ドリンクが必要なのだろうか。当然そう言った疑問を持つべきであったが、そういうものなのだと甜花は納得した。陰平が甜花に嘘を言うはずが無いからだ。
「今日は特別なマッサージをするぞ」
陰平はそう言うと、甜花に荷物を置いて着替えるように言った。言われて気付いたが、天井にカーテンレールが取り付けられていて、そこで着替えができるようなスペースまで設置されている。頷いた甜花に、陰平は追加の指示をした。
「着替えはあのカゴに入ってる」
そう言うと、陰平はスーツの上着を脱ぎ、ネクタイを緩めた。彼もここで着替えるつもりなのだ。甜花はいそいそと脱衣スペースの中に入り、カーテンを閉めた。
「……プロデューサーさん、これ……」
カーテンの中でしばらくごそごそと服を脱ぐ音が響いた。それが止まったかと思うと、カーテンの隙間から、甜花がすぽんと頭を出した。彼女は服を脱いでしまってから、カゴの中にある「着替え」を見たのだろう。
「これ……着なきゃダメ?」
ジャージ代わりに用意されていたのは、白いビキニの水着であった。だが、それを本当に水着と呼んでいいのかは一考の余地がある。そう呼ぶには、それはあまりにも布面積が狭く、所々が紐のようになっていたからだ。例えばプールや海でそんなものを身に着けている女性が居たら、間違いなく痴女である。
「ああ、今日は特別なマッサージだからな」
いつの間にか白い施術着に着替えていた陰平は、さもそれが常識であるかのように平然と答えた。彼は甜花のほうを見ようともせず、何か洗面器にオイルのようなものを用意している。
「あぅ……でも……これ、水着……」
「甜花もアイドルだしな、それくらいは平気だろ? それに、肌が出てる部分が多い方が、マッサージは効果が有るんだ」
甘奈が目撃したアダルトビデオの中でも、これほど酷い言い分は出て来ないだろう。それどころか、あっちは本物の高校生を出演させていないだけ、まだ良心的だ。ところがこの外道中年は、甜花の無知にどこまでもつけ込んで、ここにおいて彼女を完全に我が物にしようと目論んでいた。
だが、甜花もさすがに躊躇している。陰平は、その背中を押して、崖下に突き飛ばすような事を言った。
「――それに、前みたいなことになったら、不味いだろう?」
「うぅ…………」
前みたいなこととは、甜花が彼のマッサージを受けてしてしまった「お漏らし」の事である。甜花は顔を赤らめてうつむいた。
「今日はあの時よりも、ずっと気持ちいいマッサージをするからな……はじめっから水着なら、濡れても安心さ」
「あの時、よりも……?」
「ああ、約束したろ? もっともっと気持ちいいマッサージをしてやるって」
その言葉を聞いて、甜花のへその下あたりがキュンと疼いた。これまで甜花が陰平に施されてきたマッサージは、どれも凄く気持ち良かった。疲れが取れるだけでなく、身体の奥がビリビリと痺れて、立っていられないほどになるのだ。あれよりも気持ちいいとは、一体どんな感覚なのだろう。
(気持ちいい、こと……)
そして、甜花は基本的に、快楽に対して素直な娘である。お昼寝の時に布団に呼ばれるように、彼女はその誘惑に抗うことができなかった。
「……よし、着替えたな」
「あぅ……」
「似合ってるぞ、甜花」
紐ビキニを着た高校二年生のアイドルを前に、その肢体を上から下まで舐め回すように見てから、陰平はそう言った。
甜花はまだ水着グラビアなどを撮った事も無い。とすれば、この娘のこんな恥ずかしい姿を目撃するのは、正真正銘自分が初なのだ。
甜花のスリーサイズは、上から81、58、83㎝だ。無垢な彼女には不似合いな、立派に発育したメスの身体がそこにある。胸や腹はもちろんの事、まだ筋肉があまりついていない二の腕は柔らかそうで、思わず揉んで感触を確かめたくなってしまう。
「プロデューサーさん……あんまり、見ないで……」
性に無知なりに、甜花は精一杯恥じらっている。それがまた陰平の劣情を煽る。鼻息を荒くして彼女に挑みかかりたくなるのを堪えて、陰平は甜花にベッドに寝るように指示した。
「甜花、ちょっとひんやりするかもしれないぞ」
甜花をうつ伏せに寝かせると、陰平はその脇に、自身で調合したアロマオイルが入った洗面器を置いた。ここには、リラックス効果のあるハーブなどがふんだんに混入されている。人肌まで温めたそれを手に取ると、甜花の背中にとろりと垂らした。
「ひゃん……!」
「冷たいか?」
「う、ううん……びっくりしただけ……。…………あ、いい匂い……。甜花、これ好きかも……」
「まずはオイルを肌に塗り込むからな」
「ひぅ――っ!」
陰平の手がむき出しの背中に触れると、甜花は身体をビクつかせた。やはりジャージ越しに触るのとは違う。実に手に馴染むような感覚。滑らかな肌の触り心地を堪能しつつ、陰平は甜花の全身にオイルを塗りたくっていく。
「オイルが肌に合わないとか、変なことがあったら言えよ?」
「だい……じょぶっ。でも、プロデューサーさんの手……ぬるぬるして、変な感じ……! んぅっ――!?」
「脚にも塗り込むからな」
「んっ……! ふっ……!」
「足の指の間まで、全部やってくぞ」
言葉通り、陰平は甜花の指の股、腋の下まで全身に隅々までオイルを塗り込んでいく。甜花のスリーサイズは、双子の甘奈よりも一回り数字が大きい。その分だけ無駄な脂肪が付いていると言えるかもしれないが、そのうっすらとした脂肪の感覚が、より一層、この娘もれっきとしたメスなのだという実感を陰平に与える。
「ひんっ……! くすぐったいよ……プロデューサーさん……!」
「甜花は腋が弱いなぁ。ほら、次は大腿部だ……」
「だいたい……?」
「太ももだ。そっから臀部にも塗り込んでいくぞ」
「……? うん……お願い、します」
別な言葉で言い換えたところで、臀部とは結局は尻のことである。まんまと甜花から言質を取った陰平は、手のひら全体を使って、少女の太ももを擦りあげるように揉んでいった。
「あう……っく……」
「寒くないか? 甜花」
「ううん……」
この部屋のエアコンは、かなり高めの設定温度になっている。その上に加湿器が稼働しているから、寒いどころか蒸し暑いくらいだ。
そんなむわっとした空気の中、広がったアロマオイルの香りが甜花の鼻腔から脳内に侵入し、彼女の思考をいつもよりぽわぽわとした、輪郭が曖昧なものにさせていく。
「んきゃう――っ!?」
そしてようやく、陰平の手が甜花の尻肉に触れた。
「プロデューサーさん……そこ――お尻――んぅっ!?」
「ああ、ここは脚を支える重要な部分だからな、重点的にやっておかないと……」
陰平の指が、甜花のビキニからはみ出た尻たぶをこねる。ここを本格的に触るのは初めてだが、甜花の身体は初っ端からきちんと反応している。なかなかの才能の持ち主だ。
「んっ……ふぁ……!」
「もしかして痛いのか? 甜花。どんな風に感じるのか、ちゃんと教えてくれ」
「痛くない……けど、――んぅ! なんかヘン……。むずむず、する……!」
「痛くないんだな? ――よし。しばらくここと腰を重点的にやるからな」
「待って……! あぅ……! んん――!!」
陰平は執拗に甜花の尻を揉み、腰をほぐした。甜花は彼の指が動くたびにベッドの上で身をよじった。彼女の声は段々と切羽詰まっていき、そして、あるところで糸が切れたように切なげな声を漏らした。
「あ――」
かと思うと、ビキニの股部分に、オイルではない液体がじゅわっと染みていく。甜花はしばらく、ビクッ、ビクッと腰を跳ねさせた。
(軽くイったみたいだな……)
今日まで丹念にマッサージをして来た甲斐が有ったと陰平は思った。性器に触れたわけでもないのに甘イキしてしまうとは、無垢な顔をして、なんと淫らな身体の持ち主だろうか。すぐにでもチンポをハメて、こんな甘っちょろい絶頂ではなく、本物のアクメというものをこのメスに叩き込んでやりたいが、まだ下ごしらえは途中である。最高の食材は、きちんと素材の味を引き出す処理をしてから頂かなければもったいない。
「甜花、オイルを足すぞ。本格的にマッサージする前に、もっと肌にオイルを馴染ませないとな」
「あぅ……まって……プロデューサーしゃん…………――んん!!」
陰平は甜花の声に耳を貸さず、彼女を責め続けた。
「あ…………う…………」
数十分後、あれから何度か甘イキを繰り返した甜花は、まるで潰れたカエルのように、だらんと四肢を投げ出してベッドの上にうつ伏せていた。室温は更に高くなり、彼女は全身汗みずくになっている。その汗と塗りたくられたオイルが混ざり、甜花の身体はテカテカといやらしく光っていた。
「ん…………ひゅ…………ンッ♡」
陰平が触れずとも、内側から来る快感の余韻によって、甜花はときおりピクリと腰を震わせる。彼女の股の下にあるバスタオルは、特にぐしょぐしょに濡れていた。
陰平は無言でそのバスタオルを取り替えて、次の段階に移行する。彼は甜花の上半身を起こすと、自分もベッドに上がり、後ろから彼女を抱っこするような体勢をとった。
「ぷろでゅーしゃー……しゃん……?」
甜花は瞳を朦朧とさせ、呂律の回っていない舌で、何をするつもりかと問いかける。だが、その答えなど決まっている。背面ばかりにオイルを塗って、前面に塗らないという道理は無い。陰平は、オイルの染み込んだ指で甜花の腹を撫でまわし、鼠径部をなぞり、そして彼女の胸の膨らみへと手をかけた。
「あう…………あ…………は…………」
完全に胸を揉まれているというのに、甜花は抵抗しようとしなかった。そんな力も判断も、とっくに彼女からは奪われている。鼻にかかった悩まし気な声を漏らしつつ、少女は男のされるがままになっていた。
(なーちゃん、言ってた……。これ、変なこと、だって……)
男に胸を触られる事が、普通は有り得ないのだということくらいは、甜花は妹に教育されていた。しかし、そんな妹の忠告など、陰平の手のひらが大胆に動いたことで、あっけなく消えた。
「は――――お……――っ!?」
胸がジンジンして、その感覚が脳天と股間に響く。さっき尻をまさぐられていた時よりも、さらに明確な色のついた感覚。これは快感と呼ぶものだと、甜花にもハッキリと自覚できた。甜花の股から溢れた液体によって、せっかく取り替えたバスタオルが、またしても濡れていく。
甜花は自分の上半身を支える力を失い、背後の陰平に体重を預けた。そうすると、彼の指の動きが与えてくる快感に、より集中できる。
「あ――――ううっ!!♡」
とても気持ちいい。これまでのマッサージとは比べ物にならない。なーちゃんは、男の人に胸を触らせてはいけないと言っていたが、気持ちいいのは良い事だ。だから、もっとして欲しい。
「もっと……ぷろでゅーしゃーしゃん……もっと……♡」
甜花は素直に懇願した。彼女は気持ちいい事には逆らわないことにしている。そしてこの快感は、お昼寝するよりも、もっと気持ちいい。こんな気持ちいいことを、なーちゃんはどうして禁止したりしたのだろう。
陰平にもたれかかった甜花の背中に、何か熱くて硬い物が当たっている。
「甜花」
「ひゃぅ――♡」
背後から耳元で囁かれ、甜花の背筋がゾクゾクと震えた。
そして、悪魔が少女を誘惑する。
「もっと気持ちよくなりたいか?」
「…………もっと……?」
「ああ、もっとだ。今よりずぅっと気持ちよくなれる。――どうだ?」
「して……てんか、もっと気持ちよくなりたい……」
「……よし、良い子だ」
すると陰平は、甜花の脚を掴んで大股開きにさせた。最近ストレッチを続けてきたおかげで、以前より甜花の身体は柔らかい。そして陰平は、自分の脚を使って、甜花が脚を閉じる事ができないように押さえつけてしまった。
ここから何が始まるのだろう。甜花が茫然としていると、男の指が彼女の股間に伸びてきた。
「あお――――っ!!??♡♡」
脳内をビリリと電流が駆け抜け、甜花は思わず舌を出してのけぞっていた。陰平の両手が、甜花の陰唇とクリトリスに、同時に触れたのだ。ここまでどろどろに溶かされていた彼女の肉体は、ずっと性器への刺激を待ちわびていた。それがようやく得られたことで、ずっと溜め込んでいたものが、ダムが決壊したように放流を始める。
――グチュグチュグチュグチュグチュ。
「あ――――!! んんん――――!!♡♡ あ、ああああ――――!!♡♡」
あまりの快感に脚を閉じようとしても、甜花の身体は陰平によってしっかりと固定されている。だから彼女は、中年男のねちっこい指の動きが与える快感に集中するしかないのだ。
それにしても、陰平の指は、初めから甜花の性感帯を全て知り尽くしているかのように、彼女を思い通りに翻弄した。多くのアイドルの処女を喰ってきた経験、そして甜花を含め、全てのアイドルをより理解したいという強い思いが、ここに来て彼の性技を進化させたのだろうか。
未発達な少女の人生観を塗り替えるには十分すぎるほどの快楽が、休みなく甜花に与えられていく。
「んきゅ――――――!!!!♡♡♡♡♡♡ はぁっ……はぁっ……はぁっ……あっ、おっおっおっおっおっ!!??♡♡♡♡」
強い絶頂が甜花を襲う。ほんの少し息をつく暇を与えてから、すぐに責めを再開する。甜花の腰は凄まじい勢いで暴れまくっているが、陰平の体重を跳ね返すほどの力はない。何かに助けを求めるようにもがく手が、陰平の腕や背中を掴む。爪が立ち、薄っすらと血がにじむが、それは今の陰平にとって、獣性をさらに加速させる刺激にしかならない。
「あっ、ぐっ、んいいっ!? おっ――――!?!!??♡♡♡♡」
陰平は甜花の嬌声にうっとりと聞き入っていた。普段はぽそぽそと小声で喋る彼女が、こんなに汚い淫らな声を上げられるとは。新しい甜花の魅力を発見し、より彼女を理解することができたような気がして、彼は嬉しくなる。もっともっと聞かせて欲しい。
「あううううう――――!?!!!!??♡♡♡♡♡♡」
訳が分からないまま、甜花はイカされ続けた。しかし不思議な事に、これほど強い快感を得ているにも関わらず、甜花の内側にはある種のもどかしさが溜まっていくのだ。お腹の奥が苦しく、切ない。何とかしてこれを解消しないと、おかしくなってしまいそうだ。
――しかしそれを言うなら、甜花はもうこの時にはとっくに、陰平によっておかしくされていたのかもしれない。
「――どうした? 甜花」
涙で顔をべとべとに濡らしながら、甜花が何か言おうとしているのを、陰平は察知した。
「ぷろ、ぷろでゅーしゃーしゃん……」
「ああ、俺はここにいるぞ」
「もっと……もっと……」
「もっとどうして欲しいんだ? 何かして欲しいなら、ちゃんと言うんだ」
「んぅ……」
そして、もどかしそうに身体を揺すると、甜花は懇願した。
「てんかの……てんかの……直接、さわって……」
「……どこを?」
「てんかの、あそこ……」
「あそこ? ここか……?」
「――ひゃう!?♡ そこ、じゃない。そこだけど、もっと、なか……!」
「……中? いいのか? 流石に不味いんじゃないかなぁ……。甘奈もきっと怒るぞ?」
「いまは、なーちゃんは、いいの……!」
甜花は怒ったように首を振る。とにかく自分を気持ちよくしてくれと、彼女はご立腹だ。陰平はクスリと苦笑し、ならばお言葉に甘えてと、甜花のビキニの紐を引っ張った。
(おお……)
なんと美味そうなのだと陰平は思った。
少女を守っていた、頼りない白い布が取り去られると、もうすっかり出来上がったメスの身体が現れた。形の良い美乳の頂点にある桜色の乳首はピンと立っていて、このメスが発情している事を陰平に伝える。そして下はもっと酷い事になっている。愛液の大洪水でぐちゃぐちゃのどろどろだ。ここに肉棒を突っ込んでかき回したら、どんなに心地よい事だろう。
だが、もう少しだ。せっかくなら、甜花自身にチンポハメを請わせるところまで追いつめてみたい。
「甜花、アイドルなら、こっちの処理もちゃんとしないとな」
「あう…………」
ここまでは甘奈の「お世話」も行き届いていないのだろう。甜花の陰毛は、あまり整えられてはいない。なら、後で俺が整えてやるしかないかと、陰平はふわふわとした茂みを優しく撫でた。
「覚悟はいいか? 甜花。今までよりキツイと思うが……甜花なら大丈夫だよな?」
「うん……うん……。ぷろでゅーさーさん、早く……てんか、がまんできない……」
前置きは良いから早くしてくれ。陰平の頬を、甜花の汗ばんだ手のひらが撫でる。陰平はまたもや苦笑し、改めてしっかりと彼女の身体を固定すると、その秘裂と陰核に手を伸ばした。
「オっ――――――!!??♡♡!?!!??♡♡♡♡」
陰平は手加減しなかった。彼はぐりぐりと甜花のクリトリスを虐めながら。狭すぎるマンコの中に二本の指を無理やりねじ込み、ぐちょぐちょと掻きまわし始めた。
「アっ――ぎゅ――んんんぅ――――!?!!??♡♡♡♡」
「ほら甜花、俺の指がお前の中に入ったぞ」
「ハおっ――!? アっアっアっアっ、ああああ――っ!!!!♡♡♡♡」
「気持ちいいか? 甜花。気持ちいいよなぁ。お前のマンコが締まって、指が食いちぎられそうだよ」
「あっ、はぅっ、ぷろでゅ、やめ――――!!♡♡♡♡」
「どうしてやめるんだ? お前が気持ちよくなりたいって言ったんだろ? 安心しろ、俺がちゃんと最後まで面倒見てやる。いくらでも気持ちよくなれ」
「あああああ――――!!??!!??♡♡♡♡」
陰平の鬼畜のような責めに耐えられず、甜花の身体は憐れな程に激しく跳ねた。ザラついた膣壁を指でくじり、同時にクリトリスを押し潰すと、甜花の秘部からぷしっと透明な液体が噴き出し、弧を描いた。
「んぅぅうううううっ!!!!♡♡♡♡」
「いいぞ甜花、ちゃんと気持ち良くなれてるな。それでいいんだ。素直になれば、もっと気持ち良くなれる。快感だけに集中しろ。お前はそれでいいんだ」
陰平は溢れんばかりの愛情を持って、イキ散らかす甜花に許しを与える。この男は、麻薬のような快楽に少女を溺れさせ、彼女が己に依存し、絶対に離れられなくなるようにしてやろうと考えていた。そんな悪魔のような事を考えているにも関わらず、彼の声は、甜花の実の父のような慈愛に満ちていた。
「おっおっおっおっおっ、あっ、おおお゛――――!!??!?♡♡♡♡」
絶頂に次ぐ絶頂。軽いアクメすら満足に経験したことの無かった甜花が手にするには、あまりにも強すぎる性感。既に蕩けかかっていた彼女の理性は、中年男の手管によって砂山のように簡単に崩され、脳内をピンク色に染めていく。
軽い休憩すらも与えず、イカせて、イカせて、イカせまくり、喉が枯れるくらいに喘がせた。そうしているうちに、最初は硬かった膣内も柔らかくほぐれ、キュウキュウと何かをねだるように、陰平の指に吸い付き始める。
「へっ――へっ――へっ――へっ――」
およそ一時間半後、ベッドで仰向けに転がった甜花は、犬のようにだらしなく舌を垂らし、激しく肩で息をしていた。
その一時間半の間に、彼女は何度イッてしまっただろうか。少なくとも、これまでの人生で得てきた快感の総量を遥かに上回る快楽を、彼女はこのひと時に男によって与えられてしまった。
「甜花、水分補給だ」
「あ――むぅ――――」
甜花の思考はぐずぐずだった。陰平によってスポーツドリンクを口移しされ、その穢れない唇を犯されている事にすら、彼女が気付いているかは怪しい。
「んくっ、んくっ、んくっ――はぁっ――」
だが、スポーツドリンクと一緒に陰平の唾液を飲み干したことで、甜花はようやくまともに呼吸できるようになった。その顔の上に、長大な禍々しい何かが影を作る。
「甜花、これで満足できたか?」
それは、限界まで怒張した陰平の肉棒だった。施術着を脱いだ陰平は、そのグロテスクで所々にイボが浮いたカリ高の黒ペニスを、甜花の目に良く見えるように突き付けていた。
「あ…………」
アロマの香りに、肉棒から放たれる濃厚なオスの匂いが混じる。その匂いを嗅いだ甜花は、待ちわびていたもの、自分に欠けていた何かが、そこにようやく登場したように、瞳を淫猥な色で輝かせた。
「これで終わりにするか、甜花」
「ん……く……」
甜花はゴクリと喉を鳴らす。
「お前がしたいなら、まだ、もっと気持ち良くなれる『マッサージ』が有るんだが――」
どうすると、陰平は言った。だが、問われるまでも無い。甜花はむしろ食い気味に答えていた。
「――おねがい、しましゅ……! それ……てんかに、くだしゃい……!!」
それを使ってくれればもっと気持ち良くなれる事くらい、一々説明されずとも、メスである彼女は理解したのだ。理解した以上、求めるのはメスのほうからだと、お利口さんな彼女の身体は知っているのだ。甜花はベッドの上で腰を浮かせ、自身の手をマンコに添えて、陰平のお情けを願った。
「てんかのおなか、苦しいん、でしゅ……!」
放っておけば、ヘコヘコと前後に腰を振りだしそうな勢いだ。何と情けなく、何と貪欲で、何と淫らで、何と可愛らしく、何と美しく、何と愛おしいのだろう。
陰平は慈しむ表情のままで、上手に出来たぞと甜花の髪を撫でた。
「はやく――、はやく――♡」
甜花の表情には、中年親父と交わる事への嫌悪感や、処女を失う事の恐怖感は無い。今の彼女に考えられるのは、陰平が与えてくれるに違いない未知の快楽の事だけだ。ならば責任を持ってそれに応えてやる。お前の身体は、今から責任もって俺が管理してやると、陰平は肉棒の先を甜花の割れ目にあてがった。
そして彼は、これが欲しければ、今から自分が教える通りにおねだりするんだと、甜花に言った。
「――おねがいしましゅ……!」
甜花はためらわなかった。彼女の口は、やすやすとこの悪魔に対しての誓いを紡ぐ。
「甜花はいまから、忠治さんのものでしゅ……! ちゃんと真面目に、アイドルしましゅ……! なーちゃんとも、千雪さんとも仲良くしましゅ……! 忠治さんが気持ち良くなれるように、一生懸命がんばりましゅ……! ――えと、だから、だから、甜花のおマンコに、忠治さんのおチンポくだしゃい……!」
「良く言えたな、甜花」
「んぅ……♡ はやく……♡」
「ああ、そんなに焦るな。すぐにハメてやるからな? よく見てるんだぞ、これでお前は、俺のものになるんだ」
「あ……あ、ああああ」
甜花は目を見開いた。陰平が腰を前に出すと、その肉棒が、ずにゅうと甜花の中に侵入していく。時間をかけて丹念に準備して来ただけあって、処女とは思えないほどにスムーズな挿入だった。
「おお……いいぞ甜花……」
陰平は恍惚とした表情で、初物マンコへの挿入感を味わう。これだけは、一人につき一度しか味わう事の出来ない感覚だった。甜花の膣壁はざらざらとしていて、キツさと相まって強すぎるくらいの刺激を肉棒にもたらす。うちのアイドルたちは、どうしてこうもマンコまで名器揃いなのだろうと、陰平は射精感に耐えながら、どこか満足気だった。
これで彼は、六人目のアイドルの処女を奪った事になるのだ。もちろんこの瞬間の事は、心の中にも大切に記憶しておくが、この寮のこの部屋には、当然のごとく監視カメラが仕掛けられている。甜花の処女喪失の瞬間は、後から何度でもリピートして楽しむことができるのだ。
陰平のチンポは膣壁をかき分けて奥へと進み、甜花の心と体に消えない傷を刻み付けていく。この先何があろうとも、この少女の処女を奪ったのが陰平であるという事実は変わらないのだ。即ち、これで陰平は彼女たちの記憶の中で永遠になれるのだ。
あまりの感慨深さに、陰平は息を吐いた。
「――ふぅ。甜花……奥まで入ったぞ? 分かるか、甜花。……甜花?」
「はっ――はっ――はっ――はっ――♡」
甜花の様子がおかしい。彼女の瞳孔は開き、ほとんど過呼吸状態になっている。チンポを挿入されただけで、バチバチと流れる歓喜の電流が脳髄を焦がし、目から火花が飛び散りそうになっているのだ。
「甜花……どうした?」
「ふぎゅっ――――!!♡♡ ――――!?!?♡♡♡♡」
「うおっ――!?」
甜花の腹が波打ち、膣壁がチンポを締め付け暴れ狂った。明らかにイっていると分かる胎内の動き。じゅわりと熱い愛液が溢れて、陰平の肉棒を夢見心地にさせる。ブチ切れた彼は、思わず腰を振り始めた。
――ズチュッ!! ズチュッ!! ズチュッ!! ズチュッ!!
「んっ、おっ、ほっ!?♡ あ、ううう――!!??♡♡」
「――クソッ!! そんなに俺のものになりたいのか!! 甜花!!」
「おっおっおっおっおっ♡♡♡♡」
「焦らなくてもくれてやるぞ!! 俺が与えられるものは、皆お前にくれてやる!!」
甜花をハメ潰す勢いで、陰平はしゃにむに腰を振りたくる。
これは一見、中年男性が体格に劣る少女を無理に犯し、己の性奴隷にするべく蹂躙している光景に見えるかもしれない。しかし、実態は逆なのだ。結局、陰平という人間は良くも悪くもアイドルのためにしか生きられない。彼は必死に己の快楽を貪っているようであり、実際に凄まじいほどの快楽を得ているのだが、どちらが差し出す側かと言えば、実は陰平のほうだったのかもしれない。
「あ゛っおっあああっ、あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」
甜花は涙を流し、涎を垂らして汚い喘ぎを漏らし、全てをさらけ出した状態で、ただひたすらに快楽を貪っている。こんな快楽は、きっとこの男の肉棒でなければ得られないものだと、甜花は当たり前のように理解していく。アイドルをやる事には不安があったが、この人がプロデューサーで良かったと、この人のアイドルになれて良かったと、満たされた幸福感が心の奥に沁み出していく。
「甜花! 出すぞ甜花! お前もイケ! 俺と一緒にイケ!」
切迫した声で陰平が叫ぶ。何を出すのか、イクとはどういうことか、そこは甜花には分からなかったが、彼の言う通りにしていれば間違いないのだという事は分かった。そうすると、性の技など何も身に着けていないにも関わらず、甜花の膣はひとりでに陰平のチンポを絞り上げる。
「ぐぅううううっ!!」
「あああああっ!!♡♡♡♡」
野獣の様に陰平が吠えた。それに呼応するように、甜花も一際大きな喜悦の声を上げてよがる。
ドクリと、肉棒が強く脈打った。
――ブビュッ!! ブバッ!! ブビュルルルルル!!
口の詰まったマヨネーズを強引に絞り出した時のように、濃厚な黄ばみ汁が鈴口から吐き出されていく。それはあっという間に少女の狭い子宮を汚し尽くし、膣内にまで逆流していく。陰平は甜花の子宮口に押し付けるように腰をグリグリと動かしてから、チンポを彼女の膣内から強引に引き抜いて、まだ出てくるザーメンを、彼女の肢体にまき散らかした。
「ううううううっ!!」
声も無くビクビクと震える甜花の身体に、陰平のザーメンが降りかかっていく。既にアロマオイルの香りより、イカ臭いザーメン臭のほうが勝っているくらいだ。
「甜花、甜花――!!」
「――おっ!?♡」
射精が収まると、陰平は再び甜花に挑みかかった。乱暴に腰を振り、膣内に射精し、残ったザーメンを甜花の身体に振りまく。
そのプロセスを何度も繰り返して、甜花の全身がザーメンでパックされたころに、ようやく陰平による特別な「エステ」は終了した。
――――――――――――
「――甜花ちゃん、お帰りなさい!!」
深夜と呼んでいい時間帯、リビングでずっと姉の帰りを待っていた甘奈は、ドアが開いた音を聴きつけて、慌てて玄関に走って来た。
「ただいま……なーちゃん」
「なんでこんな遅くなったの!? こんな遅くまでレッスンしてたの!? 甘奈、すっごく心配したんだよ!!」
「うん、ごめんなさい……」
SNSで遅くなる連絡は有ったが、まさかこんな時間まで――。両親も既に寝てしまったくらいだ。甘奈が問い詰めると、甜花は大丈夫だと微笑んだ。甜花の微笑みはいつも通りのはずなのに、その時の甘奈には、それがなぜかとても妖艶なものに見えた。
「プロデューサーさんに、車で送ってもらったから」
「え……?」
「プロデューサーさんが居るから……甜花、大丈夫だよ」
「甜花、ちゃん……?」
動揺した甘奈は、甜花の足取りが少しふらついている事には気付かなかった。それよりも、常に「なーちゃんがいないとダメだ」と口にしていた甜花に「プロデューサーが居るから大丈夫だ」と言われたことが、甘奈にはとてもショックだった。それにショックを受けている自分自身にも、甘奈は衝撃を受けていたのだ。
「甜花、もう寝るね。明日も、プロデューサーさんと……レッスンだから」
甘奈の横をすり抜けて、甜花は二階に上がっていく。すれ違う時、甜花の身体から、とても蠱惑的なアロマの香りと、その奥に混じった形容しがたい何かの匂いが漂った。
「甜花ちゃん……?」
暗い玄関に取り残され、自分の支えであった姉の名を呼ぶ甘奈の心は、不安に支配されていた。
だが、もう手遅れだった。
甘奈が会ったこの時の甜花は、もう既に甘奈が知っていた姉でなく、完全に陰平の「オンナ」になっていたのだから。