クッパとのエッチによって、かなりの量を射精する羽目になって疲労困憊になったのだがこれによって脱童貞を果たせたから良しとしよう。
その一方で、クッパから改めて言われたのは生産拠点としてのダンジョンの他に、軍事施設の要素が強いダンジョンを構築するのも視野に入れているとの事だった。
要は、ダンマスである俺が管理するダンジョンが登場した事によって食料が安定して生産できる様になった為、不利な取引によって諸外国から食料を輸入する必要がなくなった。
その結果、今まで不法な為替レートによって甘い汁を吸っていたキノコ王国を含めた諸外国は、それを継続して吸える様に謂れのない理由によって戦争を仕掛けてくる可能性が高いと言う。
そして、戦争のきっかけは他国への影響力が高いキノコ王国のトップであるピーチ姫が
普通なら、そんな事をしても他の国が賛同してクッパ帝国の包囲網に参加する可能性は限りなく低いが、今までクッパは何度もピーチ姫を攫っている経緯がある為に間違いなく、包囲網が完成するとの事だった。
ゲームの世界なら、か弱いキノピオがそんな事をする筈がないと言い切ってしまうが今いる世界はゲームではなく、弱肉強食の世界であってキノピオの中には色んな意味で黒すぎるキノピオもいると考えでいいだろう。
少なくとも、国連などの国際的な組織がないらしいので言い出したもん勝ちな世界な訳で、俺にとっては前の世界におけるイメージが粉微塵に粉砕されていく感じだ。
これがキノピオ側だったら、勧善諸悪の方程式でクッパがくたばって当然と考えしか浮かばなかっただろうが、事故死した際にクッパ達に呼び出されたので世界の歪みをモロに感じ取れる。
それはともかく、今は食料の生産を担うダンジョンの機能を拡充させながら軍事面のダンジョンを構築するための準備をしないといけない。
つまり、マルチタスクならぬダブルタスクをしないといけなくなるからその準備をしておけという命令であり、その事に頭を悩ませながらダンジョンに戻るとカノンが話しかけてきた。
「あの、マスター。今、いいですか?」
「ん? あぁ、大丈夫だ。ないだい?」
「マスターに用事がある、という人が来たので応接室に通したのですが………」
「こんな時期に? 一体、誰が………って、どうした!?」
彼女の言葉に、どうやって2つのダンジョンを管理しようという悩みから離れて内容を聞いてからカノンを見ると、仮面越しにでもわかる程の恐れを感じている様子だったので反射的に言ってしまった。
普段の彼女は、冷静沈着で余程の事がない限りは感情を表に出さないのだが、ここまで怯えているとなればかなり危ない状況だという事だ。
現在のダンジョンは、食料の生産に重点を置いているので防衛用の装置は最低限であり、もしも内部から破壊されれば今までの計画が台無しになって一からやり直さないといけない。
その為、彼女が案内した応接室に向かうとそこには意外な人物がいた。
「まさか、カロンの集合体が来るとは思わなんだ」
「我らは国に忠義を捧げし、
「………大した人間じゃないんだけどなぁ」
その人物とは、白骨化したノコノコであるカロンであり、その強さはかなりの物だと鑑定スキルがない俺でもわかるほどに凄かった。
そして、この世界におけるカロンの伝承でメジャーなのは何人ものノコノコから残った思念体が集合して、白骨化したノコノコに取り憑いた結果としてカロンが生まれる。
そして、深夜になって大人も寝静まる時間帯に悪さをする子供のところにやってきてはあらゆる手段を使って、悪さをした分のお仕置きをして帰っていく、という物で親が子供に悪さをしない様に言い包める際に使うらしい。
とは言え、この話はあくまで伝承の
そんな訳で、失礼な事は言えないなぁと思いながら対面しているのだがそんな彼女も例に漏れず、ピーチ姫化していて本当にカロンなのかとツッコミを入れたい気分にさせられる。
マリオシリーズのカロンといえば、白骨化したノコノコなのでピーチ姫化しても白骨化した人間だろうなぁと思っていたのだが、この世界では見た目が本当に人間の女性である。
しかも、ナイスボディな上に白黒のハイレグみたいなヒートテックを着ているので体のラインがハッキリと出ているのでこちらの目に悪い。
頭髪も白のロングヘアであり、癖っ毛であるが三つ編みにして後ろに下ろしているのが特徴で遠くで見る分には普通の女性に見える。
とは言え、片方の目が普通の人とは違って右目は普通の瞳をしているのだが左目はピーチ姫化していないカロンの様に、生気のない光が瞳に灯っている感じだ。
正に、カロンの瞳だと思いながら空間魔法などを利用して彼女の姿を確認すると妖怪である骨女とは違い、本当に生身の体を持っている様子だった。
「断っておくが、無造作に女性の体に触らない方が身のためである」
「………申し訳ない。貴女が本当にカロンなのかと疑ってしまった。失礼ならお詫びをする」
「別に構わぬ。我らはとうの昔に肉体を捨てた身である為、今の肉体に拘りはない。ただ、不快に感じただけだ」
魔法を使って、対面するカロンが本物かどうかを確認したのだが無造作に確認した事を咎められた為、素直に謝って魔法を解除したのを見てそう返してくれた。
失礼を働きながら、攻撃してこなかったのでどう思っているかはわからないが今すぐ、何かをしようとする訳ではない様子なので一先ずは彼女にダンジョンについて説明する事になった。