分割してみましたが……多かったですかね(汗)
「えっと、あの?」
困惑した声が降って来る。斎姫は悲しみに目を閉じた。きっと優一郎は自分を嫌いになってしまった。だが不思議と優一郎の手は斎姫の肩をつかんだままだ。斎姫はびっしょりと濡れた陰部がまた疼きだすのを感じていた。下手をすればまた達してしまう。斎姫は涙を流しながら優一郎のシャツを強く握った。
「まさか、本当に?」
声を震わせて訊いた優一郎に斎姫は無言で頷いた。頭上で優一郎が息を飲む。それを知った斎姫は自嘲を込めて笑った。もう駄目だ。きっと嫌われた。そう思いながらそっと手を開く。
斎姫は優一郎のシャツから手を離し、黙って顔を背けた。こんな嫌われ方、望んでいた訳ではない。片思いのままでいいから、今のままでいいから。そうずっと思ってきたのた。斎姫は疲れたため息をついた。
「そんな馬鹿なこと、信じられないよ。君がヒューマノイドだなんて、そんなことあるはずない」
よほどショックだったのだろう。優一郎の声は掠れている。斎姫は息をついてちらりと優一郎の方を向いた。だがすぐに目を逸らす。
こんな思いをしているのに、悲しいのに、辛いのに、どうして身体は思い通りにならないのだろう。斎姫は顔を俯けて静かに泣いた。胸が締め付けられるような痛みがあるのに、下半身はまるで別の反応をしている。斎姫は息をついて顔を上げた。涙に濡れた顔で笑みを浮かべる。
「わたしも、嘘だったらいいと思うわ。だけど……」
「だけどなに? 言ってよ。続けて」
優一郎は真剣な顔で斎姫の顔を覗き込む。斎姫はにっこりと笑って目に溜まっていた涙を零した。
「だけど、わたしの身体の全ての部分は機械仕掛けの作り物なの……」
生きた身体が欲しかった。他の女の子と同じような身体が欲しかった。こんな、淫らな身体じゃない、普通の人と同じ身体になりたかった。
けれどそれは叶わない夢だ。過ぎた望みだということもよく知っている。斎姫は流れる涙を拭った。そして身体を小さく震わせる。
ほら。こんなに辛いのにまた勃起しているんだもの。斎姫は小さく息をついて情けなさに俯いた。
「だったら、だったら証拠を見せてよ? 機械だっていう証拠を! そうでなきゃ、僕は信じない。信じられない!」
優一郎は斎姫の肩を揺さぶって声を荒らげた。斎姫は俯いたまま唇を噛む。どんなに悲しみを覚えても身体は優一郎に反応している。快楽を欲した膣が愛液を零し続けているのだ。
斎姫はそっと息をついて顔を上げた。すると慌てたように優一郎が目を逸らす。
「あっ、ごめん、何だか混乱して変なこと言ったかも」
困惑した顔でそう呟き、優一郎はそっと斎姫から手を離した。斎姫は無言で首を横に振った。確かに、急に機械の身体なのだと言われても大抵の人は納得しないだろう。それが当然の反応だ。斎姫は息をついて壁に深くよりかかった。
ぴくり、と陰唇が動く。斎姫は襲ってきた快楽に小さく身体を震わせた。そしてゆらりと目を動かして優一郎を見やる。
「一番傷ついてるのは君なのに。僕は……僕は……」
優一郎が苦しそうな顔をして呟いている。斎姫はそんな優一郎に黙って首を横に振った。信じられないという反応の方が自然だ。優一郎は何も悪くない。なのに優一郎は酷い罪悪感を覚えているようだ。
「疑うようなこと言って、ごめん。こんなときに、嘘をいっても仕方ないよね」
「謝らないで!」
斎姫は強い口調でそう告げた。優一郎が驚いた顔になる。斎姫は俯いてお願いだから、と付け足した。
悪いのは優一郎ではないのだ。優一郎の納得できるような証拠を見せられない自分だ。確かに自分の身体は外見だけは人とそっくりに作られている。見分けはまずつかないだろう。違うところといえば。
そこまで考えて斎姫は真っ赤になった。人とまるで違っている部分が一つだけある。そのことを思った斎姫の陰部がびく、と震える。斎姫はスカートを握り締めて小さな悲鳴を上げた。
「証拠なら、あるわ」
今、こんなに淫らな反応をしているここが。斎姫は内心でそう続けて息をついた。快楽に潤んだ目を上げる。すると優一郎が不思議そうな顔で首を傾げた。
「証拠っていったい?」
斎姫は唇を軽く噛んで優一郎から顔を背けた。とろり、と熱い愛液が流れてくる。見せちゃ駄目。見られたら嫌われちゃう。恥ずかしいから駄目。斎姫の頭の中をぐるぐると言葉が巡る。
だが身体は敏感に反応する。もし、優一郎に見られたら。もしも弄られたら。斎姫の脳裏にちらりとそんな考えが過ぎる。その瞬間、斎姫は勃起したクリトリスを激しく弄りたい衝動に駆られた。懸命にそれを堪え、斎姫は潤んだ目で優一郎を見上げた。
「わたしの身体は、外見上はほとんど人間と区別がつかないように造られてるの。ただ、一箇所を除いて」
熱い吐息をつきながら斎姫はそう告げた。駄目、と心の中で叫ぶ。だが、斎姫には快楽を欲した身体をどうすることも出来なかった。
それに。斎姫は内心で呟き自嘲気味に笑った。こんな淫らな身体を持つ自分など、嫌ってもらった方が優一郎のためかも知れない。ヒューマノイドである自分の本当の姿を見てもらった方がいいのかも知れない。
その方が吉良くんのためだもの。斎姫は心の中でそう呟いた。それが快楽に溺れている自分の言い訳なのだと斎姫は気付かなかった。優一郎に恥ずかしい部分を見られることで更なる快楽を味わえる。斎姫の身体は斎姫自身よりそのことをよく知っているのだ。
斎姫は震える手でスカートを少しだけ持ち上げた。恥ずかしさで死にたくなる。優一郎は黙ってそんな斎姫を見つめている。
「見て、これが証拠よ」
教室の窓から入る日差しが斎姫の濡れた足を照らす。優一郎は驚いた表情でそんな斎姫の足を見た。愛液に汚れた足を晒し、斎姫は恥ずかしさに顔を背けた。
そしてスカートをさらに持ち上げる。斎姫は濡れた陰部を優一郎の目の前に晒した。優一郎が息を飲む。真っ赤になって焦ったように斎姫の顔と陰部を見比べる。斎姫は恥ずかしさに身体を震わせながら、少しだけ足を開いた。
開いた陰唇の間から、音を立てて愛液が漏れる。斎姫は優一郎に陰部を見せながら熱い吐息をついた。優一郎は身体を屈めて斎姫の陰部を見つめている。
「吉良くんはしってるわよね? ヒューマノイドを実際に製作した場合、脳が感じるストレスを解消するために、なんらかの手段を講じる必要があることを」
斎姫は吐息混じりに告げた。優一郎は息を詰めて斎姫の陰部を見つめている。それを見下ろしながら斎姫は甘い息を吐いた。
吉良くんが……見てる……っ。斎姫は無意識に足をまた少し開いた。水音を立てて愛液が零れる。激しい快感に震えながら、斎姫は深く息を吸った。熱い息をそっと吐き出す。
「わたしの場合、それは性的な快感を脳にインプットすることなの」
優一郎の目の前で愛液を流しながら斎姫はスカートを握り締めた。優一郎は赤い顔をして何度も頷き、斎姫の女性器に熱心な目を向けている。そして優一郎は床に膝をつき、下から斎姫の陰部を覗き込んだ。
あ……っ! 斎姫は微かな声を上げて腰をびくりと震わせた。優一郎に覗き込まれている。それが深い快楽を身体に与えた。これまでの自慰では味わったことのない甘い快感がこみ上げてくる。
それはあの小箱に入った筒に与えられた快感に似ていた。斎姫は掠れた声を発しながらさらに足を開いた。腰を壁から少し浮かせ、優一郎の方に突き出す。
「だから、わたしは、ほんとにちょっとしたきっかけで、欲情しちゃうように出来てるの。そうしないと、精神が壊れちゃうから」
乱れた息の下で斎姫はそう説明した。だが、快楽のために声が震える。そんな斎姫を熱心に見つめていた優一郎が、不意に顔を上げた。痛ましさに顔を歪め、無言で斎姫を見上げている。斎姫はそんな優一郎に苦心して笑いかけた。
「なんで、わたしが今、パンティ穿いてないのかわかる?」
斎姫は笑って足を大きく開いてみせた。驚いた顔になった優一郎が斎姫の股間を覗き込む。優一郎がごくん、と唾を飲む。
はしたない本性を見せなきゃ。どれだけわたしの身体が淫らかを見せなきゃ。斎姫はそう思いながら優一郎によく見えるように腰を前に突き出した。
「学校に来てから、今日はもう二回もオナニーしてるの。だって、吉良くんと話しただけで、クリトリスが勃起しちゃうんだもの」
恥ずかしい自分の姿に優一郎は幻滅するだろう。だがそれでいいのだ。そう思いながら斎姫は吐息混じりにそう説明した。勝手に優一郎に反応する自分の身体の淫らさを示さなければと思ったからだ。だがそれは斎姫の欲情をさらに煽る。
「だから替えのパンティも無くなっちゃった」
斎姫はそう言いながら優一郎を見やった。優一郎は斎姫の陰部に釘付けになっている。斎姫はそんな優一郎の様子を見ただけで快感を覚えた。
「それに、よく見てね」
震える手を伸ばし、斎姫は小陰唇を割り開いて見せた。優一郎が慌てたような声を上げる。だが斎姫はためらわなかった。興奮に開いた陰唇を晒し、快感に腰を震わせる。斎姫の動きに合わせ、膣口からは愛液が漏れてきた。
早くしなきゃ……いっちゃう……っ。斎姫の身体は絶頂の寸前にまで追い詰められている。だが斎姫は懸命に口を開いた。優一郎に証拠を見せなければならない。嫌われるために、淫らな身体の説明をしなければいけない。脅迫にも似た思いに囚われる。
「どう? わたしのここ、機械なの、わかるでしょ? ……ああっ!」
斎姫は掠れた声でそう告げた。溢れた愛液を指先で掬い、勃起したクリトリスになすりつける。それだけで簡単にクリトリスが固くなる。それを示しながら斎姫は潤んだ眼差しで優一郎を見つめた。
「ほんとに、ほんとに機械なんだ……」
優一郎が微かに笑っている。斎姫はそれを見下ろして吐息をついた。きっと優一郎はこんな身体を嘲笑いたいに違いない。嫌われちゃった。でもこれで良かったのよね。斎姫は心の中でそう呟いた。
不意に優一郎が顔を上げる。斎姫と目があった優一郎ははっとして首を横に振った。
「もう、いいよ。わかったから! もうやめて!」
優一郎は必死の面持ちになっている。だが斎姫は涙を零しながら駄目、と告げた。ちゃんと嫌われなきゃ。もっと見せなきゃ。恥ずかしいところを見てもらわなきゃ。そう思いながら斎姫は興奮に潤んだ目で優一郎を見つめた。
愛液に塗れた指でクリトリスをゆっくりとこねる。小さく喘ぎながら斎姫は首を振った。
「駄目、駄目よ! 指が指が止まらないの! んっ、あっはうぅ!」
斎姫は切ない声で喘ぎながら自慰を続けた。優一郎がそんな斎姫を静かに見つめている。優一郎の様子の変化に気付かず、斎姫は涙を流しながらその場に座り込んだ。とても身体を支えていられない。
「んっあっ駄目ぇ! ほんとに指が、指が止まらない……。止まらないのぉ! あふっ! ああんぅっ!」
大きく足を開いて膣口に指を入れる。優一郎はそんな斎姫を黙って見つめている。その顔にうっすらとした嗤いが浮かんだが、斎姫にはもうそれを見る余裕はなかった。
勃起したクリトリスを強くこねる。膣に指を差し入れる。水音を立てて膣の中に斎姫の指が潜っていく。斎姫は甘い声で喘ぎながら、膣に入れた指を動かし始めた。優一郎を見つめながら斎姫は涙を流してよがった。
「いいっ! いいのぉ! 吉良くん……吉良くぅん!」
今までは想像するだけだった優一郎が、本当に目の前にいる。斎姫はあられもない声を発して自慰を続けた。だが不意に優一郎が動く。優一郎は無造作に斎姫の口を手で塞ぎ、小さく笑った。
「ちょっと、ここだとまずいね。いったん中断してもいいかな?」
優一郎は嗤いを浮かべている。斎姫は声を遮られて呻いていた。指は変わらず膣壁を擦っている。優一郎はそんな斎姫の両手を押さえて動きを封じた。それと同時に斎姫は掠れた声を上げた。
「くっ、んっ駄目ぇ! 止まらない……止まらないのぉ!」
斎姫は涙を流しながらそう言い、身体をよじった。だが優一郎の手は強く斎姫の手首をつかみ、陰部から強制的に引き離した。斎姫は声を上げて嫌がった。
不意に優一郎が動く。斎姫の唇は優一郎の唇に塞がれた。思わず目を見開いた斎姫の口の中に何かが滑り込んでくる。優一郎に口づけられているのだ。それを知った斎姫は口づけに懸命に応えた。
優一郎の舌が斎姫の口の中を弄る。舌を絡める。唾液の音を立てて深い口づけを交わしながら、次第に斎姫の手からは力が抜けた。抵抗することをやめた斎姫の手首を優一郎がそっと解放する。斎姫が優一郎の背中に手を回そうとした瞬間、優一郎は不意に顔を上げた。
「また後でね」
そう言うなり優一郎が斎姫のスカートの中に手を入れた。声を上げかけた斎姫の唇を再び塞ぎ、優一郎は素早く手を動かした。臍に触れられ、何かが押し込まれる。それを境に斎姫の意識は途切れた。
だが二人は気付かなかった。二人のいた教室のすぐ脇で人影が動く。影は静かに教室から離れていった。
テンプレ的なメカバレですねー(棒
他にも壊れてメカバレとか、うっかり見ちゃってメカバレとか色々ありますw