でもって、次の段落が1,000文字以下だったので足してあります。
「もしかして、こいつが人形なの?」
絵美佳がそう呟く間にも画面の中の優一郎は楽しそうに笑っている。対する女子生徒は恥ずかしそうに顔を伏せている。だが、太い筒の脇からは絶えず愛液が流れている。
今、人形を弄んでいるのは優一郎の方だ。現に女子生徒は切なそうに顔を歪めている。対する優一郎は手にしたデータを悠然と眺め、時折、ちらりと女子生徒を見やっている。こうして女子生徒を苛めているのだ。絵美佳はそのことに思い至って愕然とした。
やっぱり、膣がかなり過熱してるよ。
優一郎の笑い混じりの声を聞きながら、絵美佳はぼんやりと画面を見つめた。優一郎が手を伸ばし、女子生徒の股間に挟まっている筒を指先で軽く弄る。女子生徒は震える足に力を込め、必死の面持ちで立ってはいるが、唇からは熱い吐息を漏らしている。
次第に絵美佳の目にも興奮の色が宿り始めた。優一郎がすることから目が離せなくなる。身体の深い部分から疼きがこみ上げ、無意識のうちに絵美佳はジーンズの中に手を突っ込んでいた。ボタンだけを外したジーンズの中には熱がこもっている。絵美佳は熱い息をついて指先でクリトリスをつついた。
優一郎が女子生徒の股間で指を動かす。それに合わせて絵美佳も勃起し始めているクリトリスを軽くこねた。快感に吐息をつき、絵美佳は前かがみになった。
「ずるい! こんなこと……」
優一郎にこんなことをしてもらうなんて。絵美佳は吐息をついて指先でクリトリスを強く押さえた。微かに声を上げて身体を震わせる。すると椅子が軋みをあげた。胡座をかいていた足を解く。絵美佳の呼吸は段々と激しくなっていた。
ふと、女子生徒を嬲っていた優一郎が顔を上げた。絵美佳も思わず手を止める。
そんなに感じてるんだ。優一郎が吐き出した言葉に絵美佳はぎくりと肩を震わせた。だが画面の中の優一郎はあくまでも女子生徒の股間を見つめながら笑っているだけだ。絵美佳はため息をついて指先で下着の底をなぞった。もう、濡れている。
優一郎に欲情する自分は何なのだろう。絵美佳はぼんやりとそう考えながら画面を見つめた。だが優一郎にとって絵美佳はあくまでも姉に過ぎない。優一郎がそれ以上の感情を持っていないことは、絵美佳もよく知っていた。もちろん、今までもこれからも、それに変わりはないだろう。
絵美佳は無理やり思考を切り替えようとした。何気なく先日の多輝との口づけのことを思い出す。多輝の柔らかな唇の感触を思い起こし、絵美佳は慌てて首を横に振った。違う、と呟いて目を閉じる。だが、一度思い出したものをすぐに引っ込めることは出来ない。
「……あ」
絵美佳は下着に触れていた指を無意識に動かした。こみ上げてきた感覚に軽く身体を震わせる。キスのことを思いながら、絵美佳は吐息をついてクリトリスをこねた。画面の中では優一郎が微笑んでいる。
優一郎は女子生徒の股間に頭を寄せた。足を震わせている女子生徒の股間に顔を埋め、水音を立てている。愛液を舐めているのだ。ヘッドホンから流れてくる音を聞きながら、絵美佳は軽く眉を寄せた。濡れた下着の底を指で弄る。
人形は嫌い。だってパパも優一郎も人形を好きなんだもの。
だってパパも優一郎も……。あたしより人形が好きなんだもの。
「んふっ……」
絵美佳は固くなったクリトリスを弄りながら微かに声を漏らした。優一郎に舐められている女子生徒は甘い声を上げている。絵美佳は興奮に潤んだ目で、優一郎を見つめていた。
じゃあ、生身の自分を誰が好きになってくれるのだろう。
「んぅっ、あっ……! んっ……」
絵美佳は机に顎を預け、ジーンズの中を弄った。流れてくる優一郎の声に耳を傾け、懸命に自慰を続ける。事務的に行う自慰とは違い、今のそれは絵美佳に激しい快楽をもたらした。
優一郎がおもむろに女子生徒の股間に挟まっていた筒を抜く。ずるり、と音を立てて抜けたそれは、バイブのような形をしている。まだうねっているそれを見ながら、絵美佳は荒い息をついた。
あたしにもっ……。絵美佳は喘ぎながら下着の中に手を突っ込んだ。濡れたクリトリスを擦りたてる。
うわっ。こんなに溢れてたんだ。
驚いた優一郎の声が聞こえてくる。絵美佳は唇を噛んで目を閉じた。画面の中の優一郎に小さく頷く。もう、愛液はこんなに溢れている。絵美佳は指先でゆっくりと陰唇の間をなぞった。
そんなに気持ちよかった? 快楽に震える絵美佳の脳裏に多輝の嗤いが蘇る。絵美佳は画面の中の優一郎と、キスしてくれた多輝のことを同時に思っていた。キスの感触が生々しく蘇り、優一郎の手にしているバイブから目が離せなくなる。
「くはっ! うんふっ!」
クリトリスを指でこね、絵美佳は快感に涙を流した。肩全体が机の角にあたる。机に寄りかかりながら、絵美佳は激しく自慰を繰り返した。こんなに感じたことは今までにない。後から後から深い快感がこみ上げてくるのだ。
いきそう……っ。絵美佳はすぐそこにある絶頂を感じ取り、深い息をついて手の動きを緩めた。まだ強い快感が欲しい。達することでそれが途切れることを嫌がった絵美佳は、自然と自分を嬲っていた。達する寸前まで身体を追い詰め、その度に刺激を緩くする。
思ったより淫らだね、君は。
そう言いながら優一郎がバイブについた愛液を舐める。途端に絵美佳は甘い声を上げて膣口に指を入れた。濡れた膣に指をねじ込み、膣壁をゆっくりと撫で上げる。絵美佳の空いた手は自然と乳房に伸びた。震える指でシャツのボタンを開け、出来た隙間から指を滑り込ませる。ブラジャーの中に指を入れると、乳首がたっているのが判る。絵美佳は息をつきながら乳首をつまんだ。
こんなに気持ちいいのは、初めて。絵美佳は快感に酔いしれながら自慰を続けた。今までは達することだけを目的に自慰をしていた。だが今日は違う。絵美佳は自分をいたぶりながら快感に震えているのだ。
画面に映る優一郎は女子生徒の股間に指を差し入れている。濡れた音を立てて膣を弄っているのだ。それを見た絵美佳は優一郎がするのと同じように自分の膣を弄った。快感に息を弾ませながら、掠れた声で優一郎を呼ぶ。
人前でキスして感じるなんて、吉良先輩って淫乱だな。不意に絵美佳の脳裏に多輝の声が蘇る。絵美佳は多輝にされたキスを思い出して濡れた陰部を弄った。優一郎と多輝のことを思いながら、絵美佳は激しい快楽に溺れた。耐え切れなくなった身体が一気に絶頂に登りつめる。
「んっ……ぐっ! ぅあん! ふぅ、あふぅん!!」
絵美佳はがくがくと震えながら達した。波が引くように快感が遠のいていく。しばらく、絵美佳は机から離れられなかった。
嵌められたのは誰。弄ばれているのは誰だろう。
*****
おれが眠っている間に色々と面白いことになってやがる。青年はそう呟いて煙草に火を点けた。懐かしい学校の屋上には誰もいない。夜の闇が周囲を包み、学校全体がひっそりと眠っているようだ。
あれからもう二十年以上が過ぎた。その間に起こった出来事の殆どは記憶の彼方に葬られている。青年は目を細めて学校を眺めていた。今でも忘れられないのは、賑やかだった生徒たちの声だ。あの頃、はかない夢のように虚ろな時間が流れていた。もしかしたら全てが夢だったのではないかと疑ってみたくなる時もある。だが、現実にこの学校は存在し、そしてあの頃の時間も存在したのだ。
青年は軽く踏み切り、数メートル以上離れている隣の校舎へと飛び移った。音もなく着地して振り返る。
清陵高校の周辺は開発が進み、今では遠くに街の明かりも見えている。だが、夜の静けさは変わらない。青年はふと、口許に嗤いを浮かべた。清陵の地の開発を手がけているのは吉良瀬財閥だ。この学校が不思議なほどの静けさを保っていられるのも、恐らくは立城の仕業だろう。そのことを思い起こしたのだ。
人の狭間で不安定に揺れるのは何も人に限られた話じゃない。青年は呟いて目を細めた。青い瞳に街の明かりが映る。
本番が少ないエロ話ですw
まだこの段階だとなー……。
最後に出てきたのは多輝をボコにした男なのですが、名前が出ていないですね。
なのでちょっとまどろっこしい書き方になってます。ごめんなさい。