エロシーンというかオナシーンがあります。
毎日メールしてね。優一郎が微笑みながら告げたことを思い出す。
斎姫は真剣な眼差しでベッドの上に座っていた。優一郎の渡してくれた専用のカメラのレンズを見下ろしてみる。斎姫は足を大きく開き、カメラのレンズを剥き出しにした陰部に向けていた。
優一郎は毎日のメールに必ず陰部の画像を添付するように言った。君の女性器の動作状況を確認するためだよ。どこまでも気遣ってくれる優一郎のことを思い出し、斎姫は柔らかな笑みを浮かべた。
だが、ふと斎姫は眉を寄せた。そういえば先日、注意を受けたのだ。もう少しきちんと映るように陰唇を開くようにしなければならない。斎姫は恥ずかしさに赤くなりながら、指で陰唇を割り開いた。
「これで……いいのかしら?」
斎姫はカメラのレンズの方向を確認しながら録画ボタンを押した。途端に羞恥心で胸がいっぱいになる。録画されている陰部の様子を優一郎が観るのだ。そのことを思うと自然と斎姫のクリトリスが勃起する。止める間もなく愛液が膣壁に滲んできた。
言われた時間通りに録画を済ませ、斎姫は机の上にあるパソコンに向かった。斎姫は最近までパソコンを触ったことはなかった。操作方法を教えてくれたのは優一郎だ。マシンは新品のものが立城から送られてきた。斎姫は恐る恐るパソコンを立ち上げ、机の前に腰を下ろした。手にしていたカメラをハードディスクに接続する。
今日の分の報告をメールに記す。朝起きてからの自分の行動についてだ。ええと、と斎姫は天井を仰いで思い出した。まずは自慰行為の回数からだ。指を折って数えている内に斎姫は泣きたくなった。いつもに増して、今日は自慰をしている。
「わたしって淫らすぎるのかな……」
特に今日は優一郎が見ていない間も自慰をした。きっと優一郎は知っているだろうが、隠れてしてしまったことに斎姫は不安を覚えていた。だが結局はこうして一日の終わりにメールにして報告するのだ。結果として嘘は言っていないのだから。斎姫は自分にそう言い訳して大人しく自慰の回数を記した。
次は絶頂に達した回数。これは斎姫も覚えていないことが多い。そのことを優一郎に伝えた時、彼は笑って言った。覚えているだけでいいよ。斎姫は恥ずかしさに頬を染めながら自慰に及んだ時のことを思い出した。そんなことをしているだけで身体は疼いている。
そして斎姫は改めてキーボードに向かった。幾つかの必須事項を記入した後は、自由に書いていいことになっている。斎姫は今日の学校での出来事を並べて書いた。だが途中でどうしても優一郎への呼びかけを「吉良くん」と打ち込んでしまう。その度に斎姫は慌てて優くん、と打ち直した。ついでに口にも出す。
メールを書き終え、斎姫はそっと傍に置いていたカメラを見た。画像を添付しなければならない。震える手でカメラから画像を拾い、メールに添付する。サイズが大きくなるのは構わないから、というのは優一郎の言だ。だが未だに斎姫にはその意味が判らない。だから言われた通りに画像をぺたりとメールに添付した。
そこで斎姫はふとカメラを見た。そういえば言われた通りに映していたつもりでいたが、本当にちゃんと撮影できているのだろうか。一度、そう気にし始めたら何だか落ち着かなくなる。斎姫は恐る恐る画像を開いてみた。
ディスプレイに小さなウィンドーが現れる。その中には間違いなく、斎姫の陰部が映っていた。斎姫はそれを見ながら真っ赤になった。いつも自分は優一郎にこんなものを送っていたのか。驚きと羞恥が同時にこみ上げてくる。
だが斎姫は恥ずかしさを堪えてじっと画面を見つめた。指示通りに小陰唇の裏まできちんとめくられているかどうかを確認する。斎姫はだが、画面を見ながら泣きたい気分になった。
クリトリスの下にランプが灯っているのは知っていた。膣壁にあきらかに生身の人間の肉とは異質の合成素材が用いられていることも解っていた。だが斎姫は呆然と画面を見つめていた。限界まで小陰唇を広げて見える、継ぎ目の部分を目にしたのはこれが初めてだ。何よりも斎姫にショックを与えたのは、小陰唇を裏から支える蝶番や、女性器を固定しているらしきボルトの存在だった。
「まるで玩具だわ」
あからさまに機械であることを主張している自分の性器を見つめながら、斎姫は涙に目を潤ませた。確かに自分は機械だ。だが、まさかここまではっきりとそれを見せ付けられるとは思わなかったのだ。
同時に大きな不安に襲われる。本当に優一郎は気分が悪くないのだろうか。こんな玩具のような女性器の動作確認などして、気持ち悪くないのだろうか。しかも毎日だ。優一郎はいつも笑顔で接してくれてはいるが、内心では斎姫のことを不気味に感じているのではないだろうか。斎姫はそんな不安に苛まれた。
「指示どおり、撮れてる……だから、送らなきゃ」
斎姫は涙に声を震わせながら指示された通りにメールを送った。未だに画面に映っている女性器の映像を閉じる。斎姫はメールを送付している間、じっと顔を伏せていた。額を手で押さえる。
「迷惑じゃないのかな。ほんとに、わたしなんかとつきあってていいのかな……」
数分後、メール送付が完了した。だが斎姫は机の前でうなだれていた。優一郎は自分の管理を引き受けると言ってくれた。立城もそれがいいと言ってくれた。だが、本当にそれでいいのだろうか。こんなに恥ずかしい陰部を毎日のように点検しなければならないのは、斎姫ではない、優一郎なのだ。
斎姫はふらつきながら立ち上がり、力なくベッドに倒れこんだ。外では秋の虫が鳴いている。その音色を聞きながら、斎姫は顔をシーツに押し付けた。恥ずかしいという気持ちを通り越し、情けなさで胸がいっぱいだ。
「吉良く……優くん……。ごめんなさい、でも、でもわたし、優くんのモノでいたいの」
小さく呟く。その斎姫の声は涙混じりになっていた。こみ上げてきた涙がシーツに吸い込まれていく。今から他の誰かのものになることなど、到底考えられない。優一郎以外の誰かに触れられたいとも思わない。斎姫は痛みに似た胸の苦しさに顔をしかめた。
「やだ、クリトリスが……!」
優一郎のことを思った斎姫の身体は如実に反応した。クリトリスがいつの間にか勃起している。斎姫は慌てて顔を上げた。だが一度動き出した思考は簡単には止まらない。斎姫の脳裏には陰部を丹念に点検する優一郎のことが思い出されていた。優一郎に愛液を啜られ、指でこねられ、何度も果てる。そんな自分をまざまざと思い出す。斎姫は涙を零しながら疼く身体を自分の腕で強く抱きしめた。
だが優一郎は斎姫の膣にペニスを挿入したことは一度もない。斎姫がしたことがあるのはフェラチオだけだ。そのことを思いながら斎姫はため息をついた。
「優……くん。抱いてもらうのは無理だってわかってる」
斎姫は熱い息をつきながらそっと腕を緩めた。腕に押し潰されていた乳房が服の中で揺れる。乳首をパジャマに擦られ、斎姫は深い吐息をついた。剥き出しのままになっていた足を開く。
「だけど、夢見ることだけは……許して!」
斎姫は濡れそぼった陰部に手を伸ばした。パジャマの上衣の中に手を差し入れ、乳首を弄る。陰部にやった手で陰唇を開く。斎姫は優一郎に突き入れられるところを想像しながら、膣の中に指を入れた。喘ぎながら何度も自分を攻め立てる。
夜が更ける。斎姫の部屋にはいつまでも切ない声が響いていた。
メカ娘ホント書けてないなあ……(ボソ
この話に出てくるキャラクタは先々の話でも大体出てきます。
何でもアリのカオスなのでタグとかQ&Aでフォローはしますが、踏んでしまったかたがいたらすみません。