転生サーナイトだけどもっと性的な目で見てほしい 作:シチナナナオ
―なつき度(0)―
そのラルトスは、マサルが幼い頃に近所の草むらに落ちているのを偶然見つけた卵から孵ったポケモンである。
当時のマサルは知らなかったが、そのラルトスは他のラルトスとは違う特徴をいくつも持っていた。
本来のラルトスは「きもちポケモン」と呼ばれ、幼児を思わせる白い身体と、緑色の頭髪を思わせる頭、そして頭から生えている赤いツノのようなもので、人やポケモンの感情を敏感に察知するポケモンだ。
敵意を感じると物陰に隠れてしまい、温かな感情を感じると、全身がほのかに熱くなる。
また分布地としては霧の出ている日にワイルドエリア特定の場所等で見られるポケモンである。
一方このラルトスは所謂「色違い」と呼ばれる特異個体であり、白い身体はほんの微かに赤みを帯びており、緑色の頭は青色に、赤いツノは橙色になっていた。
小さな見た目に反して、
また驚くべきことに、生後半年やそこらで時間という概念を正しく理解し、時計を読んで決まった時間に餌を要求したり、門限までにマサルをねんりきで引きずって家まで帰ってくる等、非常に几帳面な性格をしている。
賢い子なのね、とマサルとその母は納得していたが、このラルトスの賢さには理由があった。
彼女はこの世界とは別の……ポケモンは
死んだ際に、神と呼ばれる存在に「生まれ変わるなら?」と聞かれたので「ポケモン(の世界で)」と答えた結果「OK、ポケモン(に転生)だな」と齟齬が発生し、結果
彼……いや彼女はポケモン自体そこまで詳しいわけではない。
ただピカチュウとかイーブイとかそのあたりの可愛いポケモンが好きで、それらに囲まれながら穏やかな生活を望んだだけの事である。
種族値、努力値、タイプ一致……それらトレーナーなら基礎とも言える情報の一切を知らない、所謂エンジョイ勢のカワイイポケモンしか使いたくない派であった。
無論主人公は女を選んだし、ストーリーそっちのけで可愛い服に身を包みこれでもかと着飾った。
ポケモンコンテスト的なものが剣盾では無かったのが非常に悔やまれたが、その分着飾ったりテントで戯れたりと彼なりにポケモンを満喫していた。
故に、生まれ変わるならそういった生活をリアルで、と思ったが、まさかのポケモン自身に転生してしまいしかも性別まで変わってしまっていた。
その事に関して彼女は3年もすると「息子は死んだんだ いくら呼んでも帰っては来ないんだ もうあの時間は終わって、俺……いや私もポケ生と向き合う時なんだ」と悟ったように全てを受け入れ始めた。
……ちなみに、そもそもポケモンに性器ってあんの? という疑問に関しては「あるやつも居るし無い奴もいるが、基本的に普通の動物とそう変わりない」が少なくともこの世界の常識である。
ただし、見かけ上全然違うポケモンでも交配が可能な事があったり、かと思えばメタモンは何とでも交配が可能であったり、伝説系のような交配がそもそも不可能な種があったり、交配するはずだが、見た目が完全に機械で生殖方法が全くの不明な種があったりと、不思議な事は多い。
ラルトスの生殖器は人間のソレと近しい見た目で、普段は服のような皮に包まれて外からは見えないように保護されている。
初めこそ「もしかしたら♂で、単に中に引っ込んでいるだけでは」と疑ったが、その可能性も無さそうである事が分かった後、また落ち込んだ。
今ではそもそも興味すらなくなっている。
可愛いポケモンとキャッキャウフフするだけなら、別に人間じゃなくてポケモン同士でもいいじゃない、と考え直した。
それからはパートナーの少年であるマサルが、将来可愛いポケモンを沢山ゲットしてくれるように、とねがいごとをする日々を送っていた。
……ラルトスはねがいごとを覚えないので単に祈っているだけだが。
―なつき度(30)―
そうしたマサルとラルトスの出会いから数年後……。
マサルは現在、チャンピオンになるべく各町にてジムチャレンジをクリアし、ガラル地方を探検する冒険へと出ていた。
まだまだ駆け出しで、バッジも一つだけだが……。
現在、マサルはワイルドエリアで修行をしており、手当たり次第に野生のポケモンと戦いを挑み、そして時にゲットしていた。
ラルトスも……修行の成果があって、現在ではレベルが上がり、既にキルリアへと進化している。
キルリアはマサルが持つ手持ちの中でも、ダンデからもらったヒバニーに次ぐパートナーのポケモンとして活躍中だ。
この調子で強くなれば、最終形態のサーナイトになる日も近いだろう。
ところで、ラルトスから進化したキルリアとはどんなポケモンなのか。
見た目は、色はラルトスのまま、ツノは両側面に、おかっぱからツインテールのような形の頭になり、下腹部からスカートを模したようなものが生えた、バレリーナのような姿をしたポケモンである。
キルリアは「かんじょうポケモン」と呼ばれ、トレーナーが喜ぶと身体にエネルギーが満ちあふれ、楽しそうにクルクル踊るという特徴がある他……サイコパワーを操り空間を捻じ曲げる事で“未来を見通す”事が出来ると言われている。
へー、とマサルはなんの気なしにその説明読んでいたが、横で聞いていたキルリアは、いやいや、そんな事出来る訳ないだろと思った。
しかし、キルリアがレベル上昇で覚える技の一つに、「みらいよち」というものがある。
ただ「みらいよち」は必要になるレベルが53レベル。
サーナイトに進化する方が早いが、サーナイトになると必要レベルが63レベルまで上がる。
また技マシンで覚えることも出来るが、マサルは持っていない。
故に未来を見通す、なんて事が現在のキルリアに出来るとは思えないが……“技ではないとしたら”可能性はあるかもしれない。
あるいは、ここがゲームの世界ではないとしたら……例えばアニメでの世界なら、サトシのピカチュウがたまご技でしか覚えない筈のボルテッカーを修行の末に手に入れられたように、自分でも……ということがあるかもしれない。
未来を見通してどうするかと言われるとキルリアにも分からない。 もし高い水準で見通せるなら使ってみたいし、みらいよちという技として使えるようになれば、今後のバトルに役立つかもしれなかった。
とりあえず、空間を捻じ曲げる事を意識しながら、サイコパワーを集中してみる事にした。
……。
…… ……。
…… …… …… ……。
…… 何かが 見えてきたようだ。
……夜。
そこはテントの中。
サーナイトに進化した自分。
くぐもった鳴き声。
一心不乱に腰を振る自分。
水っぽい音。
ぬちゃぬちゃ。
快楽。
もっとほしい。
自分の下でトロンとした顔のマサル。
キスをする。
ちょっと恥ずかしそう。
幸せ……。
そのまま腰を振る。
ぬじゅっ、ぬじゅっ。
気持ちいい。
絶え間なく全身を駆け巡る。
絶頂。
うびゅ、びゅ、びゅる、びゅびゅ……。
注ぎ込まれる。
あったかい……。
気持ちいい?
私も気持ちいいよ。
もっとほしい……。
ね、もっと……。
…… …… …… ……。
どうしたの、というマサルの焦る声で、現在へと意識が戻る。
今のは一体? 赤くなった自分をマサルが純粋な目で心配している。
「(ちょっと失敗しただけだから、大丈夫)」とテレパシーを送る。
……まだ少し心配そうだ。
さっきのは……。
さっきのは……そう、あり得ない。 あり得ない事だとキルリアは思った。
元男で、大人だった自分が、この世界でのパートナーとはいえまだ少年の彼に対してそういった欲求を覚えた事は無い、と彼女は断言出来た。
そう、断言出来た。
……さっきまでは。
キルリアは結局それからその記憶を忘れられずに居た。
忘れる為、より一層修行に励むが……それが“その時”が来るのを速めてしまう事になりかねない……そう気付くことは無かった。
―なつき度(60)―
3つ目のバッジを手に入れてからしばらく……。
彼女は30レベルを突破し、ついにサーナイトへと進化した。
頭髪のような青色の頭はボブカットのような形に、頭のツノは無くなり、胸部と背中からオレンジ色のツノが生え、ドレスのようなものを身に纏った……みらいよちで見たサーナイトの姿になっていた。
まさか、まさかとは思うが、自分が彼にあんなことをするのだろうか?
サーナイトはそう思ったが結局、答えを出せず、かといってもう一度みらいよちする気にもなれず、ただただ彼と冒険を続けることにした。
もんもんとした気持ちは晴れることは無かった。
……むしろ、より一層増したように思う。
……なお、サーナイト自身は聞く機会を逃したが、サーナイトは「ほうようポケモン」と呼ばれており、未来を予知する力を持つと言われている。
また、トレーナーを守るためなら最大パワーを発揮し、小さなブラックホールを作り出すとの事。
……ブラックホール云々はさておき、実は今では彼女はサイコパワーを使うまでもなく未来を予知する事が可能になっている。
故にちょっとした気の迷いで見ようとさえ思えば……。
…… …… …… ……。
バックから、突かれるの……気持ちいい。
気持ちいい……。
ばちゅっ、ばちゅっ、ぶちゅっ。
もっと、もっとほしい……。
ぐぽっ、ぬぽっ、ぐぶっ。
気持ちいい、気持ちいい……。
…… …… …… ……。
「(……!!!)」
彼女は少しの気の迷いで、あっさりと未来が予知出来てしまう事に気付いてしまう。
もんもんとした気持ちは更に一層増していく。
だが、こんな気持ちを、純粋な彼に知られるわけにはいかない。
こんな感情で彼を汚してはならない……。
あくまで表面はおっとりとしたいつも通りの表情で。
サーナイトは今日も彼の為に戦う。
ああでも。
いやでも。
……ああ、でも。
―なつき度(80)―
ある日、マサルがジムチャレンジのバトルで敗北した。
今まで負け知らずだったし、これからもそうだと思っていた彼が、自分達が負けた。
もんもんとした気持ちとは関係なく、ただただ純粋な作戦負けだった。
しかし、落ち込むかと思いきや、彼は反省点をまとめ、傷をいやした後すぐに再チャレンジした。
あまりにも早い再チャレンジに、8個目のジムで待つ
実際に戦ったサーナイト達ですらビックリである。
もう一匹のエースであるエースバーンが「ええ!?本当に勝っちゃった!」と言うように驚いた顔をしながらぴょんぴょん飛び跳ねて喜ぶという器用な事をしている程だ。
見事にリベンジを果たしたマサルとサーナイト達は、次はもう負けないように、再び修行することになった訳なのだが……。
リベンジに成功し、結果勝ってはいるのだが、マサル本人はそれを良しとはしていないようで、表立っていないだけで、かなり悔しかったようだ。
元々感情の起伏に敏感で、元はきもちポケモンと呼ばれていたサーナイトにはそれが分かっていたし、他のマサルのポケモンもそれはわかっていた。
夜になり、パーティーのメンバーがボールの中に戻った後も、ずっと今後の戦術の見直しをしたり、技構成に思い悩んだりしているようで、あまり眠れていないような日々が続いているようだ。
サーナイトはこのままではきちんと休めず、本当に負けてはいけないところで負けてしまうかもしれないと案じた。
テレパシーを使って「(休んだらどう?)」と休息を促すも、笑顔で大丈夫だと告げるばかりであった。
……そこで、サーナイトは一つ、強硬手段に出る事にした。
その日の夜はワイルドエリアの一角、ゲームとは比べ物にならない程広いその場所でテントを張っていた。
時刻はすっかり夜になり、手持ちは皆モンスターボールの中で眠っている。
マサルはまだ本で調べ物をしているようだ。
サーナイトは、こっそりモンスターボールから抜け出し、調べ物をしているマサルに忍び寄る。
その日サーナイトは初めて人間に対して技を放った。
……技の名前は「さいみんじゅつ」。
マサルは成す術なく崩れ落ち、すやすやと寝息を立て始めた。
サーナイトは、はぁ、とため息をついたあと、バッグから寝袋を取り出し、そこにマサルを寝かせる。
……。
深く寝入っているようだ。
起きる様子は無い。
……。
かぶったままのニット帽を外し、頭を撫でつける。
ああ、なんて無垢な顔。
穢れ一つ知らない、純粋な顔……。
そんな感想を抱く一方でサーナイトは……成体になったためか、あるいは、元人間である為か……凄まじい性欲に襲われていた。
前世を含めた今までのポケモン人生の分で溜まった欲求……今までは無意識に制御出来た、あるいは見てみぬふりが出来ていた……その全てが今、発露したかのようだった。
故に、今彼女がさいみんじゅつによって深い眠りに入った彼を見て思った感情、それは「みらいよちの通りに」とか「君が好き」だとか……そういった感情よりも真っ先に。
……ああ、もう、この少年のものでもいい。
……この欲情を発散させてほしい。
……ひょっとして自分は最初から、
ああ、そうに違いない、こんなチャンスは滅多にやってこないのだから。
サイコキネシスを使い、マサルの腰を少しだけ浮かせ、するするとズボンとタイツ、そしてパンツを脱がしていく。
露わになる、パートナーの少年の持つまだ未発達な男性器。
みらいよちでは知れなかった匂いが鼻をつく。
脱がしてすぐ挿入してしまいたいぐらいの気持ちだったが……当たり前だが、ただ寝ているだけの彼が興奮状態にあるはずもなく、現在の彼のそれは萎んだままである。
まず、人と比べて大きめな手で、優しく撫でたり持ったり弄ったりしてみる。
……まだ少し刺激が弱いようだ。
ならば、と彼女は口を開き……まだ萎んだままの彼のペニスをはむ、と口に含んだ。
すいついたり、舌で転がしたり、下から舐め上げたり、亀頭を舐め回すようにしたり……すっかり夢中でしゃぶっているうちに、彼の男性器は、本人の意思とは無関係に、ちゃんと勃起していた。
しばらくその事すら無視してしゃぶっていた彼女だったが……ハッと本来の目的を思い出し、口を離す。
……やはり起きる気配はない。
なら、このまま……。
スカートのような皮をたくし上げ、自身の性器を露わにし、ゆっくりとあてがう。
そこでサーナイトは気付かなかったが……マサルの持つそれは、歳にしては不相応な大きさをしていた。
まだ少し幼さが残るが、将来、彼は相当な巨根になるだろう。
……ずりゅっ。
挿入しそこね、意図せず少し擦り合う。
ただそれだけで、痺れるような甘い快感が走る。
この時彼女は「あ、これもう戻れなくなるやつだ」と本能的に確信した。
彼女は元人間の、それも男だったが……それでも。
これを挿入すれば、きっと気持ちがいい事、それは知識としても本能としても理解している。
……その事実を知っていながら、それを我慢する事は……今の彼女には出来なかった。
だから、戻れないとわかってもやめようとはせず……そのまま、ゆっくりと腰を落とす。
今度はしっかりと……ぬぷ、と先が挿入された……そう思ったと同時、凄まじい快楽が下腹部から全身へと走り……。
……気付けば、根本まで全てを受け入れていた。
声にならない悲鳴を、かみ殺す。
まだ挿入しただけだというのに……頭の先でバチバチと火花が散っているのではないかと思うほどの激しい快楽が彼女を襲う。
彼女は実質、転生直後からこれまでずっと、意図せずして禁欲状態だったようなものだったのかもしれない……それが今一気に発散されようとしていた。
無論そんなことをした彼女の身体に走る快楽は想像を絶する。
一旦、抜けるかどうか、という辺りまで引き抜き、フゥフゥと息を整え始めたその時、彼女の身体に、再度強烈な快楽の波が襲う。
……えっ? とマサルを見るも、起きた様子は無い。
自分が、
これは、強烈な快楽から本能的に身体を守ろうとした結果だろうか。
サーナイトは、一種の混乱状態に陥ってしまっていた。
……いわゆる「なんで!?腰が勝手に動いちゃう!」……というやつである。
―なつき度(88)―
ずちゅっ、ずちゅっ。
「(やだ、あ、と、止まって……!)」
パンッ! パンッ! バチュッ!
「(い、イクッ! またイッ、イッ!……~~~~ッ!!)」
―なつき度(89)―
ぐちゅ、ぐりっぐりっぐりぃっ……。
「(奥っ、だ、だめ、無理……!}」
どちゅ、どちゅ、ずりゅんっ。
「(な、なんで……まだ子供なはずなのに……いいとこに届いちゃってる……っ。)」
ズンッ、ズンッ、ズンッ。
「(あぐ、ううっ、ま、またイクッ、イクゥッ……!!)」
―なつき度(90)―
しばらくして、何度も何度もイッてしまった彼女は脚をガクガクさせながら……それでも腰を動かすのはやめられず、腰だけでぐりぐりと行為を続けていた。
と、その時……「んぁ……え……な、に……?」と、寝ぼけたような声が、サーナイトの下から聞こえてくる。
……さいみんじゅつの効果が切れたのだろう。
マサルが、びっくりしたような、困惑しているような目でサーナイトの事を見ていた。
サーナイトはそれを見て……しまった、と頭から血が引いていくのと同時……じわ、と目に涙が溜まった。
そして、体勢を変え……ばちゅっ!ばちゅっ!とわざとらしく音が鳴るように、がむしゃらに腰を振り始める。
すると、ぼんやりしていた頭を感じたことのない刺激で覚まされたマサルは「うあっ!?」と呻いた。
「な、なにをしてるの? サーナイトッ……や、止めて! ダメだって!」
と、たどたどしい言葉で止めるように呼び掛けた。
だが、サーナイトはそれに対し、腰を止めるそぶりは見せず、そのままテレパシーで言葉を紡ぐ。
「(ごめんね……! ごめんね……! えっちな子でごめんなさい! でも、やめられないの! 許して! 嫌いにならないで!)」
そう、悲鳴のように懇願しながらそれでも腰を振る。
体勢が更に変わる。
今度は、サーナイトが、騎乗位のまま前に倒れ、マサルに覆い被さるような形に。
マサルと、サーナイトの顔が一気に近づく。
……目線が、合う。
サーナイトは、細かく腰を振りながら、涙目でマサルの目をじっと見つめる。
マサルはあまりにも突然の事で、まだ事態がうまく呑み込めていなかったが、とにかく、いつもおっとりとしていて頼りになる相棒が何か苦しんでいて、それがこの、人間とポケモンでは行わない、アブノーマルな行為に走ってしまった元凶なのだと思った。
ならばトレーナーでありパートナーの自分が、彼女をどうにかしなければならない、と、感じた事のない快楽の波で掻き消えそうな、しかし朧げに残った思考でそう考えた。
サーナイトが涙目で、申し訳なさそうで、不安そうなので……マサルは彼女の頭を「大丈夫だよ」と撫でた。
その間も、ずっと腰は動かしっぱなしの彼女だが……気持ちよさそうに目を細め、少しだけ落ち着いてきたように思う。
それを見てマサルは今まで彼女に対して、抱いたことのない感情が沸くのを感じる。
「(……かわいい。 ……サーナイトって、こんなにかわいいポケモンだっけ……? いや、いや、おかしい。 ポケモンに対して、こんな感情……ましてや
マサルがそうして撫でていると……少しずつ、サーナイトの顔が、一撫でごとにマサルに近づいていく。
……もはや、お互いの荒い息が肌で感じられ、焦点は合わない。
ただ、口が……触れるか、触れないかの所にある。
マサルが、撫でていた手を止め……彼女の頭の後ろ側で手を止める。
サーナイトから、小さく声が漏れる。
……それでもまだ、少し躊躇しているようだ。
なので、後ろ側で止めた手に少しだけ力を加え、優しく引き寄せ……。
サーナイトとマサルは、キスをした。
―なつき度(96)―
重なるだけのキス……音もなく、静かに離れる。
じっとお互いの目を見つめ合い……どちらからともなく、もう一度重ね合う。
何度も何度も、確かめ合うように重ね合う。
―なつき度(98)―
気付けば、サーナイトがマサルを押し倒すような形から、対面座位のような、お互いがお互いを抱きしめながら、サーナイトが腰を振り、時々、キスをして、確かめ合う、というより……貪るようなセックス。
サーナイトの膣内は興奮と歓喜で先ほどよりきゅうきゅうとペニスを締め付け、マサルのペニスは興奮のせいか眠っていた時よりも大きく膨張し、膣内をひっかく。
……そんな時、マサルは……「何かが来そうだ」と気付き、それをサーナイトに訴えた。
奥底から湧き出て、今にも溢れそうな……破裂しそうな何かが、このままでは来てしまう。来てしまうが、来てしまってほしいし、来てしまわないまま終わったりしないでも欲しい、けれど、マサルにはそれがなんなのか分からないでいた。
……だが、この場でそれを分からないでいるのはマサルだけだ。
サーナイトは「(大丈夫だから、ね?)」と優しく抱擁すると、より一層、激しく腰を振る。
未知の感覚に腰が引けてしまいそうになるマサルを、サイコキネシスまで使って引き寄せ、ズンズンと容赦のないピストンを続け……。
ほどなくして、マサルが切ない悲鳴を上げそうになったところで、サーナイトに口をふさがれた。
それはさきほどの重ねるだけのキスと違う、舌と舌を絡める……絡めとるかのようなディープキスに、声を押し殺される。
ぬたぬたと彼女の味を感じながら、マサルはあっさりと……絶頂する。
うびゅうっ、びゅびゅ、びゅぷ、ぅる、ぢゅちゅ……。
―なつき度(99)―
ぎゅう、とお互いを強く抱きしめながら……感じた事のない強烈な快楽の絶頂に身体を震わせ……どくどくと精を注ぎ込んだ。
それから少しして、ちゅぽっ……と男性器を引き抜いて、そのままサーナイトが後ろへと倒れる。
……とろり、と、たったいまマサルが射精した精液が、彼女の、人間のソレとは少し構造の違う秘所から垂れ、白いラインを描いている。
マサルが、茫然とそれを見つめていると、ふと視線を感じ、そちらを見るとサーナイトの目と視線があう。
本来の色と違う、琥珀色の瞳が、妖しく輝く。
「(……もっと、しよ?)」
引き寄せられるように、再度勃起したそれを挿入した。
……心なしか、先ほどよりも身体が馴染んでいるような……あるべき場所にあるべきものが収まっているような心地よさを感じながら……欲望のまま腰を振り、感じるがまま精を吐き出した。
―なつき度(100)―
―なつき度(101)―
―なつき度(120)―
―なつき度(190)―
―なつき度(365)―
―なつき度(999)―
……次の日は一日休みを取る事にした。
それからしばらくして……マサルとサーナイト達はチャンピオンになっていた。
今ではガラルの新生チャンピオンといえばマサル。
マサルと言えば速攻のエースバーンと切り札のサーナイトというのが有名となった。
……そこに至るまでに色々と事件が起こったりもしたが……。
そうしてチャンピオンとなっても、表向きはこれまでと何ら変わりのない生活を送っていた。
未だ見たことのないポケモンや場所を求め、より強く、より多くのポケモンに出会う為に……。
……もっとも……。
「……。」
「ん?どうした
「……お前ら、本当に仲が良いんだなあ……まるで人間のカップルみたいだぞ!」
「!?」
「ブッ! まさか! ポケモンとそんな仲になったりしないって! ただのパートナーだよ!」
「ははっ! 分かってるよ!」
「(そう。 私とマサルは……パートナーだもんね?)」
「(サナ……? ……帰ったらね?)」
彼らの関係は……これからも変わることは無いだろう。
ひとまず書きたい事全部書いたので満足です。
なお1と付けましたが2があるかは……んにゃぴ……分かりません。
誤字報告ありがとうございます!