憧れの異世界生活。本当だったらチートをもらって今頃ハーレムを満喫しているはずだった。
「すぴー……すぴあー……」
はずだったのに。
今日も今日とて日雇いの大工仕事を終え、手渡された日当をギルドの酒場で散財。そしていつもの馬小屋で藁に転がってものの数秒で間の抜けた寝息を立て始める自称女神。
差し込む月明かりに照らされる寝顔は、なるほど女神らしい。中身はともかく見てくれだけは間違いなく美少女だ。
「んぅ……ふがっ……かじゅまぁ……もう一杯……」
しかし、寝苦しいのか寝返りをうち、はだけたお腹をぽりぽりと掻くさまをみてくれ。もう中におっさんが入ってるんだとしか思えない。
こんなのがヒロイン? 勘弁してくれよ俺の異世界生活。
とはいえ。
「……ごくり」
パジャマの隙間から、見えるのだ。谷間が。健全な思春期男子として生唾を飲み込んでしまうのも致し方なし。
普段のポンコツっぷりを今だけは頭の外に置いて、今日も日課をすることにする。
日本に居た頃は、むらっと来た時は適当に検索ワードを打ち込むだけでおかずには事欠かなかったが、異世界にインターネットとそれにつながる端末なんて便利なものはない。毎日その日の飯代を稼ぐので精一杯で、馬小屋と工事現場を行き来する日々。
だから、仕方がないのだ。
酒を飲む以外にこれといった娯楽もない異世界生活。
こうして毎晩、見た目だけはいい駄女神で自分を慰めでもしないと、やってられない。
ということで。
できるだけ物音を立てないようにしながら、パンツごとズボンを下ろす。パブロフの犬、というやつだろうか。日課となっているせいで、すでに半勃起のそれを軽く握り上下に動かす。
程よく膨らむ胸、あれだけ食い意地の張っているくせに引き締まったウエスト。腰のくびれから太ももにかけての曲線は、まさに女体の神秘というものだ。
「……ぅ……ふっ……!」
腐っても美少女を目の前に、オナニーをする。見つかってしまうかもしれないというスリルも今では興奮材料だ。
間違っても見られたいわけじゃないし、漏れそうになる声を押さえて右手を動かす。
あどけない寝顔をまじまじと見つめながら、がちがちに固くなった逸物を刺激し続け、もう少しで射精できるといったところで。
「…………」
「……あっ、お、おはようございます」
ぱちっとアクアの目が開く。不機嫌そうにじとっとした目つきで視線を俺の顔から下半身へと滑らせる。
「いや、その、これはですね」
慌てて取り繕おうにも、言葉が出てこない。
被虐趣味はなかったはずなのに、勃起したちんぽを嫌そうな表情で見られるというシチュエーションに右手の中でぴくぴくと跳ねさせてしまう。寸止めになってしまったということもあり、ともすれば出してしまいそうだ。
そんな俺を見てアクアは。
「……ぷっ」
「あっこらてめえ今何見て笑ったっ!」
こいつ今少なくとも平均くらいはある……はずの俺のそれを見て笑いやがった!
さっと顔をそむけるアクアに、下半身丸出しでにじり寄る。
「笑ってない」
「笑っただろ!」
「笑ってないってば! ていうか早くそのお粗末なものしまいなさいよ! 毎晩毎晩しこしこうるさいし臭いのよ!」
「なっ、毎晩、じゃ、ないし。て、ていうか、えっ、知ってたんすか……?」
毎晩おかずにしていたことがバレてたなんて。
「もうお嫁さんに行けない……」
あまりの恥ずかしさに顔を覆ってうずくまっていると。
「……ったく、しょうがないわね」
ぱんぱんとパジャマに着いた藁を払い、歩み寄ってくるアクア。指の隙間からチラリと覗くと、心底つまらなさそうな表情のまましゃがみこんで。
「ほら、脚伸ばしなさいよ」
「えっ」
「まったく、いくら私が美しいからって女神様をおかずにするとかありえないんですけど」
ぶつぶつと言いながら、ぐいと膝を押され脚を伸ばされる。
「えっ、その、アクアさん?」
「いいから、おとなしくしてなさいな」
まるで子供をあやすような声。横顔にかかる髪を指先で耳に掛け、ちろりと舌先を出したままどんどん顔を寄せ。
「あっ、えっ? ああっ!」
俺の聖剣エクスカリバーはあっという間に口の中に沈み込んだ。
「あ、あのっ! アクアさん!?」
チラリとこちらに視線を送って、そのままこともなさげににゅぶっにゅぶっと顔を上下に動かし始めるアクア。これはつまり今俺はアクアにフェラをされているということでしょうか。
「えっ、なっ、うおっ」
熱く、ぬるついた粘膜が余すところなくちんぽを包み込む。れろれろと動き回る舌が裏筋や鈴口など敏感な部分を執拗に擦り上げ、情けない声が出てしまった。
「ぶぷっ……」
きつく吸うようにして柔らかな口内が隙間なくちんぽにまとわりつく。
「アクアっ……! それ、やばいって……!」
あまりの気持ち良さに腰を跳ねさせる俺を横目に、にやっと目尻を下げるアクア。何故か酷く負けた気分で、アクアの視線から逃れるように顔をそらした次の瞬間。
「う、おっ!? うあ、ああっ!」
アクアはぐりぐりと亀頭を舐め回すように舌を動かしながら、口内の粘膜を密着させたまま顔ごと上下に動き始める。
「やっ、あっ、あああ……!」
もはやなされるがまま、藁を掴んであえぐことしか出来なかった。あまりの気持ちよさに腰が勝手に引いていく。
なんというか、自分の気持ちいいところを気持ちいいように刺激できるオナニーとは違い、全体的に気持ちがいいところに不意打ちで敏感な部分がこすられるのは、これがフェラチオ初体験の俺には刺激が強すぎる。
それになんと言っても、視界に広がるこの光景。
あのアクアが俺のちんぽをしゃぶっている。大工のおっちゃん共と一緒に下品に笑いながら吐くまで飲み続けるこいつが、唇をよだれまみれにさせて俺の性欲処理をしている!
認めたくないが、非常に興奮しています。
「んふっ、れる、じゅるるっ」
鼻息が肌をくすぐり、ぴくぴくと反応したそれが強く舐められ、裏筋をつたいこぼれていく唾液がすすられ不意に強い刺激が加わって。
「あっ、やばっ」
先程射精寸前まで至っていたということもあり、情けないことに三分も立たないうちに限界を迎え、半ば暴発気味に射精してしまった。
びゅるびゅるといつもよりあからさまに増えている精液。尿道を粘液が駆け上るたびに腰が砕けそうになってしまうのだ。
口の中に精液をぶちまけてしまって申し訳ないという気持ち半分、女の子の口の中で射精するのがこんなに気持ちいいのかという興奮半分で、暴れるちんぽを咥えたままじっとしているアクアを見つめる。
「うっ……ああっ……」
脈動するたびに、ちゅっちゅと吸われ、最後の最後まで気持ちよく出し終えた。
「あ、あの……アクア、さん……?」
ちゅぽっと音を立てて顔を離したアクアは、にやにやとこちらを見つめながら。
「……んく、んく……ったく、カズマったら、出しすぎよ。そんなに私の口が気持ちよかったのかしら。ぷーくすくす」
こともあろうに飲み干してしまった。俺の、精液を。
「いや、いくらなんでも精液飲み干すとか引くわー……自称女神とか言ってただのビッチじゃねーか……。あっ、あれですか? 水の女神って、水商売の女神ってことなんですか?」
「ちょ! 何よその言い草! わざわざこのアクア様が性欲処理してあげたのよ!? ありがとうは!? ねえ、ほらありがとうって言って!」
「チッ」
「あー!? 今舌打ちした!?」
正直、こうしてふざけてでもないと気恥ずかしさでどうにかなってしまいそうだった。それに、認めたくない感情がいろいろと溢れてきて非常にまずい。
「ていうか、よく飲めるな。まずいんだろ? あれ」
「ふふん、私を誰だと思っているのよ! 水の女神、アクア様よ! 引きニートごときのクソザコ精液なんて舌に触れる前に浄化済みよ!」
「引きニート言うな。っていうかクソザコ精液ってなんだよ!」
「クソザコ早漏ちんぽから出てくる精液なんだからクソザコ精液でしょ! 悔しかったら浄化出来ないくらい濃いの出してみなさいよ!」
「だだだだだ誰が早漏だっつーの、たまたま射精寸前でしゃぶられたから出ちゃっただけだし!?」
「うるっせえぞ! しばかれてぇのか!」
「「すみませんっ」」
やいのやいのと騒いで、壁ドンされて。すっかりちんぽもいつものサイズに戻り、そそくさとズボンを引き上げる。
「……寝るか」
「……そうね」
「……あの、アクアさん」
「ん? なによ改まっちゃって」
「……その、気持ちよかったです。ありがとうございました」
「ぷふっ」
「あ、おい笑ったな!? 人が恥を忍んで感謝してるってのに!」
「わーっ、怒らないで! 悪かったわよ! しゅんとしたカズマさんがちょっとおもしろかっただけじゃない!」
「いいかげんにしろてめえら! いちゃつきてえなら他所でやれッ!」
「「すみませんっ」」
気を抜くとすぐに緩む頬を見られないよう、背を向けて藁に身を預ける。
明日は好きなだけクリムゾンビアをおごってやろう。
そんなことを考えながら、先程の快感を思い出して今更悶々としつつ眠りにつくのだった。
絶対アクア様はフェラが上手い。
あっ、ところでこれを読んでくれたお兄さん、こんな素敵な女神様がご神体のアクシズ教っていう素晴らしい宗教があるんですけど今ならなんとこれにサインするだけで食べられる石鹸と取っ手のはずせる鍋セットがもらえるお得なキャンペーンをやってまして