なんだかんだ断らないアクアに甘えて適当な理由をつけては性欲処理をお願いし続けているクズマさん的な流れ。
アクア様にとって性欲処理もじゃれ合いの範疇的な倫理観の崩壊。
そんなSS。
今回はリザードランナー討伐後のララティーナお嬢様が可愛いってお話。
あれが、こうなって、ああしてしまうわけだ。
「――っ」
リザードランナー討伐に際し、カズマがリザレクションに抵抗した時。
見てしまったのだ。その、あれを。
それからというもの、カズマの顔を見るたびにあれがちらつき、まともに視線を合わせるのも恥ずかしい始末。
「……はぁ」
王家の懐刀と称されるダスティネス家の人間だというのに、我ながらなんとも情けない。
だが。
「……大きくなってるところも見てみたいな……」
羞恥はある。しかし、それ以上に好奇心が勝った。カズマのそれはなんというか存外可愛らしいサイズだったのだが、私ももう子供ではない。あれが大きくなることも知っているのだ。
ということで、なんとかしてカズマが大きくしているところを見るべく、私は行動を開始した。
夜更け、前もってカズマの部屋のクローゼットに忍び込んでいた私は、一日目にして成果を得る。……得はしたのだが、それどころでは無い。
「んぶ……ちゅる……」
「ほら、もっと舌を動かせ……ああっ! ま、待て! やっぱりそんなに動かさなくていい」
クローゼットの隙間から飛び込んでくる光景は、想像を絶するものだった。
(ななななな何故アクアがカズマに……!? ふ、二人はその、そういう関係だったのか!?)
三倍ほどだろうか、小さかったときに比べて随分とたくましくなったカズマのそれは、アクアの唾液にまみれてらてらとランプの光を返していた。
仁王立ちするカズマの足元に座り、つまらなさそうな顔でそれをしゃぶるアクア。
これは、とんでもないものを見てしまった。
(好奇心、猫をも殺すというが……)
明日からどんな顔をして二人と接すればいいのだ!
そんな私の葛藤もつゆ知らず、カズマはアクアの頭を掴み、腰を前後に振り始める。
「んっ、ぶぷっ、ぶじゅっ」
「いいか、これは罰なんだからな! 今回もお前が余計なトラブル起こしたせいで死んだんだぞ!」
んっ……!
やはりカズマは最低で、だからこそ最高だ。私の見る目に間違いはなかった。お仕置きと称し、女性の口を乱暴に扱って快感を貪るなど、なんと模範的なクズ!
流石に苦しいのか、目尻に涙の粒を溜め、きゅっとスカートを握りしめているアクア。
(ああ……! 羨ましい……!)
私なら、私ならもっと乱暴に、それこそ根本までねじ込まれ、喉奥を犯されなお奉仕できる自信がある!
なにせバナナをそれと見立て喉奥まで飲み込みながら自慰、もといトレーニングをしていたこともある。ぬかりはない。
だがしかし、私は眼前に広がる衝撃的で蠱惑的な光景を前に、自制できるほど出来た女ではなかった。
「――っ……!」
右手をショーツの上に滑らせる。こうなるのも当然だろう、私の股間は熱を帯び、ショーツはしとどに濡れていた。
(気持ちいい……っ)
気の置けない仲間達の情事を見ながらの自慰。葛藤、困惑、憧憬、欲情。様々な感情がないまぜになる心中と同じように、私の秘部はぐちゃぐちゃになっていた。
「ふぅっ……はぁ、はぁ……!」
バレてはいけないとわずかに残った理性が声を抑える。しかし、荒くなる呼吸はどうしようもない。
「んっ……」
そこで私は自分の指を口に差し込む。
(これくらいだろうか……)
人差し指、中指、薬指と三本の指をまとめ、唾液をまぶす。舌で自身の指先を愛撫し、カズマのリズムに合わせ前後させる。
唾液があふれるように口内に満ち、それと同じかそれ以上にショーツがぬめりに汚れていった。
「んんん……!」
たまらず私は右手をショーツの中に滑り込ませ、いやしくも勃起したクリトリスをこねり潰す。
「んぐ……!」
危うくカズマの部屋のクローゼットだということを忘れ、盛大に嬌声をあげそうになったが、指を咥えこんでいたおかげでなんとかなった。が、もう我慢も限界だ。
(もっと激しくしたい……!)
眼前に広がる光景、隠れて自慰に耽るというシチュエーション、どちらも私を酷く興奮させるが、それらのせいで思い切り自慰できないというのはとにかく耐え難い。
しかしこんなことをしているのがバレでもしたら、ダスティネス家は末代まで汚名を背負うことになる。
(あの鬼畜なカズマのことだ、大義名分を与えてしまえば、ありとあらゆる手段で私を辱めるに違いない)
…………悪くないな。
(いやいやいや!)
思わず流されかけた思考を振り払うように、頭を振るって理性を取り戻した。
危ないところだった。カズマ、恐るべし。
そんなふうにイケそうでイケない焦らしプレイを楽しんでいる私をよそに、カズマは限界なのか腰の速度を早めていく。
「うう……もう出そうだ……! おいアクア、いいか、罰なんだから、浄化せずにしっかり味わうんだぞ!」
「んっ! じゅるっ! ぶぽっ! ぷぷっ!」
アクアは相変わらずじとっとした目線でカズマを見つめながら、それでもちゃんと唇を窄めカズマのそれに奉仕して。
「出る……っ!」
ぴたっ、と腰が止まり、次の瞬間。
「んぶっ……んんー……」
リズミカルに跳ねるそれに吸い付くようにしながら、アクアが顔をゆっくりと前後
に動かす。
「んぁっ、お、おい、アクア、待て、今出てるから、イッた直後はダメだから、ま、あっ」
先程までの態度と打って変わって情けない声で腰を引くカズマ。やはりここ一番で締まらない。まあ、あの男らしいといえばそうなのだが。
アクアはまるで獲物を見つけたかのように目尻をニヤつかせると、カズマの腰が引いた以上に顔を寄せ、追撃をかけていく。
「あっ、こ、こらお前やめ、ああっやめてくださいお願いします!」
転ぶように後ずさった弾みでちゅぽんとカズマのそれが飛び出る。びくんびくんと跳ね回るそれとアクアの口との間につうと橋がかかり、ぷつりと切れた。
……今日は眠れない夜になりそうだ。
酷く火照る身体を指先で慰めながら、いいものを見たと頬を緩めていると。
「……おい、アクア。ちょっと口開けてみろ」
「…………」
あれだろうか、自分の出したものを見て、征服欲を満たすとかそういう。
「開けろって。おい! やっぱりお前浄化してんじゃねーだろうな!」
「んん! んんー!」
下半身丸出しのまま、いつものようにがっぷり四つに組んで揉め始める二人。浄化とはどういう……。
「んべー……」
「あっちょっ汚ねえ!」
苦しくなったのか、リスのように頬を膨らませていたアクアは口内に溜め込んでいた液体をそのままカーペットにぶちまけた。
「汚くないわよ! なんてったって綺麗サッパリ浄化済みですもの!」
精液というものは白濁しどろりねばねばしているものだと聞いていたのだが、アクアの口から出てきたそれは無色透明。ああ、なるほど、浄化。
「だからテメー浄化すんなって言ってんだろ!」
「嫌よ! あんなまずいもの、口に入れておけるわけないじゃない!」
そうか、まずいのか……どういう味なのだろう……。
「それを我慢するから罰なんだろうが!」
「ふん! そもそもこの女神アクア様に罰を与えようなんて、おこがましいにもほどがあるわ! いい加減にしないと、今後出す精液全部ただの水になる神罰を下すわよ!」
「ちょっ、それはシャレになってねーぞ!」
いつもどおりの喧嘩を始める二人に、私はどこか安心を覚えていた。
私が思っている以上の関係ではあったが、いい年をした男女なのだ。まあ、こういうものなのかもしれない。
(……ところで二人はどこまで済ませているのだろうか。や、やっぱりセ、セッ、セセセ……)
ふと、そんな疑問が脳内をよぎった頃。
「はぁ……まあいいや、おいアクア、もう行っていいぞ。俺は風呂入り直して寝るから」
おお、性欲処理が終わり次第しっしと追い払うあの姿。見事なクズっぷりではないか。
ギャーギャーと喚くアクアを尻目に、左右にぷらぷら揺らしながらカズマが近づいてきて……近づいてきて!?
「…………おい」
「……や、やあ、こんなところで会うなんて奇遇だな、カズマ。きょ、今日もいい夜だな! じゃ、おやすみ!」
「あっこら! おい! 逃がすなアクア!」
「ええっ!? なんでダクネスがクローゼットから出てくるのよ!?」
「いいから捕まえるんだよ! こら待てこのっ」
「んぁっ! こ、こらカズマ、変なところを触らないでくれ……! 今ちょっと敏感なんだ……!」
「なっ!? てめえ人のクローゼットで何してやがった!」
「いや、その、ほら、何ていうか……ナニを」
「やかましいわ!」
続く予定。
欲望のまま見切り発車で二次創作始めたせいでアニメと原作を見返すことになった。
やっぱりこのすば楽しい。