男の娘がネットの友人とゲームの世界に行ってtsして仲良くするって話 作:鮹屋
『ガ“ア”ア“ア”ア”ア“ア”ア“ア“!?!?』
まるで相手を逃がさない、とでも言うかのように勇ましい咆哮が周りに響く
「スキル”一足一刀の間合い“」
爬虫類のような見た目の巨大な怪物がこちらに近づいてくる
そして優と怪物との距離が1メートルをきろうとしたその瞬間
「................抜刀」
怪物の身体が二つに割れた
「..........今日はこれくらいでいっか......」
優は今日も二人を養うために狩りをしていた
「こんな雑魚一匹で宿代一週間分は稼げるからなぁ.......」
もうお昼か......
「そろそろ勇さん達起きると思うし、帰ろ........」
優は急いで帰宅する
”眠りの宿“
「勇さん達から連絡きてないしまだ寝てるのかな?」
優は勇達の部屋へと向かう
コンコン
『.............』
返事が無い......
「やっぱり寝てるのか......」
「もうお昼だし起こしてあげよう♪」
「失礼しまーす♡」
扉を開ける
二人が気持ち良さそうに寝てる
「可愛い♡」
危機感というものを知らないのかと思わせるその二人の寝顔に庇護欲をそそられる
「勇さ〜ん♡蓮さ〜ん♡お昼ですよ〜♡起きてくださ〜い♡」
返事はない
「起きないとイタズラしちゃいますよ〜♡」
二人の頬を軽く指でつつく
『『んぁ........』』
二人が目を覚ます
「おはようございます♡」
『『おはよう......』』
「もうお昼ですよ♡ご飯食べましょ♡」
『あぁ......』
二人は重たい身体を起こしながら優と一緒に食堂へ向かう
三人でテーブルに座る
「今日は何食べますか?昨日はパスタでしたし、ガッツリ系でもいいかもしれませんね.......」
今日、三人で食べるものを決める
『んー、なににしようか.......ガッツリ系かぁ........ん、おい!見ろよ鳥の丸焼きあるぞ!』
『本当だ!おいこれ3人で食べようぜ!!』
「ん、いいですね!そうしましょうか!」
「注文してきますね」
『おう』 『頼んだ』
優はカウンターまで歩く
すると近くのテーブルに座ってる男達から視線を感じた
『おい........今日も“神速”いるぞ......』
『あぁ.....多分ここに住むことにしたんだろうな......』
ヒソヒソと話している声が聞こえる
『毎日あんな美人を見れるなんて正直ラッキーだぜ......』
『黒髪クール系ロリ巨乳とか属性多すぎて最高だよな.......』
なんでこういう会話は鮮明に聞こえるんだか.......
『まぁ男二人もついてるんだが......』
『本当、なんであんなお世辞にも下の中とも言えないようなブス二人が神速に気に入られてるんだか......』
あ“?
『しかも眠りの宿にいる人達の噂じゃぁ、神速から金まで貰ってるらしいぞ......』
『マジ?完全なヒモじゃん、あぁ俺もあんな美人に甘やかしてもらってご奉仕とかしてもらいたいなぁ.....』
『分かるわぁ.....』
イラッ
虫唾が走る
僕のことだけじゃなく勇さん達の悪口も言うなんて.......
今すぐに殺してやりたい.......
とてつもない殺意が湧く
落ち着け、揉め事を起こしたら追い出されるかもしれない.......勇さん達に迷惑をかけてしまう......
落ち着け........落ち着け.........
勇さん達に迷惑をかけてしまっている場面を想像する
............ふぅ.....危ない、危ない........落ち着いた......
優はまたカウンターに向けて歩き出す
そして冷静に男達の会話を振り返る
..........ていうか勇さん達はヒモなんかじゃないし.......助けてもらった恩返しをしてるんだから、そんなんじゃないし.......
先程の男たちに強い怒りを感じながらも店員の前に行き注文をする
「この鳥の丸焼きと、後サラダもそれと.........」
注文をし終え勇さん達の元へと戻る
「注文し終わりました」
『ん、お帰り』
あぁ勇さん達の声を聞くだけでさっきの苛立ちが嘘かのように浄化されていく.....
幸せだなぁ.......
勇達と他愛もない会話をする
『お待たせしました、注文された品でございます』
『お、できたみたいだな』
『よし、じゃあ食べるか』
「はい、いただきます」
そして色々な雑談をしながら食事をする
『ん、そういえばユウ、これからなんかあるか?』
「ん?仕事は午前に片付けておいたので暇ですよ、どうしましたか?」
『ん、じ、じゃあさ......』
?
『お、俺らと今日村をまわってみないか?色々なお店とか行ってみたいし......』
「!!全然いいですよ!僕もあまり村は散策したことないので!」
『ん、じゃあ食べ終わったら準備して行くか』
「はい!」
そして食事を終え、勇と蓮は同じ部屋へ、優は別の部屋へ向かう
「勇さん達何か欲しいものあるかもだし♪お金いっぱい持って行こ♪」
適当に準備をして合流する
『じゃあ、行こうか』
「はい!」
三人は宿を出る
村をまわる
「あ、少しクエスト用のアイテム欲しいのでショップ寄ってもいいですか?」
『ん、いいぞ俺らはあそこのベンチで待ってるから』
「すいません、じゃあ行ってきますね」
『おう』
ショップへと向かう
急いでポーションなどのクエスト必需品を購入する
「お待たせしました」
『ん、じゃあ再開するか』
「はい!」
そして僕達は色々なところを見てきた
服屋さんだったり装備屋さんだったりアクセサリーショップだったり.......
途中でご飯も食べて.....幸せそうな顔で食べる蓮さん......可愛かったなぁ♡
後はベンチで小休憩しながらいっぱいお話ししたりもしたし......
ちょっと人が多くて酔いそうだったけど........
正直言ってすごく楽しかった、まるで二人とデートしてるかのような感覚で......
デート......♡
いっぱいお話しして♡いっぱい遊んで♡いっぱい甘えて♡
本当に、本当に楽しかった........
しかし時間の流れは早いもので、すでに空は茜色になりもうすこしで日が沈む頃になってしまった
そして勇さんが口を開ける
『そろそろ日が沈むし帰るか』
『そうだな』
「そうですね......楽しかったのでちょっと寂しいです......」
楽しかったなぁ.....もっと二人と楽しみたかったなぁ......まぁ時間だし、仕方ないか......
僕達は宿へと向かう
『あ、そうだユウ』
突然勇さんが僕を呼ぶ
「どうしました?」
僕は勇さんへと顔を向ける
勇さん達が一度目を合わせ、また僕をみつめる
『これ.........お前からもらったお金で買ったやつだけど.......』
『頑張って選んだから』
え?
僕は二人から渡される
『俺からはエメラルド色のイヤリングを』
と勇さんから
『俺からは銀色の指輪を』
と蓮さんから
とてつもないほどの感動と幸福感が僕を包む
僕は自然と雫を垂らす
『ん、お気に召さなかったか?』
「違います......違うんです........」
「嬉しくて.......」
『だからって.......泣くことか?』
あぁ......僕.......こんなに幸福でいいんでしょうか........
「初めてなんです.....誰かからプレゼントされるの.......」
「本当に......本当に嬉しくて.......」
『そうか.....』
「だから.....ありがとうございます.....」
「僕、これからも頑張りますから.......このプレゼントに見合うように全力で二人を守りますから......」
「これからも.......よろしくお願いします」
『........おう』
僕は止まらない涙を抑えながら二人と宿へと向かう
あぁ勇さん......♡蓮さん.......♡
僕は二人と出会ってからずっと、ずーっと大好きです♡心の底から愛しています♡もちろんこれからも.......
だから......守らせてください♡僕が一生懸命守りますから♡この命に変えても.......♡
突然のプレゼントへの驚愕、幸福、歓喜 これからの決意
優は様々な感情が飛び交いグチャグチャになりながらも宿へと帰るのだった