男の娘がネットの友人とゲームの世界に行ってtsして仲良くするって話 作:鮹屋
帰路を散策しながら村へ向かう
すると道から少し外れた小さな森にキラリと光るものを発見した。
..........あれは.....宝箱........?
なぜこんなところに宝箱があるのか不思議に思ったが、圧倒的に好奇心が勝り、すぐさま宝箱へと向かった。
一歩、また一歩と宝箱に近づく
すると ガチャリという音がした。
..............え?
僕はまた絶望を味わうことになるだろう
『ひゅう〜w一匹掛かったw』
さっきまで居なかった男が僕に近づく
..............え?
『いやぁwごめんねw実わさw PKを何回かするといい感じのスキルが手に入るらしくてさぁw』
..............え?
『本当ごめんてwんじゃまたねw』
そして無慈悲に僕へと刃を下ろす
どうやら僕は 神様に嫌われているらしい
またあのできごとが脳裏によぎる
ザクッ
「あぁ“あ”ぁ“あ”あ“ぁ”あ“!?!?」
痛い!痛い!痛い!
『ん?wコイツもしかして痛覚offにしてないの?w』
『おいおいw村の受付嬢の話聞いてないのかよwん?wそれともただのドMさんかなぁw』
どうして 僕だけ
「あ”ぁ“あ”ぁ“あ”あ“ぁ”!?!?」
『www楽しいなぁwww』
『やっぱ人を刺す感覚っていうの?たまんないよなぁ.......wまっ現実じゃできないんだけどなw』
『そんな泣くなよwゲームなんだからさwまぁ痛覚onなら仕方ないかwそうだろ?w自業自得のドマゾくん?www』
もういやだ、どうしてぼくだけ 何もしてないのに!悪いことなんて何もしてないのに!。
なんで! なんで! なんで! なんで!
どうして僕だけ......!どうして僕だけ!?
なんで!?
僕はひたすらにそんなことばかり考える
あぁ.....もう無理だ....
僕という存在は.......どん底に落ちようとしていt『もう、大丈夫だ!!』
え?
この瞬間、僕は今、ほんの少しの小さくか細い光の、僕にとってはどうしようもないくらい大きな
奇跡と希望を見つけた
気がついたら、僕を殺そうとしている人はいなくなっていて、違う男が立っていた。
そう、“男”.......僕はまた恐怖感に襲われる
.........気持ち悪い............
『もう、大丈夫だy「う“ぉ”お“お”え“ぇ”!?」 !?』
そして僕は嗚咽を繰り返す。
「お“え”ぇ“!?」 「お”え“え”ぇ“!?」
分かってる、僕を助けてくれた人だってのは
でも、でも、どうしても重なるんだ、
『ヤってみたかったんだよねぇw』
『ごめんねw』
そんな声が どうしても重なるんだ
あぁ、無理だ
「あ“あ”あ“あ”ぁ“あぁ”!!」
僕は叫んでいた 襲われたくなくて 助けてほしくて
かなしくて 虚しくて 悔しくて
僕は叫んでいたずっと、ずっと叫んだ
すると男は僕に近づいてきた
また、襲われる......!?
「いやぁ“あ”........!?!?」
産まれたての小鹿のように震える手足を必死に動かし、逃げようとする
そして、すぐ間近まで男が来て
僕をそっと抱きしめた
え...........?
暖かい
自然とそんなことを感じてしまう
男の肌の温もりがあの時抱きしめてくれたお母さんの温もりと重なって
どうしようもなく温かいそのぬくもりを感じたくて男を強く抱きしめる。
僕は男の胸の中で 感情を吐き出した
「あ“あ”ぁ“あ”あ.......」
たくさんの水が男の肩に零れ落ちる
『.....................』
男は無言で抱きしめ返す
いつの間にかこの人が全然怖くみえなくなっていた。
僕を救ってくれる........唯一の.....
........勇者.........
とても神々しくて 神様なんじゃないかって思えるほどに
僕にとって.......
あぁ神様、この人に合わせてくれて ありがとうございます
僕のココロが大きく壊れるとともに 僕のココロに ナニカが生まれた
僕は目を閉じる この人の温もりを 少しでも大きく感じたいから
そして僕は安らかなこのぬくもりに体を預け意識を失う
「............んぅ.......」
目を開けると見知らぬ部屋に居た
MHOは手動でログアウトしないと落ちないので恐らくMHOのどこかなのだろう。
しばらく僕の手を見る あのひとが握ってくれた僕の手......
僕の手を胸によせる、心があったかくなる
しばらくすると、ギィという音がした
『ん、目を覚ましたか』
聞き覚えのある声が聞こえて思わず声のする方へ顔を向ける
「........!」
目の前にいたのは、あの時助けてくれた 勇者だった。
『い、いやぁーあの後目を覚さなかったからちょっと困ってたんだよ』
そう言われて思わず時刻を見る、あの時からおよそ2時間程経っているようだった。
申し訳なくなる.....せめてお礼を言わないと.......
「............っ!.....あの.......あの時は本当にありがとうございました!」
『ん?いいよ、いいよ 当たり前のことしただけだし』
当たり前、この人にとって人助けは当たり前らしい
誰も助けてくれなかった ずっと1人だった僕にその言葉はズルい......
またどうしようもないくらいの感動に包まれて僕は涙した......
「本当に......ありがとうございました......」
『あぁ どういたしまして.....』
男の人が笑う お腹の奥がキュウとしめつけられるような感覚が身体をめぐる
体が熱い......何.....これ.....?
この感覚が嫌という訳では無くもっと感じていたいってそう思う
でもすぐにある疑問が浮かび体の熱が冷める
男の人.....?あっ!
「あ.......あの.......」
『ん?どうしたんだい?』
「あ......えと.......名前......」
『名前?あぁ そうだったね 俺の名前は勇 キャラネームはbraveだよ。好きな方で呼んでくれ』
勇.......いさむ.......イサム.......名前を心に刻む.........
思わず嬉しくなっちゃって
「えへへ.....」
笑みが溢れる
「ぼ......僕の名前は優です!キャラネームはユウです!」
『じゃあユウ これからよろしくな、俺 最近ソロでやってるんだがな、流石に味方が欲しくてねユウが良ければフレンドにならないか?』
!!!!
「は、はいこちらこそ!全然良いです!よろしくお願いします!」
願ってもないことを言ってくれた。おそらく僕に気を使ってくれてるんだろう、申し訳ないと思いつつとても嬉しく思わずまた笑みが溢れる......えへへ....もちろん拒否なんて選択肢は無く快く承諾させていただいた。
『ん、んじゃあ俺、もう落ちるから、また明日よろしくな』
「はっはいまた明日!」
勇さんが落ちてから僕は上の空だった
勇さん.....勇さん.......えへへ......
正気に戻ったのは勇さんがログアウトしてから30分以上経ってからだった
「あっ夕ご飯作らないと......」
そういって僕は現実に戻る
MHOはモンスターを狩ることはもちろんpvpも盛んです、まぁ今回みたいな承諾なしのpkはマナー違反なんですけどね また臨場感をさらに味わうためにと痛覚のon offができるというご都合主義つき!