やけに催眠オナニーが気持ちいいと思ったら幼馴染に美味しく頂かれていた話 作:タナん
話は拓馬を襲っていた夜より一ヶ月前に遡る。
二人が通う高校の体育館で譲る事のできない勝負をしている者たちがいた。
拓馬と沙耶である。
彼等は昼休憩を利用してバスケットで1on1の試合をしていた。
ボールは沙耶の手にあり、拓馬が沙耶の目の前に両手を広げてディフェンスに回っている。
ボールが弾む音を体育館に響かせながら両者は睨み合いを続けている。
「フッ!」
膠着状態を破ったのはボールを持った沙耶。
短く息を吐きながら右に動き出す。
それに反応して拓馬も動き出すが、沙耶はボールを持つ手を上から横に回し、体ごと回転させて左側に抜けようとする。
フェイントに引っかかった拓馬だが、遅れながらも鍛えられた体幹と足腰により無理やり沙耶の動きに喰らいつく。
沙耶は、ボールを左手に持ち替え右手で拓馬を抑えて横並びになりながらゴール下に走り込んだ。
沙耶はレイアップシュートを行おうとしたが、走力に勝る拓馬に回り込まれてしまったので、ダンッ!と床を踏みしめて急制動を行う。
更に沙耶は、後ろに飛びながらシュートを決めた。
身長と身体能力で勝る拓馬に対して、後ろに飛ぶことで距離を離してシュートを行う余裕を作ったのだ。
シュートが入った瞬間試合終了の予鈴が鳴る。
「あ〜クソ〜またやられた〜」
悔しさを滲ませながら拓馬は、体育館に倒れ込む。
それに対し勝ち誇った顔で沙耶は茶化すように勝利宣言する。
「参ったか!球技で私に勝とうなんざ10年早いよ!」
「えーとタピオカだっけ?コンビニのでいいか?」
「いいわけないでしょ?駅前の行列にしっかり並んで買う事!近くのベンチで見ててあげるから」
「そこまで来るなら一緒に並んでくれよ…」
彼等はバスケの罰ゲームとして放課後何か奢る事を賭けていた。
結果は最後のシュートにより沙耶の勝利。
その圧倒的な運動神経により女と言うハンデをものともせず拓馬から勝利をもぎ取っていた。
後片付けを終え、体育館を出ようとすると数人の後輩女子が沙耶にタオルと水を差し出す。
「あの…これ使ってください。今日も先輩カッコよかったです!男相手に勝っちゃうなんて…」
所謂ファンである後輩女子の言葉に気を良くした沙耶は、拓馬の首に飛びついて腕を回しチョークスリーパーをかける。
「ありがとね。まあこいつは私の子分だからね。私が負けるわけないのよ」
「俺は球技が苦手なの…ていうか誰が子分だ」
ニヤニヤ笑いながら拓馬の事を子分宣言する沙耶に対して、拓馬は表面上は悪態をついているが、背中におしつけられる膨らみに、こんなおっぱいサービスあるなら子分でもいいかなと満更でもない様子である。ムッツリである。
その夜拓馬に奢らせてご満悦の沙耶は、屋根伝いに拓馬の部屋の窓を開けて部屋に侵入した。
「拓馬ー?いないのー?」
特に用事がある分けではないが、暇になったら取り敢えず部屋に上がりこむのが彼女にとって当たり前だった。
トイレでも行ってるのかな?と沙耶は思い、私の部屋だと言わんばかりに部屋の真ん中で大の字に寝転がる。
するとベッドの下に何か本が落ちている。
沙耶はまさか!とおもちゃを見つけたような目でベッドの下に潜り込んで本を確認する。
「お!当たり!やっぱあいつも男なんだなー」
ベッドの下に落ちていたの勿論エロ本である。
ボーイッシュな女性が写っており、男の物を嬉しそうに舐めあげている。
「うーんしょうがないな〜まあ私美人だからなー」
エロ本には自分とどことなく似ている女性が写っており、都合のいいように解釈した沙耶は、頬を赤らめながらニマニマ笑いが溢れ出す。
その時ドアが開く音がして思わず沙耶は、息を潜める。
「今日もやるか」
(やるって何を?もしかしてこの本を使うような事?)
沙耶の手元にあるエロ本を手に取るために、ベッドの下を拓馬が覗こうとするんじゃないかと沙耶は考えて、ベッドを覗き込んだ瞬間脅かしてからかってやろうと計画する。
だがカーテンと鍵を締めた拓馬はベッドを覗き込まずに服を脱ぎ始めた。
沙耶の目の前に身につけていたであろう服とパンツが落とされる。
(いきなり脱ぐなよ!出にくいじゃない!)
流石の沙耶もベッドの上で全裸になっているであろう男の元に姿を表す勇気はない。
拓馬はベッドに寝転びイヤホンを着けて何時もの催眠音声を流し始める。
音量は大きめに設定しており、イヤホンから音漏れをしている。
(寝転んだ…?小さくだけど女の人の声が聞こえるし、スマフォでエロいの見てるのかな?取り敢えず終わるまでここで待ってるしかないわね)
出るタイミングを失い、同時に思春期の彼女は憎からず思っている男性がこれから行うであろう行為に興味津々で、無駄に鋭い五感をフルに活用して意識をベッドの上の拓馬に向ける。
彼女はまだ知らない。この日を境に彼女が彼に対する見る目が大きく変わり、夜な夜な彼を襲うようになるとは。