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/セラピー記録_患者No.1009-218_25040424_fix.hyp2(1)
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・恒久ステータス検出:【被虐快楽(潜在)】【絶頂馴化】【発情体質】【発汗体質】【粘膜神経網実装】【内臓感覚補正】【痛覚鈍化】【指定記憶領域凍結】【自死セーフティ】【自閉(心身非同期)】
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「もーしわけございません、お嬢さま!」
って言って、あたしは頭を下げた。
えへへっ、もーしわけございません、だって。
意味は、よくわかんない。でも、むつかしくって、噛んじゃいそうで、おかしい。
今日のあたしは、メイドさん。
しっとりすべすべした肌ざわり(すごくきもちいい)の黒いワンピースも、ふりふりふわふわのエプロンドレス(すみっこにクローバーの刺繍が入ってる)も、ものすごくかわいい。
でも、どうしてかな……なんとなく、お母さんをおもいだす。
ないちゃんが、あたしを叱った。
「いったいなんてことしてくれたの。あなた、この旗の価値を、わかっているの?」
今日のないちゃんは、
かわいいフリルがついた、つやつやした白い生地の(シルクっていうんだって)シュミーズに、濃い赤紫色のスカートを着こなしてるないちゃんは、いつもより何倍も凛々しくって、ホンモノのお嬢さまみたい。
目の前に浮かんだ
「もーしわけごじゃみ……ご、ざ、い、ません。はたらいて、返します」
「冗談はよしてちょうだい。あなたごときの賃金では、一生機獣のように働いても、この旗の切れ端分の復元費用も稼げやしないわ。あなたの孫の孫の孫の代になっても、その十分の一も賄えないわよ」
ないちゃんが指差したのは、イオン洗濯機の槽からあふれだした、黒いわたあめみたいなもこもこ。
一時間前までは、お屋敷のサロンの壁にかけられてた、おおむかしの貴重な旗だったの。でも、すっごくよごれてたから、あたしがお洗濯したら……きんぞくせんい? でできてたせいで、ばらばらのもわもわになっちゃった(っていうことになってるけど、あたしはお洗濯のしかたがわからなかったから、ないちゃんにぜんぶやってもらった)。
ないちゃんはやさしい。
ときどき、あれはだめ、これはだめってくちうるさいところは、お母さんにちょっと似てる。ううん、かなり似てる。でも、そんなときでもお母さんみたいに声を荒げたりしないし、いつもはとっても落ち着いてて、すごくおとなって感じがする。
だから今みたいにきびしく怒られると、ちょっとびっくりして、混乱しちゃう。お芝居だって、わかってても。
あたしは、つぎのセリフを読んだ。
「おだまりなさい」
「……それはわたしのセリフ。一段ずれてるわ」
「ほにゃ……えっと……、わるいこぶたちゃんには、しつけが必要ね」
「それもよ」
「ほぎゃっ」
「……わざとやってるのかしら」
「え、ええと、ええっと……、と・べ・こんちぬえ・てんてんてん」
「勝手に終わらさないで。しかも読めてないし」
「え、英字は読めないも……」
ないちゃんがあきれたみたいにため息を吐いた。
「だめ、だめ、だめ。まったくもう、台無しじゃない、くゆり。最初からやるわよ」
「ほへ……、ねぇ、ないちゃん、これ、いるの? その……するとき、だけ、そういうふうに呼ぶんじゃ、だめ?」
「
「うぅ……また、ゆずらないちゃんだ……」
ないちゃんはものすごく頭がよくって、むつかしいこともいっぱい知ってる。だから、いろいろこだわりがあって、きちんとやらないと、気が済まないみたい。
ないちゃんはきっぱり言った。
「そんな表面だけのプレイに意味はないわ。それでは、わたしとくゆりの関係性の上に属性をかぶせただけの張りぼてに過ぎない。互いに役に入りこんで、他人になりきることが肝要なの。ロールプレイとは、わたしたちでありながら今のわたしたちからは脱却した、わたしたちをわたしたち足らしめる
「ほにゃ……」
ぜんぜんわかんない……。
こういうときのないちゃんは、ちょっとこわい……でも――いつもより、なんだかきらきらしてて、本気って感じで、ちょっぴりかわいいって、おもってしまうの。
それに、あたしのためにがんばっていろいろ考えてくれてるんだっておもうと、すごく、うれしい。
たとえそれが……、えっちをする準備だとしても。
「よくわかんないけど……、わかった、がんばろうねっ、ないちゃんっ」
ないちゃんはぷいっと目を逸らすと、髪をさわって、おっきな胸の上をぺたっとなでた。
「……わかってくれればいいの。というか、がんばらなければならないのは、あなただけよ」
それから一時間、何回も何回もやりなおして……やっとあたしは、
今日のないちゃんのお部屋は、とっても広くて、お母さんのCPでしか見たことがない家具がたくさんで、なんだか落ち着かない。
しゃんでりや? とか、柱と屋根のついたベッドとか、暖炉とか、ピンクのかわいいランプなんて、いち、にい、さん、よっつもある。イスもテーブルも、茶色いホンモノの(夢のなかだけど)木でできてて、だからすごくいいにおいがする。
それに壁には地上の海の絵が飾ってたり、黄色いお花(これもいいにおい。マリーゴールドっていうんだって)を活けてる花瓶があったり、ヘビ? の模様の絨毯とかもきれいで……、あたしのおうちにはなかったものばっかりで、あっちこっち、きょろきょろしちゃう。
領主のお館の、お嬢さまのお部屋なんだって。もしかすると、あたしのおうちよりも、広いのかも。
このお部屋だけだったらいいけど、ほかにもお部屋はいっぱいあるし、おそうじはとってもたいへんそう……。きれい好きなお母さんがここに住んでたら、きっとうんざりしちゃうな。
ないちゃんが、きらきらした、白い化粧台の前に立った。
「ここに手をついて、おしりを出しなさい」
どき。
ついに、はじまるんだ……。
あたしはぱんつをのそのそ脱いだ。まくりあげたメイド服のスカートを犬尾で押さえて、ないちゃんの言うとおりにした。
おしり、すーすーする……。
鏡にうつるあたしの猫耳は、ふるえてる。
ないちゃんが、うしろにまわった。手を伸ばした――。
あつい……あたしは、ぎゅっと目をつむった。
「ほぎゃぁ!?」
たたかれた。
ばちこーんって。おしりを。
あたしはびっくりして、飛びあがっちゃった。
「な、ないちゃん? なんで、ぶつ――ほみ゛ゃ!?」
また、ばちん。
鏡の向こうのないちゃんは、ぞくぞくするぐらいつめたく、うっすら、わらってる。
「ぶつわよ、当然。おしおきだもの。それとも――」
「ふげっ!」
「もしかして、いやらしいこと、するとでもおもったの?」
「ぅう、だって――はびゃんっ!」
「……」
「もぎゃっ!」
「……ねぇ、くゆり、その踏みつぶされたネコみたいなさけび声はやめられないの?」
「だ、だって、びっくりしちゃう――」
「……いたくはないのよね?」
「え? うん」
「……」
「んぎゃ!」
いたくはない。でも衝撃が、すごくって、お腹のなかまで、びりびりして……すごく、あつい。
お腹のなかが、あつくて、あつくて、ちりちり、ずきずきするんだ……。
ばちんっ。
「はぁう! な、ないちゃんっ、ないちゃんっ」
ばちんっ。
「お嬢さま、でしょ」
ばちんっ。
「むに゛ゃっ! お、おじょうさまぁ――はうんっ!」
ばちんっ。
あつい。あつい。あつい。ひりひり……。
……ぞわぞわ、する――。
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・ステージ移行:興奮期
・ステータス延長:【発情】 / 強度:50%
・一時ステータス:【発情】
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ばちんっ。
「はぁんっ」
へんな声、出ちゃう。
おしりのしびれが、お腹の奥に、染みこんできた、みたいで。
ばちんっ。
「ぅわぁんっ」
そんなつもりはなかったのに――そういうきもちに、むりやり火をつけられちゃった、みたいに。
ばちんっ。
「くす……♥ いい声出るようになったじゃない」
ないちゃんが、しっとりわらう。耳元で。むわっとしてるのに、ぞくぞくひんやりしたバラのにおいが、頭のなかに、すべりこんでくる。
ばちゅっ。
「んぁ――」
汗、かいてる。背中、うちもも、おしり――、……しめってる。
ばちゅっ。
「はぁあっ」
足、がくがくする……、あつ……、どきどき……、じんじん……くらくら……、頭のなか、まっしろ――。
ばちゅっ。
「ぁっくぅ」
鏡のなかのあたし……、汗びしょで……、金髪、おでこにはりつけて……、顔、まっかっかにして……、まるで――。
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・ステータス検出:【被虐快楽(興奮)】 / 強度:80%
・一時ステータス:【被虐快楽(興奮)】【発情】
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ばちゅっ。
「ぅ……っ」
ばちゅっ。
「あら」
ばちゅっ。
「なんだか、しめっぽい音がするわね」
ばちゅっ。
「……っ」
ばちゅっ。
「もしかして、くゆり、あなた――」
息づかいを、うぶげで感じるちかさで、ささめき。
「おしりをたたかれて、感じてるのかしら?」
突きささる、ないちゃんのことば。
「~~っ♥」
ばちゅっ。
「んひゃぁっ♥」
「あるじの質問にはこたえなさい?」
「っ……、か、かんじて、ない、も……」
「そう、ならいいのだけど。もし感じているのなら、これではしつけにはならないし――べつのおしおきをしなければならなかったから。たとえば――」
「んいぃぃっ♥」
くちゃっ。
そっと、なでられる。ぴりぴりしびれたあたしのだいじなところ――燃えあがったみたいに、ほてったところ。
「あ♥ あ♥ あ♥」
つ、つ、つ、って指で、外側をなぞられる。それだけで、背中がむずむずぞくぞく。
「こんなふうに、ね」
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・ステージ移行:高原期
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おなか、ちりちりするっ……。
目が、ちかちかする――いきぐるし……。
「きゃぅんっ♥」
おまたがはじける。とつぜんのつよい刺激に、ぴんと背筋が伸びる。
わかる……ないちゃんの指が、ぴとって、おまめに張りついてるんだ――。
「あーっ♥ あ♥ あっあっあっ♥」
そっと指がはなれる。それだけで、かたくなって濡れたあたしのそれは、ないちゃんの指に引っぱられていって、ぴりぴり、ばちばち、爆発する。
「はぁぁああああんっ♥」
そしてまた、はなれきらないうちに、指のお腹をふにって押しあてられて、押しつけられて、つぶされる。
のりでくっついちゃったみたいにつながった、あたしのそれと、ないちゃんの指。
あたしはそれを、よく知ってる。ないちゃんの魔術。たくさんたくさん、あたしの頭をまっしろにしちゃう、魔術。
「ぅきゅ――っ♥」
汗、すごい……。おおつぶの雨みたいに、ぼたぼた、化粧台に落ちる。
「うぅぅ……っ」
「だけど、感じていないというのであれば――」
一気に高まっていく、ぐずぐずなきもち。えっちな、きもち……でも、ないちゃんはそれをわかってたみたいに、あっさり魔術を解いて、ぱっと手をはなして、またあたしのおしりに、手のひらを振りおろした。
「気兼ねなく折檻できるわね?」
ばちゅっ。
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・ステージ移行:興奮期
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「ひゃぁあぁんっ♥」
せつないような、どきどき、きゅんきゅん。
いやらしい感じは引いていくけど、すぐそこまで来てた期待感だけは、たしかにのこってて、ぶたれたときのしびれがひびいてきて、もっともっとじんじんして。
「あぁぁ……♥」
ため息が、こぼれる。ないちゃんが、くすり。
「それで? どうなのかしら? おしりをたたかれて、感じているの? 感じてないの?」
はずかしい……はずかしくて、はずかしくって、おしりがあつくて、お腹がずきずきずきずきしてて、もう、わけがわかんなくて、なにも言えなくて……。
「どうなの、くゆり。こたえなさい」
でも、じんじんするおしりを、ふわって撫でられた瞬間――。
「はぁぁあぁぁんっ……♥」
なにもかも、まっしろ……もっとわけがわかんなくなって、それなのにあそこだけは、あまくって、じゅくじゅくにとろけちゃうのがわかって……、もうがまん、できなくて。
「おしりっ……、たたかれてっ……♥ 感じてましたぁっ……♥ だからぁっ……♥ うぅうう……♥ あそこっ、さわってよぉぅっ……♥ ないちゃぁんっ♥」
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・ステージ移行:高原期
・ステータス検出:【屈服快楽】【被虐快楽(羞恥)】 / 強度:95%
・一時ステータス:【屈服快楽】【被虐快楽(羞恥)】【発情】
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鏡のなかのないちゃんは……悪魔みたいに、ほほえんだ。
「くす……♥ そう。なら、そんな変態には、相応のしつけをしなくてはね……?♥」