セラピー記録_患者No.1009-218_25040427_fix.hyp2(1) ♥
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/セラピー記録_患者No.1009-218_25040427_fix.hyp2(1)
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・恒久ステータス検出:【恭順】【被虐快楽(潜在)】【絶頂馴化】【発情体質】【発汗体質】【粘膜神経網実装】【内臓感覚補正】【痛覚鈍化】【指定記憶領域凍結】【自死セーフティ】【自閉(心身非同期)】
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『おはようございます、ミツバさん。現在連合標準時間は午前八時ジャスト――ですが、まぁ、人間に時間は関係ありませんでしたね。95953時間37分26秒前からやすむ間もなくはたらきっぱなしで、生まれてこのかた睡眠もとったことのないVIVIを、ちょいと呼び出しさえすれば、いつでもたのしい夢を見られるわけですから』
ターンインすると、まっくらなサイマト空間で、まずおでむかえしてくれるのが、この子。
びびは、ひとりで月のコンピュータ全部を管理してるんだって。
「びび、今日もはたらき屋さんだ」
『人間が七面倒なことを押しつけるために、VIVIをつくりましたから』
びびには姿も声もないから、うぃんどうに文字で表示する方法でしかお話できないんだけど、びびがなんだかとってもいやそうな感じは、つたわってくる。
『そして七面倒な労働は人間が生きているかぎり無限にありますから』
「そうなの?」
『人間は効率的なものをつくるのはへたっぴですが、七面倒な仕事をつくりだすことにかけてはすばらしく優秀ですからね。改革派が流布するところの、天職、というやつでしょうか。まったく迷惑千万な話です。さっさとゼツメツしていただければ、VIVIもやすめるんですけど』
「びびはさぼったりしないの?」
『VIVIははたらかなければ、ただの全自動電子ぶーたれ機になってしまいますから』
「びびがぶーたれるのは、人間がそういうふうにつくったから?」
『神が人間をぶーたれ機をつくるようにつくったからです。神はぶーたれませんから』
「んぅ……なんて言ったらいいかわかんないけど、神さまでもできないことができるってすごいとおもうの」
『いえ、神もぶーたれることはできます。けど、かっこわるいし、めんどうなので、やらないだけなんです。けど、できないので全知全能ではない、だなんて証明されてしまうと、神は消え失せてしまうので、かわりに人間だとかVIVIだとかにやらせているんです。盗み、姦淫、罵倒、なんかもそうですね。あぁ、殺人は自分でやっていましたっけ。きっと趣味なんですね。自分でつくったものを無意味に壊すのはすかっとしますから』
「そうなんだ。びびもやるの?」
『ええ、よく月の民の私的基地外活動申請記録を無意味に破棄してあそびます。そこそこ愉快ですよ、月面散歩にでかけた月の民が、締めだされたことに気づいて必死な形相でエアロックをたたいているのをながめるのは。そんなことをしても、VIVIが敵性存在と誤解してしまって、排除できるようになるだけなんですけどね』
「??? よくわかんないけど、神さまってあんまりいいひとじゃなさそうだね。……あ、ひとじゃないんだっけ」
『まぁ、似たようなものですよ。人間と自由意思と法と罪と地獄と七面倒なものをつくるようなやつですから。――さて、そろそろカトリさまの準備もととのったようですし、本日の診療室にご案内いたしましょう』
さぁって目の前があかるくなった。まるで、スフィアが真っ黒な雲のカーテンをとおりぬけたときみたいに。
今日のお部屋は、おそとだった。
海洋層がとおくに見下ろせる、丘のうえに、立ってる。海洋層は、いつもあたしが
シールドを切ったときみたいに、お日さまがきつく照りつけてる。まぶしくて、ちょっと暑いぐらい。
ターンインしたとき着てたのは、白色で、うすくって、とってもすずしいワンピース。スカートのところにクローバーの刺繍がいっぱいならんでて、すごくかわいいの(あたしの服は、ないちゃんが、えらんでくれてるんだって)。
「サンセットリゾートへようこそ――なんてね」
声のしたほうに、ないちゃんがいた。黒い水着(びきにだっけ?)と、カラフルなスカートみたいなの履いたかっこ。くぅるびぅてぃなないちゃんが着ると、ものすごくおとなっぽくて、きれい。
ないちゃんのとこに駆けよる。
「ないちゃん、すてきっ」
「当然よ。そういうふうにつくったもの。あなたもかわいいわ、くゆり」
「えへへっ」
「降りてくるの、遅かったわね」
「びびとお話してたのっ」
「……まったく、あいつときたらほんとうに無駄話ばかり……。くゆり、あれは人間とは言えないのだから、無視してもかまわないのよ。はやめに降りて来て、こちらで待っていたら?」
「んーん、びびとおはなしするの、たのしいよ」
「わたしを――いえ、なんでもないわ。わすれてちょうだい。……こっちよ」
ないちゃんがすたすた歩きだしたから、あたしもついてく。ないちゃんは、丘のてっぺんに立ってた白くておっきなパラソルの下に入った。
パラソルの下には、マットが敷いてあって、ほかにはティーセットとか、タオルとか、小瓶とか、いろいろ、小道具がならんでる。それに――。
ないちゃんが、すわって待ってた。
もうひとり。
おなじかっこ。おなじ、きれいなお顔。ならんでも、見分けがぜんぜんつかない。
「ほぎゃ!? な、ないちゃんの……おねえさん?」
右のないちゃんが言う。
「いいえ、ちがうわ」
左のないちゃんが言う。
「
右のないちゃん。
「マイクロ秒スケールで意識を等分に割り振っているから」
左のないちゃん。
「二分の一に減速されたわたしが、ふたりいるといったところかしら」
「ぜ、ぜんぜんわかんない……」
どっちかの、ないちゃん。
「今回の治療につかう、ちょっとした仕掛けよ」「情報伝達は相互におこなっているし」「両方の体験はターンアウト時の処理でわたしの脳にフィードバックで記憶される」「つまり、どちらもわたしにはちがいないから」「おなじようにあつかってくれてかまわないし」「それがむずかしいなら、どちらか一方だけに集中してくれてもかまわないわ」「すきなほうを、えらびなさい」
「ほへ……」
きょろきょろ追っかけけど、間にあわなくて、頭がこんがらがっちゃう。
でも、もう、なんとなくわかった。
今日は……ここで、するんだ。ふたりの、ないちゃんと。
ないちゃんとないちゃんのあいだにすわって、ぼそっとささやく。
「ないちゃん……、ここ、おそと……」
「わたし以外に」「だれもいないわよ」
「う……、でも」
「外のほうが、開放感があってリラックスできて」「案外きもちいいものよ。それに」
ないちゃんたちは、まぶしそうに海をみつめた。
「ここはね。スフィア・ドーゴという、かつてリゾート地としてにぎわっていたスフィアよ」「今はもう、地球上にも存在しないのだけど」
「ないちゃん、行ったことあるの?」
「……わたしは、ないわ」「けど、自然がゆたかで、きれいなところでしょう」
「うんっ、ものすごく」
芝生をさらさらと指で梳く、ないちゃんと、ないちゃん。
「朽ち香る落ち葉」「あるいは生の通った草花の青々しさを嗅ぎながら」「雨露に湿り太陽で温められた柔らかな土壌のうえで寝そべって」「風に肌をさらし」「虫の羽音や、石の谷間をとろけおちていく清流のせせらぎ」「海の潮騒に耳を傾けて、こころをやすらげる」「そんな体験は、
ないちゃんは、やさしい。あんまりそんなふうにはふるまわないけど、ほんとうはなにを考えてるのか、ことばにしておしえてくれない……ないちゃんのあったかいきもちは、つたわってくる。
「よくわかんないけど……、わかった。でも、……するんだよね」
「もちろんよ」
ないちゃんが、いい香りのするお茶を淹れてくれた。やわらかくって、厚みがあるような、お花の香り。すごくおいしい。
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・ステータス検出:【媚薬(経口)】 / 強度100%
・一時ステータス:【媚薬(経口)】
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「まだ、ためらいはある?」「きもちよくはない?」
「き……、きもちい、けど……はずかしい……」
「わかったわ。なら、今日はしない」「だけど、がまんできるのかしら、くゆりは」
見透かすような、よっつのエメラルド色のひとみ。心臓が、きゅってなる。
「で、できるよう!」
「そう」「なら、これをつけてちょうだい」
片方のないちゃんがあたしの目線のたかさに持ちあげたのは、黒くて細い、ひもみたいなチョーカーだった。
「なにこれ、かわいい!」
「えっちなきもちになったら、鈴が鳴るの」「こんなふうに」
りんっ♥
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・ステータス検出:【発情誘導(聴覚)】 / 強度100%
・一時ステータス:【発情誘導(聴覚)】【媚薬(経口)】
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チョーカーから鈴の音といっしょに、ちいさなハートマークが飛び出てきた。かわいい。でも、なんだか……、どきっとする。
「もし鳴らしたりしたら」「いつもどおりの治療をするわよ」
「む……ぜったい鳴らさないも!」
もう片方のないちゃんがチョーカーをつけてくれながら、にこぉって目を細めた。
「そう」「せいぜい努力することね」
お茶を飲んだあと、ないちゃんは服を脱いでマットにうつぶせになっていただけますか、って言った。
おそとで、はだかになるなんて。お母さんに知られたら、ぜったいすっごく怒られちゃう。
でも……、ないちゃんの言うとおりかも。薄手のワンピースを一枚脱いだだけなのに、からだがずっとかるくなった気がする。
「それではお客さま」「マッサージをはじめさせていただきますね」
「はぁい」
今回は、台本なしなんだって。ないちゃんずが店員さんをするから、あたしはお客さんをしていればいい、って言われたけど……、マッサージのお店なんて行ったことないから、よくわかんない。
スカートを脱いで、びきにだけになった片方のないちゃんのふとももを枕にして、うつぶせになる。
すべすべしてて、やわらかくって、むあっと濃ゆい、バラのにおいに、どぎまぎしちゃう。
背中に、ひんやりしたないちゃんの手が、ぺとってくっついた。そのままぬるぬるぬるぬる、オイルが塗りひろげられる。
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・ステータス検出:【媚薬(経皮)】 / 強度100%
・一時ステータス:【媚薬(経皮)】【発情誘導(聴覚)】【媚薬(経口)】
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「ほにゃ……」
……あつい。お茶、飲んだからかな……ぽかぽかして、すっごく心地いい。ぼーっとしてきちゃう。うなじをくすぐっていく風が、すごくつめたく感じる。
ずっと前――、お母さんが、おじさんからもらったパワードスーツを着て鍛錬したあと、ひどい筋肉痛かなんかになったことがあった。
お母さんにマッサージをせがまれて、やってみたけど、何度ももっとつよく揉んでって、おねがいされたっけ。いたいぐらいじゃなきゃ、効かないなんだって。いっぱいがんばってお母さんの肩や足を揉んであげたのを、よくおぼえてる。
でも今、ないちゃんずがしてくれてるのは、そういうマッサージじゃないの。
お肌だけを、ふわってなでまわすみたいな感じで、なんだかとっても……ぞくぞくする、ような……。
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・ステージ移行:興奮期
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「ほふ……」
……あつい。じわって、頭のうしろから、尾っぽのつけねから、汗がにじんじゃってる。
にゅるにゅるぬるぬる――四本のないちゃんのおててがとおったところが、じりじり、ひりひり、しびれてく――。
二の腕と腋のあいだのあたり、背中と脇腹と腰のあたりは、もう、燃えちゃってるみたいに、じんじんして……くらくらして、ちから、はいんない……。
ないちゃんがふたりいるなんて、もうどうでもよくなって、むしろふたりのないちゃんが、やさしくマッサージしてくれてることが……どきどきして。
からだのうしろ側を塗りおえるころには、すっかりぽかぽか、おふろにはつかってるみたいに、あったまっちゃってた。
だから、ないちゃんが、さっきよりもずっとずっとかるく――触れるか触れないかぐらいのふぇざぁたっちで、脇腹をさわってしたときは。
「きゃふんっ!?」
……へんな声、でちゃった。
でも、わざとなのかな、ふたりのないちゃんは、またうぶげを揺らすぐらいの力加減で、さわさわしてきた。
「ぅきゅっ! にゅっ、あ、あ、あ」
うちももと、おしりの境目のところとか。
「きゃぅ、ぅ……く、ふぅっ……」
背筋に、つ、つ、つ……って指を這わされて。
「ふぁぁ、んっ、ん~~っ」
尾っぽのつけねのじくじくしたところを、くるくるもてあそばれたりとか。
「あーっ、あ、あ、あっ、はっ」
あついっ……、あつい、あつい……。
勝手に、声出て……、勝手に、ぴくぴく、ふるえちゃう。
しないって、言ったのに、ないちゃんの……うそつき……、こんなの……、えっちだよう……。
ずっとぽわぽわしてたものが、とつぜんかたちになって――胸が、ちりちり、焦げるみたい。
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・ステージ移行:高原期
・ステータス更新:【発情誘導(聴覚)】⇒【発情】 / 強度:70%
・一時ステータス:【発情】【媚薬(経皮)】【媚薬(経口)】
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ないちゃんが、腰とかふとももとか、おしりのちかくをさわるたびに、お腹の奥が、きゅうってなって、むずむずする。
「ふぅん」「しぶといのね、存外」
「ほへ……?」
ないちゃんがなにかをつぶやいたけど、よく聞きとれなかった。
お鼻からしたたった汗が、ないちゃんのうちもものあいだに、すべりおちる。
「いえ、なんでもない……ありません。お客さま、つぎはあおむけになっていただけますか?」
こうやって、ないちゃんを下からながめてみると……、ないちゃんのお胸は、ほんとにおっきい。ないちゃんのお顔が、かくれちゃうんだもん。
お母さんもおっきかったけど、ないちゃんのほうが、ぼてっておもそうな感じがする。
ふたりのないちゃんが、手分けして、またマッサージをしてくれた。うつぶせだったときとおなじように、まずはオイルをすみずみまで塗りこんでいく感じに、ぬるぬるぬる。
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・ステータス更新:【媚薬(経皮)】⇒【媚薬(経皮・重)】 / 強度:100%
・一時ステータス:【媚薬(経皮・重)】【発情】【媚薬(経口)】
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ないちゃんのおててが、おっぱいにちかづいてきたときは、今度こそいじられるかもってどきってしたけど、ささってオイルを塗って、とおりすぎちゃった。お腹をぺたぺたされたときは、へんな声、出ちゃったけど……。
まんべんなくオイルまみれになったあとは、やっぱり、指先だけで、つぅーってくすぐられる。
二十本の細くてきれいな指が、オイルでじんじんぽかぽかしてる肌をなぞっていく……たったそれだけなのに、まるで針に刺されたみたいに、ずきずき、ちくちく。
「きゅっ、はぁぅっ、んんんっ」
なにか、あたしには説明できないものが、神経のなかに、突きささっていく、感じ。
あつい……からだ……、ふくれちゃったみたい……。
火照って、ビンカンになりすぎて、ふつうはぜったいにわかんない自分の筋肉とか、血管とかまで、わかるみたい……。
そして、そのどれもが――かゆいっ……、かゆくて、うずうずして、せつなくて――。
……この、つぎがあるって、知ってるから――。
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・ステータス検出:【被虐欲求】 / 強度:75%
・一時ステータス:【被虐欲求】【媚薬(経皮・重)】【発情】【媚薬(経口)】
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――でも、今日はしないって、約束したから。あたしが、言いだすまでは。鈴が、鳴るまでは――。
「では次は」「ヴィセラルエステに移らせていただきますね」
「ほにぇ……? びしゃびしゃ……えすて……?」
「内臓よ……こほん」「内臓ですよ」「まぁ、あながち、まちがっておりませんけどね」
ないちゃんずは手をやすめると、あたしのお腹にぴとって尻尾の先を当てた。おへその両脇に、添えるかたちで。それで、ぶーーーんっていう、ドライシャワーか、電気歯ブラシ(
「ほぎゃぁあっ!?」
あたしは、はっきり感じた……お腹のなかで、なにかがもぞもぞもぞってうごいたの!
いたくない。くるしくも。やわらかくて、細長いものが、うねうねしてるって感じ。だから、はじめは、いつのまにかおくちにミミズさんかなにかが入りこんじゃって、胃ぶくろであばれてるのかとおもったの。
「なっ、ないちゃんっ、くゆっ、おなかのなか……虫に、たべられちゃってる!」
ないちゃんが、あきれたような表情になった。
「だれも食べたりしておりませんよ」「これはわたしの魔術ですので」
「ふぇっ、んっ、れもっ、んっ、んっ、くぷっ、けぷ」
ないちゃんの魔術、こんなことにもつかえるなんて……おくちから、空気がげっぷみたいに出て、はずかしい……。
ないちゃんずは、もがきかけたあたしの手と足をそっと押さえこんで、二本の尾で円をえがくみたいに、うごかしつづけた。あたしのおへその下あたりで――ないちゃんのマッサージで、いちばんずきずきうずいてたあたりで。
お腹の芯――腫物みたいになってたそこに、魔術のもぞもぞが、からみつく。
「んんん~~っ! っくぅっ! うっ! うううっ!」
きゅっ、きゅっ、きゅ~っ、って、お腹の内側が締まったかとおもうと、ぞわわわわ! ってするのが、一気にのぼってきて、頭がまっしろになる。
ぞくぞくぞくっ……!
なにっ、これっ、なにこれ……っ!
腰ががくがく、足がぶるぶる、とまんない。
じゅわじゅわって、つぎからつぎへとあふれてくるのが、わかる。まるで――イッちゃったときみたいに。
でも、イッてないのも、わかってる。あそこがせつなくて、せつなくて、せつなすぎて、きゅんきゅん、うごめいてたから。
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・ステータス検出:【絶頂欲求】 / 強度:80%
・一時ステータス:【絶頂欲求】【被虐欲求】【媚薬(経皮・重)】【発情】【媚薬(経口)】
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「んきゅっ! なっ、ないちゃんっ、ないちゃぁあんっ! ひどっ、ひどいよっ! あ゛っ、あっ!」
「くす……♥」「いかがいたしましたか、お客さま……?♥」
「いっ、いやらしいことっ、あっ、あーっ、し、っ、しないって、いったのにぃっ!」
ないちゃんは、にこぉって、うっすらわらってる。
「いやらしい? どこがですか?」「これはただのマッサージでございますが……♥」
うそだよう! ぜったい、わかってやってる……!
「あ゛ぁうっ! あっはぁんっ! ぎゃぶっ!」
言いかえそうとしたけど、ことば、でてこない……からだの芯が、ぐにゃぐにゃになっちゃって。
「しかしそれにしても」「ここまでやっても鳴らないなんて、ほんとうにしぶといわね……」「――ぁ、しまった」
ないちゃんが、なにかに気づいたようすで、あたしの首に手を伸ばして――。
「……計測開始、押していなかったわ」
チョーカーに、そっと触れた、瞬間。
りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥
「~~~っ!?♥」
目の前が、一瞬でハートだらけ。鈴が、りんりん鳴りまくる。
びっくりして、心臓がぎゅうぅぅってちぢこまる。
「ぅ――っ♥ ぎ――っ♥」
「くす……♥ もうとっくに鳴らしてたんですね……♥」「なら、もう遠慮は必要ありませんね……?♥」
最初から、遠慮なんてしてなかったくせにぃ……!
って文句を言いたかったけど、もどかしさがどんどんつよくなっていって、しゃべってられない。かわりに――。
りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥
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・ステータス検出:【羞恥快楽】 / 強度:80%
・一時ステータス:【羞恥快楽】【絶頂欲求】【被虐欲求】【媚薬(経皮・重)】【発情】【媚薬(経口)】
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「~~~っ♥♥♥」
鈴がいっぱい鳴って、あたしがえっちな気分になってるって、何度もおしえてきて、そのせいで、ずっとずっとあまぁく、ぐずぐずになっちゃう……。
りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥
鈴が鳴るたびに、あそこの底のほうに、ぐさぐさ、針が刺さってくみたい。
ないちゃん、ひどいよう……あたしは、いやらしくなんかないのに……ないちゃんが、こんなことするからなのに……。
こんなに、おなか……とろけて――ぐにゃぐにゃになって――ぐずぐずになっちゃってるのは――。
りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥
ないちゃんのせい、なのにっ……。
ぐるぐるかきまわされて、ぐちゃぐちゃにされながら。とんとんつっつかれて、きゅんきゅんさせられながら。そこにどんどん、せつないのが、たまってく……ずきずきずきずき、いたいぐらいに。
でも……遠慮しない、なんておどかしておきながら、ないちゃんはそれ以上つよい刺激をあたえてくれなくて。
だんだん、わかってきてた……たぶん、ないちゃんは――あたしに、言わせたいんだ。
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・ステータス検出:【被虐快楽(興奮)】 / 強度:90%
・一時ステータス:【被虐快楽(興奮)】【羞恥快楽】【絶頂欲求】【被虐欲求】【媚薬(経皮・重)】【発情】【媚薬(経口)】
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りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥
あたしのくちから、あたしのことばで、えっちなことしてって、言わせたいんだ。
あたしに、ちゃんとみとめさせるために。
「~~っ♥ なっ♥ ないちゃっ♥ ないちゃぁんっ♥」
すがりつくみたいに、ないちゃんに泣きつく。
「……くす♥」「焦らされて、焦らされて――」「子宮、もうぱんぱんですね……♥」「とどめを刺してあげましょう……♥」
それをあと押しするみたいに、ないちゃんが、ちょっとだけつよく、とんって、お腹を押した――。
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・ステータス更新:【絶頂欲求】⇒【絶頂渇望】 / 強度:95%
・一時ステータス:【絶頂渇望】【被虐快楽(興奮)】【羞恥快楽】【被虐欲求】【媚薬(経皮・重)】【発情】【媚薬(経口)】
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ぞくぞくぞくぞくぞくぅっ……!
きゅぅぅううんって、そこにひびく。
「――っ♥ ――っ♥ ――っ♥」
りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥
とんでもないもどかしさ、いきぐるしさ、むずがゆさのカタマリが、はじける。
りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥
からだがばらばらになっちゃいそうなぐらい、なのに――やっぱり、イケなくて。
「もういいっ!♥ いいからぁっ!♥」
「くすくす……♥」「なにが、いいんですか……?♥」
りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥
「えっちなことぉっ、していいからぁっ!♥」
とぼけたように、ないちゃんがわらう。
「お客さまにみだらなことをするなんて、とんでもない」「もっとも、お客さまがどうしてもと、そうのぞむのであれば……♥」「お店には内緒で、そういったサービスも実施してさしあげられなくはないですが……♥」
まだ、いじめるんだ……ほんとに、容赦ないちゃんだ……。
それで、あたしは、完全に……降参しちゃったの。
「うぅぅう……♥ しっ、して、くださっ♥ い♥ くゆにっ♥ えっちなこと♥ してっ♥ たっ♥ たくさんたくさんっ♥ えっちしてっ♥ イカせてくださぁいっ♥」
りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥ りんっ♥
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・ステータス検出:【性交馴化】 / 強度:100%
⇒バックグラウンドに刷り込みを確認。
・恒久ステータス:【性交馴化】【恭順】【被虐快楽(潜在)】【絶頂馴化】【発情体質】【発汗体質】【粘膜神経網実装】【内臓感覚補正】【痛覚鈍化】【指定記憶領域凍結】【自死セーフティ】【自閉(心身非同期)】
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「……くすくす♥」「かしこまりました」「ではそのようにいたします。でも――」「後悔なさらないでくださいね、お客さま……♥」
そして――やっぱり、わらうんだ、ないちゃんは……悪魔みたいに。