百合はいつかガンに効くようになる!オルタナティブ! 作:伊土 讃阿
/Stage II promotion - 促進 -
/part 8 雨抜き
「ん……んふ」
「ふ……ちゅく。にゅむ」
ふたつの唇の境目を、にゅりにゅりとぬめつく、リッブの感触――。
「んぷっ……んちゅ」
「はむ……れろ。ぁむ……ちゅむ」
くちのなかを、ねろねろと這いまわる、舌の温かさ――。
「んっ、んぅうっ、んくっ、ふうぅんっ」
「ふーっ、んちゅ……ちゅっ、ちうぅ……」
こしこしさすさすちゅくちゅく、わたしのあそこをいじくりまわす、指の熱さ――。
三度目となると、だんだんわかってきました。"雨抜き"のとき、わたしの全身を駆け抜けてるこのぞくぞくするものは、しびれるような感覚は――。きっと、きもちいいって感覚なんだって。
音波さんのお屋敷に外出したとき傘は差してましたし、帰ってからすぐにシャワーを浴びたんですけど、時間が経ってくると、レズド雨はやっぱり効果を発揮してきました。
からだの火照りを鎮めるため、恥を忍んで、わたしはマチにまた雨抜きを頼みました。
マチは――なぜだか、すみません、とものすごく申し訳なさそうに、今にも泣きだしそうな感じでわたしに謝ってから(そうしたいのはわたしのほうだったのに)、引き受けてくれました。
「んっ、んぁっ、はっ、はふっ、ふっ、んっんっんっ、あっ」
とんとんくちゅくちゅ、しびれるあそこの先端を優しくこねまわされれるのに合わせて、肺から熱い息が勝手にあふれて、声になります。
「ひゃあんっ、んうっ、うはっ、はっ、ああ、あっ、あっ、あっ、んっ、んっ、んっ」
にちにゅちぬちぬちゃ、じっくり、じっくり、わたしのなかからこぼれてきたとろっとしたお水をまぶすように敏感なそこを撫であげられると、お腹の奥でばちばち、火花がはじけるみたいです。
「はっ、あっ、あっ、あっ、マチ、マチっ、まちぃ……あっあっ」
自分ではどうしようもなさにたまらなくなって、マチのベビードールの裾を必死につかみます。
マチが、くっと、ちいさく息を呑みました。
「っ~~♡ どう、か、しまし、たか」
「そっ、そこぉっあっあっ、さわっあっ、られるとおっおかっおっおかしくっ、なるっ……! んあっ!」
泣きたくなって、叫びだしたくなるぐらいの、つらい……、きもちよさ。
「ん……♡ ここ、反応いい、ですもん、ね。雨が、たまってる、のかも、です、ね……」
「わっ、か、わかんっ、ないぃっ……! けどぉっおっ、あ、あ、んぃ……! たっ、たすけっ、たすけてぇっ、まちぃっ……!」
強すぎる刺激に、腰が引けちゃう。けど、マチの指は……磁石みたいに追いかけてきて、ぴとって、正確に、わたしのそこを捕まえて……すりすり、ぴちゃくちゃ、擦ってきます。
「ん……!♡ ふっ……♡ ん♡ へ、へいき、です、よ……せんぱい……。あたし、が、たすけて、あげます……、はむっ、ちゅっ、ちゅぅ……♡」
「んっ! んーっ……! んむ、ぁまぁっ……!」
下唇をはむはむとぷりぷりした唇で挟まれて、吸いつかれ。ゆっくり、ゆぅっくり、でも、指先から、手のひらまでの長ぁぁぁいストロークで、こり、こり、こりゅ、こりこりゅっ、ちゅくっ……、とわたしのいちばん敏感な、つぶ、を、転がされ、て――。
「んぅっ! んーっ! んーっ! んんーっ!」
じわっ、じわっと、お湯でふくらました水風船みたいに、熱いそれがこみあげて、膨張していくのが。はっきりと――。
今度は、予感でわかりました。おおきなおおきな、予兆。なにもかもを嵐のように吹き飛ばして、洪水のように押し流して、閃光のように真っ白に染めあげてしまう、あの瞬間が、また、来ちゃう……。
「ぷぁっ! あ! あ! まちっ! あ! ん! きちゃ! きちゃう! あ! あれ! すごいの! きちゃっ! きちゃうっ……!」
腰が浮いちゃう。腰が引けちゃう。お腹がきゅっきゅーって張って、ぐんぐん、熱く、熱く、熱く……! はじけ――。
「あ! あ! あ! ん! あ! もっ! らめ! く! る! くる! くるのっ! きちゃ――……、えっ……!? あっ……? はぁぁぁ……」
そうだった、のに。
マチがいきなり、指をぱっと離してしまいました。わたしはもじもじと、膝を擦りあわせました。
あのすごい、衝撃が、また来ちゃうんだって思って、身構えて、りきんでたのに――、全力で空振りしたかのような不完全燃焼感。
もどかしくてもどかしくて、くるおしかったけど、精神的にはすっかりへとへとで、放心してしまっていると。
「せんぱい……♡ すごい、んっ……、ことに、なってる……♡ あたしの手……んっ♡ はぁ……、はっ……♡」
上擦った、マチの声。
「ね、先輩……、こくっ、んっ……。すっ、吸い出して、みましょ、か」
「……ふぇえ……?」
「リップ、もらいます、ね」
「んむ……」
リップをぬぐい奪うみたいに唇をねっちゃり重ねたあと、熾った炭みたいに熱かったマチのからだがすっと離れました。一瞬ひんやりするのも束の間。
「あし、閉じないで、ください、ね……」
わたしの膝に置かれた濡れた手が、ちからの入らなくなった脚をやんわり、開いてきて、それまで指先で触れていたわたしのそこに……脚のあいだに、顔を寄せてきて。
「え、え、え、え」
あまりの恥ずかしさに、首が燃えあがったかのように発熱して、全身が硬直しました。
マチのみずみずしくってあやしく光っている唇が、……そこに、ちゅ、って。あまりに熱すぎて、やわらかすぎるなにかが溶けこんでくるみたいに、じゅわってわたしの先端の内側に広がりました。
「ひうぅぅんっ……! ま、まちっ……!? そんなとこばっち……、ああっ!」
にちゅ……。と、生温かいものが、敏感な芯をとらえました。わたしの神経のうえで踊るように、その生温かいものは、にちゅにちゅぺちゃぺちゃ、這いずりまわります。
「はっ、ああっ、やぁんっ、ひぁ!」
だ、め……へんな声、抑えられない……。
ただ触れるのとはくらべものにならない、熱さと、やわらかさ。
「ひっ、ひぃんっ! まっ、まち、まちぃっ……! ひとの、そ、そんなとこ……肌、なめるなんて……! あひっ、んひゃうっ、んぁっ、あっ、へ、へんよ……! ばっちい、わ、わ、わ、あ、んわっ……!」
「はむ……♡ へいき、れす、リッブごし……ちゅぷ、れふ、から……えろ……♡」
「そゆっ、問題っ、じゃ、んっはあ! あうっ……!」
う……だめ……、やめさせようにも、ぬるんぬるんって、先っぽのうえを舌がとおるたび、ちからが抜けて。
「ひぅんっ、ああっ、だ、め、そっ、いっ、あっ、それっ、だめぇえ……!」
ちょんちょんちょんってつっつかれるたびに、すごくしびれて。
「あっ、あっ、あっ、や、ん、あっ、あっ、やっ、やだっ、あっ、あっ……!」
左右にぴんびんってはじかれるみたいにされると、あそこがもう、爆発したみたいになって。
「ひぅっ! うきゅっ! っくぅっ! んんんっ! はあぁんっ!」
からだじゅう、どこもかしこも、あつい……。心臓も、肺も、頭も、破裂しちゃいそうなぐらい、どきどき、どきどき、どき。
わたしはたぶん、泣いちゃってました。あまりに、その刺激と、恥ずかしさが、すごすぎて。
真っ赤な顔でマチがなめてたわたしのそこは……隠しようがないぐらいぴんびんにとがって、皮が張りつめて、マチのねばっこい吐息がふりかかるつど、じくじくしました。
「ん……♡ ふ……♡ はぁ♡ せんばい……、ん♡ かわいい……♡」
マチの目が、満月みたいにこうこうと光ってます。鼻息はすごく荒くて、わたしの脚のあいだに生えてる……その、毛が、熱くそよいでました。熟れたサクランボみたいな頬は、汗か、よだれか、……なにかで、つやつや、濡れちゃってて……よく見たら、糸を引いて、あたしの……そこに……つなが……うう。
「ん♡ ふぁ……♡ 先輩、すごい、ねばねば……、です、よ……♡」
ううう……! もう、はずかしいのだけで、しぬ……!
「ご、ごめ、まち、顔……、どろどろにしちゃってぇ……」
「ぁ……、いえ、先輩の、だけじゃない、です……。興奮、してくると、つば、って、ねばねばになる、そです、から……」
んべ、と伸ばされたちっちゃなマチの赤い舌には、たしかに、シロップか蜂蜜みたいにとろついた唾液が、たっぷりと乗っていました。それを。
わたしのそこに、押しつけて。塗りこめるみたいにして。
ちくちくちゅくちゅくぬちぬちにゅるにゅるねとねとちゅぷちゅぷにぢゅにぢゅにぢゅにぢゅ。
わたしのそこを、舌でこねまわしてきたのでした。
「ひゃあぁん! あっ! あっ! んひゃぁ! あうんっ! んああっ! っくぅん! あーっ!」
「んむ……ね?♡ あたし、が、なでなで、したとこ……ねば、ねば……♡ とろ、とろ……♡ です……♡♡ ぇるん……♡」
「ひっきゅ! あぁんっ! いやぁっ! あんっ! はひぃっ!」
熱い……尋常じゃなく、熱い。あつくて、くるしくって……切羽詰まってる感じで、収まりかけていたまたあの真っ白いのが、こみあげてきていて。
マチに、そんなところを舐められながら、あれを迎えそうなのは頭がおかしくなりそうなぐらい、恥ずかしかったのに……今の状態が、もどかしすぎて。切なすぎて、はやく楽になりたくて……期待してる、わたしも、いて。
「んぷぁ……♡ せんぱい、の。すご……♡ ぱつぱつ……♡ くるし、そ、です、ね……♡ ぬぎぬぎ、しちゃいましょ、ね……♡」
「にぇ……? あっ……!? ひ……!?」
く、ちゃあ……、って、指で、肉? 皮? で、閉じてたはずのそこ、を、押しひろげられるのが、わかった途端、今まででいちばん恥ずかしいのが爆発して、わたしは完全に硬直しました。
「先輩……♡ 見て、ください……♡ こんなにぷりぷり……♡ ここに、たまっちゃって、るんです、よ……♡」
「っ~~!」
も……だめ、はずかし……。ぐらぐら、ぐら。ぐら。
のに。
「ん……♡ はむ……♡」
「いっ!? ひっ……!」
「ぁむ……♡ ちゅ♡ ちゅっ♡ ちぅ……♡」
「っ……! っ……! っ……!」
わたしのリップが乗った、赤い唇ではまれて、ぬるぬるにゅりにゅり……。一瞬、まるで、自分の唇がそこに触れているようにも、錯覚して。一気に。
「まちっ、まちっ、も、だめっ、うっ、おかしく、なっちゃうぅ……! とんじゃうぅっ……!」
「んく……♡ ひぇんぱい……♡ こっち、見て……♡♡」
もう、ホントのホントに爆発寸前、ってとき。マチが、呼びかけてきました。
マチは……恥ずかしさで死にそうなわたしの顔を、じぃぃぃっと読むみたいに見つめていたマチは――見せつけるみたいに、わたしの恥ずかしく腫れあがったそれを、赤い舌で、すくいあげて……なめ、て。
ぴん。ってはじきあげました。
「――! きちゃ、っう……! っ――! っ――! っ――!♡」
がくがくがく……! って、ひとりでに手足が痙攣します。なにもかもが真っ白で、意識を洗い流して、消し飛ばすような……嵐のような時間。
「あ……あ……あ……!」
「は、ぁ……んっ♡ ゎ、あ、ん……♡ す……♡ すご……♡ ……せん ぱい、いっぱい、おつゆ♡♡♡ あふれて、きま した、よ……♡♡」
「……! ……! ……!」
「それ、に、せんぱいの……おつぶ……♡ すごく、ぴくぴく……♡ ぷるぷる、して……♡ がんばって、るんです、ね……♡♡ ん……♡ よし、よし……♡ いいこ、いいこ……♡ はぷっ……♡♡♡ ちぅぅぅ……♡♡♡」
「っ……!?」
ちゅうううぅぅっと、そこを、花の蜜を吸う蝶みたいに、吸いついて、するりあげてきて。
「ぁ……! はっ……! っ――!♡」
ぷち――、って。わたしのなかで極限まで張りつめていたなにかが切れたみたいな、実感。
それで、昨日の夕方よりも、夜よりも、何倍も何十倍も重くするどい波が、わたしの頭のなかを塗りつぶしていきます。
「っ――!♡ っ――!♡ っ――!♡」
叫びださなかったのが不思議なぐらいの、解放感と、浮遊感と、……。
ようやく……ぼんやり、意識が戻ってきたとき、くちを拭いたマチが、細っこいからだを押しつけてきました。
ソファは、昨日より、狭くなっていました。
「治り、ました……、か」
からだの火照りと切迫感は、マチのおかげですっかり収まっていました、けど――。
「治った、けどぉ……。うう、はずかし……。あんなことまで、しなくたって、いいじゃない……」
わたしはすごく意地悪されたような気分で、マチの胸に額をすりつけてすねました。優しい手が、頬から髪をすくいとって、後ろ髪を、梳いてくれます。
それが、ふわふわするぐらい、ここちよくって、ぽかぽかで。
「しっかり、出しとかない、と。レズ奴隷に、なっちゃいます、よ」
「うー……。そうだけどぉ……。はあ」
わたしのため息が、マチの肌とわたしのあいだを温かくします。
「わたし、すごくマチに甘えちゃってるわね……。ふたつも、年上なのに……しっかりしてなくて、ごめんね……」
「……ううん。いいん、です、よ。あまえんぼさん、で……。あたしも、そです、から――」
落ち着いてみると、奥の個室からかすかに漏れてくる声を聞きわけることができました。
「てっめそれ以上近寄んな! レズはやだつってただろ!?」
「こっちは排卵させられたっていうのに、あんたがそんなものぶるんぶるん揺らしてるのがわるいの。むらむらさせた責任取ってやらせなさいよ」
「ああ!? ざけんなよ! 知るかよそんなの! 好きででけえわけじゃねえっての! ぅっげ、てっめ……! どきやがれ……! マジで重すぎんだよ! 息できねえっての! 千キロ以上あんだろ!?」
「きゅうじゅうはちきろよ! はあ……!? でっっっか……! なによこれ……! この……! なに食べたらこうなるのよ……! 無性に腹立ってきたわ……反省しなさいデカパイ! この!」
「ちょ、オイ、どこ触って、んっ、ひ、んっ……!」
「ふん。さすが元奴隷ね。からだは調教が行き届いてるじゃない」
「うっせえ……! マジで、やめっ、ろよ……! 百歩譲って、血はやってもいいけどよ、からだは許してねえからな! 今すぐやめやが――んあっ!?」
「じゃあ血も吸うわ」
「んっんっんっ、てめっそんなとこっから吸うな、ん、んー……!」
「んちゅ……ふうん。なんだか甘くなってきたわね。あんた、感じてるの?」
「んなわけ、な、い……!」
「ちょうどいいじゃない、雨抜きにもなって。あんたもサカってたんでしょ? このあたしがだれかになにかするなんて、めったにないことよ。すこしは喜んだら?」
「ふざけっ、んっ……! ぜってえてめえの食欲とっ、性欲のためだろうがよ……!」
「ごちゃごちゃうるさいわね。お金が欲しいならそのうちやった分は払うわよ」
「てっめ……この、ほんっとクズ……! あ、ん、んぅ、っううぅんっ!」
「んぷ。ほら、もうこっちもぐしょぐしょじゃない。血も、喉に絡みつきそうなぐらい甘いわよ。あたし、初めてだけど、やるもんでしょ? ゲームで鍛えてるんだもの」
「てっ、め、こん、な、力任せ、にやったって、ふつ、はいてえだけ、だかんな、あ、あ、あ、あ――!」
よくわからないけど、あっちはなんだか盛りあがってる様子です。さっきはずっと衝突してましたけど、話してみれば意外と気があうみたいね、あのふたり。
音波さんはわたしにはこころを開いてくれなかったから、深淵さんが仲間になってくれたのはちょうどよかったです。
ぱっと顔をあげて、ちっちゃな左手を甲のうえから握ると、マチが不思議そうに首をかしげました。
「明日から、レジスタンスがんばっていきましょうね。JKPを、倒すために」
「……はい。いっしょに、がんばり、ましょ。みんなを、JKを、救うために」
握った手のうえに、しっとりした右手を重ねてくるマチ。わたしはさらに左手を乗せ。
「……そして、 世界中から、危険なレズ行為をなくすために」
「ぁ……、ん……」
マチはたぶん、なにか気の利いたことを言いかけて――思いつかなかったのかしら、伏し目がちに満月みたいな虹彩を隠すと。
「……はい」
こつん、とわたしの左手に額をくっつけました。
>Stage II end.
>to be continued...