ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ
「んっ……んふ……おいひい……」
部屋に水音が響く。俺の股間にむしゃぶりつくのはまだ幼い少女。だが、その表情は淫靡なもので。
「あは、もう、出そう?良いよ?」
咥えられたまま見上げられ、ぞくりと心がざわつく。そして、必死に耐えて来た何かが決壊する。
びゅる、びゅる、びゅる
「ん……すっごぉい。んん……」
体験したことのない量の射精が少女の口内に遠慮なく迸る。だが、少女はそれを全て受け止め、それどころか尿道に残った一滴すら残すまいとちゅうちゅうと音を立てて吸い上げる。全てを吸い出した少女は股間から顔を離し、見せつけるように俺に顔を近づけた。
ごく、ごく、ごく
まるでミルクでも飲むかのようにねばつく精液を飲み下していく。少女の喉が動くのから目が離せず、股間に再び熱が集まっていく。
「ふふ、ご馳走様」
ぺろりと少女は唇を舌で拭う。俺の胸ほどもない背丈の少女に似つかわしくないその淫靡な表情に、俺のモノはむくむくと力を取り戻し……
「あは、元気だね……じゃ、本番、しよっか」
少女の小さな手がモノに触れるとびくりと腰が跳ねそうになる。
「どうしてこうなった……」
俺の呟きをよそに少女はぴとりと俺に肌を寄せて舌なめずりをした。
駄目元で受験した都会の大学に合格した俺は春から田舎を離れ一人キャンパスライフを謳歌することになった。
安さと立地を最優先で物件を探してあちらこちらの不動産屋を巡ってみて、やたらと古い代わりに3LDKで風呂なしアパートと変わらない値段のとんでもなく安い物件に行き当たった。一人暮らしには広すぎる気もしたが、大学からもほど近かったため部屋が手狭になることがないし良いだろうと決めてしまった。実は万が一彼女が出来たら同棲も容易だろうというスケベ根性もあった。この時はまさかこのようなことになるとは露程も思っていなかった。と言うか思ってたら頭がおかしい。
引っ越しが無事終わり、ガスや電気やインターネットの敷設も完了し、近隣の地理も把握し終えてひと段落といった頃、“ソレ”は現れた。
一人暮らしを始めた当初は自炊を頑張ろうと息まいていたものの、一人分のバランスの良い食事を用意するための手間と出費のコストに打ちひしがれ、総菜とおにぎりをスーパーで調達して不健康な夕食に勤しんでいたところで、押し入れの中からごとりと音がした。
押し入れの荷物が崩れたのだろうかと軽く考えて押し入れを開けると、そこには、裸の幼女が、いた。
「だ、誰だ!」
「あたしは、ミュナ。座敷サキュバスだよー」
幼女はこともなげに言って押し入れからぴょんと飛び出す。これが、俺とミュナの出会いだった。
「座敷……サキュバス……?」
聞き覚えのない単語とわけのわからない状況に頭がついてこない。そんな俺をミュナは不思議そうに見やる。
「座敷童って知ってる?」
「えっと、家につく妖怪で幸運をもたらしたり悪戯をしたりする、的な?」
「サキュバスって知ってる?」
「あー、えろい夢を見せて精を吸う、的な?」
「そういうこと」
「どういうことだよ!!」
思わずツッコミが口を衝いて出る。
「だから、座敷サキュバスは家についてエッチな悪戯をするんだよ」
「はぁ!?」
よくよく見るとミュナと名乗った少女は全裸である以外にも人とは違う特徴が散見された。耳は少し尖っており、背中には小さな蝙蝠のような羽根、更に尻からは尻尾が見えていた。腰まである長い黒髪に整った顔立ちと見てくれはとても可愛いのだが、それもサキュバス故か。
「……てかなんでその座敷サキュバスが出て来たんだよ」
「お兄ちゃんが引っ越してきて、こっそり見てたの。で、お兄ちゃんとは相性が良さそうだし出てきちゃった。えへへ」
はにかんだような微笑みが年相応に見えたが、だからこそ平気で全裸でいるということが異常に思える。ミュナは俺の傍にまるで猫のようにするりと身体を寄せた。埃くさい押し入れに潜んでいたにもかかわらずふわりと甘い匂いが漂った。
「あは、硬くなってる」
「こ、こら、やめろ!」
ミュナが俺の股間に小さな指を這わせる。誓って言うが、俺は断じてロリコンではない。ただ、新生活のドタバタで性欲処理をする暇がなかっただけだ。それと、中高と男子校で女っ気がない生活だったから耐性がなく、きっとミュナが大人の姿だったとしても同じ結果になっていたと予想されるからロリコンではないったらない。
「はーい、はじめましてー」
「だからやめろ……うひぃ!?」
ジッパーが手早く下げられまろび出た先端をぺろりと舌が舐め上げる。初めて体験する他人による刺激に思わず腰が浮く。
「ふふ、お兄ちゃん、初めてなんだ。味でわかるよ。大丈夫、ミュナがきもちよくしたげるから」
「ぐっ……」
耳元で囁かれ倫理観とか違和感とかそういったあれやこれやが頭から綺麗に消し飛び……そして今に至る。
「ほらほら、脱いで脱いで」
「だ、駄目だ……」
散らばりそうになっていた理性を必死で繋ぎ合わせてミュナの手を押し止める。華奢な腕はあまりにも軽く壊れそうで思わず力が緩んでしまう。
「お兄ちゃん、大丈夫だよ。ミュナ、人間じゃないから犯罪じゃないよ?」
見るからに悪魔でござい、という尻尾が器用に動いて俺の指に絡みつく。その手触りすらも滑らかで心地よい。
「ほら、きもちいーでしょ?ミュナのナカはもっともーっときもちーよ?」
また耳元で悪魔が囁く。可愛らしい声が耳を通って脳までも侵してくる。いつの間にかズボンとパンツは剥ぎ取られていた。
「お兄ちゃんは寝てるだけで良いよ。ミュナはこんなでも、詳しいんだからね」
甘い声が響き、俺はまるで金縛りにかかったかのように指一本も動かせなくなってしまっていた。そのくせ股間だけは熱を帯びてギンギンに屹立している。
「ほーら、入っちゃうぞー。たーべーちゃーうーぞー」
ゆっくり、ゆっくりと腰が降りて俺のモノを捕食せんと近づく。ミュナの幼い割れ目も濡れそぼっているのか、先端にほんのりと温かさと湿気を感じ……
「あはっ、わかる?今先っぽがキスしてるの。さぁ、入れるよー……じゅーう、きゅー、はーち…」
カウントダウンが始まった。ぬるぬるが先端に塗り込められ、期待と不安と恐怖がないまぜになって頭が働かない。
「ななろくごーよんさんにーいちぜろ!!」
「うわああああああっ!?」
ずぷぷぷぷぷぷっ
びゅるるるるるるるっ
焦らしていたと思ったら一転一気にカウントが進み腰が一気に沈められる。状況を把握する暇さえなく、そのままミュナの奥に放出してしまった。
「あはは、びっくりしたぁ」
ミュナは一番奥まで俺のモノを呑み込んだまま俺の胸に倒れ込んだ。あの小さな身体のどこに入るスキマがあったのだろうか。
「そんなにミュナの中、きもちよかった?」
二度出したにもかかわらず、俺のモノはミュナの中でまだ硬さを保っていて抜ける気配がない。ミュナは俺の目を見て悪戯っぽく笑った。
「えへへ、お兄ちゃんのをじっくり味わってるの」
完全にペースを握られていると思っていたが、ミュナもミュナで軽く息を弾ませている。とは言えこちらは二回連続の射精で肩で息をしている状態だ。ミュナの体重と魔壺の感触だけがクリアに感じられて、それ以外は現実感が欠けている。
「じゃ……お兄ちゃんも今度はじっくりミュナの中を味わってね?」
「あ……あああああああっ!?」
抽送が再開されて射精直後の敏感なモノが容赦なく暴力的なまでの快感に晒される。ただ上下運動でしごきあげられるだけではなく、膣壁そのものがうねって絡みつき、しゃぶり上げてくるような感覚。きっと、人間のそれとは異なるのだろう。狭い内壁がぎゅうぎゅうと締め上げたかと思うと次の刹那には甘く軽い刺激に切り替わり、全く予想がつかない。
「ん……はぁ……気持ちいい?ミュナはすごいきもちーよ!」
「うう……」
二度連続して出したにもかかわらず、腰から何かが上ってくる感触がこみ上げる。それを感じたのかミュナは一際強く腰を打ち付け……
びゅるるるるるるるるるるるるっ!!
「ああああああああっ!!」
「あはぁ!すっごい、出てるぅ……」
今までに経験したことのない長い長い射精。だが、それでもミュナの腰使いは止まらない。一度目のフェラの時よりも更に無慈悲に搾り取ろうとしてくる。睾丸の中身が蕩けて全てミュナに啜り上げられるようにすら思える。
「いーっぱい、出たねえ」
「…………」
永遠と感じた射精が終わり、ミュナが腰を上げるとずるりと力なく俺のモノが抜け落ちる。ミュナは俺の顔の上に跨り無毛の割れ目を見せつける。そこからは俺が放った精がどろりと垂れていた。
「えへへ、零したら勿体ないよね」
ミュナの割れ目から垂れていた白濁が逆再生されるかのようにちゅるりと割れ目に吸い込まれて消える。俺はそれを放心して見つめることしかできなかった。
十数分後、なんとか動くようになった身体を励起させて風呂場にのろのろと移動しようとした俺にミュナはとてとてとついてきた。
「お風呂入るならミュナもー」
「お湯溜めるのはめんどくせえからシャワーでな」
「えー」
シャワーを頭から浴びて目を細めるその姿は羽根や尻尾を見ないことにすれば普通の子供にしか見えず、そんな肢体に犯されたのが嘘みたいに思えてくる。
「ってかお前サキュバスじゃなくて淫魔だろ」
「サキュバスの方が可愛いもん」
「さいか」
ぷくっと頬を膨らませる仕草も子供じみている。
「で、正直俺は仕送りそんなあるわけじゃないしお前養うのはきついぞ」
「別にミュナはご飯要らないから大丈夫だよ。食べれるからお菓子とか食べるなら一口欲しいけど」
「そりゃ安上がりだな。つっても毎日こんな目に遭ったら俺死ぬぞ」
「そっちも別に必須じゃないから」
「要らんのかい!!」
思わず大声が出てしまい、隣近所に聞かれやしないかと背筋が冷える。この状況を見られてしまえばキャンパスライフどころではなくなる。幸い、特に足音などは聞こえてこなかった。
「ミュナと相性良い人ってそんなにいないんだよ?相性悪い人とかだとずっと吸わずにいるけど平気だし」
「一体なんなんだよほんとお前……」
「座敷サキュバスだってば。だからたぶん部屋があったらずっと平気なんだと思う。まぁ、座敷サキュバスらしくお兄ちゃんのおちんちんを幸せにしてあげるからね」
「……ほどほどにしてくれ」
シャワーを終えてミュナの身体をバスタオルで拭きながら、洗濯の手間は間違いなく増えるかな、とどうでも良い感想を抱いていると睡魔が急速に襲ってきた。
「おやすみ、お兄ちゃん。これからよろしくね」
ミュナの声を最後に俺の意識は途切れた。
変な夢から覚めた俺は部屋を見回す。田舎とは違う壁や天井にもようやく慣れて来たところだ。押し入れは閉まっており、物音などするはずもない。
「……夢?」
目を擦りつつカレンダーを見る。入学式の一日前。明日からキャンパスライフが始まるのだ。
「やべーな、幼女に犯される夢とかどんだけ」
独り言ちながら顔を洗いに洗面所に向かう。洗濯籠には二枚のバスタオルが突っ込まれていた。
「……は?」
夢だと思っていた、思い込もうとしていた昨日の状況が脳裏に浮かぶ。バスタオルが二枚使われたと言うことは……
「あ、お兄ちゃん、起きたんだ。おはよー」
洗面所の扉が唐突に開いて裸の幼女の姿が現れる。その背中には蝙蝠のような羽根があり、尻からは勿論尻尾が出ており……
「夢じゃねえのかよ!!」
「ところがどっこい!現実です!!」
こうして、俺とミュナの奇妙な生活が始まったのだった。
なんか座敷サキュバスって単語が急に思いついたので適当に書き散らしてみました
楽しんでいただければ幸いです
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