あれこれあった激動の八月が終わり、季節は秋へと……あまり変わった気がしない。相変わらず暑い日が続いてエアコンが手放せない毎日である。当然そんな気温の中だと無意味に外出する気にもなれず、なんとなく起きて残り物を食べてだらだらしていた。
「お兄ちゃん、今日はバイトないのー?」
「今日明日は休みだわ」
「他に予定はー?」
「うーむ、食料がカップ麺とかしか残ってないから買い出しぐらいは行っときたいかなあ」
そんなやりとりをしていると、外から子供たちのはしゃぐ声が聞こえてきた。エアコン稼働中で締め切っているにもかかわらず二階のここまで届くのは隙間だらけのボロ家だからか彼らの声が大きいからかはたまた両方か。
「そっか、小学校はもう二学期始まってんのか」
「お兄ちゃんはまだお休みなんだっけ?」
「おう。今月いっぱいな。何かあれだな、他が学校あるのに休みってのはなんか得した気分になるな」
「そーゆーもんなの?」
実際にこの時期は大学生にとっては平日に遊びに出てもうるさい年下がほとんどいない貴重な一ヶ月だとサークルの先輩方は言っていた。この時期なら旅行や免許合宿も楽にできるとかなんとか。まあ俺はバイトがあるのでそうも言えないのだが。
「じゃあ、何もないなら朝からミュナと……する?」
「しません」
ワンピースの裾をつまんでちらりとこちらに中身を見せつけようとしてくるミュナの挑発をばっさり切り捨てる。
「えー、いいじゃーん」
「良くねえよ。冷蔵庫に調味料と麦茶しか残ってないんだぞ。米ならあるけどそれ以外なーんもねえ。買い出し行ってミュナにご飯作る日にでもするか?」
「んー……じゃあさ、今日は買い出し行ってご飯作ってで、明日は一日ずっと家でなーんにもしないごろごろタイム、ってのはどう?」
「ほう?」
何やら妙な提案がミュナから飛び出てきた。
「明日は一日ずーっと家から出ずにだらだら、ごろごろするの。ご飯は今日のうちにぜーんぶ用意しといて、他の人は学校あるのにお兄ちゃんはミュナとだらだらしてごろごろして、ひょっとしたらいちゃいちゃとからぶらぶとかもしちゃたりして……どうかな?」
「後半はともかく確かに面白いかもな。じゃあとりあえず今日は久々にカレーでも作って明日に備えるか?」
「わーい!」
そうと決まればこれ以上暑くなる前に俺はスーパーへ向かったのだった。
「わー、すごいひったひたー」
「一箱丸ごと使っちゃってほんとに大丈夫なのかこれ……」
普段は半分ずつ使っているカレールーを今日はたっぷり丸ごと一箱使ったカレーにミュナは歓声を上げる。ミュナはカレーが好きでおかわりをすることもあるし俺も食べれば明日にはなくなるとは思うが、いかんせんミュナ好みの味なので俺には少し物足りない。夏場なのでエアコンや冷蔵庫があるとは言えカレーを長く放置したくはないし冷凍保存するにしても冷凍庫とタッパーを延々圧迫するのでなるべく避けたいところだ。
「あ、そうだお兄ちゃん、さっきネットで見たんだけど甘口カレーでも後から自分の皿にだけコショウとか七味混ぜたら辛くなるって」
「そんなにうちの台所は潤沢じゃありません」
とは言え次回は試してみようと思ったのは内緒である。
炊飯器が炊き上がりを告げてミュナはてきぱきと配膳にかかる。
「いっただっきまーす!うーん、これこれ!美味しいー!」
「喜んでくれて何よりだ」
レトルトとそこまで変わらない味のカレーにがっつくミュナを見ながら俺もカレーを口に運ぶ。正直なところ子供用の定番レトルトの方が美味しいだろうに、ここまで喜ばれると面映ゆい。ちなみに今回は豚コマが安かったのでポークカレーにしてみた。ひき肉ほどではないにしろわざわざ細かくする必要がないので楽々だ。
「おかわりー!」
「ほいほい。こんだけ喜んでくれたら作り甲斐あるわ」
結局ミュナは俺よりも食べて、食べ終えたらきちんと皿を流しに持っていってくれた。ちょっとずつお手伝いも覚えてくれていてなんとなく成長が見て取れて微笑ましい。
「ごちそーさまでした。さあ、後は明後日までごろごろタイム、頑張ろうね!」
「頑張るもんでもないだろ」
「とりあえずお風呂入る?さっき買い出し出て汗かいてるでしょ」
「まあ、それは入る。ミュナも入るか?」
「入るー。ミュナ、お風呂洗ってくるね」
ミュナはとてとてと風呂場に向かう。あれもこれも手伝ってもらってしまっているとこっちはこっちでやることをやらないといけない気になってしまい、ミュナが風呂の準備をしている間、洗い物を終えてから排水溝回りの掃除をしてしまった。
「ふぃー、お風呂きもちーね」
狭い湯船にいつも通りミュナを抱っこして二人で無理矢理入る。狭いながらもミュナは気持ちよさそうに湯船で蕩けた顔だ。
「変われば変わるもんだなぁ」
「何がー?」
「や、ミュナも風呂を楽しむようになったな、と」
最初は消えて戻れば汚れが落ちるから要らないと言っていたものが、今となってはミュナ用のスポンジにシャンプーハットが風呂場を占拠していて、狭い風呂場が更に狭くなってしまっている。だが、あまり悪い気はしない。
「ガス代とか水道代が嵩むなら遠慮しとくよ?」
「今んとこ何も言われてないから気にすんなって」
ミュナを押しのけて湯船から出て髪と身体を洗う。お互いその間だけが手足をめいっぱい伸ばして湯船に浸かれるチャンスである。いやまあそもそも一緒に入らなければ狭い思いをする必要もないのだが。
「ほい交代」
「はいはーい」
髪と身体を洗うミュナを何の気なく見やる。尻尾や羽根といった人ならざる器官が備わってはいるものの、すらりとした身体に傷やシミが一つもない綺麗なもので、ついつい見入ってしまう。
「お兄ちゃん、どったの?したくなった?」
「いや、別に。見てただけだ」
「そっかー。したくなったらいつでも言ってね」
「ま、その時はな……」
ウインクをされて一瞬言葉に詰まる。正直なところを言うとミュナとするのはめちゃくちゃ気持ちいい。勿論過剰に搾られるとやばいのではあるが、一回抜かれる分には自分でするのと比較にならない快楽で、別にこれなら毎日でも良いかと思ってしまうこともある。だが、そうなった場合戻れなくなりそうなのと、ミュナの意志を無視しているような気がするので気軽に頼むのが憚られていた。
「お兄ちゃん、ちょい詰めて」
「お、おう。悪い悪い」
取り留めもない思索にふけっているうちにミュナが身体を洗い終えて湯船に戻ってきた。慌てて手足を引っ込めてミュナの居場所を作る。
「お風呂出たら思いっきりだらだらしよーね」
「そうだな」
俺の心中を知ってか知らずかミュナは俺を見上げて無邪気に微笑んだ。
風呂を出て身体を拭いて着替えとタオル類は洗い籠に放り込んで明後日の朝の自分に任せることにする。ミュナはどうせ汗をかかないのだから着ていたワンピースをそのまま……と思いきやいつの間にやら俺のお下がりのTシャツ一枚で畳の上に転がっている。
「なんでついでにちゃっかり着替えてんだよ」
「やー、だらだらごろごろ感、しない?」
「……まあ、それは」
確かにサイズが合わない上に首元がダルダルになっているシャツを着まわしている姿はだらしなく見えるのではあるが、隙間からあれこれ見えそうで困るのだ。
「さて、どうする?」
「とりあえずコーラでも飲むか」
折角だらだらするのだからとスーパーでビッグサイズのボトルを仕入れておいた。風呂上がりの火照った身体に炭酸の刺激と甘みが沁み渡る。
「っはー。おいしー。まだまだあるからだらだらしながら飲めるのが良いねー」
「で、何するんだ?ゲームとかするか?」
「んー……あ、そーだ。テレビ見ようよテレビ。何やってるのか知らないけど」
「そーすっか」
和室に移動してテレビをつける。番組表を見ると、ちょうど定番のアニメ映画をやるようだった。
「ミュナ、これ観るか?」
「あー。これかー。何度もやってるやつだね。でも通しで観たことないかも」
「観たこと自体はあるのか?」
「たぶん。後ろからちらっと」
俺が引っ越してくるまでのミュナがこの部屋でどうしていたかと言うのはミュナが断片的にしか語らないのでよくわかっていないが、考えても仕方ないので考えないことにしている。
「ま、何もせずだらだらするんならテレビってのは良いアイデアだな」
「でしょでしょ」
テレビの前に隣り合わせで座る。ミュナが俺にもたれかかってきて体重と温もりが少し心を揺さぶった。ミュナがシャツを着ていて良かったかもしれない。ワンピースだと肩が丸出しで素肌が当たることになる。
「お、ちょうど始まるねー」
「俺も観るの久々だわ」
俺の動揺を知ってか知らずかミュナは無邪気にテレビに集中している。俺も画面を見つつも、自分の心臓の鼓動が少し邪魔だった。
内容自体はまあ、お馴染みでヒロインと出会って悶着があって……といったものだ。俺の世代よりもだいぶ古いものだが、再放送やらDVDやらで俺の世代でも観たことが一度もないというのはまあ珍しい部類だろう。
「むむ、これ、美味しそう……」
「ここの食べ物の表現、どれも凄いんだよなあ」
「あれ、こんなシーンあったっけ?」
「やっぱ通しで観てよかったな」
いざ始まれば俺も懐かしくなって、ミュナとの会話もそこそこに画面に集中してしまう。やはり世代を超えた名作だけある。だが、テレビ放送なので必然、困ったこともあったりする。
「むー、またCMじゃーん」
「地上波だからしゃーない。コーラ飲むか?」
「飲むー」
頻繁に差し込まれるCMだけはミュナともども辟易させられる。割といいシーンの所で止められて同じような子供向けのあれこれや家族向けのあれこれを見せられるのが続くとまたかとなってしまうのも無理からぬことだ。
「お兄ちゃん、今度DVD借りてきてよ。D・V・D!D・V・D!」
「めんどくさいとこにあるんだよな」
近所にレンタルショップはあるにはあるのだが大学と真逆の普段は全く足を運ばない所に一軒、大学もバイト先も通り越した線路の先にもう一軒と微妙な立地なのであまり行く気にはなれず利用したことはなかった。とは言え今後もミュナと映画を頻繁に見ることになるのならば一考の余地はあるかもしれない。
「ほら、始まったぞ。コーラ零すなよ」
「あいあーい」
映画が再開してミュナは再び画面に齧りつく。ストーリーは中盤に差し掛かり……
「もー!またCM!」
「良いとこで止まるよな」
「CMの度にお兄ちゃんから搾ってたら終わるころにはお兄ちゃん干乾びてるよ!」
「やめてくれ……ちょっとトイレ行ってくるから」
もたれかかってくるミュナを振り解いてトイレに入る。ミュナの妄言がつい頭に残って用足しがしにくいことこの上なかった。
「ただいま」
「おかえりなさーい」
テレビの前に戻って胡坐をかく。既に何度も見ているCMが流れていていい加減飽きてくる。
「はーい、お邪魔しますよーっと」
「おっ、おい」
ミュナはおもむろに俺の膝の上に乗っかってきてそのままぽふりと俺の胸に身体を預けた。ミュナの髪がふわりと胸の前に広がりミュナの体重と体温が先ほど以上に感じられる。
「折角だし特等席で見ないとね。駄目?」
「ダメと言うか、その……」
「別に上映中はさっき言ったみたいなことしないってー。お兄ちゃんがして欲しいって言うんなら別ですけどー?」
ミュナの感触でちんちんがイライラするからだと正直に言えないうちに映画が再開し、ミュナは画面に集中してしまう。こうなると水を差すのも憚られ、俺は諦めてどうにか耐えることにした。
映画はクライマックスに差し掛かり、通しで見たことがある俺でも手に汗握る展開が繰り広げられる。ほぼ初見のミュナの興奮はいかばかりか。ミュナの尻尾が俺の腕に巻き付いてきゅっと締まる。ちらりとミュナに目をやると両手もぎゅっと握りしめていた。
「あーもー!だからCMやめてよー!お兄ちゃん、総理大臣になってCM廃止して!」
「無茶言うなや」
「やーでもこの入り方はダメだって……あ、ごめんお兄ちゃん、尻尾邪魔だった?」
今まで尻尾を巻き付けていたのは無意識だったのか、ようやっと尻尾の拘束が緩んだ。ミュナは尻尾を巻き付けていた右腕を心配そうに見やる。
「ん?そりゃまあぎゅっとされたら多少は圧迫感があるがそんな気にはならんぞ」
「ごめんね、気づいたら巻き付いてた」
なんとなくミュナの尻尾に手をやって軽く撫でる。そういえばミュナの尻尾の外側をじっくりと触るのは初めてだった。内部には何度も咥え込まれているのだが。すべすべしているようなしっとりしているような不思議な感触で、ついつい弄ってしまう。感触としては蛇のそれに近いのだが、鱗がない分こちらの方が手触りが滑らかな感じだ。
「って勝手に撫でてたけど大丈夫か?痛いとか不快だとかないか?」
「んーん、ぜんぜーん。腕とか脚とかと変わんないし今みたいに撫でてくれる分には嬉しいぐらい」
「なら良いが」
「お兄ちゃんだから、ってのもあるかも、ね?」
悪戯っぽく見上げられてどきりとする。その間も尻尾を撫でていてしまっていて、ミュナはくすぐったそうに身をよじる。
「は、始まったぞ」
「おー!」
ミュナが画面に向き直る。とは言えミュナは俺にもたれかかっている以上俺の胸の鼓動や下半身の反応は筒抜けだろう。それでも映画に歓声を上げているのは映画に夢中で気づいていないのか、気づいていてスルーしているのか。遂に有名なシーンがやってきた。今頃ネット上では一斉に書き込みがされているのだろう。
「こ、これがあの有名な……」
「そうそう」
流石にここまで来たらCMには移らない。一番の山場は終わり後はハッピーエンドだ。
「いやー、改めてちゃんと見るとすごいねー!」
「よかったよかった」
ミュナは俺の上でぴょんぴょんと軽く跳ねる。尻尾を巻き付けたままなのでそこまで派手な動きではないのだが、それでも振動が俺の下半身に響いて反応してしまう。
「面白かったよー。お兄ちゃんありがと!」
「俺も久々に見たけどやっぱここのは面白いな」
「じゃあ、次は……どうしよっか?」
「ぐっ……」
ミュナの表情が一転淫靡なものに変わり、ぐっと下半身がミュナの尻に圧迫される。
「気づいてたのか……」
「まあそりゃねー。映画も終わったし、とりあえず一回出しちゃう?」
ぺろりとミュナは舌なめずりをする。俺も断る理由はなかった。
「えへへ、それじゃあこんばんはー」
ミュナは俺のズボンをパンツごと一気に引きずり下ろす。ぼろんとまろび出たそれは既に上向きに隆起し先端からは期待に先走りを滲ませていた。
「あは、映画観ながらこーんなにしちゃってたんだ」
「お前が……乗っかってくるからだろ」
ミュナは俺のモノに目を輝かせ、先刻のように俺の膝の上に座った。先刻までとの大きな違いは二つ。俺のモノが大きく勃起していることと、ミュナがシャツを捲り上げて秘所を丸出しにして座り込んだことだ。にちゃり、竿に湿った暖かい感触が触れる。
「まあミュナも実はこんなにしてたんですけどー」
「くぅっ……」
ミュナは挿入はせずに竿の上に割れ目をあてがい蜜を塗り籠めるように腰を前後させる。にちゃにちゃと水音が部屋に響き渡る。
「ん、んんっ……あは、見て見て、ミュナからお兄ちゃんのが生えてるみたい……っ」
「おい、駄目だって……畳に垂れたら洒落にならん……」
「だいじょーぶだいじょーぶ」
ミュナの尻尾が俺の腕から離れて俺のモノの前に陣取りくぱりと口を開けた。
「ほら、これで出しても尻尾でぜーんぶ飲んであげられるよ」
「本当に大丈夫なのか……?」
俺の疑念など気にせずミュナはぬるつく秘所を擦りつけ続ける。
「あはっ、きもちいっ、これっ、お兄ちゃんでオナニーしてるみたい……っ」
「ぐっ……やば……」
ひくひくと蠢くミュナの割れ目はまるで竿を甘噛みするように刺激する。映画の終盤からずっとミュナの感触にじわじわと侵蝕されていた俺は、もはや我慢ができず―――
びゅるびゅるびゅるびゅるぅっ!!
「く、あああっ……」
「えへ、出た出た……おっとっと」
ミュナの尻尾が大きく口を開いて逃すまいと発射された精を呑み込んでいく。そのまま尻尾は亀頭にぱくりと食らいついた。ぬるりとした感触に腰が跳ねる。
「ん、やっぱ垂れたら困るからこっちの方が安心かな。とりあえず一回出しきっちゃいましょーねー」
「ぐぅっ……!」
ミュナの手が睾丸に伸びてやわやわと揉み解し、残りを搾り出しにかかる。亀頭に喰らい付いた尻尾ももぐもぐと尖端を咀嚼し、尿道の残りを吸い出そうと蠢く。
「ほら、おいでおいでー。こっちだよー」
ミュナは睾丸を揉みながら囁く。それに導かれるかのように俺のモノが痙攣しびくりびくりと残り汁を吐き出していく。それを呑み下した尻尾がほんの少し膨らんで膨らみが根元へ根元へと移動していく。捕食されたという実感に背筋がぞわりと粟立った。
「あは、美味しかった。お兄ちゃん、気持ち良かった?」
「お、おう……」
ぼうっと放心したように答える。テレビはとっくに映画が終わって漫才が始まっていた。
「んー、CM終わっちゃってら。CM毎に搾るのはちょっと無理だったかー」
「ミュナ、そろそろ降りろ……」
「ダーメ♡」
ミュナは向きをくるりと変えて俺を淫靡な表情で見上げた。尻尾が逃がすまいと亀頭をしっかりとホールドする。
「ミュナがまだイってないもん。さ、脱いで脱いでー」
「な、何を……」
ミュナはさっとシャツを脱いで全裸になり、そのまま俺のシャツにも手をかける。剥ぎ取ったシャツを無造作に畳の上に放り出してミュナはぺろりと舌なめずりをした。
「えへへ、お兄ちゃん元気になったかな?じゃあ、続き、行くね」
「ぐっ……」
体勢を前後入れ替えてミュナは再び蜜の溢れた割れ目を俺の屹立したモノに擦りつける。さっきまでと異なるのはミュナの素肌が俺に密着して感触が直に伝わってくることだ。
「すーり、すーり。あは、お兄ちゃんあったかい」
「ミュナ、ちょっと休ませて……」
「えー、でもお兄ちゃんのおちんちんはそうは言ってないみたいだけど?」
「ぐっ……」
間近で感じたミュナの乳首の刺激と亀頭に食いついたままの尻尾の咀嚼に俺のモノは既に硬さを取り戻していた。射精直後の敏感になっているのはそのままなので、今動かれると非常にやばい。
「ほーら、元気元気……っ!」
「や、やめろ……」
俺の制止も空しくミュナは往復を再開する。ミュナの両手が肩にかかってがっちりとホールドされ、ミュナの硬くなった乳首の感触が肌にはっきりと感じられる。
「んっ……んんっ……イイ、良いよ、お兄ちゃん……っ」
「ちょ……刺激が……やめ……ろぉ……」
尻尾で器用に俺のモノを傾けてミュナは竿を擦り続ける。ぬめついた感触がまだかまだかと二度目の精を搾らんとひくついて催促する。
「わかった、お兄ちゃん、気分変えてちゅーしよ、ちゅー」
「ぐっ……」
ミュナは上気した表情で口を開けてだらりと人ならざる長い舌を伸ばした。俺が顔を近づけると舌が口内に入り込み縦横無尽に蠢き回る。
「ん……じゅる……えへへ、どう?」
「――――――」
ミュナは腰の動きを止めてくれてはいるが、ミュナの割れ目はもぐもぐと蠢いて竿に断続的に刺激を与え続けていて、そこにミュナの舌と乳首、亀頭に食いついている尻尾まで加わり四方八方からの刺激を実感させられるだけで、休まる暇などありはしなかった。
「ぷぁっ!じゃ、再開して良い?」
「もう……好きにしろ……」
「わーい♡」
ミュナは腰の動きを早めずちゅりずちゅりと俺の竿を擦る。温かい割れ目の感触が竿に伝わる度に、この感触をペニス全体で感じたくなるもどかしさが募りだす。
「おにいちゃ、ぎゅってして、ぎゅー」
「わかった……」
「えへへ……きもちーね」
ミュナは俺の肩から手を離し、背中にぎゅっと手を回した。フリーになった両腕でミュナの身体を抱き締めるとミュナは目を細めて幸せそうな表情を見せた。
「ん……あは……やっぱり、最後は……こっちで……っ」
ずにゅにゅにゅにゅにゅ!
「「あああああああああっ!」」
びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるぅっ!!
声が重なる。おもむろにミュナの尻尾が外れ、俺のモノはミュナの肉壺の最奥へと迎え入れられた。全体を温かく柔らかい感触に包み込まれ、なすすべもなく二度目の精を奥へと漏らす。次の瞬間肉襞全体がきゅっと収縮して残り汁を搾り出そうとわななく。
「あは、イっちゃったぁ……お兄ちゃん、このまま、甘えさせてぇ……」
「おう……」
繋がったままミュナが俺にもたれかかってくる。二度連続して搾られた消耗で、座っていられずそのままミュナに押し倒されるように畳に寝転がった。ミュナもそのまま倒れ込み、俺の上ですりすりと身体を擦りつけてくる。その感触に、尿道に残っていた精が吸い出された。
「あは、また出たね」
「もうこれ以上はしんどいぞ……あふ……」
「お兄ちゃん、おっきい欠伸。後は明日にしてもう寝ちゃう?」
「んー……そうだな……」
テレビの漫才も特に興味のある芸人はいなかった。服を着直してテレビを消して布団を敷く。俺の分の布団を敷いたところでミュナが俺の裾を引っ張った。
「ん?どした?」
「今日はおふとん一組でいーよ。はい、ごろんってして」
「お、おう?」
ミュナに言われるままに布団に寝転がる。ミュナは自身の枕だけを押し入れから取り出して俺の枕の横に置いて俺の傍にすっと擦り寄ってきた。そのままタオルケットを二人の身体に巻き付けるようにかけて俺にぴったりと密着する。
「ほら、これならおふとん一組で寝れるでしょ?」
「そうかぁ?」
今までのミュナの寝相の悪さを考えるとあまり信用できない。
「大丈夫大丈夫。それに、ほら……」
「うおっ!?」
俺の左の人差し指がぬるりとした感触に包まれる。ミュナの尻尾が伸びて俺の指を丸呑みしていた。
「で、こっちも……」
「お、おい……!」
右の方もぬるりとした感触。こちらはミュナの秘所に突っ込まれていた。
「こうしてぎゅーってしといたら大丈夫だって」
「いや……これ……無理があるって……」
ツッコミを入れながらも二度の射精の消耗からか急激な眠気が俺を襲う。指先の温もりだけを鮮明に感じたまま俺の意識は急速に闇へと落ちて行った。
「おやすみなさい、お兄ちゃん」
また不眠が再発して完成が遅れてしまいました。こう、夜寝られない→昼まで寝落ちを繰り返すとやる気が失せちゃうんですよね。とりあえず投薬中……
後編も早いうちにやっつけたいですね。映画は、まあ、空の上の城がどうのこうのいうやつだと思っていただければ
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