まだまだ夏休みなので特に予定もないまま朝からゴロゴロしていたのだが、ふとこのままでいいのかという危機感に襲われ、たまには筋トレでもしようかと畳の上に腕をついて腕立て伏せの体勢を取った。
「あれ、お兄ちゃん何してんの?」
「見ての通り腕立て伏せだ」
ゲームをしていたミュナが物珍しそうに見てくる。確かに引っ越してきてから一度もしていないし、俺もそこまで身体を鍛えようという気概もない。ただ、先月帰省した時に実家にいた時に比べてだいぶ筋力が落ちているのを家族に指摘されたのだ。実家では農作業の手伝いをしていたため自然とついていた筋力が、都会に引っ越して使わなくなれば衰えていくのは自然なことではあるのだが、やはり指摘されっぱなしというのも面白くはないものだ。
「いがーい。お兄ちゃん、インドア派だと思ってた」
「別にそんなことはないぞ」
サークルが文化系なのは、単に体育会系のノリが好きではないからだし、家に居ることが多いのはミュナを放置するのが憚られるからであって、別に外に出るのが苦というわけではない。
「自転車で遠出したりもしてるだろ」
「そっかー」
興味なさげに相槌を打つミュナを尻目に腕立て伏せを開始する。一回、二回、三回。筋力が落ちたと言われても農家基準の話なので、この程度の運動ならば特段問題はない。勿論片手でやるとか指だけでやるとかは無理だが。
「えーと、こうやって……え、えええー」
いつの間にかミュナが隣で俺の腕立て伏せの真似事をしようとしていた。だが、ミュナは腕だけで体重を支え切れずにそのまま畳にべちゃりと崩れ落ちた。再びめげずに腕を付いて俺の動きを見て真似ようとして……再びべちゃり。
「うええ、なにこれー。むーりぃー。お兄ちゃんのマッチョ!!」
「そんな言われるほどマッチョじゃねえよ。慣れてないなら膝ついてやったらまだやりやすいんじゃないか?」
ミュナにアドバイスをして腕立て伏せを再開する。とりあえず十五回やったのでインターバルを少し入れる。ミュナはどうにかこうにか膝をついて腕をぷるぷると震わせながらなんとか一回は腕立て伏せに成功していた。
「お、できてんじゃん」
「こ、これ何回ぐらいやるものなの……?」
「そんなきついならとりあえず五回やってみ」
「うぇー」
ミュナが震える腕で二度目に挑んでいるのを見ながら俺もインターバルを終えて腕立て伏せを再開する。腕立て伏せはインターバルを短めにするのがコツらしい。当然腕が回復していないので二セット目は腕に来る。
「十……五!ふぅ」
ミュナを見ると力尽きたようで畳にうつ伏せになった状態でだらしなく転がっている。
「ミュナ、大丈夫かー。無理すんなよー」
「大丈夫じゃないー。もうやめるー」
不貞腐れた声でこちらに背中を向けたミュナを放ってラストのセットに取り掛かる。
「五……六……七……」
回復しきらない状態で何度も腕立て伏せをしていると流石にきつくなってきて一回一回にかかる時間が増してくる。勢いをつければ楽にはなるがそれだと無意味なので歯を食いしばりながら一回ずつ丁寧に腕を曲げ伸ばししていく。
「はーち……」
「ん……んぅ……」
腕を曲げて身体を落とすと何やら色っぽい声がした。
「きゅーう……」
「あん……やぁ……」
またも嬌声。勿論出所は一つしかない。
「おい、ミュナ、何しとん」
「えー、良いから続けてー」
ミュナの意図がわからないがとりあえず腕立て伏せを続ける。
「じゅーう……」
「んん……っ、あはぁ……」
ミュナは俺が身体を落とす時と上げる時に喘ぎ声を上げていた。
「ミュナ……マジで何してんだ……」
「お兄ちゃんに後ろから挿入れられてるごっこだよー」
「あのなあ……」
「ミュナは気にせず続けて続けてー」
確かにミュナを構っていては終わらない。気を取り直して腕に力を籠め直して腕立て伏せに戻ることにした。
「じゅういち……」
「はぁん、あ、んっ……」
「痛ってえ!?」
ミュナの喘ぎ声で勃起してしまっていた俺のモノが畳に擦れ痛みが走る。無視しようと思っていながらもやはり無理だった。
「お兄ちゃん、大丈夫?」
「大丈夫、もげてはない」
とは言え腕立て伏せどころではなくなってしまった。一度鎮まるまで待つかとりあえず二セットと少しやったし終わりにするか悩むところだが、どちらを選ぶにせよこのまま大きくしたままではいられないのだけは確かだった。
「ねえねえお兄ちゃん、ミュナ良いこと思いついたんだけど」
「あん?」
元凶のミュナがうつ伏せに寝転がったまま声をかけてくる。ろくでもないことなんだろうなという予感はあった。
「腕立て伏せしながらミュナとしたらどうかな?ごっこじゃなくって本番」
「いや……何言ってんだ」
どう考えても無理に決まっている。だが、一刀両断されてもミュナはさっぱりめげなかった。
「一回やってみようよ。案外良いトレーニングになるかも」
「いや、だからな……」
出しかけた言葉が途中で止まる。いつの間にかミュナは服をたくし上げて俺に尻を向けていた。そして、うつ伏せのまま両手で柔肉を開いてこちらに見せつける。ご丁寧にも邪魔な尻尾は仕舞っている。
「男は度胸、なんでも試してみようよ」
「その言い回しやめい」
口ではそう言いつつも誘蛾灯に釣られる虫のようにふらふらとミュナの尻まで歩み寄ってズボンを脱いでしまう。
「あは、いらっしゃーい」
ミュナを覆うように腕立て伏せの体勢を取り、大きくなったままのモノをミュナの尻にあてがう。この時点で柔らかいぬめついた感触がして力が抜けそうになってしまうがなんとか腕に力を籠める。
「じゃ……行くぞ」
「はーい。いーち……ぐひゅっ!?」
「がぁっ!?」
腕に力を籠めて身体を下ろすとともにミュナの膣内にずぶりと突き入れた瞬間、きゅっと淫肉が俺のモノを包み込み、その感触に腕の力が抜けてしまった。咄嗟に肘を畳についてミュナに全体重をかけるのだけは避けたが、それでも衝撃はかなりのもので、腹に鈍い痛みが走る。そんなことは露知らぬとばかりに俺のモノはミュナの膣内でびくびくと震えている。
「大丈夫かミュナ……言わんこっちゃない。……ミュナ?」
声をかけたがミュナは小刻みに痙攣していて返事がない。慌てて最奥まで突っ込んでいたモノを抜こうと腰を引く。
「ぁん、駄目、抜かないで。今軽くイっちゃっただけだから……」
「本当に大丈夫なのか……?」
ミュナの制止を受けて引こうとした腰を止める。ミュナが尻をくねらせるように動き、その振動が俺のモノに伝わり快感をもたらす。
「えへへ、これ好きかも。お兄ちゃんに密着されててあったかいのぉ」
「重くないか?」
「ちょっと重いけどそれが良いの」
ミュナはそうは言ってはいるが、覆い被さっている俺からしたらミュナは壊れ物のようで気が気ではない。おっかなびっくり腰を引いては戻しつつゆっくりと様子を窺う。
「んっ……お兄ちゃん、あんまり動かないで、腰だけでぐちゅぐちゅってしてみてぇ……っ」
「こ、こうか?」
ミュナに言われるまま覆い被さった状態で腰だけを軽く前後させてみる。突くのではなくミュナの膣内をかき混ぜるような感触。ミュナの膣肉が絡みついて動かす度に少しずつ快感が蓄積されていく。
「んん……っ、あんっ……今っ、当たったぁ……っ!」
「ミュナ、大丈夫か?痛いとか重いとか……っ」
「だいじょぶ……っ、だからぁ……このまま……っ!」
ぬちゅりぬちゅりとミュナの膣内をかき回し続けると、ミュナの身体が時折びくりびくりと震え内部が少しずつ熱くなってくる。
「んっ……んんっ……あはっ、おにいちゃ、一緒に……っ」
ミュナが開いていた脚を閉じると、一気に肉壁が収縮し、俺のモノを全方位から締め付ける。
「んあああああああっ!!」
「あああああああっ!」
どぷどぷどぷどぷどぷどぷっ!
ミュナの身体が一際大きく痙攣し、その弾みで俺のモノから白濁液が搾り出された。
「お兄ちゃん、全部出すまで、ぎゅってしてて……えへへ」
「ぐっ……」
吐き出しながらもミュナに覆い被さりミュナの小さな肢体を抱き締める。それに反応してかミュナの膣内は二度三度とびくりびくりと震え俺のモノから最後の一滴まで貪欲に啜り上げようとする。
「はぁ……はぁ……どうだった?筋トレになった……?」
「いや……ならんと思うぞ……」
出し終えた俺はミュナからペニスを引き抜いてごろりと畳に仰向けに寝転がる。ミュナも真似して俺の横にごろりと寝転がった。
「駄目かー。じゃあ、ミュナを抱っこして駅弁筋トレとかは?」
「絶対落とすから駄目」
「ちぇー。じゃ、とりあえず汗かいたしシャワーでも浴びよっか」
結局そのままなし崩し的に風呂場でも搾られそのまま筋トレは中断されることとなってしまった。だが、それからというもの時々腕立て伏せにチャレンジしているミュナが見られるようになったのだった。
デブでやばいのでこのシリーズを書き始めるのと同時ぐらいから筋トレをするようにしています。
ただ、すぐ腰やら膝やらにダメージが入って一週間~十日ほど中断になってしまうのですが。
やっていくにつれ可能な回数が増えると嬉しいものですが、自分が信用できないので筋力がついたのではなく手抜きを覚えたのではないかと思ってしまうのが問題です。
腕立て伏せをしながら寝バックってどうかなと思い付いてちゃちゃっとでっち上げました。
危ないので真似してはいけません
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