早いものでいつの間にやら十月も今日で終わりとなってしまった。学祭は目の前に迫ってきており、色とりどりの看板が大学構内のあちこちを彩っている。
「んじゃ、土曜朝早くから悪いけど明日は九時に北門集合でよろしく」
「うっす」
「ま、人数いっぱいいるからそんな重労働にはならないだろ、終わったらどっか飯でも行こう」
明日はバイトが休みで何も無い休日だったところに学祭のステージ設営を入れられてしまった。各サークルから人を出せとのお達しで、白羽の矢が立ってしまったかたちだ。
事務連絡を終えてサークルボックスを出て、自転車に乗って家に向かう。道中で夕飯の調達にスーパーに寄ったところで気が付いた。今日で十月が終わりということは今日は十月の三十一日だということだ。
どこぞの政治家のような文言だが、十月三十一日と言えばハロウィンで、あまり客の入らない小さなこのスーパーでもあちこちにかぼちゃを飾ってとんがり帽子などを被せている。
去年まではゲームの季節イベントでしかなかった風習だが、いざ都会に出てきたら出てきたでやっぱりあまり実感が湧かない。繁華街の方に行けばコスプレしたウェーイ系がウェイウェイしているらしいのだが、そんなところにわざわざ行く気にはとんとなれなかった。そもそもうちにはウェーイ系よりもある意味厄介な幼女が棲んでいるのだ。
『夕飯何か食べたいものあるか?』
メッセージを送っても特に返事がない。仕方がないのでハロウィンにちなんでかぼちゃの天ぷらを購入した。ご飯のおかずとしては個人的には合わない気がするので加えて普通の天ぷら盛り合わせも買っておく。それと、ハロウィンなのでお菓子もきっちりと。ミュナがハロウィンにかこつけて何をしてくるかわかったものではないので、用心を怠ってはならない。
自転車で家に向かっていると、あちらこちらで仮装をした子供たちが歩いているのが見えた。ふと道端の掲示板を見てみると、近所の神社でハロウィンのお祭りをやるとのことだった。もはやどういった行事なのかさっぱりわからなくなってきた。
「ただいまー……ってあれ?」
玄関の扉を開けて家に入ったが階段の上は漆黒の闇に包まれていた。真っ暗だと夏に起きたミュナに似た幼女二人に犯された事件を思い出してしまい、背筋がすっと冷える。念のためにスマホのライトをつけて階段を一歩一歩恐々と上がって―――
「お兄ちゃん、おかえりなさーーーーい」
「何やってんだ、ミュナ」
闇の中から白いものがふわりと現れ、聞き慣れた声を発した。照明を消した上でご丁寧にカーテンまで全部閉め切って闇を演出していただけのようで気が抜けた。
「何ってほら、ハロウィンじゃん」
「さよか」
白いのはシーツだった。全裸にシーツを纏っただけの姿で幽霊を気取っていたようだ。ちらちらとシーツの後ろの素肌が見えて少し気まずい。それとも見せつけているのか。
「そんなわけで、トリック―――」
「ほい、お菓子」
ミュナが口を開いたところにフライングで買ってきたチョコレートの大袋を手渡して機先を制する。生チョコ風味のも入った豪華アソートパックを奮発しておいた。
「お、美味しそう」
「そうだろ。ほれ、電気つけるぞ」
ミュナをスルーしてスイッチに歩み寄ろうとした刹那、ふわりと目の前に白いものが漂った。たちまち、甘い香りが広がり、心臓の鼓動が早くなる。
「ぐっ……ミュナ、何して……」
「あはは、お兄ちゃん、最後までちゃーんと聞かなきゃ駄目だよぉ」
ミュナの小さな胸の感触が背中に広がる。ミュナの香りに当てられたせいで敏感になった身体は服越しですらミュナの乳首がなぞっている場所まではっきりとわかってしまう。ミュナの香りでいっぱいのシーツとミュナの間に挟まれただけでもう腰が砕けそうになってしまっていた。
「ミュナが言おうとしたのはね……トリック・バット・トリート。お菓子を貰っても悪戯する、なのだー!」
「な、何だそりゃ……」
ミュナの感触と香りに包まれてついにがくりと膝をついてしまう。そのままミュナに引っ張られるままに床に転がされた。
「えへへ、もうパンパンにしちゃってるねー」
ミュナの手がズボンにかかる。既にパンツの中で俺のモノは痛いぐらい勃起していた。
「あは、すっごーい♪」
ズボンとパンツを纏めてずり下ろされた瞬間にぶるんと勢いよく俺のモノがまろび出る。ミュナはそんな俺に跨ってぺろりと舌なめずりをした。暗闇の中に白い裸身が浮かんでいつぞやの怪異を思い出す。
「ミュナも……もう我慢できないから……食べちゃうね?」
息を弾ませながらミュナが腰を下ろしていく。彼女の下腹部には見慣れない赤い紋様があった。
「おい、ミュナ、何だそれ……ぐっ!?」
ずぷぷぷぷぷっ!
「あはぁっ!」
俺の質問への返事は無慈悲な挿入だった。一気に腰を落としたミュナは俺のモノを最奥まで迎え入れ身体を仰け反らせる。ミュナの膣内は煮え立つかのように熱を帯びていて、痛いぐらいに収縮していた。
「ハロウィンだからぁ……お兄ちゃんがこの間見てたエッチなイラストを参考に……入れてみたんだぁ……淫紋」
「おま、寝てたんじゃ……ぁぁぁぁぁぁ……」
どくどくどくどくっ……
数日前にミュナが寝ている隙にとイラストサイトで巨乳のイラストを見ていたのだが、狸寝入りだったらしい。決してミュナに不満があるわけではないのだが、やっぱり俺も男の子だし大きいおっぱいをたまには拝みたくなるのである。
「ほらほらぁ、絵に描いた乳じゃこんなことできないでしょー?」
「ぐっ……ミュナ、一度抜いて……」
ミュナの膣内はぐねぐねとわななき、搾り出されるような射精が止まらない。どくりどくりと精がミュナの膣に呑み込まれ―――
「ちょ、ミュナ、これどうなってんだ……?」
「え、え?な、何これ何これー!?」
ミュナの淫紋が俺の精の放出に合わせてほのかに下の方から輝きを帯びはじめ、連動するかのように膣内の熱が強まっていく。
「だって……マジックで描いただけなのにぃ……」
「どういうことだよ……」
原理はさっぱりわからないが、事実としてミュナの手描きだったはずの淫紋は妖しく輝き、その熱が伝わってくるようでまたも俺のモノから精が搾り出される。それと共にまた淫紋の輝く部分が広がっていく。
「ミュナ……!やめ、もう無理だから……!」
「やぁ、やぁなのぉ……」
ミュナは熱に浮かされたような様子で腰を振り始めた。腰を振らずとも内部を蠕動させられるミュナの魔膣にさらに上下の動きが加わり、俺のモノをぞりぞりと責め苛む。長い射精の直後にはとても耐えられる刺激ではない。
「いつもなら……イってるはずなのに……全然イけないのぉ……!」
「だからって……一回抜いてくれ……」
「やぁ……っ」
俺の懇願など今のミュナには届かない。ミュナの香りで動けない俺の上でミュナは腰を振り続け、うねる膣壁と上下動で無理にでも俺の精を引きずり出そうとする。ひと擦りごとに神経を直接紙やすりでおろされているような強烈な快感が走り、声にならない呻きが口から漏れる。
「おにいちゃ、だして、だして、あついの、いっぱいぃ……」
「あぁぁぁぁぁぁぁ………」
どぷ……どぷ……どぷっ……
無理矢理引きずり出されるように睾丸から精が昇ってきてミュナの膣内へと呑み込まれていく。ミュナの下腹部の輝きがついに全域に至り……
「ん、あはぁぁぁぁぁぁぁぁ…………!!」
「ぐっ……」
ミュナが身体を仰け反らせびくびくと痙攣し、膣壁がきゅっと締まる。その感触に尿道に残っていたわずかな精までもが搾り出されてミュナの膣内に流れていった。
「……すっごい……今までイけなかった分が一気にきちゃったぁ……」
くたりとミュナは俺に倒れ掛かる。無茶な搾精を受けた俺は、ミュナの体重を感じながら暫く寝転がったままでしかいられなかった。
「いやー、不思議なこともあったもんですなー」
「二度とやんなよ……」
なんとか動けるようになった俺とミュナはシャワーを浴びることにした。風呂を入れるだけの気力はもう残っていなかった。
「でも、これどーしよ」
「どうしよったってなあ……」
ミュナの下腹部の手描き淫紋はすっかり光を失っていた。よくよく見ると自分で適当に描いたからかあちらこちらが歪んでいた。さっき押し倒された時にはその辺りまで気づく余裕はとてもではないがなかったが。
「ボディソープで取れないかな?」
「水性ペンで描いたんなら取れるんじゃね?」
投げ遣りにスポンジとボディソープをミュナに渡してシャワーヘッドを向けてやる。
「……取れたね」
「まじか」
あまりにもあっさりと流れ落ちた赤い紋様は何事もなかったかのように排水溝へと消えていった。
「ほらほら、お兄ちゃん。綺麗さっぱり消えちゃったよー」
「わかった、わかったから」
ミュナがつるつるの下腹部を見せつけてくる。一滴も出ないほどに搾られたものの、それでも目に入ると冷静ではいられなくなるので目をそらしてしまう。
「うーん、結局なんだったんだろーね」
「わからんがマジで二度とやんなよ」
「どうせならおっぱいもお兄ちゃんが見てたようなどどーんって巨乳になれたらよかったのに」
「う、うるせえ。ほれ、風呂出たら飯食うぞ。ハロウィンだからかぼちゃだ」
「チョコも半分こしよーね」
話題を強引に切り替えて風呂場を出る。次の日は結局寝過ごして遅刻してしまうことになってしまった。
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