いや、聞いてくれ……インフルと腸炎と腰痛がね……
2月は他にもイベントがある上に大筋の進行もあるのでぼちぼち頑張っていきます
「おーい、ミュナ、起きろー」
布団にくるまって幸せそうに寝息を立てるミュナに声をかける。普段なら放っておいても良いのだが今日は起こすだけの理由があった。
「ぅぇへへ、まだダーメ、ミュナがイってないもん……」
「良いから起きろ」
「みゃっ!?」
何の夢を見ているのやら。際どい寝言を呟いているミュナを布団ごと揺すって強引に叩き起こした。
「酷いよお兄ちゃーん……焦らさずにさっさと挿入れたらよかった……」
「落語じゃねえんだから。ほれ朝ごはん準備できてんぞ」
「別にミュナ食べなくても平気なのにー」
「そう言うなって」
ぶすくれるミュナを強引に食卓まで引っ張っていく。
「うわぁ、朝から豪勢だぁ」
「今日は試験終わったらバイト直行だからな。朝のうちにやっとかんと」
巻き寿司に鰯の天ぷらが乗った食卓を見てミュナは目を丸くする。一応豆も一袋だけ用意してある。
「そっかー、節分かー。お兄ちゃんそーゆーの割とマメだよね」
「実家で毎年やってたからな」
実家だと巻き寿司は高いからと自作が主だったが。肉や海鮮を巻いた豪勢なのは休みの日と節分が被った時だけの贅沢だった。近くに売っている店がろくにないからだ。
「でも節分の鰯って塩焼きじゃなかった?」
「良いんだよその辺は適当で。塩焼きは骨多いからめんどくさいし」
「お兄ちゃんその辺割と雑だよね」
と言うか前日の調達だったからかスーパーに鰯の塩焼きが置いておらず自分で焼くか出来あいの総菜にするかの二択だったので、迷わず総菜にしたというわけだ。
「まあとりあえず豆から行くか」
「豆まきはするのー?」
「ミュナが掃除してくれるんならするし鬼の面も被るが」
「はいじゃあ中止でー」
あっさり中止になってほっと胸を撫で下ろす。なんやかんやで試験前に余計なことはしたくなかった。
「掛け声だけでもしとくか?」
「んー、それもちょっと……」
煎り豆の袋を開けて数を数えながら聞いてみたがどうにもミュナの歯切れが悪い。
「やっぱ掛け声だけだと締まらないか」
「そーじゃないんだけどねー。ほら、鬼は外って言うけどミュナはサキュバスだから鬼みたいなもんじゃん」
「……まあ、そうか?……そうかな?」
サキュバスを自称してはいるが元はこの部屋に居た被虐待児なわけだが。当人たちは未だ存命だそうなので結局ミュナの正体は俺もわからない。ただ、とある講義で中国で鬼といえば幽霊とか霊魂とかそういうものを指すと聞いたことがあったので、確かにある意味ミュナも鬼のカテゴリーに入ると言われたらそうかもしれない。
「なのでなーし。豆もネンレーフショーなんで好きなだけ食べればヨシ!」
「まあ俺は歳の数だけ食べるよ」
しっかり歳の数だけ煎り豆を小皿に取ってぽりぽりと齧る。毎年この日に食べてなかなか美味しいからおやつに買おうかと思いながらも結局実現しないまま次の節分が来てしまうやつだ。
「鳩さんにでもなった気分」
「余ったのを外に撒いちゃ駄目だからな」
ボロ物件なので鳩の糞でも溜まるとえらいことになるとベランダ掃除は大家さんから強く言い渡されていた。そんなところに餌を撒いて鳥を呼び寄せるわけにはいかないのだ。
「天ぷらいっこもらうねー……うん、お兄ちゃん、よろしく」
「おい」
歯型がついた天ぷらをおもむろに皿に放り込まれた。仕方なく齧るとまあミュナが投げ出すのも無理はなかった。油が回っていてそこにレンジをかけたものだから油のにおいと鰯の臭みがつんと来る。俺は揚げ物系はそこまで気にならないので油のにおいは気にならないが鰯まで足されると朝からは少し厳しい。これは塩焼きでなくても鬼は退散しかねない。
「で、いよいよメインなわけだが」
「えほーってどっち?」
「えーと……」
スマホで恵方を検索して地図アプリと照らし合わせる。流石に前日に買った分は恵方の記載もなかった。この分だと別に切っていないのも単に普段からそういう売り方をしているだけなのだろう。
「食べ始めたら食べきるまで喋っちゃダメらしいからな」
「ふぁーい。でもアレだね。普段向かない方向向いて食べるのって変だね」
ミュナが話しかけてきたがもう既に巻き寿司が口にはいっていたので対応できない。一応首肯だけはしておいた。
巻き寿司の中身は高野豆腐に玉子焼き、かんぴょうといったスタンダードなもので、一晩置いたのもありそこまで美味しいわけではない。まあ縁起物だから仕方がないと思って食べる。バイトと重ならなかったら試験終わりの解放感からかもう少し良いものを買ってミュナとゆっくり食べていたかもしれないが、それは今更言っても詮無いことだ。
「……ふぅ」
食べ終えてお茶をひと啜り。ミュナはまだ半分以上残った巻き寿司相手に四苦八苦している。ふと、ミュナと目が合った。
「んっ……」
ミュナは目を細めて艶めかしい声を上げながら舌を伸ばして海苔をしゃぶりだす。
「食い物で遊ぶな」
「むぅ……」
ぺし、と軽く手刀を入れて窘めるとミュナは不承不承といった風に舌を仕舞って巻き寿司を再び食べ始めた。
「……はぁ、一本丸ごとはきついってー」
「お疲れさん。お茶飲むか?」
「飲むー」
お茶を飲んでミュナは食卓に突っ伏した。
「どうせなら僕の恵方巻をお食べよとかそういう方向性にしてくれたらいいのにー」
「最終日とは言え試験まだ残ってっからな」
「最終日は最終日だよね」
ミュナは座りなおして俺を正面から見据える。
「お兄ちゃん、明日の予定は?」
「一日ずっと休みだよ」
「試験も終わり、明日は休み。じゃあ、今夜は二週間ずっとご無沙汰だった分いーっぱいしようね?」
「……お、おう」
有無を言わせぬ口調でミュナは詰め寄ってくる。
「絶対、絶対だからね」
「わかってる。わかってるから今は試験に集中して臨ませてくれ」
「しょうがないにゃあ」
実のところ二週間の試験期間はとても長く感じられた。前期よりも課題や試験内容が厳しくなっているものもあり、帰ったらだいたい準備やレポートに追われて禁欲は勿論のことミュナと普通に遊ぶ時間すらほとんど取れず、風呂も別々という徹底ぶりだった。ただ、終わりが見えてくるとやはり多少気が抜けてミュナとのあれこれが脳裏に浮かんでしまうのもまた事実だった。
「百里の道は九十九里を半ばとすって言葉もあってな」
「ネットゲームのレベリングの話?」
「違います」
他愛ないやり取りをしつつ朝食の後片付けをして荷物を纏める。
「じゃ、行ってくるから」
「はーい。テスト頑張ってねー。悔いを残して夜に持ち込んじゃ駄目だからね」
「へいへい」
裾をめくろうとするミュナに背を向けて俺は家を後にした。
「ふんふんふふ~ん」
試験と仕事を終えて俺は足取りも軽く自転車を走らせて家へ急いでいた。急ぎつつもリュックと左手の折詰は極力揺らさないように細心の注意を払う。実家周辺と違って夜中に自転車で走るのが苦にならない程度には灯りがあるので車にさえ気を付けていれば鼻歌混じりで楽に帰れる。いきなり目の前が水路になったりはしないのだ。
「ただいまー」
「おかえりお兄ちゃん。お風呂でする?おふとんでする?それとも、い・ま・こ・こ・で?」
「お土産あるから熱いうちに食べようぜ!……あ」
「あ?」
ミュナは笑顔のままだが明らかに纏う空気が変わった。一瞬遅れてやらかした、と悟る。
「お兄ちゃん?」
「その……ごめん。バイトでテンション上がりすぎて棚上げしちまってた」
今日は普段のホールではなく店頭で巻き寿司を売る係だったのだが、飛ぶように売れていく達成感に浮かれてミュナのことがすっかり抜け落ちていた。そもそも試験中やバイト中にミュナのことを考えて勃起でもしたら最期なので意識から外すのは普段からやっているのだが、今日は非日常の業務だったことも相俟って特に顕著だった。
「ううー、ミュナはお兄ちゃんを想ってこんなにも準備万端だったのにー」
「ごめんて。割と早くに完売出来てボーナス代わりにお土産作ってもらったんだわ」
「あ、ほんとだ。いつもよりはやーい」
「な。だから食べてからゆっくりしようぜ。朝のより絶対うまいから」
「そういうことならメインディッシュの前に呼ばれよっかな」
ぺろり、とこちらを眺めながら舌なめずりをするミュナに背筋がぞわりと粟立つがとりあえずは機嫌は直ったくれたようだった。
「お待たせ。特にフライはあったかいうちに食おう」
「わわ、これは確かにすごーい」
ミュナも歓声を上げるが俺も包みを開いた時から飛び跳ねたいぐらいには中身は豪勢だった。刺身の端っこをふんだんに詰め込んだ海鮮巻きとこれまたたっぷりネギトロを入れたネギトロ巻き、それにタレ漬け肉を焼いてマヨネーズで和えたのを巻いた焼肉巻きの三本立てと普段から人気の一品、鰯の梅紫蘇揚げがたっぷり二人前ぐらい包まれていた。
「すっぱ、でもサクサクで美味しー♪」
「だろ。これ人気なんだよ」
小羽の鰯を使っていて柔らかく小気味良い歯ごたえで噛むと中から大葉に挟まれた梅肉が出てきて揚げ物のしつこさと鰯の癖を緩和しつつ酸味が旨みを引き締めてくれる。揚げ物が得意ではないミュナががっついているのが完成度の高さの証左だろう。
「丸かぶりはしなくていいの?」
「朝したから良いの。それにこんなん丸ごととか罰が当たるわ」
「それもそっかー。お花畑みたいだねぇ」
「確かに」
色とりどりの刺身にネギトロの紅色、酢飯の白が皿を彩るのは確かにお花畑と言うにふさわしい。海苔の黒と焼肉の茶色はともかく。
「んんー、とろけるー」
「やー、今日バイト入って良かったわ」
海鮮巻きは多種多様な具が楽しめる。七福神になぞらえて七種類巻いているとのことで噛むごとに食感や風味が変わって気分が盛り上がる。逆にネギトロ巻きは味が変わらないもののじっくりとネギトロのコクのある風味と合間にしゃきしゃきと清涼感をもたらすネギの食感が純粋に楽しめる。一つだけ毛色の違う焼肉巻きは濃いめの味付けが最初にがつんと来るがマヨネーズと酢飯もあって食べ終えて見れば意外とあっさりとした後口になって海鮮尽くしの中にいても邪魔にならない。
「あっ、うなぎも入ってる。やったねお兄ちゃん」
「何がやったねなんだ」
「えー、わかってるくせにー」
くすくすと目を細めて笑うミュナの表情にどきりとさせられる。
「あは。今夜はいーっぱいしようね♪」
ミュナの言葉に海鮮巻きの中のうなぎの小片の味がやけにはっきりと感じられた。
「えっへへー。お兄ちゃん、カクゴ決まった?」
「お、おう」
夜食が終わって風呂でさんざんソフトタッチで焦らされた後に布団に座ってお互い全裸でミュナと向かい合う。焦らされに焦らされたのでとっくに俺のモノは天井を向いて屹立している。
「それじゃ、いただきまーす♡ ん……ちゅ……」
唇同士が触れあう軽いキスから始まった。幾度か水音が響くうちに唇だけでなく舌も伸びてきて絡み合う。じゅるりじゅるりと唾液を啜り合う音が耳朶から脳へと昇ってきて引っ張られるように射精感も少しずつこみ上げてくる。
「ぷぁっ!……ねね、お兄ちゃん。ミュナね、やって欲しいことあるんだけど……いい……かな?」
「ん……?」
もじもじと遠慮がちにミュナが口を開く。している最中にここまでしおらしい口調なのは珍しい。
「まあ、最初に肩透かししたのは俺だしできることならやるけど……」
流石に何でもするとは言わない。抜かずに何回出せるか記録を目指すとか言われたりしたらえらいことなのだ。
「えっとね……その、お兄ちゃんに、ここ、舐めて欲しいな……って」
ミュナは足を開いててらてらと愛液が湧き始めた秘裂を晒してそっと開いてみせた。
「ん。わかった。良いよ」
「あ、良いんだ……えへへ」
確かに少し躊躇しないでもなかったがそもそもミュナだって度々俺のモノを口で愛撫してくれているわけだしこっちがやらないのは筋が通らないだろう。
「じゃあ、このまま舐めたら良いのか?」
「待って、お兄ちゃんはごろんってして」
言われるままに布団に寝転がる。ミュナは俺に背を向けて跨って腰を下ろした。ぬるつく割れ目がどんどん視界に広がりぽたりと愛液が顔にかかる。一瞬この光景に既視感を覚えた気がしたのだが、それは次の瞬間にミュナが俺の亀頭に軽いキスをした快感で消し飛んでしまった。
「えへへー。こうやって舐めっこしてみたかったんだー」
「お、おう」
やはり何か忘れている気がする。だが、そんなことよりも今は目の前でひくひくといやらしく蠢くミュナの肉華のことで手一杯だった。意を決して顔を近づけ舌を出して割れ目をなぞる。
「あはぁっ!」
ミュナの身体がびくりと跳ねた。甘いような酸っぱいような味が舌に走る。決して嫌ではない。垂れてきた蜜を掬い取るようにもう一度舐める。
「んんぅ……っ!」
ミュナはまた身体を震わせお返しとばかりに舌を伸ばしてれろりと俺の竿を舐め上げる。こちらもミュナが反応してくれるのが面白くなってきてあちらこちらに舌を這い回らせる。
「んやぁっ!」
「むぐっ!?」
ミュナが震え、顔面に蜜に塗れた割れ目が押し付けられる。どくんどくんとミュナの鼓動と体温を感じる。ようやっと既視感の正体に思い当たった。去年の夏にミュナになる前の二人に犯されたのだった。ただ、あの時の体温や精気が奪われていくような感覚とは異なりただただ温かく柔らかいミュナの感触が満喫できている。
「にゃあっ!?」
「ぐえっ」
調子に乗ってしゃぶり続けていたらミュナが悲鳴に近い嬌声を上げた。大きく身体を震わせたミュナの膝が俺の側頭部に突き刺さる。
「ご、ごめん、お兄ちゃん……大丈夫だった?」
「痛いけどまあ大丈夫だ……」
「その……刺激が強くてびっくりしちゃったの」
「あー……気を付けるわ」
ひくひくと蠢く淫華のいちばん上に坐している少しだけぷっくりと存在を主張する肉芽。一応知識としては知っていたが乱暴に扱ってはいけないと身をもって知ることとなった。
「ごめんね、まだギリギリ節分だけど歳の数だけおまめさんを……とはちょっと言えない」
「発想がおっさんくさいぞ……」
ミュナの発言に呆れつつも大丈夫か心配ではあったがミュナの舌がまた俺のモノに絡みついてきたのでこちらも気をつけながら甘く熱いミュナの蜜を再び啜る。
「ん……んぅぅ……」
蜜が溢れる秘裂に舌を挿し込むと外よりもいっそう熱い淫肉が舌に纏わりつく。舌先に感じる甘さが更に強まった。
「やぁん、もっと、もっとぉ……」
言われるままに舌を内壁に這わせるとミュナの身体がびくりと跳ね舌がぎゅっと締め付けられた。
「んっ……こっちも……お返し……」
俺のモノが一気にぬるりと暖かくぬめった触感に包まれた。舌の刺激に加えて口内の熱さと唇の締め付けが追加され、さっきまで多少あった余裕が一気に消し飛んでしまう。絞り出されるように射精感がこみ上げてくるが俺も意地で舌を動かし続ける。
「「──────っっ!!」」
びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるっ!!!!
お互いが声にならない叫びを上げ、ミュナの口内にどくどくと精が漏れだしていく。ミュナは精をごくりごくりと飲み下しながらへにょりと崩れ俺の顔に蜜に塗れた秘裂を押し付ける。
「んく……んく、ぷはっ!美味しい♪……あ、ごめん」
「ぶはぁっ!」
尿道に残った分まで全部吸い上げてからようやっとミュナは腰を上げてくれた。俺の顔の上でびくりびくりと好き放題悶えていたせいで俺の顔はミュナの蜜に塗れてべたべただった。
「えへへ、お兄ちゃん凄かったね。……きゃ、お兄ちゃん♪」
身体を上げようとするミュナを反射的に抱き寄せてしまった。あの夏の夜も今も精を吸われる感覚は一緒だったので、あの時とは明らかに違うミュナの体温を手放したくなかったのだ。
「甘えんぼだね、お兄ちゃん」
「……嫌か?」
「んーん、ぜんぜーん」
射精の甘い疲労感にミュナの柔らかい抱き心地と体温が沁み渡るようだ。
「あったかい?」
「おう」
俺の考えを知ってか知らないかミュナが問いかけてくる。ミュナを抱く腕の力を少し強めるとミュナは甘えるように身体を擦りつけてきた。
「ね……まだするよね……?」
「お、おう」
ミュナが俺の股間に手をやりさわさわと軽く愛撫する。先ほど散々搾られたにもかかわらず俺のモノはミュナの感触で既に硬さを取り戻し始めていた。
「ね、ミュナのやって欲しいことやったんだし次はお兄ちゃんの番だよ?」
「ん……」
ミュナが俺にぴったりくっついて見上げてくる。ミュナの体温がはっきりと感じられて離れるのが惜しくなってしまい───
「あは、今日のお兄ちゃんほんとに甘えんぼさんだ。おっぱい吸う?」
「……良いだろ、別に。寒いんだから」
「悪いとは言ってないよ。冬のせいにして……ってやつ?」
俺たちは抱き合って向かい合う。いわゆる対面座位の態勢だ。ミュナが腰を上げて胸を俺の顔面に押し付ける。
「ほーら、お兄ちゃん。おっぱいだよー」
他の部分よりも更に柔らかい感触がぐりぐりと瞼や鼻や口の上をなぞり、ぬくもりと快感を与えてくる。
「ん……元気になったね……」
「うっ……」
ミュナが腰を落とすとにちゃりと蜜に塗れたぬめった感触が尖端を襲い声が出てしまった。
「そんなに期待してくれてるなら……応えなきゃ……ねっ!」
「うわ……っ!」
ミュナが一気に腰を落として俺のモノを奥まで呑み込んだ。亀頭から竿の根元まで一気に熱くぬめった淫肉に包まれる。
「えへへ、この体勢だと……なんか深くまで入ってる感じ……お兄ちゃん?」
「ん……ミュナ、悪い……もう少しこのままで……」
動こうとするミュナを押しとどめてぎゅっと抱きしめた。ミュナの膣内の感触とミュナの体温の両方を同時に感じて全身が快感と多幸感に包まれる。
「んっ……動かないでいるとお兄ちゃんの形をはっきり感じるね……」
「……俺もだ」
「あは、お兄ちゃんドキドキしてる」
ミュナが俺の胸に耳を寄せ悪戯っぽく囁いた。膣内の熱さと狭さを感じながらもミュナの艶やかな髪に手をやりそっと撫でる。
「えへへー」
気持ちよさそうに目を細めるミュナが愛おしく、抱きしめる腕に更に力が入る。
「ねえねえ、お兄ちゃん」
「んー……っ!?」
ミュナが上目遣いで俺を見上げてきたのに何の気なく返した次の瞬間、膣内がやわやわと蠢いて俺のモノを扱き上げ始めた。
「お兄ちゃん……ミュナが中を動かせるの、忘れてたでしょ?」
「う……ああっ……」
ミュナはさっきまで俺がしていたように背中に手を回してぎゅっと抱きついてきた。腰は全く動いていないもののぬめった淫肉が咀嚼するように蠢き刺激を与えてくる。さっきとほとんど変わらない体勢だが、一気に余裕がなくなってきてミュナにされるがままになってしまう。
「あは、とりあえず……このまま一回……ねっ……」
ミュナは腰を落としたままで軽くキスをしてきたりあちこちを指で軽くなぞったりと刺激を与え続けてくる。その度に声を漏らして耐えるしかできない。
「じゃ……そろそろ、ぴゅっぴゅ……しよっか……」
耳元に唇を寄せてミュナは甘く囁く。ふっと吹きかけられた吐息に身体がびくりと震えた。
「ミュナが強ーくぎゅーってするから……それに合わせて……ね……行くよー」
「ぐっ、うう……」
ぺろりと耳を舐められる。ミュナの舌の立てる水音が脳まで響いてくるようだ。
「せーの……ぎゅー」
「ああああああああああっ!!!」
どくりどくりと精がミュナの魔膣に漏れだしていく。結局ミュナが腰を振ることすらなく搾られてしまった。先端に当たった少し硬い感触がごきゅごきゅと精を飲み下していくのが妙にクリアに感じられる。
「えっへへー。もっと出してー、はい、ぎゅー」
「ちょ、待……二回目だから……ぐっ……」
ミュナの腕の力が強まる。もとより非力なミュナなので心地良いぐらいではあるのだが、その心地良さが更なる射精の呼び水となる。まるで使い終わりかけのマヨネーズを絞るかのように断続的に射精が続く。
「あれあれ?もうちょい出ないかな?ぎゅぎゅー♪」
「も……やめ……」
出が悪くなったところを更に抱きしめられ同時に淫肉が強めに俺のモノを咀嚼する。吸われる感覚に流石に心地よさや温かさに不安や怖気が混じり始めた。
「んー。ざーんねん。打ち止めかなー」
膣内の締め付けがふっと緩み俺も安堵のため息が漏れた。今もミュナの膣内の熱さは感じるが貪欲に搾取しようとする動きがなくなっただけでもだいぶ違う。
「もう出ないから、そろそろ……」
「えー?聞こえませんなぁー」
ミュナの腕だけでなく足までもががっちり俺をホールドして膣内から抜かせまいと阻む。
「お兄ちゃんがもう出せないって、そのえび……えびでんす?は?」
「ネットの流行り言葉に安易に乗るなよ……」
今度は呆れてため息が出た。だが、それでも俺のモノは搾られきったにもかかわらず萎えてはおらず、ミュナの内壁の感触をしっかりと俺に伝えていた。
「次はミュナ、動くね♡」
「や、ちょ、せめて休憩を……」
「んんっ、ダーメ♪」
ミュナが腰を浮かすと淫肉がぞろりと俺のモノを舐め上げる。射精直後の敏感な状態には過ぎた刺激だった。
「ん……はぁ……二人で気持ち良くなる方が良いよね……っ」
「ぁぁぁぁぁぁぁ……」
ぴっちりとホールドされて抜け出すこともできないまま、無理矢理もたらされる快感に翻弄される。部屋に響く粘った水音がどこか他人事のように聞こえてくる。
「あは、おにいちゃ、ミュナ、イくのぉ……んんっ」
ぎゅっと膣内が締まりミュナの身体も俺をがっちりと抱きしめる。どくどくと力ない射精がミュナの中に漏れ、それと同時に意識も胡乱になってきた。
「だいすきだよ、おにいちゃん」
ミュナの囁きと口付けを最後に俺の意識は闇に落ちた。
目が覚めたのは昼下がりだった。動くのも億劫なぐらい消耗していたが俺の上で全裸で寝ていたミュナの幸せそうな寝顔を見ていたら怒る気にもなれず夕方まで二度寝することになった。
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いちゃいちゃ
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