柔らかな光の中、目を覚ます。
暖かく、ふわふわとした感触にくすりと笑みをこぼし、玲を抱き締めて眠っている楽郎の顔を見る。
出会った頃よりずっと成長しているけど、目を閉じているといつもより幼くて。高校のあの頃の面影も見える顔が非常に可愛らしい。
今は見えないその瞳が輝く瞬間を玲は知っている。そしてその瞬間が玲は一等好きだ。
目が覚めてすぐ楽郎の顔を認識しても、動揺することは少なくなった。初めの頃は起きて現状を把握した瞬間気絶して夢の世界へ逆戻りしたり、叫んだりしていたが、今ではそのような事はほとんどない。むしろ今みたいに、楽郎の顔を眺めるなんていう余裕だってあるくらいだ。
今日は休みなのだから、まだしばらくベッドの中で彼の寝顔を見ていよう。そう思い、彼の少し跳ねた髪に手を伸ばそうとして、股の間からドロリと溢れた感触に玲は固まった。
「……っ」
玲の寝ぼけていた頭に昨晩の記憶が流れ込む。楽郎と結婚してしばらくたち、もうそろそろいいんじゃないかと、昨夜はナカに直接注がれたのだと。つまりは今、残っていた楽郎の精液が玲のナカから出てきたという訳で。
「~~~~~~ッッッ!!」
それを理解した瞬間、玲は声にならない悲鳴を上げた。
「ん……玲さん?」
「ぇ、あ」
おはよ、とまだ眠たげな楽郎の少し掠れた声に、子宮がキュウッと反応した。
「ぁっ……」
「どうしたの?」
答えられる、訳が、ない。昨日注がれたものがナカから溢れてくるなんて、そんなこと。羞恥で視界がぼやける。身体中が熱を持つ。心臓が耳元で鳴る。今、布団の中は裸で、密着していて。逃げたいのに、動いたらまたナカから溢れてしまう。
顔だけじゃなく、身体中真っ赤に熱くなった玲を見て、これまでの付き合いで玲の扱いを熟知した楽郎が何かに気づく。チラリと布団の下に目を向け、考える素振りをする。
「あー、うん。なるほど?」
思い当たったのか、楽郎が少しだけ赤くなる。
「えっと、かき出さなきゃいけないんだっけ?」
「かっっっ!? ひぅっ」
動いたせいで、またドロリと出て落ちた。
かき出す。つまり、楽郎の指で? 玲のナカから? これを?
(そ、そんなっご無体なっ、)
動揺している間に布団を捲られ、カーテンから透けた日の光に玲の全てがさらけ出される。
「うわ、」
えっろ、と楽郎がつぶやいた言葉にまた玲のお腹の奥が締まる。
かき出す、なんて言いながら、休みの日だということを存分に活用して、結局朝から当然のようにナカに出して三回した。