転生して魔法使いになって○○に会いに行く(その後生活) 作:紅霧竜
とある日
直人は自分の主を祝うための準備を始める
直人)今回はどうしようかな~?・・・サプライズしてみるか
直人は幻想郷に来てからは「人の心」を考えるようになっていた
それまではイベントやチームで何かするときなどその雰囲気を壊す発言や態度をとっていた
・・・今でも時々しているのだが
まず準備しているのは食料
基本的に「魔力空間」に保管されているそれらは「劣化」することなく「放り込んだままの状態」を維持している
基本的に料理はあまりしておらず完全自立型の分身に任せっきりである
小道具を作っても微妙に歪んでいたり何かを設置し忘れていたりとその点もできない
何ができるのかと問われると「何もできない」と答えるしかないのであるが簡単なお菓子を作ることにする
直人はクッキーを作り始めると
???)よお!なにs
直人)ウルサイ
侵入者が入ってきた瞬間に転移魔法で「花畑」へと送る
その後は静かに作っていたが時折枚数が減っていた・・・が気にしてはいなかった
完成したものをラッピングしていると
???)なんか珍しいことしてるな!・・・よこせ!!
直人)チルノ~?人に頼むときは~??
チルノ)美味しそうだから何枚か頂戴!!
直人)はい良くできました
そう言って3枚入りの小袋を5つ渡す
直人)皆でたべるんだよ?
チルノは笑顔で頷くと凄まじい勢いでどこかへと飛んでいく
夜になり館ではほとんどの人物が眠りにつき始める
直人と咲夜は館内の見回りを行っている
咲夜)こっちは特に異常はないはね・・・そっちは?
直人)こちらも大丈夫ですが・・・チルノが遊びに来る抜け道があるらしく私の作業場まで来ましたよ
咲夜)・・・まあチルノはねぇ・・・元気だから仕方ないわよ
直人)いい子なんですけどね・・・
咲夜)それじゃあまた明日もよろしくね
二人は別れてから再度館の内外を見回る
(二人ともワーカホリック気味)
翌朝
直人はフラン用にクッキーを焼き始める・・・がそこに現れる白黒ネズミ
???)今日も邪魔するぜ!!
直人)うるさい!「六方六芒六陣結界」!!
???)まてまて!?~~~~!~~~!!
直人は自身の持つ最強の結界をネズミに向けて放つ
囲まれた内部では叫び声を上げているように見えたが6重の結界の外には聞こえない
直人)隠し味には・・・取りあえず魔力を込めておこう
???)あら?手作りクッキー??珍しいわね
直人)パチュリー様!?どうしてここに!?!?
パチュリー)さっきマリサの声がしたけど・・・急に存在すら感知出来なくなったからここしかないと思って
二人は会話をしつつクッキーが焼けるのを待つ
直人)あっ出来た出来た
パチュリー)一つもらっても良いかしら?・・・いえこれはもらえないわね・・・昨日のはあるかしら?
直人)ええ昨日のでしたら・・・4枚で?
パチュリーが頷くと皿とクッキーが用意される
パチュリー)あら?意外ね・・・優しい味わいなのと口でフワッと溶けてしまうわ
直人)練習用に焼いたものですがよかった・・・他の物もありますよ?
パチュリーは一枚づつ食べていたが不思議と満腹感はなくむしろいつも以上に調子が良くなっていた
パチュリー)これは・・・いえこれらには魔力をうっすら込めてるわね?
直人)ええ私がプレゼントできる唯一の物ですから
パチュリー)(それ以上にもらってるわよ)ありがとう私はそろそろいくわ
直人はお辞儀をしてパチュリーを見送る
その後はラッピングを悩みに悩み結局黒い紙性の箱に斜めに青いリボンで蓋を固定しすることにした
そしてフランの記念日当日
直人)おめでとうございますフラン様
フラン)ありがとう!
パチュリー)おめでとうフラン・・・よかったらこれ
フラン)ん?なにこれ??・・・宝石?
パチュリー)私は外にいけないから・・・コアに頼んで取ってきてもらったの
パチュリーのプレゼントはオレンジのようなピンクのような光を反射する宝石、それをペンダントにしてある
フラン)これ見つけるの苦労したんじゃないの?
コア)いえいえ魔界に行ったら割りとあっさり見つかりました!(ホントはどこにも見当たらなくて探し回ったんですけどね~)
咲夜)私からはこちらを
フラン)なにかしら?・・・!?
フランは驚きを隠せなかった
そこにあるのは「一本の短剣」だがそれを作り上げたのは小傘であるからだ
フラン)・・・脅してないよね?
咲夜)ちゃんと「仕事」として依頼しましたよ(半年前から予約しましたが喜んでいただけるとは・・・メイド冥利につきます)
レミリア)じゃあつぎは私ね!!
レミリアは小さめの箱を手渡すとすぐさま距離を取る
フラン)お姉さま?開けて??
レミリア)・・・
フラン)お姉さま??(満面の笑みだが目が笑っていない)
レミリア)・・・(ダッシュ)
レミリアは勢いよく窓を突き破ろうとするも、窓には結界が張られており出ることができなかった
そしてフランはレミリアの方に向けて箱を開く
箱からは大量の煙(消毒液たっぷり)が立ち込めレミリアは目を赤くし盛大にむせこむ
咲夜は止めに入るかなやんでいたが「おもいっきり自爆」したため状況を楽しんでいた
直人)私からはこちらを
フラン)これは・・・!
箱を開けると3枚のクッキーが見える
普段お菓子などを作らない直人が持ってくるとは思わず他の住人も驚いていた
フラン)・・・?これ魔力こもってる??
パチュリー)何も感じないわよ?気のせいじゃない?
フラン)ううん・・・これははっきりとわかるの・・・「直人の想い」がしっかりとこめられている
直人)・・・きっと気のせいですよ
フランはそのまま一枚取り出し一口食べると羽に光が灯り始める
フラン)なんだろう・・・すごく心地いい・・・
パチュリー)とてつもない魔力が立ち込めてるんだけど!?あなた何したのよ!?!?
直人)魔力をうっすら込めただけです・・・
フランから立ち上る異常な魔力
それらはただそこにあるだけで周囲を遠ざけ直視を困難にさせていた
フラン)直人!ありがとう・・・?
パチュリー)あーその・・・渡してすぐにどこかへ消えたわよ・・・
咲夜)!?侵入者・・・を探知した瞬間に直人がいました・・・
フラン)もしかしてだいぶ警戒強めてる?のかな??
直人)申し訳ありません・侵入者の対応をしておりました
フラン)うんん大丈夫!それよりクッキーありがとう!
直人)(ゴフッ)・・・ありがとうございます
パーティーはしばらく続き咲夜が腕によりをかけた料理やマリサやアリスなどからもプレゼントが渡されていた
直人は食器の片付けや来場者の対応等に追われ最後まで裏方として働いていた