転生して魔法使いになって○○に会いに行く(その後生活) 作:紅霧竜
あり得たかもしれないひとつの世界
???)ここはどこだ・・・
???は地獄から戻る際に記憶がほとんど消えてしまった
ここは幻想郷。
現在地は無縁塚。
周囲は霧が立ち込め狂暴な妖怪も存在している
???は考える間もなく襲われるも唯一の記憶「魔法の知識」により、襲い来る妖怪達を一掃する
???)(えーとこれからどうしよう)
???の周囲には灰が舞い、何かが焼けた臭いのみが立ち込める
???は当てもなく歩き始める。どこへたどり着こうとも当人には関係の無いことだ
しばらく歩いていると川にたどり着く
ここは玄武の沢、主に河童が休憩していたり、妖精達が遊んでいたりする
???)(ここは落ち着くな・・・少し休むか)
???は川の近くに結界を張り眠りにつく
???)?おねーちゃーん!あそこに人間がいるー!
???)こんなところに来る人間なんて・・・いるのね
この二人は秋姉妹という。主にこの近くの森で生活しており秋になるとその力をもって信仰を得ている(今は春になりかけ)
二人は気になりはしたものの畑の見回りや、生活道具の作成・修理があるため近付くことはなかった
完全に日が沈み妖怪達が活発になるなか目を覚ます
また当てもなく歩いていると呼び止められる
白狼天狗)止まれ!ここから先は通行禁止だ!!
???)何故何ですか?
白狼天狗)ここから先は天狗の領土だからだそれ以外に理由はない
???)なるほど・・・ではこの辺で泊まれるところはありますか?
白狼天狗)人里へ行ってみてはどうだ?妖怪の宿があると聞くが細かいことはわからん
???は礼をいい教えられた方角へ歩き始める
少しすると簡素な門が見えてくる
夜ということもあり門番は居ない
???)お前こんな時間に何をしてるんだ?
声をかけてきたのは藤原妹紅普段は竹林の案内をしているが、今日は人里の見回りをしていた
???)ここで泊まれる場所があると聞いたんですけどどこでしょうか?
妹紅)あるにはあるがもう入れないからな?よかったらうちに来な
ついていくとボロボロであるが生活には困らない小屋に案内される
妹紅)ところであんた名前は?
???)わからない・・・ほとんどわからないんだ。唯一覚えているのは「魔法」だけで名前も過去もわからないんだ
妹紅)すまない・・・ここは自由に使ってくれ明日は里を案内するよ
その後はすぐに眠りにつく
翌朝
妹紅につれられて里につくと人々から視線が集まる
瞬間凄まじい光と共に周囲が破壊されていく
それは当人の制御を離れ暴走しているようだった
霊夢)封魔陣!・・・!?
霊夢の封印が破壊しさらに強力な陣を編もうとした時、その姿が消える
???)(ああ・・・やっちゃった・・・)
彼は人目が苦手である
転生前のトラウマは忘れる事ができず、何もかもを忘れていても魂につけられた傷は癒えない
彼が来たのはどこかの洞窟それは深い深い縦穴の脇道の一つである
入り口はすでに塞がれていたが魔力は漏れ続けている
あれから何日過ぎたかわからない
その魔力ゆえに中級妖怪は近づかず
その知識ゆえに誰もたどり着けない迷路を張った・・・はずだった
???)ここでなにしてるの~?
???)!?(どうやってここに!?)
こいし)私はこいし!貴女は?
???)ごめんなさい・・・わからないの・・・
こいし)記憶喪失なんだねならここに居ないで私の家に来てよ!!
彼が返事をする前にだっこされて連れ去られる
こいし)ここが私の家だよ!お姉ちゃん達と住んでるの
???)こいし様お帰りなさい
こいし)ただいま!お燐!!
こいしとお燐と呼ばれる猫耳のついた少女は挨拶をしてすぐに彼をこいしの姉に会わせる
こいし)お姉ちゃんただいま!!
さとり)お帰りなさいこいし・・・またつれてきたの?いつも連れて来ないでって言ってるでしょう?
???は一瞬逃げようかと思ったが「また」という言葉で選択肢から消した
さとり)初めまして私はさとり、心を読む事ができます
???)初めまして
こいし)この人記憶がほとんど無いんだって、ここに住んでもらってもいいでしょ?
さとり)私は構いませんが・・・貴女は?
???)お言葉に甘えてお借りします・・・私にできることがあればお手伝いします
さとりは館の中でも滅多に人が来ない部屋へ案内する
さとり)ここはほとんど人が来ないので安心してください、こちらから何かあるときはベルを鳴らしますね
???)有難うございます・・・
さとり)貴方に「名前」をつけましょうそうですね・・・「フレア」なんてどうでしょう?
フレア)有難うございます、「フレア」いい名前です
さとりはそのまま部屋を後にし業務へ戻る
フレア)フレアか・・・確か炎を意味していたっけ・・・いずれ消え行く存在か・・・
さとりはフレアに仕事を割り振るとそれに応えるかのようにてきぱきとこなしていく
がそれ以上でもそれ以下でも無い仕事振りは「機械」を彷彿とさせていた
さとり)いつもありがとう
フレア)いえ、部屋を借りているのでこれくらいは普通ですよ
さとり)また何か頼むかも知れないからそのときはよろしくね
それから何年も経ちフレアは部屋で結晶として過ごしていた
それは本人が一番楽に過ごせるからだった
さとり)フレア?入るわよ??
さとりが中に入ると結晶があったが気にせず話を始める
要件としては
1最近ペットの一人が身に余る力をてにした事
2怨霊の管理をより厳しくしなくてはいけなくなった事
3こいしが最近帰って来ない事
他細かい報告をしていると
フレア)わかりました、できる範囲でお手伝いします
さとり)ありがとう・・・今度美味しい食事を持ってくるわ
それからさらに数年後怨霊が地上に溢れだしその対応に追われる事になる