転生して魔法使いになって○○に会いに行く(その後生活) 作:紅霧竜
オリキャラ最強なのはご了承下さい
なお紅魔館から始めていきます
新月と満月
とある日の昼頃
館内部で爆発が起こる
それは封印されていた少女が出てきたサイン
~紅魔郷ex~
「やった!外だよ!!」
「こちらは図書館?でしょうか…本が無数にありますね」
「これ以上は行かせないわよ!」
目の前に現れたのは紫色のパジャマのような服を着た魔法使い
瞬時に迎撃魔法を展開し始める
しかし二人は最低限の動きでかわしていく
「なおと~あの人倒していい?」
「殺さないように倒すのは大丈夫です」
「わかった!『クランベリートラップ』!」
「そんな密度で撃たれたら!?キャアアアア」ピチューン
「あっけなかったね…」
「もう少し対応できると思ったのですが」
その頃神社では
巫女と魔法使いと吸血鬼とそのメイドが雑談していると
「雨が館の周りだけ降ってるわね…」
「おいおい嫌われたんじゃないのか??」
「いえ…私の妹を出さないための方が…!?雨が消えた!!」
「その妹ってそんなに危ないの?」
「あらゆるものを破壊できる能力があってその対象に制限は無いわ…」
「私は先に行くぜ!むしろ楽しみだ!!」
~館~
魔法使いをしばいた後図書室を出て廊下を歩く
ふと外を見ると緑のチャイナドレスを着た女性が目にはいる
「あれは…人間?」
「震えていますね…おそらく先ほどの雨に打たれて…」
「タオル届けよ?ついでにお話したいし!!」
二人はタオルと日傘をもって門番の元へ
「門番お疲れ様!はいタオル!」
「よろしければこちらを、生姜湯です」
「ありがとうございます…ヘクチッ…ああ~優しさが染みます~」
「ねぇねぇ?あなたは誰?」
「私はメイリンです!ここで門番をしています…貴女は?」
「私はフランドール!フランって呼んで…こっちは執事の直人!」
「よろしく…」
「フランさんはどうしてここに?」
「私?ここで閉じ込めれてたの…ずっとず~とね」
「もしかしてですがレミリア様の…」
「そう!妹だよ!!」
メイリンは一瞬驚き沈黙するも
「なるほど…あの方はどうしてこうも隠したがるんですかねぇ…」
「どうしたの?普段からなの??」
「ええ…私を拾って頂いた手前文句を言うわけではありませんが…もう少し情報はほしいです」
三人が話していると箒にのった少女がやってくる
「おいおいどんな怖い奴かと思ったら可愛らしい女の子じゃないか」
「メイリンの知り合い?」
「ええ…たまに本を盗みに来る魔法使いです」
「そうなのね…私はフランドールよ」
「私はマリサだ!よろしくな!」
「マリサはどうしてここに?」
「レミリアが[妹が外に出てきた]っていうから見に来たんだぜ!」
「マリサ…と言いましたね?レミリアはどこに?」
「ここから離れた神社に…」
「捕捉しました…ありがとうマリサ」
「おっおう…(これはやらかしたかな?)」
「フラン様レミリアへの砲撃可能です」
「わかったわ…サンスパークで焼き焦がしなさい!」
「かしこまりました…ファイヤ!!」
合図で飛んで行く光弾
直径2Mのそれは神社上空で停滞し
太陽の如く周囲を照らす
~神社~
「何か飛んで!?ギャアアア焼ける!死んじゃう!!」
「私にはなにもないわよ?大袈裟ね~(ズズッ)」
「レイム…たすけ…」
「しょうがないわね…ほっ!」
レイムは一枚のお札を光球へ投げる
そして着弾と同時に光球も消える
メイドは迎撃しようとしていたが時を止めようと無意味なこと、ナイフが瞬時に溶けたことで無力感を感じていた
(メイリンなら蹴り上げて対処可能でした)
「ありがとう…奥で休むわ…」
「はいはい休みなさい」
館・門前
「えげつないことするなぁ…」
「ご安心ください『吸血鬼』以外にはただ眩しい光です」
「つまり…吸血鬼であるレミリアは」
「光にその肌焼かれ影など意味をなさぬはずです」
「レイム…おつかれさん…」
「ねえねえマリサ!私と遊ぼ?」
「いいぜ!でも今はこうこうと太陽が…あれ?」
上空には雲が広がり始める
それは自然の物では無いことははっきりとわかる
「ありがとう直人!これで遊べるね!」
「お怪我なさらぬようお気をつけください…マリサさんはこれを」
直人は一本のナイフを手渡す
それに込められているのは護符であり致命傷を肩代わりする代物である
「お前!?こんなの受け取れるわけないだろ!!こんなに強力な護符どうやって??」
「どうしたんですか?これくらいは素人でも作れますが…」
「直人?あなたの言う素人って魔導学園の子達のこと?」
「ええ…一回は必ず防ぐ護符は量産していましたので…」
「それはあなたの学園がおかしいのよ?」
「ば…化け物しか居ない学園…」
マリサとフランは地上から離れ空中で弾幕ごっこを始める
「始まりましたね~ズズ」
「フラン様の弾幕は密度が高いですが色とりどりで綺麗ですね~ズズ」
上空では星と月をモチーフにした弾幕と一度は閉じ込めてしまった他者への思いを乗せた弾幕が飛び交い、ぶつかり合い、それがまた美しき絵となる
「フラン様が笑っておられる…執事として側に仕えられて…私は幸せです」
「そういえばあなたはフラン様とどれくらい一緒にいるの?」
「そうですね…おそらく200年程でしょうか?」
「200!?」
「フラン様が幽閉されて30年程たった頃に『人間』として出会い、フラン様の元でその生を終え…地獄で私に課せられた罪を精算し、出会う頃には200年の時が過ぎており…今に至ります」
「ずいぶんと長い間仕えているのですね…ん?ということは今は…精霊?」
「ええそれに近い存在ですおや?そろそろ佳境ですね」
上空では、マリサの放つ極太のレーザーを正面から焔を纏った剣で切り裂くフランの姿が見える
「少し押されてる?」
「フラン様が押されていますね…手を出すなどという愚行はいたしませんが」
そして光に飲まれるフランを見届ける
と同時に魔力切れしたのか箒から落ちる寸前にマリサを抱え地上に降りる直人
「マリサ!大丈夫!?」
「はは…大丈夫だ!と言いたいが魔力を使いすぎたぜ…」
「マジッククリスタル…こちらを体に当ててください」
「ん?わかっ…!?なんだこれ!一瞬で魔力が!!」
「よかった…少し休憩してから動いてください」
「ありがとう…優しいんだなお前たちは」
「私はフラン様の幸せを願う…ただそれだけです…では皆さんでティータイムとしましょう!準備は終わっております」
四人はそのまま門前で丸テーブルを囲み、直人がお茶をいれたりお菓子を準備したりしながら会話を始める
「そういえばマリサは私を見ても驚くことなかったね」
「人ならざるものと出会いすぎたからなー今さら驚くことでもないし」
「そういえばマリサさんは魔法の森に居を構えてましたね」
魔法の森
それは深い霧と魔力に汚染された常人では立ち入る事すら出来ぬ森
自身を守る術を持っていてもそれを凌駕する生物が生息している事でも有名である
彼女はそんな中で生きながらえているのである
「へぇ~そんなに危険なのね」
「あともう一つ言うなら…お前のからは敵意じゃなく新しい物を見つけてはしゃぐ子供のような何かが見えたからな!」
「!?なんで…わかったの?」
「そりゃあ…あんなに嬉しそうな目でこっちを見てきたら嫌でもわかるぜ?」
フランは少し恥ずかしがりうつむく
マリサはそれを見てこう続ける
「外の世界を初めて見たんならその全てが知らない世界だから魔法と一緒だぜ」と
瞬間羽が震え始め笑い声がする
「そう!全てが私にとって新しいの!空気も!光も!会話も!全部全部知らなかった!!だからもっと知りたい!たくさんの事を見たい!!だから…これからもよろしくね?マリサ!」
「ああ!また遊ぼうぜ!」
いいところで巫女服の少女が空から降りてくる
「マリサ~無事~?」
「おっレイム!…レミリアは?」
「神社で寝てるわ…咲夜と一緒にね」
「初めまして私はフランドールよ」
「あんたが例の妹ね…レイムよよろしく」
「私は直人、フラン様の従者にございます」
「で?なんであんたらは呑気にお茶してるの?」
~魔法使い説明中~
「ふーん…閉じ込められてたけど出てきたのね」
「うん!そしたら紫色の魔法使い?に邪魔されたけどマリサほどじゃなかったから倒しちゃった」
「パチュリー…ドンマイ…」
「で?マリサはどうして強いの?」
「なんだろうね~何かに異常に執着してるけど…それは愛を礎にしてるから…かな?」
「ちょ!?なんて事言うんだぜ!!そんなことないぜ!!なあレイム!」
「…そういうことにしといてあげるわ」
「なるほどそういうことにしておきましょう」
「そうだね!」
五人の会話は夕暮れまで続いた
パチュリーは小悪魔達によって看病され
メイリンは門番の仕事に戻り
フランと直人は地下室へ戻る
「フラン様もう一度サンスパークを放ちますか?」
「うん!お願いね」
館上空に放たれた光球は館の周囲を照らし
主が帰るべき場所への侵入を拒む
「…わたし、嫌われてるのかな…」
「それは深く深く嫌われているでしょう?何百年も無視していたんですから」
「そうよね…これからは向き合うことにするわ…例えこの光に焼かれようとね!」
ピンクのワンピースに身を包んだコウモリ羽の少女は、館を飲み込む光に臆せず歩いて通る
「お姉様…これからは…」
「フラン…ごめんね?私は…壊されたくなかったの!」
「ううん…もういいの…」
「どうして…?」
「こうして私を抱き締めてくれるから!…だから」
「寂しい思いをさせてごめんね?これからは…」
「ずっと一緒だよ?」
こうして姉妹の溝が埋まり
新しい住人も加わり
本当の「家族」の物語が始まった