転生して魔法使いになって○○に会いに行く(その後生活) 作:紅霧竜
今日はフラン様の誕生日のはずですが
「今日こそは私のわがまま聞いてもらうわよ?」
「わがまま?普段からこちらへ要望は出されておいででわがままはありませんが…」
「いっつも逃げるあなたへのお祝いよ?」
私は一瞬逃げようとするも
今日は『フラン様の誕生日』
ゆえにそこから逃げることなどあり得ない
「さあ!一緒に遊びましょ?」
「かしこまりました、フラン様」
フラン様は私の手を引いて食堂へ向かう
そこにいたのは
ほぼすべての幻想郷の住人
「……………え?え??」
「どうしたの?いつもみてるでしょ?」
「あの…フラン様を祝いに来られたんですよね??」
「これは言っていいわよね?」
「いいよ~」ニヤニヤ
「フランがいつも逃げるあなたの誕生日を祝うために集めたのよ」
「そうなんですね~………」
私は理解できなかった
いつもできる範囲でのみ行動し祝われるほどの関係もないからである
フラン様のご友人であるということで関係を持っているがそれだけであるはず…
なのになぜ?
「おーい?なおと~??」
「フラン?なんで彼は動かないの」
「全力で現在の状況になる要素を探してるだけよ?そろそろ…」
「わかりました!そういうドッキリですね!!」
その場にいた全員が「は?」と驚く
「フラン?直人はなぜこれが現実だと受け入れないの?」
「今まで祝われた事がないからじゃない?知っての通り誕生日なんかは分身残してどこかに行ってるし」
「それは内密に…」
その言葉に殺気が向けられる
「私達のプレゼントはどうしてるの?」ニコニコ
「魔法空間に入れてそのままですね…」
「一度も開けてないの?」
「分身で開封後そのままですね…」
「直人、主命令、全部分身と共有しなさい」
フランは冷徹にいい放つと
「皆さんの…想いが…重い…」
「ところで食品はどうしてたの?」
全ての食べ物関係は焼却処分していたため本人の前で言えるはずもなく
「…黙秘します」
と返すのみである
「じゃあフランからのプレゼントはどうしてるの?」
「全て保護をしています」
「保護した上で身に付けているからなおたちが悪い」
どうしてでしょうか?
アクセサリーは不可壊の保護と血の掌握で失くさないようにしているだけですが…
「いいこと思い付いた!皆でこいつを祝う理由直接ぶつけましょう」
「ヒッ!?ヤメローシニタクナーイ!!」
なぜか椅子に座らされ
その後ろにフランが立っている
「じゃあ私からね…いつも異変の時こっそり見てるでしょ?ルール護らず結界すら無意味な相手に殺されないように…感謝してるのよ…あんたのおかげで均衡が保ちやすいんだから」
と霊夢が告げると
「なおと~?異変の時はいつもしているのかなぁ~??」
「ピィ!…ハイ…」
「じゃあ次は私だな!お前の所の魔導書は私でも扱えるけどその分危険も多いからな、研究中や実験中に邪魔が入らないように人払いしてくれてありがとな!」
とマリサが告げる
「では次は私から、魂魄流剣術は二刀を一刀とする技だと…二振りを持って戦うものだと思っていましたが、あなたはそれを無刀でいなしさらにその先を見せて頂いた…その答えに至ることは難しいですがそのための導を見せていただきありがとうございます!」
と妖夢が告げる
それからもなぜか(←重要)出てくる自分への感謝の言葉に
「フ…フラン様…そろそろ限界です…」
「私も驚いたわよ~?あなたがここまでの人数と関わっていたのに誰一人として…あなたが作った物を持っていないんですもの」
「ん?私の反射レーザーは直人の…」
「そのための魔方陣と魔力機構は誰が創ったの?マ・リ・サ?」
「それはもちろん私だぜ!何せ「それ反射させて結界作ったら面白そう」って言われたからな!!…あ」
「そうなの、彼はただ言葉にしただけで手伝うことはほとんど無かったはずよ」
フランの言葉に頷いていると
「お待たせいたしました」
と咲夜がケーキを持ってくる
「フラン様?なぜ席に…もしかして…」
「わかっているでしょ?」
と目の前に置かれる
状況をしぶしぶ受け入れた直人は
パーティーをちゃんと楽しむことにした
「皆様に…いえ…僕の誕生日はまだ先だけど、ありがとう!そしてフランちゃんやレミリアさん、僕を家族として受け入れてくれてありがとう」
「今さら何を言ってるの?60年という人間としての時間を全て私にくれたのに、何もしないわけ無いでしょ?」
「僕は僕のしたいことをしてただけだからね?」
「それで救われたんだから…ありがとう直人」
そのままフランがキスをしようとしてきたのであわてて回避する
「む~次はにがさないわよ~?」
「ではパーティーをはじめましょうか」
「さあ!!楽しんでいってね!」
その後日が沈み、また昇る頃までそれは続いた
執事と主
二人の時間は互いに尽きるまで終わらない