転生して魔法使いになって○○に会いに行く(その後生活) 作:紅霧竜
フランの誕生日の数日前
自分の主人であり友人でもある彼女に贈るプレゼントを考えていた
過去にクッキーや魔法書を渡したが自身の経験上いつも何を贈ろうか悩んでしまう
(尚悩む理由として大きいのは作者が基本ボッチで友人との交流何てほとんど無かったからである、令和7年時点で友人0です)
直人はプレゼントを決めるため出掛けることにする
まず向かったのは地底
忌み嫌われた者達の楽園
その入り口の縦穴に住む二人を突撃する
直人)おーいいる~?
ヤマメ)珍しいね一人なんて、どうしたの?
直人)フラン様への誕生日プレゼントが浮かばなくてね~何がいいかな?
ヤマメは近くにいたキスメを呼び相談している
ヤマメ)うちらは普段からいろいろしてもらってる側だからさ、家を建てたり何かを整備したりそれをお返しにして、時々お酒だったりご飯だったりもらってて、誕生日はそれを無条件にくれる日っていう認識かな~
キスメも頷いており二人は特別なものよりも気持ちが嬉しいようだ
縦穴を降りると小さな橋が見える
そこにいるのはパルスィ、あらゆる事象に対して嫉妬心を見せる女性である
直人)パルスィ~久しぶり~
パルスィ)執事様がこんなところに何のよう?
やや怒りを込められた口調で言われるも
直人)フラン様の誕生日プレゼントがうかばなくて…皆さんに聞いているんです
パルスィ)は?あなた転生してきたんでしょ??ならいくらでもうかぶはずじゃない
直人)イベントから逃げ続け、友人に誕生日をあかしていなかった私にプレゼントが贈られるとでも?
パルスィ)いやいや、バレンタインとか春節とかは!?
直人)図書館で魔法研究、図書館が使えなければ国外の図書館で魔法収集でしたが?
パルスィの眼が嫉妬→驚愕→呆れと一瞬にしてきりかわっていった
直人)どうしたんですか?
パルスィ)いや…どんだけあの子に捧げていたかわかっただけよ…まったく、うらやましいわ…
直人)私を救ってくれたからそばに居るのではなく、私がフラン様にお仕えしたいと思っているから居るのです
パルスィ)あなたに対しては嫉妬じゃなくあわれみが出てくるのはなぜかしらねぇ…
直人)本題なのですが…何を贈りましょう?
パルスィと考えていると町の方から鬼の女性が歩いてくる
勇儀)よお!パルスィに直人!
パルスィ)いっつも明るくて元気で妬ましいわね…
直人)力もあって身体が強いなんて妬ましいですね
勇儀)おい?パルスィはともかく…お前はどうした?
パルスィ)あっ私にあてられてるわ…
直人)ん?ただ本心を言っただけですよ??
勇儀)やめろ!お前が言うと洒落にならん!
と話していると黒い大きめの帽子をかぶった少女が混ざる
こいし)あっフランちゃんの執事さんだー久しぶりー
直人)こいし様、お久しぶりです
こいし)なにしてたのー??
パルスィ)こいつがフランに贈るプレゼント思い付かないんだって
こいしは少し考えた後
こいし)一緒に過ごしてあげればいいんじゃない?執事じゃなくて友人として!
直人)友人ですか…最近はそのような時間はとっていませんでしたね…
その後も歩きながら相談をしていると地霊殿に着く
空)あっ執事さんだ~
燐)いらっしゃい、さとりさまはいつもの部屋だよ~
直人)ありがとう…一緒に来ていただけますか?
二人は笑顔で良いよと答え話ながら執務室へ向かう
燐)さとりさまーお客さんです~
さとり)どうぞ…え?なおと??なんで???
顔を見るやいなや疑問を浮かべるさとり(以前心を読んでトラウマえぐった際に味わったことの無い恐怖を植え付けられたため控えている)
さとり)あー…なにしに来たの?
直人)フラン様の誕生日プレゼントを決めかねていまして…
さとり)だからってここまで来なくても他の人に聞けばよかったんじゃないの?
直人)いろいろな人物に聞くのが一番かと思いまして
さとりは目を閉じて考えていると
こいし)おねーちゃーん!ただいまー!!
と飛びつかれ
さとり)ゲフッ!?お帰りなさい、次からはもう少し手加減してね…
直人)録画しといてよかったぁ…
さとり)その映像…いくらで売ってくれるかしら?
直人)もうフラン様に送りましたので無駄ですよ?
さとりはこいしを撫でながらこちらを睨んでいるが
さとり)そういえばプレゼントだったかしら?いつも通りでいいと思うわよ?あなたは貴方らしく振る舞い彼女を大切にしているのならそれは彼女にとって最高の贈り物でしょうし
直人は考えを巡らせるも良い案が浮かばず一度帰ることに
道中魚の蒲焼きや度数が低く口当たりのよい日本酒等を購入していると
勇義)おっお前が酒を買うなんて珍しいな
直人)うーん?なんとなく気になったので来たついでにお土産を買っているだけです
勇義)…プレゼントってそういう風に買うもんだと思うんだが私の勘違いか?
直人)え?プレゼントは感謝や祝いの品でお土産はこちらから一方的に渡すものじゃないんですか?
勇義は飽きてようにため息をつき
勇義)あのなぁ…誰かを思って渡す全てが贈り物でプレゼントになるんじゃないのか?
直人)そんなものですかね?
勇義は直人を後ろ襟をつかみ
勇義)いっぺん館に帰りやがれ!!
とおもいっきり(直人は防御魔法高速展開)ぶん投げる
投げられたさきはパルスィのいる橋のやや奥
直人は防御魔法で無事だが地形はそうもいかない
直人)まったく…いろいろと荒いんですから…
パルスィ)投げられるなんてなにしたのよ?
直人)うーん?ただフラン様にお土産を買っただけなんですが…
パルスィ)プレゼントじゃなくて?お土産??
直人)ええ、気になるものがあったのでいくつか
パルスィはあきれたようにため息をつき
パルスィ)それがプレゼントでしょうがぁぁぁぁぁ!!
と普段聞かない叫び声をあげながら嫉妬によって染められた弾幕を直人に向けて放つ
直人)急にどうしたんですか!?
パルスィ)本気で一回死になさい!!あの子達にどう思われてどういう感情を向けられているか知りなさい!!
縦穴を抜ける間
凄まじい物量の弾幕を展開し続けるパルスィ
直人は高速で逃げつつかわしているが
周辺の被害は大きくなる
パルスィ)これで終わりよ!
直人)もう出口ですからね!?さらに出力を上げられたら・・・
出口
それは地上世界と繋がっている場所
当然そこから先程よりも出力を上げた弾幕が見えれば
???)わざわざ地上に進攻しようとしてるバカはあんたらかぁ!!
直人)私は被害者!!無実!!!
???)問答無用!!「夢想封印」!「封魔陣」!
直人)あっおわた
パルスィは大きな七色の光弾に押し潰され
直人は結界にとらわれる
???)で?あんたはなんで襲われたのよ?返答次第では潰す
直人)かくかくしかじかでして…
???)本気で言ってる?ねえ??本気でいってる???
目の前の巫女は困惑を隠せないようすで聞き返す
巫女も友人は少ないとは言え基本的な感情は持っている
その巫女が頭を抱えて
巫女)多分地底で同じ事をされたと思うけど…
直人の襟が力強く握られ宙吊りになる
巫女)もういっぺん人生やり直しなさい!!
直人)りふじんんんんん!!
と館に投げ飛ばされる
紅魔館・門前
美鈴)なにやら飛翔物が…?直人さヘブッ!
と直撃を食らう美鈴
直人)なんで二回も投げ飛ばされなければいけないんでしょうか…
その後は咲夜に二人とも回収され部屋で休むことに
どうにかして考えるもなにも浮かばず
とうとうその日が来る
直人)結局決めれなかった…いつものように裏方になりますか…
日のある時間はしっかりと休み
夜になるとパーティーが始まる
直人)レギオン起動!今日は一段と張りきりましょう
分身達はそれぞれの持ち場に分かれ
準備を終える
直人自身は自室にこもり司令塔としての役割をこなしていると
フラン)なおと~?……あなたはあいかわらずね
とフランが入ってくる
会場にいるのは分身だと気づいてはいたが
ここに来るとは思いもしていなかった
フラン)どうせプレゼントが浮かばないからこうやって裏方してるんでしょ?…私はあなたからたくさんもらってるから無理しなくていいの
直人)誕生日という大切な日を祝うのは当然ですし感謝の意味を込めた物を贈りたいのは普通の事では?
フラン)ならこれからも一緒にいてね!私にとってあなたは友達じゃなくて家族なんだから
直人)家族…ですか…全てを捨てた私がそのような関係になっても良いのでしょうか?
直人が聞き終わるより先にフランが抱き締めて
フラン)あなたは私に救われたんでしょ?そしてその恩を返すために私のところに来て、私を助けてくれて、今もここにいる…私はあなたが思っている以上に貰ってるからね?
囁くように言われてしまえば
受け入れるしかなく
直人)ありがとうございます…これからもより一層幸せを届けますね
フラン)私のためじゃなくてあなた自身も幸せにならなきゃダメだよ?……言っても聞かなそうだけど
直人)善処します…
フランは直人と手を繋ぎそのまま二人で過ごしていた
パーティーは何事もなく終わり
そのまま寄り添って眠りについた