まだまだ寒い
「やっぱり乱れるお前は可愛いねぇ」
「変な事言わないで‥‥馬鹿」
頭を優しく撫でながら茶化す彼に頬を赤らめながら言い返す。
行為に親しんだ二人は
雪のように真っ白な身体を興奮により紅潮させ綺麗な長髪の黒髪が肩に掛かる彼女を見るとまた行為をしたくなってくる‥‥藍紅の可愛さは反則だ。
おまけに普段はお嬢様気質な彼女なのにしてる最中は甘える猫のように「陽太ぁ!陽太ぁ!」と求めて来る。
「ふぅ‥‥まだ身体が火照ってるわ」
布団を掛け直す彼女の様子が変に官能的に思え陽太の理性は脆く壊れる。
「きゃあ!いきなり何するの!?」
「藍紅が可愛過ぎるから悪いんだ!」
「あぁ‥‥‥駄目ぇ‥‥♡」
後方から首筋を舐め無理矢理行為を続けようとする陽太に快楽を堪えながら向き合い両手の人差し指を合わせ罰印を作る。
「私達受験生何だから。今日はもうやめましょう‥‥続きならまたしてあげるから」
「えぇ、マジかよ~」
「もぅ‥‥仕方ない子ね」
不貞腐れる陽太に軽く口付けした。
今日はこのキスで互いの行為を終える意味合いも込めて。
「はい。満足?」
「まだまだ物足りないぜ。でも愛しの彼女に受験の事指摘されたんじゃやらないわけにもいかねぇわな。今日はもう勉強するわ」
「そう。良かったわ」
「絶対お前と同じ大学入れるようにさ、俺頑張るよ!」
目を輝かせながら述べる陽太のその素直さに彼ヘの愛しさが更に湧く。
でもこれが陽太のいいところだわ。
子供っぽいが彼の言葉の裏には偽りがない。
それは16年間一緒に過ごして藍紅も重々承知していたが改めて彼の純粋な情熱を知った。
「うふふ。あまり期待せずに待っておこうかしら」
「へっ。俺に期待しないなんて後悔しても知らねぇぜ」
他愛も無い会話をしながら2人は着替える。
これから自分達の
「えっ‥‥」
「何だ?」
着替えが終わり陽太がドアのところに向かう前にドアが一人でに開き出した‥‥。
「どうなってんだ?‥‥今この家には俺と藍紅しかいないのに‥‥」
「ちょっと冗談でしょう?‥‥貴方のお父様かお母様が部屋を開けたんじゃなくて?」
フッと陽太は苦笑いする。
「親父もお袋も彼女と二人っきりの時に部屋を勝手に開ける程デリカシーに欠けてねぇよ。おまけに親父達は旅行で今日は帰らねぇし」
ふと、「そうなの」と言葉を返したが安心してる場合じゃない。
家の者ではない誰かが今この部屋に入ろうとしてるのだ。
以前危うい状況に変わりはない。
「ごきげんよう。陽太君、そして藍紅さん」
やがて扉は開かれ一人の少女が立ち尽くしていた。
「お前は確か同じクラスの‥‥」
「何で貴女が此処に?」
「うふふ、議論に興じてる暇はありませんわ。私の世界で―――」
『たっぷり遊びましょ?』
‥‥少女の台詞と共に二人は真っ白な闇に飲み込まれた。