※この作品はR-18です。

(R18)古龍の私が惚れられました♪♪   作:麗紫 水晶

16 / 28
 ティッシュの用意を……と言っておきながら、話の流れで次話になりました。2話分まとめて……とも思ったのですが、取り敢えず♪


強い絆に……♪①

 あの……見事かどうかは分かりませんが”塔の秘境” に来ていて復活を果たした”クシャルダオラ変異種”皇 雅人(すめらぎ まさと)ことマサトです。

 

 彼女達のアツ~イ思いで復活する事が出来ました。

 

 もう二度と彼女達とバラバラになるのは、もう御免です……一人ぽっちになるのはこりごりなので、彼女達を離さないように何か考えなくては……。淫香に耐えられるように……私との絆が切れないように……考えるときりがないんですけど、でもそうしなければ二の舞になる……。そう思ってもいました。

 

「君は本当にマサト殿か?」

 

 あ……そうですよね、今までの死闘を考えると直ぐに納得は出来ないですよね……。まして、直接会話が出来るようになったのは彼女達だけのようで、全ての人達ではないようです。なので疑われても仕方がないと思う次第。

 

(ご心配かけましたが、蘇ったというか……復活したというか……取り敢えず生き返りました。)

 

「そうか……。」

 

 複雑ですよね……こんな形になるなんて。ってG級ハンターさん4人が私の文字を見て目を丸くしてます。古龍が人語を書くなどましてや文章ですよ……異例中の異例でしょうね、リーダーさん4人に話してなかったかな?

 

「リ、リーダーさんよ……。」

 

「なんだね?」

 

「こ、この文字は……!?」

 

「ああ、言って無かったな。彼は人語を理解していて文字も書ける、実は私の妹は彼と交際している。」

 

 え…、あ、あの……リーダーさん、それは……?ま、また彼女とも一緒に居て良いんですか?居られるんですか?

 私が驚いてリーダーさんを見つめると、リーダーさんは頷いてくれました。

 

「邪悪な気配は感じられない……だから、私は認める事にした。それを一番分かっているのは彼女達だしな……。」

 

 リ、リーダーさん……。

 

「す、すげえ!古龍が文章を書いてるぞ!」

 

「俺もびっくりだ!初めて聞いたぞ!」

 

「サイン貰うか?後々有名になるかもしれないぞ!」

 

「あ…、握手してくれないかな?図々しいかもだけど……。」

 

 へ!?……握手?……良いんですか?嫌じゃない?ホントに……じゃ、じゃあ……。爪を1本出して彼女の前に……。

 

「え!? 良いの?あ、ありがとうっ!」

 

 G級ハンターさんと握手出来るなんて滅多にない事ですから、私にとっても貴重です。また、会う事もあるかもという事で……。

 

「良かった、相変わらずで……。」

 

「そうね、女性に目が無いのは……ね♪」

 

「まだ増えそうだけど……。」

 

「ま、マサトさんらしくて良いんじゃない♪」

 

「あたし達のマサトさんらしいし♪」

 

(いや……その……そんなつもりは……。)

 

 6人とも噴き出してました。はは……なんだ、からかわれただけですか……でも、やっぱり彼女達の笑顔が良い。悩ましい顔もね……。

 

「マサトさん……。」

 

 え、サラ……どうし……はいっ!? 私の目の前で真顔になって、膝を着いて土下座しちゃいました!な、何を……。

 すると、後の5人もサラの後ろに次々と……。な、何がどうしたの?

 

「ごめんなさい!……謝っても謝り切れないけど……貴方を獰猛化にするほど辛い思いをさせた事を誤っておこうと思って……。」

 

「私達も、兄に助けられて……後でマサトさんが助けてくれようとしてくれた事を聞いて……ショックだったの。」

 

「そうですね、それどころか来てくれなかったと貴方を悪く言ってしまった……。」

 

「償いきれないのは分かってるけど……。」

 

「謝ります……。」

 

「「「「「「ごめんなさいっ!!」」」」」」

 

 6人とも全員、地に額を付けて謝ってました……。でも、私も同じ……いじけて殻に閉じこもって悲観的になっていた……私も謝るべきなのに……。

 

(ありがとう、私もみんなが離れてしまったと思い込んで……私も謝るよ、ごめんよ……。)

 

 私は深く頭を垂れます。彼女達が驚いて私を見ていました。

 

「ありがとう……♪」

 

 みんな私の顔に頬を寄せてきました。彼女達の温もりを改めて感じます……。

 

(さて、戻ろうか。村長さんも心配して待ってるだろうし……。)

 

「あっ!?」

 

(ん!?何?)

 

「あ、あははは……。内緒で飛び出してきちゃったから……。」

 

「そ、そうね。怒られるのを覚悟しないといけないのはそっちの方かも……。」

 

 あ、ああ、そうなんですか。飛び出して来たんですか、ふ~んそう……って!えええっ!!

 で、でも待って……そうなると全体の騒動のなかで一番怒られそうなのは私なんじゃぁ………………。

 

(だ、大丈夫だよ。私も謝るから……。)

 

 こりゃ大変だ、私も土下座して謝ろう……って、村は無事かな?

 

「ブ……brother……mybrother……ぐっうっ…。」

 

 おおっ!brother!来てくれたんですか?なになに、brotherが彼女達に渇を入れてたそうで……成る程心配かけましたね。

 

(色々ありがとう、心配かけて済まないmybrother……君は最高だぜbaby♪)

 

「お、おおおお……mybrother!嬉しいことを言ってくれるぜbaby♪」

 

 あらら、カリスマネコさんまで私にしがみ付いて来ました。最後まで私を信じてくれたようで、感謝です。

 

「よし、私たちも戻るぞ!」

 

 リーダーさん達も、一路ポッケ村へと戻る事にしました。色々報告もあるでしょうし……。

 私も彼女達を乗せて……カリスマネコさんも今回は乗せてあげます……mybrotherですからね……それこそ今度は全員離れないから!と、ぴったり私に張り付いちゃって……可愛いこと♪嬉しいこと……♪

 で、早速飛翔して目的の雪山へと向かったのです……。

 

………………………………………………………………………………

 

 

 そのポッケ村が、ピンチ!!でした。獰猛化していたモンスターの一体が、村を襲っていたんです!!

 

「な、なんとしても食い止めるのじゃ!!一般人は避難させるのじゃ!!ハンター達はなんとしても、ここで食い止めておくれ!!」

 

「「「「おおっ!」」」」

 

 村のハンターや集会所上位、G級ハンターも混ざり村の外側でかろうじて、食い止めてました……。私達や、リーダーさん達が戻る事を願って……。

 

「しかし、なんて奴だ!」

 

「二つ名が獰猛化するなんて……。」

 

「くっそう!強すぎだろっ!」

 

「リーダーさん達はまだか?」

 

 リオレウスと言う空の王者と言われる飛竜が居ますが、その竜の上位個体…二つ名“黒炎王”の名を持つリオレウスが更には獰猛化して村を襲っていました……。それでピンチ!なんです。

 火炎ブレスを吐きながら、飛翔して向かって来る様は戦闘機よりも怖く……威力も半端なくあります!

 よくぞ、ハンターさん達……戦ってくれてます!

 

「また、突っ込んで来るぞ!」

 

「だ、ダメだ!防ぎきれない!」

 

 黒炎王が、急降下して来たその時です……!

 

「ギャガァァァァッ!!」

 

 私がホバリングしながら、後ろ足で急降下キィッッッック!!を横から攻撃して地面に叩き付けてました……!

 

 一瞬何が起きたのか、ハンターさん達が固まってます……。

 

「遅くなりました!」

 

「加勢します!」

 

 6人の私の最愛の女性達が、武器を構えて黒炎王を見据えます。も~格好良いから全員……後ろから抱き締めたい……駄目ですか?いや、後でね。

 でも、獰猛化のこれは私の事情です。彼女達を危険に晒す訳にはいかないのです。なので、彼女達の前に出ます……。

 

「え、マサト!?」

 

(みんな下がってもらっても良いかな?これは私が決着を着けたいんだ。)

 

「で、でも……。」

 

「そうよ、1人で抱え込まないで。」

 

「そうですよ、時には頼ってくれて良いんですよ。私達も嬉しいし。」

 

 なんて健気な女性達か……。信じてあげられなかった私は深く反省……でも、大丈夫。良く分からないんですけど何だか負ける気がしない……。

 

(大丈夫。自分でもビックリするぐらい落ち着いてる……負ける気がしないんだ……。)

 

「マ、マサト……。」

 

「進化したから?」

 

「獰猛化”黒炎王”より強くなってるの?」

 

「だとしたら……凄い龍を旦那様に持ったことになるわね……♪」

 

 い、いや、そんなに強いかは……確かに目の前のリオレウスには負ける気はしないですが……まだまだ強力な個体が居る訳ですから獰猛化しなくても……。それにも勝てるかと言われれば分かりませんよ。いやあ、勝てる見込みが低い……。

 

 黒炎王が私を見つけたようで、起き上がりながら更に形相を歪ませて睨みつけてきました。ちょっとそこまでは……黒炎王じゃなくなるよね……さて。

 

 ゆっくりと前へ進みます。戦闘開始だと言わんばかりに黒炎王が咆哮を上げます。私はそれに怯むことなく前進していきます。

 ノーモーションから……黒炎王が牙を剥いて突進してきました!私はそれを右に躱し、身体を捻ってリオレウスの首筋に噛みつきました!想定外の反撃にそこで止められ激痛が伴いレウスが悲鳴を上げます。そのまま私は更に一回転捻らせ、村の反対方向へとぶん投げたんですっ!数十メートル先まで吹き飛んでました!

 

「う、う、う、嘘っ!?」

 

「す……凄い……。」

 

「な、なんなの。その規格外のパワーは?」

 

「あ、あの黒炎王をあそこまで吹っ飛ばすなんて……。」

 

 彼女達どころか他のハンターさん達まで仰天してます。でも、それで終わった訳ではありません。レウスが活動を停止して無いのですからこれからです。

 私はまたレウスの方へと歩を進めました。地面に叩きつけられ、もがいてましたが起き上がりました。再び怒りの咆哮を上げます!

 

(済まない……私情とは言え……獰猛化させてしまった……それが無ければ村を襲う事は無かったろうに……本当に済まない……。だから……私は、全力を持ってあなたを止めよう!)

 

 レウスがホバリングを始めました。勢いをつける為か上昇していきます……。

 私は、立ち止まり静かに目を閉じます……そして追加で生えて来た2本の角……雷を纏っていると話しましたが、それに意識を集中します。すると、雷が大きくなって空へと上昇していきます。上空に雷雲が立ち込め、辺りが暗くなりました。その気象の異常に驚く黒炎王でしたが、原因が私と分かると上空から私の向かって威嚇の咆哮を向けてきました……炎のブレスをアギトに含みながら急降下で私に向かって突っ込んできます!!

 

「マ、マサトっ!!」

 

「逃げてっ!!」

 

「マサトさんっ!」

 

「危ないっ!!」

 

「避けてっ!」

 

「マサトーーーっっ!!!」

 

 私は目を見開いてレウスを見据え……呪文のように言葉を唱えます……。

 

(”煌神雷”こうじんらい!!)

 

 上空の雷雲から直径100mほどの雷の柱が垂直に地面まで高速で降下していきます!黒炎王も気付きはしましたが回避することが出来ず、巻き込まれて地面に叩きつけられめり込むほどに……。

 

「ガァァァァァァァァッッッ!!!」

 

 物凄い爆風と、眩いほどの雷の光と……彼女達もハンターや村の人々も、目を向けていられませんでした……。

 しばらくして……。みんなが目を開けて目の前の光景に仰天していたのは言うまでもなく……。

 黒炎王は地面にクレーターが出来た中心に地面にめり込んで絶息していました。クレーターは直径100mほど。私の放った”煌神雷”(こうじんらい)の跡が威力を物語っていました……。

 

 って、でもこれ余りにやばくない?自分で見てもこんなに威力があるなんて思いませんでしたよ!やば……あんまり地形を変えない様にしなきゃ……。

 

「ほ、本当に黒炎王を倒しちゃった……。」

 

「あんまり、凄すぎて兄さんの出る幕が無くなっちゃったみたい……。」

 

「正直、敵にしたくはないな……。」

 

「に、兄さん!」

 

 おお、今着きましたか。え……今の戦いを見てた……。い、いやいや、お兄さんには使いませんよ!万が一そんな日が来るとなったら……彼女達に私を討伐してもらいます。その方が私も本望ですし……。

 

(ご苦労様です。黒炎王は止めましたが、村の被害はどうでしょうね?)

 

 私は彼女たち以外は疎通が出来ないので、文字を書いて聞いてみます。

 

「うむ、中の状況を確認しないと何とも言えんが……。」

 

「サラやっ!!♪」

 

「お、おばあちゃん!♪」

 

 入り口の外まで出向いてくれたのは村長さん……所謂、サラのおばあちゃん……良かった無事でしたか。

 

 と、いきなり風船が割れるような音を立ててサラが平手打ちを受けてました……おばあちゃん、コワッ!

 

「この、バカ孫がっ!!どれだけ周りの人達を心配させれば気が済むんじゃっ!!」

 

「お……おばあちゃん……。」

 

 サラが頬を押さえながら、大声で叱りつける村長さんを初めて見たんでしょう。驚きと申し訳なさが入り混じってます。

 

「そ、村長さんっ!ごめんなさいっ!サラさんの所為じゃないのっ!私が……。」

 

「そ、そうですっ!私も……。」

 

「そうです、みんなで決めた事です……。」

 

「私も……。」

 

「私も……。」

 

(私も……。)

 

 一緒に……あれ?違った目で見られてる……。あ、一緒じゃない……かな?

 

「お主は別じゃろう……。」

 

(は、はいっ!すいませんっ!!)

 

 私は地面にめり込むくらいに顔を押し付けてました。

 

「くっ、クスクスクス……。」

 

「くっくっくっく……。」

 

「あはははは……。」

 

「やだぁ……可笑しすぎ……。」

 

「何なのよ全く……ぷぷぷ……。」

 

「確かにマサトさんは別でしたね……フフフフ……。」

 

 みんな笑いを堪えるのに必死でした……。でも、これでいい……悲しむ顔もあまり見たくは無いので……。

 

「全く……今回は、黒炎王を倒してくれた事に免じて許そうかの。無事にみんな帰って来た事じゃしの。」

 

「おばあちゃん……。」

 

「マサト殿。」

 

(はい?)

 

 改まった顔で村長さんが私に話し掛けて来ました。

 

「黒炎王を止めてくれたことには感謝するじゃ。こんな孫じゃが、宜しく頼みましたぞ。」

 

(いえ、私の方こそご迷惑かけました。村は無事ですか?)

 

 早速中の状況を聞いてみます。

 

「うむ、無事じゃ。応援に来てくれたハンター殿も居たしの。」

 

 良かった……被害が出ていたらと思うとぞっとします。

 

「何やら強くなったようじゃの?」

 

(そうですね、お陰さまで。)

 

 私が進化出来たのは彼女達のお陰です。あの時愛していると言ってくれたから……復活する気になったんですし。

 

「怪我をしているハンターを中に入れても良いですか?治療をしたいのだが?」

 

「おお、リーダー殿。さあこちらですじゃ。」

 

 リーダーさん達は、村長さん達に案内されて村の中へと進んで行きました。

 

(よし、後は任せて行こうか?)

 

 彼女達に背中に乗るように促します。

 

「一体何処に?」

 

(火山に居るナナさんも連れて、行きたい所があるんだ。)

 

「行きたい所って……?」

 

 全員、何処なのか分からずにいました。まあ、サラ以外は分からないでしょうけど。その場所で、絆を深めたい…いや、深め直したい……そう思ってました……………………。

 

 




 読了ありがとうございます。次話は……ムフフかなと。お楽しみに。
                           紅龍騎神でした……♪♪
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。