え……えと……こ、こんにちは♪いや、こんばんわかな?……いや、おはようとか?……ご、ごめんなさい分かんないけど……許して、ねっ♪
き、急にお邪魔します、あたしは金古 麗奈(かねこ れな)ことレナです♪転生前は女子大生!でした!転生してみたら美女でもなく、貴族令嬢でもなく、可愛い魔導士でもなく、四肢があって翼もあって、全体が金色の体躯で……足回りはクリスタルコートされた……首は長めで角もある……。
”鋼龍クシャルダオラ”に似ていて、その金バージョンみたいな……攻撃属性はちょっと違うけど……”金塵龍ガルバダオラ”……になってて……。最初はびっくりしたよぉ、だって古龍だもん人型じゃなかった……と思ったけど、こうして飛べるし食事は……ちょっと大変だったけどこうして元気だし、それに……ある人物!?いやぁモンスター……とも言えるかもだけど私の大事な友人の命を奪った”ジョーカー”と言う奴が居て、あいつを探し出してとっちめてやらないと気が済まないんだよね。
ずっと探しているけど見つからない……範囲は拡げてるんだけどね……って言いながらここまで来ちゃったけど、古代林に……。
いったいどこに居るのよ! まったく!あ……ごめんなさい……。
上空から見るとこんな感じだったんだ、ふ~んなんか感動♪あ、ここはエリアの11かな?
ん!?……何あれ?……あれって……オルタロス……だよね……?
5匹が並んで移動してるのは分かるんだけど、その内の2匹のお尻の袋がやたら大きいんですけど!?あれって何?いや、モンスターだけど。
でも、あれは異常でしょ。何を詰め込んでるのか、凄く気になる!普通は素材になる物を貯めてるけど、面白そう♪
早速急降下~~~……っと着地場所失敗……あちゃぁ、踏んずけちゃった……え゛…………袋が裂けて……ヒイィィ!ひ、ひ、ひ、人の手がっ!ま、ま、まさか、オルタロスが食べた……とか!?
あ、でも待って。中から女の人が1人ずつ出てきた……綺麗な人達……衣服を着てないけど、スタイル良いし……いいなぁ、あたしも転生前にはこんな美人だったらなぁ……今更だけど。
「う………ん………。」
え、え、え、生きてるもしかして?あ、息してるじゃん!ちょっちょっと、助けなきゃ!2人ともエリアの隅に連れてきてと、う~ん着るものが無いしなぁ……仕方ない、周りにある大きめの葉っぱを数枚採ってと布団?いや、タオルケット代りでしかないし。
でも何でこんな所で防具を身に付けずにしかも、オルタロスに運ばれてるなんて……どゆこと?
え……嘘……2人とも股の間から伝ってるものが……これって……まさか襲われてエッチな事されて……あ、ああ、それで体力が落ちてるんだ。そうなんだね、う~んと周りには……と、あった!薬草!こっちには蜂の巣!ナイスっ!!で、でも上手く調合できるかな?い、いや、やらないとだよね……こうなったら一か八か……。
あたしは薬草とハチミツを集めるだけ集めて調合という事をやってみる。ゲームではボタンでやってたけど、直接調合なんて事は初めてだし、今は古龍なんで上手く作れるかどうか……へっ、嘘っ、やった!出来た!回復薬グレートっ!!しかも、見事に4つも!って入れ物は……化石骨を……ごめんね♪
の……飲めるかな?飲ませる!?いや、そこまで器用に出来ないし……あ、目を覚ました!
「う……こ、ここは……。」
「わ、私達は……ここって……えっ!!」
女の人の1人があたしを見つけて驚いてる。そりゃ傍に古龍種が居ればねぇ、まして攻撃して来ないとなら尚更でしょ。
「な、な、なんで古龍がこんな所に……!?」
(こ、これを……。)
あたしは骨に作った回復薬グレートを彼女達にこぼれない様に差し出した。
「えっ……これっ……。」
「か、回復薬グレート!?……ってちょっと待ってください!今声が聞こえたような……。」
「あ……そう言われてみればそうね……貴女、今、これを……って言った!?」
あたしも驚いた!あたしの声が聞こえてる!?しかも人語を話せるって知ってる感が……。あたしは首を縦に振って答えてた……ってか、竜語が分かる人間が居る方が凄くない!?
「貴女も人語を理解してるんですね?」
黒髪のストレートのロングヘアーの女性があたしに話しかけてきた……でも、なんでそんなに当たり前の様に自然なの?怖くないのかな?攻撃されたらイチコロだよ?どして!?
(ま、まずはこれを飲んでください。)
「あ、ああ、ありがとうございます♪アマネラ、頂きましょ。」
「え、ええ。有難く頂くわ♪」
ふぅっ良かった、2人とも飲んでくれて……。怪しいと思わないんだ、凄いね。
「えぇっ!なにこれ!美味しいっ!」
「なんでしょう……なんと言うか……同じ回復薬グレートとは思えませんね。」
何か凄く感心されてるんだけど……ただ調合しただけなのに……。
「凄いわ、貴女これをどうやって作ったの?」
(え……いや……見よう見まねで調合してみただけなんですけど……。)
「これは、売れそうですね♪」
「やっぱりそう思った?」
「ええ、逃す手はありませんね♪」
ちょちょっと!お姉さんたち違う方向に向いてますけど!どこか打ちましたか?まさか、さっきオルタロス踏んじゃった時にぶつかったとか!?えぇ、マジで!
(あ、あの……どうしてここに……その……防具も下着も無しで居るんですか?)
もう、そのままだと違う方向に発展しそうだったから、単刀直入に聞いてみた。
「え、あ、そ、そうだった!!こうしちゃいられないっ!」
「そ、そうですね!あのモンスター達を止めないと!」
え、と、止めるって……モンスターを討伐するって事?で、でも武器も防具も無しで!?
「私はミリザと言います。こちらはアマネラ。貴女は?」
え、あ、とと、名前?名前ね?
(…レナ……と言います。)
「レナさんね。マサトさんといい、人語が分かる古龍ってまだ居るのかしら?」
「そうね……意外と居るのかもしれないわね。」
え!?他にあたしみたく話せる古龍が居るって事?マサトさんって今言ってたけど……。
「あ、ごめんなさい!急を要する事なんだけど、貴女の力を貸して欲しいの?お願いします!」
え、ちょちょっと頭下げられても……どういう事!?あたしにはさっぱりなんですけど?
(あ、あの……頭を上げて下さい。どう言うことかさっぱりで事情を聞かせてくれますか。)
「え、ああ、そ、そうですね。ごめんなさい、お話します。」
で、かいつまんでだけど話の流れは教えてもらった。要は2人は強引に連れ去られて隣のエリアに居るアルセルタスとゲネルセルタスの所に運ばれたと。で、アルセルタスの粘液が催淫の効果があって2人は抗えずに淫欲に支配されてしまったと。更には、女性を散々弄んだ後にゲネルセルタスの餌食になっていると……あまり想像したくないなぁ……。
「あのモンスターは野放しには出来ません。人的被害も及ぼしている以上、無視はできません。なので、協力して欲しいのです。どうか……。」
「あれ!?お前達……どうしてここに居る?アルセルタスとのご乱交の後、アイツに食われたんじゃなかったのかい?」
突然、銀髪にシルバーのスーツ姿のお姉さんが現れたけど気配を気付けなかった……でも……。
(ん!?同じ古龍の匂いがする……。)
「え!?まさかあんたは!?」
「ふんっ、察しが良いね。」
「彼女は私達を攫ったバルファルクです。人型にもなれるんですね。」
ええっ!バルファルク!?ぎ、擬人化って事?初めて見た……。
「それよか、早く隣のエリアへ向かった方が良いんじゃないかい?」
「それはどういう事?」
「クスっ、あんた達のお仲間があんた達を助けに乗り込んで来たみたいだよ。返り討ちにならなきゃ良いけどねぇ。」
「ま、まさか……マサトさん達が……!?」
「急ごう!合流しなきゃ!」
「じゃあ、あたしは帰らせてもらうよ。あのお方に状況を話さないとね。」
「あのお方……って、貴女ジョーカーの!?」
「良く気が回るねぇ、嫌いじゃないよそういうの♪」
(えっ!!ジョーカーって今……。)
「え、レナ、貴女も知ってるの?」
(はいっ!!友人の敵です!)
見つけたっ!手掛かりっ!まさかこんな状態で見つかるなんて……。今まで何の手掛かりも見付からなかったのに……絶対に逃がしたくない!
「ふ~ん、でも今のあんたじゃあのお方には勝てないよ。足元にも及ばないねぇ。」
(やってみなきゃ分からないっ!)
「まあいいさ、ついて来られるんならそうすればいいさ。あたしは行くよ。」
(逃がさないっ!!)
彼女が古龍の姿に戻って、翼からジェット噴射をし出したから押さえようとしたんだけど、足を抱きかかえて来る者が居て……。
「ま、待って!貴女の気持ちも分かるけど……今は私達に力を貸して!身勝手だと思われてもいい!でも貴女に頼るしかないの!!」
「そ、そうです!力を貸してくれるなら……私達の知っているジョーカーの事をお話します!」
(じゃあねぇ!)
くっ!ロケットみたいだ!勢いよく飛んでっちゃった……追いかけたい所だけど、バルファルクの言う通りあのスピードだから追い掛けれないとたどり着けないし、この2人の事もある……で、力を貸せばジョーカーの事を話してくれるとも言ってたし……ここは彼女達と仲良くなっておけば、後で手伝ってくれるかも。こんな姿で置いてくのも忍びないし……。なら、協力するしかないかな。悪そうな感じじゃないのは話してて分かったしね♪
(分かりました、一緒に行きましょう。)
彼女達の顔が笑顔になったね、良かった。この人達からジョーカーの事が聞く事が出来れば、もっと探しやすくなるかもだし、情報をもっと集めないとね。その前に隣のエリアのモンスター達か……でも催婬効果ってまさか、そのアルセルタスとゲネルセルタスもジョーカーと繋がりがあるとか?何にしても、仲間が突入してるって話だし、まさかその古龍もって事?なんかドキドキして来た……。
あたしがどれだけ役にたてるか分からないけど、ここまで来たらやるしかない!
(せ、背中に乗って下さい。隣のエリアまで飛んで行きます。)
あたしは、初めて肩を降ろして2人を乗せてあげた。
「ありがとう♪」
「戦いが終わったら、みんなを紹介しますね♪」
(はい、お願いします。)
そして、2人を乗せてホバリングしてすぐに隣のエリアに乱入?じゃなかった突入したの。確かにエリア内は凄いことになってた…………………………。
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