※この作品はR-18です。

(R18)古龍の私が惚れられました♪♪   作:麗紫 水晶

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 ご無沙汰……でございました。やっと更新できました、読んでやってください……では。



姉さん……事件です……。(って誰!?)

 相手は、あのゲネルセルタス……私も甲殻の固さは進化したお陰で、調整が出来る様になりましたけど相手もかなり固いはず。

 ならば、私も固さMAXで挑むまで!

 

「ゴアァァァッ!」

 

(おおおおおおおおっ!)

 

 顔面同士で激突しますっ!お互いに弾かれ、後方にのけ反ります!それでも勢いを緩めないために、尻尾を突きだしてきたゲネルセルタス!私はそれを右の翼を広げて盾の役割で固さはMAXでそれを弾き返します!

 更にもう1本の尻尾で、アルセルタスに突進して行ったナナさんの後ろ脚を掴み真上に引き上げます!

 

(し、しまったっ!脚がっ!?あぐっ!)

 

(ナナさんっ!!)

 

 ゲネルセルタスの尻尾や脚は強靭です!自身の上で尻尾を振り回し、後ろ脚を挟んだままあのナナさんの巨体を軽々と振り回す……とんでもないパワーです!その勢いで私に向かってナナさんを放り投げてきました!

 

(きゃあァァァァっ!!)

 

(ナナさんっ!おおおおおっ!!)

 

 私は、翼を広げて斜め下後ろの地面に突き刺し更に尻尾も突き刺して受け止める準備完了!仁王立ちになり、ナナさんの巨躯を受け止めます!

 それでも2m程後ろに押されましたが、ナナさんを無事にキャッチ!無事で良かった♪

 

(大丈夫か!?ナナさんっ!)

 

(ありがとう、助かったよ。やっぱり、あんた良い男だねぇ♪あたしを受け止めてくれるなんてさ♪)

 

(大事な私の妻の1人をほっとくわけがないじゃないか、もうあんな思いは二度としたくないんだ……。)

 

(マサト……あたしもあんたの事は離さないよ♪)

 

(ありがとう、それでさナナさんは後ろの女性達を守ってもらえるかい?万が一私達を掻い潜って奴等に襲われでもしたら、ひとたまりもないし、お願い出来るかな?)

 

(分かったよ、あの子達には触れさせないよ。あんたも気を付けて!)

 

(ありがとう!じゃあここからは反撃開始だっ!)

 

 私は、地面から翼や尻尾を引き抜き改めて戦闘体勢をとります。

 

(ふんっ!我等に貴様の攻撃が通じるかな!)

 

(やってみれば分かるさ。)

 

(生意気な事を、思い知るが良い!)

 

 アルセルタスがゲネルセルタスを持ち上げ、こちらに向かって来ました!

 

 

 

 …………………………………………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 はいっ!ごめんなさい!いきなり戦闘しております。転生したら古龍になってて、何の因果か妻が沢山出来ちゃって!ゴタゴタしながら進化して!周りに助けられてばっかりで!歳だけはしっかり取っているおっさん、“皇 雅人(すめらぎ まさと)“ことマサトです!妻にするはずの女性2人を奪われ、激しい怒りを抑えつつもこれ以上の犠牲は出したくないと思い、彼等を倒すのに只今必至です!何せ相手の甲殻が半端なく固い!私も負けてはいませんが……。しかし、筆頭さん達やサラ達にすると砥石が幾つあっても足りないくらい頻繁に研がないと間に合わない……。

 彼等もそう簡単には倒れてくれません。しかもですよ、あのナナさんを振り回す程のパワーですよ……とんでもないでしょ!何とか止めないと、また犠牲者が出てしまいます。今は手練れの筆頭さん達が、戦ってくれているので負傷者は辛うじて出てませんけど……しかし流石です!闇雲に攻撃している訳ではなく、回避と弱い部位を狙っている。基本ちゅうの基本だと言われればそうなんですけど、実際にそこまで出来る様になるまではかなりの練習や特訓と数々の実戦経験がないと身に付くものではありません。それが自然と出来る彼等は、やはり手練れです……伊達に筆頭と呼ばれてませんよね♪

 

「むう、このままでは切れ味がもたなくなるな……。」

 

「ヤバイっすよ!こっちも砥石が無くなりそうっす!」

 

「こっちも、貫通弾が少なくなってるわ!」

 

「あたしは諦めない!倒してみせる……じゃないと彼女達が浮かばれないっ!」

 

 サラ……いや、その通りだ!倒さなきゃ彼女達にどうやって詫びよう。私も諦めてたまるか……。

 

(小うるさい雌だね!これでも食らいなっ!)

 

 まずいっ!ゲネルセルタスが尻尾の片方、ハサミの長い方をサラに向かって突きだして来ました!

 私も、咄嗟に身体を捻って尻尾でそれを受け止めます!

 

(ちっ!小賢しい事を!)

 

(お前にサラは殺らせないっ!)

 

「マサトッ!?」

 

 尻尾が交差した状態で、暫く押し合いが続きます!

 

(サラっ!こっちに!)

 

 私は尻尾に力を入れつつ、サラを呼び寄せます。

 

「で、でも……。」

 

 チャンスとばかりに、攻撃しようとしていた所を私に呼ばれて躊躇しています。私はたまらず、前肢で彼女を引き寄せていました……。

 

「え、ちょ、ちょっと、マサト!?何を……!?」

 

 私が尻尾を一気に引き戻すと、惰性のままにゲネルセルタスは尻尾を地面に突き刺していました……。

 それを無視して私は彼女を、サラを頬に寄せて抱き締めていました……戦いの最中ではありますが……。

 

「なっ!マ、マサトッ!なっ何を……ねぇ、ちょっと!?」

 

(ゴメン、サラ。力を貸して欲しい……君の温もりを感じる事が出来れば勇気が湧いてくるんだ……。)

 

「え……マ、マサト……バカねぇ、もうっ♪♪」

 

 あ、彼女は裸ではありませんからね!武装状態です!でも彼女も照れながらも私をハグしてくれました……勇気100倍です!

 

(なんだいそりゃ、なんかムカつくねぇ、見せつけてくれるじゃないか。)

 

(そうだな、気に入らんな。)

 

「クスッ、マサトさんったら♪」

 

「こんな時までラブラブを見せつけられるなんてねw」

 

「え~~~っ!良いなぁ~っ!俺も彼女が欲しいかも!」

 

「俺は武器一筋っす!……とか言ってなかった?」

 

「ギクッ!い、いやぁその……ごめんなさいっす……。」

 

「よろしい♪戻ったら、貴方が彼女募集中のクエストを出しておくから。結構人気あるかもよww」

 

「いやぁ、照れるっす~~♪って、ちょっと姉さん!クエストってマジっすか!?」

 

「女の子に追いかけられるなんて贅沢じゃない♪あ、夜の討伐に会うかも♪なんかこっちが恥ずかしくなって来た、ねぇリーダー?」

 

 お兄さん、顔を真っ赤にしてそっぽを向いてる……意外な面が見れた気がする……w

 

(ありがとう♪凄い勇気が出たよ。負ける気がしない……サラ、私の背中に。)

 

「わ、分かったわ……。」

 

 サラが背中に乗ったのを確認すると、改めてゲネルセルタス達を見据えます。

 

(まずは、お前から雌を引き離して食らってやるわっ!行くよっ!)

 

(おおっ!)

 

 アルセルタスがゲネルセルタスの背中に合体!?してアルセルタスの角を地面に突き刺し、そのまま地面を抉りながらダッシュで突進して来ます!

 

「マサト!来るわっ!」

 

(任せてくれ!)

 

 私は、翼を広げて前を囲う様に翼同士を合わせます。その状態で、斜め前に地面へとガッチリ突き刺して登り坂の形に……。

 

(そんなもの、弾き跳ばしてくれるわっ!)

 

(やってみろよっ!)

 

(小癪なぁっ!)

 

 激しく鈍い音と共に、翼と角がぶつかり合います!

 私も翼に固さを目一杯に集中して負けじと踏ん張ります!

 

(ぐうぅぅぅっ…………!がっ!し、しまったっ!角がっ!)

 

 鋼鉄を更に上回る硬度にした私の翼、傷を付ける事が出来ずに滑ったんです!

 突進の勢いで、翼を掛け上がって大ジャンプっ!

 

(し、しまったぁ~っ!空中にっ!)

 

(はっ!あ、あやつ、まさかそれを狙ってっ!)

 

 そうです、翼に力を込めながらもその後ろ側で私はブレスを吐こうと用意してました。風玉ブレス……いや、それの進化版……中を更に風の回転を高めて真空状態に、それに稲妻を上乗せしたブレス……逆に稲妻が周りをゆっくりと回転していて威力感は半端ないです。更に集中すると翼や身体の紋様が光り輝きます!

 

(今だっ!“風雷刃龍弾(ふうらいじんりゅうだん)”!!)

 

 真上を見上げ、ゲネルセルタス達に向けて吐き出します!

 

(なっ!に、逃げっ!)

 

(ま、間に合わんっ!)

 

 慌てもがいても、所詮は空中。回避する事が出来ずに直撃します!

 

「「ガアァァァァッ!」」((ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!))

 

 ゲネルセルタス達を丸ごと包み込んだ球体が、ゲネルセルタス達に無数のダメージを与えながら更に上昇します。ビルの7から8階位の高さまで上がってました……。

 

「マ、マサト………凄い♪………格好いい♪………好き♪♪」

 

 い、いや、サラってば照れる!嬉しいですけど。

 

「おいおい、何だあれは?規格外だぞ。」

 

「ヤバイっすよ、ホントに敵にしたくないっす……。」

 

「そうね……ランサーの狩技より怖いかも……。」

 

「義兄弟になれたのが、運が良かったと言うべきなのかどうか……。」

 

 あら、筆頭さん達も随分と警戒したものですね。まあ、お兄さんもいるので万が一でもない限り戦う事は無いと思いますよ………。

 みんな上空に跳ばされているモンスターを見上げていました。まだ、落ちて来るまで油断は出来ません。戦う為の姿勢は崩さずに見守っていました……………。

 

 

 

………………………………………………………………………………………………………………………

 

 

 

 あ……あれ、何!?あそこから巨大なものが上空に上がって来た?

 あ~!あれって良く見たら、まさかのゲネルセルタスとアルセルタス!?しかも何か球体の様なものに閉じ込められてる感じ……どうなってるの?

 あんな巨体が、こんな高さまで!?しかもあの球体、凄い力を感じるよ……。ただでは済まない程の威力が有りそう。

 しかも、古代林でエリア9辺りでしょ、一体誰があんな私も見たことない技!?を使ってるの?

 

「レナ!あれだわっ!」

 

「そうね、間違いないっ!」

 

(ええっ!ミリザさんアマネラさん、あれって敵ですか?)

 

「そう!彼奴らに犯されて、更には食べられそうになったのよ!」

 

(で、でも何で上空に?あの状態で?)

 

「それこそ私達の大事な家族が、彼が戦っているのよ!行きましょう!」

 

「向かってもらっても良い?」

 

(わ、わかりました!向かいます!)

 

 あたしはゲネルセルタス達が見える方へ真っ直ぐひとっ翔び

……。

 

 うわ、目の前に来ると球体の中に居るゲネルセルタス達がかなりのダメージを受けてる……鎌鼬の様に身体中を斬られて傷が付いて更にキズ口を稲妻が追い討ちをかけてる……凄いスキルだね、こんなのモンスターで出来るのって居たかな?いや、あたしが知る限りでは初めて!

 一体、この下には何が居るの?

………ん!?わっ!ゲネルセルタスが球体を引き裂いた!でも、2頭とも息切れしてかなりのダメージを負ってる。こっちにまで、気が回らないみたい……まずいな……怒りMAXで下を睨み付けてる……。

 

 

 

…………………………………………………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 む…、ゲネルセルタスが私のブレスを引き裂いた!やはり、一筋縄ではいかないか……怒りの形相で、私達全員を睨み付けてます!

 

「まずいな、口元を見ろっ!」

 

「なっ!まっずいじゃん!あそこからブレスを放つ気っすよ!」

 

「ぬうぅぅ、私の狩技でもあそこまでは届かぬ!」

 

「私達でも、難しいわ!まして真上になんて……届いたとしても、確実に当たるかどうか……。」 

 

「総員退避だ!出来るだけ離れて回避しろっ!」

 

(いや、私が防ぐ!上空で決着をつけて来る!)

 

「待て!今上昇していけば間違いなく狙われるぞ!威力を溜めて狙おうとしている、回避しきれんかもしれない!」

 

 ぐっ、お兄さんの言う通りか……今奴等に向かって行ったとしてもブレスで返り討ちに合うのが目に見えてる……一体どうしたら……。

 

 

 

…………………………………………………………………………………………………………………………

 

 

 

 えっ!?ブレス!?威力が大きそう……これってまずいじゃん、止めないと彼女達のお仲間が危ないんだよね?はたして、あたしのブレスが効くかどうか……でも、やるしか無さそうだし……えぇい、ヤケよっ!やってやろうじゃないの!少しでもダメージを与えられればOKだし!

 あたしは、直ぐにゲネルセルタス達を囲う様に金粉を舞い踊らせた……。

 

(な、なんだいこれは!?)

 

(こ、こ、これはまさかっ!)

 

 遅いっ!これでも食らいなさい!

 

(“金塵爆裂破”(きんじんばくれつは)”!!)

 

 あたしが口を噛むと金粉が連鎖反応で凄まじい音と共に爆発してゲネルセルタス達を巻き込んでダメージに追い討ちをかける!

 

「「ガギャァァァァァァッ!!!」」

 

 よしっ!効いた!相手が元気だったら駄目かもしれなかったけど、弱り目に祟り目って感じ!? 狡いかもだけど、この際そうも言ってられない。種は違っても同じ女性をそんな酷い目に逢わせるなんて許せないし!って、あたしが転生者だから人間視点になってるかもだけど、そんなのは嫌だね!人を喰らうなんて事は、あたし的には無理!ただ戦う事になってしまったとか、食べる事はしないけど戦わざるをえないかもしれない場合は分からないけど。そんな事にならないのが一番望ましいんだけどね……。

 あ~完全に戦意喪失で落下してる……地面に激突必死かなぁこれ……。あ、めり込んだ………。

 

 

 

………………………………………………………………………………………………………………………

 

 

 

 な、何だあの爆発!?しかも金箔が舞っていたような……って、あそこにホバリングしてるのって……マジか!?ホントに?会うのは初めてですけど。動画でしか拝見してないから実物はなんか感動♪

 でも、何で彼等に攻撃したんでしょう?

 あの龍も何か因縁があるのかな?まあ、あちこちで被害を出してそうだから何かしら恨まれても分かる気がしますがね。あ、落ちてきた………はいっ!めり込みました!ご愁傷さま!!

 ナイスです!にしてもあの龍はきらびやかな………。

 

「あれはまさかとは思うが……。」

 

「いや、間違いないと思うっすよ。」

 

「そうね、外見からしても見違えそうに無いものね。」

 

「マサト殿といい、何で似た者同士が集まるのか……。」

 

「「「「(“金塵龍ガルバダオラ”!!!)」」」」

 

 

 

 

………………………………………………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 あ、え、あの……下からめっちゃ注目されてる!?うそっ?て、て、て、照れちゃうな♪♪恥ずかしいんですけど!改めて、下を見渡したら凄い光景……ナナテスカトリは居るわ、地面にめり込んだモンスターは勿論、筆頭と呼ばれる超ベテランハンターが揃ってるし他には女性ハンターが数人……そして、女性ハンター1人背中に乗せた特殊な龍が1頭……。

 

「マサトさ~~~ん!!」

 

「ダ~~~リ~~~ンッ!!」

 

 え゛…え゛…え゛ぇぇぇぇっ!!!

 ちょっ、ちょっとっ!大事な家族!?彼が!?戦ってるって………そっち!?いや、頭混乱してるぅ……元女子大生に分かるように説明して欲しいんだけど……理解しきれないよぅ……。

 

「お願いレナさん、地上に降りてもらって良い?」

 

「我が儘ばっかりでごめんね、お願いします!」

 

(あ、ああ、はいはい、良いですよ。でも、後で説明して下さいね。)

 

「分かったわ、後でちゃんと話すから♪」

 

「そうね、紹介するわ♪」

 

 じゃあ、降りましょうか。あんな凄い人達とも繋がりが有るなら、奴の事も何かしら聞けそうだし仲良くなってくれるなら、後々助けになってくれそうだしね♪良いことずくめかな?

 ゆっくりホバリングで地上に降下~~~♪

 

 

 

 

……………………………………………………………………………………………………………………………

 

 

 

 

「マサトさ~~~ん!」

 

「みんな~~~~!」

 

 う…………嘘でしょ………幽霊!?ゾンビ!?だって……喰われてしまったものとばっかり………!?

 な……涙が勝手に………。

 

「ほ……ホントに2人なの!?……アマネラ……ミリザ……。」

 

「生きてるからぁ!」

 

「私達は無事ですっ!」

 

「や!?やったー!!2人とも助かった~~~!!」

 

「運が強すぎでしょ♪♪」

 

「いや、今回で使い果たしたかもね♪♪」

 

 コラコラ……♪♪

 

「あ゛あ゛~~~っ!そこの男共っ!向こうを向けぇっ!!」

 

 筆頭ガンナーのお姉さんが慌てて怒鳴ってます!そして、男性達も顔を赤くしてそっぽを向いてました………げっ!!あ、あ、あの2人………何も身に付けてない…………ズルッ。

 

「ちょっ!ちょっとっ!なんて格好してるのよ!女性だけじゃ無いんだからねっ!」

 

「えっ!」

 

「あっ!!」

 

 あの……2人も今気付いたんですか……まあ、こんな状態でしたから仕方ない所もありますけどね。

 私には、2人が怪我もなく無事に生きて居てくれた事に大感謝です!おじさんなので、涙脆いのは許して……。

 彼女達も、顔を真っ赤にしてガルバダオラの背中の上で、胸と大事な所を隠しながらしゃがみ込んでました。我ながら2人とも可愛い……♪

 

 

 

………………………………………………………………………………………………………………………………

 

 

 

ふうっ、無事に着地……。

 彼女達を降ろしてと。

 良かった、大きい布を掛けられて保護された……驚いたのは、さっきの強力なブレスを吐いて倒したこの龍……クシャルダオラ……だよね?紋様が入っていて角が増えてる気がする……強さは凄く感じるよ、ただ不思議なのはアマネラさんとミリザさんが、その龍に泣きながら抱きついてるって事!いや、しかも周りに他に4人の女性ハンターが集まって泣きあってるって話し!?もう、何が何だか分からないよ……誰か教えて………。

 

「あ、ああ、マサトさん紹介するわね。こちらはレナさん、隣のエリアで助けてくれたの!」

 

「お話が出来て、こうして協力をお願いして一緒に来てもらったんです!」

 

(会話が出来るの!?)

 

「ええ、貴方と同じ人語を理解してるみたい。」

 

 まあ、転生だからなんだけどね……。でも待って?その……マサトさんって言った、この龍も人語を理解してるですって!?まさか……ホントに?居るの?あたしと同じ転生者が……。

 

 

 

 

………………………………………………………………………………………………………………………

 

 

 

 

「素晴らしいっ!見事ですっ!」

 

 !?!?!?

 目一杯の拍手をしながら、空中に浮いている者が居ました……忘れようもない者達が。

 

(ぐっぐぶっ!おお、良く来てくれた……ごぼっ、奴等を倒しておくれ……。)

 

 なっ!彼らは地面にめり込んだ状態でもまだ生きてた!これは大変です、警戒を解いてはいけない。

 

「済みませんが、あなた方は何か勘違いをされてますよ。」

 

(何がだ?)

 

(つべこべ言わずに……やっておくれ!……言うことが……聞けないのかい!)

 

「ククク、私はあなた方にお仕えしている訳ではありません。なので、あなた方の命令を聞く義務も存在しない。」

 

(ど、どういう事だいっ!)

 

「つまり私はもっと高貴な御方に仕えているので、あなた方の命令を私が聞く必要は無いんですよ♪」

 

((なっ!なにいっ!))

 

 マジですか!彼の言うことが正しければ、もっと上の危険な存在が居るということ………なんと言うことだ………。

 

「それにここでも研究材料が増えた、実に喜ばしい♪♪」

 

(う、う、裏切ったなぁっ!)

 

「ふんっ、人聞きの悪い……端からあなた達は眼中にありません。むしろ興味があるのは、こちらの方……。」

 

 くっ!私の方を向いて来ました、前回といい因縁ありすぎです。ん!?レナさん……でしたっけ?ジョーカーの方を見て固まってます、しかも汗もかいてるような……彼女も何か因縁が?

 

 

 

……………………………………………………………………………………………………………………

 

 

 

 

 う……嘘……あの男の横に居る女性って……まさかっ!

 

(な、なんでっ!どうして貴女がそこに居るのっ!“エレナ”っ!!)

 

(……………クスッ、お久し振りねレナ……♪)

 

(そ、そんな……貴女はライゼクスに殺されて…………。)

 

 そうなの、あの時は確かに彼女は死んでしまっていた……ライゼクスの尻尾で貫かれて……。それが、どうしてここに居るの?あたしが疑問の表情が分かったのか彼女が話しだした。

 

(そうね……私は確かにあの時ライゼクスに殺された……でもね、あの後ジョーカー様が、再度私の前に現れてくれた……そして私はジョーカー様によって復活した……。)

 

(えっ!?い、生き返るなんて、そんなっ!?!?)

 

 あ、あり得ない!蘇生なんて事が出来るの?それはもはや禁忌でしょ!龍の場合だけOK?人だと重大事件だし。古龍は有りなの?でも、条件が合えば復活?が出来るかもしれないとか……。元々、龍脈?地脈?と繋がりを持つ種だからあり得るのかな……。

 でもそれなら何で言ってくれないの?何でそいつの傍に居るの?しかも擬人化してるし……。

 

(あのライゼクスを倒してくれた事に関してはお礼を言っておくわ、ジョーカー様も嫌がっていたようだしね。)

 

(えっ?仲間じゃないの?)

 

(ええ、迷惑だったらしいわね。)

 

 あたしはてっきり仲間だと……でもそれじゃあ何でエレナ達が殺されてしまう前に助けてくれなかったの?

 

「クク……さて、そろそろお暇しましょうか?どうやら着いたようですし……。」

 

 え!?一体何が……?

 それは、その男の傍に現れたのはさっき出会ったばかりの、やはりジョーカーに仕えている女性……雌のバルファルク……。

 こっちもやっぱり擬人化してて美形だけど……奴をすっかり気に入っている様子……意味が分かんない。

 

(ジョーカー様……只今着きました。)

 

「ご苦労様、申し訳ないが私達を乗せて行ってるれるかい?イザリア……。」

 

 その女性の頭をゆっくりと撫でながら優しく声を掛けてる……そしてバルファルクの方もうっとりして頬を赤くしてジョーカーを見つめてる……ホントに!?マジで大丈夫!?

 

(仰せのままに……♪)

 

 彼女はすぐに元の姿に。2人を背中に乗せてた……。

 

「そうそう、あなた方にはあの方より処分するようにと言い使ってますよ……。」

 

 なっ!?アルセルタスとゲネルセルタスの方を改めて振り向いて、空中に手をかざして集中しだした。

 うそっ!?空中に真っ黒な靄のような物が現れて徐々に2本の細長い……しかも槍のような形になってくよ……かなり大きい……。

 

(なっ!?……何を……。)

 

(くっ……お、おのれ……。)

 

 地面から何とかはい出ようと必死になってるけどほとんど動けてない……当然と言えばそうなんだけど、まさかその槍のような物で!?

 

「あなた方は少々行き過ぎた……あのお方は嘆いておられました……。もう少し自重していれば良かったのですが……。」

 

(なっ!や、やめろっ!!)

 

(お願いだっ!見逃してくれっ!!)

 

「命乞いはあのお方にしてみては?私はあのお方の命に従うだけ……。」

 

((やめてくれぇぇぇっ!!!))

 

 無言で、その2本の黒い槍のような物を地面に向かって……アルセルタスとゲネルセルタスの体躯を地面ごと突き刺してた…………絶命!?あたしを含めて周りのみんなもショックで声にならなかった……それだけ恐ろしさが分かったから……。

 

「またお会いしましょう、皆さん♪」

 

 シルクハットのつばを掴みながらニヤリと笑って飛び去って行っちゃった……あたし達は呆然と見つめるしかなかった……。

 

 

 

……………………………………………………………………………………………………………………

 

 

 

 なんて事だ……いくらほとんど動けなくなっているとは言っても、あのアルセルタスとゲネルセルタスを一撃なんて……。奴は一体何なんだ?それに……。

 何にせよ、今は取り敢えず2人を助けられた事に安堵するばかりかな……こちらにも攻撃をされたら無事では済まなかっただろうしね……。全員その場に座り込んでました……あまりにも戦いに疲れて、しかも奴に漁夫られてガルバダオラの雌が現れて驚きの連続です、考えがまとまりません。

 私もちょっと休憩……。サラを優しく抱き留めながら……空を見上げるしかありませんでした………………………………。

 

 

 




 読了ありがとうございます。さてさて物語りがどうなってくのか次回をお楽しみに♪
                         紅龍騎神でした……♪♪
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