※この作品はR-18です。

(R18)古龍の私が惚れられました♪♪   作:麗紫 水晶

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 え~、前回の後書きの通り、間が長~~くなりましたけど更新します。今回はエッチシーンは……無いかな!?次のお話へ続くかと……。 では、3話目スタートです。



♪♪雪山で……。①

いきなりですいません、皇 雅人《すめらぎ まさと》です。

いいおっさんだったんですけど、モンスターハンターX・XXのハマリ過ぎで古龍に転生しちゃって。可愛い彼女まで出来ちゃって……。しかも、童貞が何処かへ飛んで行きました。こんなディープインパクトは初めてで、この年でも照れてました。でもこんな美人と添い遂げられるとは……、生きてて良かったと思うこの頃。

 

で、今彼女は私の腕……と言っても前足ですが、その中で気持ちよさそうに眠ってます。寝顔も良い!

ここは、彼女が見付けた秘密の場所。旧砂漠から移動して来た訳で、砂漠には近いと思いますがハッキリとは分かりません。ですが、これから彼女と親密になっていきたいと思うと、嬉しさが込み上げて来ますね。

陽の光りが差し込んで、私達を照らします。

 

「う……ん……♪」

 

お、お目覚めですか?彼女は私の顔を見るなり微笑んで、モーニングキスをして来ました!

 

「おはよ♪その…昨日は、凄く良かった♪ずっと抱かれていたいな♪………」

 

きゃ~~~!私もです~~~!抱いていたい~~!いっそここで暮らしますか?いや、でも見つかる可能性も高いかもしれませんね。出入りしてる所を見られると厄介ですし……。う~ん、やはりもっと安全な場所を探しますか。

あ、そういえばお名前聞いてなかった……。と言って、竜語が通じる訳でなし………困った、どうやって意志疎通をすれば良いのか分かりません。まだ私が人語を理解しているからいいようなものの、でもこれじゃ一方通行でしかないですよね。どうしたものか……。と、彼女の顔を見つめたまま固まっていたので彼女も気になったようです。

 

「どうしたの?」

 

 怪訝な面持ちで私を見つめてきます。そんなに見つめられると……。照れますね♪

 うーん、地面に文字を書いたところで……。と何気なく私の世界でのひらがなと呼ばれる文字を爪であいうえおと書いてました。!?!?何だこの文字は……。古代文字!?いや、だってこの世界の文字は全く知らないんですよ!あ、彼女がそれを見て絶句してます……。ということはこの世界の文字であるという事。マジですか!変換されるんですか。確かにゲーム上でも猫嬢たちの歌を聞いていても言語がさっぱり分からん!と思ってましたから、言葉を理解できているという事は変換されているという事ですよね。ビックリです、今更ながら。

 ならば会話が出来るじゃないですか、私は地面に文字を書いてですけど。

 

(あなたのお名前を教えて欲しいな?)

 

 お~お、会話文を書いたら更に驚いちゃってます。でも、感動して目をウルウルさせながら私を見つめてきました。話が通じると分かってよっぽど嬉しかったんでしょうね。すぐに応えてくれました。

 

「サラ……と言います。貴方は?」

 

 おお、サラさんと言うんですか、ほうぅ……って私!?どうしよう、考えてなかった。勿論フルネームは違和感ありまくりだし、かと言って今更名前が無いとも言い切れないか……。マサト……カタカナでいこうかな。これならまだ違和感はないでしょう……だよね!?バレないとは思うけど……いいかな?

 

(マサトと言います。)

 

「マサトさん?」

 

 私の顔を見ながら名前を呼んできます。いやぁ可愛い、また抱きしめたくなります、なんて誘惑でしょう。

 優しく彼女を抱きしめます。彼女も私に寄り掛かってきます。

ずっとこうして静かに暮らしたいところですが、そうもいかないんでしょうね。移動しなければいけませんか。私はまた地面を削って文字を書きました。

 

(サラさん、まずはここから出ましょうか。貴女と一緒に安息出来る場所を見つけたいのです。)

 

「分かったわ。そうしましょう。ねぇ、サラって呼んで♪呼び捨てで良いから。」

 

え、いいの?い、いや改めて言われると照れますが……でも、呼ばれるのを照れながら凄く期待してるし……。

 

(サラ♪)

 

「なあに、マサト♪」

 

きゃぁ~~!新婚夫婦みたい!恥ずかしいけど嬉しい~~!もう完全に舞い上がってる私……どうしましょ。いや、どうにもなりませんけど。こんな日が来るなんて、人の時じゃなかったのが悔やまれる……。でも、人の状態で出会ったとしたら、こんな展開になったでしょうかね?なんか切ない……。ま、まずは話した通り移動しましょ。永くお付き合いが出来る事を切に願いつつ、犬のように伏せの体勢になり、彼女が乗りやすい体勢になります。

 

「ありがと♪わぁ!すご~い!戦ってる時には背中に乗る事があるだけで、その時はダウンを取るのに必死だから周りなんて見もしなかったけど、改めてゆっくり見るとカッコイイね♪♪」

 

サラが目をキラキラさせて見てます。純だなぁ~。私も乗せがいがあるというものです。

私はゆっくり身体を起こして、翼を広げてホバリングを始めます。

 

「そこの空洞を抜けると、外に出られるわ。」

 

彼女は出口を指差しながら、方向を示してくれました。じゃあその通りに進みましょう。

 確かに進んで行くと光が立ち込めてきました。光の空間を潜り抜けます!視界が開けるとそこは上空!?地上が結構下に見えます。後ろを振り返ると先ほどの空洞が見えました。しかし、その穴の周りは崖になってます。余程でないとたどり着けないでしょう。あ、でもアイルーやハンターさんならあり得るかな。よじ登れればですが……。ここに空洞があるなんて見つけずらいです。観測船が見つければ別でしょうが、でも彼女よくこんな所見つけましたね。それはそれで凄いかと。

 

「氷海に行ってみない?あ、でも、ホットドリンクか武具が必要になるよね。一旦ポッケ村に寄って貰っていい?」

 

 へ、ポッケ村へ?ほう、そっちの家に必要なものがあると?了解です、行きましょう。私は頷いてポッケ村に向かう事にしました……………………って、ポッケ村はどっち!?上空ってどうして看板や方向指示器が無いんでしょう!!スイマセン、たんなる方向音痴です………。

 

「こっち!」

 

 おおぅ!了解です。彼女がいてくれて良かった、私だけだと1人で迷子になってます。あ、おっさんですけどね。

 で、示してくれた方向に向かって飛翔していました。ちらりと背中に目をやると彼女が嬉しそうに周りの景色に見とれてます。クエストの時に気球船に乗ってフィールドを移動しているはずですが、その時景色を眺めてないんですかね?それとも何か違って見えるんでしょうか?目を瞑って風を心地よさそうに受けている顔も流れる髪も素敵だ……。おっと、前を見なければ。

 

 お、山の麓でしょうか、雪が積もっている村が見えてきました。その村はオトモ斡旋の行商さんも居れば、村の人達は勿論、受付嬢に綺麗なギルドマネージャーも居ます。若手のハンターもチラホラ。おおっ!あそこに居るのは、アフロヘアーのアイルー!サングラスを掛けて、ノリノリです。確かにゲーム上でも拝見したポッケ村です。小柄の村長さんのおばあちゃんが薪をしたりして、お、温泉も見えます。あ、でも私どこに降りよう?スペースがありますかね?う~ん困った、私の体格を考えてなかった。あらら、しかも私が飛来して村中大騒ぎです。お~い!何もしないよ~~!ってわかる訳がないか……。

 

「みんな待って!!」

 

 サラが飛び降りて行きました。突然に背中から現れたハンターにみんな立ち止まって驚いてます。まあ、普通はそうでしょうね。ゲームは良く分かってませんがクシャルダオラのライダーなんて居るんでしょうかね?まあ、ライダーという訳ではないんですけど。

 

「な、なんという事だい!サラじゃないかい!!」

 

 村長さんが声を上げてます。それを聞いた村の人々やそこに居るハンターがサラに注目していました。

 

「みんな待って!この古龍は大丈夫。私の彼なの!」

 

「な!なんじゃとぉぉ!!」

 

 村長さん年の割には声が大きいですね……。

しわしわの閉じてしまいそうな目が3倍に開きました。よっぽどショックでしょうね、古龍と親密になるなんて前代未聞でしょうから。

 

「サラや、お前さん自分のしている事が分かっているのかい?ギルドや国のお偉いさんが知ったらタダでは済まないよ。どうする気だい?」

 

「おばあちゃん、お願い……。どこか見つからない場所で静かに暮らしたいの。」

 

 え……、今おばあちゃんって言いました!?彼女お孫さん!?!?いや、その、初めまして。一旦降りたいんですけどいいかな?村の入り口に降りる事に。ゆっくり風圧がかからないように降りてと。あ、気球船の受付猫がそれでも転がって行ったな……。ごめんね。私は片前脚の爪でおいでおいでをしました。サラは気が付いて頷きました。村長さんを連れて私の元に……。

 お、奥の方でアフロな猫さん”カリスマ美容師ネコ”さんサングラスをしたままこっちをじい~~っと見つめてます。私も前足で親指の爪を立ててグッドポーズを……。それに気付いた猫さんもニヤリと笑ってグッドを返してきました。良かった、分かってくれる人……じゃなくて猫さんが居て。

 ポッケ村の村長さん、小柄な、丸い眼鏡をかけて、体躯に似合わない程の大きな毛糸の帽子に身体を更に囲うように傘みのを地面に着くほどの長さで囲っていました。博識だそうで、私と彼女の事を理解してもらえるかどうか。

 

 私の前に立つと、眼鏡越しに私の事を見上げていました。戦わずしてこうして目の前で見るのは初めてでしょうね。しみじみと見つめられてます。さすがに照れますね。私も地面に文字を書いて挨拶しますか。

 

(初めまして、村長さん。私はマサトと言います。村や人々を襲う気はありません。ですから、避難しなくても大丈夫です。早速、理解してくれたカリスマ猫さんも居ますし。)

 

 その文章を見て彼女がうんうん頷いて村長さんに話しかけます。文を見た村長さんも目が6倍に大きくなってました。古龍が人間の文字を書くなどと、しかも会話を理解しているなどと!いくら博識だろうとこればかりはお初でしょう。身体を震わせて驚いてます。龍歴院でも知られていない事項だと思います。まあ、知れ渡るのは時間の問題でしょうけど。

 

「お主……。人間の言葉が分かると言うのか?」

 

(はい、他の古龍は分かりませんが私は分かります。なので危害を加えるつもりはありません。大丈夫とお伝え下さい。)

 

改めて私の顔を見上げます。私もウィンクして合図すると、村長さんもニッコリ微笑みました。良かった、分かってもらえて。

 

「皆の衆!この古龍殿は、味方じゃ!安心して良いぞ!」

 

ほんとに大丈夫だろうかと、まだ少し疑問のようですね。村の人達に分かるように、グッドポーズをしてウィンクして見せました。

一瞬驚いた感じでしたが、危害が無いことが分かると皆さん近寄って来ました。そりゃね、貴重ですよね、古龍を目の前で見られるんですから。調査員や研究員の人達が見たら、羨ましがるでしょ。それほどの奇跡的な出来事が、今起きている訳です。みんな興味津々!

私をずうっと見つめている人、彼女の事を羨ましがる人、オトモ達まで私に見入ってます。私は鱗を1枚抜いて、村長さんに渡しました。

 

「これを私にくれるのかい?」

 

(はい、お近づきの印しに。)

 

「おおっ、これは貴重な……家宝にせねば。」

 

い、いえ、そんな大層な物では……え、大層ですか?なかなか手に入れるのが大変?確かにクシャルダオラの素材ですもんね。おいそれとは、手に入りにくいかも。それを考えると貴重か……。

 

(サラ、荷物は良いのかい?)

 

「あ、そうだった。荷物、荷物。」

 

 と慌てて自宅の部屋に入って行きました。

 

「マサト殿と言ったかの?」

 

 彼女が荷物を取りに行ってる間、外で村長さんと話をしていました。

 

「孫は昔のワシに似て好奇心が旺盛での。かと言って古龍に惚れるとは思わなんだ。まあ、人語を理解しているという点でワシも興味が沸いたがの。じゃが、お主の性格が良さそうで良かったわい。傲慢なら、討伐しておったわ。」

 

 は、はは……。サラっと凄い事を言われますね。理解できない龍ならば戦ってるでしょうが、私はそんな気はサラサラありません。そりゃ、討伐しに来たとなれば分かりませんが。

 

(大丈夫です。彼女は素敵ですし、好きになっちゃいましたし。)

 

「ほほ!古龍が人間を好きになる事があるんじゃの。」

 

(そうですね、少なくとも私は……ですが。)

 

「お待たせ!準備出来たよ!」

 

 彼女が大きな麻袋にアイテムや道具を詰め込んできたようです。中身はある程度分かる気がしますから敢えて確認はしませんが。

 

「待ちなさい。」

 

「え、おばあちゃん!?」

 

「そう、急くでない。久しぶりに戻って来たのじゃ。今日は泊まって行きなさい。お前に渡したい物もあるでの。」

 

「え、そうなの!?う~ん、どうしようマサト?」

 

 困った顔で私を見つめてきます。うん、その顔も良い……コホッ。

 

(いや、急いでいる訳ではないしね。いいんじゃないかな。寝る時は頂上に行こう、自分の脱皮したところも確認してみたいし。)

 

 彼女が地面の文字を見て微笑みました。

 

「分かったわ。ありがとう♪」

 

(それじゃ、少し休憩するよ。)

 

「うん!」

 

 彼女は村長さんを連れて行きました。私は丸くうつ伏せになって、顔を地面に降ろしました。眠る訳ではなく、その体制で村の中を見渡します。武具屋の主人たちは私にか、素材に対してか興味深々で見てます。

 

「HEY!my brother!ナイスなグッドポーズだぜ!おれさまと気が合いそうだぜBaye!」

 

おぉ、カリスマ猫さん、確かに分かってもらえそうですね。嬉しい限りです。

 

(そうですね、よろしくBaybe!)

 

「良いノリだぜ、Baybe。1つ頼まれちゃくれないか、my brother!」

 

へ、クエスト依頼なら、ハンターさんが居るはずですが?何で私に!?ま、義兄弟!?になったようですし、まずは話を聞いてみましょうか。

 

(brother、どうした?頼みってなんだい?)

 

「おぅ、聞いてくれるか、さすがはbrother!そこいらのファッキンとは違うぜBaybe!」

 

う~ん、一体どうしたんでしょ。気合いが籠ってますね。

 

「実はこの雪山で、何人かの女性ハンターが行方不明なのさファッキン、ハンターが捜索しても見つからないYo !人間ダメならモンスターならどうだいBaybeと言う訳さmy brother。頼まれちゃくれないか?Baybe!」

 

あ~なるほど、ハンター捜しね。しかも女性ばっかり。でもこの雪山で見つからないってどゆこと?う~ん、どのみち山頂には行くつもりでしたし、助けないとなりませんかね。

 

(了解、brother。その依頼引き受けたぜBaybe!)

 

「おぉう!やっぱり頼りになるのはmy brother!ヨロシクファッキン!頼むぜBaybe!」

 

決めポーズをしながら、私とはいタッチをして行きました。すぐに理解してくれた猫さんですからね……、ここは引き受けとくのが良心というものでしょう。でも、怖いモンスターだったらどうしよう……あ、普通のハンターさん達からしたら私も怖いか……納得……。

 いや、確かに猫さんの依頼は私達にという事で、正しかったんですよ。今の時点では私達も分からない事だったんですけどね………………………………。

 

 

 

 

 

 

 




 読了ありがとうございます。R15版とは違ったストーリーで進んで行きます。エッチシーンのある無しに関わらず、楽しんでもらえればと思います。お付き合いの程よろしくお願いいたします。  紅龍騎神でした……♪♪
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