リアルで引っ越しをすることになり、前のパソコンが出てきたので中身を漁っていると、10年前に書いていた恋姫のエロ小説が見つかりました。
当時、別サイトでこの小説は投稿していましたが、大学生活が忙しくなりいつの間にか書かなくなって、ネットで投稿していた物も消えてしまいました。
そのままずっと忘れていましたが、折角発掘したので加筆修正して掲載したいと思います。
当時は故・団鬼六先生の『花と蛇』にハマっていたこともあり、この作品もかなり団先生の作品の影響を受けています。
ガチガチの陵辱モノばかり書いていた私が、今や艦娘に逆レイプされる小説ばかり書いていると知れば、当時の私は何を思うでしょうか・・・・・・
というわけで、この作品はいつもの作品と違って、女の子が酷い目にあいます。
どうか生暖かい目で見て貰えれば幸いです。
桃香、愛紗、鈴々の三人が、義姉妹の契りを結んでから早一年は経過した。
天下太平のために生まれし時は違えども、死す時は同じ。そう誓い合った三人の美少女は、世直しを掲げて桃香の故郷である桃花村に挙兵した。
元々、愛紗と鈴々は名の知れた豪傑である。そこに漢の皇帝の血筋を引く桃香が合わされば、名の売れないはずはなく、多くの若者が義勇兵として参加した。桃花村の自警団として誕生した劉備軍だったが、今や劉備三姉妹といえば幽州では知らぬ人はいないという。そんな状態だった。
その桃花村が妙に緊迫した空気に包まれていた。
隣村の祝家荘《しゅくかそう》が油断ならない動きをしているのである。
祝家荘は豪族の祝朝奉《しゅくちょうほう》が束ねる農村で、その規模は桃香村の二倍にもなる。村の奥に大きな屋敷を構える祝朝奉は、金に物を言わせて多くの兵や武芸者を雇い、私兵団を作り上げていたのだ。そのおかげで祝家荘は盗賊などに襲われることは無かったものの、村民達は見返りに祝朝奉に多額の上納金を納めなければならなかった。その上納金でさらに兵を集め、村自体を要塞のようにして、祝朝奉はいつの間にかここら一帯を武力で統治し始めたのである。
当然、祝朝奉は劉備達に祝家荘への帰順を求めてきた。だが桃香はそれを断った。さらに祝家荘の横暴に耐えかね、桃花村にやってくる農民も現れ始めた。
それから祝家荘は怪しい動きをするようになったのである。桃花村の民は面目を潰された祝家荘が攻め込んでくるのではないかと、恐れ始めていた。
そんなある時、一組の母子が祝家荘から桃香村に越してきた。聞けば病で夫を亡くし、上納金が払えなくなったために祝家荘を追い出されたという。母の方は見るからに痩せて畑仕事など出来そうにないし、子供に至ってはまだ一歳の乳のみ子であった。二人を不憫に思った桃香は村の片隅にある廃屋を二人に貸し、面倒を見ることにしたのである。
ところがその二人の家に、祝家荘の者がやって来たのである。
桃香たちが駆けつけたときには、腰に剣を挿した数人の男が母親を引っ張り出していた所であった。
「やめてください!」
桃香がそう叫ぶと、男達は母親を掴んでいる手を離した。そして桃香たちを睨み付ける。
「なんだ、てめぇ達は?」
「この村で自警団をしている劉備玄徳という者です。その人は私達の客人。乱暴は辞めて下さい」
「ふん。お嬢ちゃんは知らないかもしれないがな。この女は祝家荘のへの上納金を数ヶ月滞納した挙げ句、とんずらこいたのよ」
「そ、それは・・・・・・主人が病気で、働き手が無く」
そう言う女に対し、男達はふんと鼻で笑った。
「言い訳ばっかりしやがって。おめぇみたいな奴を野放しにしてちゃ、内の親分が馬鹿にされちまう。しかもうちから逃げて隣の桃花村だ? ふざけやがって」
男が拳を振り上げた。まさにその時。
「そこまでだ」
間に愛紗が割って入って、男の拳を掴んで捻りあげた。
「てめえっ! このアマっ!」
苦悶の表情を浮かべた男はそのまま愛紗に殴りかかるが、彼女はそれを簡単に躱すとそのまま巨体をぶん投げた。
勢いよく地面に転がった男が情けない悲鳴をあげる。
他の男達は愛紗を押さえようとしたが、その間に鈴々が割っていく。
「やめるのだっ!」
鈴々は叫ぶとあっという間に男達をたたき伏せてしまう。
男達は何度も二人に飛びかかるも、地力が違うのか簡単に返り討ちにあっていた。
「畜生! 覚えていやがれ!」
狼狽した男達は肩や腹を押さえながら、逃げ去っていった。
それを見ていた見物客は、歓声を上げて劉備達を称えた。
「大丈夫ですか?」
桃香が手を差し伸べると母親は深々と頭を下げてその手を取った。
「ありがとうございます。本当に何とお礼をしていいやら・・・・・・」
「いえいえ。でも酷いですね・・・・・・」
こんな病弱な人にも容赦ない祝家荘に、桃香は怒りを覚えた。
そしていつまた二人を襲ってくるか分からないので、暫く自身の家に暮らしませんか? 悪いようにはしませんから、と勧めた。
母親は少し悩んだが幼い子供のこともあり、桃香の厚意を受け入れて、親子共々桃香の家に身を寄せることになったのだった。
薄幸な親子が桃香の家に身を寄せてから、数ヶ月が経過した。
祝家荘はあれ以来、目立った動きはせずに親子は平和な一時を過ごしていた時のことである。
母親が子供を連れて墓参りに行きたいと言いだしたのだ。何でも夫が亡くなってから一周忌に当たるのだという。
「夫の墓は祝家荘の郊外にあるんです」
中国では墓は街の外に作られることが多く、彼女の夫も出身地である祝家荘の郊外に埋葬されていたのである。
無理なら諦めますが、という母親に対し桃香は言ってあげて下さいと返した。
「その日は私達も特に予定はありませんし、愛紗ちゃんを護衛につけます。そうしたら祝家荘の人たちも手が出せないでしょうし」
「そ、そんな事までして貰う必要はありませんよ。この家に置いて貰っているだけだけでも何とお礼をしていいのか、分からないのに・・・・・」
「困った時はお互い様ですよ」
桃香はそう笑顔で言うのだった。
翌日、母親は息子を抱いて愛紗に守られながら、出発した。
数刻歩き、祝家荘の郊外に造られた墓地まで辿り着いた。
幸い周りに祝家荘の人間はいないようだ。親子は墓の前まで行くと両手を合わせて瞑目した。愛紗は親子の後方で周囲を警戒しながら、その様子を見守っていた。
「関羽雲長さんだね?」
後ろからそんな声がかけられた。
振り向くと背の高い肢体に派手な着物に身を包んだ、腰まで髪を伸ばした切れ目の女が一人立っていた。
腰には短剣が挿してあり、両手には二本の鉄鞭が握られている。
「あたしは欒廷玉《らんていぎょく》っていうもんだ」
その名を聞いて愛紗は、鉄棒の異名を取る用心棒が祝家荘に食客として招かれていると聞いたことを思い出した。
「そうか、祝家荘の武術指南をしているという豪傑はお前の事か」
「知ってるなら話が早い。わざわざこちらの庭にやってくるなんて、いい度胸じゃないかい」
「故あってここにる。やるべき事が終わればすぐに立ち去る」
「はいそうですかと見逃せる立場じゃこっちも無いんでね。お手合わせ願おうか」
「・・・・・・いいだろう」
愛紗は青龍偃月刀を構えた。
じわじわと二人は距離を縮めていく。張り詰めた空気が流れた。
先に動いたのは廷玉だった。
構えた二本の鉄鞭の内、一本を鋭く愛紗に向かって突き出し、もう一本を頭上に掲げて振り下ろす。
成程、中々の手練れだ。愛紗は内心、そう思った。
確かに強い。しかし自分や鈴々ほどではない。
数合打ち合う内に愛紗は相手の実力を見極め、攻撃を受け流しつつじりじりと前進していった。
廷玉も力量差を理解したのか、脂汗を浮かべながら後退していく。
勝てる。そう思った瞬間だった。
「関羽さんっ!」
悲鳴が聞こえ、愛紗は振り返って絶句した。
墓参りをしていた親子を祝家荘の者が数人で取り囲んでいるのだ。
彼らの手には短刀が握られており、その切っ先は母親の首元に向けられていた。
「これ以上するとこの女の首をかっ切るぜ」
恐怖で母親は声も出ないようだった。子供はその腕の中ですやすやと寝息を立てている。
「武器を捨てな」
男は勝ちを確信したのか、哄笑していった。
「く・・・・・・卑劣な!」
愛紗は男達と廷玉を睨み付ける。
「悪く思わないでよ。これも戦略ってね」
悪びれもせず廷玉は言った。
「さあ、早くその獲物を捨てな! じゃねえとこのままブスリだ・・・・・・」
徐々に剣先が近づけられる。
愛紗は自身の油断が招いた事に歯ぎしりしながら、持っていた武器を地面に投げ捨てた。
「ふ、物わかりがいいね。さすがだよ」
瞬間、廷玉の拳が愛紗の腹部に突き刺さった。
愛紗は苦悶の表情を浮かべ、堪らずその場に倒れ込む。そしてそのまま動かなくなった。気絶したのだ。
「上手くいきまましたね」
男達が歓声を上げて廷玉に駆け寄った。
彼女はどこから取り出したのか、縄で愛紗の両手首を締め上げていく。
「ああ、皆良くやったよ。さ、早く戦利品を持って帰ろうじゃないかい」
人質としての役目を果たし、用済みとなった親子は男達に抱えられて連れていかれる愛紗を、オロオロしながら見つめていた。
今見返すと文章がかなり拙い・・・・・・
ちなみにオリキャラの敵は全て水滸伝の悪役がモデルです。
横山光輝水滸伝、最高。
今後の作品展開
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恋姫無情 蜀編の続き
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恋姫無情 魏編
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恋姫無情 呉編
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ハイスクールD×Dの陵辱小説