思いついたら書いています
朝になって、祝家荘に早馬が二つ現れた。
乗っているのは男二人で、片方は大きな木箱を背負っている。
その二人を迎えたのは欒廷玉と祝三姉妹だった。
「張達《ちょうたつ》さんと范彊《はんきょう》さんだね?」
廷玉が尋ねると男二人は頷いた。
「例のモノは?」
続いてそう尋ねると、張達は背負っていた木箱を降ろして蓋を開けた。
中を除くと手足を縛られ、猿轡を噛まされた赤毛の少女の姿が見える。
「確かに張飛だ。間違いない」
それを廷玉が確認すると、張達は蓋を閉めた。
「こ、これで俺たちは食客になれるんだろうな?」
そう言う范彊に廷玉は笑った。
「ああ、約束さ。疲れたろう。中でゆっくり休むがいいさ」
奥から祝家荘に仕える女給が現れ、二人を奥へと案内していく。
残った廷玉達は、その場に残された木箱を見下ろして笑った。
「まさかこんな簡単に事が運ぶなんて、思いませんでしたね」
祝龍が笑った。
「所詮、あの二人は外様さ。桃花村に義理なんて無いのさ」
廷玉の言う通り、二人は元々桃花村の出身ではなかった。
あの後、敗走した劉備軍は桃花村に帰還した。
生き残ったメンバーと留守番をしていたメンバーが合流し、鈴々を中心にして何とか持ち直したのだ。
一向に帰ってこない桃香は乱戦の中で、敵兵に捕えられた所を目撃した者がいた。そのため、桃香も敵に捕らえられたという結論になった。
他にも多くの仲間が討ち取られた。鈴々はすぐに待機していたメンバーの数人を公孫賛の元へと向かわせた。救援要請である。
だがもし公孫賛が動いてくれたとしても、祝家荘は隣村であり援軍よりもはるかに早く桃花村に攻め寄せることが出来る。
そのため、桃香の家で劉備軍の意見は真っ二つに割れていた。
徹底抗戦を主張する鈴々を中心とする一派と、一旦桃花村から逃れて公孫賛軍と合流を主張する一派だった。
鈴々を支持するのはこの村出身の若者たち。
反対する一派は最近になって自警団に参加した者たちが主だった。
もし自分たちがいなくなれば残った村民に祝家荘が何をするか分からない、というのが鈴々たちの主張だった。
張達と范彊は反対派のトップだった。
この二人はただ劉備達が強いからこの義勇軍に参加した男達である。
故に忠誠心など無い。
その二人に祝家荘の密偵が接触し、寝返りを勧めたのである。そして恥を知らぬ二人はまんまと話に乗っかった。
鈴々は酒好きで、眠る前にも酒を飲む癖があった。
日の出までの僅かな時間、仮眠を取ろうとした鈴々は用意された酒を飲んだ。その中に二人は睡眠薬を入れたのである。
その後、眠りこける彼女を縛り上げ箱に詰めると二人は祝家荘に逃げたのだった。
多くの劉備軍は昨晩の戦いの疲れを癒やすために交代で仮眠を取っていたため、二人を見逃してしまったのである。
「で、どうします? コレ」
祝龍がそう言って下の鈴々をしゃくる。
「目が覚めて暴れられても困る。寝てる内に裸にして縛り直しときな」
廷玉がそう言うと意地悪い笑みを浮かべた。
「劉備と関羽がどんな顔をするか、見物だねえ」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
桃香と愛紗が解放されたのは、朝陽が昇る頃であった。性欲の権化ともいえる悪鬼達によって、散々なぶりものにされた二人はいつの間にか気を失い、そのまま祝家荘の地下牢へと運ばれたのである。
気がつくと、狭い牢に二人きりだった。
乱暴に犯されたためか、身体中が痛い。両手も後ろ手で縛られたままの上、太い荒縄が上下から胸を挟み込むように巻かれている。薄汚れた蓙が敷かれただけの地下牢はかび臭く、回りを見渡すと見渡しても中には小さな木の桶が一つポツンと置いてあるだけであった。
「愛紗ちゃん、ごめん。ごめんね……」
「私こそ桃香様を守らなければならないのに、このような失態……本当に……本当に申し訳ありません……」
前夜の悪夢が甦り、二人の瞳から涙が溢れた。お互いがもっと自分がしっかりとしていれば義姉妹を守れたかもしれない。そんな後悔の念に苛まれているのである。
暫く経ってからのことだった。
不意に扉が開く音がして、遠くに灯りが見えた。地下に誰かが降りてくる。桃香と愛紗は顔を強張らせた。
「気分はどうだい? お二人さん」
そう言って牢の中を覗き込んだのは、欒廷玉だった。後ろには祝三姉妹の姿も見える。
「昨日は祝朝奉殿と西門慶殿に随分と可愛がって貰ったようじゃないかい。え?」
小馬鹿にするように言う廷玉に二人は悔しさから唇を噛みしめる。
そんな美姉妹を心底楽しそうに見下ろしながら、悪女達は牢の鍵を開けた。
「さ、出な。もう真っ昼間だよ」
その言葉で二人は現在の大まかな時刻を把握した。どうやら明け方に気を失って、昼まで寝ていたらしい。
「さ、二人ともでましょうね」
「昨日は親父相手で辛ったでしょ。あの二人加減を知らないから」
「その点、私達は優しく可愛がってあげるからね」
祝三姉妹が二人の体を抱き起こす。どうやらここからどこかへ連れていくつもりらしい。
抵抗しようにも両手を縛られているのと、昨夜の陵辱で心魂共に疲れ切っている二人に、その気力は無かった。
薄暗い通路を四人の女に連行されていく。桃香と愛紗は悔しさに唇を噛みながら、俯いたまま歩を進めていた時だった。
「男を知ったからか、尻の振り様が色っぽくなったねぇ」
廷玉がそう言って二人の尻を撫でた。そのくすぐったい感覚に二人は体を強張らせる。
「この調子ならいい女郎になれそうだね」
廷玉のその言葉に二人は顔を上げた。
「な、どういうことだ・・・・・・」
「じょ、女郎?」
「なんだい、聞いてなかったのかい。あんた達は祝家荘専用の妓楼で女郎として働いて貰うことになったんだよ」
「な・・・・・・ふ、ふざけるな! 誰がそんなことを!」
「わ、私達に売春をしろと言うんですか・・・・・・」
激高する愛紗と不安そうに尋ねる桃香の様子を鼻で笑いながら、廷玉はさらに続ける。
「売春なんて楽なことさせないよ。あんた達は見世物女郎になるのさ」
「み、見世物?」
普段聞き慣れない言葉だからか、桃香が首を傾げた。愛紗も似たような反応であった。
「普通の女郎は金を取って男に春を売るのが仕事さ。だけど見世物女郎は大勢のお客さんの前で、珍芸や生き恥をさらすのが仕事でね」
「昨日の宴会みたいなね」
廷玉と祝龍に言われ、二人は昨日大勢の食客の前で辱められた事を思いだした。
「まあ二人は大勢の前で散々恥ずかしい所を見せて、客の劣情を煽るのが仕事さ。興奮した客がそのまま他の女郎を買ってくれるって寸法さ」
「勿論、大口のお客様には体を使って接待して貰いますよ」
「見世物女郎はそれなりに稼ぎはいいんですけど二人は奴隷なので、ここでは最底辺の女郎扱いですけどね」
廷玉と祝姉妹の言葉に二人の顔は見る見ると青ざめていく。
「すでに西門慶の旦那が一旦、街に戻って女を仕込む仕事師を呼んでくるらしい。今夜はその歓迎会だよ。あんた達にはそこで酒の肴になって貰うんだが・・・・・・」
「その前に時間があるんで、私達と遊びましょうか」
そう言って三姉妹は屋敷の奥へと二人を連れていく。暫し歩いて辿り着いた場所には大きな扉があった。
「安心しな。あたしの部屋さ。さっきの地下牢よりはマシだろう?」
廷玉に言われ二人は少しだけ表情を柔らかくした。少なくとも先程の湿っぽい牢屋よりはマシだろう。そう考えた二人だったが、扉が開くと表情を一気に強張らせた。
部屋の中は客将の部屋と言うより拷問部屋のような作りであった。
壁には何本もの縄がかけられ、蝋燭や鞭などが飾られている。奥には磔台がいくつか置かれ、分娩台のようなものが中央に鎮座していた。
「まあ部屋は部屋でもあたしが拷問部屋として使っている場所だけどね」
「拷問? 女の子イジメの間違いじゃ無いんですか?」
祝虎の言葉に廷玉が笑った。
「ま、そういうことさ。わかったならとっと入りな」
そう言って桃香と愛紗の尻を蹴り上げるのだ。
哀れな二人はよろめきながら、地下室に入れられると中央にある長机へと引っ立てられる。そのまま机に乗せられた二人に、祝三姉妹が青竹と荒縄を持って迫り来る。
「いやっ! やめてっ!」
「よせっ! 桃香様に触れるなっ!!」
二人は必死で抵抗するも、両腕を縛られた状態の上、昨日の疲れも癒えていないためか、簡単に絡め取られてしまう。二人の両足首はそれぞれの青竹の両端に縄で括り付けられた。しっかり固定された事を確認すると祝龍たちは新たな縄を取り出し、青竹の真ん中に縛り付けた。その縄は天井にかけられ、そのまま上へと引っ張られていく。
「いや・・・・・・」
「ああ・・・・・・」
桃香と愛紗の口から、悲痛な溜息が漏れる。
二人は現在、長机に座らされた状態で両足首を開いたまま高々と掲げられているのである。
すなわち陰部は勿論のこと、柔らかそうな尻肉やヒクヒクと痙攣する菊座まで白日の下に晒されているのだ。
これ以上無い屈辱的な格好だった。
「ははは、おまんが丸見えだよお二人さん」
「お尻の穴も全開ですよ」
廷玉と祝三姉妹の視線が二人の局部に集中する。
「関羽さん、ちゃんとお尻の穴を洗った方がいいですよ? 匂いますし」
祝龍が鼻を愛紗の菊座に近付けわざとらしく言った。
「劉備さんもちょっと汚れてますよ~汚~い」
祝彪も桃香の肛門を指で弄りながら嘲笑う。
二人はあまりの屈辱に唇を噛みしめながら、身を震わせていた。
「全く。酷い格好だねぇ、二人とも。こんな情けない姿を義妹が見たら、どう思うかねえ」
そう言うと廷玉は何かを奥から取り出し、地面に放る。それを見た二人の顔色が一気に変わった。
「最近のガキは随分といいおべべを着てるんだね。ふふふ、お姉ちゃん達、この服に見覚えは無いかい?」
目の前に放られた衣服。それは義妹の鈴々のモノに相違なかった。
「ひ、ひどい! り、鈴々ちゃんに何をしたの!」
「貴様らっ! よくもっ! よくもっ!」
投げられた衣服を見て義妹がどんな状況に陥っているか察した二人は、声を荒らげ逆上する。
「ふん。何をしただって? すぐ分かるように、連れてきてあげるよ」
廷玉はそう言うと、一旦地下室を出て行った。
暫くして、扉が開き廷玉に引っ立てられた鈴々が現れる。
衣服を全て没収され口には猿轡を噛まされた彼女は、小さな体を後手で拘束された挙げ句、華奢な肩と両胸を荒縄で縛り上げられていた。
「鈴々ちゃん!」
「鈴々!」
二人に呼ばれた鈴々はハっとしたように顔を上げ、無残な姿で拘束されている義姉たちの姿を捉えた。
羞恥と屈辱で耳まで真っ赤になった鈴々の大きな瞳から、涙が溢れ始める。
「な、何てことを! り、鈴々ちゃんに何の罪があるんですか!」
「止めろ! 鈴々を、義妹を離せ!」
哀れな姿にされた末妹を見て、桃香と愛紗は拘束された体を捩って泣き叫ぶ。
そんな二人の格好を楽しそうに見下ろすと悪女達は鈴々を、義姉たちが晒されている長机まで連行した。
「さ、お姉ちゃんの隣に並べてあげるよ」
鈴々の可愛らしい両足首に新しい青竹が結びつけられる。ガラガラと降りてきた荒縄にそれが連結し、上へと吊り上げられていく。
「やめてっ! 鈴々ちゃんまで嬲りモノにしないでっ!」
桃香の必死の懇願も虚しく、鈴々は両足を開脚したまま、尻を強制的に持ち上げられる格好となった。
陰毛一本生えていない美しい一本筋の性器と、可愛らしい桃色の菊座が霰もなく晒される。
哀れ鈴々は嗚咽を漏らしながら、悪女達の晒し者となってしまったのであった。
「もういいだろう。口のモノを外してやりな」
廷玉がそう言うと、祝龍は鈴々の口の戒めを解いた。
げほげほと咳をした後、鈴々は涙を溢しながら、
「お姉ちゃん! 愛紗!」
と叫ぶ。
「鈴々ちゃん!」
「鈴々っ!」
二人の姉もそれに答える。
三姉妹は声を震わせながら慟哭し、互いの名を叫ぶ。その様子を廷玉達は酒の肴とばかりに観戦するのである。
「廷玉さん! お願いします! どうか・・・・・・どうか鈴々ちゃんだけは許してあげてください! 後生です!」
「頼む・・・・・・鈴々を・・・・・・義妹を離して、服を返してやってくれ・・・・・・」
殺したいほど憎い廷玉に、桃香と愛紗は必死で懇願する。
自分たちの失敗のせいで可愛い義理の妹までが悪鬼の手に落ち、死にたくなる程の生き恥を晒されようとしている。しかも鈴々は自分たちよりも一回り小さい、まだ子供と言える年頃なのである。
「何言ってんだい。あんた達は生まれし時は違えども、死すときは同じって誓いを立ててるんだろう。それなら姉二人が奴隷に墜ちたら、妹も同じ奴隷になるってのが筋じゃないかい」
桃香と愛紗の懇願を一笑に伏すと、廷玉は祝三姉妹に何かを命じた。三人は何か含んだ笑みを浮かべて部屋を出る。暫くして戻ってきた祝三姉妹の手にはぬるま湯の入った大きな木の桶が一つに洗面器が三つ、細長い硝子で出来た筒のようなものが三本、握られていた。
「コレが何だか分かるかい?」
その内の一本を廷玉は手に取ると、桃香たちの前に突き出す。
桃香も愛紗も鈴々も、それが何か分からず首を傾げていた。その様子を廷玉はさも面白そうに笑うと、持っていた器具の先端で桃香の尻をぺしぺしと軽く叩いた。
「コレは浣腸器っていってね・・・・・・簡単に言えば無理矢理、腹の中にある糞をひり出させるための道具さ」
「な、なんですって!?」
廷玉の言葉に三人の顔がサッと青ざめた。
「今からあんた達、三人。仲良くお漏らしをして貰おうと思ってね」
「そ、そんな! そんなことして、一体・・・・・・一体、何になるっていうんですか!」
「何になるって、あたしらが愉しくなるじゃないか。今まで散々、祝家荘に楯突いてきた劉備三姉妹が、仲良く尻を並べて糞を漏らすなんて、最高の見世物じゃないか」
「ふざけるなっ! 離せ! そんなことをさせるものかっ!」
「やだっ! いやなのだっ! そんな汚いこと、鈴々いやなのだっ!」
激高する愛紗と泣きわめく鈴々。
そんな二人の剥き出しになった桃尻を、祝龍と祝虎が薔薇鞭で引っぱたいた。
「ぎいっ!?」
「ああっ!?」
たちまち叫び声をあげ、苦悶の表情を浮かべる愛紗と鈴々の髪を祝彪が掴んで、無理矢理顔を上げるように引っ張った。
「うるさいですよ、二人とも。お前達は祝家荘に負けて捕まった。敗軍の将が辱められるなんて、当然でしょ?」
「むしろ生かしてあげてるだけ、感謝して欲しいよね」
「そうそう。もう二度と日の当たる所なんて歩けないんだから、覚悟を決めた方がいいよ」
祝三姉妹にそう言われ、二人は悔しげに唇を噛みしめながら俯いた。
今後の作品展開
-
恋姫無情 蜀編の続き
-
恋姫無情 魏編
-
恋姫無情 呉編
-
ハイスクールD×Dの陵辱小説