紫様がかつての親友の面影を感じたSPの一人に身体を許して、マゾ雌奴隷調教に堕ちてしまう話です。

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折神紫、雌豚への堕落 ~思い出の味は白濁に塗られて~

「ついつい長話をしてしまいましたな。紫様、ではまた今度」

 周囲の人がいなくなるのも気にせず、長々と話を続けていた最後のゲストがようやく黒服のSPに見送られて会場を立った。

 ここは折神家が要人を招き会食をする際の会場。広い室内にはいくつも長テーブルが立ち並び、今は机の上に残った料理や食器を係の者たちが片付けている。

 片付けがほぼ終わり、会場内の人間がお付きのSPだけになったところで紫がようやく「ふぅ」と息を吐いた。

 場に合わせて今は紫もドレス姿だった。彼女が身に纏うのは大胆に肩を晒すホルターネックのドレス──大胆に晒されているのは肩だけではない。深くVの字に開いた胸元の薄布はメロンのように大きな乳房を収納しきれず、内外から横乳がはみ出す。

 スカートの左足側には腰元までスリットが入っており、鍛えられた足を惜しげもなく魅せる。

 総じてセクシーなデザインだが、濃紫一色に染められた生地と各所にあしらわれたバラの意匠の高貴な上品さが、そして何よりそれを纏う紫の威厳が、いやらしさを感じさせない。

 落ち着かない様子でもぞもぞとドレスの下半身を撫でる。緊張が切れたと言うには挙動がおかしい。

「藤原」

 名を呼ばれたSPは、肩まで伸ばしたボサボサの髪をまとめたポニテを揺らし、紫の傍に侍る。

「どうしましたか、紫様?」

 藤原は中性的なハンサム顔に人懐っこい笑みを浮かべて問うた。

 彼は年齢的には二十代後半であり、SPの中で年長というわけではないが、紫の信任が厚いリーダー格だ。

 紫が彼を重用するのは、かつての親友だった『彼女』と同じ姓を持ち、その雰囲気に微かな面影を感じるからでもあるのだが、それは彼本人以外には秘密の話だ。

 

「いつものように……頼む……」

「この場で、ですか?」

「…………ああ……」

 事務的に問い返す藤原に紫は察してくれとでもいうような視線向けて答える。

 大胆なドレスから晒された肌は上気して薄く赤みを帯び、呼吸に乱れも見える。

なにより普段は折神家前当主としての威厳を携えた目はわずかに潤み、どこか弱々しい。

「うん、わかった。準備は任せときな」

 藤原はくだけた口調に切り替えて答えた。

 彼は紫が長年に渡り大荒魂と融合していた事実を知っている。

 ──その後遺症で、性的な衝動にしばしば襲われることも。

 今日のように薄い生地で露出も多いドレスを纏い、多数の視線の前にさらされればどうなるか、最も紫に近い場所で仕える彼ならば容易く予想できた。

 

「おい」

 

 藤原が近くの同僚たちに首を動かして合図した。

 

「あれ? 紫様、我慢できなくなっちゃったんですか」

「恥ずかしがらず俺らにも言ってくれりゃいいのに」

 

 周囲のSPたちが寄ってくる。その多くがおよそ主の傍に侍るのには似つかわしくないニヤけた笑みを浮かべて。

 

「せ、先輩! あの話、本当だったんっすか!?」

 

 そのうちの一人、若手のSPが戸惑い気味に先輩たちに問うた。

 

「ああ、本当だよ? 大災厄の英雄で、折神家の御当主であらせられる紫様の本性はマゾ雌なんだって」

 

 藤原は常に紫に見せる人懐っこい笑みのまま信じられない言葉を口にした。

 

「ねえ、紫?」

 

 野太い手がドレスの臀部を撫でる。肌に押さえつけられたパープルカラーの煽情的な薄布が豊満なヒップのラインをくっきり浮き上がらせる。

 

「いや、それは違……っ、んんっ❤」

「素直じゃないなあ、紫は……。いや、今は雌豚ちゃんでいいよね?」

「その呼び方はやめてくっ、んあぁっ❤ す、すまん……いや、すみません……!」

 

 大きな掌で弾力溢れる尻肉を叩くと、いつもの凛々しい声が途端、弱弱しく変わった。

 

「え……、あ……そんな……」

 

 豹変した紫の様子に戸惑いを隠せない若手SP。

 

「ねっ。かわいいものでしょ?」

 

 叩いた尻を今度は優しく撫でまわしながら藤原は言う。

 態度の軽さは無邪気で自慢のおもちゃを自慢する子供の様でもある。

 肩を引き寄せ、もう一方の手でドレスからはみ出しそうなほどに大きく実ったバストを揉みしだく。

 

「んっ、くぁ……っ、ああ……❤」

 

 紫はなすがまま藤原の腕の中で悶える。

 普段の視線だけで見たものを射殺すような威厳も尊大さも力強さも感じない。ただ男に媚び甘える雌の姿があった。

 

「さーて、じゃあいつも通り、まずは俺たちもその気にさせてくんないかな? こっちは紫と違って年中発情してる訳じゃないからさ」

 

 そういうと目の前で二人の男がズボンと下着を下ろした。

 体を張って主を守るため鍛えられた逞しい下半身が露出する。

 その中央、股間に大きな肉竿がぶら下がっていた。

 

「ふぅ、ふぅ……っ」

 

 紫は荒い息のまま、その萎えた竿を僅かに震える手で握った。

 

「紫様、息子の世話をお願いしますね」

 

 適度な握力を込めて竿を刺激する。そのまま上下に小さく扱き、萎れた茎を伸ばしていく。

 

「ふぁ……❤ 生温かい、な……❤」

 

 いつしか紫は両手で、男の御刀を二刀流していた。

 少しずつ竿から刀らしい形に固まってきた男性器を握る手の平で高まる性器の熱を直接感じる。

 

「ちゅっ❤」

 

 上を向き始めた右手の竿の先端に何のためらいもなく口づけする紫。

 キスされたペニスはビクンと跳ね完全に勃起し御刀として完成する。

 その艶めかしい紫の姿に興奮した左の竿が立ち上がりきるその瞬間、紫に捧げられるために鍛え上げられたかのような御刀をまるで労い、祝福するように、また口づけをする。

 

「ウっ、やっぱり御刀の扱い方はすげぇな……。流石元最強の刀使と言われただけあるぜ。あっという間に二本勃たせちまった」

 

 そのまま二本の御刀を優しく扱き続ける紫に次の二人が立ちはだかる。

 

「そろそろ俺たちもお願いしますよ、紫様」

「あぁ……だが、手が……」

 

 当然だが紫の手は二本しかない。四本の御刀を同時に扱くことなどできない。

 

「心配しなくていいですよ。ちょうど手の代わりになるものがあるじゃないですか」

 

 追加の二人は、紫の背後に回り、膝まで伸びた美しい黒髪の裾を引っ張り上げ、自身の竿に絡みつけた。

 

「えぇ……っ!?」

 

 艶やかで美しい黒髪がグロテスクな亀頭に巻きついた。

 

「あぁ、髪に……男根がぁ……っ❤」

 

 髪自体に触覚はなく、ただ引っ張られた毛根の周囲の皮膚が痛みを伝えるだけだが、目の前で女の命ともいえる髪が汚されるのを見せられ、紫の被虐心が刺激された。

 

「いやあ、紫様の髪、サラサラで、気持ちいい―っ!」

 

 シコシコ髪を汚しながら男たちは満足げに笑う。

 

「さ、次はお前だぜ。好きなとこ使っていいんだぜ」

 

 先輩SPが残るもう一人、若手SPに参加するように促す。

 

「い、えぇ……その、オレは……」

 

 折神家当主だったころ、超然とした空気を纏いその圧倒的な才覚で刀剣類管理局はおろかこの国に絶大な影響力を振るった折神紫に憧れを抱いていた。そんな若手SPには、目の前で展開する事態を受け止めきれず戸惑うだけだった。

 

「なんだビビってんのか?」

「だって、あ、あの折神紫様……なんですよ!」

「はぁ……お前には目の前の女がそんな御大層なお方に見えるのか? 言っただろ紫様の本性はマゾ雌なんだって」

「で、でも……」

 

 日は浅いが普段の凛々しい紫を側で見ていた若いSPは未だ現実を受け入れられない。

 

「しょうがねぇなぁ。紫様からも言ってやってくださいよ。私はチンポが欲しくてたまらない、どうしようもないマゾ雌なんですって。いつもみたいに」

「う、だが……」

 

 自身に純粋に憧れを抱いていた若者の前では引け目があるのか、紫の態度は煮え切らなかった。

 

「何今更恥ずかしがってるんですか?」

 

 四本の御刀がまるで紫を責めるかのように顔に近づく。

 

「うっ、あぁ……❤」

 

 むわりと雄の臭いが鼻を突くと、理性が蕩けていく。

 

「わ、私は……ち、チンポが、欲しくて、たまらないんだ……❤ 皆の言うように、四六時中ぅ、発情してる……どうしようもない、ま、マゾ雌……っ、なんだ……っ❤ だから、お前も、遠慮、しないで、ほしい……ぁ❤」

 

 口調こそ変わらないが、その声色と口にした内容は、完全に男に媚びていた。

 

「はっはははは、これでわかっただろ?遠慮すんなって。するだけ損だぜ?」

 

 心底楽しそうに下卑た笑いを浮かべる男達。

 

「まだ気になるなら後ろに来いよ。髪の毛だって具合は最高だぜ」

 

 髪コキをしている男が紫の後ろ髪を掴んで誘うように揺らす。

 

「は、はい……」

 

 先輩たちに背中を押され、黒髪の束を受け取る。

 髪の毛とはいえ、いやだからこそ、初めて憧れの紫に触れられたことで、若手SPは高揚した。

 その艶と張りに満ちたさらさらとした肌触りは、何時までも手にしていたいと思う位心地良かった。

 手で触るだけでこんなに気持ちがいいのなら、みんなのようにチンポを擦り付けたら……。

 

「お前の好きにしていいんだ……。いや好きにして欲しい……」

 

 最後の躊躇いを突き崩すように紫は若手SPの方に振り向き声をかけた。

 

「くそ、こうなりゃ自棄だ!」

 

 振り向いた紫の横髪を掴み、ペニスに絡める。

 

「あぁ、んっ❤ 近いぃ❤」

 

 扱こうとペニスを動かすと、切っ先が紫のこめかみに当たった。

 

「うあぁ、あぁ……っ! 紫様の髪が、俺のちんぽ、包んで……っ!」

 

 正面に回り、紫の顔の間近まで股を寄せ、夢中でペニスを扱く。

 

「あっ❤ はぁ❤ ら、乱暴にぃ……っ、臭い❤ 目に、鼻にぃ、当たってぇ❤」

 

 紫の悲鳴が若い雄の劣情をさらに加速させる。

 

「おお、新入りもなかなか見込みあるな」

「さて、そろそろ俺の番かな」

 

 五本のペニスに溺れるように甘い悲鳴を上げる紫に藤原は既に臨戦態勢のペニスをさらに突きつける。

 一も二もなく紫はその、一番のお気に入りのチンポにむしゃぶりついた。

 

「んじゅ❤ じゅるっ❤ ん~~っ❤ んぼぉっ❤」

 

 待ちに待った本命チンポに興奮を隠せない紫。激しく吸い付き、チュポンと引き抜いた時には完全に勃起した御刀に仕上がっていた。

 

「ふぅ……じゃあ今日は俺も髪使ってみようかなあ」

 

 竿が顔から一旦離れると、その表面を愛おしそうに舐めていた紫の顔に切なげな表情が浮かぶ。

 藤原は、そんな紫を慰めるように、顔半分を隠す前髪を優しく掬いあげ、唾液で汚れたチンポを拭うように擦り付けた。

 

「はぁ、ちんぽ❤ すきなの、藤原のぉ❤ はぶぅ❤ じゅるっ❤」

 

 自身の髪に巻き付いた愛しいペニスを髪ごと舐め回す。

 

「いいよ、紫。雌豚ちゃんらしくなってきたね」

 

 旧友の面影を感じさせる男の本性は、見てのとおり下衆だ。

 だが、発情し、性欲に支配された今の紫の方は、その下衆を、極上のペニスを持つ男として認識している。

 

「んじゅっ❤ はぁ、チンポが、いっぱいあるっ❤ 沢山の、雄チンポにぃ、私がぁ、汚されてるぅ……っ❤」

「六本ものチンポを同時に相手するとはさすが元日本一の刀使だ」

「紫様、六本もの名刀に選ばれてたんでしょう。俺らのチンポも負けてないですよね?」

 

 男たちは好き放題言いながら紫の手を、唇を、髪を堪能する。

 

「どうなのかな、紫。応えてよ」

「勿論……っ❤ 安綱や、大包平にも……負けない、最高級の、御刀チンポ、だ……ぁ❤」

 

 藤原に促された紫が男たちの望むとおりの模範解答を返した。

 淫欲に満ちた表情で国宝クラスの御刀である愛刀を引き合いに出してまで薄汚い男性器をありがたがる今の紫を見れば、折神家や管理局の人間なら卒倒したことだろう。

 

「そっかそっか。そんなに気に入っちゃったか」

「だったらますます気合い入れて奉仕してもらわなきゃな」

 

 男女を包む熱気が徐々に増していく。

 

「うっ、もう射精そう……!」

「待ちなって。打ち合わせ聞いてた? ここで射精すのはアウト」

 

 一人の男が限界を訴えたが、藤原は素気無くそれを制止した。

 

「へぇ❤ はぁぁ……え?」

 

 被虐心に酔い、てっきり六本分のザーメンを一度に浴びれると思っていた紫は突然のお預けに戸惑う。

 

「ああ、そうだったな。もう冷めちまってるかもしれないが……」

「今日は俺たちから差し入れを用意しててね。好きでしょ、焼きそば」

 

 そう言って藤原は男の一人に指示してプラスチックの容器を持ってこさせた。

 

「うん、割といい匂いだね」

 

 蓋を開けると食欲を刺激する香しいソースの匂いが辺りに漂う。

 

「え……カップ焼きそば……?」

「今日の立食パーティーもお偉いさんの相手で碌に食事取れてないでしょ? そうなるんじゃないかと思って用意しておいたんだよ」

 

 セックスの途中に突然出された焼きそばに戸惑う紫。

 好物の芳ばしい匂いは、情欲に翻弄されている今でも、空腹の腹を刺激した。

 カップ焼きそばの容器が床に置かれた。

 

「どういうつもりだ……?」

「低俗なものを好まれる紫様には床の上で召し上がるのが御似合いかと」

 

 別の部下が嫌味たっぷりに答えた。

 どうやら本当に食事をとらせるつもりらしい。器の上にはご丁寧に箸まで添えられている。

 部下たちの意図が察せられぬまま、言いなりに箸に手を伸ばす。

 そのとき、紫は周囲の男たちがはち切れそうな竿をこちらに向けて扱いているのに気づいた。

 

 びゅるるるっ!!

 びゅくぅぅっ!!

 

 中腰になった男たちが、紫が手に掴んだ焼きそばのカップの上で一斉に射精した。

 

「なっ!?」

「うっ、はあ~、焼きそばにぶっかけるなんて初めてだぜ」

「今日の一番搾りだからな! ソース臭に負けないくっさいヤツが出たかな」

「ええいっ、クソっ、紫ぃ!」

 

 射精の感想を述べる男たち。事前にされた話も半信半疑だった若手SPも今では紫へ向ける獣欲を込めて焼きそばにぶっかける。

 当然ながら紫はこれに戸惑った。

 

「な、お前たち一体なにを!?」

 

 カップ焼きそばに向けて射精する男たちという異常な光景を前に先ほどまでの陶酔も覚めてしまう。

 なによりも紫の気を冷めさせたのはカップ焼きそばという、紫にとってただならぬ思い入れのある好物に対して、この異常な行為が行われたということだ。

 紫は藤原を睨みつける。藤原にだけは、紫のカップ焼きそばにまつわる思い出の話もしていたのだ。

 

「本当に、どういう、つもりだ……!」

 

 怒りと悲しみを押し殺した声で、紫は藤原に問う。

 

「そんな怖い顔しないでよ」

 

 藤原は顔色一つ変えず、背後に回り込む。

 

「やっていいことと悪いこっ、ひぃっ!? うっ、あっ❤ んっ❤ やめっ、んっ、んんっ❤」

 

 胸元が大きく開いたVネックの布地の隙間に無骨な手が侵入する。

 

「今の自分の立場、忘れちゃった?」

 

 ドレスの中で窮屈に盛り上がり、はみ出しそうな双丘をもみしだく。その乱暴な手つきは乳房全体に散らばる快楽神経を刺激し、上半身を快感で満たしていく。

 

「あっ❤ あぁっ❤ 離してっ❤ 離しなさっ、あっ、あぁ、はぁ……っ❤」

 

 気持ちは冷めたつもりでも一旦発情した体の火照りは収まってくれない。

 やがて生地と肌の間を這い回る指が丘の頭頂の突起を引っ掛けた。

 

「はひぃぃッ❤ んあぁっ、んひぃ……ッ❤」

「少し乳を弄られただけで乱れちゃう今のあなたは何なんなのかなあ?」

 

 捉えた乳首を爪先でカリカリ責めながら紫の耳元でそっと囁く。

 

「ひぃん❤ それはぁ……っ、んんぅ~んっ❤ いひぃ~~っ❤❤」

 

 紫は問いに答えららず、ただ喘ぎ声を上げるばかりだった。

 長年胸に秘めていた大切なものを汚された怒りが、与えられた性感にあっさり押し流されてしまったことを自覚してしまう。

 紫には、すでに強い態度で抗議する気勢は無くなっていた。だがそれを口に出して認めることは出来ない。それは亡き友人との思い出を自ら汚すことになってしまう。

 

「ほらほら、ちゃんと言葉で言ってくれないとわからないよ、雌豚ちゃん? いや、このデカ乳なら雌牛と呼んだ方が似合いそうかな?」

 

 そんな紫の心情を恐らく察したうえで、藤原は容赦しない。紫の口から友との思い出よりマゾ雌としての快楽を選んだと言わせたいのだ。

 

「んぎぃ……ッ❤ 違ぁ、ちがっ、ふぅ~~っ、ふひぃッ❤ んん……ッ、あァ……ッ❤」

 

 抑えようとした甘い喘ぎが情けなく口から漏れ出るが、それでも紫は認めない。

 するとドレスの中の指が既に勃起していた乳首を掴み、抓り上げた。

 

「んあぁぁ……ッ❤❤ おッ、お゛ッ❤ や、め……ッ❤」 

 

 乳首を握り込む力が強まる。

 指に引っ張られ、バストを縦に覆う二対のクロスホルター布地の外側に、まさに乳袋と呼ぶのが相応しい爆乳がその先端の乳首ごとまろびでる。

 6cmほどの、美しさが損なわれぬギリギリの大きさの花弁の中央に、ぷっくり膨らんだピンク色の蕾が佇む。

 

「お゛ぉぉ……ッッ❤❤」

 

 ビクビクッ!

 

 乳首がもげそうと錯覚するほどの強い刺激に、紫はとうとうオーガズムを迎えた。

 

「もうイっちまったか! 相変わらず情けねぇ~」

「えっ、でもまだおっぱいしか触ってないのに……?」

「天下のマゾ豚、折神紫様だ。乳首イキなんて序の口だからな。これくらいで驚いてたらきりがないぞ」

 

 絶頂を迎え力が入らず、藤原にしなだれかかったまま放心する紫に、男たちの嘲笑が降り注ぐ。

 

「これだけ派手にイっといて今更偉そうなことは言わないよね?」

「はぁ、はぁ……❤ くうぅ……!」

 

 紫はそれでも唇を固く引き結んだ。

 

「……あんまり素直になれないなら今日はこれで終わりにしよっか。あくまで我々は紫様(・・)の部下ですからね。求められないのに手を出したら問題になってしまいますし」

 

 「散々イキ恥をさらした癖に」と呆れる野次も無視して藤原は、突き放すように言った。

 言葉遣いと声色だけでなく、先ほどまでの人懐っこい笑みが一転して、ゴミを見るような冷たいものに変わった。

 

「そ、そうだが……」

「私も正直悪ふざけが過ぎました。猛省し、これからは不埒なことはやめ『真面目に』お仕えします。少し貴方に気に入られたからといい気になっていたようだ」

 

 藤原は紫の体から離れ、あっさり背を向けた。

 

「おい、その焼きそばを片付けろ。それから紫様に湯浴みの用意を……」

 

 事務的な口調で後始末の指示を同僚たちに出す。その目はもう僅かも紫を見ていない。

 

「あ、あぁ……っ」

 

 紫の中で別の自分の感情が疼きだした。

 先ほどまでの性的衝動の原因である、彼女の中に残る荒魂の感情が、快楽だけでなく孤独に飢え始めたのだ。

 

「ま、待ってくれ……!」

 

 紫の口からすがりつくような声が絞り出された。

 

「何か御用でしょうか。紫様」

 紫に向き合う藤原は礼儀正しく事務的で、自分に心を閉ざしたことは明白だった。

 先程された仕打ちは、本来なら個人的な情を許していた彼であっても、失望するのに足るものだった──かつての紫なら躊躇いなくそうしただろう。

 だが、今の紫の中にあるどうしようもない雌の本能が、この男たちを求めているのは抗いがたい事実だ。

 そして紫の感じる孤独はなにも荒魂の本能だけが原因ではない。

  二十年前からずっと誰にも本心を語れず、誰も寄せ付けず戦い続けた代償だ。タギツヒメが分離した今でも、大荒魂であった過去を知る周りの人間からすれば変わらず異形の存在と見られてしまう。

 そんな孤独も、荒魂の本能を理由(いいわけ)に男たちに抱かれる時だけは忘れられた。

 今となってはこの感情が自分のものか荒魂によるものかわからない。

 ただ一人になるのが怖かった。

 

「すまない……。その、私を……一人に、しないで……」

 

  自信を取り繕うことを諦めた、嘘偽りのない本心が漏れた。

 その瞬間、藤原の表情が元の人懐っこい笑みに戻った。

「もう一度言ってくれ」などと聞き返したりはしない。

 片付けの手を止め、真っ直ぐ紫の傍に歩み寄り、抱き寄せる。

 

「わかった。紫が望むならこれまでどおりに傍でいるよ」

 

 SPの中ではさほど大柄なわけではない藤原の体が、紫に亡き友の輪郭を思い出させる。

 抱擁で伝わる他人の体温が紫とノロの感情の渇きを癒す。

 

「すまない……すまない……ありがとう……」

 

 自分のものなのかすらわからぬ感情は、紫の瞳に涙すら流させようとしていた。

 それと同時に、耳元で悪魔の囁く声が聞こえた。

 

「その代わり、今は俺の言うこと聞いてもらうけど?」

「あ、ああ……」

 

 一連の茶番で心理的抵抗が極限まで削がれた紫は、耳をくすぐる藤原の甘い声音に陶酔するように頷いてしまう。

 

「よかったあ、料理が無駄にならずに済んで」

 

 藤原は別の男に合図して先ほど片づけられようとしていたカップ焼きそばを持ってこさせる。

 それを受け取り、未だ床にへたり込む紫の前に、犬のエサやりのようにカップ焼きそばの容器を置く。

 

「さあ、さっきの続きだよ。俺らの思いを込めて調理した一品、ご賞味ください、なんてね」

 

 藤原は思惑通りの反応を示す紫に満足したのか、いつもより饒舌に喋る。

 

「そういや俺が作った料理を紫に食べてもらうの初めてだよね。ちょうどいいや、紫が素直になって俺たちと気持ちは同じだってはっきりできた記念になるね!」

 

 紫に先ほど散々かき乱された感情が脳裏をよぎるが、もう一度藤原の笑顔を見ると自分には拒絶することはできないことを悟る。

 添えられた箸を握り、白濁に染まった焼きそばカップを手に取る。

 

「うぅ……!」

(ひどい、臭い……)

 

 焼きそばの芳ばしい臭いと時間を置いた精液のイカ臭さが混ざり、何とも言えない異臭が鼻をつく。

 

(だけど、食べなければ……!)

 

 傍でニコニコ笑う藤原を見る。

 周囲の部下たちは紫を囲み、テーブルに腰掛けたり、中腰になって目線を紫に合わせたり、観客のようにリラックスして彼女の様子を見ている。

 対して紫は、極力自身に突き刺さる視線を無視し、居住まいを正して正座になった。

 意を決して麺を掬い、ズルズルと口に入れる。

 

「ずる、じゅ、ん、むぐぅ……っ!!」

 

 麺にたっぷり付着した精液が唇を通過し、舌の上に乗った瞬間、思わずえづきかけた。

 何とも言えない苦みが口内を満たすが、それでもソースの風味が濃い分、味は臭いや舌触りと比べればマシだった。

 

「いいって言うまで咀嚼して。よく味わってって言ったよね」

 

 藤原のすげない指示に上目遣いで許しを請うが変わらぬ笑顔に無意味を悟る。

 咀嚼するたびに焼きそばとザーメンが混じったものが口内で流動する。そのたびに味覚と嗅覚が犯される。

 

「お味はどうです?」

「むぅ……むぐ……」

 

 最低な味だが口内に居座る異物のせいで口を開くことは出来ない。

 

「そうですか、美味しいですか」

 

 恨めしそうに見上げた先にある、心底楽しそうな藤原の笑顔は紫には眩しすぎて直視できない。

 諦めて視線を落とし首を振る。

 

 「ノリ悪いなぁ。じゃあ美味しく感じるまで、よく噛んで味わってもらおうかな」

 「んぐっ!んんぅ……」

 

 無体な言葉に慌てて上目遣いで訴えるがもう遅い。

 

「もぐ……むぐ……、もぐ、んむっ、うっ、うぁっ、うぅッ、う゛ぉぉ……ッ、っ、んっ、ふぅーっ、ふぅー……」

 

 数分間が経ち何度も吐き気に襲われ、もう麺の形もわからなくなるまで噛み続けた頃にようやく終わりの時が来た。

 

「そろそろ呑んでいいよ」

「ん……ごくんっ、げっ、ん……っ、はぁ、ふぅ……っ!」

 

 必死にえづくのを堪えていると目に僅かに涙が浮かぶ。

 

(気持ち悪い……喉がまだ粘ついている……)

 

 麺類特有の喉越しの良さはドロドロの感触にかき消されていた。

 もし今、鏡で口内を覗けばそこら中に精液がこびりついているのだろう。

 およそ刀使として、大荒魂に憑りつかれた禍神として、折神家の当主として、様々な苦痛を体験してきた紫だが、このような苦痛で、屈辱的な体験は初めてだった。

 だがこれで終わりではない。まだ一口食べただけなのだ。

 カップの中にはまだまだ白濁色の焼きそばが残っている。

 

「一口食べてどうだった? カップ焼きそば通としての紫の評価を聞きたいな」

 

 上から投げかけられる、弄ぶような藤原の問いに苦々しく答える。

 

「酷い、ものだ……」

「ちょっと傷つくなぁ。どう酷かった? 具体的に教えてよ」

 

 言葉にするのもおぞましい。だが渋っていてもさらに酷い辱めが待っているだけだろう。

 もう逆らおうなどと思えない紫は最低な記憶を思い起こし言葉に紡いでいく。

 

「…………。ソースの匂いが強く思ったほどのザーメン臭は強くないが、だがそれでも完全には掻き消せない。ソースの匂いだけを意識しようとすればするほどザーメンの臭いが逆に気になって仕方がない」

「なるほどね。ソースあると楽勝かなって思ったけど、そっか、俺たちのザーメンはソースにも負けて無いか! うん、続けて続けて」

「……食感も酷いものだ。最初は麺に混じるプリプリしたザーメンの主張が強いが、咀嚼を続けると麺全てにザーメンが溶け込み、まるで口の中の全てがザーメンで満たされたかのような感覚になる」

「ん、それってザーメン大好きな紫にピッタリじゃん?口に射精すとよく『紫ぃ、ザーメン大好きぃ』って言ってくれるし」

 

 何度も抱かれる中で精液の味を覚え込んまされているのは事実なので紫も強く否定できない。

 

「うぅ……。何かと一緒に食すというのはまた別だ。食欲をそそるソースと触感が次第にザーメンと混じり合って吐き気を催すものに変化する。腐敗した食べ物か、さもなくば生ごみにソースをかけたようなものだ」

「腐ったとか生ごみは酷いなぁ。食べても大丈夫な新鮮な食材しか使ってないからさ。安心して続きをどうぞ。美味しいって言えるようになるまで頑張ろうね。大丈夫。紫ならすぐ好きになるよ」

 

 嫌味を込めたつもりだったが藤原には全く通じない。どころか紫は自信の食べなければならないものを言葉にしたことで汚物と更に強く意識して食さなければならなくなった。

 どのみち逃げ道は無い。観念して残りのザーメン焼きそばに臨む。

 

「ん……ずるずる、ずっ、ずびっ、もぐ、もぐ……」

 

 口内を犯す感覚を堪え、恥辱を堪え、ゆっくりと食事を進める様を、男たちは満足げに見つめる。

 

 実際、最悪だったのは一口目だった。

 慣れもあるが、表面に乗るザーメンを始末すれば、下の方は普通の焼きそばに近い。

 

「ん、むぐ、もぐ、ごくんっ! はぁ……っ、これで、満足か」

「紫はまだ物足りなそうだね? そんなに良かった? 俺たちの精液と焼きそばのマリアージュは」

「ああザーメンソースがもうほとんど残ってないじゃないですか。そんながついちゃって」

「精液ばっか減ってて焼きそばはまだ残ってるじゃん。そんなに精液欲しかったのかよ」

「しっかし、あんなくっせぇのよく食べれたもんだぜ」

 

 友と過ごした青春を想起させる好物の焼きそばのことを貶されるのは、紫にとって自分のことを愚弄されるより辛いことだった。

 既に心の折れた紫は藤原に助けを求めるように見つめる。

 だが藤原の目的はこの紫がよりどころとするものを徹底的に破壊することだった。紫の過去まで含めた凌辱はまだ始まったばかりだったのだ。

 

「おい、さっき射精してないやつ、追加して差し上げろ」

 

 紫に食べる手を止めさせ、カップを男たちの股間の前に掲げさせる。

 

「おう、任せろ!」

「ザーメン食す紫様がエロすぎてたっぷり出そうだ」

 

 びゅる、びゅるるっ!

 

 紫の持つカップの上に白濁ソースが勢いよくかけられた。

 

「すぐ食べたら勿体ない。よく掻き混ぜて味わって食べないと。精液はいくらでも出せるわけじゃないんだよ?」

 

 藤原に命令され、紫は箸でザーメンを麺と混ぜ合わせる。

 異臭を放つヨーグルトソースのような何かがカップの中身を満遍なくベタベタに染めていく。

 

「うん、食べていいよ」

 

 より気持ち悪く変化したカップの中身、そこから漂う異臭も一段と濃くなっている。

 混ぜ合わせた焼きそばの上にさらに別の男が特濃ザーメンをトッピングする。

 

「プリップリのできたてザーメン、美味しく召し上がれ」

「は……っ、は……っ、こ、これでは、ほとんどザーメンでは……っ!」

 

「それがどうした」とばかりの男たちの表情に紫は抗議を諦め、箸を麺に絡める。

 

(さっさと食べてしまわないと……! 一番ひどい最初さえ乗り越えれば……っ!)

 

 紫は鼻の息を止め、目を瞑ってドロドロの麺を口に頬張った。

 

「紫様、素直になってきましたね? やっぱザーメンが足りなかったかな」

「紫様はウスターソースよりザーメンソースが好きと。よし覚えたぜ!」

 

 好き放題言う声を無視して、紫はザーメン焼きそばの咀嚼を続ける。

 

「もぐ、むぐ、うぇっ……」

 

 ザーメンが増えたせいで味のエグみはさらに増している。

 急いで飲み込んでしまいたいが藤原の目が気になりよく味わざるをえない。

 

「あー、俺も紫様にザーメン喰わせて差し上げたいぜ!」

 

 そういうと一人の男が紫の髪を掴んで髪コキを始め、咀嚼中の顔にチンポを突きつける。

 

「さっきからソースの臭いがきついな。紫様はチンポの臭いの方が欲しいですよね?」

 

 煽る男を睨むが口内からのザーメン臭とチンポのむせ返るイカ臭さに挟まれ、その視線は弱々しい。

 

「俺も俺も!」

 

 さらに別のペニスが髪を巻きつける。

 

「おい、今はやめっ……っ!」

「紫は食事に集中して。せっかく作ってあげたんだから」

「ぐぅぅ……っ!」

 

 紫は仕方なしに視線を落とし、白い粘液が糸を引く焼きそばを口に運ぶ。

 

「ずるるっ、じゅるっ、もぐっ、もぐ……っ」

 

 そうしている間にも、視姦や髪コキで興奮したペニスがさらに追加のソースをカップに注いでいく。麺を食べるごとにザーメンの比率が大きくなっていく。

 

「んぐ……っ!」

 

 箸の先端が白く汚れるほど濃く染まった焼きそばのような何かを口に入れる。

 

(ぐぇ……苦ぁ……っ、もう、精液を、食べてる、ようだ……)

「お、え……ッ、むぐぅ……ッ!」

 

 思わず吐き出しそうになるのを必死に堪える。

 気を紛らわせるため、昔、今は亡き親友に勧められて初めてカップ焼きそばを口にした時の味を思い出そうとする。

 

 自分──折神紫は刀使の頂点に立つ名家の長女。

 当時の自分は生まれてこの方、家に仕える専属の料理人が作るもの以外口にしたことがなかった。

 それを見かねてある日、いきなり「食べてみろ」とカップ焼きそばを差し出してきたのが今は亡き親友だった。

 天下の折神家の跡取りで、箱入りのお嬢様だった自分に、臆面なくインスタント食品を勧められるのは、後にも先にも彼女ぐらいなものだ。

 ──だがあの日、口にした味は生涯忘れられないほど美味しかった。

 自分の口に合ったというのもあるが、友と初めて「美味しい」を共有できたのが嬉しかったのだと思う。

 それまで食事とは、厳格なマナーを守り、目の前の料理にのみ集中する堅苦しいものだった。

 

『あそこのメーカーのが一番美味いんだって!』

 

『食べた後、どこに遊びにいく?』

 

 友と他愛もない会話をしながらする食事がこんなにも楽しく、美味しいものなのだと初めて教えられた。

 それに比べて今は……その思い出の味を穢すようなものを、思い出の残滓に縋った男に食わされているのだから皮肉だ。

 

「ん、ごくっ、むぐ、ごっくん……っ! うっぶ、ゲプッ!」

 

 咀嚼から嚥下へ。能動的な意思を求められる行為で、紫は現実に引き戻される。

 大量のザーメンを食した喉からついゲップが漏らしてしまった。

 

「ハハハ、紫様、はしたねえー!」

「超絶美人のザーメンゲップ、たまんねえな!」

「ふぅ……ふぅ……っ」

 

 唇も、頬も、顎も、舌も、喉にも、白濁色の粘液がべったり付着していた。

 

「そろそろ俺も我慢できなくなってきたなー。紫、ちょっと容器貸して」

 

 言われるままに紫が差し出した焼きそばの容器を受け取り、藤原が満を満たしてズボンを下ろした。

 

「うわ……すごい臭いだな……」

 

 受け取った容器をまるで汚物入れかのように若干引きながら、その中から麺を一本拾う。

 

「もう冷めきってるな。これならいいか。はい、紫。あーん」

 

 なるべく触れる面積を減らすよう指先だけでつまんで紫に差し出す。

 それを紫はエサをねだる雛鳥のように口を開け、舌で受け止め、絡めとり、咥えて、ちゅるんと啜った。

 どんな苦痛や屈辱を与えられようとも、

 彼の機嫌を損ねれば快楽は与えて貰えない。

 彼に見捨てられれば、孤独が待っている。

 調教されきった精神はそう追い詰められ、思い込まされていた。

 

「よーし、偉い偉い。かわいいよー、紫。じゃあ俺からのご褒美あげる」

 

 その従順な様子に満足した藤原はそう言って焼きそばの容器に自身の怒張を突っ込み容器をかき回す。

さながら焼きそばを犯すかのような行動に周りの男は面白がってはやし立てるが、紫は美しい思い出を男性器で下品に擦り潰されているかのようで心を痛めた。

 

「それ、大好きな焼きそばにチンポもついてきた!」

 

 例え何を思おうが男の命令を反射的に聞いてしまう紫。

 その口内にザーメン焼きそばを纏ったチンポが突っ込まれた。

 

「むぐぅ……っ! もご、むぅぅ……っ!」

 

 肉竿が舌上を滑り、口内を占拠する。

 喉元を圧迫し、精液と焼きそばの混ざり合った味が暴力的に掻き回される。

 だが紫は、先ほどより安堵感を覚えている自分に気づいた。

 今、口の中を最も支配する味は、感触は、いつも咥えている入れ込んだ男のペニスだったからだ。

 

 藤原に入れ込んだのは彼女と姓が同じで、雰囲気が少し似ていたから。

 立場を気にせず、気さくに話しかけてくる彼に『彼女』の面影を見た。

 いや、正直に言えばそれだけではない。

 公私に渡って傍にいる立場の彼。

 かつては『彼女』がそのような紫が呼べばすぐ来てくれるような立場にいればと思った。

 だからか、紫はある夜〝間違い〟を犯してしまった。

 藤原を閨に誘ってしまった。

 それが本当に間違いだった。

 紫の身体は、藤原の身体と相性が良かった。良すぎると言っていいほどに。

 寂しさを埋めるために、段々と彼との逢瀬に溺れていった。

 だが溺れていたのは、紫だけではなかった。

 藤原は段々と紫という極上の雌肉への獣欲を、紫という極上の女への征服欲を隠さなくなっていた。

 最初の頃の気さくさと優しさは形だけのものと成り果て、どんどんアブノーマルなプレイを強いるようになり、今では平然と他のSPにまで紫を犯させている。

 

 だがその時には既に紫は彼を拒めなくなっていた。

 内なる荒魂と、紫自身はそれほどまで飢えていた。

 

(あぁ……藤原ぁ……っ❤)

 

 紫は藤原のペニスを咥えて、安堵していたのだ。

 

「あははっ、やっぱチンポだよねえ! 焼きそば見たらもう俺のチンポのことしか考えれないようにしてあげるから!」

 

 苦みの中にしょっぱさが混ざったザーメンの味が思い出の味を塗りつぶしていく。

 今の紫は焼きそばを食べ在りし日に思いを馳せるよりも、ザーメン焼きそばを食べてチンポに溺れることに充足を得ていた。

 心と身体の足りないものを藤原が与えてくれる。

 精液と焼きそばとチンポに口をふさがれ酸欠寸前のぼうっとした頭でそう実感していた。

 押し込まれる怒張に応えるように必死で口をすぼめ、舌を動かして雄竿を刺激する。

 

「じゅぅっ❤ はぶぅ❤、れろっ……じゅるっ❤」

 

 後頭部を掴まれ、ゴッ、ゴッと股を押しつけられる。

 

「んごぉ❤ おぉ゛……ッ❤ ごふぅ……ッ❤ んじゅっ、じゅるるっ❤」

 

 奥まで進出した肉竿が口蓋垂の手前の神経の集まった部位を擦り、喉奥に圧迫感を与える。

 脳まで揺さぶる刺激に涙と鼻水と涎を垂らしながら、夢中で舌を這わす。

 

「くぅぅ……最高級の口オナホだなあ……!」

 

 限界が近づいていることを察した藤原は、ペニスを口から引き抜く。

 じゅぽんと粘音が立ち、焼きそばとザーメンを綺麗に舐め取られたペニスは代わりにまとわりついた唾液で糸を引いていた。

 

「ふぐぅぅ……っ、ふぅぅぅ……っ! んぐぅ、んんっ」

 

 欠乏していた酸素を必死に取り込みながら、紫は口内のものの咀嚼を試みる。

 口の中の麺が咀嚼して半ばペースト状になったころ、舌に触れる感触に麺と違うものが混じっていることに気づく。糸のような細さとコシの強さは明らかに焼きそばの麺ではない。

 

「う、えぇ……っ!」

 

 気づいて思わず吐き気を催しそうになったそれは、ペニスを根元まで咥え込んだときに麺に引っかかった陰毛だった。

 舌を器用に動かし、縮れ毛を捉え、唇まで運び出す。

 仕上げに指で舌に張り付いているのを取り除くこうとしていると、藤原がそれを見咎めた。

 

「なに、出してるの?」

「け、毛が……流石に、これは、食べものでは……」

「一緒に食べないの? 刻み海苔みたいなもんでしょ?」

 

 藤原は紫の言葉を遮り有無を言わせず自分の言葉を言い切る。

 容器に出されたものは全て焼きそばであり、今の紫には喜んで食べることしか許されないというのだ。

 

「んぐぅ、お゛ぇ……ん、むっ、ぐぅ……っ」

 

 舌を丸めて奥に運び、飲み下そうとすると、毛を飲み込む気持ちの悪い感覚が喉を通過し、紫はえづきそうになるのを必死に堪えた。

 

「ぐっ、ふぅ……は、ふぅ……っ、ふぅ、はぁぁ……❤」

 

 息を乱す紫の目の前で、限界を迎えた怒張が、今日見たなかで最も濃いザーメンを吐き出した。

 ──もう、ほとんど麺が残っていないカップの中に向かって。

 

「はい、じゃあ紫。これで食べる分は最後だよ」

 

 愛しい肉竿から吐き出されたちんぽソースが入った器が、紫の前に差し出された。

 

「残りはもう箸いらないかなあ?」

 

 相変わらずの笑顔の藤原。紫は朦朧としたまま手を床に付き、置かれた容器に口を近づける。

 焼きそばのわずかな麺とウスターソースの残滓、そして一番存在感を放つホカホカのできたてザーメン。生ごみのような容器の汚さに一瞬とまどうが、藤原に頭を手でわずかに押さえられると抵抗せずに口につけた。

 

「ちゅっ、れろっ、じゅる……ずずずっ」

 

残ったものの中で一番求めていた藤原のザーメンを真っ先に啜る。

 

「おぇっ、俺もう焼きそばは食べれねぇわ」

「そもそも食わねーよ。俺たち仮にも折神家直属のエリートだぞ。カップ焼きそばなんて食べてるの誰かに見られたら主の沽券にかかわる」

 

 焼きそばカップを覗き込んだ男たちがわざとらしく囃し立てた。

 紫はそれでも食べる口を止めない。

 

「ずずずっ、じゅるるっ❤ ん、んんっ、ずるる……っ❤」

 

「すげぇ音立ててんな」

「これじゃただの野良犬かなんかですよ……」

「こんな雌豚が刀使の頂点、折神紫様だっていうだから笑っちゃうよな!」

 

 思い出の味よりもザーメンを選んだ今となっては男たちの嘲笑も被虐心を煽るスパイスとして自然に受け入れられた。

 

「紫があんまりエロい格好するもんだから、また勃ってきたよ」

 

 四つん這いで与えられた餌を漁る紫の背後で、藤原が自慢のイチモツを反り返らせた。

 その先端から溢れ出る我慢汁のとおり、剥き出しの情欲のままに、自分に向かって突き出た肉厚の尻を掴む。

 

「んひぃ❤」

「もう辛抱堪らないなあ」

 

 邪魔なドレスの裾をビリビリと腕力に任せて裂いた。

 切れ目の入った布地を捲り、露出した肌色の桃の割れ目に怒張を挟む。

 

「はぁ……❤ ほぉぉ……❤」

 

 待ちわびた感触と熱が尻を撫で、紫の体が歓喜に震えた。

 

「挿れるよ、雌豚ちゃん!」

「うァァ~~ッ❤んっ、おほぉぉぉ~ッ❤❤」

 

 念願の挿入に喜びの咆哮を上げる紫。

 

「おお、すごい……! こっちは全然いじってないのに、もうぐちゅぐちゅじゃん。ザーメン焼きそばでそんな興奮したのか。食べるの嫌がったのはフリだったのか? フリだったんだよなっ!?」

「はいぃ❤ そうっ❤ 私はっ、はぁんっ❤」

 

 藤原の問いには肯定しろというニュアンスが含まれていた。

そう命じられたらそう答えるのが調教されきった奴隷の性だ。

あの時の紫の思いなど捨て去ってただ快楽に没頭する。

 

「よしよし、紫はもうウスターソースよりもザーメンソースの方が好きだよな?」

「好きぃ❤……だっ、ザーメンソース大好きですぅっ❤❤」

「よし、よく言った! 追加注文はザーメンソースオンリー焼きそばできまりだ!」

 

 そう言い放つと藤原は紫の腰を掴み、尻を持ち上げさせた。

 

「へっ、マゾ雌の癖に最高にエロい体だなっ!」

 

 男たちは預かり知らぬ話だったが、紫の体は20年間時が止まっていた。すなわち実年齢よりずっと若い17歳の少女の肉体なのだ。

 

「あぁっ、あひぃっ❤ 激しっ❤ ちんぽ、ちんぽが突いてぇっ❤ う゛っ❤ あ゛っ❤ ひぃ❤ はひぃ〜〜あぁぁッ❤❤」

 

 肉槍が膣を貫くたび、弾力のある尻肉が波打ち、逞しい腿に支えられた腰が跳ね、爆乳がブルリと大きく揺れる。

 紫の乱れ切った反応に藤原の興奮も加速し、腰を打ち付けは激しくなるばかりだ。

 

「おおおぉぉっ、もうイきそうだっ! あーダメだ、しゃあねぇ、このままイクぞ! マゾ豚女、受け止めろっ!」

「くぅ~んっ❤ 来いっ、来てっ❤ くださいぃっん❤❤ イクぅぅぅ~~~っっ❤❤」

 

 びゅるるっと中出しをキメられイキながら、一滴も漏らすまいかと藤原に腰をぐりぐりと押し付ける紫。

 

「ああ~出した出した。出してやった精液こぼすんじゃねぇぞ」

「ひぃんっ❤ はひぃ……❤」

 

 最後の一滴まで注ぎ込んだチンポを抜きながら紫の尻をパチンと叩く。

 その語調はいつの間にか他のSP同様の乱暴なものに変わっていたが、今の紫にはどちらでもよいことだろう。 

 

「お前ら、好きに使って中出ししてやれ。おかわりの焼きそばが出来たら紫に注いだザーメンカクテルでソース作ってやろうぜ」

「なら、オレ、オレがやる……っ!」

 

 名乗り出たのは先ほどの若手SPだ。すでに服を脱ぎ、鼻息を荒くして紫の前に立っている。

 

「お、ヤる気満々だな? いいぜ、譲ってやるよ」

「はぁ、はぁ……っ、なんだこの状況、夢みたいだ……」

 

 若手SPはすっかり吹っ切れた様子で、その瞳は明らかに獣欲に染まっていた。

 

(あの紫様がこんな顔するはずがない……そうだ、コイツはただのマゾ豚なんだ)

「服が邪魔だな」

「あ……お、お前……っ」 

 

 破かれたドレスのスカートを掴み、乱暴に裂け目を広げる。

 我儘な尻肉の肌色がブルンとまろび出る。

 

「脱いでください……紫様……!」

「ひゃあぁっ!?」

 

 さらに今度は前面のスリットを上部に向かって力任せにビリッと引き裂く。

 

「脱げ、紫!!」

「ひいぃぃっ!?」

 

 自身の行う狼藉に引きずられたのか若手SPの語調が荒くなる。

 お腹と局部が露出してしまった紫は、上半身と腕で局部を庇うように前屈みに丸まる。

 

「オラッ! 生乳拝ませろ!」

 

 自分から近づいてきた首元の結び目を両手で破くと胸を心許なく覆っていた薄布が落ち、とうとうドレスがドレスの体を為さなくなった。

 

「やぁ……っ❤ ドレスが……っ❤」

 

 腰のインナーベルトを引き剥がすと、剥がれかけの皮が落ちるように紫は生まれたままの姿にされた。

 押さえつける布がなくなったバストは重力に逆らうように上向きに突き出す。優に100cmを超えるだろうそのサイズに引きずられないハリは、いやらしさより先に紫自身の凛々しさを想起させる。

 ──彼女が快楽に堕ちていなかったのなら。

 

「み、見ないで、くれ……こんな、姿ぁ……っ❤」

「雌豚が一丁前に恥ずかしがるな!」

「腕押さえてる方がかえってエロいがな!」

 

 乳首を隠そうと双丘の頭頂部から頭頂部にかけてを押さえる腕が、弾力溢れる乳肉に押し返され、逆に半分乳房に埋もれかかる。

 ともすればアンバランスにも見える爆乳だが、その分170cm近い長身に、最強の刀使を支えるがっちりした体格──現役を退いたとはいえ太腿の筋肉は未だパツンと張り詰め、腹筋は引き締まっている──が肢体のバランス美を整えている。

 

「はぁ、はぁ……マゾ雌のくせに……糞エロい体しやがって……!」

 

 若手SPはまじまじと紫の裸体を視姦する。どこをどう見回しても四十近い女の身体には見えない。

 目の前でこの世の美を集めて形づくられたような肉体が弱々しく己を庇うように蹲っていた。

 濃紫のドレスを剥がれた極上の肢体は透き通るようなきめの細かい白磁の肌に覆われていた。

 

「おぉ!?」

 

 その下半身──局部に視線を向けた瞬間、若手SPは目を剥いた。

 先ほどの射精の残滓を零す肉厚の性器、その上部の茂みがハート型を象っていたのだ。

 綺麗に剃り整えられた黒い剛毛は卑猥なマークを土手マンの上にくっきりと浮かび上げる。

 

「マゾ奴隷らしいモン生やしてんじゃねえーか……!」

 

 若手SPは、紫の両足を掴んで股を開かせ、まんぐり返しの姿勢で寝かせる。そこに自身はガニ股となって腰を下ろし、ハートの茂みの上に若さで漲る怒張をあてがった。

 

「ひゃ、おおきっ……っ❤」

 

 ザーメンを零す秘部に蓋をしようと捻じ込まれる彼の巨根は藤原のソレよりひと回り大きかった。

 

「ひゃひぃぃッ❤❤ お、お゛ッ、おおき……っ❤」

 

 下半身から上半身に、斜めに突き下ろされる圧迫感に、紫が悲鳴のような嬌声をあげた。

 

「おほッ❤ ほぉぉッ❤ そんな、ケモノ、の、よぉに❤ ほぉぉ〜〜んっ❤❤」

「ケモノだろ、お前は人間じゃなくてマゾ豚なんだからっ!」

 

 パンパンと肉が肉を打つ音が響き、豊満な肢体が尻(うえ)から胸(した)へ波打ち揺れる。

 

「いぃ、ひぃぃっ❤ はぁ、あっ、はぁぁっ❤ き、きもちぃ……ッ❤ きもひぃ、いぃ、ヒぃ❤イッ❤ いぃ……っ❤」

 

 そのたびに、紫の声も揺れるように途切れ途切れに、雌の悦びを口に出す。

 

「俺のちんぽ、ドコまで挿入(はい)ってんだ、紫?」

「あぁぁッ❤ 膣内(なか)のおくぅ……っ❤ 奥にぃ……っ❤」

「ドコまで挿入ってるって聞いてんだ! はっきり答えろ、雌豚!」

「ひぃぐぅッ❤ ひ、ひきゅッ❤ 子宮のぉ……っ、いり、ぐち、ちかくぅ、までぇッ、ほぉんっ❤」

 

 その声が獣欲に従うままに荒々しくなる。

 そして、それに返事する紫の声は恐れではなく悦びに満ちている。

 マゾだの、雌豚だのと、罵られるに相応しいオンナの痴態がそこにあった。

 

「おうおう、若いなあ、アイツ。がっつきすぎだろ」

「まあでも我らが雌豚様は乱暴にされる方が好きだし、な?」

 

 若手SPは興奮気味に紫の乳を揉みだしだく。仰向けになり安定した土台を得た白い双塔は、重力で形を僅かにひしゃげる。その上に大きな手が肉を押さえつけると、乳房は餅のように形を自在に変える。

 

「お乳ぃ、あぁ……っ❤ はあぁぁ……っ❤ きもちいいのぉ、ひろがって……っ❤」

「御堅い面のくせになんてエロいデカ乳ぶら下げてんだよ! この乳も折神家の女が受け継ぐ武器なのか!? これで男を媚び落としてんのか!?」

「ちがうぅ❤ ちがうぅっ❤ おりがみは、いちぞくはぁ……っ❤ しめぇ、あらだまァ❤はら……ッ❤ ふぅぅ~~っ❤❤」

「どう違うんだ!? 言えるもんなら言ってみろよ、オラァ!」

 

 二人が発する罵声と嬌声に熱が籠る。それと連動するように行為も激しくなっていく。

 結合部からは、肉がぶつかる音に交ざり、ドチュドチュと淫猥な粘音が漏れ出していた。

 

「膣内にだしてって言え!」

「膣内にぃ❤ だしてぇ……ッ❤」

「膣内にだしてって言えやッ!!」

「なかにぃ、ひぃぃんっ❤ ザーメン……ッ、んあっ❤ いっぱい、たっぷりぃ、だしてぇぇッ❤❤」

 

 もはや尊敬する当主への敬意など微塵も感じられない若い部下の罵声に、紫はめいいっぱい張り上げた雌媚び声で応える。

 

「糞、糞っ! 望み通り全部射精してやるからなぁ……ッ!」

 

 男の下半身が紫の下半身にのしかかった。

 背後から行為を見れば、まるで尻が尻をプレスをしてるようだ。

 

「お゛ぉッ❤ お゛ぁッ❤ おくぅ、おくぅ、おしつぶ……ッ❤ ひゅう~~っ❤❤」

「ぐぅぅ……っ、一滴もこぼすなよ……!」

 

 びゅるるるるっ!!

 

 ぴったり密着し合う結合部の肉がブルブルッと震える。

 若い雄は自身の遺伝子をより多く子宮に刻もうとしているかのように、たっぷり10秒間は挿入を解かなかった。

 ようやく解放された膣口は収まりきらなかった若い精をポタポタ垂らす。その真上のハートマークは肉棒が挿し入れらる先を示す矢印のようにも見えた。

 

「はふぅ……ッ❤ はふぅ……ッ❤ ひぃっ!?」

 

 

 二連続の激しい性交を終え、流石に息を切らす紫だが、男たちは前髪と後ろ髪を掴んで持ち上げた。

 

「休んでる暇はありませんよ、紫様」

「焼きそばできる前にたっぷりザーメンカクテル作んなきゃいけないからな」

「あぁ……っ❤ はぁぁ……っ❤」

 

 その後の紫は、完全に剥き出しの男たちの性欲の捌け口と化していた。

 アナルにバイブを挿し込ませたまま、性交に及ぶ者。

 乳首が千切れるのではないかと思うほど抓りながら性交に及ぶ者。

 酸欠ギリギリまで首を締めながら性交に及ぶ者。

 いずれも紫のことなどお構いなしのハードなプレイだったが、焼きそばの件でマゾ奴隷としてさらに吹っ切れた紫は、与えられる苦痛も屈辱も、全てを喜悦に換え、膣でペニスに媚びることで応えてみせた。

 

「もう我慢できねえ。俺、ケツ穴貰っていい?」

 

 駅弁で抱かれている最中に、背後から別の男が寄ってきた。

 

「ほぉ……ッ❤ ほひょぉ~っ❤」

 

 菊門に挿し込まれた指に反応して、種類の違う喜悦の声が上げる。

 

「しゃあねえな。まあ、このドМ豚様なら締まり良くなるだろうしいいぜ」

「よし! 臭っせえザーメン焼きそばが消化されてくる前にケツ穴使っときたかったんだよな」

 

 背後の男は嬉々として、ビンビンの怒張を尻穴に挿し込んだ。

 

「おほぉぉ~~ッ❤❤ ふじょ、不浄ぉ、のぉ❤ 穴がぁ~ッ❤❤」

「これこれ! ケツ穴での鳴きっぷりが好きなんだよな」

 

 背後の男が足を掴んで股が開くよう持ち上げ、前の男が腰を掴んで支える。

 屈強な男二人によって押しつけられる前後の肉棒は、パンが具を挟むようにがっちりと紫の膣道と直腸を貫く。

 

「ほぉぉッ❤ ほひぃぃッ❤ おほぉぉ~~ッ❤❤ ちんほぉ、ひんぽぉ、はぁ、ひほんもぉ~~ッ❤❤」

「最初試したときはキツすぎてどうなることかと思ったけど、やっぱ藤原先輩の調教はすげえなあ」

 

 交互に押し入る二本の律動に、紫は言葉にならぬ声で絶え間なく啼き続ける。

 当然後ろの穴などとうに開通・開発済みだ。

 先にバイブでほぐされた直腸は、逞しい剛直を容易く咥えこみ、竿に塗られた追加ローションを潤滑油に激しいピストンを受け入れ続ける。

 

「紫様、二本の御刀の鞘になる気分はどうっスか? 二刀流だし紫様らしくないっスか?」

「あう、あうぅ❤  はひぃぃっ❤ わたしにぃ、二穴ぁ、おちんぽ、ぴったりぃ❤」

「いやもうこれは鞘っていうかただのチンポケースだろ」

 

 股間部を前後から占拠される圧迫感。

 モノのように扱われる被征服感。

 テンポよく、休みなく、与えられる結合部の刺激。

 

「きもちぃ❤ きもちぃぃっ、いひぃッ❤ きもちぃぃのぉ……ッ、とまらないのぉッ❤❤」

 

 被虐心が何もかもを快楽に変換していく。

 

「ぐぅ……っ、そろそろスパートかけるぞ!」

「早えぞ、早漏!」

「うるせえ、後から挿れたくせに!」

 

 前穴を犯す男の、臀部を掴む手に力が籠り、弾力とボリューム感溢れる尻肉が指の形に添って歪んだ。

 結合部はバチュバチュと激しい粘音が立て、隙間から洩れ出るザーメンが泡立つ。

 

「んん……っ、くぅ……っ、はぁぁ……っ!」

 

びゅる~~ぅ、うぅぅ~~っ!!

 

「んひぃぃぁぁッ❤❤ またぁ~~っ❤❤ 濃いのきたぁ❤ おまんこのなかぁ、ザーメンの洪水にぃ……ッ❤❤」

 

「ええと、これで六発目か?」

「お、おれも、もう……っ!」

「ほ、えぇ……っ❤」

 

 急激な括約筋の収縮に刺激され、肛門内のペニスにも一気に限界が訪れた。

 

「おい、射精すときは前に射精せよ!」

「わか、ってる……っ!」

 

 ずぼぉ、ずぶぅ!

 

 背後の男は、アナルに突っ込んでいたペニスを引き抜き、空いた前の穴に素早く挿し換えた。

 

「ほぉぉっ❤ ンほォぉッ❤❤ ずぼっってぇ~ッ❤❤ 前ぇ、だめぇッ❤ これいじょ、お腹ァ……ッ、やぶれ……っ❤」

 

 びゅるるっ、びゅびっ!!

 

「七発、目ぇ……っ!」

「ん゛ほ ぉ゛ぉ ぉ~~ッッ❤❤ ついかぁ❤ おかわりぃ、きた゛ぁ゛~~ッ❤❤」

 

 マゾ奴隷相手に容赦などあるわけがない。連続射精により、膣道がみっちりザーメンで満ち、下腹部がぷっくりと膨らむ。

 

「腸液風味のザーメン追加だぁ!」

「いい感じで混ざってきたんじゃねえか」

「ぶ、ほぉ……っ❤」

 

 放心状態の紫の膨れたお腹を射精したばかりの男が優しく撫でる。

 

「射精した、射精した。もう溜めとく分には十分か?」

「次は首輪でもつけてヤりながら四つん這いで会場を散歩させてえ」

「バッカ、動き回ったらせっかく熟成させてるカクテルが零れんだろ」

「じゃあ散歩プレイはまた今度だな、ヘへヘッ!」

 

 男たちが小休止とばかりに盛り上がってるところへ、SPのうちの一人が焼きそばカップを持って戻ってきた。

 

「おーい、おかわりできたぞ」

 

 激しい交尾に乱れる紫の傍に何もソースがかかっていない黄色い麺の焼きそばが置かれた。

 

「よし、紫。跨いでザーメンひり出せ。お前の膣で熟成されたソースを味あわせてやる」

「はぁ、はぃ❤……んっ」

 

 紫はまっさらなカップ焼きそばの容器の上に、和式便器にまたがるようにして狙いを定める。

 ほのかに登る湯気が紫の股間をくすぐった。

 

「い、い、いきまひゅ……っ❤」

 

 これをしたら自分はもう戻れないだろう。

 蕩けた頭にはもはや何に戻れないのかすらわからなかったが、紫はぼんやりそう思った。

 そして、大切な思い出のこもったはずの焼きそばの上で何の躊躇いもなく息(いき)んで中出しされた精液をひりだした。

 

「んぅ~~っ❤ あはぁぁ❤ おほぉっ❤」

 

 ため込まれた数人分の精液がべちゃりと落ちる。

 

「ほぉ、ほぉ❤ ふぅぅ~っ❤ ふぅぅ~~っ❤ んふッ、んほぉぉっ❤❤」

 

 紫は股間に力を込めて気張る。サカりきった身体は膣道を滑り落ちる粘液の塊の流動にすら雌の鳴き声を上げる。

 

「うるせえソフトクリームメーカーだなあ」

「しかも汚いし、臭せえときたもんだ」

 

 部下たちは白濁色のクリームソースをひり出す機械となった主を見て爆笑した。

 

「ふひゅ、ふひゅーっ❤」

 

 ザーメンソースは、最初こそ景気よくぼとぼと垂れていたが、すぐに出が悪くなってしまう。

 

「紫が中出しザーメン好きなのは知ってるけど今回はちゃんと出して欲しいんだよなぁ。誰か手伝ってやってくれね?」

「もっと気ぃいれてひりだせや」

 

 そう言って一人が紫の尻を引っ叩いた。

 

「いひゃんっ❤」

 

 叩かれた尻肉がぶるぶるとわななき腰が揺れる。 

 その時、紫の秘所からブピュッと精液が迸り焼きそばを汚した。

 

「お、いいじゃんいいじゃん」

「あ゛ぁッ❤ いだぁッ❤ いだぃいぃっ❤ あ゛っ❤ あ゛はぁ~ッ❤」

 

 反応に気をよくした男たちに紫の尻は代わる代わる滅多打ちにされ、すっかり赤く腫れた頃には中出し精液は出し尽くしていた。

 

「紫様の膣内にたっぷり漬け込んだ特製中出しザーメンソース焼きそば、完成しましたよ」「あ、へ……❤」

 

 異臭を放つカップが腫れた尻をヒクヒクと痙攣させる紫の目の前に差し出された。

 

(あ、あぁ、こんなのもう、焼きそばじゃ、ない…………❤)

 

 黄色いままの麺にかかる精液は一杯目にかけられたものより粘性が薄く、麺の山の中に蕩け広がってある。膣内で紫の愛液と混ざり合ったからだ。

 その表面には青海苔の代わりとでも言うかのように縮れ毛が散らばる。それも一本や二本ではない。挿入と射精を繰り返すうちに擦れ、抜け落ち、混ざったのだろう。

 こんな見るからに気持ちの悪いものを……しかも空腹だった先ほどと違い、紫の腹は膨れていた。大量のトッピングつきのカップ焼きそば一杯を完食したのだ、当たり前である。

 しかし、それでも紫は餌を前にようやく「待て」を解かれた犬のようにカップに食いつく。

 自身の中の荒魂が、あるいは紫自身が、その先に与えられる快楽を貪欲に求めていたから。

 

「ズルズルッ、じゅる、じゅくっ❤ もぐっ、もぐっ❤ くちゃくちゃ❤ ごっ、ゴクッ❤」

「俺たちと紫様の、精液と愛液のカクテル(ラブソース)美味しいですか」

 

 口元が、頬が、前髪が汚れるのも気にせず、夢中で啜り、咀嚼する。

口の中にほんのり苦味が広がる。それは塗りつぶされつつある思い出の味への罪悪感か──そんな微かな感傷も大量のザーメンソースと麺が押し流す。

 

「うっ、おぇっ。ふぅ……ふぅ……んぐっ。……ゲホッ、ゲホッ」

 

 余りに夢中で貪ったせいで吐き気を催す。

 まるで罪悪感で嗚咽を漏らすかのように咽こむ。

 お腹いっぱいまで詰め込まれたザーメン焼きそばだが、その臭いと味は今の紫にだろうと生理的嫌悪をもたらす。

こらえきれず、わずかに逆流し口内に胃液の酸味が広がる。反射的に口元を抑え、息を整えて再度飲み込む。

 

「よっぽど気に入ってくれたんだな、ザーメン焼きそば。俺たちも用意した甲斐あるぜ」

「ふっ、ははっ、あはははは! 食いすぎで吐きかけるてんぞ! これじゃ本当に豚みたいだなぁ」

「こんなもん悦んで食べるのが雌豚以外のなんなんだよ」

「かつては刀使の頂点と言われてたみたいだけど、今なら雌豚の頂点狙えますよ!」

 

 紫の無様な姿を囃し立てる男たち。

 

(おちんぽ……ざーめん……やきそばァ……きもち、ひぃ……❤)

 

 紫の中では焼きそばと精液、マゾヒズムと嘲笑が紐づけられ新たな思い出が形作られていく。

 なんとか嘔吐感が収まり、紫が顔を上げると藤原と目が合う。

 

「そんなになるまでがっついて……。でもおいしいなら美味しいって言って欲しいなぁ。紫のために俺たちが用意したんだから。主に尽くした部下を労うのも上のものの役目でしょ。紫様はどうしようもない雌豚ですけど折神家前当主様。俺たちの主なんですから。……っぷ、ふふっ」

 

 今の紫の姿を見て人の上に立つものだと思うものは誰もいないだろう。普段の調子で諭そうとした藤原だが堪えきれず吹き出してしまう。

 

「ふっ、ふぅ……言えば、くれるの、か……?」

「何をですか?」

「その、ち、ちんぽを……藤原の、ちんぽ……いえ、御主人様の、ちんぽ、いっぱい……この卑しい、雌豚に、くださいますか……?」

 

 ようやく完全に理解できた。

 自分と彼との本当の上下関係を。

 自分が主で、彼が従者?

 逆だ、全て逆だったのだ。

 これが使命を終えた自分がオンナの悦びを得るための最善の関係なのだ。

 

「ぷっ、くはははっ!ああ、ああ、勿論だとも、雌豚ちゃん。お前が望むならイキ死ぬまで犯してやる」

 

 藤原の言葉に紫は蕩けた瞳を輝かせた。

 

「はむ、もぐっ❤ おい、ひいですぅ……❤」

 

 そして、再び犬の餌めいたカップの中身を頬張りながら宣言する。

 

「ごひゅひんはまぁ、たひぃはぁ❤ ようひ、ひへぇ、ふへはっ……ざぁめんやひほばぁ❤ ごくんっ❤ 紫の大好物ぅ、ですぅ❤」

 

 平伏し焼きそばを咀嚼したまま藤原を上目遣いで見上げる紫。

 油と精液にまみれた鋭利で端正な顔を卑屈な笑顔で歪ませ、口元には麺の食べかすを張り付けたひどい顔で媚びる。

 それはかつて折神家当主として尊敬と畏怖を集めた紫を形作る全てが崩壊した姿だ。

 

「ようし、ご褒美だぶち込んでやる! お前らももう加減しなくていいぜ、無礼講だ、順番なんか気にせず、好きにやってやれ!」

 

 満足した藤原は宴の本当の始まりを宣言して紫をバックから貫いた。

 

「んおっほぉぉぉ~~ッ❤ おぉっ❤ ほぅっ❤ おチンポ❤ ありがとう、ございますぅ❤」

 

 全てを受け入れた紫は何をも顧みること無く、心の底から溢れる感情のまま叫ぶ。

 

「俺たちのチンポもくれてやるよ、雌豚様よぉ!」

 

 リーダーの言葉を受け、男たちは獣欲の赴くまま紫に群がる。

 紫と男たちの狂宴が始まった。

 

「おぉ、おほぉぉっ❤ いいわぁ、いいのぉ❤ 大太刀ぃ、みたいにぃ❤ 太いぃ、おちんぽ❤ おまんこ、突いて、つ゛い゛て゛ぇ゛~~ッ❤❤」

「オレは動いてねえぞ。お前が夢中で腰振ってるだけだろ」

 

 仰向けに寝転ぶ男の上で、紫はガニ股になって上下に腰を動かす。重心が下がるたび、肉ビラを押しのけて深く突き刺さる剛槍に喜悦の声を上げて痙攣するが、鍛えられた下半身は決して腰砕けにならず、全身を巡り、脳を揺さぶる快楽の衝動すら受け止める。

 かつて二刀の御刀を力強くかつ優美に振るっていた両手は雄竿を掴み、世話しなく扱いて媚びる。

 美しく整えられていた長い黒髪は乱れに乱れて花びらのように四方に伸び散らかり、暇を持て余す男たちの慰みものと化している。

 

 重責からも、過去の呪縛からも解放され、

 立場も、衣服も、理性すらも剥かれ、

 今の紫は、己の雌欲を満たすため、与えられる快楽を求める雌獣だった。

 そのために雄に媚びへつらい、全身を使って奉仕する。

 

 だが、それでも獣欲に憑りつかれた男たちは満足していない様子でさらなる奉仕を要求する。

 

「こっちも奉仕してくださいよ、雌豚様」

「口がまだ空いてるじゃねえか」

 

 大柄な男二人が紫の頭を掴み、股間で反り返る自慢の大太刀の方に引き寄せる。

 

「もごぉっ❤ むぐぅっ❤ ごぼぉぉ~ッ❤❤」

 

 先を競う二本のペニスのうち、一本が紫の口に押し入った。

 遅れたもう一本は先入りしたペニスと唇の間をこじ開け割って入ろうとするがすぐに諦め、

 

「ちっ! 仕方ねえ、顔コキで我慢するか」

 

 代わりに我慢汁まみれのベトベトの亀頭を鼻に押しつけた。

 

「ふぅっ❤ ふぅっ❤」

 

 ペニスを頬張ったままでは口で呼吸することができず、快楽に答えるように絞り出す喘ぎ声につられて鼻息が荒くなる。そして鼻に押し付けられたペニスの放つ性臭をダイレクトに吸引してしまう。

 口の中のペニスに味覚を鼻のペニスに嗅覚を刺激されると自然と先ほどまで食べていた焼きそばを思い出してしまう。

 それほどまでに紫の中の焼きそばのイメージはチンポになってしまっていた。

 

「じゅぅっ❤ じゅぽっ❤ じゅじゅっ❤ ふぅ……っ❤ ふひゅぅ❤ あーん❤ はぇへ、じゅるっ❤」

 

 焼きそば恋しさにフェラに気が入る紫。

 

「じゅっ❤ はむはむ❤ れろぉ、れろぉ❤ れろぉ~っ❤❤」

 

強烈な吸引に時折甘噛みも交えチンポをむさぼる。

 

「おおぅ、今日のフェラは一段と激しいな!あれだけ食っといてまだたりねぇのか!」

「ふぅ❤ ふぁひぃ❤ ふだふぁい❤ ふだふぁ~い❤❤」

「ちっ、もっと口オナホ楽しんでやりたかったが仕方ねぇ出してやる!このまま出してやるがまだ飲むなよ」

 

 口を使ってた男は限界の近さを感じてスパートに入り射精した。

 

「んんぅ~~っ❤❤ ふうっ❤ んぅ❤ あふぁぁ……❤」

 

 男たちの命令ならばもう何も考えずに従う紫は喉奥にたたきつけられる精液を必死で飲み込まず、むせずに受け止める。

 

「あーーんっ❤」

 

 主に褒めてもらいたがる犬のように、成果を誇るように口を開けて校内に残る精液を見せつける。

 

「よしよし。焼きそばに出せ。もっと食いたかんったんだろ?」

「ふぁひ❤ んべぇ……❤」

 

 よりザーメンソースの濃くなる焼きそばの風味を想像しながら喜んで容器に精液を吐き出した。

 

「そら、自分で頑張って搾り取ったザーメンソース焼きそば、たんと食え」

 

 奉仕しながら食べられるよう、カップが口元に差し出された。

 

「ありがと、ごじゃいますぅ……❤ はむぅ、ずる、ずるるっ❤ じゅるっ、じゅくっ❤」

 

 自身の唾液の混じったザーメン焼きそばを、喜悦で下品に歪んだ顔で啜り、頬張る。

 懐かしい匂いは、咽返るような異臭に上書きされていた。

 思い出の味は、白濁色に染め換えられていた。

 己のオンナの身体への劣情と雄の獣欲のみで味付けた焼きそばを、紫は心底美味しそうに貪る。

 

「最高に美しいよ、紫」

 

 藤原は今日の調教の成果を前に、満足げに股間を勃たせる。

 

「最後に、お前の一番大好きなチンポで脳まで真っ白に染めてあげよう」

 

 その口元がニヤリと獣じみて鋭く歪んだ。

 

「なんだ藤原さんまだ射精せるんっすか。ちっ、その前に一発出させてもらうぜ。オラ! オラ! オラ!」

 

紫が跨っていた下の男がスパートをかける。

 

「あぁっ❤ はぁんっ❤ んぉっ❤ おひぃぃ❤❤」

 

 その衝撃に翻弄され、腰が打ち付けられるたび腹の中心に巨大な快楽が突き刺さる。それでも鍛え上げられた紫の体幹はガニ股姿勢は崩さず両手の御刀を扱く手は止まらない。

どれだけ思考を吹き飛ばされても無意識まで刻まれた雌豚の本性がチンポへの奉仕だけは忘れない。

 

「くぅっ、出すぞ!」

「はぁっ❤ どうぞぉ❤ 中出ひぃ、ありがとうぉ、おぉッ❤ ございますぅ~っ❤❤」

 

 下から突き上げるような射精を紫は腰をわななかせて全てその膣に受け止める。

 流石に軽くイったのか両手のチンポを手放し倒れ込んでしまう。

 別の男に倒れ込む紫に藤原はわざとらしく不機嫌そうに言う。

 

「こんなんで倒れてんじゃねぇ。俺のチンポが欲しいんじゃなかったのかよ。欲しいならとっととケツ突き出しておねだりしてみろ!」

 

 もはや藤原もほかの男と変わらない劣情に駆られるがままに叫んでいた。

 その下卑た笑みには、目の前の自身に従順な極上のマゾ雌を屈服させる征服感への期待が満ちている。

 紫がもし冷静だったなら親友の面影を僅かも感じられない、本性を晒した彼に失望したことだろう。

 だが、今の彼女は『折神紫』ではなく、一頭の『雌豚』だった。

 

「はひぃ、はひぃぃっ❤ すぐにぃ、準備するぅ、準備しますぅ❤」

 

 四つん這いになり、真っ赤に腫れた尻をフラフラ揺らして雄竿を誘惑する。

 

「おちんぽ、くださいぃ❤」

「どう欲しいんだ?」

「私の、ゆかりのぉ、穴に、ご主人様の極太ちんぽ、捻じ込んでぇ……くださいぃっ❤」

「どうして俺がしなきゃならない?」

「それは……私は、ご主人様のちんぽがないと❤ もう……だめ、だから……っ❤ 私にぃ……っ、ご主人様のぉっ❤ 私の、身体と、相性抜群の、極上チンポぉ❤❤ お恵みくださいぃ❤❤」

 

 そこまで聞くと藤原は満足げに笑い、ペニスを尻にあてがった。

 竿の熱が肌に伝わるだけで、期待を高める桃尻がプルンプルンと揺れる。

 

「そら、恵んでやるぞ、雌豚ぁ!」

 

 ずぶぶっ!!

 

「ふおぉぉ~~ッッ❤❤ きひゃぁッ❤ おひぃぃゆぅぅ~~ッッ❤❤❤」

 

 挿入の瞬間、紫の膣は歓喜のままに膣壁から愛液(よだれ)を垂らしながらペニスを締めつけた。

 

「おおぅっ❤ほぉぉぉぉ~~っ❤ふふぃぃいッ❤❤」

「豚みたいな泣き声上げやがって!そんなにいいか!ああ!?」

 

 紫の膣が全力の締め付けるが藤原の剛直が蹂躙するように耕していく。

 

「はいぃ❤いひっ❤きもちっ、いいれすっ❤チンポのぉ❤お恵みっ、ありがとうございますぅぅ❤❤」

「こっちにもチンポはあるぞ!」

 

 先ほどまで手コキしていたチンポの一本が目の前に出される。

 射精前にお預けされたチンポはメスを食らいたくてうずうずしてるようにビクンビクンと上下に首を動かす。

 そんな攻撃的なチンポを差し出されて今の紫がすることは一つ。

 蹂躙されるために口でくわえ込むだけだ。

 

「もう近いからな、遠慮なく行くぞ!」

「ふぁい❤ ろぉそ❤ むぐぅっ❤ おぉっ❤ うぇ、ふぉごぉおっ❤❤」

 

 期待通りの容赦のないイラマチオに喜ぶ紫。

 

「こっちをおろそかにするんじゃねぇぞ!グズ豚ぁ!」

 

 決して藤原のチンポへの注意をおろそかにしたわけではない。だが絶対的主に罵倒されケツを叩かれればそれが真実になるのがマゾ豚の定めだ。

 

「もうひっ❤ ふぁけぇっ❤ ふぁふぃまふぇぇんっ❤❤❤」

 

 チンポに串刺しにされながら必死に紫は許しを請うた。

 藤原ともう一人の男は、紫の体の腰と肩を掴み、両側から持ち上げる。

 

「ふわぁ……ッ!? ふぉぉ……ッ❤ むごぉぉぉッ❤❤」

 

 仰向けにひっくり返され、喉奥と膣奥を同時に串刺しにされる。

 気絶しかねない乱暴な責めも、マゾの快楽に目覚めた紫にとってはご褒美だ。

 両側から突きこまれるたび、爆乳をブルンブルン揺らし、唸るような嬌声を上げる。

 

「オラ、オラッ! 食らえ、堕ちろ、もっと堕ちちまえ!」

 

 先にスパートをかけきたのはイラマチオ男の方だった。

 

「ふぼほぉッ❤ 死ぬぅ、しぬぅ❤ ぐるひぃ❤ きもひぃ❤ ほごぉ゛ォ゛ぉ゛ッ❤❤」

 

 酸欠になりかけの紫のことなど気にもかけず、ガスッ、ガスッと喉奥を激しく突き立て、その締まりを亀頭で堪能する。

 

「射精るぅ、うぅ……っ、口マンコに中出しだぁっ!」

 

 びゅるるるっ!

 

 喉奥に突き付けられた銃口がついに暴発した。

 溢れ出す白い濁流は、胃に直接流し込まれる。

 

「こ゛お゛ぉ゛ォ゛~~ッ❤❤ おごぉ、おげぇっ❤ げぇ、ごぉ゛ぉ゛ーーッ❤❤」

 

 紫はえづくことすら許されず、ザーメンを胃袋で受け止め続ける。

 その間、きゅんきゅんと膣襞が藤原のペニスを強く締めつけた。

 

「おぉぉ……っ、なんてマゾ雌だ……!」

 

 じゅぽんとペニスが引き抜かれ、頭側の支えを失って倒れかかる紫。

 藤原はそれを背中から支え、そのまま床の上で紫の体に覆い被さった。

 

「このままラストスパートだ!」

「はぁ、はぁっ、あっ❤ あっ❤ あぁん❤」

 

 息を整える暇も与えず再び腰を打ち付ける藤原。その手が紫の乳房に伸びる。

 乱暴に片手に余る肉の塊を握り込み、それを支えにしてさらに腰を振る。

 

「ひぎっ、いひぃ❤ ぐぅぅっ、いぎぃっ❤ そんなぁっ❤ らんぼうっ、すぎるぅ❤」

 

 遠慮なく絞られる乳房に激痛が走るがそれもマゾにとってはご褒美だ。

 

「痛いからなんだ!?」

「もっとぉ❤ 痛くっ、してくだひゃいぃ❤❤」

「よく言った!くれてやる盛大にイけ!」

 

 藤原は乳房を開放し、次の瞬間乳首を思い切り抓り上げる。乳首だけでその二つのメロンのような乳肉を吊り上げるように持ち上げる。

 

「ぎぃぃぃっ❤ うぃぃぃ❤ あぎぃぃっっ❤❤」

 

 乳首の先端に生まれた痛みがマゾ快楽に変換され子宮にダイレクトに届く。

 紫は苦痛のあまり、悦びの声を上げて絶頂した。

 

「ぎぃゃぁあっ❤ ひたっひ❤ むりっ❤ ぎゅひぃぃ~❤ ひぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛~~ッッ❤❤❤」

 

 膣道を占拠する肉茎を襞が、壁が、ぎゅうぎゅうと締めつける。

 

「そら、大好きなザーメン、子宮で受け取りやがれ!」

 

パンパンパンパンッ!!

 

紫の股間をプレスするように腰を激しく打ち下ろす。

 

「ひぎぃ゛ぃ゛ぃ゛ッッ❤❤ イってまひゅ❤ ごひゅじんひゃまのぉ❤ ン゛ん゛~~ッ❤ ちんぽでぇ、イってまひゅうぅ゛ぅ゛~~ッッ❤❤」

「オラァ! 頭の中まで真っ白に染まりやがれっ!!」

 

 びゅるるるっ、びゅくっ!!

 

 亀頭が膣奥を貫き、子宮の入口に刺さりながら、その撃鉄を引いた。

 

「ん゛ほぉ゛ぉ゛ぉ゛~~ッッ❤❤❤ イ゛ク゛ぅ゛ぅ゛~~ッッ❤❤❤」

 

 ビクビクビクッ!

 

 紫はだらしないアクメ顔になって、子宮を下半身ごとブルンブルンと痙攣させる。

 愛する主人の子種が一滴残らず、子宮に直出しされていく。

 

「ふあぁ、マゾ雌豚、最高ぉ~~」

 

 そう言って乳首を抓り上げる手を離すと、乳房がその弾力で元の形に戻る。

 

「はぁぁ~~ッ❤ ひぃぃぃ~~ッ❤ はぁぁ……ッ❤ ひぃぃ……っ❤」

 

 息を荒げてアクメの余韻に浸る紫の傍に、先ほどの焼きそばカップがあった。

 

「ほら、雌豚。運動してお腹空いただろ。餌が残ってるぞ」

 

 放心状態の紫の顔の傍に、カップが近づく。

 

「は……ぁ、ざーめ、ん……やき、そばぁ……❤」

 

 朧げな意識で、それでも雌として反応する。

 紫は本能で食べようとカップに顔を突っ込み、そこで力尽きてしまった。

 

「ぷっはははっ。ひっでー恰好。くくっ、あの折神紫をここまでぶっ壊せるなんてね」

 

 うつ伏せに倒れる紫の腹に足を挿し込んで軽く蹴り上げると、仰向けにひっくり返った紫の酷い顔が顕わになった。

 美しかった髪と顔は汚物まみれになり、だらしないアヘ顔を晒したまま気をやっている。

 力なく開いたまま痙攣する股からは、中出しされた精液が垂れ流しになっている。

 ゴミ捨て場にヤり捨てられたような紫の無様な惨状をスマホで撮りながら笑いが止まらない藤原。

 この痴態を晒す女が折神紫であると誰が信じられるだろうか。

 

「よし、良い絵が撮れた」

 

 同僚に見せつけながら皆で笑う。

 

「しかし焼きそばで食ザーなんてどこで思いついたんだよ」

「前にベッドで聞いたんだよ。焼きそばは、学生時代の庶民の友達と一緒に食べて以来の好物らしい。なんでも食べると昔のこと思い出すから辛い時なんか心の支えにしてたらしくてさ、それ聞いたらほら、ぶっ壊してやりたくなるじゃん?」

「うわっ、ひでーよくお前みたいなやつが気に入られたもんだ」

「実はその友人って言うのが俺に似てるらしくてよ。面影に目がくらんでみる目が曇ったんだろ。元最強の刀使とか言ったって所詮女だ。情に流されたらおしまいさ」

「ますます最低な奴じゃねーか」

「その最低なヤツのおかげでコイツで遊べてるんだ。感謝の一つもしてもらいたいぜ」

 

 床に倒れ込む紫の髪や胸を無造作に踏んだまま藤原たちは笑った。

 

 

 ────────

 

「ん……❤ あぁ……❤」

「ふぅ……」

 

 落ち着いた雰囲気の私室の中で二人の男女の息遣いが聞こえる。

 秘密の情事がひと段落し、紫はベッドの上で横になったまま、藤原の逞しい胸板に顔をうずめ、体をしなだれかけた。

 

「今日も、良かった……」

「そう言ってもらえて、光栄ですね」

 

 紫は蕩けた瞳で上目遣いに藤原に話かける。

 その顔に浮かぶ表情は──恐らく藤原以外は誰も見たことがないであろう──紫のオンナの顔であった。

 

「そういえば、紫様は……」

「今は、紫と、呼んで、くれ……」

「ああそうだったね。紫はどうして俺のこと気に入ったの?」

「──そういえばまだ話してなかったな。藤原は、その、昔の友人に似ていて……」

 

 懐しい記憶を掘り起こす紫の口元が微かに緩む。

 オンナの顔から『折神紫』の顔に戻る。

 ただ、その笑みにはどこか寂しさが含まれていた。

  

 それからついつい夢中で彼女の話をしてしまった。

 昔の男ならぬ女の話を藤原は嫌な顔ひとつせずに聞いてくれた。

 だからついついどこが似ている、でもここは違うなどと余計なことまで口を滑らす。

 

「へえ、凄い人だったんだなあ」

「ああ、大物だった。お前のように私の身分など全く気にしないで。……そうだ、カップ焼きそばの味も彼女に教えられたんだった」

「そういえば焼きそばは紫の好物だったね」

「ええ。あれは確か中等部の頃、テスト勉強で小腹が空いた時に──」

 

 ────────

 

 白濁色の快楽に染まった紫の意識は、そう昔ではない温かい記憶を微かに思い出していた。


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