タイトル通り。
■イベントとフェイトエピソードがどうにも納得いかなかったので書きました。
■作中でも妙に元気だったし、チンチン生やせばミレイユは元気にリゼットとセックスしてくれます。きっと。

※この作品は「pixiv」様でも投稿しています。

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ふたなりミレイユちゃんとオナホムンクルスリゼットの爛れた毎日

 ミレイユは一冊の本に向き合い、頭を抱えていた。

 頭痛がするわけではない。いやもしかすると精神的な要因で頭痛が始まった可能性は考えられるが、今のところそうではない。

 

「ホムンクルスの維持方法……。こんなことが、必要なの……!?」

 

 念願の完全な肉体を生み出したミレイユ。しかし、そこにはあるはずのない意思が宿っていた。

 リゼットと名づけたそのホムンクルスを運用するため、山積みになった蔵書の中から使えそうな書物を掘り出したミレイユだったが、そこにはこのようなことが書かれていた。

 

『ホムンクルスの維持を行うには、素体となった存在の情報因子を補充する必要がある。

 これを補充するのに本書がもっとも奨励する方法が、精液の充填による因子補充である。

 血液よりも情報因子が濃く、また肉体に過度の負担をかけずに利用できる精液は、非常に優秀な因子補充手段と言えるだろう。

 また、女性の場合も下記の薬を精製し服用することで、男性器及び睾丸部分を新たに形成し精液を放出することが出来るようになる。

 射精によって肉体が弱ることのないよう、内臓器官のわずかな増強効果も含まれているため、体が弱い術者にもお勧めできる薬品である。』

 

 なお、本のタイトルは「錬金■術師のための■ッ■■ライフのススメ」となっている。ところどころ文字が掠れているため、正確な名前はわからないが、とりあえずミレイユの目的のものは見つかった。

 見つかったから頭を抱えているのだが。

 

「……でも、リゼットを維持するには必要なのよね。薬は難しくないみたいだし……。やるわ、やってやるわよもう!」

 

 たとえ意思を持ったとしてもホムンクルスはホムンクルス。ミレイユにとってリゼットが道具扱いであることに変わりはない。

 だが、リゼットは今までの実験の中でただ一人の成功作なのだ。彼女の肉体を精査し、ミレイユの新しい肉体を再び作り上げるまでは、崩壊されてしまうと困ってしまう。

 ゆえに、ミレイユは決断した。

 

 おちんちんを、生やすと。

 

「出来たわ、男性器生成薬が! ……なんでピンク色なのかしら」

 

 そうして行動を開始したミレイユは、半日ほどかけていくつかの試薬を作成した後、本番となる男性器生成薬に取り掛かった。

 作成は思いのほかスムーズに進み、夜も更けてきた頃合に生成薬を作り上げることに成功したのだ。

 少し疲れた表情を見せるミレイユの手には、ピンク色の液体の入ったフラスコ。

 やや逡巡したが、ええいままよ、とフラスコを口につけて一気に飲み干していく。

 ぐび、ぐび、とそう多くはない薬を飲みきったミレイユは、ふう、と一息ついて、それから。

 

「――ぁ、あああっ!?」

 

 ミレイユの工房に、主の絶叫が響き渡る。全身が燃えるように熱くなり、下腹が鳴くように疼き始める。

 これはいったい、と考える間もなく、股のあいだがさらに激しく疼き始めたかと思えば、それはぐんぐんと育ち始め、ミレイユの可愛らしいフリルつきのパンティを突き破ろうといきり立っていった。

 

「ふあ、あああっ!? んぎっ、こ、れぇっ!? は、ぁ、はぁっ! 熱い、からだが、燃えてぇ! はあっ! は、ぁっ!」

 

 今まで感じたこともないような、全身を駆け巡る激しい熱。

 眠っていた何かを呼び起こされたかのように鼓動が高鳴り、しかしミレイユの体はそれを負担にも感じていない。

 その熱に促されるように自分のパンティを引きちぎれば、そこにあったのは。

 

「はーっ、はーっ、はーっ……! こ、これが、ペニスなのね……」

 

 ミレイユの下半身から堂々と隆起する、出来立てほやほやの男性器の姿だった。

 幼い頃に見たことのある父親のそれとは少し形が違うようだったが、ミレイユにはそれが『勃起』しているからだとわかった。男性と関わりを持ったことはないが、そういう関係になることを考えていざと言うときのために予習はしていたのだ。

 正確に言えばそういうことを考え、文献を読んで、夜ごと『イタしていた』ということだが。

 ともあれ、自分の新米ペニスをまじまじと見つめたミレイユは、心の奥底からふつふつと沸いてくる得体の知れない感情に戸惑っていた。

 

「うう……、く、苦しい……。なにこれ、なんなの……? 息苦しいわけじゃないのに、何か足りない……! これ、どうしたら……」

 

 湧き上がる情動に一人悶々とするミレイユ。

 自身のペニスを見つめながら、けれど触れるのは少し気が引ける。だが何か刺激が、これを何かに触れさせたいという欲求が湧き上がって抑えられない。

 初めての男性的欲求に苦しむ彼女の元に、それはやってきた。

 

「ご主人様、部屋の掃除が完了いたしました」

「……リゼ、ット」

 

 声の元を見れば、そこにいたのは自分が作り出したホムンクルスだった。

 幸薄そうな整った顔立ち。

 男好きしそうなイヤらしい体つき。

 笑みでも浮かべれば町の男達はこぞって振り返るだろう彼女が、感情のない相貌をミレイユに向けている。

 薬を飲む前は考えられなかった感情が、ミレイユの中に生まれていた。

 

「――リゼット、こっちに。こっちに来なさい」

 

 どっ、どっ、どっ、どっ、鼓動が速く、重く、喉はからからに渇いてくる。

 考えなど微塵も纏まっていない。どうすればいいのかもわからない。文献こそ読んでも、ミレイユは生娘なのだから仕方のないことだ。

 だから、経験のない童貞でもあるミレイユにとって、自身に従うことしか出来ないリゼットの存在がどれだけ誘惑に満ちたものであるのかわかっていなかった。

 その誘惑に、ミレイユは勝てない。飲んだ薬には精液を出しやすくするためのある種の媚薬のような作用もあり、精神的なストッパーは既に消し飛んでいた。

 一歩、一歩、リゼットが近づいてくる。

 そのたびにミレイユの見栄で設計した大きな胸がたぷん、どたぷんっ、と揺れ、ミレイユの視線が吸い寄せられる。

 衣服である程度は隠れているものの、それでも揺れるたわわな胸に抵抗できない。見ているだけで息が荒くなってくるようだった。

 リゼットはここまでイヤらしい体だっただろうか。こんな体を欲しがった自分はなんてイヤらしいのだろうか。

 そんな、益体もない思考がぐるぐるぐるぐると繋がって、視線が吸われ、ほのかに甘い、甘い女の香りが漂ってくる。

 リゼットの匂いだ、と気づいたときにはもう遅かった。

 

「リゼット、そこに寝転がりなさい」

「はい、ご主人様」

 

 地べたに寝転がらせたリゼットに馬乗りになり、腹を締めるコルセット状の装備を取り外す。

 すると、それの上部で抑えられていた大きな胸が溶けるようにまろびでて、そこがミレイユのなけなしの理性の限界だった。

 

「じ、じっとしてなさい。いいわね!」

「はい、ご主人様」

 

 リゼットの豊満な胸を鷲掴めば、指の隙間からこぼれる様に形が歪む。

 幼い頃、元気なときに母とやったパン作りを思い出した。あの生地よりも柔らかく、ミルクのように甘い匂いがして、ミレイユを支えていた理性の柱が緩んでたわんで蕩けていく。

 両手で左右の胸を掴みながら、むちっ、むっちぃ♥ と誘惑する谷間に視線が吸われる。

 見れば見るほどイヤらしい谷間に、ミレイユの竿は泣き喚くように我慢汁を垂れ流して抗議していた。

 早く入れてくれ、早く出させてくれ。

 そう主張するようなペニスに操られるように、ミレイユはリゼットの胸をしっかりと抑えたまま。

 一息に、

 

「んっ、ひ、いひいいいいいいっ!? おっ♥ おぉぉぉっ♥ なにっ♥ なにこりぇぇっ!? あ、で、でちゃ、あああああっ♥♥」

 

 マシュマロのようなそこに自分のペニスを突き入れた。

 自分でもどんなことになるかわからなかったその行為の代償は、あっさりと噴出した精液であった。

 今まで感じたこともなかった包み込むような快感。性感帯そのものを滑らかで柔らかい、天然のクッションで刺激され、撫で回される快感。

 それを生まれて初めての刺激として認識してしまったペニスは、それはもう勢いよく精通射精を放ってしまったのだ。

 

「き、ぎもぢよすぎるっ♥ だめよっ♥ こんなのだめににゃるぅ♥」

 

 主人としての威厳も錬金術師としての理性も、そして一人の少女としての品性も全て、射精と共にどこかへいってしまった。

 とにかく気持ちがいい。どぷどぷと放たれる精液が尿道を通るたびにミレイユの理性は腐って、溶けて、唾液と一緒に漏れてしまいそうになる。

 

「しゃ、せいっ♥ しゃせいきもぢいっ♥ だ、だめ、だめよ、私は、こんなことするためにペニスを生やしたんじゃ、ぁっひぃぃぃっ!?」

 

 なんとか理性を取り戻そうと、自分に向けて言い聞かせるミレイユだったが、唐突に声を上ずらせて悲鳴を上げてしまう。

 その理由は、唐突に動き出したリゼットにあった。

 口内に飛び込んできた精液を認識したリゼットは、それが不足し始めていた情報因子の塊であると理解し、不足を解消するためより多くの情報因子を得ようと半ば本能的に動き始めたのだ。

 両手を動かし、惚けたミレイユの手の上に添え、一気に両側から圧して揉み解す。

 それによって急激に高まった乳圧が未だ初めての快感に打ち震えるミレイユのミレイユを一気に刺激し、彼女の口から情けない悲鳴を漏らさせることとなっていた。

 

「り、りぜっと、それだめっ♥ やめ、んぃいいっ――――♥♥♥」

 

 きちんと命令すれば止まるはずのリゼットだが、圧してこねてを繰り返しパイズリ責めを敢行する彼女にミレイユはすっかりやられてしまっていた。

 言葉にしようとしてもそのたびに快感が走り、腰が抜けておかしな声とあえぎ声が連続する。

 

「あ、あ、あっ♥ また出る、でちゃうぅ♥ リゼット、リゼットぉ♥ おひっ、ああああっ♥♥」

 

 精通射精したばかりで感度が倍増しているペニスは、リゼットのパイズリに立ち向かうことすら許されなかった。

 それどころか、精液が飛び出たと感じた次の瞬間には亀頭がリゼットの口にぱくりと咥えられ、ずるずると精液を吸い上げられてしまう。

 

「ひぎゃああっ♥♥ あえっ、げほっ、ひゅぅ♥ り、りぜ、っと、吸わないでえっ♥♥」

 

 吹き出る二発目を吸いとり、尿道に残った分まですっかり飲み干したリゼットは、そこでようやく止まった。

 虚ろだった瞳にはどこか妖しい光が宿り、口内に残った精液をにちゃにちゃと咀嚼している。

 

「はひっ、ひゅぅー……、ひゅぅ……。り、リゼット……」

「……はい、ミレイユ様。申し訳ありません」

「い、いいわ……。それに、き、気持ちよかったし……」

 

 興奮と快感の余韻で頬を染めながら、最初の射精で白く汚れたリゼットの顔と胸を見る。

 谷間から亀頭を覗かせる今のリゼットがたまらなく淫靡に見え、それに興奮している自分がいることも自覚していた。

 

「……リゼット、飢餓感や違和感はあるかしら」

「いえ、ミレイユ様の精液を飲んだことで僅かに発生していた飢餓感は解消されました」

「そう……。それなら、今後も同じように精液を与えれば問題はなさそうね。……精液を」

 

 リゼットの維持のために、そうするのは仕方がないこと。リゼットを作ったのは自分なのだから、彼女の体を好きに使ってもいいはずだ。

 そんな、人としてどうかしているような肉欲に満ちた考えがミレイユの中に浮かんでくる。

 そうしてミレイユが快感を堪えながらそっと谷間からペニスを引き抜くと、リゼットは体を起こしてからおもむろに顔や胸に掛けられた精液を手に集め、

 

「ん、ぺろっ……、ちゅるっ、ずずっ……♥」

 

 舌を伸ばして舐め始めた。

 一口一口、猫のように舐め味わうリゼットの姿に、二回も吐き出した下半身の分身がゆっくりといきりたち始める。

 まるで誘っているかのように上目遣いで主人を見つめるリゼットに、ミレイユはごくりと生唾を飲み込み、

 

「……ね、ねえリゼット? その、もう一回くらい、飲みたくないかしら?」

 

 誘われるがまま、肉棒を突き出した彼女に、リゼットは艶然とした笑みを浮かべるのだった。

 

 

     ■

 

 

 ミレイユの朝は早い。

 病弱ながらも、健康な肉体を手に入れるという目的のために朝は早く、夜は遅くまで研究に明け暮れる日々を送っているからだ。

 もっとも、ここ数日は違う理由があるようだが。

 

「んぶっ、じゅぶっ、じゅろろろろっ♥♥♥ ぐっぽ♥ ぐっぽォ♥ じゅっぷ、じゅぞっ、ぞぞぞぞっ♥♥」

「んん……。リゼット……?」

「じゅるるるっ♥ じゅっぽ♥ じゅっぽ♥ じゅぽ、ぐぽ♥ おふぁおうおふぁいぁふ、いぇいゆひゃま♥」

「ふぇ、フェラしながら喋らないでぇ♥ あ、あ、でちゃ……っ♥」

 

 ベッドに潜り込んだリゼットが、口内で弾けた精液を蕩けた顔で飲み干していく。

 ミレイユもまた、知らぬ間にベッドに潜り込んでいた彼女を当然のように受け入れ、あまつさえ射精の瞬間にはリゼットの頭をぐっと抑えつけて精を放っていた。

 数日前にリゼットに精液を与えてからと言うもの、ミレイユはとりつかれたようにペニスの快感を求め、リゼットもまた精液を注がれることを強く望むようになった。

 その結果がこれである。

 早朝の目覚ましフェラから、ミレイユの一日は始まるのだ。

 

「あぁー……、いいわリゼット、また上手に、っ♥ なったわね♥」

「んくっ、んっ、ごくっ……。ありがとうございます、ミレイユ様」

 

 口の端から一筋精液を垂らしながら、ベッドから這い出したリゼットが笑う。

 

「ミレイユ様、朝は食べられそうですか?」

「ええ、いただくわ。用意してくれる?」

「わかりました、今準備いたします」

 

 綺麗に腰を折って礼を見せるリゼット。その姿はミレイユの記憶にある母が、お客に対してしていた仕草と同じものだった。

 

「……リゼット、私のホムンクルス」

 

 情報因子は、その主の情報が詰まったものだ。

 それを体に取り入れるがゆえにホムンクルスは主と同じような方向性を獲得する。

 リゼットがミレイユの母の仕草をとれたのは、ミレイユ自身がそれをきちんと覚えているからに他ならなかった。

 そんなことをとうとうと考えながらも、ミレイユは生地の厚いパジャマを脱いで普段の服装へ着替えていく。

 ただし、パンティはつけない。履いている時間よりも脱いでいる時間のほうが長くなってきているミレイユだった。

 服を着替えて居間に移れば、そこには既に朝食の準備を終えたリゼットが待っている。

 朝食はミレイユの体調を考えてパンとサラダ、そして少しの肉。ただし、ミレイユの方にだけバターやドレッシングなどが揃えられていた。

 

「リゼット、いいわよ」

「はい、ミレイユ様。それでは、失礼します……♥」

 

 そういうと、リゼットはミレイユの下半身へと手を伸ばし、既に再勃起(リロード)を終えた逸物を握る。

 先ほどまで自身の口の中に入っていたソレをゆっくりとしごき始めると、ミレイユの口が無様にぽかんと開き始めた。

 なぜ唐突に手コキを始めたのかといえば、その理由は昨日にさかのぼる。

 二人で食事を取っていたミレイユが、食事中に物を食べるリゼットの仕草にペニスをいきり立たせてしまい、それに気づいたリゼットがすばやくテーブルの下にもぐりこむと、デザート代わりのフェラチオを始めたのだ。

 普通に食事をしていたはずのリゼットに、精液を飲ませているという実感が今まで以上に強く感じられてしまい、それからというものミレイユはあることをさせたくて仕方がなくなってしまう。

 

「あ、で、でる、でるわっ♥ ちゃ、ちゃんと、ねらって、ぇっ♥ ほ、ぉぉぉっ♥」

 

 ぼぴゅるるぅぅっ……♥ とギットギトの精液がリゼットのサラダやパンに降り注ぐ。

 びちゃっ、ぼとぼと、ぱたたっ、と音を鳴らしてぶちまけられた精液は途端にリゼットの鼻腔をくすぐり、本能的に口の中によだれを溢れさせた。

 リゼットにとって主の精液は自分の維持に必要不可欠なもの。

 そして肉体というのは、自分に必ず必要なものは美味しく感じられるように出来ている。

 つまり、リゼットの本能にはミレイユの精液がこの世で一番すばらしいものであるという刷り込みがなされていた。

 

「ほ、ふ……♥ ほら、私の特濃ソースをしっかりおあがりなさい」

「ありがとうございます、ミレイユ様」

 

 口調だけは冷静を装いながら、視線は自分の食事にすっかり行ってしまっている。

 そんな彼女を席に戻して、自分も向かいの席に着くと、二人は揃って手を合わせた。

 

「じゃあ、いただきます」

「いただきます。……あーむっ……♥ はむっ、しゃく、もちゅ……♥ じゅずずっ……♥」

 

 たっぷり精液のかかったパンに、精液に浸ったサラダと肉を載せ、一口に噛み千切る。

 ほろ苦く、とろけるように甘く、僅かに塩気があるそれを口に入れれば、リゼットは多幸感に頬を蕩けさせた。

 向かいに座る主に見せられないようなひどい雌の顔を晒してしまう彼女に、起き抜けに一発、食事前に一発抜いたはずのミレイユも、再びむくむくとスケベ心を盛り上げられてしまう。

 

(うう……♥ リゼット、す、スケベすぎるわ……♥)

 

 なんてイヤらしい顔で頬張るのだろう。パンを円筒状に丸めて、口いっぱいに詰め込む姿は、まるで自分の竿に奉仕しているときのようだとミレイユは思った。

 心なしか、昨日よりも仕草に妖艶さが増しているような気がする。

 そう思うミレイユだったが、実はソレは正しかった。リゼットはミレイユから情報因子を受け取り続けたことで、ミレイユの中に蓄積された情報を自身で解析、反映させていっていたのだ。

 それも、ペニスの生えたミレイユが喜ぶように。

 文献でしか学ばなかったミレイユの性知識を解析し、ミレイユ自身に試して反応を探る。より強い反応を見せた行動をさらに最適化し、ミレイユが自分に欲情してくれるように、あるいは自分がミレイユにとってよい『雌』であるように変化していく。

 そうすることでより多くの精液を獲得し自身の存在を繋ぐ。

 生存本能ともいえる無意識が、知識と、そして生み出されたリゼット自身の「ミレイユに尽くしたい」と考える自我と合一化した結果だった。

 つまり、リゼットはミレイユ限定で勝手にエロくなり続けるのである。

 そうとは露知らず、ムラムラと煮詰まったギトギト精液を抱えながら朝食をとるミレイユ。

 向かいでは半分ほどを食べ終えたリゼットがコップを手に取り、中身が入っていないことに気づいて立ち上がろうとしていたところだった。

 それを見て、思わずミレイユが声を上げる。

 

「あ、り、リゼットっ」

「はい、んっ……♥ どうされましたかミレイユ様?」

 

 喋れば空気が口の中に入り込み、それが精液の香りをより強めてリゼットの下腹を疼かせる。

 そんなリゼットに、ミレイユは手を差し出し、

 

「コップ、貸しなさい」

「……? はい」

 

 ぽん、と手渡された乾いたコップ。

 どうしたのだろう、と頬を上気させながらも不思議そうにするリゼットに、ミレイユはペニスを生やしてから芽生え始めた雄の部分が猛烈にかきむしられるような気分になった。

 自分がこれからすることを、リゼットはどう思うだろう。

 そう思いながら、ミレイユはおもむろにコップを床に置くと、大きく足を開いて完全に勃起したペニスを自分の手でこすり始める。

 

「み、ミレイユ様?」

「あっ、くぅ……っ! しょ、しょうがないじゃない! あなた、だって、あんなにエッチに食べているんだものっ」

 

 勃起したのはお前のせいだ、と不条理にリゼットを責めたてるミレイユ。

 しかし、今までリゼットにばかり任せて自慰行為をしたことがないミレイユの手つきはたどたどしく、快感を得るにはいささか物足りなかった。

 リゼットも経験のないミレイユの情報だけでは同じ結果になるはずだったが、ミレイユが読んでいた数少ない艶本――所謂エッチな本の情報も吸収し、それを自身の中で理解することで一度の経験もないまま熟達した手コキなどを可能としている。

 つまり、リゼットの手コキはお手本のような快感を得る、与える動きであり、たった数日とはいえそちらを先に味わってしまったミレイユが物足りなく感じるのは仕方のないことなのだ。

 

「うぅ、こ、これじゃぜんぜん、精液が……。同じように、してるのに」

「ミレイユ様……。ふふ、大丈夫ですよミレイユ様。私にお手伝いさせていただけますか?」

「……わ、わかったわ。いいわよ、してちょうだい」

 

 形ばかりの主人の威厳を取り繕う涙目の主を可愛らしく感じながら、リゼットはミレイユの隣にひざ立ちになる。

 それからミレイユの手を上から包むようにペニスを握ると、ミレイユの顔の傍に自分の顔を寄せ、うるさくないように声を潜めた。

 

「私が先導しますので、一緒にオナニーの練習をいたしましょう♥ リズムに合わせて、上、下、上、下♥ と擦るんです」

「うひゃぁっ……! り、リゼット!? あああなた、傍で、ぼそぼそ喋らないでぇっ!?」

 

 本当は自分の体になっていたはずのリゼットが、自分よりも大人びた風に囁いてくるその状態に、ミレイユはこともあろうに勃起を強めていた。

 我慢汁がぷくっ、と浮き上がり、鼓動が早くなっていく。

 以前なら血を吐いていたような体調も、生成薬の効果の一環で肉体が強化されたのか、かなりきつい疲労感があるもののそれだけだ。

 普通なら喜んでいるところだが、今のミレイユはそれどころではない。

 雄の感覚を得てしまったミレイユにとって、衣服を着たままとはいえむっちりといやらしさの詰まった体つきのリゼットに密着され、囁かれながら手コキされるというのは、それはもうたまらないものだった。

 

「さあ、シコシコ♥ シコシコ♥ しゅっしゅっ♥ しゅっしゅっ♥」

「ほひっ♥ りり、りぜえっとぉっ♥ ぼそぼそだめ♥ 囁かれるとぉ♥」

「何がだめなんでしょう? チンチンはガチガチに勃起していますし、ミレイユ様は気持ちよさそうですし……♥ いいこと尽くめではありませんか?♥」

「だめだめだめ♥ だめぇ♥ 囁き手コキハマっちゃうからぁ♥♥ 自分で出来なくなるからぁぁっ♥♥♥♥」

「いいじゃありませんか、オナニーできなくても♥♥ ムラムラしたら私をいくらでもお使いください♥ こんな風に、何回でもお射精サポート♥ いたしますから♥♥」

「ああ、あなたをそんな風にするつもりは♥♥ にゃかったのにぃ♥♥ ただ、ふつっ、ふつうのぉ、おひひぃっ♥♥ じょ、助手にぃ♥♥」

「はい、シコシコシコシコシコシコシコシコっ♥♥♥♥」

「あひっ、ひぃっ♥♥♥ なんれっ、しょんな上手なのぉ♥♥ まだ生まれて一週間っ♥ 経ってないの、にひぃっ♥♥」

「ミレイユ様がお読みになっていたエッチな本♥♥ あれでお勉強したんです♥ ミレイユ様を、もっともっと気持ちよく出来るように♥」

 

 朝食の席であることをすっかり忘れ、行為に没入し始める二人。

 ミレイユの手はもうすっかりリゼットの手コキの道具に変わり、床に置かれたコップには我慢汁がダラダラと注がれている。

 リゼットは片手でペニスをしごきながら、もう片方の手でミレイユの耳を弄り回していた。

 片方からは囁き声、片方からは柔らかなリゼットの指の感触。そしてペニスは自分の手を使ってリゼットの手でしごきあげられている。

 まだ一度も貫通したことのないミレイユの秘裂はすっかり濡れそぼり、それ以上に雄の部分が射精の瞬間を今か今かと待ちわびていた。

 

「りぜ、リゼットっ、りぜっとぉ♥ も、でるっ♥ せーえきでちゃうっ♥」

「射精(だ)してください♥ ミレイユ様の立派なお射精、私に見せてください♥ シコシコ♥ シーコシーコ♥」

「あっ♥ あっ♥ あっ♥ あっ♥ で、ちゃっ♥ ~~~~っっ♥♥♥♥♥」

 

 リズムに合わせたミレイユの手のひらオナホピストンで限界を迎えたペニスは、大きく震えると三発目とは思えない以上に濃い精子を吐き出した。

 射精のたびに濃くなっていくような気さえする白濁した液体はコップを一杯に満たしてもまだ止まらず、その周りの床にも撒き散らされていく。

 それを物欲しそうな顔で見つめるリゼット。一方のミレイユは思ったよりも長い射精に腰をガクガクと震わせていた。

 

「はあぁぁ……♥ たくましい射精♥♥ さすがミレイユ様です♥ まだシコシコしましょうか? 射精(だ)したりないですよね?♥♥」

「ほっ♥ ほぉっ♥ ほひっ♥ しゃせーっ、とまらなっ♥♥」

「はい、射精(だ)し切るまでお手伝いいたします♥ シコシコシコ♥ シコシコ♥ シコシコ♥」

「おっ♥ お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛~゛~゛~゛♥♥」

 

 時折ダマ(・・)になった精液が尿道をにゅるっ、と刺激し、そのたびにミレイユの体がひときわ強い快感の波に震える。

 たっぷり一分ほどかけて、摘み上げられるほど濃い精液を吐き出しきったミレイユは、額に汗をにじませながら荒く息を吐き出していた。

 

「ぜぇ、はぁ……。さ、さすがに、辛い……。り、リゼット」

「はい、ミレイユ様」

「ちゃんと綺麗にしときなさい。全部、貴女が飲まないと意味がないんだから」

 

 散々喘ぎ、吼え、蕩けた女とは思えないほど、冷静な声でミレイユが言う。

 そもそも精液を放つのはリゼットの維持のためだ。今のところはそこを間違えなかったミレイユの言葉で、リゼットはその場に屈みこみ撒き散らされた精液をかき集めていく。

 そうしてそれを手で掬い上げると、舌を出して口内へ流し込む。ゼリーのようにぷるぷると震える精液がゆっくりと流れ込んでくるにつれ、リゼットの口がむにむにと動き始めた。

 あまりに濃すぎるため、歯で噛み切らないといけないのだ。

 

「んぐっ、ぐじゅ、ぶじゅっ……、ごくっ、んくっ」

 

 それをなんとか飲み干すと、次はたっぷりと精液を注がれたコップを手に取る。すでに胃袋には朝食の倍以上も精液が詰まっているが、リゼットがミレイユの精液を飲まないという選択肢は最初から存在しなかった。

 なにより、彼女自身がソレを飲みたいという欲求に突き動かされているのだから。

 

「では、い、いただきます、ミレイユ様♥」

 

 ミレイユにじっと見つめられる中、コップを一気に逆さにしたリゼットの喉奥目掛け精液が落下してくる。

 飲む、というよりも無理やり押し込むと言ったほうが正しいほどの塊を、リゼットは目を見開いて受け入れていく。

 体を揺らしながら、ぐっ、ぐっ、と声にならない音を鳴らしつつ食道に落としていくが、それでもコップの中にはまだかなりの量がへばりついていた。

 それをとんとんとコップの底を叩いて落とし、さらに力を振り絞り精液を一気に飲み干し切ると、大きくごきゅっ……、と音が鳴り響いてから、イカ臭い吐息を吐いてコップをテーブルに戻す。

 

「はっ、はっ……。 精液いただきました、ミレイユ様」

 

 色欲を隠そうともせずに笑みを浮かべるリゼットに、ミレイユも思わず出したばかりのペニスが疼きだす。

 しかし、さすがに朝からこれ以上ビュービューやっていては何も出来なくなってしまう。自制心を胸に、これ以上流されないようにしなければと強く思った。

 

「今日は工房で新しい素体を試すから、先に家事をやっておいて。終わったら工房まで来なさい」

「わかりました。買出しには参りますか?」

「んー……、いいわ。必要なものがあれば貴女に任せます」

「はい、ミレイユ様」

 

 目の奥にチラチラと欲情の色を疼かせながら、それでも本来の役目を全うするべく口元を拭いながら頷く。

 そうして、ようやく朝食が再開されると、ミレイユは目の前のリゼットを見ながら朝食の残りを心持ち急いで平らげるのだった。

 

 

     ■

 

 

 ミレイユの一日は長い。

 朝食を終えた後、一人工房にこもって健康な肉体の製作に苦心するのはいつものこと。

 男性器を生やした影響か、ある程度肉体の脆弱性も補填されたものの、免疫システムが正常に働いていなかったり、筋肉がつかないのは変わっていない。

 結局のところ、外付けで体力を増やし精液を吐き出すための性能は獲得したが、それ以外は以前のままだった。

 それでも以前よりは大分ましになったことを考えれば、より良い体への乗り換えをミレイユが願うのは当然だろう。

 しかし、そう簡単に肉体は作れない。というかこの時点でミレイユは知らないが、正常な生殖が行える肉体を作り出すには賢者の石と呼ばれる物質が必要になる。

 しかし石の精製には様々な問題があり、ミレイユの技術ではそれを再現するのは非常に困難であった。

 なので、今日も今日とてミレイユは成果の上がらない研究に苦心し、昼食前にリゼットのパイズリで射精。

 昼食後のデザートと称してリゼットの口に萎え知らずの剛直を突っ込み、こってり精液を注ぎ込む。

 研究中にムラつけば机の下に呼びつけ、舐めさせながら資料の精査を行いつつ射精。

 夕食は軽く済ませ、また工房に戻る。

 そんな倫理観がどこかへ飛んでいってしまったような日常を終え、日付が変わるかどうかという時間にミレイユは一日の研究を切り上げた。

 

「……はぁ。だめね、ぜんぜん集中できない」

 

 リゼットの維持はもはや問題ないだろう。だが、それに付随して取り付けたペニスが問題だった。

 とにかくムラつく。一度や二度射精したところですぐに再装填が完了し、下手をすれば十分に一回のペースで射精しても萎えないかもしれない。

 調整を間違えたのかとも思い念のために文献を確認したが、配合率は間違っていなかった。

 つまり、薬は正常に作用しているのだ。ではなぜこんなにも精液の増産が続くのか。

 これもミレイユは知らなかったことだが、人は命の危機が近づくと子を残そうと本能が働きかける。

 彼女は肉体の弱さから自分が常に死に程近い場所にいると本能的に察しており、それを補うために子を残すための機能が全力で稼動しているのだ。

 それはつまり、弱い体である限りこの精液増産体制は解除宣言が行われないことを意味していた。

 そうとは知らず、ミレイユは今日も性欲の囁きに耳を傾けてしまう。

 

「ミレイユ様、ベッドの準備が出来ています。今日はもうお休みになられますか?」

「……いえ、リゼット。服を脱いで、ベッドに寝なさい」

「ミレイユ様……?」

「はやくしなさい! 全裸になって、ベッドにあがるの!」

 

 今日の性欲はもう最高潮だった。

 イライラして、ムラムラして、目の前の肉感的で幸薄そうな雌をどうにかしなければ収まらない。

 力では勝てないが、ミレイユは主人だった。今のリゼットは命令を拒否することも出来る程度に自我が育っているが、彼女がミレイユの命令を拒否するわけもない。

 何より、裸になれということは、つまりそういうことなのだ。

 リゼットは精液の味を覚えてから常々感じていた、女としての疼きを解消してもらえるという予感に、ミレイユの態度にやや戸惑いながらも服を脱いでいく。

 それがまたミレイユのミレイユを煽るのだ。

 ちらり、ちらりと流し目でミレイユを見ながら、セックスアピールを交えて脱いでいくリゼットに、ミレイユは今にも押し倒しそうなほど鼻息が荒くなっていく。

 腰をくねらせ、胸を突き出し、尻を振って、唇を舐める。

 そのたび、下半身の既に張り詰めていたそれが一層膨張し、たらたらと床に我慢汁をこぼす。

 ペニスも大変だったが、ヴァギナも大変だった。軽くなぞる程度の自慰しか知らなかったそこは、極度の興奮とペニスの快感から潤滑液を漏らし始め、ミレイユの太ももには我慢汁と愛液が入り混じるようになる。

 たっぷり数分をかけて生まれたままの姿になったリゼットは、ミレイユの言うがままにベッドにあがった。

 その股座はミレイユと同じように濡れそぼり、なにもつけなくても問題ないほどに潤滑剤が溢れている。

 

「り、リゼット……、今から貴女を、お、お、犯すわよ」

 

 その言葉に、リゼットは興奮と庇護欲のようなものを同時に感じていた。

 たどたどしい言葉とは裏腹に、獣欲に満ちた視線で自身の体を嘗め回すように見る主に、リゼットの興奮もますます高まっていく。

 色素の薄い肌はうっすらと赤く色づき、儚さを漂わせる相貌からは誘い込むような色気が見える。

 健康的な体とはこうも『そそる』ものなのか。自分の理想を詰め込んだ体が自分の想像を超えて官能的な仕草で誘ってくるのは、ミレイユの想像以上に興奮するものがあった。

 自らの半身に早くヤらせろと急かされながら、ベッドの上でしなをつくるリゼットに近づき、自身も服を脱ぎ捨てる。

 そうして露わになるのは、この一週間程度の間に黒々と磨き上げられ、女を突き殺す槍として立派に進化したペニスであった。

 黒真珠の如く輝く亀頭に、膣肉ごとこそぎ落とさんと反り返るカリ首、穴を押し広げて戻らないように太く、太くと膨れ上がった肉幹。

 長さも太さも最初の新米ペニスとはまるで違うそれを改めて見つめ、二人は互いの視線がぶつかったことに気づき。

 リゼットは、見定められてしまった、と蛇に睨まれた蛙のように腰を抜かして身動きできず。

 ミレイユは、この女が欲しい、と沸き立つ雄の衝動に従ってベッドにあがった。

 そうして、二人が犯す側と犯される側であることをそれぞれ認識すると、ミレイユはリゼットの足を開かせて、その中央にある緩んだ秘裂へと一気に突き進む。

 

「お゛っ゛、ぉ゛お゛ほぉ゛ぉ゛ぉ゛っっ♥♥」

「きっつ、んぎっ、しま、るぅぅぅ♥♥♥」

 

 前戯もなく押し込まれた肉棒を迎えたのは、トロトロに蕩けた膣肉による強烈な締め付けだった。

 奥へ奥へと引き込むような脈動にそそのかされて、ペニスはずんずんと突き進んでいく。

 そのたびに膣肉で刺激されて思わず精液を吐き出しそうになるのをこらえながら、揉み解すように波打つ肉を掻き分けていけば、その先に待っているのは不可逆の扉。

 処女膜を前に一度動きを止めると、まるで早く破って欲しいとねだるように膣の動きが激しくなる。

 

「み、ミレイユさまぁっ♥ ミレイユさまのちんぽっ♥ ちんぽ奥までくださいっ♥♥」

「余裕そうじゃないリゼット……っ!♥ ふぅーっ……♥ ふぅーっ……♥」

 

 初めてのセックスに余裕をなくしつつあるミレイユだったが、それでも無造作に処女膜を破ってしまうことはなかった。

 一度腰を落ち着かせ、タメをつくるミレイユ。

 じっとリゼットの顔を見つめ、そうしておもむろに彼女の唇に自身のそれを重ね合わせた。

 

「んっ……、リゼット、ちゅっ……♥」

「ああ、ミレイユさま……♥ あむっ、はぷっ♥ んちゅぅ♥ ……んんっ♥♥」

 

 唇を重ねたまま、ゆっくりと腰を押し進める。

 亀頭に何かが当たる感触があり、それをさらにぐぐっ、ぐぐぅっ、と押し込んでいけば、リゼットが僅かに眉をしかめてより強く唇を吸ってくる。

 痛みをごまかそうと口付けに集中しようとするリゼットに応じて、本で見ただけの舌を絡めるキスをたどたどしく再現するミレイユ。

 その間も処女膜は徐々に押し込まれ、

 

「んんっ、んぐっ♥ み、みれいゆひゃま、ミレイユしゃま♥」

「リゼット、リゼット♥ ちゅぷっ♥ りぜっとぉ♥」

 

 高まり続ける興奮でどうにかなりそうになりながら、名前を呼び合って口付けを交わす。

 そのさなか、とうとう亀頭が門をこじ開けてしまうと、リゼットはそれに気づいて目を見開いた。

 

「ふあ、ああっ……♥ ミレイユさまぁ♥ 私の処女を奪っていただけて、しあわせです……♥」

「い、痛く、ないの? 初めてって、痛いのよね? んっ……♥」

「少しだけ、です♥ それより、どうぞ動いてください♥ ミレイユさまがたくさん気持ちよくなっていただければ、私はそれが一番うれしいんです♥」

 

 痛みがあるのは本当なのだろう、リゼットは少しだけこわばった顔でそう言った。

 大量の情報因子によって精神的に成長を続ける今のリゼットにとって、ミレイユは主人であり、親であり、姉であり、愛する番いでもある。

 その行為が自身の維持のためのものなのだとしても、性的な交わりを繰り返し、幼い精神を飛躍的に成長させたリゼットは、ミレイユをそういう相手として認識するようになっていた。

 ホムンクルスとはいえ、そんな風に自分を求められてミレイユも嫌な気分にはならない。

 まして相手は自分の理想の姿。これがホムンクルスの本能的なものなのかもしれないと思いはしても、今まで一度も経験することのなかった体の交わりに抗うことなど考えられない。

 

「じゃ、じゃあ、動くわね」

「はい、どうぞミレイユさま♥」

 

 そうしてミレイユが再び動きを再開させれば、リゼットは瞬く間に快感を感じるようになっていく。

 痛みよりも快感のほうが強く感じるというのもあるが、それ以上にリゼットの心は今まで以上に満たされていた。

 膣の奥の奥まで進入され、圧迫感に口を開いて微かに喘ぐ。引き抜かれればカリが膣肉をこそぎとり、ミレイユの形に整形されていく。

 恐る恐るといった様子だった腰使いも、二度、三度と突き入れ、引き抜くたびに、早く力強く変わっていった。

 

「あっ♥ あっ♥ ああっ♥ みれいゆさまっ♥ ミレイユさまあっ♥」

「突くたびに喘いでっ♥ 今まで処女だったくせに♥ よっぽどこれが気に入ったのかしら! ねえリゼット!♥」

「はいっ、はいいっ♥ すき♥ ミレイユさまのちんぽすきですっ♥」

 

 数分もすればミレイユの動きは激しさを増していき、リゼットの膣からは白く泡だった愛液と混ざり合った血が掻き出されていく。

 持ち前の器用さでリゼットの反応を見て取り、彼女の弱い部分を理解したミレイユは、その部分を重点的に責め続けていた。

 

「ひぐっ♥ ぉっ♥ お゛ぉ゛ぉ゛っ♥ なんれしゅかこぇっ♥ きもちぃっ♥ みれいゆしゃまっ♥ これぇ♥」

「ギッチギチに締めてくるのに、反応抜群じゃないのっ♥ ほら、好きなだけ喘いでいいわよ♥ ここがっ♥ いいんでっ♥ しょっ♥♥」

「ん゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛っ♥♥♥」

 

 先ほどまで処女だったとは思えないほど乱れ狂い、獣のような声を上げるリゼット。

 ホムンクルスである彼女は人よりも学習速度が速い。そして肉体の適応もそれは同じだ。

 突かれるたびに体を最適化し、ミレイユに奉仕できるよう感度も上げる。その繰り返しが、セックス未経験のリゼットを牛のように鳴かせてしまっている。

 とはいえ、普通はここまで肉体に急激な変化は起きない。原因は他にもあった。

 一つは、今まで得ていた情報因子が精液として供給されていたこと。これにより、生命としての本能的な部分が精液=生命維持として条件付けてしまった。

 今のリゼットにとって、精液の摂取とは睡眠や食事と同じく生命維持に欠かせない行為になっているのだ。

 そしてもう一つは、ミレイユのペニス。

 ミレイユが飲んだ薬は錬金術師向けの実用的ジョークグッズの類であり、それによって形成されたペニスは自分の膣にぴったりはまるようになっている。これは、自身の肉体情報から最適な形を形成するためである。

 そして、リゼットの膣はミレイユのそれとまったく同じ形状である。リゼットもまたミレイユの肉体情報から作られたものだからだ。

 つまり、図らずもミレイユのペニスはリゼットに対してこの世で最も相性のいい形になっていたのである。

 これらの条件によって、リゼットは急速に『ミレイユの女』としての最適化を行うことになってしまった。

 もっとも、リゼット自身はむしろ喜ばしいことだと考えるだろうが。

 

「ん゛お゛ぉ゛っ♥♥ お゛♥ お゛♥ お゛ぉ゛♥ おぐっ♥ わらひのマンコっ♥ 穿られてるぅ゛♥♥♥」

「ああリゼット♥ ひどい顔で喘いで、すごくかわいい♥ かわいい、かわいい♥ ほらリゼット♥ 手を握って♥ ぎゅってしましょ♥」

「あいっ♥ あいいいっ♥♥ ぎゅってす、ううううあ゛あ゛あ゛あ゛っっ!?♥♥♥♥」

 

 ぐりぃっ♥ と、リゼットの最奥が抉られる。

 激しいピストンの中、とうとう到達してしまったリゼットの子宮口を亀頭が穿れば、リゼットはわずかに残った余裕もかなぐり捨てて大きく吼えた。

 両手を指を絡めて握りこみ、下腹から走る電流のような快感を必死に受け止める。

 しかし、受けるリゼットとは対照的に突く側のミレイユは自分が生み出す快感をうまく乗りこなしていた。気を抜けば腰砕けになりそうなほど気持ちいいのは同じだが、今まで散々自分をむさぼっていたリゼットが自分を見失うほど感じている姿が見られて心に余裕が出来ているのだ。

 猛然と腰を振りたくり、膣肉を掻きむしっては子宮口を叩きまくる。

 そのたびにリゼットの握った手はぎゅっ、ぎゅっ、と強く握り締められ、膣も連動するように締め付けてくる。

 

「ほぎゅっ♥ おほおぉぉぉっ♥♥ みれいゆっ、しゃまっ♥♥ いぐっ♥ もうイギま゛す゛ぅ゛っ♥♥」

「勝手にイってなさい♥ 私はっ、まだっ♥ ぜんぜんシ足りないんだからぁっ♥」

「お゛っ♥ お゛お゛お゛ぉ゛っ♥♥」

 

 リゼットが低く吼え、涎を垂らしながらイく。

 そして、それが呼び水になったようにリゼットの性感は更に高まるのだ。

 そうするとたまらないのはミレイユの方である。突っ込んだヴァギナが今まで以上に締め付け、かと思えば蕩けさせるようにうごめいて早く射精しろと催促が始まった。

 

「くひぃぃっ♥ リゼットのナカっ♥ 搾り取るための魔物みたいだわっ♥ でも、もうちょっと、おぉっ♥♥」

「お゛ぉ゛っ♥ おぐっ♥ おぐにい゛ぃ゛ぃ゛っ♥♥ みれいゆしゃまっ♥ それだめっ♥ だめですぅっ♥♥」

「駄目じゃないでしょっ!♥ リゼットは黙ってイってればいいのよっ、ほらっ!♥」

 

 獣の声で繰り返し絶頂を続けるリゼット。

 熱した鉄の棒のように熱く、硬くなった肉棒がもたらす快感はリゼットの想定を遥かに超えている。

 体は精液を欲して必死に竿を刺激し、それで生まれる快楽がリゼットの精神をぐちゃぐちゃにかき乱す。その全てをミレイユが蹂躙する。

 射精されない限り決して終わらないこの快感に、リゼットは完全に虜になっていた。

 

「まだイぐっ♥ イギますっ♥♥ イぐのどま゛んにゃいい゛ぃ゛ぃ゛♥♥」

「あーきた♥ そろそろよリゼット♥ がんばってイキまくって、マンコしっかり締めなさい♥」

 

 初めてでありながらぎこちなさを感じさせない腰つきを覚え始めたミレイユが、リゼットの両手をベッドに押し付けながら囁く。

 ピストンで掻き出された愛液と血の混合物はそのほとんどが白く濁った愛液で薄められ、ぼたぼたとたれるミレイユ自身の愛液がそこに混じることでうっすらピンクがかった染み程度になっていた。

 

「で、射精(で)る……っ♥♥ リゼット、射精(で)るぅ♥♥♥」

「は、はいぃっ♥ だして♥ 出してくださいミレイユさまぁぁ♥♥♥♥」

 

 トドメとばかりにミレイユが口付けながら腰を奥まで押しつけると、リゼットもその瞬間を体を硬くして待ちわびていた。

 それから、一拍開いて、

 どっ、びゅるるるるぅぅ~~♥♥♥♥ びゅっぐぅぅ♥ どぷ♥♥♥ どっぽぉぉ♥♥♥♥ ぶゅるるぅぅぅぅ~~~~♥♥♥♥ ぼぴゅぅぅ♥♥ びゅっ♥ びゅくっ♥♥

 

「お、おおおおおおっ♥♥♥♥♥ で、てるぅぅぅ♥♥♥♥♥」

「あおぉぉぉぉぉ♥♥ みれいゆひゃまのせーえきっ♥ せーえきいっぱいでへるぅぅ♥♥♥♥ あつ、あついぃ♥♥ 子宮がぁ♥ 火傷しちゃいまひゅうぅぅ♥♥」

「ちゃんとっ、お腹でごくごくするのぉぉ♥♥ りぜっと専用精液なんらからぁぁ♥♥♥ おもらしなんかひたらぁ♥♥ 揺るひゃないんらからっ、え、へえぇぇぇ~~~~~♥♥♥♥」

「ひゃいっ♥♥ ひゃいぃぃ♥♥♥ みれいゆしゃまのせーえきいっぱいのみまひゅ♥♥♥♥ いっぱいいやらしくなるかりゃぁ♥♥ いっぱいせーえきのまへてくらひゃいぃぃぃ♥♥」

 

 今までで一番の快感だった。

 女を汚す快感、女であることを忘れるオスの快感、好き勝手に精液を吐き出す快感。

 愛するものに汚される快感、本能が欲するものを注がれる快感。

 この場にあるもの全て、お互いの全てが快楽の元であり、快感でもあった。

 握っている手が愛おしい。合わせた唇が愛おしい。すり合わせた足が愛おしい。

 子宮口をくすぐりながらその奥の子袋へと吐き出される大量の精液は、二人の理性をあっさり焼き切って余りある快感をもたらす。

 それを二人で受け止めながら、どちらからともなく舌を絡め、止まらない射精の快感に全身を震えさせる。

 リゼットは子を孕むことはできないが、それでも子を作る場所に精を注がれる感覚はただの補給などでは決して味わえないものだった。

 

「へひっ、ひぃ、ひぃ……♥ と、止まったぁ……♥」

「はーっ♥ はーっ♥ はーっ♥ はーっ♥ み、みれいゆ、さま♥」

 

 やがて、何分もかけて吐精を終えたミレイユは、リゼットの体に倒れこむようにして彼女を抱きしめる。

 握っていた手を放し、繋がったままでたちこめる汗と女の香りを漫然と吸い込めば、今までで一番の大仕事を果たした疲れマラに少しだけ活力が戻るようだった。

 

「疲れたわ……♥ ねえ、リゼット……♥」

 

 あまやかな快感の余韻に浸りながら、リゼットの胸に顔をうずめる。

 自身の体も汗ばんでいることに気づいたミレイユは、汗が出るほど動いたのなんて生まれて初めてかもしれないと少しだけ感動した。

 

「今日は、このまま一緒に寝ましょうか」

「その、繋がったまま、ですか?」

「ええ。……嫌?」

「い、いいえ! 一緒に、お休みさせていただけるなら、ぜひ」

 

 リゼットもイキ続けた上に精液を受け止めたことですっかり疲れきったのか、やや弱々しい表情でミレイユを抱きとめる。胎にたまった精液はリゼットにその機能がないため受精することこそないが、確かな熱と質量でリゼットにその存在を伝えていた。

 しかもみっちりとはまった肉竿に塞き止められているため、精液は外には漏れでない。

 ただ、朝が来たときベッドがべちゃべちゃになっているだろうか、とそんなことを考えながら、リゼットはミレイユと自分を覆うように傍にあった掛け布団を引き寄せた。

 

「んっ……♥ どうしよう、また少し勃ってきちゃったかも……」

「それでしたら、どうぞ私の中にお出しください。いつでも注いで下さってかまいませんから……♥」

「そ、そうね、……リゼット、ごめんなさいやっぱりもう一回するわ」

「えっ、んおぉっ!?♥」

 

 膨らんだ布団の中で、それから二人は何度となく絶頂した。

 リゼットはもうそれはそれはひどい鳴き声でミレイユを楽しませ、ミレイユは射精するたびに肉棒が硬くなるような感覚に陥った。

 そうして、二人の初めてのセックスは夜通し続けられ、日が昇り始めるころに疲れからか気絶するように眠りについたのだ。

 翌日、夕方頃に二人が目を覚まして最初にしたことは、眠っている間にたまった性欲の処理と、おおよそほとんどの分泌物を付着させて凄まじい臭いを放つベッド一式を掃除することだった。

 

 

     ■

 

 

 それから数ヶ月。

 ミレイユは街のいたる所でこっそりリゼットと『遊び』ながら、錬金術の研究を続けている。

 そんなある日のこと、街でいつも通り『遊んで』いた二人はある集団に目をつけられた。

 ヘルメス錬金術学会と名乗る彼らはミレイユを勧誘し、断られるや否や学会のことを知ったミレイユを消そうと襲い掛かってくる。

 しかし、ミレイユもリゼットも戦闘経験などまるでない。

 万事休すかと思われたそのとき、ある錬金術師に助けられることになる。

 彼女の名はカリオストロ。錬金術の開祖にして、世界最強の美少女おじさんであった。

 その鮮やかな錬金術を目の前に、ミレイユは彼女に弟子入りを志願する。

 

「私、リゼットに私の赤ちゃんを産んで欲しいの。それに、私もリゼットの赤ちゃんを産みたいし」

「み、ミレイユ……♥ 私も、同じ気持ちです……♥」

「リゼット……♥」

「ミレイユ♥♥」

 

 果たして、数ヶ月を経て四六時中いちゃつくようになった錬金術師とホムンクルスは、健康な人間の体を手に入れることが出来るのか。

 その結末はたぶんアーカーシャとかなら知っている。

 たぶん。

 きっと。

 


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