キャラ改変と独自解釈あります。
正直今回は……こんな感じのキャラなのかな。
最近アイデアが全然浮かばないうえに書き方もなんか…。
──────────────────
『あちゃあ、これは行けません……』
『まさか怪獣娘だったとは……』
『これじゃあ、選手になるのは無理ですね』
あの日、私の人生は狂い始めた。
『あの、私……まだ……走れます』
『あのねぇ、怪獣娘と人間じゃ運動能力が違いすぎるんですよ』
『特に君の……えーっと、名前忘れたけど、とりあえず君の場合は運動能力が良すぎる怪獣だそうじゃないか』
『なら尚更無理です』
『今回の件は諦めてくれたまえ』
『…………そう、ですか……』
大好きだった陸上の道を諦めないと行けなくなって…………今までやってきたことが……全部、崩れた感覚に襲われた。
『はぁ、いいスプリンターだったのに…………』
『なんで怪獣娘なんだか』
『…………すみません』
…………この力が……この力が私の人生を……。
『あ、黒柳さん……おはよう』
『…………おはようございます』
狂い始めたのは陸上だけじゃなかった。
『ねえねえ、あの子って……』
『よしましょうよ、聞こえるわよ?』
周りの友だちも、知り合いも、みんな私から離れていった。
もう、両親しか私のことを心配してくれる人はいなかった。
『なんで…………なんで……!』
この力さえ無ければ…………私は……私は…………!
──────────────────
「ナミ!」
「…………はぁ!……はぁ、はぁ……公平?」
ある日の夜、ベッド上でナミは目を覚ます。全身から大量の汗をかいていた。
この少女の名前は黒柳ナミ、彼女は怪獣娘であり、とある事情から公平の家に転がり込んでいる。
「大丈夫か?」
「うん、大丈夫……」
「……例の夢?」
「……うん」
ナミが見たという夢、それは数ヶ月前に自身が怪獣娘であることを告げられた時の出来事である。
あの日、怪獣娘に覚醒したことで、大好きだった陸上を諦めざるを得なくなった彼女は、すべてを失った。
怪獣娘であることが発覚した後、あれほど天才だ将来有望だと祭り上げていた陸上競技会からは見放され、陸上界を追われた。
更には、自分が怪獣娘であることを理由に、周りの友人や仲間、知り合いまでもがナミのことを敬遠するようになり、彼女の元から離れていった。
夢を絶たれ、周りからも孤立してしまう……彼女にとって、これほどショッキングなことはない。
「そういえばさっき連絡来てたぞ」
「連絡?」
ナミは枕横のスマホを確認すると、メッセージが表示された。
それは、彼女の両親からのものであった。今の彼女にとって、両親は唯一の味方なのだ。
「…………」
「……返事しなくていいのか?」
「……後で……やる」
ナミはスマホの電源を落とす。
「喉乾いただろ、水持ってくるよ」
「……うん」
公平は立ち上がり、水道水を入れにキッチンへ向かう。
「そういえば、例のGIRLSからのオファー、あれどうしたんだ?」
「うーん、まだ考えてる」
「そっか……」
ナミは以前、国際怪獣救助指導組織『GIRLS』から、今度行われる予定である、怪獣娘限定の陸上競技会への出場のオファーを受けていた。
しかし1度自分を捨てた陸上に対して不信感を抱いているナミは、そのオファーを受けようか迷っていた。
「ほい」
「……ありがとう」
ナミは公平から差し出されたコップを受け取り、ふちに口をつけて中に注がれた水を飲む。
「とりあえずシャワー浴びるか?汗酷いぞ」
「んく……うん」
「立てるか?」
「大丈夫、平気」
ナミは公平に支えられながら浴室に向う。
彼、公平はナミの小学校低学年時代の友人であり、夜な夜な道中で1人泣きじゃくっていた彼女を偶然発見した。数年間離れていたにも関わらず、彼はナミのことを覚えていたのだ。
ナミの相談を聞いてからは何かと連絡を取る事が多く、今では恋人に近い関係まで発展しており、時々こうして彼女を家に招き入れている。
「……公平」
「ん?」
「今日は……お風呂でしたい……」
「……わかった」
そして、2人は肉体的な関係でもあった。
──────────────────
シャ────ッ
ぱちゅん!ぱちゅん!ぱちゅん!
「はぁ……公平……ん♥」
場所は変わって公平宅の浴室、そこではシャワーが流れる中、水気を帯びた肉と肉がぶつかり合う音が響いていた。
ナミと公平は今、風呂場の中でセックスを行っている。ナミが壁に身を寄せ、その後ろを公平がバックになる形で膣をペニスで突く、所謂うしろやぐらというやつである。
ナミは時折、こうして公平とセックスを行う。それは彼女自身が彼と愛を分かち合いたいのか、それとも傷を埋めるためなのか。それはナミ自身もよく分かっていない。
ぱちゅんっ♥じゃぷっじゃぷっ♥
「ここか?」
「あ、そこ……ん♥」
ナミが濡れた黒髪をなびかせる中、公平は腟内にある彼女の性感帯を刺激する。カリが肉襞をひっかけ、引き抜くと同時に擦り付け、刺激していく。
ナミはもともと陸上選手であったため、身体とともに膣内もかなり引き締まっている。そのため、公平がペニスを出し入れする度に、彼女が得る快感は一般の女性よりも人一倍高いのだ。
「はぁ、はぁ……ナミ……もうそろそろ出そう……」
「ん……うん、中に♥」
ナミの承諾と共に、公平の腰振りはさらに加速し、ナミの臀部を何度も波打たせる。
ぱちゅんぱちゅんぱちゅんぱちゅんぱちゅんっ
ぱちゅんっ!
「う……」
びゅ……ビュルルルルッ!
「ん……♥」
公平はナミの白い肌の尻に腰を強け叩きつけ、ペニスを膣内奥深くまで挿し込み、子宮に向かってドロドロとした熱い精液を流し込む。
びゅるるる…………ドビュルッ♥
「んん……♥」
ペニスが精液を放つ度に2人の体は小刻みに震え、ナミは精液の熱さに声を漏らす。
ぬぷんっ♥
「あん♥」
「おっと」
ペニスを引き抜き、倒れかけるナミを公平は優しくキャッチする。
「大丈夫か?」
「うん、大丈夫……前よりも上手くなったね」
「流石に3回もやればなれるって」
ナミと公平がまぐわったのはこれで3回目である。初めはベッドの上で、2回目はソファ、そして今日、3回目を浴室で行なった。
「…………結構でてるね」
ナミは股から漏れ落ちる真っ白な精液を見つめる。
「ここ最近忙しくてオナニーする時間なんてなかったからなぁ」
「…………ケダモノ」
「なんでそうなる……う」
ナミは両膝を床につき、公平のペニスの先についた精液を舐めとる。
「ん…………今日はいつもより濃い」
「そりゃあ良かった」
「……次は掃除しなきゃね……はむ♥」
「うあ……」
ナミは公平の勃起したペニスにまとわりついた精液を、まるで犬のようにぺろぺろと綺麗に舐める。
「はむ……ぺろ……れろれろ♥」
ナミはペニスを舐めつつ、潤んだ瞳の上目遣いで公平を見つめる。
竿を、亀頭を、玉袋に付着した粘液を綺麗に舐めとっていく。
れろ……ちゅっ、れろ♥
「ま、またでそう……」
「れろ……次あるからダメ」
そう言うと、ナミは公平に背中を向ける形で両手両膝を床につける。
「もっと奥深くに、お願い」
「……分かった」
公平はナミの背中に覆い被さり、勃起したペニスを彼女の膣穴に当てる。
クチュッ…………ズププッ……じゅぷんっ
「ん……♥」
「……う、動くぞ?」
「うん」
シュプ…………じゃぷっ!ズプッ!ジュポッ!
「あん、あ、あ♥」
公平は腰を動かし、再び腟内の肉ヒダにペニスを擦り付ける。
じゅぷっ!ズプッ!ジュポッ!
「ナミ、どうだ?」
「あ、あぁ♥気持ちいい……くうん♥」
公平は締まった腟内のGスポットをペニスで何度も刺激し、その快感にナミは喘ぎ声をあげる。
むにゅうぅぅっ
「あひ!?そ、そんな強く揉んだじゃ……んは♥」
公平はナミの豊満な胸を揉み絞る。水気を帯びた彼女の胸は、まるでスライムのように彼の指を沈ませる。
ぱちゅんっぱちゅんっぱちゅんっ!
むにゅん、むぎゅう♥
公平はペニスでキツく締まった腟内をグリグリと抉るように攻めつつ、大きい彼女の胸を乳首の先まで揉み絞る。
「あ、あ、あ♥……あぁ♥」
ナミはその快感に思わずだらしのない雌声を漏らす。ペニスが奥を突くたびに、彼女の癖毛はピクピクと上下に揺れる。
パンパンパンパンパンパンッ
ぐにゅうぅぅぅ♥
「ぐおぉ……!」
「ふぁぁぁ♥」
公平のペニスがナミのポルチオを潰すようにノックすると、腟内はキュウっと一気に締まる。
ドチュッ!ドチュッ!ドチュッ!
「あっ、あっ、いい♥そこ……だめぇ♥きゃん♥」
子宮口を何度も突かれるナミは、まるで発情した犬のようにだらしのない喘ぎ声をあげる。
「ナミ……ナミぃ……」
ドチュッ!ドチュッ!ドチュッ!ドチュッ!
「こ、壊れちゃう……私、壊れちゃうよぉ……♥」
公平は無我夢中でナミの子宮口を突き上げる。
「な、ナミ……もう……でる」
「あん……いいよ、中にだしてぇ」
パンパンパンパンッ♥
ナミの言葉と同時に、公平の腰振りはさらに加速する。
ドチュッ!ドチュッ!ドチュッ!ドチュッ!
「ああ、いくぞ……」
パンッパンッパンパンパンパンパンパンパン…………パンッ!
ドピュル……びゅるるるるるるる〜!
「くうぅぅぅ♥」
子宮口がこじ開けられ、亀頭先端の尿道口から子宮口へかけて、先程よりも大量の精液がドクドクと放たれる。
ナミの膣は精巣に溜まった子種を搾り取ろうと、中の襞一つ一つがペニスに吸い付き、さらに締め付ける。
びゅるるるる〜♥
「ああ……温かい…………」
ナミは公平に上乗りされる形で床に伏せ、子宮内に満たされた熱い精液を感じとっていた。
「はぁ、疲れた……」
「…………」
「ナミ?」
「ううぅ…………」
ナミは獣のような唸り声をあげる。
バッ!
「うがっ!?」
と同時にナミは起き上がり、上に乗っていた公平を吹き飛ばす。
「いって……ナミ?どうし……た?」
勢いよく背中を壁にぶつけられた公平は、ナミの姿を見て言葉を失う。
なぜなら、今のナミは人間と呼ぶには適していない姿であったからだ。
裸であったはずの彼女の身体は、硬い皮膚に覆われていた。
黒い髪は銀色に、両手足も人間のものではない、黒い甲冑のような獣殻を身につけている。
その姿は、正しく怪獣娘『ブラックキング』の姿であった。
「ナミ?」
「……グルルルル……グガァァァァァ!!!」
ガブジュッ!
「うあ……あぁぁぁ!」
ナミは瞳を真っ赤に染めながら、公平の二の腕に勢いよく噛み付く。その痛みは想像を絶するものであり、公平は思わず叫び声をあげた。
「……ナ、ナミ……」
「ガルルルルルルル…………ウゥゥゥ……」
公平はナミを呼ぶが、ナミはただ赤い瞳から涙を流しながら唸るだけであった。
「……辛かった……よな。折角夢が叶いそうだったのに……いきなり怪獣娘だからダメなんて言われて……周りの奴らからも敬遠されて……大好きな陸上どころか……大切なものまで…………」
「……ウゥゥゥゥ……」
グジュ…………
「うぐっ!………………泣きたいよな………………なら、存分に泣けばいい、存分に噛み付けばいい…………俺が全部受け止めるから」
腕から血を流す中、公平は噛み付くナミの頭を優しく撫でる。
「…………うぅ……ぅぅ」
ナミの瞳は徐々に元に戻り、彼の二の腕から口を離すと、静かに啜り泣く。
「……大丈夫、ここに居るのは俺とナミだけだ」
「……うぅ……うあぁぁぁ!」
しばらくの間、浴室では、嗚咽するように泣き叫ぶナミの声が響いていた。
──────────────────
「…………起きたか?」
「…………公平?」
午前6時、再び公平宅のベッドにてナミは目を覚ます。傍らでは、服を纏った公平がナミの額に当てていた手拭いを絞っていた。
「あれ、お風呂は……」
「覚えてないのか?風呂場でセックスしてた時、お前いきなり怪獣娘に変身したんだぞ?」
「へ?そうなの?」
「ああ、おかげで腕んところに噛み跡ついちまったぜ」
公平は包帯を巻き付けた箇所をナミに見せる。真っ白な包帯に、斑点のような血が滲んでいる。
浴室でまぐわいを行っている最中、ナミは突如怪獣娘に覚醒し、公平を襲ったのだ。しかし、ナミ本人はその事を覚えていないようだ。
「…………ご、ごめん」
「いいよ、別に」
耳のような癖毛を垂れさせながら謝るナミ。そんな彼女の頭を、公平は優しく撫でる。
ピロンッ
「……とって」
「おう」
ナミは公平からスマホを受け取り、通知を確認する。
それは、ナミの身を案じる両親からのメールであった。
「誰からだ?」
「……お父さんとお母さん」
「帰ってこいって?」
「………………うん」
「…………よし、ならとりあえず行くか」
「行くって?」
「お前ん家」
「…………いいよ、別に」
「そういうなって、ほら」
「おわ」
そう言うと、公平はタンス上に置いてあったヘルメットをナミに軽く投げ渡した。
「いくなら早く行くぞ、待たせるのも悪いだろ」
「傷は……」
「ヤバくなったら病院行くからいいよ」
──────────────────
朝6時半、外は明るくなっており、空には濃い青色が広がっている。
ゴォォォォォォ
そんな中、公平とナミは2人乗り原付に跨り、車通りの少ない道路を走行していた。
「この先であってるか?」
「うん」
公平はナミに自宅までの道のりを聞きながら運転する。
一方のナミは、原付から落ちないように公平の背中に抱きついていた。
「にしても、この時期は朝でも蒸し暑いなぁ……」
「……うん」
「…………もしかして緊張してるのか?」
「……ちょっと」
「ま、多分大丈夫だって」
「……ダメだったら噛んでやる」
「ご自由に」
そんな会話を続けながら、2人は目的地を目指す。
「…………」ギュウッ
ナミは公平の身体に抱きつき、豊満な胸を背中に押し付ける
「……どうした、そんなもの押し付けても俺は興奮しないぞ」
「…………最低」
そう言いつつ、ナミはさらに公平の背中に抱きつく。
──────────────────
「……ふぅ、冷たい」
「…………うん」
時は少し流れ、朝7時。公平とナミはとある神社……から少し離れた場所にある自販機の横で、購入した缶コーヒーを一緒に飲みながら一息着いていた。
「…………ナミ」
「?」
「…………こんなこと言うのは上から目線になるかもしれないけど……GIRLSからのオファー、俺は受けた方がいいと思ってる」
「…………」
「……本当はやりたいんだろ?陸上」
「…………」
「……昔っから口下手な所は変わってないよな、お前」
「………………」
公平の言葉に、ナミはコーヒーを飲んで口を紡ぐ。数年間会っていなかったとはいえ、友人だった彼は、彼女の本音に気づいていたようだ。
「少なくとも、お前と同じ境遇の人達と出会えるかもしれないぞ」
「………………」
自分と同じように、怪獣娘であることを理由に陸上を……夢を諦めざるを得なくなった人達がいるかもしれない。ナミ自身、そういった考えは既に過ぎっていた。ただどうしても、あと一歩進むことが出来ないのだ。
「……こういう時はな、思い切ってやっちまえばいいんだよ。好きなことして好きなように走ってみるんだ。何か変わるぜ、きっと」
「…………」
「……安心しろ、何かあったら原チャ爆走させて駆けつけてやるよ」
「……ださい」
「えぇ……」
ピルルルルッ!
「あ?誰だこんな時間に……ナツか」
「……ナツって……」
突然、公平のスマホに連絡が入る。ナミの反応からするに、どうやら彼女の知り合いでもあるようだ。
ピッ
「はい、もしも『おいこら公平!とうとうナミちゃんに手ーだしたのか!』……っ、うるせえな、朝っぱらからデカい声出すなよ」
電話越しに女性と思われる怒鳴り声が響く。
「分かった、分かったから。代わるって……ほら」
「?」
「お前に代われだと。心配すんな、お前の知り合いだ」
少し警戒しながら、ナミは恐る恐る公平からスマホを受け取る。
「……はい」
『あーもしもしナミちゃん?久しぶりー!』
「……もしかして、ナツちゃん?」
『よかったー、私のこと覚えててくれてたんだー』
声の主は、昔ナミとよく遊んでいた『車田ナツ』のものだった。ナツとは小学校高学年の時に引っ越して以来それっきりだったので、ナミが彼女と話すのは実に数年ぶりである。
「なんでナツちゃんが?」
『いやねー、ナミちゃんが怪獣娘になった上に公平の女になったって風の噂で聞いたもんで、知り合いの伝頼ってこの前公平の連絡先をゲットしたわけよ』
「……そっか」
「キャンキャンうるさかったからすぐに分かったぜ」
『るっさい、部外者は黙っとけ』
「はいはい」
『ふん……そんなことより大丈夫ナミちゃん?公平のエロ猿からおっパイ揉まれたりしてない?そんな奴に初めて上げたりしちゃだめだよ?』
「……うん、大丈夫。あげてないよ」
既に四行為終えているなど、このタイミングでは言えない。
『でも良かった。久々にナミちゃんの声聞けて私も嬉しい』
「……うん、私も嬉しい」
『何かあったら私に何時でも電話してね……あ、連絡先知らないから分からなんか。後で公平から教えて貰って』
「……うん」
『公平、ちゃんと教えろよー』
「へーい」
『これでナミちゃんの癒しボイスがまた聞けるー、耳に癒しー』
「……ふふ」
電話越しに笑うナツに、ナミも少し微笑む。
『ふぁ……なんかナミちゃんの声聞いたら安心して眠くなってきた』
「……うん、ありがとう。ゆっくり寝て」
『うん、じゃあおやすみー』
ナツはそのまま電話を切る。
「……ナツちゃん、元気そうだったね」
「相変わらずキンキン声は変わってねえけどな……まあ、お前の味方はいるってことだ」
「……うん」
例え離れていたとしても、こうして自分のことを心配してくれる人がまだ残っている。それが分かっただけでも、ナミの心は暖まった。
「ぷはぁ……よし、行くぞ」
公平は缶コーヒーを飲みきり、自販機横のゴミ箱に缶を投げ入れる。
「…………公平」
「ん?」
ちゅ…………
突然話しかけられた公平は、顔をナミに向ける。
すると彼女の柔らかい唇が彼の唇に重なる。コーヒーを飲んだせいか、ちょっとした苦味が2人の口内に広がる。それは約数十秒間続き、ナミは唇を離すと、彼の顔を見つめながら満面の笑みを浮かべる。
「…………行くか」
「うん」
公平はナミから顔を逸らしつつ、再びヘルメットを被る。
何度もまぐわった女性からのキスだと言うのに、彼は額から汗をかいていた。
──────────────────
「……懐かしい」
東京新国立競技場の選手控え室、そこでは、怪獣娘ブラックキングこと黒柳ナミがスマホの画面を見つめていた。
そこには、とある男と共に微笑むナミの姿が写っていた。
「ナミさーん!もうすぐ試合始まっちゃいますよー!」
そこへ、同じ選手仲間である怪獣娘ガーディーこと柴崎ランが呼びに駆けつける。
「はい、すぐ行きます」
ナミはスマホの電源を落とす。
「何見てたんですか?」
「……昔、私に色を塗るきっかけをくれた人です」
「きっかけ?」
「はい……それに今度、彼に会うんです」
そう言うと、ナミは笑顔で会場へと向かう。
「彼って……誰だろ?」
そんな彼女の背中を、ランは首を傾げながら不思議そうに見つめていた。
「……今度は、彼と一緒に新しい色を塗りたいですね」
『…………で、本当に良かったの?』
『何が?』
『ホントのこと、ナミちゃんに言えば良かったじゃん。あんたが私の連絡先探し出してナミちゃんがやばい事になってること伝えてくれたって』
『…………いいよ別に』
『なんで?』
『……恥ずかしいだろ』
『風の噂で聞きつけた、なんていくら何でも不自然すぎるっつーの。これじゃあ私が変な奴みたいじゃん』
『もともと変だろ、お前』
『シバくぞおい』
おまけ
────────────────
私の名前はシラリー。大昔に異常発展で地球環境を容赦なく破壊する人類文明を滅亡させた宇宙怪獣だ。
私は地球がSOSを発信した時にすぐさま駆けつけ、コダラーと一緒に地球を汚す人間どもを滅ぼす使命を持っている。
今は分け合って人間の女っぽくなってしまったが、その使命を1度も忘れたことはない。
ハッキリ言う、人間なんぞ大っ嫌いだ。それ以前に誰があんな地球を汚す奴らを好きになるんだ。
そんなことならどっかのバンドの兄弟が仲直りする方がまだ有り得るだろう。
…………なのにあの日、私の身に最悪の事態が起きた。
パチュン!パチュン!
『あ、いいよぉ……気持ちぃ♥』
探索を終えて住処に戻った私を待っていたのは人間の男とまぐわうコダラーだった。
まさかあの人間と、誰よりも嫌悪してきたあの人間と…………しかもコダラーの方から一方的に快楽を求めて腰を振っていた…………そんな馬鹿な……オマケに私を見るなり、
『あ、シラリーおかえり……一緒にどう?』
と笑顔で言ってきた……そこに居たのは私の相棒ではなく、相棒によく似た性欲に飢えた雌獣だった。
あれはコダラーじゃないきっとそうに違いない。
あれがコダラーなわけが無い。
私の知るコダラーはボクっ娘で抱き心地のいいぽちゃボディであんな雌顔なんて…………そう思いながら私は毎日夜も眠れない日々を過ごしている。
私があんなビデオを拾ったばっかりに、コダラーは毎晩私の横であそこを弄って…………そのせいで私まであそこを………………
おのれ人間ども、私から相棒を奪いおって…………許さない。
と、いうわけで
ズリュッ♥ぬぷっ♥ズプッ♥
「ん……どうだ人間」
「んー!」
その日、私は大っ嫌いな人間の雄の性器……ペニスを2つの胸に挟んで扱いていた。相手は私からコダラーを奪ったあの男だ。
本当ならこんな汚らしい人間のペニスなんぞ扱きたくはなかった。しかしこれは仕方ないことだ、これ以上コダラーが壊れないようにするためには、この男を私のものにするしかない。
ちなみにこれは寝取りと言って人間達の世界では主流らしい。
ヌルッ、ぬぷっ♥ジュプッ♥ちゅぷっ♥
にしてもなんなんだこれは……臭すぎるぞ。人間というのはこんな汚いものにしゃぶりつくのか…………殻の上から挟んで正解だったな、ぴっちりしてて少しキツいが。
ん?なんだこれ?
クチュッ
私は尿道口から出てきた透明な液体を指先で絡めとり、口の中へ運ぶ。
「うえ、苦……」
なんだこれは……苦くてとても食べれたものじゃない…………食べれたものじゃない…………しかし…………
「…………はむ」
カプッ♥
「んー!?」
まずい、口が勝手にペニスを咥えてしまう。それどころか腕も勝手に動いて胸を押してペニスを上下に強く扱き始めた。
ヌルッ♥ジュポッ♥ジュポッ♥ジュポッ♥
口でペニスを扱きつつ、唾液で口の滑りを良くしていく。
「んー!んー!」
雄のペニスが脈を打ちながら口の中で大きくなっていく。
おまけに苦い汁もどんどん溢れてくる…………苦しいけど、美味し…………
「んー!」
ブビュルルルルルルルッ!ビュ〜!
「むぐぅぅ!?…………んく、んく……」
ああ、口の中に……苦い物が沢山流れてくる…………喉が止まらない、胃袋が苦い汁で満たされる……これが、ザーメンなのか。
「ちゅうぅぅぅ…………んく……はぁ、はぁ、もっと寄越せ……お前のザーメン」
私は雄に跨り、膣口に雄のペニスを宛てがう。
私のあそこが雄のペニスを求めている。早く入れて欲しいと疼いて疼いて仕方ない。
クチュッ…………ジュププ…………
「ああ、入ってくる…………私の中に人間のものが……」
じゅぷんっ!
「あひ!?」
「んー!?!?」
ああ、これが雄のペニス…………コダラーや自分でやる時とは比べ物にならないぐらい…………気持ち良くてあったかい。
もう限界だ。
ジュプッ!ズポッ!ジュポッ!
「あん、いい、奥まで届いてる……気持ちいいよぉ♥」
「ん、んふ……んー!」
どうしよう、気持ちよすぎて腰が止まらない。
それどころか雄のペニスもどんどん大きくなって……膣がキツキツで苦しいのに気持ちいい。
これが人間の交尾なのか……。
「はぁ、はぁ、ん♥」
いつの間にか私は雄を抱きしめていた。くそ、大っ嫌いなはずなのに……なんでこんなにあったかいんだ。
ジュポッ!ジュポッ!ジュプッ!
「ん────!」
ドピュル………………ビュルルルルルルルッ!びゅるる〜♥
「うあぁぁぁ!熱いぃぃ!お腹が焼けるぅぅぅ♥」
私の子宮の中に雄のザーメンが大量に注がれる。
とても熱くて焼けてしまいそうだ。
下手すれば人間の子どもを身篭ってしまうかもしれない。
むにゅうっ
「ひゃう!?こ、コダラー?」
「もう、ダメだよシラリー。もっと奥までやらなきゃ」
いつの間にか私の後ろにコダラーが座り、大きな手で私の胸を揉んできた。
その顔は何処か不敵に微笑んでいる。
「い、いつの間に…………」
「シラリーが彼のザーメンをごくごく飲んでた時からだよ。
それより、シラリーも覚えちゃったんだね。人間との交尾の気持ちよさ」
「………………」コクッ
「ふふ、じゃあ僕もお手伝いしないとね」
そう言うとコダラーは雄の身体を持ち上げ、その間に私を挟みこむ形で抱き抱える。
「お、おいコダラー……まさか」
「えへへ」
「や、やめろ」
「もっと奥まで入れないとね……えい!」
ぎゅうぅぅ!
コダラーが大きな腕で私と雄を抱きしめ、ペニスを奥深くまで挿入させる。
ずにゅうぅぅぅ!
「ん──────!?」
ドビュルルルルルッ!びゅるる〜!びゅるるるっ!
「あぁぁぁぁぁぁ♥」
ああ……私の子宮がこじ開けられて…………赤ちゃん部屋が大っ嫌いな人間のザーメンでいっぱいに…………
びゅるるっ♥
「ま、まだ出るのか……あ♥」
びゅるるるる〜っ♥
「ん…………ん……」
「えへ、シラリーのお腹、雄のザーメンでいっぱいになってて凄くあったかいよ……はむ」
「あう♥」
コダラーが私の首筋に甘噛みをしてくる。
びゅるるるるるるる〜っ…………
ちゅぷんっ……
「あ…………」
今……私の中で…………。
──────────────────
「全く、お前という奴は……こんな人間の雄なんぞに抱かれおって」
「それはそれ、これはこれ、だよ」
数分後、私とコダラーは失神する雄を弄りながら話をしている。
コダラーは後ろから雄に抱きつき、私は失神しながらも勃起している雄のペニスを扱いている。
「シラリーだって自分から行ったくせに」
「それはお前がこの雄に……まあいい」
「(もう、シラリーはツンデレだなー)」
「……ところでどうするんだ?この雄」
「そうだなー……とりあえずもう少し味わっていたいかな。帰すのはその後でいいかも」
「ふん、すっかり雌に落ち……」
びゅるる〜♥
「ひや!?」
雄のペニスから大量のザーメンが飛び出し、私の顔や胸を汚していく。
臭い上に熱い。
「あむ……やはり苦いぞ。これ」
「と言いつつ美味しそうに舐めてるね」
「仕方ないだろう、癖になったんだ。ほれ」
「もう、わがままだなぁ……はむ」
私が指先に着いた精液を差し出すと、コダラーはそれを美味しそうにしゃぶりつく。
「……ゴクンッ……ふー、美味しい」
「全く…………そんなんじゃいつまで経ってもポチャボディのままだぞ」
「いいもん、僕もともとそういう身体だし」
「ふん、まあいい……ん♥」
そう言い、私は再び雄のペニスを扱き始める。
「ねーシラリー、もうそろそろ交代してよー」
「ちゅる……ダメだ、あと2回は私が飲むぞ」
「むー」
コダラーは頬を膨らませながら私を睨む。
…………ふふ、やっぱりコダラーは可愛いなぁ。
その後、私とコダラーは交代交代に雄のペニスを扱きながら、ザーメンの味を楽しんだ。
安心しろ、たっぷり楽しんだ後に人間は返したから。
にしても最近、なんだかやけに酸っぱいものが欲しくなるのだが……まあ気にすることでもないか。
車田ナツは、ある怪獣娘を意識したオリキャラです。
漫画でも友人枠だったので。
結局ティガは実際にいたのかな……。