「できたよマスター君!」 作:unknown
注意事項として、アタランテの服装についてですが構造がよく分からなかったので作者のイメージとなります。
今回は【時間停止】【強制絶頂】【露出】注意の導入編となります。
…あまり需要のある描写が無いですがご了承ください。
それと次話では【浣腸】も入ります。
「ふっ!!」
カルデアのシュミレーター。縦横無尽に動き回る的に向かって矢を放つのはギリシャ神話の「純潔の狩人」の異名をもつ少女『アタランテ』
他のギリシャ神話の狩人の異名を持つオリオンが力強い一撃で仕留めるのだとすると、アタランテの持ち味は素早さ。
伝承の中ではその脚は俊足ともいわれ、その眼は闇の中をも見通すともいわれる。
そんな彼女は実力に驕ることなく、日々の鍛錬を欠かせないでいた。
「やあ、アタランテ」
「む、マスターか」
その訓練の場に姿を現したのはカルデアの人類最期のマスター藤丸立香。
気高いアタランテも人類のためにその身を削り、サーヴァントを使い魔ではなく友人として、仲間として接する姿に心を砕いていた。
「やっぱりすごいね。百発百中だ」
「ふふ、そうだろう」
彼女が一に敬ってるのはアルテミス、次にアポロンだとすると3番目は立香だった。
ただの人間である彼がサーヴァントですらも絶望するような状況でも自分の足で立ち、自分の意志で戦うことを決めるのに一種の尊敬の念を抱いていた。
「もうどんな的でも当てることができる?」
「当然だ。私には女神アルテミスの加護がある。たとえどのような苦行の中でも外すことはない」
彼女のそれは一種の自信でもあり、誇りでもある。
元々は聖獣の雌熊に育てられ、狩人として育てられた彼女は獣を狩る際にその相手に対する気持ちも忘れない。
必要以上の蹂躙をすることもなければ、必要以上の戦闘をすることもない。
そのためには並大抵以上の弓の腕が必要となる。
「ふーん…じゃあさ、もしも的を外したらペナルティを受ける、ってなってもやる?」
「なに?」
立香の提示したのは万が一でもありえないアタランテが外した場合罰を与えるということだった。
一瞬、それは自分の誇りを侮辱されたとアタランテは鋭い目つきを向けるが「万が一だよ、万が一」と立香はそう説明した。
「ほら、只動く的を当てるだけじゃなくて、もしも外したらっていうプレッシャーがあればより一層緊張感が持てるでしょ?」
「…一理あるな」
言われてみれば、シミュレーターでの訓練にも満足はしてなかった。いくらランダムに動くように設定されたといっても訓練は訓練。実戦には程遠いというのはアタランテ自身も感じていたことだった。
レイシフトをして実際の獲物を相手にするのならともかく、無機質な的を射貫くのにも不満がないわけではなかった。
「ほら、ちょうどあそこに動く的があるでしょ?外したら罰ゲーム、ってのはどう?」
そう言って立香が指さす先には3つの的、変則的に動いており距離は100メートルといったところだった。
弓道でも最大で60メートル、男子アーチェリーでも90メートルある。その上に的は動き回っている。普通の人間なら当てるのはまず不可能だった。
「ふん、見てみろ」
だが、アタランテはその程度は簡単だった。自らの霊力で生み出した矢を番えると、弦をひき切り、放った。
意志を持ったかのように動く的だが、アタランテの矢はその的の中央を射抜いた。
「おぉー、流石だね」
「当然だ」
「じゃあさ、外したペナルティでさ…服を一枚脱ぐ、ってのはどう?」
「――――なぁ!?」
立香の提案の意味が理解できず、しばらく間をおいてアタランテは驚いた。そしてその提案を聞いた羞恥に顔を赤くすると弓を立香に向けた。
「貴様!!最近マシュ達と妙なことをしてると思ったら私をそんな目で見ていたのか!!」
「いや、誤解だって!!合意の上での魔力供給だよ!!」
慌てて弁明する立香だが、アタランテはそれでも――いや、本当に彼女の筋力Dなのにアルテミスから授かった一種の宝具にもあたるタウロポロスが壊れそうなほどに力を込めた。
「それとも外すのが怖い?」
「ふざけるな!!見てろ、私はそんな揺さぶりなんて――」
怒り心頭ともいうようにアタランテは遠く離れた弓を放った。それは先ほどと同じように的に目掛けてとんで――
「――えっ…?」
的をかすめて、外れた。それにアタランテは呆然とした。
なぜ外した?
距離も状況も間違いなく打ち抜けるはずだった。
立香の揺さぶりに心を乱した?
そんなわけない。自分は狩人でその程度の揺さぶりなんて関係のないはずだった。
怒りで手元が狂った?
それもない。たとえ自分が激昂していようとも狙いを外すなんてことは絶対にありえない。
「外しちゃった、ね」
「!!」
ぐるぐるとした思考の中、立香の言葉にハッとした。
そう、外したのだ。
百発百中なのが自分の腕前で、誇りで、それで――
「ま、待て。今のは間違いだ。次は――」
「でも、ペナルティだよ。ほら、1枚脱いで」
言い返そうにも、実際にアタランテは外した。
気高い狩人の彼女でも、女性としての羞恥心はあった。
どうにかして言い逃れようかと苦手な言い訳を考えるも、根が真面目で誤魔化すことが得意ではない彼女には簡単には浮かばなかった。
「それともアタランテ――
「あっ」
立香の言葉に、サッとアタランテの顔から血の気が引いた。
同じだった。自分の生前と。
彼女は自らを娶ろうとした男たちを自らの俊足で負かし、負けた相手を射殺していた。
そしてヒッポメネスが勝つために黄金の林檎で気を逸らすという手段で負けた。
それは自らの唯一の誤りと言うべき出来事だった。
「負けるはずがない」と思ってその約束をした。
「…ぐっ…すま、ない…」
英霊は自らの逸話に逆らうことができない。
毒で死亡したらそれに準ずるものすべてが弱点となり、一騎当千をした伝承が馬に乗ってと言う話なら馬に乗ってる限り負けることがない。
3歩下がって死んだという話があれば後退が命取りになる。
逸話とは英霊にとっての存在意義と言っても過言ではない。その逸話があるから英霊となったのだから。
そしてアタランテは立香の提案した「外した場合の制約」を断ることができない。
彼女は恥ずかしそうに、ゆっくりと一番上の服を霊子化させた。
ちなみにアタランテの服装は下着とスカートと一体化したインナー、そして上着。
つまり、今は第一再臨状態の黒いインナースカート姿となった。
「…アタランテ、嫌ならやめる?」
「それは――!」
立香の言葉にアタランテは受け入れようとした。
もともとバカげた提案だった。
外すたびに服を脱ぐとなるメリットはまずない。たとえプレッシャーを与えるとしても別の方法があるはずだった。
しかし、咄嗟に思ってしまった。
「(受け入れて、いいのか?)」
どんなプレッシャーでも、状況でも、百発百中の腕が自分の誇りだった。
それを外して、マスターに心配されて止めて自分のプライドが許せるか?
答えは――
「…次こそは、当てる」
当てて先ほどのことがなかったわけにはならない。
しかし、それでも外してそのままというほうが我慢できなかった。
「(大丈夫、冷静に、落ち着いて――何度も当ててきた。何度も狙ってきた。次も同じように――)」
流石はギリシャ神話の狩人と言うべきか、肌を露出するという羞恥心も持ち前の精神力で押さえ、何事もなかったかのように狙いを澄まして――
「(討つ!!)」
矢を放った。
先ほどと違って冷静に放った矢は一寸の狂いもなく的に向かう。
そう、冷静に打てば外すことは――
「――え?」
矢は、また外れた。しかも今度はかすりもせずにだ。
理解できなかった。今度は激昂して狙いを外すことも、ましては羞恥心で心を乱したわけでもない。
「え、なぜ…なんで…え…」
「また外したね」
全く頭が追い付いてなかったが、立香の言葉にアタランテは分かった。
そう、また外したのだ。つまり、また
「くっ…う…」
「アタランテ、嫌ならいいんだよ」
「私、は…」
同情するような立香の言葉。だが、アタランテはそれに縋ることができなかった。
自分は誇り高き狩人、慰めを受けることが侮辱だった。
「次こそは――!!」
インナースカートを脱いだことで、程よく膨らんだ胸を守るブラジャーのような布、紐パンのように布面積の少ないパンツ姿となった。
先ほど以上の羞恥心にさらされながら、もう一度と弓を引いた。
もはや彼女の意地とも言うべき状況だが、それでもやめるのがプライドが許さなかった。
だが、矢は当たらない。的にかすりもせずに空を切る。
「なぜだ…なぜ…」
泣きそうになりながら、まるで今から自殺をするかのように顔を真っ青にしながら、それでいても衣服を霊子化させた。
そして、立香が聞くまでもなくアタランテは矢を番えた。
なぜここまでアタランテは外すのか。もちろん彼女の腕前は一品級だ。
何も異常がなければ外すことはない。では外す理由は何か。
「次こそ…次こそは…」
両手で弓矢を構える関係上、胸を隠すこともできない。
もはや自らの意志でやってるとは思えないように、幽霊のように覇気もなく弓を構えた。
そしてアタランテの霊力で作られた矢は放たれる
【ポチ】
しかし、それは空中で止まった。いや、矢だけではない、放ったアタランテも動きを止めていた。まるで映像の一時停止のように動かない。
だが、シミュレーターの的は動いている。世界から切り離されたかのようにアタランテはそこで美しい像のようになっていた。
その理由は簡単
「やっぱりすごいな、このままだと命中してるよ」
立香の持つスイッチ。それを押すことによってアタランテは止まってるのだ。
「アタランテの霊基を停止するスイッチ?」
もはや日常化してきているダ・ヴィンチが発明したスイッチを渡してくる出来事。
今回は先日のマシュの体内での物質変化や、カーマへの感情の植え付けと違うものだった。
「そう、霊基を停止させて動きを止めるんだ。まるで機械をストップさせるかのようにね」
「止めたらどうなるの?」
「止めた間の意識はないし、体もそのままさ。そうだね。時間停止、って言ったらいいかな?」
そう言われたらどういうことなのかイメージはできた。
いうなればこれは『時間停止スイッチ』ということだ。
立香はそれをアタランテが弓を放つと同時に押したのだ。
もちろんアタランテは自分が時間停止しとるとは夢にも思わない。
そして空中にある矢も、アタランテの霊力の一部であるため動きを止めるというわけだ。
慣性の法則はどうなってるのか気になるところだが、魔術的な事は理解できない立香はそこは理解できないだろうなと思った。
「あっ――」
そして、放った矢は本来なら的があるべき場所を通過し、地面に落ちる。
それが百発百中の腕前を持つアタランテが外す原因だった。
「うっ、うぅぅ…」
「ほら、また外れだよ」
彼女は顔だけでなく、深緑の毛に包まれた耳すらも真っ赤にしていた。
まるで、自分の隠していたことが親にバレた子供のようにおずおずと、最後の衣服であるパンツを取った。
「おぉ…」
「マ、マスター…見ないでくれ…」
アタランテは気高い性格で、他人に対してもストイックな一面を持つが、肉体的には立香と同年齢の女子とそう変わらない。おまけに顔つきも凛々しくも可愛らしいからお嬢様学校の優等生といわれても納得してしまう。
そんな彼女が恥じらいながら自らの裸体を晒す――起たないわけはない。
マシュよりも背が高いが、胸の肉付きは少なく、それでいて股――つまり陰毛は髪と同じ深緑であり綺麗に生えそろっていた。
「…ねえ、アタランテ。どうする?脱ぐ服が無くなったけど」
「うぅっ…――!」
本来なら賭けるものが無くなった時点でこれは終わりとなる。しかし、それはアタランテが全弾外して終わるというプライドの高い彼女にしてみればこの上ない屈辱となる。
無論、彼女の頭の中には止めるという選択肢もあった。しかし、それを選んでしまったら――
「や、やる…ペナルティは…マスターの、言うことを一つ聞く…あ、当てたら…服を着させてくれ…」
恥じらい、胸と股を隠し、それでいても続けるのは狩人としては称賛されるであろう。
しかしそれでいても麗しい少女が必死になってる姿に、立香の加虐心は全力で刺激された。
「くっぅ…!!」
再び弓を構える。胸を晒し、股を広げ、隠すこともできない。
しかし、次こそ当てれば、と精神力を持って恥じらいながらも狙いをつけた。
「(ここだ!!)」
そしてまさにジャストタイミングで弦を――
「ほにゃあぁ♥!!?」
離そうとした瞬間、謎の快楽がアタランテを襲った。
まるで複数の人間に体を触られたかのような感触、特に股に関しては広げられ、舐められ、そして細長い指のようなものでかき混ぜられるような感覚だった。
もちろん周りには誰もない。立香は危険がないように少し離れた位置にいる。
説明のできない状況に、アタランテの『それまでの動き』は止められなかった。
「あっ、まっ!!」
体が快楽を得た瞬間、狙いも調節も大きくズレ、矢はすぐそこの床に突き刺さった。
「あーあ、やっちゃったね」
「ちが、これは、ま、マスター、先ほどのは、貴様が何かやったのだろう!!私に対して、そうじゃなければ!!」
失敗したことよりも先ほどの現象についてアタランテは立香に詰め寄った。
しかし、彼は首を傾げた。
「先ほどのって、なに?」
「そ、それは…」
「ほら、言って。何があったの?」
詰め寄ろうにもいざ自分の身に何が起こったのか。簡単には説明ができなかった。
それは彼女は恥じらう乙女でもあるため、表現を口にすることも恥ずかしかったのだ。
「アタランテ?」
「な、なんでもない!!それよりペナルティはどうする!!私は何をすればいい!?」
指摘することもできない彼女が取った手は口約していたペナルティの内容の確認だった。
それに立香は「うーんそうだなぁ」と少し考えた。
「じゃあ、ちょっと待って。罰ゲームの道具持ってくるから…あ、服は着ちゃだめだからね」
「わ、分かっている!!さっさとしろ!!」
カルデア内のシュミレーターは複数あり、使用中の場合は外のランプが点くような仕掛けになっている。
主に利用する場合は手合わせの約束だったり、今回のような訓練だったりと使用中のところに来ることは少ない。
だが誰かが来ることは0ではない。そのため、立香がいなければ自分は『裸で射的訓練をしている変態』とみなされるわけだった。
「くっ…なんで私が…」
誰かが来るかもしれないという恐怖と、裸でいる羞恥心、そして的を外しているという気落ちに思考がぐちゃぐちゃとなっていた。
程なく、立香は何かの箱を持って戻ってきた。
「お、遅いぞ!!」
「ごめんごめん。どれにするか迷って、結局全部持ってきちゃった」
何かの道具を持ってくるといっていたが何のか。箱を開け、立香が取り出したのはダイアル付きのリモコンとコードでつながった小さいカプセルのようなものだった。
「なんだ、それは」
「ん?これはねローターというもので、女の子の穴に入れるものだよ」
「穴…、まさか…」
流石のアタランテも近代的な淫具は全然知らず、立香の取り出したものの使い道を聞くと慌てた。
「じゃあ、入れるからお尻を向けて」
「ふふふふざけるな!!そんなものを入れるなんて、私を侮辱しているのか!?」
裸体を見られ、その状態で弓を引くという彼女にとって最大の屈辱を受けたうえでさらなる辱めを与えるというのに激昂した。
「え、でもアタランテ言ったよね?俺の言うことを聞くって。そう言って徒競走で勝てば嫁になることを受け入れたのに、俺は駄目なの?」
「くっ!!うぅ…」
それは一種の呪い。ましてや立香の言うことを聞くといったのは自分だった。
彼女は羞恥心と屈辱に心が折れそうだった。だが、自分で尻を立香のほうに向け何とか耐えていた。
「入れるね」
「んっ…う…」
にゅぷりと、アタランテのお尻にローターが入った。
純潔の狩人の名の通り、アタランテのお尻は綺麗で、そこから延びるコードがとても卑猥だった。
「お、終わりか…?」
「まだ、最後にこれを回して――」
「にゃふっ♥!?」
立香がリモコンのダイアルを回すとアタランテの尻の中のローターが振動し始めた。それは普段、自慰すらもしない彼女にとってとても甘美で耐え難い快楽だった。
「マ、マスター…こんな…」
「さあ、次やってみようか」
有無を言わさず、次の射撃を進める立香。もはやアタランテは様々な感情のせいでまともな思考ができなかった。
同じように弓を構え、矢を番え、肩幅に足を開き、狙いを――
「あぅ♥」
集中できなかった。一度も裸でタウロポロスを構えることも、それを誰かに見せつけることも、ましてや尻の穴に異物を入れ、それが振動することもなかった。
「ふぅっー、ふぅっー、ふぅっー」
落ち着かせようと、心を無にするために激しく息を吐く。しかし、それでも断続的な刺激が尻穴からする。
「(ここ――あ♥)」
放たれた矢は、的に向かうもほんの少しの気のゆるみが誤差を生じた。100メートルもの離れての射撃は少しの誤差でも大きく響く。
矢は的から上にズレ、外れてしまった。
「じゃあ、ペナルティだね」
そう言って立香は、さらなる淫具を手に取った。
今回も長くなったのでここで切ります。
なんとなくですが、アタランテって融通が利かなくて自分じゃ判断できないことがあると明らかに相手が原因だとしても受け入れそうな感じがしたので時間停止でほにゃららすることにしてみました。
ただ…マシュと同じく導入だけで1話潰れてしまいました…
もし今回の話で「あんまりビビッとこなかった」という方は次話ではもっと時間停止要素を前面に出した話となりますのでもうしばらくお待ちください。
……なんか前後編にするとしたら最短1週間と言ったのをやめた方がいいのかなぁ…
ちなみに作者自身の仕事の都合で執筆時間がマチマチなので不定期にしたらストック全部出して一ヵ月開くこともあるかと思います…