二次元ヒロイン詰めあわせ - 多重クロスハーレム - 作:みゆ_ハーメルン
作者が喜びます。
屋敷の主寝室は広壮で、天蓋付きの巨大な
朝の身支度と朝食を済ませたあと、勇太は主寝室に戻った。
秘書のイヴリン・シェヴァリエ(『ゼンレスゾーンゼロ』)から日程の説明を受ける。
イヴリンは携帯端末をスキニーパンツにしまった。冷静な声音で言う。
「以上だ。今日は出社するか。登校するか。登校するなら、もう時間だ」
身長173センチですらりとした長身に、黒革の
長身で腰が高く、足が長い。黒のハイヒールブーツを履いているため、なおさらそう見える。かつ、腰回りは細く、胸は張りだしている。黒革の
金髪をシニョンに結っている。小造りな顔は怜悧だ。眼差しは無感情で、内心を伺わせない。
「ブヒィ。どうするデプかね。気が乗らないデプゥ」勇太は億劫そうに言った。「そうデプ! イヴリンちゃんと遊んでから会社に行くデプ!」
「いいだろう。会社には遅れて出社すると連絡しておこう」
「そんなのあとデプゥ! お馬さんになるデプゥ!」
勇太が幼児のように言う。
「やれやれ… 仕方がないな」
イヴリンは諦めたように言った。
なお、中年の勇太が通学する高校が模擬的なものなのは当然だが、出勤する会社も同様だ。いわば、官立の児童の職業体験施設のようなものだ。しかも、高校と同様に、勇太に劣等感や優越感を与える、娯楽施設としてある。そのため、業務は有名無実なものとなりやすい企画や広告だった。そうした勇太の会社生活については、また別記することもあるだろう。
イヴリンはジャケットを
絨毯に膝を着き、両手を置いた。四つ這いになり、勇太をふり仰ぐ。
「少しのあいだだけだ。あまり遅くなるといけないからな」
「ブヒィ!」
勇太は喜び、イヴリンの背に跨った。
「ほら! 行くデプゥ!」
そう言い、
「あッ…♥ まったく、あまり戯れるな♥」
文句を言いつつ、勇太を乗せたまま、イヴリンは室内を四足歩行した。
「ブヒッ、ブヒッ」
女性に馬乗りになり、勇太は機嫌良く鼻を鳴らした。
年長の女性が子供をあやしているような光景だ。イヴリンはキャリアパーソンらしく、まるで、上司や取引先の子供を世話しているようだ。だが、勇太は低身長で小太りの中年で、その中年男性にお馬さんごっこをしているさまは
イヴリンは秘書として能吏だが、同時に、勇太には甘くなりがちだった。
主寝室の瀟洒な扉がノックされる。
勇太の顔を仰ぎ、イヴリンが言う。
「入れ」
マキマが入室する。
「どうした」
背中に勇太を乗せたまま、イヴリンが平然と尋ねる。
「ちょっとした連絡事項があってね」
マキマも平静に言葉を継ぐ。
シャツにネクタイ、スラックスと、ジャケットを脱いだスーツの服装だ。たまたまイヴリンと同様だ。スーツの
「今日、勇太くんは会社と学校、どっちに行くのかな」
「会社だ。私と遊んだあと、出社する予定だ。見てのとおり、私は手が離せないから代わりに連絡してもらえると助かる。あと、車の手配もな」
「分かった。車は玄関に待たせておくね」
「頼む」
イヴリンとマキマは端的に言葉を交わした。ともに理知的な美人だ。
「ところで、連絡事項とは」
「ああ、それならもういいんだ。学校に行くなら、今日の日直は冴子ちゃんだったでしょ? 用事があって、3日間休校するから。勇太くんに代わりの
「ブヒッ!?」
イヴリンの背中で、勇太は奇声をあげた。
「日直」とは、学校において、同級生で勇太の世話をする女子のことだ。日毎の当番制になっている。この日の当番が毒島冴子だったことを、勇太はまったく憶えていなかった。だが、自律心のないもののつねとして、少しでも自分の意のままにならないことが生じると、そのことに強い欲求不満を覚えた。
「どういうことデプゥ! 冴子ちゃんは僕のものデプゥ! 勝手は許さないデプゥ!」
マキマは形のいい眉を寄せ、無表情な顔に、わずかに困惑を表した。
「うーん。冴子ちゃんは、今日から2泊3日の剣道の強化合宿に行くんだよね。剣道をやる女の子たちで一緒にね。そうやって剣道の技を磨くことは、勇太くんのためにもなるんだ。だから、3日くらいは応援して見送ってあげてね」
「いやデプゥ! 冴子ちゃんは僕のものデプゥ!」
勇太は短い両腕を振りまわした。
「そう言っても、もう冴子ちゃんは出発しちゃってるだろうからね」マキマはわざとらしく腕時計を見た。「学校に集合して、そこからマイクロバスで合宿所に行く予定なんだけど、もう時間だね。もう出発する時間だよ」
「バスくらい待たせるデプゥ!」
勇太が叫ぶ。
「それに、この合宿はかなり前から予定されてたことだから。今更変えられないよ。それとも、勇太くんが合宿所まで冴子ちゃんに着いていく? 言っておくけど、合宿所にはなにもないよ。3日間、ずっと剣道の練習をするだけ。そんなところに行ってもつまらないよ。私たちと一緒にこのお屋敷で過ごそう?」
「嫌デプゥ! 僕も冴子ちゃんと一緒に行くデプゥ!」
勇太は太った上体を振りみだした。
マキマは眉だけで、呆れるような表情を形づくった。ほとんど、無表情と変わらない微笑のままだ。
「分かった。そこまで言うなら、勇太くんも一緒に合宿に行けるよう、手配するね。バスには学校で待っててもらうように連絡する。イヴリンちゃん。勇太くんを学校まで送ってくれるかな」
「ああ。了解した」
イヴリンが簡潔に言う。
自身が誘導されたことに気づかず、勇太は得意げに鼻を鳴らしていた。
♡♡♡
バスが停車する。山中の平地で、森が拓かれている。
木造の漆喰壁、瓦屋根の平屋がある。広いが、質朴な建物だ。背後に同様の武道館がある。
勇太と7人の少女はバスを降りた。荷物を下ろすと、すぐにバスは下山していった。
「ブヒヒ。ここが合宿所デプか」
勇太が悠々と言う。
その腕に自身の腕を絡ませ、長身の少女が言う。
「ああ。今日から3日間、みっちりお前のことを鍛えてやるからな♥」
「ブヒヒッ♪」
勇太は歓声をあげた。
少女は秋山凜子(『対魔忍アサギ』シリーズ)だ。
身長172センチの長身で、シャツにネクタイ、プリーツスカートの高校の制服を着ている。黒タイツを履いている。
股下まである艷やかな長髪を、長いポニーテールに結っている。
シャツの胸元はボールを2つしまったように、大きく突きでている。バスト87センチ、ウエスト60センチ、ヒップ90センチのGカップだ。
目は切長で、目元が涼しげだ。気品のある顔立ちにもかかわらず、小造りな口元には悪戯っぽい笑みが浮かんでいる。
制服姿ではあるが、本来、変身後の得物である石切兼光を腰に帯びている。
はるかに年長である勇太に、凜子は姉のような愛情と責任感を抱いていた。
勇太も精神年齢は幼児並みで、そうした凜子の庇護を受け、無心に喜んでいた。
連れだつ凜子と勇太に、また長身の少女が声をかける。芯の通った声だ。
「君の面倒を見るつもりでいるのは、彼女だけではない。私のことも忘れないでくれ」
「もちろんデプゥ。ブヒヒ」
毒島冴子(『学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD』)だ。
身長174センチの長身で、セーラーリボン、ロングスカートのセーラー服を着ている。
腰まである艶のある長髪をしている。前髪が兜の鉢金のように額にかかっている。
セーラー服の胸元が迫りだしている。バスト83センチ、ウエスト56センチ、ヒップ86センチのDカップだ。
鼻筋が通り、大人びた美貌をしている。
軍刀の小銃兼正を腰に帯びている。
冴子は剣道高段者、原作での剣道部主将で、全国高校大会優勝経験がある。その意味で、真剣は竹刀や木刀ほど慣れていないが、すでに剣心一如となっていた。
勇太と親しげにする凜子を見て、眉をわずかに険しくする。
凜子の愛護が勇太に姉が弟に向けるものなら、冴子は先輩が後輩に向けるものだった。そのため、凜子ほど親しくすることができず、隔意を覚えていた。
「ブヒヒ♪」
勇太は長身の少女たちが自分で争い、牽制しあうさまを見て、機嫌を良くした。長身の少女たちに挟まれ、小男の勇太はなおさら小さく見える。
「洞ヶ峠を決めこんでいるようだな。多士済々、こうして有為の士が
また長身の少女が歩みよる。
「冥夜ちゃんもいるしね。ブヒヒッ」
「私はそなたの君側の奸とはなりはせん」
御剣冥夜(『マブラヴ オルタネイティヴ』)だ。
身長170センチの長身だ。軍服を思わせる白のセーラー服を着ている。スカートの下には黒タイツを履いている。
股下まである長髪を、髷のように高く結っている。結わえる白の
厚地のセーラー服に押さえられているが、胸は大きい。バスト91センチ、ウエスト57センチ、ヒップ88センチのGカップだ。
鬼迫のある美貌だ。眉目は鋭気を湛えていて、眼光が射るようだ。
腰には国宝級の日本刀である皆琉神威を帯びている。
無現鬼道流剣術免許皆伝で、剣道、居合道より、むしろ剣術の達人だ。
最後に降車した少女が、全員に声をかける。
「皆さん、お集まりください。不肖、
斑鳩(『閃乱カグラ』)は身長168センチだ。この場では目立たないが、少女としては上背がある。
軍服そのものである、
股下まである直毛の黒の長髪だ。前髪は直線に切りそろえている。
硬いサージの生地を撓めるほど、胸は大きい。バスト93センチ、ウエスト59センチ、ヒップ90センチのGカップだ。
眉は直線を描いている。目付きが凛々しい。若くも凛とした美貌だ。
背に、竹竿のように長い日本刀の飛燕を背負っている。伝家の宝刀だ。
少女たちと勇太が斑鳩の前に揃う。
合宿に参加する少女たちは、良く言えば矜持があり、悪く言えば我が強い。原作で学級委員長を務める斑鳩が指導者に任命されるのは当然のことだった。
斑鳩は少女たちに言った。
「
「否やはない」
と、冥夜が言う。
1人の少女が進みでる。
「九条凛だ。不心得者だが、君たちと練磨しあえればいいと思っている」
『ToLOVEる』シリーズの九条凛だ。
身長167センチのすらりとした肢体だ。スクールセーターに、タータンチェックのミニのプリーツスカートの高校の制服を着ている。
背中まである長髪を高く結い、1本にまとめている。横髪は流している。
長身の細身だが、全身は女性らしい輪郭線を描き、胸が迫りだしている。バスト86センチ、ウエスト60センチ、ヒップ86センチのEカップだ。
顔立ちは端整だ。目が大きく、眦が鋭く切れている。爽やかな美貌だ。
腰に借物の名刀、虎徹を帯びている。
剣道の高段者だが、空手道にも通暁し、武芸百般だ。
「友誼を乞うぞ。凛」
冥夜が凛に目礼する。
「待って頂戴」
少女の1人が言う。
姫宮千歌音(『神無月の巫女』)だ。
身長170センチの長身だ。白地に赤のジャンパースカートの制服を着ている。
髪は股下まであり、鴉の濡羽色をしている。カチューシャを着けている。
胸が大きい。バスト90センチ、ウエスト56センチ、ヒップ86センチのGカップだ。
細面だ。伏目がちの、切長の目をしている。睫毛が長く、影が目元にかかっている。
腰には神刀の
「なんでしょう」
斑鳩が尋ねる。
「この合宿は剣の修行が目的よね。それなのに、どうして彼がいるのかしら」
秋波を送るように、千歌音は目線だけで勇太を示した。
「ブヒッ」
勇太は怯えた声をあげた。
この世界の女性は全員が勇太を愛している。だが、その程度には軽重がある。そして、千歌音はもともと男性嫌悪が強かったこともあり、愛情は葛藤したものになっていた。
「まさか、彼が剣の達人とでもいうのかしら」
千歌音は冷淡な声音で言った。
蝿が上下しつつ飛来する。
カチッ、と千歌音の天叢雲の鯉口が鳴った。
「とてもそうは思えないわね」
千歌音が言葉を継ぐ。蝿は切離して地面に落ちていた。
「ブヒィーッ!?」
勇太は悲鳴をあげた。
「貴様は寄席の演目を修練しにきたのか。お座敷芸でなければ、おさおさ
清廉な声が言う。言葉は強いが、口調は茫洋としている。
星見雅(『ゼンレスゾーンゼロ』)だ。
腰まである長い黒髪をしている。前髪は直線に切りそろえている。頭頂からは黒狐の耳が生えている。その先端は千歌音の背丈ほどだ。
白のシャツに黒のネクタイ、黒のロングプリーツスカートを履き、だんだら羽織を纏っている。足元は黒タイツに黒の
シャツの胸元は秀でている。バスト85センチ、ウエスト56センチ、ヒップ84センチのEカップだ。
少女が大人になりかかるときの顔立ちをしている。切長の目で、目付きは朧げだ。玲瓏な美貌だ。
腰には伝家の宝刀である、妖刀の無尾を帯びている。
「あら。ごめんなさい」
千歌音は平然として言葉を返した。
雅は無言で蝿の死骸に目線を落とした。連れられ、千歌音も目で追う。蝿の死骸を見た千歌音は息を呑んだ。
千歌音が斬断したはずの蝿は、さらに十字に、合計6個の部位に裂断されていた。
つまり、千歌音が居合斬りし、蝿の死骸が落ちるまでに、雅は刀を2颯していた。目にも留まらない抜刀だ。しかも、納刀のときに鯉口を鳴らすこともなかった。鯉口を鳴らすのは未熟である印しだ。
雅は虚ろな目付きで佇んでいる。千歌音は無言で歯噛みした。
「他に質問がないようでしたら、皆さん、荷物を運びましょう。部屋に荷物を置いたら、あらためて道場に集合しましょう」
斑鳩が涼しげに言う。
「荷物を持とう。今晩は私と布団を並べて寝るのだぞ。勇太」
凜子が勇太に話しかける。
「ブヒッ。いいデプよ」
勇太の反応を見て、冴子は「む」と声をあげた。凜子に先手を取られた格好だ。
斑鳩が合宿所の玄関の鍵を開ける。扉は引戸だ。
三和土は灰色の砂岩だ。井桁に棚板を組合せただけの靴箱がある。
一行は合宿所の廊下を進んでいった。
♡♡♡
合宿所は東西の棟屋に分かれていた。それぞれ小部屋に分かれている。
相談の結果、勇太と凜子、雅と冥夜が東棟に、斑鳩と冴子、千歌音と凛が西棟に、それぞれ2人ずつ部屋を取ることになった。
部屋に荷物を置いたあと、合宿所の裏にある武道館に行く。
武道館は全面が板敷きの道場になっている。壁は漆喰塗りで、腰板が張られている。床板と同じ飴色だ。窓は木格子が嵌められ、道場に日が差している。
「
冴子が気勢をあげ、竹刀を凛の額に叩きつける。
「うッ」
凛は呻きをあげた。
鍔迫り合いからの打撃だった。剣道の公式規則では1本を挙げることはできない。しかも、冴子は凛の足の甲を踏み、退歩を封じていた。
冴子は距離を取り、凛に声をかけた。
「大事ないだろうか。つい、我を失ってしまった。面目ない」
「このくらい、気にすることはない」
そう言いつつ、凛はふたたび竹刀を正中に構えた。
竹刀同士の激しい打撃が始まる。
少女たちは、凜子と斑鳩、雅を除き、剣道の有段者の道着を着ていた。防具は着けていない。斑鳩と雅は平服のままだ。
勇太も平服のままだ。野球バットのように、素人そのままに竹刀を持っている。
竹刀同士の激しい打撃の音を間近で聞き、遅まきながら、勇太は軽率だったことを理解していた。
正面では冥夜が竹刀を構え、蹲踞している。
「そなたの剣術指南ができること、私の生涯の誉れだ。勇太」
「ブ、ブヒィ…」
勇太は情けない声をあげた。
冥夜が立ち、摺足で進むと、勇太の額に竹刀を打ちおろした。
「
「ブヒィーッ!」
勇太は大げさに悲鳴をあげた。
冥夜の打撃は手加減したものだ。額と竹刀は触れあう程度の接触しかしていない。
だが、日頃から甘やかされている勇太にとっては、それだけで精神的な打撃になった。
しかも、勇太は自己愛と恐怖が人一倍強い。竹刀を手に対峙しているだけで、体が竦み、動かなくなった。
その後も冥夜は勇太の反撃を促したが、勇太はまったく動けず、ただ打たれるだけだった。
冥夜は鋭い眉を曇らせた。
「私には身の程を過ぎた大任だったようだ。星見、そなたに任せられるか」
「承知した」
雅は茫洋とした声で言った。前髪に隠れる柳眉はそよとも動かない。
勇太の前に立つ。竹刀は手に下げていて、棒立ちしている。
「自在に打つがいい。私から打つことはせん」
「ブヒッ! ブヒッ!」
反撃しないと言われ、勇太は発奮した。もともと、自分が大事なだけで、暴力そのものが嫌いなのではない。好きなように竹刀を雅に振るう。
だが、風圧で紙がなびくように、雅は紙一重で滅多打ちを避けつづけた。
やがて、重い竹刀を振りまわしたため、勇太のほうが疲労困憊した。雅は無表情のままだ。
「はあ… はあ…」
勇太は荒い呼吸をした。叫びをあげ、雅に竹刀を振りおろす。
「ブヒィーッ!」
雅は避け、手中で竹刀を回すと、右肩、頭、左肩と、順々に勇太の体を打った。打つとはいえ、やはり触れる程度の接触だ。
「ブヒッ! 打たないって言ったのに、嘘つきデプゥ! 騙したデプゥ!」
勇太が駄々を捏ねる。
「虚言ではない。方便だ」
雅は淡々と言った。冥夜のほうを向く。
「私は己が天稟に頼っている。
「よくやっているな」
凜子が声をかける。
変身して忍装束に着替えている。首元から全身を覆うタイツだ。布地は素肌に密着している。鍛錬されているが肉感的な女体の輪郭を浮かばせている。しかも、光沢があり、肉体の丸みを艶めかせていて、全裸より淫靡だ。
普段の勇太なら相好を崩すところだ。だが、今はその余裕がなかった。凜子に助けを求めようとする。
「ブッ、ブヒッ」
だが、凜子が先陣を切った。
「強くなりたいとは殊勝な心懸けだ、勇太。私もいつの日かお前に守ってもらうようになるかもしれんな。今日はみっちり鍛えてやるぞ」
「ブヒッ」
勇太は悲鳴をあげた。合宿に参加するのは勇太が言いだしたことだ。無論、誘導されたためだが、勇太が知るよしもない。卑しい自尊心のため、勇太は発言を撤回することができなかった。
凜子は勇太の背後に回った。忍装束の布越しに、巨大な乳房がムニッと背中に当たる。凜子は勇太に竹刀を持たせた。
「だが、お前はまだ基礎ができていないようだ。まずは素振り30本だ!」
「ブヒィーッ!?」
勇太は悲鳴をあげた。
♡♡♡
夕方になり、少女たちと勇太は練習を終えた。合宿所に戻る。
夕食のため、広間に集まる。少女たちは入浴を済ませた。勇太は疲労困憊のため、広間で身動きせずにいた。ただし、勇太の練習は激しいものではなかった。ジョギングほどだ。だが、無為徒食で、怠惰を貪っている勇太にとっては重労働に等しかった。
(ブヒィ。帰りたいデプゥ。イヴリンちゃんに言って迎えに来てもらうデプゥ)
だが、そこまで考え、連絡手段を持っていないことに気づく。すべてをイヴリンに任せていたのだ。
勇太は斑鳩に話しかけた。
「斑鳩ちゃん、スマホを持ってないデプ?」
「申しわけありませんが、訓練に集中するように、合宿中は下界との連絡は絶っていますので…」
斑鳩が恐縮そうに言う。
「ブヒィ…」
広間には黒漆の座卓が置かれている。勇太はその最奥に座らされた。風呂上がりの少女たちは浴衣に着替えていた。
凛が食事を運んでくる。実のところ、少女たちで料理ができるのは凛だけだった。そのため合宿中の食事は一任されていた。しかも、とくに得手ではない。
「明日からの献立は火を通したものになるからな。今日は刺身だ」
そう凛が言う。
「ブヒィ。やっと食べられるデプ」
文句を言いつつ、勇太は大皿に手を伸ばした。刺身は鮪と寒八だ。
隣に座る凜子が体を寄せる。
「たくさん食べて体力を付けるのだぞ♥ お代わりをよそってやるからな♥」
「ブヒヒ」
醤油をビタビタに付けた刺身で丼飯を食べ、勇太は機嫌を直した。
すると、視線を感じた。雅と冥夜がジーッと勇太を見ている。
(な、なんデプ? 見られると食べにくいデプゥ)
だが、当惑する間もなく、すぐに雅たちは食事を始めた。
(なんだったんデプか? ま、なんでもいいデプね)
食後、勇太は浴場に行った。
浴場は板張りだ。だが、檜風呂のような高級なものではない。ただの旧式の鉄釜だ。
「ブヒィ。今日は疲れたデプゥ」
勇太は肥満体にかけ湯をした。
浴場の曇りガラスの引戸が叩かれる。勇太が返事をせずにいると、静かに開いた。
雅と冥夜が框のところで正座している。水垢離のような
「ブヒッ!?」
勇太は驚声をあげた。
「湯浴みに
雅が淡々と言う。
「本来ならば、もとより沐浴に奉ずべきところ、そなたが湯殿にゆくのを見過ごした♥ 恐懼至極だ♥」
冥夜が続く。
雅と冥夜はそのまま正座している。当惑しつつも、勇太は「はッ、入っていいデプよ」と言った。雅たちは浴場に入った。
雅は手拭いを持ち、勇太の背中を擦った。冥夜は跪き、手拭いで勇太の腕を磨いた。
「ブ、ブヒィ。どうしたデプ」
「異なことを。女子が男子に仕えるのは当然だろう」
普段なら、勇太は当然のように奉仕させるが、昼間との落差のために質問していた。
「女子は男子より三歩下がってつき従うべし。食事は男子よりさきに箸をつけるべからず。定法ではないか。まして、私の主たる貴様が
むしろ、雅は勇太の質問を疑問に思ったようだった。清廉な声音に疑念が混じる。
「ブッ、ブヒヒッ」
勇太は下卑た笑声をあげた。食事のとき、雅たちが自分を見ていたことにも合点がいった。自分が食事を始めるのを待っていたのだ。
優位にいることを知ると、勇太は途端に元気になった。自律心のない人間は感情の浮沈が激しい。
「なら、セックスもデプか? ブヒヒッ」
「主に求められることこそ、女子の最高の
雅は静かに言った。
すでに勇太の陰茎は硬く勃起している。
(このままソーププレイも良いデプけど、せっかくだから、たっぷり楽しませてもらうデプよ。好き放題、殴ってくれた恨みを晴らしてやるデプゥ!)
雅は勇太を理不尽に打擲したわけではないが、勇太の認識ではそうなっていた。
「ブヒィ! なら、このあと僕の相手をするデプゥ! セックスするデプゥ!」
「承知した」
「では、さきに部屋に戻り、支度するとしよう♥ 布団を敷いておこう♥」
冥夜が言う。
「任せたデプよ。ブヒヒッ!」
合宿所の客室は10畳の畳敷きだ。壁は漆喰塗りだ。
勇太と雅が行くと、2枚の布団が敷かれていた。手前で、冥夜が正座している。やはり
雅はスルスルと白衣を脱ぎ、新しいものに着替えた。その
冥夜に並び、雅は正座した。
勇太は畳にあぐらをかいた。太った足を組む。浴場から客室まで、廊下を全裸で歩いてきている。
雅は畳に三指を着き、額を
「男女の契りを交わすことを、切に請う」
同様に冥夜も低頭する。
「家系を継ぐ女子の本懐を果たさせてほしい♥ そなたの分身を私に入れてくれ♥」
2人の美少女の土下座する頭を見つつ、勇太は卑しい笑声をあげた。
「どうするデプかね。ブヒヒッ」
足を上げ、雅の黒い狐耳のあいだ、黒髪の頭頂を踏みつけにする。中年の勇太の足裏は、皮が厚く、醜怪だ。
「つッ…!♥」
雅は頭を踏まれることは予想だにしなかった。絶対服従を誓っていたが、想像の埒外だった。だが、雅は剣鬼だ。そして修行者だ。もともと被虐的なところがある。頭を踏まれた途端、脳内で電光がパチパチと
(ふーッ…!♥ ふーッ…!♥)
雅は鼻息が荒くなるのを必死で堪えた。
勇太は足裏で、雅の絹糸のようなサラサラした黒髪を堪能した。
「ブヒヒ。許してやるデプ♪」
「御高配、有難い…♥」
「主人に尽忠することこそ、女子の慶び♥ 恐悦至極だ♥」
雅と冥夜は頭を上げた。立ちあがり、
雅の裸体は鍛えられている。肩は締まり、腰は細い。だが、少女らしい肉付きをしている。細身で、乳房だけが豊かに実っている。曲線を描いて迫りだしている。
冥夜は長身で、裸体が映えている。足がすらりと長い。左右の乳房が突きだしている。下乳が体に着くほどだ。
「ブヒヒ♪」
勇太は雅と冥夜の裸体を鑑賞した。
あぐらをかく股間では、陰茎が反りかえっている。その根元では2つの睾丸を包む嚢胞が垂れている。
「僕のおチンチンに挨拶するデプゥ!」
「承知した」
「否やもない♥」
雅と冥夜が正座する。
「これが私に入り、星見の血を残らしめる
正座したまま、雅は恭しく頭を下げた。唇を陰茎に触れさせる。
小ぶりな唇がチュッ、チュッ、と陰茎の亀頭から幹へと、全体に触れる。雅の唇は乾いていて、接吻による刺激はない。だが、清廉な美少女が自分の陰茎に接吻しているだけで、勇太は充分に興奮した。
雅の頭が陰嚢まで下りる。
「この中に私が孕む種があるのだな…♥ 活きよ…♥ 活きよ…♥」
睾丸の丸みを辿り、皺だらけの陰嚢に、何度も唇を付ける。
雅の黒い狐耳が揺れるを見つつ、勇太は精液が増量するのを感じた。
「ブヒッ。たまらんデプッ。もう
「ああ♥ 女子に継嗣を産ませることこそ、主人たる男子の使命♥ 誠に大儀だ♥」
冥夜は勇太の股間に顔を伏せ、陰茎を咥えこんだ。頭を上下に動かす。気品のある顔で、頬を窄ませ、グポグポという空気音を鳴らす。
雅は布団に腰を着いた。少女らしい細い両足を開く。股間の陰裂は濡れて光っている。
「どうか、貴様の玉体を私の中に入れてくれ…♥ 貴様の種を私の
勇太は冥夜の上下する頭に手をおき、雅の懇願を眺めていた。
「いいデプよ。ブヒヒ」
冥夜に口を離させる。陰茎は冥夜の唾液で濡れ、輝いていた。
雅は両膝を立て、待ちかまえている。その陰裂に、勇太は陰茎の先端を合わせた。雅を押し倒しつつ、突きいれる。
「ふッ…♥」
膣道が広げられる感覚に、雅は息を洩らした。
勇太は腰を振った。
「ブヒィ! たまらんデプ!」
陰茎を摩擦する膣腔の感触を楽しむ。勇太の下腹が雅の腰にぶつかるたび、パンパン!♥ という破裂音が鳴る。
雅の大ぶりな乳房が、寝そべる胸から突きだしている。勇太はその乳房を好きに揉みしだいた。雅の乳房は大きく、手のひらから溢れるほどだ。
細身の雅の体は、小男だが肥えた勇太の巨体の下で、潰れるようだった。
「んッ…♥ んッ…♥」
勇太が腰を振るたび、雅は喉から、押さえた喘ぎを洩らしていた。
「ブヒィ! もう
勇太は一叫し、雅の膣内で射精した。ビュルルルッ!♥ と精液が迸る。
「んッ…!♥」
雅は凝然とし、挿入されたままの膣腔も収縮した。全身をブルッと震わせる。
勇太は陰茎の全体に雅の体温を感じたまま、陰茎が脈動し、精液が尿管を抜ける快感を翫賞していた。
「ブヒィ。
雅の陰裂から陰茎を抜く。
冥夜が勇太の肩にとり縋る。
「私にも女子の本懐を遂げさせてくれ♥ 勇太♥」
「ブヒヒ。いいデプよ」
雅は布団に腰を着け、喘鳴を洩らしている。陰裂から白い粘液が漏れている。
その横の布団に、冥夜は腰を下ろした。勇太はすぐにのしかかり、陰茎を挿入した。
「ああッ♥」
冥夜が嬌声をあげる。
長身である冥夜の長い足が空中に上がる。
勇太は陰茎を最奥まで挿入し、腰を振った。
冥夜の乳房は雅よりさらに大きい。勇太が腰を打ちつけるたび、振動で大きく弾む。その大量の乳肉を、勇太は鷲掴みにし、揉みしだいた。
「ブヒッ。
たちまち、勇太は冥夜の膣内にも射精した。
「あッ♥ あッ♥」
膣内で放出される精液の熱と量に、冥夜は声をあげた。
勇太は陰茎を抜き、立ちあがった。
「ブヒィ…」
虚脱感のある声を洩らす。
雅が布団に両手を着き、勇太のほうに這う。立っている勇太の股間に、後ろから頭を潜りこませる。勇太の股間には陰茎が垂れていた。
雅は顔を上げ、精液と愛液に塗れた陰茎に唇を寄せた。狐耳のため、なおさら獣らしい仕草に見える。
「女に種を植えつけることこそ、家の主たるものの務め…♥ 辛苦を
陰茎の汚れを舐めとる。それから、垂れた陰嚢に何度も接吻する。
勇太の陰茎はすぐまた怒張した。
「ブヒィ! そんなに言うなら、また
雅を俯せに布団に押さえつける。正座から上体を倒した姿勢だ。犬猫の香箱座りだ。
その背中にのしかかり、体重で圧するようにしつつ、背後から陰茎を挿入する。
和室の乏しい照明のもとで、その体勢での交合は、なおさら獣じみて見えた。
勇太は聞き苦しい喘ぎをあげつつ、腰を振った。
雅は快感で頭が白熱するようだった。だが、武家の惣領としての自恃のため、獣じみた喘ぎをあげることはできない。枕を抱きかかえ、そこに鼻口を当て、声を堪える。激しい鼻息だけが洩れた。
「ふーッ…!♥ ふーッ…!♥」
「ブヒッ、
勇太が声をあげ、ふたたび雅に膣内射精をする。
脈動する陰茎を膣内に感じつつ、雅は枕を固く抱きしめ、快感に全身を震わせていた。
「ブヒィ。
勇太は雅たちの客室を後にした。雅と冥夜に2度ずつ膣内射精し、満足感に浸っていた。同じ東棟にある自分の客室に向かう。凜子と相部屋だ。
客室の障子戸を開ける。
部屋には2組の布団が敷かれていた。電灯は点されていない。窓辺の月光が光芒になっている。
布団の手前で、凜子が正座している。勇太を待っていたらしい。
「閨の営みをするだろう。私が相手をしよう。私は閨房術は得意でない。不満があれば、すぐに言え」
「ブヒッ」
勇太は発奮した。すでに数度の射精をし、倦怠感を覚えていた。その疲労感が雲散霧消した。
男性の理想の女性はセックスさせてくれる母親だという俗説がある。より正確には、自分より強く、師範であり、庇護者である存在が理想だ。つまり、男性の理想の女性はセックスさせてくれる姉だ。少なくとも、俗説ではそうなる。勇太が発奮するのは当然のことだった。
勇太は凜子の長身の体を押し倒した。浴衣を剥ぐ。下は全裸だった。
すぐにのしかかり、陰茎を挿入する。短く前後に腰を振る。いかにもがっつくような腰振りだ。勇太が小男のため、長身の凜子との対照で、なおさら格好悪い。
凜子は慈しむように勇太を見上げた。
「そう慌てなくてもいいぞ…♥」
「ブッ、ブヒッ」
勇太はかまわずに腰振りを続けた。
凜子の胸の上で、バスト87センチのGカップが揺れている。仰向けのため、大きいが広がっている。掬いあげるようにして、勇太は乳房を掴んだ。到底、手のひらには収まらない質量だ。柔らかい大量の乳肉を揉みしだきつつ、勇太は腰を振った。
「ブヒッ。もう
「ああ。中で
勇太は凜子の膣内に射精した。
射精のあとの虚脱感のもと、凜子の胸に抱きつく。豊かな乳房に顔を埋める。股間では陰茎を挿入したままだ。
「よくやったな♥ 格好良かったぞ♥」
凜子は勇太の背中を叩いた。
安堵感から勇太は泣きだした。凜子のあり余るような乳房に顔を擦りつける。
「ブヒィ。僕、もう特訓は嫌デプゥ。叩かれるのも、疲れるのも嫌デプゥ。本当は、カッコつけて強くなりたいって言ったんデプゥ」
「そうか。よしよし♥ よく言ってくれたな♥」
凜子は甘やかすように言い、勇太の背中を撫でた。無論、中年男性である勇太が10代の少女である凜子に甘えているさまは、不気味と言うしかない。
「つまり、本当は怖いのに、私たちを喜ばせるために強くなりたいと言ったのだな? なんて健気なんだ♥ しかも、嘘をつけば叱られるのかもしれないのに、そのことを正直に話したのだな?♥ なんて心根が清いんだ♥ お前こそ男の中の男、真の男だ♥」
勇太を抱きかかえたまま、凜子は讃えた。
「ブヒヒ」
凜子のたわわな乳房の中で、勇太は卑しい笑声をあげた。
「ブヒィ。僕、また
「ああ♥ 何回でも私の中に
勇太の陰茎は膣内で萎えかけていた。だが、凜子の柔らかい乳肉に触れていたことと、凜子に優しく慰められたことで、ふたたび勃起していた。
勇太は凜子に抱きついたまま、その上で腰を振った。体全体が密着している。
「よしよし♥ いいぞ♥ 練習のことは、私から言っておいてやるからな♥」
甘い声音で、凜子はそう言った。
♡♡♡
道場の中心に斑鳩が立つ。その前に少女たちと勇太が揃っている。
「本日は木刀での形稽古の予定でしたが、勇太さんの御希望により、《ヌルヌルローションチャンバラごっこ》に変更になりました♥」
斑鳩は超然として言った。
軍服のような制服の代わりに、長身の体に、白いビキニ水着を着ている。すらりとした肢体と、胸の豊かな肉付きが露わになっている。
他の少女たちも同様だ。勇太だけは白いブリーフを履いている。短身巨躯のために見苦しい。
道場は板張りのため、ローションを撒くことに問題はない。
凜子が勇太の頭を脇に抱える。ビキニに包まれた巨乳が顔にムニッと当たる。
「今日から勇太は私たちの監督に回る♥ もともと、勇太のことは私たちが守るのだ♥ 強くなる必要などなかったのだ♥」
冥夜が頷く。
「さもありなん♥ 室町幕府の足利義輝のような
「ブヒヒ」
凜子の背中に隠れ、勇太は卑しい笑声をあげた。凜子がビキニでいるため、なおさら卑怯そうに見える。
空気圧によるビニール製の剣を、斑鳩が少女たちに配布する。
凛と勇太が対戦する。実質的には凛と凜子の対戦だ。
もとより、ビニール製の剣に威力はない。だが、凛と凜子は裸身にローションを垂らした。摩擦が減り、さらにビニール製の剣が安全になる。
ローション塗れになった凛と凜子が打ちあう。
「
凛がビニール製の剣を振りおろす。凜子はその手を剣先で打ちつけた。鋭い音が鳴る。ビニール風船が鉄扇のようだ。凛がビニール製の剣を落とす。
「勝負ありました♥」
斑鳩が審判する。
凜子は勇太の顔に抱きついた。
「守ってやったぞ♥ 勇太♥」
「ブヒヒ♪」
勇太は嬉しげに笑った。
冴子が凜子と勇太を眺める。眼差しには羨望が表れている。
「君のことを守る役目が私であれば…♥」
凜子と勇太の前に雅が立つ。ビニール製の剣を携えている。
「次は私が
ビキニの半裸でも、全身から剣気が立つようだ。
雅は剣鬼だ。全般的な戦いなら凜子も互角だが、剣術だけなら必勝だ。
「私ひとりでは勇太を守れない♥ 助太刀が必要だ♥」
「いざ罷りでる!♥」
「私も馳せ参じよう!♥」
冥夜と冴子が、凜子に並び、勇太の前に立つ。
身長170センチ以上の、長身の美少女3人が立ち並ぶ。3人の引きしまった背中と、ビキニに包まれた、豊かな尻が見える。3人は勇太を背にして囲った。ビニール製の剣を構える。
「ブヒヒッ♪」
勇太は卑しい笑声をあげた。
雅は勇太たちの周りを回りつつ、ビニール製の剣で猛攻した。迅速な足捌き、剣捌きだ。
凜子と冴子、冥夜は勇太を背にしつつ、剣で剣撃を受けた。ビニール製の風船同士がぶつかる軽い音が鳴る。
凜子たちの豊かな尻が、3面から勇太に押しつけられる。肉付きのいい尻はローションで滑らかになっている。
「ブヒヒッ♪」
そうするうち、凜子のビニール製の剣が、雅の黒い狐耳のあいだ、頭頂に叩きつけられた。
「勝負あり、です!♥」
斑鳩が審判する。
凜子たちが勇太をとり囲む。口々に賞賛する。
「やったな♥ 勇太♥」
「そなたの采配ゆえだ♥」
「君のおかげで戦えた♥ ありがとう♥」
ビキニの美少女たちにもみくちゃにされ、勇太は笑声を洩らした。
「ブヒヒッ」
この痴態のなか、千歌音は1人だけ冷静でいた。反対意見があるわけではないが、心情として同調できなかった。
(みんな、どうかしてるわ…)
勇太は臆病だ。だが、この場の軽佻浮薄な雰囲気で勢いづいていた。
「僕も戦いたいデプゥ!」
「分かりました♥ 御用意しましょう♥」
斑鳩が言う。
少女たちの中で、実力の最下位は凛と千歌音だ。斑鳩は千歌音を見た。
「千歌音さん。お相手をお願いできますか?♥」
「ええ。分かったわ」
千歌音は淡々と応じた。行事そのものに異論があるわけではない。
「ただ、勇太さんのお相手としては、ハンデが必要ですね♥ 少々お待ちください♥」
そう言い、斑鳩は白いゴムチューブを取ってきた。
「これで手足の動きを制限させてもらいます♥」
千歌音の両肘と両膝を、それぞれ10センチほどの間隔で束縛する。両手は広げられず、両足は小股でしか歩けない。ただでさえビキニの水着でいるため、千歌音はなおさら無防備に感じた。
道場の中央で、勇太と対峙して立つ。
掣肘された手でビニール製の剣を持ちつつ、千歌音は沈思黙考した。
(まあ、いいわ。足は微妙に動かせる。このことに気を取られてはいけないわ。1本足だと考えましょう。跳ねて、打つ。それで終わりよ)
観戦するため、少女たちが千歌音と勇太を囲む。期待に頬を紅潮させ、勇太を見ている。
斑鳩が進みでて、千歌音からビニール製の剣を取りあげる。
「ああ、そうそう♥ こちらもハンデが必要でした♥ 千歌音さんはこれをお使いください♥」
そう言い、代わりにおっぱいヨーヨーを渡す。
おっぱいボールは乳房を模したゴムボールだ。おっぱいヨーヨーはそれに5センチほどのゴム紐が付いたものだ。ジョークグッズだ。手のひらで弾ませて遊ぶ。
正面の勇太が、ビニール製の剣を振りかざす。
「いくデプよ! ブヒヒ!」
ビニール製の剣とおっぱいヨーヨーでは
「試合、始め!♥」
斑鳩が号令をかける。
ビニール製の剣をかざした勇太が、千歌音に迫る。千歌音はおっぱいヨーヨーのボールを握りしめたまま、退歩した。短身巨躯の勇太は千歌音より身長が低い。だが、千歌音は何もできなかった。
「いくデプゥ!」
無抵抗の千歌音に、勇太は何度もビニール製の剣を振りおろした。パン、パン、と軽い音が鳴る。大人とチャンバラごっこをして興奮する子供の姿そのままだ。
そうした打撃に威力はない。だが、退歩するうち、ローションを踏み、千歌音は足を滑らせた。
「あッ♥」
千歌音は板張りの床に転んだ。勇太に背中を見せる。
「ブヒッ! ブヒィーッ!」
勇太は興奮し、ビニール製の剣で千歌音を打ちまくった。裸の背中を連打する。
千歌音は他にできることがなく、頭を両手で庇い、亀の姿勢になった。
「うッ…♥」
「勝負あり、です!♥」
斑鳩が審判する。
「ブヒヒ♪」
勇太は勝ち誇った。伏せたままの千歌音の背中を踏みつけにする。
「よくやったな♥ 男らしかったぞ♥」
「君がそれほど強いとは知らなかった♥ 私も負けてしまいそうだ♥」
「真に征夷大将軍たるべきはそなただ♥ そなたの武名、三千世界に聞こえるだろう♥」
凜子と冴子、冥夜が勇太を讃える。勇太は千歌音の背中に足をのせたまま、胸を反らしていた。昂然として鼻を鳴らしている。
勇太の陰茎は剛直し、上向きになっていた。無抵抗の相手を一方的に蹂躙する征服感が、性的興奮にもなっていた。
「ブヒヒッ」
俯せになった千歌音の体に乗り、ビキニのパンツをずらす。そして、自身も俯せになり、千歌音の陰裂に挿入した。
トドのような姿勢で腰を振り、喘ぎをあげる。不格好な腰の振りようだ。
「まったく♥ 勇太は腕白だな♥」
「君に男らしいところを見せられると、ときめいてしまう♥」
「古今東西、征服した国の女を掠奪するのは
凜子たちが口々に勇太を讃える。
「ブヒヒッ♪」
千歌音の上で腰を振りつつ、勇太は喜悦の声を洩らした。そのまま膣内射精する。
斑鳩がカメラを手に現れる。
「せっかくですから、合宿の記念写真を撮りましょう♥ 今が良い機会ではないかと♥」
斑鳩は窓枠にカメラを置き、画角と距離を調整した。
レンズの中心に勇太が立つ。伏せている千歌音の背中に足をのせる。両手を腰におき、観光地で記念写真を撮るときのポーズそのままだ。千歌音は股間から精液を漏らしている。
勇太たちの前に少女たちが並ぶ。全員がビキニの水着のため、海水浴場での記念撮影のようだ。
タイマーでカメラのシャッターが切られた。
昼食は武道館でとることになった。道場に箱型の膳が運ばれた。自然と横一列の配置になる。料理はカツ丼だ。
列の中心にいるのは勇太だ。左右に凜子と冴子、その両隣に冥夜と凛が着く。
凜子と冴子は箸でカツの切れはしを勇太の口元に運んでいた。
「ほら、よく食べて精を付けろ♥」
「ああッ♥ 私からも食べてくれ♥」
長身の美少女たちに挟まれ、勇太は相好を崩していた。
「ブヒヒッ」
列の端のほうで、静々と食事をしつつ、雅は内心で独白した。
(これもまた、嫉妬で身を焦がす惰弱な己に克つ修行…)
勇太はあぐら、少女たちは正座で、じかに板敷きの床に座っている。全員が半裸のため、違和感が甚だしい。勇太の足元では、千歌音が両腕を後手に縛られ、俯せにされていた。勇太が勝利感の余韻にまだ浸るためだ。勇太はあぐらの片膝を立て、千歌音の頭に足をのせていた。
「ハハッ♥ まるで山賊のお頭のようだな♥」と、凛。
「それを言うなら、武家の棟梁であろう♥」と、冥夜。
食後、勇太は千歌音の束縛を解かせた。千歌音を四つ這いにさせ、その背中に馬乗りになる。腰まである長い髪を手綱のように引き、進ませる。食後の余興で、腹ごなしの運動だった。
「それッ、行くデプゥ!」
長い髪を引っぱられ、千歌音は遅々として進んだ。
勇太の両脇では、少女たちが正座している。手拍子し、勇太たちの行進を応援する。狂態だが、少女たちがビキニの水着のため、なおさらそう見える。
「お見事です♥ 勇太さん♥」と、斑鳩。
「まさに剛のものだな…♥」と、雅。
「まるで金太郎だな♥ 立派な男児だ♥」と、凜子。
「かっこいい♥ 惚れぼれする♥」と、冴子。
「征夷大将軍!♥」と、冥夜。
「日本一!♥」と、凛。
少女たちに励まされ、勇太は得意になった。千歌音の長い髪を引き、道場を何周もさせる。そのあいだ、少女たちは歓声をあげつづけた。
「ブヒッ、ブヒヒッ」
少女たちの痴態は、勇太への好意にのみよるのではない。もともと、この合宿に参加する少女たちは全員、暴力的だ。つまり体育会系のノリだった。
「ブヒィ… ブヒィ…」
勇太は馬乗りで少女を乗りこなすことに疲れ、荒い息を洩らした。
斑鳩が尋ねる。
「今日の練習はこのくらいにしますか?♥ それなら、御入浴のお支度をしましょう♥」
「ブヒヒッ♪」
勇太は卑しい笑声をあげた。
合宿所の浴場は広くない。鉄釜の浴槽が2人用だ。
その手狭な洗い場に、全裸の7人の少女たちが横列で正座していた。すし詰めのありさまだ。
勇太は浴場に踏みこんだ。その途端、少女たちが一斉に低頭する。
「どうぞお寛ぎくださいませ♥ 私たちがお体をお洗いします♥」
土下座したことで、凜子を初めとして、少女たちのポニーテールが体の横に流れている。
「ブヒヒッ」
勇太は笑声をあげた。実際は、浴場は8人には狭いため、寛ぐどころではない。
少女たちが上体を起こしたところで、あらためて千歌音だけ低頭する。
「女の分際で刀を持つなど、私は思いちがいをしていました♥ 女は殿方の鞘なのですから♥ 刀は献上します♥ どうか私を躾けてくださいませ♥」
「いいデプよ。ブヒヒ♪」
冥夜が沈毅な顔に笑みを浮かべる。
「刀狩りとは、そなたは征夷大将軍どころか太閤殿下だな♥」
「それほどでもないデプよ。ブヒヒ」
少女たちはすでに体を洗っている。全身に石鹸水をつけ、勇太に体を擦りつける。ローションで汚れた勇太の体を磨く。少女の滑らかな素肌が接し、勇太は喜悦の声をあげた。
「ここも洗ってやる♥」
凜子が勇太の足下に跪く。巨大な乳房を両手で抱えあげ、陰茎を挟む。石鹸水で円滑になった乳房の谷間で陰茎を擦りたてる。
「では、こちらは私が♥」
凛がそう言い、勇太の背後に回る。太った尻を開き、肛門に唇を付ける。凜子が乳淫をしているあいだ、肛門を舐める。
冴子が立ち、勇太と口付けをする。他の少女たちは大きな乳房を勇太の体におし当て、石鹸水で摩擦が減ったところで、ヘチマたわしのように磨いた。勇太と少女たちは洗い場に密集している。立錐の余地がないという表現が適当だった。
夜は全員が広間に集って寝た。
布団を敷いた広間で、浴衣の7人の少女たちが横一列で正座する。
「今晩はどうぞよろしくお願いします」
そう言い、一斉に土下座する。
勇太は7人を全裸にさせ、俯せで横一列に寝させた。
7人の丸い尻が並ぶ。勇太は右端の斑鳩の体に乗った。そして、寝転がるようにして少女たちの上を移り、1人ずつ挿入し、膣内射精していった。少女たちはまさに肉布団だった。
「ほッ♥ ほッ♥」
翌日、勇太と少女たちはふたたび道場に集まっていた。やはり少女たちは白いビキニの水着だ。
斑鳩が仰向けになり、リンボーダンスをしている。棒は愛刀の飛燕だ。凜子と冥夜が支柱の代わりに長刀の上下を持っている。
仰向けのため、斑鳩の巨乳は重力で流れている。跛行するたび、振動で巨乳がブルブルと揺れる。そしてついに刀の下を潜り抜ける。
「優勝は斑鳩!♥」
凜子が宣言する。少女が歓声をあげ、拍手をする。少女たちは正座して成否を伺っていた。
冴子が悔しげに言う。
「残念だ…♥ あと一歩で私が勇太くんのものを入れてもらえたのに…♥ 小銃兼正め♥ 所詮は大量生産か♥ あの
少女たちはそれぞれ愛刀を棒にしてポールダンスをしていた。優勝者が勇太と性交する約束だ。
「ブヒヒ」
勇太はあぐらをかき、観戦していた。
斑鳩が黒髪の前髪を分け、額の汗を拭う。
「せっかくですが、もうお時間のようです。帰りのバスが来ます。みなさん、荷物をまとめてください」
少女たちが落胆した声をあげる。
斑鳩が勇太に言う。
「御褒美は帰りのバスの車中でいただけると嬉しいのですが…♥」
「いいデプよ。ブヒヒッ♪」
勇太は笑声を洩らした。
♡♡♡
下山した勇太を、イヴリンが出迎える。勇太はイヴリンに行政区に向かわせた。
ガラス張りの高層建築が青空を切っている。さきほどまで勇太がいた閑静な山中とは対照的だ。
勇太はとくに高いビルに入った。エントランスは総ガラス張りで、鉄骨の影を床に落としている。
イヴリンとともに勇太が待っていると、やがて女性たちの一行がエレベーターから降りてきた。マキマ、なじみ、冬優子、ありす、ヒマリ、冬実の
ありすは腕を上げ、車椅子のヒマリが降りるまでエレベーターのボタンを押していた。腕を上げたまま、反対の肩越しにふり向く。エントランスの勇太に気づく。
「御主人様! どうしたんですか」
広大なエントランスの中央まで、マキマたちは歩を進めた。勇太とイヴリンと対面する。
勇太は短い足で地団駄を踏んだ。
「マキマちゃん、酷いデプゥ! 死ぬところだったデプゥ! マキマちゃんのおかげで酷い目に遭ったデプゥ!」
たどたどしい口調で、勇太はいかに自分が苦労したかを語った。混乱した内容を整理すると、マキマのせいで労役され、打擲されたということを言いたいらしい。自信のない人間にありがちなことに、勇太も恨みがましかった。
「ごめんね。みんな私が不注意だったせいだよ。次からは気をつけるよ」
マキマは眉を寄せた。ほとんど表情が変わらないため、口調と同様に空々しい。
「まったくデプゥ! これからは無能は困るデプ!」
勇太は短身巨躯の胸を張った。
マキマの背後に目を向ける。鼻息を立てる。
「ブヒッ!? ヒマリちゃん、久しぶりデプね。冬優子ちゃんもデプ。しばらく会わないうちにかわいくなったデプね。ブヒッ、ブヒヒッ」
「あッ、ありがとうございます♥」
「あ、
直球の褒め言葉に、ヒマリと冬優子は性格に似合わず狼狽した。頬を紅潮させている。
「僕、勃ってきちゃったデプゥ。どこかで休んでいくデプよ。ブヒッ、ブヒッ」
現代日本なら確実に強制猥褻罪で逮捕される発言だ。
だが、冬優子は目を煌々として輝かせた。
「いッ、いいの…?♥ ふゆ、他の女の子みたいにかわいくないし、おっぱいも大きくないけど…?♥ ふゆをガッカリさせるための嘘だったら、あんたでも怒るわよ…!♥」
自信満々な表層が崩れ、猜疑心の強い深層心理が露わになる。
ヒマリはおたおたして両手を振った。
「いッ、いけません…!♥ 私のような不具者は御主人様にふさわしくありません…!♥ それは私は清楚可憐な美少女ではありますが、例えるなら人魚のようなものです♥ 陸生動物に進化できなかった魚類ですッ♥ 御主人様のように自分の足でお立ちになられるかたと話すだけでもおこがましいのに、性交のお相手をされるだなんて…!♥ とても光栄ではありますが…!♥ 思うのですが、人魚姫が泡になって消えたのは人間に恋をしたからではありませんッ♥ 魚類でバカだったからですッ♥ もちろん、私は御主人様のためなら泡になって消えてもかまいませんが…!♥」
ヒマリの自己卑下の合間に挟まれる差別発言を、ありすはドン引きしながら聞いていた。頭脳明晰な人間にありがちなことに、ヒマリも言葉が強くなるきらいがあった。
「ブヒヒ。僕がいいんだからいいんデプよ。でも、もたもたしてたら、やっぱり気が変わっちゃうかもしれないデプ。ブヒヒッ!」
「すぐにホテルの部屋を予約するわ!♥」
冬優子はスマートフォンを取りだし、電話した。同時にタクシーの手配もする。「いい?♥ 車椅子対応よ♥」
勇太と冬優子、ヒマリは慌ただしく去っていった。
高級ホテルの最上階に上がり、もっとも高価なスイートルームに入る。広い部屋にはキングサイズのダブルベッドがある。部屋の照明は点けず、展望のいい窓から入る日だけが光源だ。
人体工学に基づく車椅子の手摺を掴み、ヒマリはみずからベッドに上がった。着衣をすべて脱ぐ。厚着していたため、着衣より小柄に見えた。
全身の肌が透けるように白い。肉付きは薄く、柔らかそうだ。乳房は小ぶりで、わずかに膨らんでいる。ヒマリは上体の動きで仰向けになった。
細い両足を開く。連動して、合わさっていた陰裂が開口する。白皙の肌で、その内部だけが薄い桃色をしている。
ヒマリは口元に手を当てた。遠慮がちに言う。
「どうぞこの不具者の体をお楽しみください…♥ 御主人様…♥」
冬優子が膝立ちでベッドに上がる。地雷系ファッションの服を脱ぎ、下着だけになっている。黒いレースのブラジャーとショーツだ。ベッドに座ると、冬優子はブラジャーを外し、ショーツを脱いだ。
ブラジャーは脇肉を寄せ、胸を高く見せるものだ。外すと、乳房の本来の丸みに戻った。骨格が華奢で、やはり肉付きが薄い。
膝立ちで、両手を着き、勇太を見上げる。
「ヒマリとふゆ、どっちをさきにするの?♥ ヒマリがさきなら、ふゆがお手伝い♥ してやるから♥」
「ブヒィーッ!」
勇太は発奮し、ヒマリの体に覆いかぶさった。
ビルのエントランスにはマキマとなじみ、ありすが残っていた。ありすは唖然としていた。
「一体、なんだったんでしょう…」
「ありすちゃん。一番おいしい料理はなんだと思う?」
マキマが唐突に尋ねる。
「えっと、お寿司とかステーキとかでしょうか?」
ありすは良家の子女で、外食経験も多い。だが、あくまで小学生で、安直な回答をした。
「そうだね。大トロとか霜降り和牛のステーキとかかな。でも、それも脂が乗りすぎているのはダメなんだ。舌がダレるからね。サシが入るちょうどいいバランスがある。それならいくらでも食べられちゃう」
「はあ…」
話の方向が分からず、ありすは曖昧に頷いた。
「でも、それもいつかは食べ飽きるときがくる。今の御主人様はその状態…」
ありすはたじろいだ。マキマは顔を俯けさせ、上目で虚空を見ていた。いつもどおり無表情だが、凄愴さが漂っている。
「冬優子ちゃんもヒマリちゃんも華奢だからね… 大トロのお寿司や霜降り和牛のステーキを食べたあとの素麺ってところかな。でも、私もそのくらいは予想できてよかったはずなのに… そうすれば私が御主人様のお相手をさせていただくことも… いえ、そこまで高望みしなくとも、御主人様のお世話をすることができたのに… とにかく、不愉快です」
自己抑制が強い人間のつねとして、マキマは怒ると敬語になった。
なじみはいつもの飄々とした笑みが強張っていた。
(おいおい… マヌケすぎるぜ… このタイミングで御主人様が巨乳以外の女の子を求めることなんて、誰でも予想できるだろ… しかも、御主人様が巨乳以外の女の子を求めるなんて、《メイド・イン・ヘブン》の発動条件くらいレアじゃねーか。うまくやれば、《御主人様とのイチャラブエッチ朝までコース》ができたかもしれねーのに…!)
ありすが気づくと、冬実は消えていた。累が及ばないよう、さきに帰っていた。
次回の