ようこそ俺だけレベルの概念がある世界へ 作:Monburan
『童貞から童帝にジョブチェンジしました』
それは苦行だった、呪いと言ってもいい。
そんな契約を悪魔と結んだ、その悪魔は性欲の神と名乗った。無邪気そうに、それでいて淡々と説明するその子供に、俺は従うしかなかった。
そもそも他の選択肢なんて選ぶ権利すら与えられなかった……
「君は死んだよ。次の人生、記憶だけは残してあげよう。その代わりお願いがあるんだ。100年間、童貞でいてくれないかな? もしそれが出来たら君は童帝となりとても素晴らしい、それはそれは輝かしい人生が次に待っているよ。だけどもし童帝になれないようなら君に価値はない。それは永遠のお別れ、だから頑張ってほしい。あっ、さっきのお願いって言うのは嘘だよ。これは契約。まずは100年間の童貞人生を満喫してくれたまえ」
あれから100年が経った。俺は耐えて、耐えて、耐え抜いた。そりゃ何度も負けそうになったさ、セックスができるシチュエーションだって何度も訪れた。時には終電を逃し、ラブホで一夜を共にした女だっていた。風俗の看板を見てはムラムラし、泣きながら家に帰りオナニーした。だがそれでも俺は手を出さなかった、童貞を守り抜いた。
全ては次の人生の為、意味もわからず無理矢理させられた契約の為。
そして、その時は訪れた……
『童貞から童帝にジョブチェンジしました』
頭の中に鳴り響いた音を聞いたのが最後。役目を終えた俺は、100年ぶりに性欲の神と再会した。
「おかえり、そしておめでとう。君は童帝になれたよ。それはとてもすごいこと、それはそれは誇るべきことだよ。約束を果たすよ、次の輝かしい人生。ルーレットとダーツを一本用意した、投げてくれ。当たった世界に連れて行ってあげる。レベルなんて概念が存在しない世界。だけど君は違う。童帝になった君だけがレベルという概念を持つ。そして成長し強くなる。いつか思いのままに世界を蹂躙できる日も来るだろう」
ルーレットが回る。そこには様々な世界が書かれていた。
『リゼロ』
『よう実』
『咲』
『りゅうおうのおしごと』
『がっこうぐらし』
他にも様々な世界。共通するのは全て俺の知ってるアニメと言うこと。全てが当たり、そして俺だけレベルが上がる世界。
ダーツを持つ手が震える。それは歓喜の震えなのかはたまた緊張の震えなのか俺にはわからなかったが、だらしない放物線を描きながらダーツがルーレットに当たった瞬間を、俺は永遠に忘れることはないだろう。
『ようこそ実力至上主義の教室へ』
「決まったね、君の行く世界だよ。簡単な説明をするね。セックスしたら経験値が入るんだ。レベルが上がるとポイントがもらえるよ。ポイントは好きに割り振れて、ステータスをあげれたりスキルを取得できるよ。初期ポイントとして100ポイントあげるね。後は君次第、そして次の契約をするね。この世界での契約はAクラスで卒業すること。だけどもしAクラスで卒業できなかったら君に価値はない。それは永遠のお別れ、だから頑張ってほしい。もしそれが出来たらそれは素晴らしい、それはそれは輝かしい人生が次も待っているよ。それは強くてニューゲーム。経験値を引き継いで新しい世界へのルーレット。さあ、時間だよ。まずはこの世界での人生を満喫してくれたまえ」
次に目覚めたとき、俺はバスの中にいた。一番後ろの5人程座れそうな席の一番端。原作を知っているからこそわかるが、これは学校に初めて登校するときのバスの中。
窓を見ると映し出される俺の姿。何の取り柄もなさそうな平凡な顔つきだ。まずはレベルと言うものについて確認しなくてはなるまい。
よくゲームなんかじゃ言葉やイメージでステータス画面が表示されるはずだが……
『ステータス画面出ろ!』
名前 四谷忍(よつやしのぶ)
年齢 15
職業 童帝
レベル1(0/10)
体力 10 (0/1)
筋力 10 (0/1)
知力 10 (0/1)
素早さ 10 (0/1)
魔力 10 (0/1)
運 10 (0/10)
スキル 無し
Sポイント(100)
『取得可能スキル』
火魔法(0/100) 水魔法(0/100)
風魔法(0/100) 土魔法(0/100)
雷魔法(0/100) 変身魔法(0/200)
付与魔法(0/200)空間魔法(0/500)
絶倫(0/50) 催眠(0/50) 鑑定(0/50)
出た……。心の中で叫べば出るようだ。
だが突っ込みどころが多いな、まず職業が童帝ってなんだ。無駄にカッコいいぜ。
そしてステータス。体力や知力はいいが、魔力か……。つまり魔法が使えるようになるということだ。その証拠に取得可能スキルに魔法がある。
だが魔法のない世界で俺だけが魔法を使うのはまずい。やるにしてもバレないように工夫する必要があるな……
まあ、どちらにしても必要ポイントが多すぎる。一回のセックスでどのくらいのポイントが入るかもわからんし、そう易々と取得出来るものでもない。初期ポイントはたったの100だ。ここは慎重かつ大胆に考えるべきだろう……
まず、付与魔法と空間魔法だが現時点での取得は不可能。いつかは欲しいが今は我慢だ。やはり、テンプレの鑑定だな。後は催眠もいいだろう。催眠術にかけて、こちらの言うことを聞かせればそれだけで性奴隷の完成だ……
『よし、決めた。鑑定と催眠に50ずつポイントを振る』
名前 四谷忍(よつやしのぶ)
年齢 15
職業 童帝
レベル1(0/10)
体力 10 (0/1)
筋力 10 (0/1)
知力 10 (0/1)
素早さ 10 (0/1)
魔力 10 (0/1)
運 10 (0/10)
スキル 鑑定LV1 催眠LV1
Sポイント(0)
『取得可能スキル』
火魔法(0/100) 水魔法(0/100)
風魔法(0/100) 土魔法(0/100)
雷魔法(0/100) 変身魔法(0/200)
付与魔法(0/200)空間魔法(0/500)
絶倫(0/50) 催眠(0/200) 鑑定(0/200)
どうやら念じるだけでポイントの割り振りは可能らしい。だが、LV1だと? そして入手したスキルについては内容も確認できるのか……
鑑定LV1 対象の名前を確認できる
催眠LV1 言葉に説得力が生まれる
くそだな。思ったより弱い……
とりあえず、LV1じゃ対して役に立たんということか。名前わかってもヤれなきゃ意味ないしな。説得力は、使いようによってはなんとかなるか?
試しに使ってみるか。ちょうどバスの中には原作で知った顔も多い。つり革に捕まっているあの女、まずはあいつからだ。
名前 櫛田桔梗(くしだききょう)
やはり情報はこれだけか……
その後も何人か試したが結果は同じ。催眠がどの程度有効かにもよるが詰んだかもしれん。
「席を譲ってあげようって思わないの?」
「実にクレイジーな質問だね、レディ。なぜ私が老婆に席を譲らなければならないんだい? どこにも理由がないが」
「君が座っている席は優先席よ。お年寄りに譲るのは当然でしょう?」
「理解できないねぇ。優先席は優先席であって、法的な義務はどこにも存在しない。この場を動くかどうかそれは今現在この席を有している私が判断することなのだよ」
「それが目上の人に対する態度!?」
そういえば初日のバスでこんなイベントがあったな。老婆が困っているところをOLが助けようとして、優先席に座っている生徒に注意を促すってイベントが。確かあいつの名前は……
『鑑定』
名前 高円寺六助(こうえんじろくすけ)
ああ、そうだ。高円寺だ。金髪で長髪のイケメン男。そしてそれを櫛田が後押しするんだったな。
「あの……。私もお姉さんの言う通りだと思うな」
「今度はプリティガールか。どうやら今日の私は思いのほか女性運があるようだ」
「お婆さんさっきからずっと辛そうにしてるみたいなの。席を譲ってあげてもらえないかな? その、余計なお世話かもしれないけど、社会貢献にもなると思うの」
「社会貢献か、なるほど中々面白い意見だ。お年寄りを大切に思う気持ちがあるのならそこには優先席、優先席でないなど些細な問題でしかないと思うのだがね」
これはいい機会かもしれんな。せっかくのイベントだ。催眠スキルを試してみるか。バスが揺れる中、俺は高円寺の元へ移動する。
『催眠』
「なあ、お婆さんが困ってるんだ。もうすぐ学校につくわけだし譲ってやってもいいんじゃないのか?」
「ふっ、どうやら私は魅力が強すぎるらしいねぇ。これではゆっくりと休むことも叶わないな。老婆よ、ありがたく座るがいいさ。私の気まぐれに感謝することだ」
十分だ、催眠LV1。思ったよりも効果が高い。正直、半信半疑だった。高円寺という男は原作でも唯我独尊の男として描かれていたからな。こいつに効くって事は他のヤツならもっと簡単に言うこと聞いてくれんじゃないか?
「あのっ、さっきはありがとう」
「ああ、気にするな。当然の事をしたまでだ」
「それでもだよっ。その制服、同じ学校だね。私は櫛田桔梗、よろしくねっ!」
「俺は四谷忍。よろしく、櫛田さん。だけどね。櫛田さんには可哀想だけど一つだけ言っておきたいことがあるんだ」
「えっ、なにかな?」
『催眠』
「結局櫛田さんは何の役にもたたなかったよね? 俺が来なかったらお婆さんは席に座れずにずっと辛い思いをしてたと思うんだ。違うかな?」
「う、うんっ。そうかもね、でも……」
「でも、俺が来たからそれで良かった?」
「……っつ」
「結果は良かったかもしれないよ? けど櫛田さんは何の役にも立ってない。違う?」
「う、うん。そうです……」
「だから俺が罰を与えるよ。それで櫛田さんは許される」
「……罰って、なに?」
「とっても気持ちいいことだよ」
『次は高度育成高等学校前、お降りの方はお知らせ下さい』
「さあ、行くよ。まだ時間はたくさんあるから、少しだけ寄り道していこう」
「あっ…………んっ……んっ……」
「おっぱい触られただけでそんなに気持ちいいの?」
「き、気持ちよくなんかない。下手くそ……」
バスを降りて少し離れた公園のトイレの中。
やはり100年童貞のステータスじゃ満足させるのは無理だな……
知識もなけりゃ、テクニックもない。悔しいが今は経験値だけ稼ぐしかない。気のせいか櫛田の抵抗も激しくなってきた。催眠はまだLV1、不確定要素が多すぎる。
「だけどこれは罰。櫛田さんには最後まで罰を受ける義務がある」
「ぐっ……どうして……」
櫛田のパンツを下げていく。ゆっくりと片足ずつ足を上げさせて完全に脱がす。そのまま壁に両手をつけて尻をつき出させる。100年ぶりのセックスに俺の肉棒もそそり立つ。
「や、やだ……」
嫌がる櫛田の膣内に無理やり肉棒を押し込む。
「……っっんん!」
櫛田の目に涙が浮かぶ。腰を動かし、10秒程で急いで膣内からチンポを抜き出す。
「い、逝くッ……」
あまりの早さに櫛田も痛みを堪えながら信じられないと言った顔で俺を見てくる。胸がいたい……
櫛田の呆れた目が突き刺さる。
「もう、終わりっ?」
「ああ、終わった」
「そうなんだ……」
この居たたまれない空気。お互いに無言のまま服を直して登校準備をする。
「この事は誰にも言わない、私もどうかしてた。だから四谷くんも誰にも言わないで。言ったらレイプされたって言いふらすから」
「わかった。約束しよう」
俺たちは別々にトイレから出て学校へと歩きだした。そしてすぐにまた、同じ教室で再開するのだ。
名前 四谷忍(よつやしのぶ)
年齢 15
職業 童帝
レベル2(0/20)
体力 10 (0/1)
筋力 10 (0/1)
知力 10 (0/1)
素早さ 10 (0/1)
魔力 10 (0/1)
運 10 (0/10)
スキル 鑑定LV1 催眠LV1
Sポイント(100)
『取得可能スキル』
火魔法(0/100) 水魔法(0/100)
風魔法(0/100) 土魔法(0/100)
雷魔法(0/100) 変身魔法(0/200)
付与魔法(0/200)空間魔法(0/500)
絶倫(0/50) 催眠(0/200) 鑑定(0/200)
感想でストーリー進めていきます!どこにポイント振りたいかとかどんどん感想下さいませ。
※Sポイント=SEXポイント