彼女達は凡そ12歳ぐらいから生涯の伴侶を探し始め、相手が見つかるまでは通常の人間の食事で生きていくのだが、無事に相手が見つかると以降はその男の精だけで生きていくことになる。
これはそんな生体を持った純愛サキュバス族の活動報告である。
「パンツが見たい」
なぜそう思ったのかはわからない。
ただそう思ったとしか言いようがない。
須藤晋也17歳はその股を見て、いてもたってもいられなくなった。
その大きく開かれた股は細いながらも程よい筋肉をまとい、二股に伸びた足は黒いハイソックスを履いている。
お尻に行くにつれ太くなっている健康的な太ももは、肉々しくて弾けんばかりの生命力だ。
その魅惑の太ももの持ち主は坂町綾子、同じ高校の2年生。
晋也と綾子の関係を表す言葉は天敵、腐れ縁、喧嘩相手、そんなところだろうか。
晋也にとって綾子は、高校入学の時に出会って以来、何かにつけて喧嘩を吹っ掛けてくる厄介な相手という認識だ。
今日も綾子は、いつものように登校中に出会った晋也を顔を見るなり腕組みをした仁王立ちで喧嘩を吹っ掛けてきた。
「何辛気臭い顔してんのよ!朝から私と会えるなんて泣いて喜ぶくらいしたらどうなの?」
「またかよ……」
晋也と綾子はなぜか登校中によく出会う。
晋也は朝から絡まれるのも面倒臭いと思い、通学路が同じなのは仕方ないと諦めて、いつも時間をずらして登校していた。
だがなぜかいくら時間を変えても毎日綾子と鉢合わせしてしまうので、今は諦めて学校が始まる10分前に到着するようにしている。
晋也に偉そうな態度でふんぞり返る綾子は、その態度に相応しい程度には美少女だ。
キッと晋也を睨みつける目は切れ長で、フフンと生意気に笑う唇はぽってりとした艶を帯びている。
綺麗な黒髪を真ん中できっちり分けて、ぴかりと光るおでこ。髪は腰まで伸びていて風に吹かれるとフワリと浮き上がり周りにフェロモンをまき散らす。
胸とお尻にはよく肉がついていて、そのくせ腰が細いためネクタイが胸から下が宙づり状態だ。
彼女の容姿を一言でいうと性格がキツそうだけど妙にエロい美人だろうか。
いつもならそんな綾子に対して、晋也はハイハイと言って受け流して高校へ向かうのだが、今日は高校の制服であるブレザーを着た綾子のスカートの中が妙に気になってしまった。
あの奥にあるパンツは何色なのだろうか?
できればパンチラというレベルではなく、股の下からのぞき込んでパンツから延びる足を顔の左右においてその遠近感を感じたい。
晋也も出会った当初は綾子の美少女っぷりにドギマギしていた。だが喧嘩をするうちに綾子を女としてみる気持ちはすっかり失せていたのだが、今は無性にパンツが見たい。
そして目の前にはどうぞ覗いてくださいといわんばかりに仁王立ちをする顔だけはいい美少女がいる。
「ちょっと聞いてんの? ボーっとしちゃってあんた朝ごはんは食べたの? 一応作りすぎた弁当があるけど土下座したら恵んでやらんこともないわよ?」
綾子は話すのに夢中で晋也の方を見ていないし、周りには人通りもない。つまり、
(これはチャンスだ! 一瞬で股の間をくぐり抜ければバレない可能性が高い!)
晋也はパンツを覗くことをついに決意した。
残された時間は恐らく数秒、迷っている時間などない。
晋也は姿勢を低くし、右足に力を込め一気に踏み込んだ。
助走距離は僅か1歩、だが男がエロいことする時のパワーならばそれで十分な加速を産むことができる。
晋也はその一歩で生み出したエネルギーを使い、空中に頭から身を投げ出した。
晋也の体が空中で水平になり、徐々に重力に従って落ちていく。要はヘッドスライディングの態勢だ。
この勢いならば十分に綾子の股の間をくぐり抜けることができるが、目的はあくまでパンツを拝むことだ。このままの態勢ではアスファルトとキスするだけになってしまう。
なので晋也は未だ空中にいる体にひねりを加えた。
パンツを見たい時の男の反射神経は60分の数秒しかないゲームのパンチラシーンでさえ捉えることができるという。その超集中状態の晋也の世界はスローモーションとなり、回転しながらも全てを鮮明に視界にとらえる。
回る視界に流れるのはアスファルト、ローファー、ハイソックス、太もも、そして……
(水色!)
レースに彩られた綾子のパンツはきつめの見た目と違って可愛らしい水色だった。
紺色のスカートという花びらに包まれたパンツの淡い色は、暗い中でもよく映えていて見えたのは一瞬であるがしっかりと晋也の脳に記憶された。
(すまん……お前も立派に女の子だったんだな……)
急なパンツみたい欲のせいで色々支離滅裂になっている晋也だが、あおむけで地面をこすりながら進むその顔は満面の笑顔を浮かべ、まさに感無量という様子だ。
二本の生命の樹と水色の布でできた鳥居を頭から通過する。
見えたのは一瞬、ほんの一瞬だ。それでもパンツが生み出す肉の食い込みや、パンツの中心に浮かぶ黒いシミまで余すことなく観察することができた。
(ん?黒いシミ?)
晋也は綾子の股の下をお腹まで通過したときに、今見た光景に違和感を覚える。
綾子は非常にきれい好きなようで、なにかにつけて晋也の服を奪って家で洗濯しようとする。
その綾子が汚れたパンツなど履くだろうか?ましてや今はまだ学校が始まってもいない一日の始まりだ。こんなすぐに汚れるものなのだろうか?
そんなことを加速された思考でつらつらと晋也が考えているとドスン!と腰に衝撃が走った。
「うぉっふ!」
晋也は突然の思わぬ衝撃と股間に感じる強い快感につい変な声がでてしまう。
腰に乗る物体のせいですっかりスライディングの勢いは止まってしまい、何事だと晋也は状況を把握するため視線を下に向けた。
「一体何があっ……あああ?!」
するとそこにはブレザーに綺麗な黒髪を垂らした少女、綾子がどっかりと晋也の腰に座り込んでいる。
晋也がその姿を認識した途端、ペニスを包む生暖かい感触が蠢き出した。
ぎゅぽ♡ ぎゅぽ♡ と晋也のペニスが根本から亀頭へ順に脈動するように締め付けてきて、奥へ奥へと引っ張られる。
ドク……ドク……ドク……
晋也の腰が浮き上がり、全身がカッと熱くなって頭が真っ白になった。
柔らかいのにキツく複雑な締め付けの前に、晋也のペニスはたった数秒で射精に至ってしまったようだ。
晋也の顔は先ほどまでのホクホク顔から打って変わって、目をギュッと固く閉じてペニスに渦巻く快楽の渦を必死に耐えている。
(ああ……これ……凄……吸われる……)
ここは人通りが少ないとはいえ道路の真ん中だ。
にもかかわらず、晋也は自分の右手では決して味わえない初めての快感に、道路に大の字になって射精の余韻に浸ってしまう。
そんなアスファルトに溶け込んでしまいそうな晋也に、綾子が振り向いていつものように眉間にしわを寄せて口を開いた。
「ちょっと~エッチしてくれる気になったんならちゃんと言ってよね! 危うくおちんぽ入れ損なう所だったじゃない!」
「はぁ……はぁ……はあ?」
「はあ?じゃないわよ、せっかくの処女童貞交換セックスなんだからしっかり記憶に焼き付けなさい!」
「セッ……え?……これ……入ってんの?」
晋也は綾子の言葉の意味を快楽の余韻で危うく聞き流す所だったが、余韻が少し引いたことで遅れてその言葉の意味を飲み込んだ。
今の二人の態勢は、晋也が道路に仰向けで転がり、その腰の上に綾子が跨って座っているというものだ。スカートに隠れて中は見えないが、綾子の言葉、ペニスに感じる生々しい快感、その二つの情報で晋也が今綾子とセックスしてしまっている事を理解した。
「もう……そうに決まってるじゃない……ほら、これ見てよ」
「マジ……か……」
綾子は出来の悪い子に言い聞かせるような態度で、自分のスカートを手で持ち上げた。
晋也の目に真っ先に映ったのは、先ほど拝んだばかりの淡い水色レースのパンツだ。
だが、そのパンツはクシャっと横にずらされ、おまんこが丸見えで晋也のチャックから飛び出たペニスがずっぽり入ってしまっている。
あまりにも現実離れした光景だった。
今日パンツを見たくなるまでは女として見ていなかった相手と、道路の真ん中で数秒のうちにセックスから中出しまで済ませてしまったのだ。そう意識した晋也は、ポカーンと間抜けな顔になり、射精したことによって半勃ちになっていたペニスがガチガチになる。
「あん♡ 仕方ないわね時間ないから我慢せずに早く出すのよ」
「えっちょっまっあっあっあっあああ!」
精液をたらふく食べたおまんこはペニスを貪る動きを止めていたのだが、再びペニスが大きくなったことでぎゅぽ♡ ぎゅぽ♡ というペニスを奥に導こうとする搾精行動が再開した。
この二人に起こったことはごく単純だ。
綾子の股の下をくぐり抜けた晋也に、綾子は気付いた。
それを綾子は、晋也がこのまま腰を下ろしておまんこにペニスを挿入して欲しいと言っていると捉えて実行したのだ。
腰を下ろしながら右手でパンツをずらし、左手を下におろして晋也のチャックを開いて手を突っ込み、ペニスを取り出した。まだ晋也のペニスは勃起していないフニャチンだったため、狭い処女まんこをくぱぁ♡と色んな筋肉を駆使して手を使わずに開き、パクッと飲み込んでしまった。
この間、僅か0.2秒の出来事だった。
綾子の体がリズミカルに上下に揺れる。
ぺたんと膝を地面につけた状態から、足の裏を地面につけてM字開脚の態勢でお尻を上下にストロークし始めたのだ。
たん♡たん♡たん♡たん♡と大きなお尻と晋也の腰がぶつかる乾いた音が青空の下に響き渡る。
乾いた音に重なって結合部からはぶちゅ♡という粘着質な液体の音が晋也の耳に聞こえる。
腰を打つ柔らかい肉袋の感触、ペニスを通じて感じる綾子の体温、長い髪の間から除く首筋の赤らみ、太ももから滴り落ちる汗と結合部の粘液の匂い、全ての情報が今綾子とセックスしているんだ、夢じゃないんだと晋也に理解させた。
「綾子……ちょっと待て……もう出そうだから抜かないと……」
「ん♡ ん♡ いいからそのまま出しなさい♡ 私が♡ こぼれ♡ ないよう♡ んん♡ にしてあげるから♡」
「ああ……クソ……こんなの……むりだ……」
晋也の意図は綾子には伝わらず、ペニスを扱くおまんこを止める様子はない。
一回目の時、挿入して即射精に導いた綾子のまんこは、晋也のペニスを二回目の射精に導くのはすぐだった。
晋也は綾子を無理やりどかそうと試みるが、あまりにも気持ちよくて力が入らず、ただ快楽を受けいれるしかない。
いよいよ晋也が抵抗を諦め、射精の快楽に身をゆだねようとしたその時、見知らぬ女性の声が聞こえてきた。
「あら? 若いっていいわね~いつもここでしてるの?」
(ヤバい!)
晋也はその声に頭がすっと冷える。
道路のど真ん中で制服姿の男女がセックスしているところを目撃されたのだ。
この状況は不純異性交遊? わいせつ物陳列罪? どちらにせよこの状況はまずいと晋也は焦るが、腰の上から聞こえた声はいつもと変わらない呑気な声だった。
「いえ、これが処女童貞交換セックスなんです」
「まあ! そうなの! じゃあおばさんからアドバイスよ、まだ男が落ちていない時は、しっかりと相手と目を合わせるの。そうすれば男はこの人がセックスさせてくれる人なんだって覚えるから」
「なるほど……ありがとうございます! やってみます!」
「じゃあおばさんは行くわね。 しっかりその子を落としなさいよ!」
「はい!」
(あれは……サキュバスってやつか?)
寝ころんでいるので晋也にはよく見えなかったが、歩き去る話しかけてきた女性の後姿は、頭にねじれた角が生えていた。
テレビや教科書で見たことはあるが、実際に晋也がサキュバスを見たのは初めてだった。
ぶちゅちゅ♡
「ん♡っしょっと♡」
「あう……」
そんなことを考えていると、ペニスに新しい刺激が加わった。綾子がペニスを入れたままぐるりと体を回転させて背面騎乗位から、通常の騎乗位になったのだ。
綾子は少し体を前にかがめると、晋也の投げ出された左右の手を掴んでそれぞれ指を絡め合わせた。
「ほら、しっかり私を見て♡」
(こいつ……誰だ……こんなに可愛いかったっけ……)
そう言う綾子の顔は晋也の見たことのない表情をしていた。
いつもは眉尻をキッと上げた厳めしい表情だが、すっかりトロンと眉が下がって頬が緩み、顔全体がふにゃふにゃとなっている。綾子が纏う雰囲気は、いつもの性格のキツそうなエロい美人から、今は晋也の事が好き好きなエロい美人に変わってしまった。
頬を赤く染めながら目から出している好き好き光線が、晋也の胸を不意打ちで撃ち抜き、綾子から目を離せなくなる。
「綾子!出る!」
「うん♡」
お尻がペニスを虐める音がたん♡ たん♡ から、ぱん♡ ぱん♡ というより激しい音になった。
晋也の射精宣言を聞いた綾子のお尻が喜んで跳ね回り始めたのだ。
晋也にはもはや精液を外に出そうという理性など残されていない。残った理性で理解できたのは、手を握られながらの騎乗位は余りにも気持ちよくて、自分が綾子の男なのだということだけだ。
びゅく!びゅるるるるるる!
射精が始まると綾子のまんこがぎゅぽ♡という精液を絞り出す動きがより活発になる。
「好き!あむ!」
「んん!」
晋也に覆いかぶさった綾子が、晋也に唇をぶつけるようにキスをする。
晋也と綾子の接触部すべてが性感帯となり、絶頂で訳が分からなくなった二人はより強い快感を求めて体を押し付けあって、服越しでもいいから少しでも接触面積を増やそうとする。
手が、ペニスが、唇が、体が快楽に溶ける。
溶けて混ざり合って暖かくて気持ちよくて一つになる。
「「愛してる!」」
ドクン!っと最後の一滴を綾子の中に出し終えた晋也がパタリと地面に倒れる。
どうやら強すぎる快感に気を失ってしまったようだ。
綾子はそんな晋也の無防備な頬にちゅっ♡と軽いキスをすると、脇に置かれたカバンからスマフォを取り出した。
「もしもし? お母さん? ホテル行きたいから車出して。うん、晋也と初エッチしたの。だから今週は学校休んでちんぽ抜かないつもり」
10分後、綾子の母親が車で二人の元へ迎えに来た。
「お待たせ~学校にはもう連絡しておいたから」
「ありがとうお母さん」
車からあらわれた綾子の母には、サキュバスの証であるねじれた角と、スカートを持ち上げる先端がつぼみのような形をした尻尾が生えていた。
勿論コスプレなどではないし、綾子と血がつながっていないわけでもない。
綾子は角も尻尾もないが、正真正銘サキュバスの血を、それも純愛サキュバスの血を引いていた。
純愛サキュバス族は男が見つかるまでは人の食事で生きながらえる種族だ。
そのため、彼女達は通常のサキュバスより、人に近い遺伝子を持っており、ごくたまに綾子のように見た目は人と変わらない個体が生まれることがある。
だが、その中身は通常の純愛サキュバス族そのもので、好きな男とセックスするためならば、一時的に超人的な力を発揮することができる。
その速さと精密さは、スライディングする晋也を一瞬で捉え、ペニスを露出させて挿入に導くほどだ。
「じゃあ来週の月曜日に迎えに来るから」
「ありがとうお母さん」
ラブホテルの前に到着した綾子は、母に礼を言って逆駅弁の態勢でペニスを抜けないように気を付けながら中に入っていく。
「早くお母さんみたいな角と尻尾生えたらいいな~♪」
人の遺伝子が強く出た彼女だが、あくまで純愛サキュバス族だ。生涯の伴侶を手に入れた彼女はこれから晋也の精液のみを食事として生きていくため、その体を完全な純愛サキュバス族へと成長していく。
数か月後には彼女に尻尾と角が生えている事だろう。
「これからは晋也のお世話で急がしくなりそうね♡」
ちなみに晋也は綾子に喧嘩を吹っ掛けられていると捉えていたが、綾子はただ晋也の世話を焼こうとしていただけだ。
ただ元々キツイ話し方で美人だが顔もキツイため、不機嫌で怒っているように晋也が感じてしまった。
そのため晋也は綾子に邪険に扱うようになってしまったが、綾子はそれを自分に心を許した証だと都合よく解釈したため、すっかり恋人気分で晋也に付きまとっていた。
幸い、彼女はサキュバスなので嫌われようが、まんこを使えば一発なので問題にならなかったという事だ。
晋也が急にパンツを見たくなったのも綾子のサキュバスとしての成長により、会えてうれしくなったため出てしまった愛液に催淫されたのが理由だ。
純愛サキュバス族に狙われた男は逃げることはできない。