※この作品はR-18です。

ねとられーるがん   作:ゴブリンの薄毛頭

7 / 13
07 佐天さん「呼吸術かぁ」

 

 

というわけで涙子の修行が始まりました。で、

 

 

 

 

 

 

 

「先生、そのハンディカメラは何ですか?」

 

 

 

 

 

 

 

「これですか?うふふ、これは生物の血管、筋肉、内臓、骨格などの動きをリアルタイムで記録できる高性能カメラです」

 

 

 

 

 

「すごーくお高い代物なのですが今回の実験に当たって特別に借りることが出来たのですよー」

 

 

 

 

 

「このカメラの記録と実験の様子を観察したレポートを合わせて提出する予定なのですー」

 

 

 

 

 

「ほえー」

 

 

 

 

 

そんなすごいカメラあるんか。

 

 

 

 

 

「ぷふっ」

 

 

 

ん?涙子が何か笑うのを堪えてる。

 

 

 

 

 

「ぷふっ・・あの、ほえーって・・・なん・・ですか?  ぷふふッ」

 

 

 

 

 

 

 

「うっ・・口癖みたいなもんだから気にしなくていいよ」

 

 

 

 

 

あ、そうだ。月詠先生に言われたんだし、アレも言っとこう

 

 

 

 

 

「そうそう、オレ透視能力があってさ、さっきのカメラみたいなのも自力で出来るんよ」

 

 

 

 

 

「へー・・・って、み、見えてるんですか?」

 

 

 

 

 

涙子は恥ずかしそうに体を隠した。

 

 

 

 

 

「あーハダカは見えないよ、さっきのカメラと同じ。筋肉とか血管とかだけ、これを透視しながら教えるから」

 

 

 

 

 

「そ、そうなんですか・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、そろそろじゃあ、始めよっか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日は少ししか出来なかったけどいくつかの基本を教えた

 

 

 

 

 

体は脱力したほうがいいことと、体一杯に息を吸い込むための呼吸法。血の巡りと心拍数、体温を上昇させることなど。

 

 

 

 

 

 

 

涙子の体の変化を透視しながらちょっとずつアドバイスしていく。特に、腹筋の力の入れ方は詳しく教えた。

 

 

 

 

 

また脱力するときに力を抜く場所、特に肩の力を抜くことなど。

 

 

 

 

 

あと能力開発にも有効であろう瞑想の仕方など。先生によると瞑想は通常のカリキュラムにも含まれてるようだ。

 

 

 

 

 

 

 

まとめると、

 

 

 

 

 

「とにかく肺を鍛えること、コレが一番」

 

 

 

 

 

「肺を、鍛える・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

涙子は物覚えがいいみたいだし、これは行けるかも?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃ今日はそろそろ終わりにしよっか」

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ・・はい!」

 

 

 

 

 

「お疲れ様なのですー」

 

 

 

 

 

「あ、ありがとうございます」「ありがとうございます」

 

 

 

先生がスポーツドリンクをくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば煌平ちゃんはこういうペットボトルも息で破裂させることは出来ますかー?」

 

 

 

 

 

 

 

「もちろん出来ますよ。涙子もいつか出来るようになるからね」

 

 

 

 

 

 

 

と、飲み終わったペットボトルを、

 

 

 

 

 

 

 

ボンッ!

 

 

 

 

 

 

 

「こんな感じで」

 

 

 

 

 

「おお・・これを私が・・・」

 

 

 

 

 

涙子の目がキラキラしてる・・・

 

 

 

 

 

 

 

そうだ。

 

 

 

 

 

「折角だから剣のほうも見てってよ、興味あったら練習するって感じでいいからさ」

 

 

 

 

 

 

 

「ええ・・・推しますね・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで剣を披露することになった。ちょっと恥ずかしいけど、興味を持ってもらえるように頑張ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ヒノカミ神楽』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『円舞』

 

 

 

 

 

『碧羅の天』

 

 

 

 

 

『烈日紅鏡』

 

 

 

 

 

『灼骨炎陽』

 

 

 

 

 

『陽華突』

 

 

 

 

 

『日暈の龍 頭舞い』

 

 

 

 

 

『斜陽転身』

 

 

 

 

 

『飛輪陽炎』

 

 

 

 

 

『輝輝恩光』

 

 

 

 

 

『火車』

 

 

 

 

 

『幻日虹』

 

 

 

 

 

『炎舞』

 

 

 

 

 

どやッ!

 

 

 

 

 

どうだろう?いけたかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おお・・・涙子の目がキラキラしてる。いけたなこれは。

 

 

 

 

 

「涙子には今のじゃなくて、涙子にもっとも相性のよさそうなのを教えるから、そっちも見てってよ」

 

 

 

 

 

涙子は、結構足が速いみたいだ。柔軟性もあるしアレを教えよう。

 

 

 

 

 

 

 

『風の呼吸』

 

 

 

 

 

 

 

『壱ノ型 塵旋風・削ぎ』

 

 

 

 

 

『弐ノ型 爪々・科戸風』

 

 

 

 

 

『参ノ型 晴嵐風樹』

 

 

 

 

 

『肆ノ型 昇上砂塵嵐』

 

 

 

 

 

『伍ノ型 木枯らし颪』

 

 

 

 

 

『陸ノ型 黒風烟嵐』

 

 

 

 

 

『漆ノ型 勁風・天狗風』

 

 

 

 

 

『捌ノ型 初烈風斬り』

 

 

 

 

 

『玖ノ型 韋駄天台風』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「話しには聞いてましたけどすごい動きですねー、これ普通の人が真似できるのでしょうか・・・」

 

 

 

 

 

「もちろん出来ますよ、門下生の人も体得してたので」

 

 

 

 

 

涙子は・・・おお何か感動してる。

 

 

 

 

 

「私・・・剣道も頑張ります。師匠みたいになりたいです・・・」

 

 

 

 

 

 

 

うう、そう言われると照れるな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月曜日。そろそろ中学校も慣れたかな。

 

 

 

 

 

 

 

「またまた能力開発のお時間ですー、先ずは前回の件から」

 

 

 

 

 

「土日の間に他の先生が実験を行ったのですが、確かに世界に満ちるエネルギーは存在するという結論に至りました」

 

 

 

 

 

「AIM拡散力場の観測機器の設定を弄ったら成功したみたいですねー」

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで今日は土曜日の続きですー、二人ともいいですかー」

 

 

 

 

 

 

 

「はい!よろしくお願いします!」

 

 

 

 

 

涙子って小学生なんだけど、何で中学校にいるんだろう?

 

 

 

 

 

まぁいいか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

涙子は日曜日も頑張ってたみたいだ。能力の練習も呼吸も。特に呼吸は、ひょっとして才能あるんだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

これなら次のステップに進んでもよさそう。

 

 

 

 

 

「今日は能力者専用の呼吸術の練習をしようと思う。もうちょっと時間掛かるかもと思ったけど、涙子なら習得できるかも」

 

 

 

 

 

 

 

「はい!」

 

 

 

 

 

おお・・涙子が燃えてる、オレも頑張らなきゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日は、ずばり能力者用の全集中の呼吸を教えた。能力者特有の呼吸リズムを崩さぬように、限界まで空気を取り込むのだが、

 

 

 

 

 

「涙子すごい・・・」

 

 

 

 

 

何と涙子は一日で全集中の呼吸を習得してしまった。これはすごい・・・

 

 

 

 

 

「そんな、師匠の教え方が上手いんですよ///」

 

 

 

 

 

そういってもらえると嬉しいけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後。

 

 

 

 

 

「師匠!あの、剣道も教えて下さい!」

 

 

 

 

 

 

 

「よし、まかせろ!」

 

 

 

 

 

 

 

涙子に剣技を教えた。今日は型ではなく基本から。

 

 

 

 

 

 

 

剣の持ち方、握り方、振り方に姿勢に足さばきなど、手取り足取り。手が触れる度、涙子が嬉しいような照れるような表情をしたのが印象的だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一週間経った。この修行、1年くらいは掛かるだろうなって思ってたんだけど。

 

 

 

 

 

 

 

涙子すごい、一週間で全集中・常駐まで習得してしまった。すごくない?

 

 

 

 

 

 

 

「涙子すごい、天才かよ・・」

 

 

 

 

 

 

 

「そ、そうですか?そんなこと・・ないですよ///」

 

 

 

 

 

涙子はうれしそうにはにかんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて今回はそこで終わりじゃない。本題は、

 

 

 

 

 

能力者が呼吸術を会得したらどうなるか?なんだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実験に当たって、演算式は月詠先生が考えてくれた。普通は担当の先生が考えるらしいんだが、涙子の小学校の先生はかなり頼りないみたいなので。

 

 

 

 

 

「はーい、準備完了。いつでもいいですよー」

 

 

 

 

 

 

 

グラウンドに場所を移して、天気は快晴。温度、湿度ともに標準。

 

 

 

 

 

 

 

「いきます!とりゃああーーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

 

多分、成功するはず。日に日にAIM拡散力場が大きくなっていくし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果は、

 

 

 

 

 

 

 

結果は!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大成功!

 

 

 

 

 

 

 

グラウンドにかなり大きな砂嵐が巻き起こった!

 

 

 

 

 

 

 

「きゃー!佐天ちゃんすごいですー!大成功ですー!」

 

 

 

 

 

「これ、これを私が・・・」

 

 

 

「やった・・やったよ!私!」

 

 

 

 

 

 

 

ほっ、よかった。これでダメだったらどんな声を掛ければいいか分からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やった・・うう、ぐすっ」

 

 

 

 

 

でも、こんなに喜んでくれるとオレも嬉しいかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで実験は概ね成功なのですー、あとは記録をまとめて提出するだけなのですが・・・」

 

 

 

 

 

 

 

「佐天ちゃんはこの実験を続けたいですかー?先生としては続けて欲しいのですが・・・」

 

 

 

 

 

 

 

涙子はちらりとこちらを見て、

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、続けたい、です・・///」

 

 

 

 

 

「うふふ、頑張って下さいねー。煌平ちゃんもいいですかー?」

 

 

 

 

 

 

 

そっか、てっきりこれで終わりかと思ってたけど。

 

 

 

 

 

もっと教えたいこともあるしね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の放課後、涙子に風の呼吸の剣技を教えることになった。

 

 

 

 

 

といっても風の剣技をそのまま教えるわけじゃなくて涙子専用に調整したやつだけど。

 

 

 

 

 

呼吸と剣技は連動しているので、呼吸を弄ると剣技のほうも弄らなきゃいけないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁああっ、塵旋風・削ぎィー!!」

 

 

 

 

 

ズガガガガン!!

 

 

 

 

 

「きゃー!すごいです見ました?師匠ー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・察してたけど、涙子はやっぱり剣の才能もあったみたいだ。壱ノ型とか教えただけで習得したし。

 

 

 

 

 

 

 

あと呼吸で得られた身体能力も楽しんでいるようだ。・・・調子付いているようにしか見えんが、楽しんで貰えるならそれでいいだろう、修行は楽しくないとね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後は残りの型、弐~玖まで教えた。今後の成長が楽しみ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月になった。今日は期末テスト・・・が返ってくる日。

 

 

 

 

 

オレのテストの点数は・・・

 

 

 

 

 

 

 

国語・・・62点

 

 

 

 

 

数学・・・4点

 

 

 

 

 

理科・・・14点

 

 

 

 

 

社会・・・56点

 

 

 

 

 

英語・・・32点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「煌平ちゃん・・もっと頑張りましょうよー・・・中学でも留年は絶対ありえないわけじゃないんですよー?」

 

 

 

 

 

「うう・・・返す言葉もないです・・・」

 

 

 

 

 

 

 

だって難しいんだもん・・・ただ、前世でも勉強は出来なかったけど何か前世よりバカになった気がする・・・

 

 

 

 

 

 

 

「あ、そうでした。呼吸術の研究で判明したんですけど」

 

 

 

 

 

「?」

 

 

 

 

 

「どうやら取り込んだ酸素やエネルギーが脳の活性化を促してるそうですねー、佐天ちゃんの演算力と記憶力が大幅に上がったそうですよー」

 

 

 

 

 

え、そんな効果があったのか。知らなかった・・・

 

 

 

 

 

「でも煌平ちゃんはおバカさんですからねー、何か解明されてない法則でもあるんですかねー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先生、それはアレですよ」

 

 

 

「オレは頭がよくなってなおこの成績なんですよ」

 

 

 

 

 

フフン、と胸を張って答える。

 

 

 

 

 

先生は苦笑いしてた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏休み!念願の!

 

 

 

 

 

 

 

が、とんでもない事実が判明してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

学園都市は原則、許可がないと外出できないそうだ。

 

 

 

 

 

なんか機密情報とか漏洩対策とか?そんなことを言われた。

 

 

 

 

 

 

 

外に出るにはたくさんの申請書にサインしたり保証人が必要らしい。

 

 

 

 

 

いやそれくらいならいいんだが、発信機になってるナノデバイス?というものを注射しなきゃいけないんだとか。

 

 

 

 

 

 

 

怖ッ・・・絶対ヤだ。

 

 

 

 

 

 

 

月詠先生には、

 

 

 

 

 

「うふふ、まだまだ子供ですねー。まぁ外出したくなったら先生に連絡してくださいねー」

 

 

 

 

 

て言われた。

 

 

 

 

 

 

 

あと、

 

 

 

 

 

「痛覚を刺激しない極細の針だから痛くないですよー」

 

 

 

 

 

とか。

 

 

 

 

 

 

 

そういうことじゃないんだよう・・・

 

 

 

 

 

 

 

どうしよう・・・・帰りたい・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズルするか。

 

 

 

 

 

 

 

先生には申し訳ないんだけど・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空間と空間を繋げる術。世界を人体に見立てて干渉する・・・というもの。

 

 

 

 

 

 

 

具体的には実家に置いてある祭壇と寮にこっそり作った祭壇をリンクさせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまー」

 

 

 

 

 

「あらおかえり。帰ってくるなら連絡くらいしたらいいのに」

 

 

 

 

 

「えへへー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日は両親と一緒に過ごした。久しぶりに食べた母上の手料理は美味しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月になった。

 

 

 

 

 

 

 

今日はまた涙子に稽古をつけることになった。

 

 

 

 

 

 

 

前回教えた残りの型も習得したみたい。

 

 

 

 

 

 

 

どうやらオレの見ていないとこでも一人で修行しているようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁー!韋駄天台風!!」

 

 

 

 

 

 

 

「おお・・・まさか本当に全部習得してしまうとは・・・」

 

 

 

「すごい、すごいって言葉以外でないくらいすごい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そ、そうですか?」

 

 

 

 

 

 

 

「そりゃもう」

 

 

 

「本当に・・・よく頑張ったね、涙子」

 

 

 

 

 

 

 

何となく頭を撫でてあげたら顔が真っ赤になってしまった。

 

 

 

 

 

「あう・・もうっ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は改めて、無駄な動きや癖の手直しなどを指南した。

 

 

 

 

 

 

 

「重要なのは最小の動きで最大の力を出すこと」

 

 

 

 

 

 

 

とか、

 

 

 

 

 

「その動きに必要なものだけ残して閉じる」

 

 

 

 

 

 

 

など。父上から習ったことだけど。

 

 

 

 

 

 

 

「うう・・・難しいです・・・」

 

 

 

 

 

 

 

「涙子ならきっと出来るよ、この調子で行けば」

 

 

 

 

 

 

 

「そ、そうですか?えへへ、私、もっと頑張ります!!」

 

 

 

 

 

 

 

ただ、その日はかなり暑かったので修行は早めに切り上げた。夏だしね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残りの時間で一緒にジュース飲んだり。

 

 

 

 

 

 

 

「学園都市のジュースって変なのばっかりですよねー、黒豆サイダーとか誰が考えたんだか」

 

 

 

 

 

 

 

「それなーいちごおでんとか誰が飲むんだこれ」

 

 

 

 

 

 

 

「あ、それ友達が好きなんですよー」

 

 

 

 

 

 

 

「まじで!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイス食べたり。

 

 

 

 

 

 

 

「んー冷たくて美味しいです」

 

 

 

 

 

 

 

あとちょっと雑談したり。

 

 

 

 

 

 

 

「へー師匠って普通の能力者じゃないんですねー」

 

 

 

 

 

「そうそう、原石っていうらしいんよ」

 

 

 

 

 

 

 

とか、

 

 

 

 

 

 

 

「風を操る能力なら空とか飛んでみたいなー」

 

 

 

 

 

 

 

とか、

 

 

 

 

 

 

 

「私、頑張って空飛べるようになります!」

 

 

 

 

 

 

 

などなど、あと涙子の学校の友達の話しとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか普通に楽しんでしまった。今日はそれで別れたけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・涙子と話してると楽しいな、あっという間に時間が過ぎていく気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月になった。今日は始業式。もちろん寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近気付いたんだけど、やっぱり学園都市って治安がよくない気がする。

 

 

 

 

 

 

 

街を歩いてるとゴロツキ?ヤンキー?みたいなのをよく見かける。それどころか能力を使って乱闘騒ぎしてるヤツもたまにいる。

 

 

 

 

 

 

 

今まで絡まれたことはないけど、絡まれたらどうしよう・・・喧嘩なんて絶対無理だし・・・

 

 

 

 

 

 

 

ただ、そういうのを止めに入るアンチスキルの先生とかジャッジメントの子とかは素直にすごいなって、思う。オレには絶対出来ないし・・・

 

 

 

 

 

 

 

でも今のとこ強盗とか殺人に出くわしたことはないのはよかったな。まぁ一応日本だし?そうそうそんなことは起きないよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月になった。たまに涙子と修行したり、修行しなくても一緒に遊んだり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月。冬休み。学園都市を抜け出して実家に帰ったり。年始の神楽舞のイベントもやらなくちゃいけないしね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月。涙子が小学校を転校することになったらしい。何でも今より設備のいい学校を紹介されたんだとか。

 

 

 

 

 

たまにウチの中学校に来るのは変わらないらしいけど。

 

 

 

 

 

 

 

友達と別れてしまうのは寂しいけど、何やら能力開発で目標が出来たみたいでかなり意気込んでた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近、何だか無性に涙子が可愛くみえる・・・何だろう?これは・・・ひょっとして・・・恋?

 

 

 

 

 

 

 

いやまさか・・・だって涙子は小学生だ。そういうのを世間ではロリコンというのだ。オレは断じてロリコンではない。断じて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「師匠ーー!!」

 

 

 

 

 

オレは・・・

 

 

 

 

 

 

 

「さっきそこで鯛焼き買ってきたんですけど、どうですか?一緒に食べませんか?」

 

 

 

 

 

「おー、いいの?じゃありがたく」

 

 

 

 

 

「えへへ・・・///」

 

 

 

 

 

 

 

うう・・・やっぱ可愛い・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやオレはロリコンじゃない。ロリコンじゃないから小学生に恋したりしない。しないのだ!

 

 

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