※この作品はR-18です。

催眠生活に必要なものは   作:はつのとうこ

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六話

 俺は櫻井を連れて、自宅に戻った。あのままあの場所で検証を続けるのは危険だと判断したからだ。

 櫻井家は学校から歩いて行ける距離らしく、そうなると電車に乗って俺の家に連れてくるのはあまり良い選択肢とは言えなかった。が流石に両親在住の櫻井の家にお邪魔する訳にもいかず、そもそもラブホなんて入る度胸もないし、満喫で済まそうなんて行為でもない。俺の家しかなかったと思う、誰も居ないし。

 

「お、お邪魔します……」

 

 櫻井はちょっと緊張した顔で、靴を脱いだ。踵を揃えて立ち上がる彼女は、何もおかしな事をしていないのに体つきのせいかとてもエロく見えた。

 いかんいかん、さっきから櫻井の事を性的な目で見過ぎた。こいつの事を見ると条件反射でチンポが勃つようになってしまった。

 何せ昨日は櫻井のためにオナ禁したからな、と心の中で言い訳しながら部屋にあがらせる。

 

「結構、綺麗なんだね……」

 

 櫻井は物珍しそうに俺の部屋を見回しながら、所在無さげな立ち尽くしていた。この様子だと男の部屋に入ったのは初めてなのだろう。

 というかこいつ、警戒心が無さすぎる。普通「俺の家行かない?」なんて男に言われたら拒否するのが普通だろう。なのに櫻井は難色を示す訳でもなく、むしろ連れてってと言わんばかりに承諾された。将来泣く事になっても知らんぞ。

 

「とりあえずベッドに座っといてくれ」

 

「あ、うん分かった……」

 

 そっと腰を下ろす櫻井。俺は茶でも出してやろうかと思ったが、どうせ勉強なんてしてる場合ではないのでやめた。

 俺は机の前の椅子を引いて、櫻井目の前に座った。そして俺は彼女の巨乳を凝視しながら名前を呼んだ。

 

 

 

「櫻井」

 

 

 

 

 ストンと、櫻井の表情が抜け落ちた。いい加減いちいちこれやるのもかったるいなとか考えつつ、俺は命令をする。

 

「櫻井、お前は俺の質問には絶対に隠し事を出来ない……と、後、どんな事を質問されても疑問を持たないし嫌いにはならない、とか?」

 

 命令は電車の中で考えていた事だが、付け足したのは俺の臆病が出た。

 まぁ俺の事を好きになってもらう必要はないけど、嫌われたくはないじゃん。折角俺と話してくれる女子だし。

 ただ、この命令は今までとは一線を画している。完全に彼女に人格を無視したものだ。後戻りは出来ない……いや、おっぱいの時点でそうか。まぁいいや。

 それでも確認する必要があった。彼女のためにも、俺のためにも。

 あと、ついでに複数の命令が一度に適応されるのか、念のため知りたかった。

 櫻井はパチパチと瞬きして、首を傾げていた。知らずに洗脳されてると知ったらどう思うかな。言わないけど。

 

「なぁ、勉強前にちょっと聞いていいか?」

 

「うん、何?」

 

 まずは確認。いま彼女中で命令がどうなっているのか。

 

「昨日の記憶はあるか?」

 

「ええっと……学校での記憶は無いよ。何も覚えてないかな」

 

 あっけらかんと言っているが、俺が命令に疑問を持たないって付け加えなかったらこれどうなってたんだ。少なくとも俺は昨日の記憶が無かったらパニックになるけどな。

 それくらい、停止状態に対しての命令は絶対的なのか。そして同時の命令にも従うらしい。覚えたぞ。

 

「じゃあ次、俺が命令した事を覚えている?」

 

 つまりは停止状態中の記憶があるのかという質問だ。がこれにも彼女は首を振った。覚えていないらしい。ということは、昨日の記憶が無くなっても俺の命令が消えているのかどうかは分からないのか。

 ここまではまぁ、予想通りだ。むしろこうじゃなかったら更に慌てていただろう。

 気を取り直して、俺は一番聞きたい質問をした。

 

「おっぱいは、誰に揉ませる?」

 

 馬鹿な質問だと自分でも思うが、状況が状況なので仕方ない。

 正直言うと、この問答もどうせ記憶を消そうと思っていたので、俺はこの質問にかけらも気負いというか羞恥とか不安とか、そういう類のものは無かった。

 しかし櫻井は違ったらしく、途端にかわいそうなくらい顔を真っ赤にした。

 そして消えるような声で「……大切な人」と呟いた。

 

「マジかよ……」

 

 俺は思わず開いた口元を押さえて、呻いた。今真田君と呼んでくれたら、残念な事に解消の余地はあったのに。

 これで訳が分からなくなった。昨日の記憶が消えるという命令は通って、大切な人にしかおっぱいは揉ませちゃいけないという命令も通った。

 なのに何故、櫻井は俺のおっぱい揉ませてくれの要求に、頷いたんだ。昨日みたいに「あ、おっぱい揉みたいの? おっけー!」みたいな軽さなら昨日の命令が消えていないことが分かるのだが、この分だと俺の命令は全て適用されているのだろう、恥ずかしそうだし。

 ……これはもう櫻井には悪いが、大切な人を聞いてしまった方が早いんじゃないか。まさかこんな綺麗な子が俺なんか大切に思ってるはずもないし、そうなるとコイツの中で大切な人ってのは「誰にも優しい人」とか「家族」とか、或いは「地球人」とかそれくらい大きなカテゴライズになっているのかもしれない。勿論、普通に好きな人がいるのかもしれないが。

 ともかく大切な人って命令が悪かった。まさかあの付け足しでこんな回り道をすることになるとは。

 いっそ今命令を全部忘れさせれば良いだけかもしれないが、なんとなくあの櫻井が誰を好きなのか気になってしまった。出来心である。

 やっぱ質問に全て答えさせるという命令はひどいな。これっきりにしようとか思いながら、軽い気持ちで尋ねたら。

 

「櫻井の大切な人って?」

 

「……」

 

 櫻井は目を真っ赤にして、イヤイヤと首を振っていた。

 なにこれ、どういう返答。怖いんだけど。

 俺はちょっと引きながら、櫻井の答えを待つ。

 

「……だ、くん」

 

「うん? 誰? 勉強好きな人なら誰でも大切な人?」

 

「真田君……」

 

「……」

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 その後、再び停止状態にして、今までの全ての命令と、今日俺と出会ってから今までの記憶を消した。

 これで彼女は昨日の学校での記憶と今日の昼過ぎから今……えーと、二時半か。それまでの記憶がないだけの、完全に正常な櫻井に戻った訳だ。

 先程の検証で命令を打ち消せることも確認したので、問題はないはずだ。

 が、ここに来て新たな問題が浮上した。

 櫻井、実は俺のこと好き説だ。

 

「いや、まさかな……」

 

 ありえない話だ。こんな美女が、俺にほの字ってか?

 

「本当のこと言えよ、櫻井」

 

「……」

 

 停止状態の櫻井は、目の輝きを無くしたまま、ベッドに座った状態で身動き一つしない。試しに頬に触ってみるとすべすべの女の子の素肌で、俺はこれ良いなぁとゲスな考えを浮かべながら櫻井の頬をなでなでし続けた。

 さて、冷静に考えよう。どう考えてもありえない。

 となると、恐らくだが、この停止状態にはもう一つ能力があるのだろう。命令した人の事を、強制的に好きになる能力だ。今取ってつけた設定だが。

 これってつまり、どうしようもないんじゃないか?

 俺が命令していない以上、命令の打ち消しは出来ない。コイツは一生俺が好きなままなんじゃないか。

 ……そうなるとヤンキーもか。アイツにも俺が好きか聞くか?

 

「……いや、聞かなくてもいいな。好きっていうはずだ、アイツ尻軽そうだし」

 

 そうだ。絶対そうだ。「命令した人を好きになる能力」があるはずだ、じゃなきゃ櫻井が俺の事を大切に思っているはずがない。

 

 そうでなければ、櫻井みたいな子が俺を好きになんてならない。

 

 しかし現状、そうなると打つ手なしだ。混乱気味で頭の回っていない俺だが、これは俺の頭でどうにかなる問題じゃない。

 ……マズイな、俺の運命が櫻井奴隷化に急速に流れている気がするな。そもそも、俺はなんで奴隷化、というか櫻井を自分のものにするのを怖がってるんだ。

 人格無視、とか言ってたけど、誰も見てないんだし、櫻井も幸せそうなら誰も文句言わなくないか?

 高校生になって、両親もいっぺんに無くして、挙句クラスでいじめられて。

 そういう不幸のバランスを取るために、櫻井が神様から送られて来たんじゃないか?

 

 

 

 

 

 

 

 

「……きっとそうだ」

 

 俺は立ち上がると「血走った目」で櫻井を見つめた。

 俺は考える、櫻井を手にした自分を。なんでもいう事を聞いてくれる、巨乳の美少女を。

 「命令」すれば何でもその通りの「設定」になる櫻井。学校で全裸にしても文句ひとつ言わない櫻井。家に連れ込んで一日中セックスしても、むしろ喜んでくれる櫻井。お金が欲しくなった時、いの一番にバイトで稼いだ金を渡してくれる櫻井。

 俺の奴隷になる、櫻井。

 

「櫻井、ごめんな」

 

 俺は無造作に、下品に膨らんだ乳房を鷲掴む。黒い服が俺の指に合わせて歪む。そして中の大きなおっぱいも、形を変える。

 いい乳だ。これが俺のものになるのか。

 櫻井は虚ろな瞳で、なにも言わなかった。

 むぎゅむぎゅと、怒られそうなくらい強く握りしめる。股間に強烈に作用する柔らかさを握りしめながら、俺は真っ直ぐに櫻井を見つめる。

 櫻井は何も言わない。

 

「れろぉ……」

 

 俺は櫻井の顎に舌を這わせると、そのままおでこまで一直線に舐め上げた。ぷるんとした唇を舌先でなぞり、鼻の頭に唾液をまぶして。おまけにメガネの蔓にまで舌を巻きつけながら、マーキングするようにしてねっとりと舌を押し付けた。

 パンツの中で、チンポがギンギンに腫れ上がっていた。俺は耐えきれずにもう片方の手もおっぱいに触れさせると、一切の力加減なく揉みしだいた。

 櫻井は、何も言わなかった。

 

「櫻井、俺、お前のこと幸せするから」

 

 到底堪え切れそうにない笑顔を浮かべながら、これからの彼女との生活を思い浮かべて、俺は期待と幸せで心と肉棒を膨らませた。

 

 

 

 

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