そして彼らは短い時間の中で色々な場所を巡った。
超絶美人の湯が溢れる足湯や、富豪が税金対策に建てた巨大な美術館、若者向けの流行の行楽施設、渓流散策や土産物選び。
いっそ不思議と言ってしまえるほどに、おじさまは兎乃へどんな痴漢行為も行ってはこなかった。
人目をはばかる必要がある為、人目につかない場所で二人きりになる事は多かったが、それでも彼はきちんとした大人の態度のまま兎乃をエスコートし、時には会話のユーモアも合わせて兎乃をきちんと楽しませてみせた。
これに驚いてしまったのは兎乃だった。
正直に言えばおじさまはすぐにでも兎乃に手を出して来ると思っていたのだ。
それもなにか小難しくこねくり回した理由をつけて。
特に彼の性欲と嗜虐的な変態性をよく知る兎乃からすれば、ちょっとした薄暗がりや、鏡ばかりに囲まれた迷路など、彼が嬉々として手を出してしまいそうな場所で我慢を続けたことは意外なほどだった。
「すごいですねおじさま」
「まぁ当然だな。今の私は兎乃の事をそういう目では全く見てないからな。観光を可愛い愛人と過ごせる事が楽しくて仕方ないだけさ」
「あら、本当にそうなんですか?」
「もちろんだとも。ハッハッハ」
疑わしげな視線を向ける兎乃に対しても、彼は朗らかに笑って返して見せる。
普段ならそのままハグの一つもありそうな勢いだが、それでも彼は兎乃に触れようとする素振りさえ現さなかった。
始終そんな様子で時間は過ぎていく。
観光地を楽しむということにおいて、彼は非常に適切な態度のままだった。
だが、兎乃は少し面白くない。
我慢が出来なくなり情欲に溺れてしまうおじさまと愉しむのも面白そうだと思っていた兎乃にとって、突然清廉誠実な人柄を発揮し始めた元・痴漢男の様子は素直にズルイと思ってしまえるものだった。
なにより宿でもイカされたとはいえ、本番までは至っていない兎乃はどちらかといえば欲求不満のままお預けをされたような形になってしまっていた。
かといってここで自ら手を引き、コテージに帰って押し倒してしまうのも品が無い。
勿論、馬乗りに跨って彼の上でエッチな踊りを全裸で踊るのも好きではあるが、それでも彼が手を出さずに終えてしまえばこの勝負、ある意味負けと言ってもいい。
本来の獣性を潜め潔白な大人であるかのような彼の仮面を引き剥がし、自分に再び溺れさせてこそ愛人たる彼女の務め。
そこで彼女は一計を案じたのであった。
「おじさま。そろそろ時間ですね」
「む、そうだな。宿で用意されている飯の時間が近いな」
「それなら最後にあちらの観覧車に乗ってから戻りませんか?」
「おぉ、いいな」
それは行楽地らしい巨大な観覧車。
一周何分かかるのだろうかという大きなそれは、勝負を仕掛けるには絶好の場所だった。
他の台車から見えるわけにはいかないが、裸になどならずとも彼女には仕込んでいる策がある。
その策をもって、余裕を見せつけるおじさまの本性を引きずり出してしまおうと、彼女はそう考えたのだった。
ガコン、ガタンッ。
二人が観覧車に乗りこむと重い扉の音が鳴り、観覧車の台が動き出す。
ゆっくりとあがっていくそれは天空の密室だ。
過去にはそんな場所でのエッチを楽しんだ事もあるが、今は誘惑の時間だった。
体面に座り合い、昇ってゆく景色を二人して楽しみながら兎乃はゆっくりと頃合いを確かめていく。
「誰も、いないですね……」
それまで他人に愛人関係だと見えない様に衆目がある時は多少の距離を取り、僅かな会話だけしか交わしていなかった二人だったが、周りを見渡してポツリと兎乃が呟く。
「あぁそうだな」
「他の台もあんまり乗ってる人はいませんでしたね」
「超絶美人の湯が沸く人気の観光地といえども、平日には勝てないということだな」
「観光商売というのも大変ですね」
視線を周りの景色から戻してクスクスと兎乃が笑う。
彼女が笑い終えると静かな沈黙が落ちる。
二人きりの密室になっても彼はきちんと約束を守り、兎乃に手を伸ばしてくる様子は無かった。
その瞳も、とても穏やかなものだ。
兎乃の心の中には小さな不満が溜まっていく。
普段あれだけ滔々と人の魅力を語っているのに、いざとなれば抑えつけられる程度のものだったと見せられれば、不満もつのろうというものだった。
彼女の瞳が悪戯心で細く歪んでゆく。
「……じゃぁ、少しだけならいつもみたいにしても、大丈夫、ですね?」
「兎乃?」
横を向いて流し目気味に意味ありげな視線を兎乃が向けてくる。
急に雰囲気を変えてきた兎乃の目つきの意味までは分からずに、彼が首を傾げて視線を合わせてくる。
その目を受けて、あくまで平静を装うおじさまへの反撃を彼女は決意した。
ふと兎乃が下を向いて、もそもそとコートのボタンを外していく。
「どうした?」
「ん、ちょっと暑いかな~、なんて思ったんですけどおじさまはどうですか?」
「ふむ。確かに暖房がしっかり効いているかな」
言われてみれば観覧車の台の中はきちんと暖房が機能しており、外と比べれば十分にぬくい空気が保たれていた。
外と同じ格好のままでは降りた時に気温差で風邪を引いてしまってもおかしくはない。
言われて兎乃が妙にゆっくりとコートのボタンを外していくのを見ながら、彼も自分のコートを脱ぐ。
そしておじさまがコートを脱いで傍らに置いたところで、彼はおかしなことにふと気づく。
兎乃がまだコートを脱いでいないのだ。
ボタンは外しているようだが、なぜか両手で前を抑えており、開かないようにしている。
「おじさま。一つクイズをしてみませんか」
「ん? どんなだい?」
「私のコートの中はどんな服でしたでしょうか♪」
「ふむ?」
不思議な質問ながらも、それは中々に楽しそうな兎乃の声音だった。
箱の中の暖かさゆえなのか僅かに頬を赤らめた様子は、周囲に人目が無い事も相まって良からぬ事をつい妄想させてしまう程にナニカを感じさせるものだった。
とはいえ、彼にも年の功というものがある。
その程度では一度決めたことを崩すほど動揺する事も無く、つい数時間前にたっぷりと辱めて堪能したその服を思いだしながら正確に答える。
「うむ。クリーム色のニットだったな。ケーブル柄で。首元がもこもことしていてとても暖かそうだった」
「ふふ。その通りですね。そうこんな感じの」
クイズ、という割にはあっさりと答えが開かれる。
もちろん一度見ていたそれが別のモノになっていたりなどはしなかった。
見えたのはふかっとして柔らかそうなクリームのニットワンピースだ。
クイズという割には何の捻りも無い正解。
「うむ。とても可愛いね」
「ありがとうございます。でも、これ。それだけじゃないんですよ」
改めてシンプルだが間違いのない感想を返すおじさまに、兎乃は片目を閉じてイタズラめいた笑みを浮かべる。
兎乃はコートを肩から広げたまま、ふっくらと豊かに膨らむ自分の左のおっぱいを脇から指差す。
正面から見せつけるようにして兎乃の胸が反らされ強調される。
「ここ、ほら、見てください。縦に線が入ってますよね」
「ふむ、ほんとうだ。柄に紛れているが確かに丁度脇の所を通るように線が入ってるな。気付かなかった。これは?」
「ふふ。この服って、とっても『実用的』なんですよ♪」
蠱惑的な兎乃の声がゴウンゴウンという観覧車が動く音も越えて、男の耳朶を妖しく叩く。
ゆっくりと兎乃がその縦線に指を掛けると、ちらり、と線に沿ってニットワンピースが捲られる。
「っっ!」
「ふふ。レースの柄が、見えますか?♪」
そこに見えたのは確かにクリーム色のニットワンピースとは色の違う桃色の花がふんだんに散りばめられたレース柄だった。
ニットの裏地なわけはない。
それは間違いなく。
今日の兎乃のブラジャーであった。
「っ、最近は、こんな服があるのか……」
「こんな使い方しちゃうのは良くないかもしれないんですけどね。授乳服っていうんですよ。洋服を脱がなくても赤ちゃんに授乳できるようにって出来てるんです」
「ほほう」
「だから電車の時だって、おじさまは何も私のニットを下から全部たくしあげるみたいなことをしなくても、横から手を入れれば触れたんですよね」
「それはもったいないことをしたな」
手を出さないなら見る分には問題ない。
素直な感想を漏らす男の前で、兎乃の左手がするするとニットの隙間へと入っていく。
「そうなんです。これってとっても、エッチな服なんですよ」
にっこりと兎乃が笑いかける。
その桃色めいた笑みは、ここが個室の中とはいえ未だ公衆の場であることを忘れさせてしまいそうな程の色香を秘めていた。
「ふふ、これならわざわざ脱がなくてもエッチな私が見放題ですよ」
「まったく。君は本当に悪い兎だな」
溜息を吐いて平静を装うとしながらも、彼の瞳に抑えきれぬ衝動が灯りはじめるのを兎乃は見逃さない。
痴態を晒し始める兎乃から視線を外そうとする彼へと優しく声をかける。
「おじさま?♪ ちゃんと私を見てくださいね」
「ぬ……、だがしかし……」
「二人きりの時に私に寂しい思いをさせないのも、『愛人契約』の一つですよ?」
「そう、だったな」
おじさまの強引な手法とは違う、丁寧な手口で彼の退路を塞いでいく。
これには逆らえずおじさまも兎乃へと目を向けるしかない。
そしてそこには授乳服である事が判明した、授乳ニットワンピースの隙間から手を入れ、自分のおっぱいを片手でゆっくりと揉む兎乃の姿があった。
「うっ……。むむむ……っ」
「ふふ、どうですかおじさま?♪」
確実に彼に動揺を与えている事で兎乃のイタズラ心が満たされていく。
兎乃のたわわなおっぱいが歪む動きに合わせて、舐めるように動く彼の瞳を見つめながら妖しく兎乃が囁く。
「お触りしたいですか、でもダメですよ。おじさまは今罰ゲーム中なんですから♪」
「ぐ、そ、そうだな。今の私は紳士だからな」
あまりに美味しそうな兎肉を前にお預けを決められた男は必死に自制することで、自分が我慢できる事をなんとか見せようとする。
そんな震えだしそうな男を眺めながら兎乃はパチリと片目を閉じる。
「でも、見るだけなら破った事にはならないですもんね。そんな紳士なおじさまにはサービスをしてあげますね❤」
目の前の彼が約束に縛られて動けないのをいいことに、おじさまの耳元へと口を寄せて囁く。
小悪魔のささやきだった。
猛る獣欲に溺れそうな壮年もぞくぞくとした興奮を必死に抑えながら彼女の先を促す。
「わ、かった……。続けてくれ」
「ふふ。手を出しちゃダメですからね」
兎乃の胸元からパチリ、と音がする。
ニットワンピの中でフロントホックのブラジャーがゆるりと張りを失った。
「外からは見えてませんよね?」
「あ。あぁ。大丈夫だ」
おじさまがきょろきょろと周囲を確認するが、観覧車の台は丁度真横まで来ており人の少なさも相まってどこからも見られている様子はない。
彼は安全を確認すると続きを促す。
その熱がこもり始めた視線に兎乃は赤らめた頬で僅かに首肯すると、服の中でカップを左手で隠すとするりとブラを落とす。
反対側も同様にして脇から差し込むように両手が兎乃のおっぱいに添えられている。
「こんな公衆の場で手ブラだなんて、私悪い子ですね」
「あぁ、全くだ。悪い兎だ」
「じゃぁ、悪い兎さんは、もっと悪い事しちゃいますね」
柔らかで肉感のある乳房を両手で支えるようにしながら、指先でニット地をずらし、手ブラで隠されたおっぱいがはっきりと見えるようにしておじさまへと見せつける。
すぐそばでニットワンピースの隙間からこぼれた兎乃の隠された生おっぱいを眺めて男はごくりと生唾を飲む。
今日一度揉みしだいたおっぱいだ。
それまでだって何度も味わってきた乳房だ。
手で隠された程度で中身が分からぬはずもない。
だが、焦らすようにわざと隠された肌色は男の性欲をくすぐり、秘されたものを暴きたいという興奮をかきたててしまう。
「ちらっと、だけですよ?」
「あぁ」
狭い観覧車の中で兎乃の熱を帯びた声がする。
「じゃぁ。ちらっと❤」
パッ、と手の平が返されてほんの一瞬だけ桜色の乳首までが見えてしまう。
「!!」
すぐに手は戻されてしまうが、その光景は彼の網膜にはっきりと焼き付けられる。
兎乃も自分から言い出したこととはいえ、人目が無いとはいえ公共の遊具の中でこんなことをしている自分を意識してしまい、ドキドキと胸を高鳴らせ、暑さだけではないじんわりとした汗をかいているようだった。
「そ、それで終わりなのか?」
「ちらっとだけ、ですからね」
「そんな……」
兎乃の緊張感を表すように僅かに汗ばみ始めた手が、手ブラで隠されたおっぱいに張り付いている。
しかし、公共の密室での非日常行為に羞恥を感じているようだが、まだ余裕はあるようだった。
そして何かを訴えるような視線に気付くとおじさまもにんまりと笑みを作る。
「なるほど。では、愛人契約の元に兎乃に命令させてもらおうかな」
「あら。こんな所で私になにかさせちゃうつもりなんですか?」
「あぁ、もちろんだとも。その為の契約だからね」
「おじさまも、悪い人ですね。でも私に手出しはできませんからね? それに今日の私は危険日ですし」
「あぁ、分かっている」
これは完全に予定調和の納得づくの会話だ。
兎乃が誘い、それを彼が契約の名の元に、強引に味わうという大人の遊び。
それでも手を出さないと言い張れる彼の理性に兎乃は少し驚きつつも、彼との遊びを続けていく。
「ふふ。では悪いおじさまは契約で手元に飼っている兎に何を命令されますか?❤」
「うむ。そのたわわな乳房を隠す邪魔な手をどけ、後ろで手を組みたまえ」
「こんな観覧車の中、他の台から見えてしまうかもしれない場所で?」
「そうだ。いつ誰が覗くとも知れない箱の中で、私に見せる為だけにおっぱいを晒しなさい」
強い言葉。
その傲慢とも取れる命令の響きに兎乃は唇をぺろりと舐めて、従ってしまう。
彼女のどこかにある本能が望んでいるのだ。
求められる事に応じる快感を。
おじさまの言葉と視線の重力に押されるようにして、ずりずりと兎乃の手が下へとずり落ちていく。
「あぁ、もう見えちゃいます……っ」
「さぁ、早くその手をどけなさい」
「……はぁい❤」
ぽろり、と言葉に抗えず、兎乃の手からおっぱいが零れ落ちてしまう。
愛人契約で兎乃を縛り、不倫温泉旅行を楽しむような下衆な壮年に命令されて、彼女は観覧車の中という公の場で女子大生の大切な生肌おっぱいを晒け出させてしまう。
ぞくぞくとした背徳感が彼女の中を駆け抜ける。
ニットワンピースを胸の谷間に押し挟むようにして授乳窓の隙間からこぼれた二つの双丘は、観覧車の振動を受けてぷるぷると揺れ続ける。
「んっ、ふぁ……❤」
「羞恥で感じているのかね、悪い子だ」
「少し、だけです。でも、誰かに見られたらと思うと、怖い、です」
「だが、私はまだ再び隠すことを許さないよ」
「……はい❤」
自分から誘ったとはいえ、今は主導権を握られているおじさまの言葉に従順な兎となった兎乃は腕を後ろで組み、胸を張るようにしておっぱいをより強調する。
「これで、いいですか?❤」
「あぁ。私のエッチな兎乃。君はいつも想像以上だ」
緊張と羞恥と興奮でじわりと汗が浮かぶ兎乃のおっぱいに彼の目は釘づけだった。
コートも肩までかけたまま、ニットワンピースも、マフラーも付けたままの完全に外の格好。
なのにおっぱいだけは全く隠すことも出来ずに丸ままが見えてしまっている。
場所だけは二人だけの密室という、公共の観覧車の中で。
正面に座る彼の股間を見れば分かる。
既に彼もギンギンに興奮してしまっている。
そしてまだ観覧車の時間は半分近く残っているのだ。
手を出さないと決めてもきちんと熱をもって自分を見つめてくれる視線に感じいりながら、彼女はおじさまの理性を突き崩そうと、恥ずかしめられながらも自ら動いていく。
「さぁ、おじさま。どうされますか♪」
「む……?」
「私のおっぱいはすぐそこですよ。見ているだけでいいんですか?❤」
自ら後ろ手に腕を組み、反らしたおっぱいは乳の淫猥さをこれでもかと強調しながら壮年の男の前で揺れ続ける。
ここまで来て彼が手を出さない事などあり得ない。
兎乃は餌だ。
極上のエサ。
彼女をしゃぶる者をその卑猥な肉体で至福へと導く桃色の兎肉。
普段は潜めている色香が無防備にあらわにされて男の前に放り出されている。
この誘惑を振り切るなど、出来るわけが無い。
そう確信を持っていた兎乃におじさまの声が降ってくる。
「ぐ、いや、もちろん私は見ているだけだとも」
「あら」
「紳士だからな」
「紳士はこんな風に晒されている私のおっぱいをしっかり見たりはしないと思いますけどね」
よく分からない主張をしているが、彼は未だ約束を忘れる気はないらしい。
強固な精神力で自制を続けたまま、その後続けられる兎乃の誘惑にも手を出さずに耐えきってしまう。
ほどなくして時間となり、二人は観覧車から外へと吐き出される。
もちろんこの時には兎乃はきちんとブラジャーを付け直し、乱れた着衣も元通りになっていた。
結局約束通りに我慢しきったおじさまの態度に内心不満を溜めつつも、兎乃は笑顔で彼を褒める。
「すごいですねおじさま。ちゃんとやれば出来るんですね」
「伊達に年を食っているわけではないからね」
「私みたいなJDと愛人契約を結んじゃうような変態おじさまでもですか?」
「あぁ、娘ほどの君を囲うことに躊躇を覚えない変態な私であってもだ」
よく分からない自負だったが、妙な説得力に押されてしまう。
その後、タクシーで宿へと戻り、軽い風呂の後に食事をとる兎乃とおじさま。
欲望に負けなかった彼に反発するように、この間も兎乃からおじさまへのアピールは続けられた。
タクシーの隣では身体をすり寄らせ、一緒に入った風呂や、湯上りの浴衣などでも妖艶な彼女の魅力を出し惜しみなく見せつけていく。
だが、驚くべきことに彼はその全てに耐えきって見せた。
満員電車で軽々に手を出してきたのと同じ人物だとは思えぬほどに彼は徹底して兎乃に自ら手を出すことはしなかった。
態度が冷たかったわけではない。
話題も提供するし、彼女の痴態にしっかりと興奮もしてみせる。
ただ、手を出したりはしない。
欲望に負けないその姿は一周回ってよく分からない格好良ささえあったが、兎乃がふてくされるには十分なものであった。
その後も、随分と多めに酌をしてもらったお酒で深酒をしてしまうが、愛人契約の相手に直接的な不満をみせたりはしない。
それでも進み過ぎたお酒で視界がくらくらしていると、彼は食事を終え、一人で風呂へと行ってしまう。
その連れて行ってもらえないという今までとは違う行動に少なからぬショックを受け、兎乃は続きの間に敷かれた布団へともそもそと移動していく。
「…………おじさまのバカ……」
もちろん約束を取り決めたのは自分だ。
だが、ここまで律儀に守らなくてもいいではないか。
観覧車ではおっぱいまで見せたのだし、その後のアプローチも大胆に過ぎるものだったと言っていい。
それはつまり、約束を守れなかったという口実をもって楽しもうという兎乃の魂胆だったのだが、どうやら彼には見透かされてしまったらしい。
ずるい大人に翻弄された気分になり、兎乃はふて寝をすることに決める。
ここまでくれば本当に手だしなどないのだろう。
だったら勝手に寝てしまっても問題は無いはずだ。
深酒のせいで普段はあまりしない思考に囚われて、彼女の意識は闇へとゆっくりと落ちていく。
待っていなければいけないという思いが片隅にありつつも、今回に限って長風呂なのか、中々帰ってくる様子はない。
うとうととしている内に、いつの間にか兎乃はしっかりと眠りについてしまったのだった。
~ 〇 ~
がちゃ、ばたんっ
兎乃が寝入った後のコテージに人の気配が戻ってくる。
「……なんだ寝てしまったのか」
「んん……」
意識的な長湯から戻ってきた兎乃のおじさまが布団に転がって寝入る兎乃を見下ろしながら一人呟く。
彼の表情に特に目立ったものはない。
今目の前で愛人が眠りこけてしまっていることも、大した問題としてとらえてはいないようだった。
「弱めの睡眠薬とはいえ、酒と合わせると存外よく効くものだな」
どうやら計画的な犯行のようだった。
「ふふふ、私で遊ぼうなどとまだ君には早いよ兎乃君。おしおきとして私は意識の無い君の身体でたっぷり楽しませてもらうこととしようじゃないか。なんでもしていいという話しであったしな」
そっと布団を剥ぎ取ると、乱れた浴衣姿の兎乃が現れる。
今日だけなのか習慣なのかはわからないが、下着すら身に着けておらず、はだけかけた浴衣からは彼女のたわわなおっぱいがこぼれみえていた。
邪魔な浴衣をがばりと剥いては兎乃の生おっぱいを遠慮なく鷲掴む。
「……んっ」
「寝ていても声が漏れるか、相変わらず感度のいいおっぱいをしているな。寝が浅いだけだとしても、まぁ、起きても構わぬし、私がやる事に変わりはないな」
起きても構わないという言葉通り、彼は兎乃のおっぱいを激しく、揉みしだいていく。
「んっ、ふっ……。んく……」
男の指の動きに合わせて兎乃の身体がもぞりもぞりと身体をくねらせる。
兎乃のふわふわとしたおっぱいは男が強く握れば沈むほどに柔らかく、抱き心地の良い柔肌を男に実感させた。
「…………っ、っぅ」
「うむ。本当に嬲りがいのあるスケベな身体をしている。眠っていて意識が無くてもこれほどに男を誘うとはな」
いやらしい男の手が兎乃の瑞々しい肌の上を撫で回していく。
その度に兎乃からは悩ましげな声が漏れる。
「酒に睡眠薬まで入れたとはいえ、量も効果も薄いからな。色々していれば、すぐ目覚めるだろうから早いところ準備を進めてしまいたかったが、これは我慢できんな。一発ヤらせてもらおう」
「ん…………」
ちゅぱっという音を立てて兎乃のおっぱいから口を離すと、おじさまは苦渋の決断とばかりに口元を歪ませて兎乃に睡姦レイプする事を一人呟く。
聞いている者はいない。
意識の無い兎乃はそれを断ることも受け入れることも出来ずになすがままにされてしまうのだった。
「そういえば今日は危険日とか言っていたか? さすがに生は……。いや、兎といえば孕むのが仕事だったな。ならば孕む準備の出来てる兎にキチンと種付けをして孕ませるのは雄の使命だな」
言うや眠ったままの兎乃の股ぐらにも手を伸ばすと彼女の膣穴をゆっくりとまさぐっていく。
「ん……、っぁ……」
刺激を受けて兎乃が呻き声を漏らす。
眠ったままわずかに刺激されただけだというのに兎乃のそこは既にねっとりとした湿り気を帯びていた。
男はたまらず入り口に指を這わせてなぞり、ぬちょりとしたその感触を楽しむ。
「まったく。危険日ということは発情期に等しいということじゃないか。よくまぁそんな中で私と最後までやらずに我慢出来ていたものだ」
「んっ……んっ。んん……っ」
ネットリと兎乃の身体を弄っていく。
火照るようにして次第に開いていく兎乃の身体からは男の指使いに合わせてちゅぽちゅぽと水音が鳴り始め、その太い指が蜜壺へと潜り込んでいく。
「んふっ……。んんっ……」
「どうした身をくねらせて。観覧車でもこうして欲しかったのだろう?」
「んっ、……ふぁ……」
閉じた瞳のまま眉根を寄せる兎乃に囁きかけながら、彼は時間をたっぷりとかけて兎乃の身体を開いていく。
しばらくもすれば、眠りながらにして兎まんこをパクパクとヒクつかせる兎乃の身体が出来上がっていた。
「あふ……、んぁ……、はっ、ん……」
だが兎乃の意識は未だ夢の中であり、現実の自分に気付く事はない。
トロトロと万全な受け入れ態勢に仕上がった危険日兎膣は、あとはもう無意識の中で無抵抗に犯されるのを待つばかりであった。
「これぐらいでよかろう。では」
ぐちゅり、と鈍い水音が鳴る。
「んっ」
割れ目に当てられた亀頭が少しづつ膣内へと押し込まれていく。
兎乃の眠りまんこが犯されていく。
「んんん……っ」
意識がある時ならば幾度無く体験しているであろうはずのその挿入感だが、身体の中に太くて熱い棒を挿れられるという異物感には違いない。
眠りながらも苦しげに顔を歪ませて漏れるような呻き声をこぼす。
「んんぁ……。んんぅ……」
「声は随分もらしているが、挿れられても起きる様子は無しか」
「んっ、んん……」
ずぐ、ずぶり、とおじさまの太マラが兎乃の膣内へと埋まって奥へ奥へと入っていく。
「んぅぁ……」
眠りながらもそれまで閉じていた兎乃の口が僅か開いて吐息が漏れる。
そんな彼女を正面に捉えながらおじさまは遂に最後の力強いひと突きをもって一番奥まで挿入してしまう。
ずぶぅっ!
「んあっ❤️」
ずんっ、と押された子宮口の快楽が眠りを越えて兎乃に甘い嬌声を上げさせてしまう。
しかしそれでも酒と睡眠薬に意識を犯された兎乃は目覚めることが出来ない。
調子に乗ったおじさまがそのままぱんっぱんっと腰を振り、何度も何度も彼女の膣内を出入りしていくが兎乃はひたすらに眠ったままだ。
どちゅっどちゅっどちゅっ
「んっ❤️んっ❤️はっ……うっ……、んんっ❤️」
「起きれないまま犯される気分はどうだい? 身体は随分と気持ち良さそうにしているね」
「んあっ❤️ ぁっ、んぁっ❤️ ぅくっ❤️」
漏れ落ちる声は本当に眠っているのかと疑うばかりだが、未だ目は硬く閉じられたままであり、犯されながら喘ぐ以外の反応が無い事からも彼女が眠ったままであるのは確実なようだった。
そのまま睡姦レイプは激しさを増していく。
ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!
「んんっ❤️ んあっ❤️ んっ、んんぁっ❤️」
眠り兎が犯されながらどんな夢を見ているのかは分からない。
だが、それはきっと淫らな夢である事だろう。
苦しげに頬を紅潮させた兎乃の細い腰を男がしっかりと抑え掴む。
そしてその直後から遠慮の一切ない抽送音が室内に激しく響き始めた。
水が弾け、腰と腰とが勢い良くぶつかる激しさは兎乃の頭がガクンガクンと揺れるほどに過激なものだった。
「んぐっ❤️ っうっ❤️ んぐぅっ!❤️」
「ハッハッハッ! 起きない眠り姫を荒々しく無茶苦茶に犯すというのも中々の征服感だな! うぅむ、これはすぐに出してしまいそうだな」
「うぅっ、んんぐっ❤️ んぇぁ……っ❤️」
そのまま叩きつけるような音が繰り返し鳴り続ける。
暫くすると射精感を催したのか、おじさまの腰振りは膣奥を執拗に突く小刻みなものに変わっていった。
「んっ❤️ あっ❤️あふ❤️んんっ❤️」
「んむっ、くっ、出すぞっ」
ぶびゅるっ、ぶびゅるるるっっっ!!
「んんぅぅぁぁっっ❤❤」
激しい膣内での射精音が鳴り、兎乃の膣内に迸る子種汁が満たされていく。
「うむ。そういえば今日は危険日とか言っていたようだが……。まぁ、よいか」
「んぁっ……❤ はふ……❤ んっ……❤」
「うむ、まだ寝ているようだ。とはいえしばらくすれば薬の効果も切れるだろう。今のうちに本命の準備をしておくかな」
言うや、たっぷりとした濃厚膣内出しを決めた兎乃まんこから肉棒をずるりと引き抜く。
ごぷり……、と白濁液が兎乃の割れ目から零れ落ちるも、その実行犯はそれを見てニヤリと笑うだけである。
彼はそんな凌辱後も眠り続ける兎乃をおいて、ごそごそと何か自分の荷物をあさり始め、準備を進めていく。
「たまには今までと趣向を変えてみるのも、面白いと思わないかい、兎乃?」
年齢にそぐわぬイタズラめいた笑みを浮かべて彼は笑う。
「ようし頼んだぞお前たち」
そうして兎乃はおじさまのオモチャにされるのだった。
~ 〇 ~
ゆさっ、ゆさっ
「ん……っ、ん……っ」
ゆさっゆさっ
「んんっ……っ、ん……っ❤」
揺れている。
ぐっ、ぐっ、ずぬっ、ぐっ
「んむっ。んっ、あもぁ……っ。んんっ」
兎乃の世界が揺れている。
ずっ、ずっ、ずちゅっ、ずんっ
「んぁっ❤ んっ、んぅむっ、んぐっ……❤」
息が苦しい。
口が開いていて何かを詰められている。
じゅぼっじゅぼっ、ぬぼっ、じゅっ
「んぶっ、んぐっ、んんっ、んむぅぁっ」
突き上げられるようにして身体がゆすられている。
苦しい。
酷い圧迫感がお腹とお尻に交互に来ていて、揺すられるたびに勝手に声が漏れてしまう。
どちゅっどちゅっじゅぶっどちゅっ
「んふっ❤ んんっ、んぅっんんんっ」
意識が少しずつ覚醒していく。
違和感ばかりだ。
口の中にねじ込まれている極太のソーセージのようなもの。
お腹を何度も押し上げる太くて硬い棒。
お尻を押し広げびりびりと背中まで響く程に熱くて硬いカタナ。
兎乃の口と膣と尻穴には、間違いなく肉棒としか感じられないモノが挿入されているのだ。
じゅぷっじゅぷっ
どちゅっどちゅっ
ぬぢっぬぢっ
「ふぶっ!? んぐぅっ!? んんうむぅぅぅ!!?」
叫んだつもりの言葉ははっきりとしない呻き声にしかならなかったが、兎乃の意識は完全に覚醒することが出来た。
瞬間的に理解できた事といえば、間違いなく今は犯されている最中という事実ぐらいだった。
そして、三穴同時攻めの激しさに翻弄されながらも、とにかく何が起こっているのかを知る為に目を開く。
だが、何も見えない。
目を開いたはずなのに彼女の視界は黒一色のままだった。
その間も兎乃に突き刺さる三本の肉棒は彼女の体内を自由に出入りし続けている。
ぬじゅっぬじゅっぬじゅっ
「んぐうむぅ……っ! んぶっ! んっ、んぐうぅっ!?❤️」
この犯されている状態で既に相当な時間が過ぎていたらしい。
荒々しいピストンが繰り返されるたびに兎乃ははっきりと抑えきれない快楽を感じてしまっているのが分かった。
がちゃっ、がちゃがちゃっ
「んんんっぅ!?」
更に分かった事もあった。
身体も、手も、動かないのだ。
後ろ手に背中で重なり合うようにした自身の両腕は何かで拘束されているのか、自由に動かせそうな気配は全く無い。
揺り動かしたところで、ガチャガチャと金具のぶつかる音が鳴るだけだった。
その間も合意の無いセックスは続いている。
ぱじゅんっ!ぱじゅんっ!ぱじゅんっ!
「ぅぐんうぅっ❤️ んむぅっ! あもぁっ❤️ あぐっ❤️ んっんんぅっ!❤️」
犯され喘ぎながら、辛うじて兎乃は今の状況を分かる範囲で理解する。
視界が暗いままなのは目隠しをされているから。
手が動かないのは拘束されているから。
身体が動かないのは脚を抑えられているから。
身じろぎも出来ないのは腰を捕まえられているから。
息苦しいのは頭を掴まれて肉棒をしゃぶらさせられているから。
これは間違いない。
疑いの余地無く複数人によるレイプ。
輪姦である。
なぜもどうしても分からない。
おじさまと二人きりで旅館の部屋にいたはずなのに、少なくとも彼女を犯している肉棒は三本にもなっている。
一人がおじさまなのか、それとも全く知らない誰かに三人がかりで手篭めにされているのか。
兎乃にはそれを推し量る方法は一つとして存在しないのだった。
ただ兎乃に出来るのは嬲られることだけ。
横向きのまま大きな手で足を掴まれて持ち上げられ、内臓まで圧迫しそうなほどの極太におまんこも尻穴も乱暴にレイプされている彼女はひたすらにくぐもった喘ぎ声を吐き出させられ続ける。
「んぐっ❤️ んむっ❤️ ぅもあっ❤️ んんん〜〜〜っっ!❤️」
口に捻じ込まれている肉棒も喉奥へと達しそうなほどに長く、兎乃は息も絶え絶えにそれを咥え込まされてしまう。
じゅっぽっじゅっぽっと乱暴に出し入れされてくぐもった呻き声が僅かに漏れるその途中で、動きが激し過ぎたのかその口から彼女の口腔を犯している肉棒が外れてしまう。
「んむぐっ、むぁっ❤️ はぷっ、ぷあっ……っ! はあっ、はあっ、はぁっ。げほっげほっ、な、なんなの、これ……っ。もがっ!? んむーー!? んむぅぅぅーーっ!!?❤️」
えづきながも僅かに言葉を漏らすが、すぐにその小さな口は雄の象徴を捻じ込まれて塞がれてしまう。
兎乃が目を白黒させ、状況に慣れる間もなく、事態は進んでしまう。
ずぐぅっ!
「んっ!?❤️」
彼女の膣に挿入されたペニスが一際太くなったのだ。
兎乃はこれの意味することを良く知っていた。
「んんーーっ!! んむぅーっ!? んんっ、んんーー!!」
イチモツを咥えさせられながらも首を振り、身体をねじり、足や腕を動かしてなんとか抵抗しようとする。
だが、細い女子の身体は拘束され、(恐らくは)大の男三人がかりでがっちりと彼女を押さえつけているのだ。
なにか抗いようがあるはずも無い。
ねじれる腰の動きは逆に快楽を相手にもたらしならがら、兎乃は次第に膨らみ動きが激しくなっていく男根に蹂躙され続ける事しか出来ない。
危険日に膣内出しされ、孕んでしまうかもしれないと言う可能性におののきながら、ただ受け入れるしかない。
孕んでしまえば様々な問題が起こってしまう。
これまで彼女は巧妙にそれらを回避してきたが、全く心構えの出来ていない中での膣内出しの予感にはただ悲鳴をあげることしかできない。
どぢゅっ!どぢゅっ!どぢゅっ!!
「んふぅっ!❤️ んぐっ!❤️ んんっ、むぁっ! んっ、んぅぅぅぅっっ!!❤️❤️」
(やっ、ダメっ。 膣内はダメぇっっ!!)
だが、彼女の声無き叫びはどこにも届かない。
びゅぐっ!びゅぐるっ!どびゅるるっ!!
「ふぐぅっっっっ〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!❤️❤️」
情け容赦の無い激しい精子の奔流が兎乃の子宮へと叩きつけられる。
胎内に注がれたモノの熱さに思わず腰が跳ねるが、痙攣にも似たその動きさえ逞しい男の力によって押さえつけられる。
そして兎乃が蹂躙の結果を身体で実感するよりも早く、彼女を犯す残り二本の棒が口内と尻穴とで痛烈な迸りに向けて膨らんでいった。
「んぅっ、んむぅぅっっ!? んうぅんむーーっっ!!?❤️」
(おねがい、だからっ、少し待っっっ)
ここで容赦などあるはずも無い。
どぷっ!びゅるっ、どぷぅっっ!!!
「んぶぅっ!?❤️ んぐぅぅぅうっっっ!!❤️」
理性や冷静な判断力を取り戻させる暇も無く、口も喉も埋めつくすほどの白濁と、腸内まで届かんばかりの火傷しそうなほどの熱い滾りとが、兎乃へと流し込まれる。
「ゲホッ、ゴホッゴホッ。もがっ!?んぐうっ!?」
喉奥までへばり付くネットリとした精液を吐き出そうとして咳き込むも、直ぐにその顎は抑えられ、鼻は太い指によってつままれてしまう。
「んんーーーっっ!!? んんんーーっ!?」
唐突に呼吸を禁止された兎乃がもがくも、彼女の顔にがっちりと張り付いた男の手は、それを放す代わりにガクガクと上下に揺する。
飲め
と、手の動きは疑いようもなくそう告げていた。
経験からそれをすぐに察した兎乃は急いで口内に溜まりきったザーメンを飲み込む。
ごぐっ、ごぐっ、と音を立てて子種汁が細い兎乃の首を通っていき、彼女の臓腑へと染み込んでいく。
「んぐっ❤️(ごきゅっ) んっ❤️(ごきゅっ)んんっ❤️(ごくんっ)……ぷはぁっ! はぁっ!はぁっ!はぁっ!」
なんとか飲みきるとそれで許されたのか顎と鼻から手が離れていき、荒く激しい呼吸を取ることがかろうじて出来る。
「はっ、えほっ!えほっ! はっ、はっ、はふっ。んっ、ふぁっ、あふぁ……っ。えふっ。んっ」
粘つく喉の異物感に堪えながら必死に息を整える。
口尻膣から肉棒は抜かれ、股を開くようにして持ち上げられていた足から手が離れて、糸が切れたように布団の上に落ちた。
小休止なのか陵辱の手が僅かの間だけ止まる。
その隙に兎乃は唯一自由な口で、言うべきことを口にする。
「お、おじさまっ! これは、どういうつもり、はぁっはぁっ、ですかっ!?」
彼女の中で答えは決まっていた。
この高級旅館に得体の知れない賊が入り込んで彼女を手篭めにしていると考えるよりも、彼女のおじさまがその嗜虐心を爆発させて兎乃の若い肢体を貪りつくしていると考える方が明らかにありそうな話しであった。
その証拠に兎乃が今しがた飲まされた精液の味、彼女を押さえつけた手の形・大きさ。
どれもが兎乃の良く知るおじさまの物に相違無かった。
当然今しがた彼女を陵辱し尽くしたその肉棒もまた、何度も味わった覚えのあるイチモツである。
唯一分からないのは口に入っていたモノも、膣に入っていたモノも、尻穴に入っていたモノも、どれもおじさまのデカマラとしか思えなかったが、ここは異能の街イバラシティである。
あり得ないこととは言い難かった。
つまりは必要以上に怯えることなど無いというのが、兎乃が瞬時に得た回答であった。
とはいえ、眠っていた間も相当に繰り返されたのであろうレイプによって足腰には既に力が入らず、他はかろうじて身じろぎするのが精一杯な兎乃は口ぐらいしか使えるものが無い。
「おじさま。とにかく一回これを解いてくださいますか? おじさま? 聞いていますか?」
だが、呼びかける兎乃の声には何者の返答も無かった。
代わりに大きな手が、兎乃のいやらしく男を誘う乳へと伸びてネットリと揉みしだいていく。
「んっ、くぅっ❤️ はぁっ❤️ おじさまっ、ダメッ、それよりっ、ほどいてっ、んあっ❤️」
止めようと身をくねらせるても、すっかりと出来上がった身体は甘い反応を返してしまう。
同時に何本もの腕が伸びてきて、尻肉や太ももをも揉んでいき、六本の手が兎乃を軽々と持ち上げてしまう。
「ひゃあっ!?❤️ なんで、これ、どうなってっ❤️ んんぁっ!❤️」
完璧に連携の取れた腕達によって身を起こされると、後ろ手に拘束されたまま足は開かれ、何かに正面から抱きつかれる。
何か、など決まりきっている。
間違えることもないおじさまの身体だ。
目隠しをされた中でも残る平衡感覚で、恐らくは対面座位のような姿勢だろうと分かる。
そのまま多数の手によって支えられた身体がゆっくりと下へと下ろされていけば、そこには自然と当たるモノがあった。
「あのっ、おじさま。お願いですから、ちょっと休ませ……っ、んはぁぁぁぁぁっっっ!!❤❤」
ずぶぅぅぅっっっ❤❤
兎乃の言葉が終わらない内に彼女の身体は下で待ち構える剛直へと落とされてしまう。
陰茎を咥えこむための肉鞘のように扱われ、下から兎乃の秘奥が一直線に貫かれる。
「ふぁぁぁっっ❤ んんっ❤ おじ、さま、ダメです。これ以上、は……っ❤ 私、今日は危険、日っ。んひぃっ!?❤」
必死に制止を呼びかけるも兎乃を一番奥まで突き刺した挿入は終わりになるどころか、がっしりと細い腰を掴まれて乱暴な上下ピストンで応えられてしまう。
どちゅっ!どちゅっ!どちゅぅっ!!
「ひあぁっ❤ あんっ❤ はぁっ❤ おじさまっ、あっ、ダメっ、はげしっ!❤ ひぁんっ!❤」
後ろ手に拘束された腕によって反らされた胸が突き上げられるごとに跳ねて、兎乃のおっぱいを揺らす。
正面から抱えられるようにしたおじさまの身体に自分のおっぱいがたぷったぷっと何度も当たる事に羞恥を感じながらも、兎乃にはどうしようもない。
「はひっ❤ ひんっ……っ❤ あっ、やぁっおじさまっ❤ んんっ❤ どし、てっ、こん、あっ❤ レイプ、紛いの、ことをっ❤ あぁんっ❤」
目の前にいるよく知ったはずのその人を責めるも、言葉は一向に返ってこず、代わりとばかりに兎乃は荒々しく犯され続ける。
押し付けられ、道具を弄ぶかのような無理やりなセックスを強いられ続けるその行為は、多少は優しさをどこかに滲ませた普段のものとは程遠い。
確信を持っていたはずの相手が本当に彼女のおじさまなのか、次第に分からなくなっていってしまう。
声も聞こえず、姿も見えず、ただその感触だけが彼女の知るもので、兎乃の不安を静かに煽っていく。
「おじ、さまっ❤️ んあっ、やっ、どうしっ、んっあっあっ❤️ ひあっ、んふぁっ❤️」
犯されるまま上下に揺れる兎乃の疑問にも当然のように答えがないまま、兎乃の桃尻が正面から彼女を犯し続ける男の身体とは別の男の手によってむんずと掴まれる。
「ふぁっ、んっ❤️ んぇ……っ?」
疑問の声もまとまらぬうちに、ぬぢっと固く太いものが兎乃の下半身にあいたもう一つの穴に押し当てられる。
「ひぐっ!? ま、待ってくださっ、おじさまのデカマラ二本なんて挿し込まれたら、いくら私で、もっ……、んおっ!?❤️」
またしても彼女の言葉が終わらない内に、充血して膨張した亀頭が兎乃の尻穴へと滑り込んでいく。
意識を取り戻す先ほどまで両穴刺しで犯されていたのだから、今さらなんということもないはずであろうが、一度抜かれて落ち着いたところで再び押し広げられるのはまた訳が違う。
二本がかりの極太孕ませ棒によって再び兎乃は身体の中から押し拡げられるような感覚を味あわせられることになる。
ぬぢっ、ずじゅっ、ぐちぃぃぃっ
「んふぐぅぅぅっっっ!?❤️ はぎっ❤️ やっ、あっ……っ。さっきよりも、おおきっ❤️」
ぐぽんっ!
「んほぉっ!?❤️」
可愛らしく可憐なイメージのある兎乃の口から出てはならない下品なうめき声が溢れでる。
じゅぶっ、じゅっぶっ、どちゅんっ!
ぬぐっ、ずぶっ、ずぬぅぅぅっ!!
「んはぁっ❤ あふっ❤ あっ❤ おっ❤おっ❤おっ❤おっ❤」
交互に時には同時に突き刺さり、竿同士が息を合わせることなどない、乱暴で独りよがりなレイプが二人分。
がっしりと掴まれ、後ろから押し付けるような尻穴ファックのせいで腰を浮かして膣穴レイプから僅かにも逃れることすら出来ない。
「こんなのっ、あっ❤ 本気の孕ませセックスは、だめぇっ、んひぃっ❤ あっ、たすっ、たすけておじさまっ❤ んぐぅっ!?❤」
舌を突き出して、息も絶え絶えに喘ぐ兎乃への容赦はない。
唯一空いた口には男が三人がかりで代わる代わる濃密なディープキスを繰り返され、息をする事さえままならず、最後かすかに残っていた人間的な意識さえ根こそぎ奪われてしまう。
「はへっ❤ はひっ❤ ら、めぇ……っ、こんなの、おかしく、んっ❤ なっちゃいます、からぁ❤ あふあっ❤」
ぐぽぐぽと子宮口の中にまで亀頭をねじこまれ、濃厚な精子を未だたっぷりと蓄えたままの孕ませ棒が再び膨らんでくる。
「ひあっ❤ あっ、やだっ、だめっ、きちゃっ❤ おじさませーしきちゃうっ❤ やっいやっ、いやぁあぁぁぁっっっ!!❤❤❤」
どびゅるっ、びゅぐっ、びゅっ、どぷっ、どくうぅぅぅぅっっっ
「んふぅぅぅぅぅっっっ!!?❤❤❤」
激しく体をのけぞらせ絶頂させられてしまう。
「んっ、んあっ❤ はひっ、ひあっ……っ❤❤ んんんっっ!❤❤」
もちろんそれで終わるはずもない。
兎乃の意識が途絶え途絶えになってもその宴は続き、夜が白み始めてもその拘束輪姦陵辱レイプは終わる気配を見せずに兎乃の肢体を白濁で汚し続けるのであった。
~ 〇 ~
「すまなかったな」
「……………………」
おじさまの言葉に対し、兎乃のじっとりとした視線のみが返される。
室内は昨日の惨状など忘れたように既に掃除がされており、布団も片付けられて旅館の広い居間には和室向けの低く大きな机と座布団。
兎乃は机で頰づきをつきながら、横から謝ってくるおじさまをうろんげな流し目で見ていた。
「本当にすまない。好き放題にやり好ぎた」
「……………………」
「この通りだ」
旅館の畳にキレイな土下座を決めて、姿勢正しくおじさまが謝罪を決める。
謝るぐらいならやらなければいいのに、とは謝罪に対する率直な感想だった。
とはいえ、いくらあんな事をされたとはいっても年配のパトロンをいつまでも土下座させておくわけにはいかない。
しばらく黙っていても顔を上げる様子がないので、兎乃は仕方なく深いため息を吐いてからおじさまの方へ向き直る。
「はぁ〜〜……。教えてください。なんであんなことをなさったんですか?」
「うむ。兎乃をガチレイプしたかった」
「………………」
言葉も無い、とはこの事である。
反射的に絶句してしまったが、恐らくは兎乃のマンションでアレやコレやをしていた時に呟いた言葉は本音だったのだろう。
そして思いあまって実行に移してしまったというなら分からなくも、いや、分からなかった。
しばらく言葉に迷った後に辛うじて何かを言わねばと絞り出す。
「ええと、じゃあその為にわざわざあんな道具を?」
兎乃の視線が部屋の隅に鎮座している二体のおじさまそっくりの人形に目を向ける。
「うむ。知り合いのメーカーから試験的に高機能な人形をテストしたいと言われてね。ちょうどいいので欲望発散に使わせてもらう事にした。しかしこれはダメだな。使え過ぎて犯罪待った無しだ」
「そうですね。アレは犯罪だったと思います」
したり顔で頷くおじさまに兎乃は何の感情もなく静かに返す。
犯罪、という言葉に正座で床に手をついた姿勢のまま顔だけを上げていたおじさまの顔に冷や汗が垂れる。
「おじさま……? この埋め合わせは当然たっっぷりしていただけるんですよね?」
「も、ももも、もちろんだとも!! 好きなだけ兎乃の望むことを何でもしようじゃ無いか!」
「それでは……」
そう言っていくつかの無茶振りをおじさまに課す。
中にはおじさまの顔が一瞬引き攣るようなものもあったが、無茶が過ぎるほどではなかったため、その全てに彼は首を縦に振った。
「それと最後に」
「ああ。なんだね?」
「また、連れてきて下さいますか? 今回のは思い出にするには激しすぎましたので」
兎乃の最後のお願いは比較的ささやかなものであった。
おじさまはそれに一も二もなく頷く。
「もちろんだとも!! 近いうちにすぐ用意しよう! 今度こそまともな旅行にすると約束しようじゃないか!」
「話し半分ぐらいで信じますけど楽しみにしてますね」
「任せておきたまえ」
「では約束で」
「ああ、約束だ」
約束を交わす二人。
それは二人の関係からしたら他愛のない約束と言ってもいい。
だが、その約束は先があること、未来があることを信じさせてくれる糧になる。
いつか自分という存在が消えて無くなるのではないか。
そんな得体の知れない不安を抱えた者には大事なものだ。
夢が醒めれば夢を見ていた者は現実に帰る。
では、夢の中の登場人物はどこに帰るのだろうか。
交わした「約束」の時が、現実になり得るかどうかすら、
二人は知らない。
(おしまい)