亡国機業は壊滅しました。 作:張三李四
「死ぬかと思ったぁ………………」
死ぬ思いで上級生を納得させるのに小一時間ほどかかった。
実際、シールドバリアーは機能していた。ブリスベン滞在時と同じ結果なのだが、鷺ノ宮が対IS刀まで持ち出した時は本当にヤバかった。
鷺ノ宮曰く、対IS刀とは、シールドエネルギー喪失時、ISと白兵戦を行い、救助までの時間をひたすら稼ぐための武器らしい。限定的ながら超小型EOSに相当すると、斬りかかりながら説明していた。
軍用機メーカー・《
説得に時間がかかったこと、冷や汗をかいたこともあって、マキたちはシャワールームに直行していた。
「でも、オッケー出ただろう?」
鷺ノ宮がシャワーブースの手前で悪びれなく言う。色々な刃物を投擲されて生きた心地がしなかった。最後のほうは当人のみが気勢を吐いていたのだ。
「何で~~~~どうして~~~~」
同じくシャワーブースに来た本音はずっと首をかしげている。《ソリッドⅢ》の記録によれば、鷺ノ宮が人対IS戦を披露していた間も、『シールドエネルギー出力ゼロ』である。疑問が募るばかりだが、事実としてシールドバリアーは存在していた。
マキはカーテンに手をかけて、立ち止まった。目を何度も瞬かせて、隣にいた本音の腕をつかみ、反対にいた鷺ノ宮に迫る。
「そだった。アユムにちょっと見てもらいたいものがあるんだけどぉ…………」俯きがちにもぞもぞしている。
「何を?」
「ブースの中で見せる。ちょうどわたしたちしかいないし」
「いいけど。三人だとすごく狭い」
「すぐ済むから」
三人でシャワーブースに入り、カーテンを閉めた。足下が見えるのと、音を紛らわせるつもりで、一応シャワーのレバーをひねった。
「布仏さんの
「?」
「……近い、近いよ~~~~」鷺ノ宮の端正な小顔が近づいてきて耐えられない様子。
本音の呟きをよそに、鷺ノ宮が瞳を凝視する。何事かに気づいたのか、反対の瞳に視線を移した。
「ね?」
「白濁がある…………御印? お前…………『ね?』 じゃねえよっ!」鷺ノ宮が吐き捨てるように言った。
「素が出てるって。素が」
「布仏、だったな。コイツに何をされた」マキを無視する。
「え~~と、えっとぉ…………」
強く出られて、本音は目を泳がせる。どう口にしていいものか、迷っている様子だ。
鷺ノ宮の顔を窺ってからマキを見た。
「こ、こういうこと、かなぁ~~~~…………はむぅ…………」
温水に濡れるのも構わず、本音は自らの唇をマキの唇に押しつける。唇が触れあった瞬間、酩酊したような瞳になり、太股を擦り合わせだした。
マキと舌を絡め合う光景を目にした鷺ノ宮は、マキに呆れたような眼差しを送る。
「原因、理解。今すぐ、死ね」
本音を引き剥がし、抗弁しようとしたマキに喉輪を見舞った。
「ふぐぅ! ふぐぅ! ふぐぅ!」
「………………や、やめたげてよぅ~~~~」
「見境のない性犯罪者は処分すべきだ。布仏さん。御印は何をして、そういうことになった?」
「…………ええっとぉ~~」
本音は手をばたつかせるマキをチラチア見た。
「言ったらこの犯罪者は、ひとまず殺さない」
「そ、それはね~~~~」
本音は昨晩のことを思い出しながら口を開いた。
「アメ玉を食べたら、気持ちよくなっちゃって~~~~したくて、したくて、しなきゃ、しなきゃだめだってなって、火照ってきて胸が苦しくって、心臓が止まっちゃう! みたいな感じになったんだよ。で、マッキマキが何でも言うことを聞いたら鎮めてあげるって言うから。うん、って言ったら、そしたら、気持ちよくなってきて……………………」
「死ねよ」「ふぐぐぐっ! ふぐぅ! ふぐっふぐっふぐぅうう!!」
鷺ノ宮が力をこめる。マキをにらみつけ、怖い顔になった。
「
マキが首を縦に振るのを見届け、手を離す。そして、本音に向かって頭を下げた。本音は目を瞬かせて、ぽかんとしている。
「布仏さん。
「えっ…………、どういうこと~~?」
「布仏さんを誘い、陥穽に落とした。頭のなかの欲望、特にセックスがしてみたい、という思いを増幅させた。そして、一度そうなったら、現在のところ、元に戻す術がない。本当に申し訳ない」
「セッ………………元にって?」
「こういうことだ」
鷺ノ宮は
「この片瞳は元に戻らない。半年前、
「え…………ってことは、シタ、の…………?」
「した記憶はない。だが、気を失っている間に
鷺ノ宮は片瞳を閉じる。再び開けると、濁りは消えていた。
「き、消えてる。どうやって?」本音が
「ISの部分展開。違法行為だし、IS持ってないとできないからお勧めはしない」
大きく嘆息したあとで、シャワーブースから出ようとした鷺ノ宮の手首を、マキが掴んで引き留める。
「何出ようとしてくれちゃってるのかなぁーーーー」マキは不機嫌な声を出した。
「用は済んだし。隣のブースで落ち着いてシャワー浴びる」
しれっと言ってカーテンに手をかける。
マキはつれない態度を取る鷺ノ宮にすがりついた。
「あぁあああーーーー。こんなになってるくせに! 何涼しい顔して帰ろうとするのっ!!?」
「…………お、おいっ抱きつくなっ、やめっ」
マキは膝をついて、鷺ノ宮の股の間に手を突っ込む。ISスーツの二重被覆になっているパーツを手早く外し、股間を露わにさせてしまった。恥毛が映えているべき場所は、全て剃られてきれいになっていた。
「バカっ、バカバカっ!!」「こんなに硬くして!!」
マキは反り返った半透明の一物を握る。鷺ノ宮が息を呑む。
「布仏さん。コイツ、真面目に謝りながら、ここをこんなに硬くして興奮してたんだよっ…………布仏さんのおおきなおっぱいをチラチラ見て、興奮してたんだよっ」
「違っ、バスト、ないからっ、少し、うらやましくって…………」
「わかるっ!!」
言いながら、マキは鷺ノ宮の一物をしごいた。慣れぬ刺激に腰砕けになった企業代表が壁に手を突いたのを見計らって、本音の背後に回る。胸部の補強パーツを緩めると、本音の乳房がまろびおちた。
「エッツツツ!??」
乳房がたわわに揺れている。鷺ノ宮の一物がビクリと跳ねた。
「アユムはおっぱい、好きだもんねぇ…………」
言いながら本音に鷺ノ宮の一物を握らせる。「こ、こうだよねっ~~」
「いや、やめるんっ、だっ」
「…………やめてほしくないくせに…………セックスなんかに興味ありません、って顔なのに、下半身はガチガチ。いいよねぇ、帰ったら帰ったで、同じ部屋に、セシリア・オルコットとメイドさん、国津さんまでいるんだもん。みんな、結構、おっぱい、大きいもんねぇ………………こっそり自分で抜く時、どこに隠れて抜いてるの?」
「抜いてなんか……」
「わたしは抜くよ。篠ノ之さんと同室だってわかったとき、うれしかったもん。マドカちゃんはとっても可愛いし。布仏さんはエッチで可愛くて、抱いてるとすんごく幸せになれる。えっちでゆるゆるになった顔を想像しながら抜くの。…………気持ちいいよね」
マキは本音を手招きした。
「このむっつりにエッチの良さを教えるのが使命だと思うんだっ……だからね、布仏さんのおっぱいでコレを挟んで欲しい………………本当はわたしが挟んで欲しいけど、譲る」
「おっぱいで挟む…………? そんなことしたことないよ~~~~」
「膝立ちになって…………」
マキは本音に場所を譲り、後ろに回り込む。
「こうっ!!」
「こう…………??」
マキは乳房で挟みながら、時折、幹を乳首で刺激する。硬くて柔らかい感触に鷺ノ宮が必死に声を漏らすまいと我慢する。
「そう。その調子。挟んで揉みし抱きながら、先端をぱくっと」
本音は半透明の一物に接吻し、口を大きくあけてひと思いにくわえ込んだ。
「…………ふぁい…………はむぅ…………はふぅはふぅ…………」
「くっ………………」
頬をすぼめて吸い込み、ズ、ズ、ズ、といやらしい音を立てる。
コツをつかんだのか身体を揺らしながら、ジュポッジュポッと音を立てる。幹を締め付け、奥までくわえ込んで舌を蠢かせた。
「わたしはこっちを気持ちよくしたげる…………」
マキは鷺ノ宮の背後に回り込むと、尻の谷間に顔を埋めた。舌を出し、本音の乳奉仕と舌技に溺れてヒクヒクと蠢く肛門を唾液で濡らす。完璧に処理された肛門は毛など生えておらず、ピンク色に色づいている。
「綺麗だね…………」
チロチロと舌を這わせ、ヌルッと中へ潜り込む。
「うぁあ、うぁぁぁぁぁあああああああ!!!」
鷺ノ宮が喘ぎ声を出した。キュッと肛門でマキの舌先を締め付けた。緊張が緩むのを待って、舌を蠢かせると、刺激で一物がビクビクと跳ねた。
「面白ぉーい。はふぅはふぅぅっ…………」
「やめ、いやだ、
だが、鷺ノ宮は喘いで悶える。肛門と一物を同時に攻められ、ゾクゾクと快感が脳へと辿り着く。
「セックスなんて興味ないっ、男とも女ともやりたくなんてないんだっ…………うぁぁあああ!!!」
「…………っぷあ、嘘吐けぇ、アナル開発済のくせにっ…………!」
鷺ノ宮の肛門はマキの舌を根元まで難なく受け入れていた。肛門から唾液を垂れ流し、物欲しげに開閉している。マキは手を伸ばし、本音の膣口からトロトロ流れる愛液をすくって指にまとわりつかせた。
自らの一物に愛液を塗りたくり、立ち上がって尻にあてがった。
「挿れるね…………」
腰を押し進めると、ヌルッと抵抗なく入った。
「さっすが開発済ぃ…………アナルセックスが大好きなんだよね…………」
「違うっ!
「ふぁっ!!」
鷺ノ宮の一物が本音の口内で爆ぜた。喉奥に発射された刺激で本音が噎せる。
それでも白濁液を零すまいと必死に飲み込んだ。
「ガチガチ…………硬いままだよぉ~~~~」
「アユムの尻はケツマンコだよ? めちゃくちゃ締め付けてきて、気持ちいもんっ………………」
「…………ンンンッ…………突くなぁ、早く抜けよっ…………」鷺ノ宮がキッと睨みつける。
「何で? 抜いたら気持ちよくないじゃんかぁ…………こんなにヌルヌルしてて、…………はぁぁああ、もっと早くに襲っておけばよかったぁ…………」
「その考えが、…………あっ、犯罪者ぁ…………え? 前、布仏さん!! 口を離して、クッ…………」
「…………ふぁぁ、はむぅ…………はふぅ、カチカチ硬くて、こういうの、好きぃ…………」
本音はためらいなく亀頭をのみこむ。
口を離し、潤んだ瞳で整った顔を見上げ、ニッと笑ってみせる。
「ピクピクゥってなってて、生きてるみたい…………いいなぁ、気持ちよさそうだもんっ…………」本音は羨望の視線を一物に送り、パクッとくわえ込んだ。
「…………やっぱり、布仏さんも欲しいよね、コレ、感覚が子宮と繋がってて、挿れるとオマンコの奥が、きゅんきゅんするんだよぉ…………、
マキは鷺ノ宮の腰をがっちりつかみ、音が鳴るほど乱暴に動き始める。本音が舌奉仕するのも構わなかった。鷺ノ宮の一物が本音の喉を蹂躙していく。
「ふぅぅぅ……っ……、ふぅぅぅ……っ……」鷺ノ宮は自ら口を手で塞いで声を我慢する。
「………………うぐぅ…………うぐっ、んんんんっ………………」
「アユムのケツマンコ、気ん持ちぃいいいいいい!!
「…………やだ、やだ、いやだ、…………!」
「きゅんきゅんしてるよね! きゅんきゅんって、だってさぁ、アユムのソレの感覚、わたしも感じてるもんっ! アユムも気づいているよねっ! わたしがケツマンコに入れてる感覚が!!! 布仏さんのノドマンコにズボズボしてるくせに、嫌だなんて言うなんて!! …………そんな悪い子には…………
「やだっ、やだっ、抜いて! 抜けって!!
「わたしも、イクぅううう!! スゴイッイイイイ!! 頭のなか、繋がってて、コレ、イイイイイ!!」
「…………!!?」
鷺ノ宮が放出した白濁液は、本音の喉奥から食道へと直接流しこまれた。本音は逃げ道がなく、涙目になって受け入れるしかなかった。
電撃のように全身の神経を駆け巡る快感に、鷺ノ宮は内腿をヒクヒク震わせた。微かな喘ぎ声を漏らしながら、膣口からも愛液を滴らせる。一歩退き、膝を屈しそうになるのを耐えている。
「あ…………」
マキが腰を引いて射精直後の一物を抜く。先端から粘ついた白濁液が糸を引いていた。
「ケホッ、ケホッ、…………い、多すぎだよぉ~~~~」
噎せる本音に近づく。マキの背中から半透明の紐が実体化し、本音に絡みついた。
「え、何これ、マッキマキ…………?」
本音の四肢と腰に紐がからみつき、宙に持ち上げられた。
突き出された股間に触れ、被覆パーツを取り外す。
「とろっとろぉ…………布仏さんのここっ…………感じまくりだぁ」
「マッキマキ、怖いよぉ、私ぃ宙に浮いてる~~~~」
「大丈夫だよ。この紐、丈夫だからぁ。入れるねっ」
「え!? う、うん、ぅにゃあぁあぁあああ!!」
本音の
マキは全身を締め付けられる快感に酔いしれながら、チラリと後ろを一瞥する。
「え?」「……え?」
時間が止まったようだった。カーテンの向こうに、セシリア・オルコットが立っていたのだ。
セシリアがニコリと笑みを浮かべる。
「鷺ノ宮アユムさん、ですわね」
「………………あ、あぁ」答えながら、鷺ノ宮は股間の被覆パーツを元に戻す。
「ずっと挨拶をしなければ、と思っていましたの」
「挨拶?」
「ブリスベンを本拠地とする軍用機メーカー・《
「ぁあ、…………英国の軍産複合体《ALCOTT》の次期社長、セシリア・オルコット。死の商人という背景よりも、メディアは容姿をもてはやす傾向にあるようだが。《ALCOTT》製無線誘導兵器を搭載した、ブルー・ティアーズのテストパイロット」
「明日、アリーナの使用申請を出していますの。お互いの安全のために、声を掛け合うべきでしょう? 格納庫であなたたちを見かけて、追いかけましたの」
「声をかけるなら、もう少し後のほうが、よかったかな」
「ですわね。まさか、鷺ノ宮さんが、お友達と3Pしていたなんて、想像だにしていませんでした。最高のISパイロットは女性に手を出すのも最高にお早いのですね」
「…………いくつか、誤解があるようだが」
セシリアが首を傾げた。
「誤解? あらあら、隠そうとしているのですわね。大丈夫です。わたくし、口が固いですから」
「だが、商人だ」
「いえいえ、むしろ、わたくしが、お邪魔しているみたいなので、退散しますわ」
「え…………?」鷺ノ宮が後ろを振り返った。
マキが視線を気にせず、激しく腰を振っていた。声を殺しているようだが、温水と愛液と白濁液で本音の膣のなかはぐちゃぐちゃになっている。
舌を絡め合って熱烈に情を交わしていたのだ。
「あああ…………」鷺ノ宮が呆れて口を開閉させた。
「すぐ他に人が来ますわ。続きは部屋でしっぽりねっとりやってください。それでは、ごきげんよう」
セシリアは空いているシャワーブースに入っていく。
マキは鷺ノ宮の視線の意図を理解して、本音から身体を離した。ポタポタ、と本音の膣から白濁液が零れ落ちた。
次話、『セシリア・オルコット《9》』投稿まで少々お待ちください。