亡国機業は壊滅しました。 作:張三李四
「時間がない。どんどんいくぞ」
箒はゴム手袋をはめた手で熱く滾り、急角度にそそり立った一夏の一物を握った。
「っ………………!!」一夏が息を呑む。
箒は一夏の耳許に顔を寄せ、
「
と、小声で告げた。フォルテの華奢な手が陰嚢に触れ、医療用ローションのチューブを握りしめる。
「つ、冷たっ」
トロリ、とローションが絞り出され、亀頭の上に乗った。
箒はフォルテと一緒に手を動かす。医療用ローションは粘つきが少ないものの、潤滑液の代わりに使われるためか、グチュ、グチュ、と
「ぁ、ぁ、ぁうううう…………」
一夏は歯を食いしばり、声を出すまいと踏ん張る。自慰の時はだいたい素手だ。千冬が帰ってこない夜を狙ってコンドームをつけて自慰をいたすものの、ローションを使ったことがなかった。
未経験の感覚に腰砕けになりそうだった。しかも、美しく成長した幼なじみとその先輩に弄ばれている。フォルテ・サファイアとはほとんど喋ったことはないが、小柄で華奢な体つきはどこか守ってあげたくなる。しかし、今の一夏は喘ぎ声を我慢するのに必死で余裕がなかった。
「だめだめ、力を抜けって」
今度は臀部から声がした。ゴム特有のパチっとした響き。医療用ローションのぬめっとした感覚が身体の中心を貫く。
「う、あ、…………そ、そっちはぁ…………」
「そっちって、どこだよ」嘲笑するような物言いに、一夏は惨めったらしく泣きたくなる。
ダリルの奔放の指先が菊門の周囲をなぞっている。ゴムの感触がすべすべしていて、気持ち悪さ以上に、背筋を駆け抜ける謎の感覚に戸惑った。かたや、前の方は、箒とフォルテがゴシゴシ、と手でしごいている。
「ゴム手袋をくれ。できれば二重三重に重ねて欲しい」
箒はティナから受け取り、重ねたゴム手袋のなかに別の医療用ローションを垂らす。ラベルに温熱タイプと書かれており、箒は内部に行き渡るように揉み込み、温かくなってきたところで一夏の一物にかぶせた。
「ほうき、うううっ!」
一夏が涎を垂らしながら仰け反った。
「出ちまうううううう………………」
耳を疑うほど情けない声だった。下半身の熱が一気に抜けていくような感覚で、亀頭に少し痛みを覚えた。
フォルテがあわてて根元を押さえつけたが、間に合わなかった。
ブルルルッ、と一夏の腰が跳ねる。亀頭が一瞬膨らんだかと思えば、勢いよく精液が放出されていた。
力が抜け、床に膝を突く。
「あーあ………………出ちゃったっすね」
フォルテが、スゴイ量、とゴム手袋をのぞき込んで呟いた。
一夏は膝を突いたまま放心状態にあったが、突然背中を押された。
「痛ッ」
結束バンドで拘束されていたがために顔から床に倒れ込んでしまった。顔面をしたたかに打って呻く。アイマスクで視界を奪われているため実感がわかなかったが、一夏は尻を突き出す形で四つん這いになっていた。
「次はオレ様が責める番な!!」
ダリルが嬉々としながら言い放つ。股間に腕を差し込まれ、股を開かされる。亀頭から射精した残り汁が床にこぼれ落ちた。一夏は身動きできず、荒い息をついている。呼吸のたびに菊門がヒクヒクと蠢き、嫌な予感が的中した。
「ぅううあぁぁあああ!!!」
ダリルの人差し指が菊門のなかに、つるっと潜り込んだ。第一関節までであったが、一夏にとっては衝撃的な出来事だ。
「はぁ…………助けっ…………はぁ…………箒ぃ…………助け」
ヌプ、ヌプ、ヌプ、と括約筋をほぐすようにゆっくりと指が動く。
「気持ち…………悪いんだ…………はやく、抜いてっ」
「…………その割には抵抗しないよなァ。尻なんか突き出して、みんな見てるぜ? ケツが美味しそうにオレ様の指を食べてる。ほーんとに、エッロッ!」
箒が紙袋から褐色の瓶を取り出し、蓋を開けてスポイトで液体を吸入する。一夏の菊門に垂らした。
「な、なに! 今、なにを!!」
「力が抜けて気持ちよーくなるお薬を練り込んでやりまちゅよー」
ダリルが雫を零さないよう体内に押しこんでいく。先ほどの液体が直腸からダイレクトに吸収されていった。
「ふぅううぅぅう、あ、あぁあ、ぁ…………痛っ、イタタタ!!」
「織斑くん。すごいっすよ。さっきあんなに出したのにもう復活したっすね」フォルテが興奮したように屹立して硬直した一物をのぞき込む。
股間にフォルテの細腕が差し込まれ、片手で根元を握った。
フォルテは手早くコンドームを装着させる。十分か、二十分か、ずっと菊門をほぐされて、一夏は無言で呻くばかりだった。
「どんな具合ですか、先輩」
箒が一夏の菊門の状況を確かめる。ダリルがニヤニヤ笑いながら、人差し指の第一関節をスポスポと前後させる。
「うぅっ、ううーー、ううぅううう…………」
「痛くはないっぽいぜ」
「わかりました。次は私の番ですね」
「………………ぇ、ば、ん、…………番って…………」一夏が身じろぎする。
箒は《
箒はダリルに場所を譲り受け、片手を一夏の尻に置いた。
「ううう、箒…………もう、やめてぐれぇえええ…………これ、以上はぁ…………これ以上はぁあああ」
箒は呼びかけに応じず、起動キーの位置制御に神経を集中させた。
「もうちょい下、その辺」
ダリルは《
最後の抵抗を試みる一夏だったが、息が続かず、括約筋を緩めてしまった。
箒が腰を入れた。
「ア」
箒は起動キーのセンサー越しに、一夏の神経に何が起こったかを感じ取った。起動キーの先端が正確に前立腺を捉え、極めて微細な振動を与えていた。
「アアァアア…………ぁあああああ、ああ、あああううううう…………!」
「んんんっ…………ぁ、ううん…………」
一夏は自分の声が信じられなかった。下半身にジワーッと快楽が拡がっている。
しかも、一夏自身を貫いているのは、ほかでもない幼なじみの箒だった。
「一夏、気持ちいいか?」
「き、き、きもち、よくなんか、かかか」
箒はどこか弾んだ声を出していた。箒自身、よくわかっていなかったが、かつて求めてやまなかった一夏が、犬のように服従し、尻穴を自由に蹂躙させられていると状況に、どうしようもく興奮していた。征服感と言うべきか、腰を動かすたびに一夏が小さく喘ぎ声を出すのが面白かった。
「ぁう…………うんっ、………………ぁん…………ちがっ、ちがっ…………ぅん…………」
一夏が起動キーを排出しようと力を込めてくる。だが、起動キーの動きは通常の物理法則とは異なるがために、箒にローションと締め付け、腰の動きによる心地よい摩擦を与えるにすぎなかった。しかも、その摩擦は前立腺への刺激となってしまい、かえって一夏は忍び寄る快楽にいとも簡単に捉えられてしまった。
「ううっ、女、みたいにっ!!!」
「…………そうだ! 女だ! 男だって女になれるんだっ! 一夏は私の
「ぅぅうう……………………で、出る、また、出るっ、女みたいに、イク、イク、イクッ!」
一夏は背筋を波打たせながらコンドームのなかに射精していた。起動キーの刺激で亀頭から漏れ出していた液体と混ざっていく。
箒が腰を離すと、一夏はそのまま床に寝転んで横になってしまった。結束バンドを外され自由になっても抵抗する気力はなかった。
「うぅっ」
起動キーの形にされてしまった
「箒…………肩を貸してくれ」
清掃を終えて、剣道場を後にする。出口で靴を履き替えていると、ちょうど剣道部員とすれ違った。
「篠ノ之さん。織斑くん大丈夫?」四十院神楽が心配した表情で声をかけてきた。
「大丈夫、疲れているだけだ。少々頑張らせすぎてしまった気がする」
「早く休ませてあげなよ」
「…………ああ、ありがとう」
「じゃね。近いうちに部活、ちゃんと来てよ」
「もちろん、そのうち、な」
次話、『織斑一夏と箒《7》』投稿まで少々お待ちください。